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王と私
 時代劇・歴史モノ

王と私 ノーカット版~(#61~最終話) 実に有意義な再視聴でした

王と私~ようやく最終回まで見終わりました。ここに来てつくづく思ったのは、

やはり燕山君は紛れもない暴君だった

と言う事でした。日本でのカット版制作者側があの「良い子燕山君」のシーンを沢山カットしてしまった気持ちが理解できるほど、それはそれはひどい暴君ぶりでした。この暴政はカット版でも十分に描かれていたような記憶もあるんですが、たぶん、妄想好きなおばさんは、ユン氏を廃位に追い込んだインス大妃への怒りが凄まじかったため(笑)、ついつい燕山君に同情してしまったのでしょう。


でも今回は違いました。あれでは廃位され殺されても当然だ~心からそう思いました。何十、何百、何千という人間を殺した燕山君の前回の言い訳を思い出すと心の中が怒りでいっぱいになるほどです


増えすぎた功臣を整理し、その財を没収して太平の世を築くため


ところが、その没収した財は、民に還元される事無く、自分の遊興費に使われてしまうのです。この暴挙を正そうとした者が次々と殺されてしまうのでは、これは暴君以外の何者でもありません。


何も言ってはならぬという証の慎言牌シノンペを首からぶら下げ、頭には「忠」の文字を書かれてただ突っ立っている官僚たちに対し、主君を聖君にしようと立ち上がったチョソン、そして内侍たちもまた、むごたらしく皆殺しにされてしまいました


チョソンにいたっては、自分から「ジェホン王妃を慕って内侍になった」と告白したばかりに、母を侮辱した大逆罪と決め付けられ、キム・チョソン(金処善)という名前は全ての記録から消し去られ、処という文字さえ使用を禁じられてしまった上に、今では実家となった内侍院まで取り壊され、沼地にされてしまいました


あそこでこれを止めようとしたケドチが無事で本当によかった。内侍の故郷を壊させない~いくらそう頑張ったところで、肝心の内侍たちがほとんど死んでしまったのですから。


どんなに忠心を尽くそうと、この暴君にその誠意が届くことはありませんでした。チョソンが墓守で留守をしていた際、ジャウォンにそそのかされて暴政に走り出した燕山君を止めようとした、あのチョソンの仲間たちの忠言にも耳を貸さず、彼らのあらを捜し出して拷問した燕山君。これを止めようとしたヤン尚薬もまたひどく打ち据えられてしまいましたっけ。


ヤン尚薬あらためヤン尚膳は、でも随分成長しましたね。自分は王の影であり手足である内侍だという、まあ彼なりの信念だったのかもしれないけれど、ずっと表立った行動を控えていた(そのくせ批判だけはいっちょまえだった)この人が、チョソンや若い内侍たちの忠心に触れて、実際に自分の手を汚す=矢面に立つことを覚えたのはなかなか感心だったと思います。あんな年配の方にえらそーですけど、年を取れば取るほど、自分を変えるのは難しいものですから。


そんなヤン尚膳に対し、内侍としての生き方が一貫していたのはチギョムでしょう。今にして思えば、あの時チギョムが睿宗(イェジョン)を殺さなければ、イェジョンもまた暴君として名を残すことになったのではないかしら。ついでに言うなら、どうしてあの時チギョムは燕山君を殺せなかったのかな~。自分が「国を憂える忠臣」ではなく、単なる王の影でしかないと、こちらはヤン尚膳と逆に進んだ(後退した?)という設定も興味深かったです


そしてチョソン。彼は本当に幸せだったのだろうか?


ソファへの思慕を捨てきれず、自ら男根を切ってまで内侍となったチョソン。ソファ~ユン氏が死ぬ直前にその思いを打ち明けて、これを受け入れてもらったことで、彼の人生はもうひととおり終わりを告げていたのかもしれません。あの、未だにく○いまいましい成宗とは違い、そう何度も

「生涯の思い人」

など作れなかった真心の人=チョソンは、ソファの遺言があったからこそ生きていられた。王子を頼む~私の代わりに、私に尽くしてくれたように王子を守ってほしい。その言葉だけが彼を生かしていたのかもしれません。


それが、もう手のつけられない暴君と化した燕山君の姿に、己の限界を感じてこの世への未練が無くなった~殺されることを覚悟で、自分が守りきれなかった王子=燕山君のその手で、自らを処刑させたのかもしれません。最後まで、三能三無の内侍として、自分の屍を見た燕山君が、万が一にも目覚めてくれることを期待して。


だからこそ、燕山君が流刑になった際、チョソンは幼い王子とともに現れたのでしょう。母を失った悲しみは抱いていても、まだ優しさや賢さを失っていなかった頃の王子とともに


燕山君がチョソンを切り殺した後、チョソンは何度も燕山君の夢(幻想)に現われているのです。その時は、燕山君自身に向かって何度も忠言を発していました。でも最後は違った。あれだけ優しかったチョソンなら、ひとり孤独に流された燕山君に、優しい言葉のひとつぐらいかけてもよさそうなのに、そうではなくてキリリと厳しいまでの「忠臣」としてのまなざしを残して終わっていたのがとても印象的でしたこれこそ燕山君が暴君だった証だと思います


またこちらもちょっと興味のあった金子猿(キム・ジャウォン)ですが、いざ終わってみるとどうでもよい存在でした。同情もしないけど、特に責める気にもならない。あんな諌言をまともに受け取り、狂って行った燕山君の心が弱すぎた~今となったはそう申すほかはありません。


いみじくも燕山君自身が言っていたように、ユン氏亡き後、本当に燕山君のためを思い、甘やかすだけではなく、時には厳しく育ててくれる、真の愛情を持った「母」がいてくれればよかったのですけれどね。それもまあ、実母が父の命によって殺されたという事実がある限り、そんな存在があっても結局は無意味だったことでしょう。


諸悪の根源はインス大妃以外の何者でもない。この印象は、最後の最後までまったく変わることはありませんでした。


燕山君は暴君。そしてその暴君を生んだのはインス大妃。そして、その流の大元を作ったのは癸酉靖難~実の甥を殺してまで王位を奪った世祖=首陽大君。どんな大義名分をこしらえようと、玉座を得るために流されたこそが、長い年月を経て燕山君を生んだのだ。おばさんにはそんな風に思えました。そしてこの感想は、ノーカット版を見たからこそ感じられたものでありましょう。


しっとりとした良いシーンもありましたし、こうした新しい発見もあって実に有意義な視聴でした。でも疲れた~。当分、王朝モノは見なくて良さそうです~


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王と私
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王と私 ノーカット版~(#55~60) 丸ごとカットされた燕山君の真意

王と私ももうかなりの終盤となりました。ここまで見てきてとても残念に思ったのは、このドラマのカット版では燕山君の真意がまったくもって描かれていなかったということです


おばさんが記憶している限りでは、以前BS日テレで放送された「王と私」の燕山君は、世間一般のイメージどおり~ただの暴君でした:


母の死の真相を知るまではずっと良い子でいたはずが、それを知ってからは一変母の無念を晴らすため、誰もが恐れる暴君となってしまった。


でも、本当は違っていたようです。とは言えあくまでもドラマの上での話ですが、実際の(このドラマでの)燕山君は、この母「廃妃ユン氏」の死を一種の「隠れ蓑」(免罪符)として朝廷や王室を黙らせ、甥の端宗を王の座から引きずりおろして自らが王位に就いた首陽大君=世祖に倣おうとしていたのです。


誰からの干渉も受けない絶対君主

になれば、自分の生涯の思い人を殺すことも無かった。父=成宗が母を死に至らしめたのは、愛が無かったのではなく「弱い君主だったからだと、燕山君は考えていたようです。


母を死に追いやった高官たちを処刑し、既に死んだ者についてはその遺体を掘り出してまでその罪を償わせ、家門を断絶させて彼らの財産(功臣田)を没収したのは、逼迫した王室の財政を立て直したかったからなのだそうです。


世祖以来急激に増えた功臣を減らしたかった~これは、この後の中宗(晋城大君)の時代でも頭痛の種だったようですものね。


そしてそれは決してあの「血反吐のついたチマチョゴリ」を見たからではなく、幼い頃からずっと心に誓ってきたことなのです。


ちょうど同じ時代を扱った王と妃でも、燕山君は、母のように陥れられることの無い様、ずっと周囲に気を使って生きていたことが描かれていましたが、この王と私では、まるでそんなことは無く、単に

「良い子の燕山君」

のように打ち出されていました。まあ実際には良い子だったんですけどね、それが実は、己の野望を押し殺すための「仮面」だったということが、ここにきて明らかになったのです。


そしてその燕山君の意志は、チョソンにも、そしてチギョムにも伝わっていました。だからこそふたりとも~チギョムは再度「新しい世」の誕生を念頭に置きながらも~最初はこの暴君振りをじっと見守っていたのです。燕山君が、いつか自分で目指す世祖のような

「絶対君主

となった時、また元のような穏やかで優しい王に戻ってくれるはず~特にチョソンはそう信じていたのですけど、いくら強い意志の持ち主でも、やはり一度己の手で

「血

を流してしまうと、その恐怖と罪悪感で、より多くの血を求めようとしてしまうというケドチの言葉が正しいようです。


母を死に追いやった大王大妃(インス)がこよなく慕っていた世祖を引き合いに出しさえすれば、祖母もいつかは自分を認めてくれるだろうと思っていたのに、祖母はいつまで経っても

「憎い廃妃の息子

としてしか自分を見てはくれなかった。甥を殺して王座に就いた世祖と、母を見殺しにした悪人どもを成敗している自分の、いったいどこが違うのだ??


このインス大妃との関係も、燕山君を追い詰めていったに違いありません。


官僚が書き残した「史草」を王が見てはならぬと厳しく咎めたインス大妃が、こと「世祖」に関する記述=甥を殺した暴君には大いに異を唱え、それを書き記した官僚を断罪することを止めなかったのも大笑いでした。この人の偽善はここに極まれり~な感じでざ○あみろでした


と、まあこの辺のところがほぼ全てカットされていた訳です。これでは作品の印象がまるで違っちゃいませんか~? インス大妃との兼ね合いもあるのだから、この「世祖」というキーワードはカットしちゃあかんでしょ、やっぱ単なる恋愛ドラマになっちまうもの(-_-;)


そんな王と私も、もう残すところはあと3話となりました。


燕山君だけでなく、チギョムや金子猿(ジャウォン)の本心などももう少し深く考えてみたい所なので、最終回まで見終わったらまたひとしきり語らせていただくことになると思います。これも、最後まで我慢したかったけど、どうにも腹の虫が納まらず、途中で語っちゃいました。来週の月曜日に配信される最終回が今からう~んと待ち遠しいです今日も見るのが楽しみで~す(^^♪


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王と私 ノーカット版~54話~燕山君はこんなに良い子だったのです

王と私も引き続き順調に視聴を続けております。いたましくもユン氏が賜死となり、ソファの最期を看取ったチョソンの心情が悲しくて、またしてもボロボロと泣いてしまったおばさんではありましたが、その辺の感想は、以前カット版を見た時とほとんど変わらなかったので、何も語らずにおりましたのです


でもこの54話に来て、立派に成長した王子(ワンジャ)・燕山君が、母の死の真相を知る前はあんなにも素晴らしい人物に描かれていたのがほぼ丸ごとカットされていたのがもったいなくて、どうしても語らずにはいられなくなりました。


まあもちろんカット版でも片鱗は見えていましたから、妄想好きなおばさんにはそれでも十分だったのですけどね、気の毒な燕山君のために、ひとこと叫んでおきたかったのです。本当はこんなに良い子だったんだよ~って(笑)。


まず1つめ~ここだけはカット版にもありましたが、勉強の後、女官たちと「気を紛らわせていた」燕山君が、あの鬼婆ならぬインス大妃に叱責を受けたため、キム・ジャウォン(内侍)が燕山君を街に繰り出すシーンです。妓坊を訪ねてみましょう


~カット版では、いかにも遊び人=若き日の成宗のように思えたシーンですが、実際にはそうではなかったことがわかります。成宗なんかよりずっとマジメな子どもだったのですヨ


ところが街を歩いていた燕山君には、妓生と遊ぶことよりも、気にかかる光景が目に飛び込んできます。雪がちらつく中、腹をすかせて苦しんでいるたくさんの貧しい民たちの姿です。


中でも泣きやまぬ赤ん坊をあやしながら困り果てた老婆には自分の着ていた厚手の上着を与え、ジャウォンに銀貨を恵むよう指示する燕山君。そんな燕山君の心情が理解できないジャウォン。


その後、成宗が倒れたという報告を耳にした燕山君は、ただちに宮殿に取って返して、妻と二人で父を見舞いました。おお、世子妃(シン氏)はトンイの仁顕王妃の女優さん(パク・ハソン)だったのですね


すっかりやつれた父を心配した燕山君は、薬坊へ行き、成宗の薬を煎じていたチョソンに代わって、自分がこれを行うと申し出ます。父上のために何かして差し上げたいのだ


その後も外に座り込んで父の回復を願う燕山君なのです。これまでの不孝をお詫びしたい~こんな親孝行な息子は他にいませんのに


実際に成宗が亡くなった後も、偉大な功績を残した(?)父のために水陸斉という仏教の儀式を挙げたいと、王として初めて命を下したにも関わらず、朝廷にこれを反対された燕山君は、それでも自棄になることなく、ではその代わりに実録の編修を急ぐよう命じるという、実に寛大で聡明な王だったようでございます。


父に尽くしてくれた側室だから私には母も同様だと、本来は憎き仇のチョン氏とオム氏を「貴人」に取り立てるなんてね


でも、このような賢人ぶりがあってこそ、その後の豹変が活きると言うものですもの


歴史に、しかもドラマでたらればを言ってみても始まらないのですが、あそこで成宗が死ななければ、もしくは、その墓守にチョソンではなく他のものが出向いていたら、燕山君の暴走を止めることができたのに~と悔やまれてなりません。


チョソンに真相が知られ、オ尚宮にも自害されたチギョムは、この10年間ずっと奉仕活動に励んでいたようですが、今ではすっかり世捨て人のような風情でもって、燕山君にソファの死の真相(とはまだまだ言えませんけど)を話した上に、これからは宮廷に血の嵐が吹くだろうなどと涼しい顔で語っていましたしいっそアンタが墓守を代わらんかっ!。いずれ分かるとは言え、チョソンが帰ってくるまで待てなかったかな~まったく余計なことをしてくれたものですよ


さて、おばさんとしての今後の見どころは、あのキム・ジャウォンです。幼い頃から「殿下」への忠誠を誓い~病と聞けば熱心にその回復を願い、水溜りがあればその上に寝転んで王子の足元を確保するという姿を見せつけてきたジャウォンが、いったいなぜ、燕山君を狂気へと駆り立てるようなマネをしたのか


あれはあの者なりの「王への忠義」だったのか、それとも何か他に理由があったのか~前回カット版を見た限りでは、この辺がさっぱり分からなかったのですよ。ア○ちゃうか~とイライラさせられただけで。


今回はその辺に的を絞って視聴を続けていきたいと思います。続きもとっても楽しみですでもますますイライラしそう~(>_<)


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王と私(#43~50) この怒りを静めるためにあれこれ妄想してみました

王と私~前回42話まで語って黙り込んでいたおばさんですが、視聴の方は相変わらず順調に続けています。語らなかったのは、前回と感想が全く変わっておらず、相変わらず「インス大妃憎しっ!コイツだけは絶対に許したくない!の姿勢をとり続けているからです。も~アノ人が出てくると、パソコンぶち壊したくなっちゃう


でも、せっかく2度目の視聴ですし~ということで、ただ怒っているだけではなくて、ちょいとだけ冷静になって登場人物についての考察などを試みてみました。特にこのドラマでは比較すると面白い人物がいることに気づき、それを考えて、なんとか「怒り」を静めている今日この頃なのです。とは言え、そんな大した話ではないのですけど


いつも寝る前にこれを見ているので、どうにも寝心地良くないんですの。ど~してこのドラマ、というか多くの韓ドラは、こう人間の愚かな点、醜悪な点をえぐりださずにはいられないのでしょう。ま、最近はその手のドラマは極力見ないようにしていますけど、これは、多分カットされていたであろうあの復讐シーンを見るまではやめられません


~王と妃(カット版)でも、肝心のシーンはなかったのですよ。でも確かに彼はそうしたはずなので、この雰囲気だとこのドラマなら必ず見せてくれたのではないか~と期待しているところなのです


まずは、今もっとも腹立たしいインス大妃


も~(少なくともこのドラマに描かれた)この人は絶対賢くない!というのがおばさんの結論です。


だってですね、ソファの部屋から砒霜が発見された時もそうですが、これが抜き打ち検査ならともかく、あらかじめ「調査」を申し渡していたのに、この人がそれほど「ずる賢い」と考えているソファが、簡単に文箱の中になど、毒を隠しておくと思います??しかも、わざわざチョソンを指名しているというのにですヨ??


どう考えても、これは誰かにはめられた~と考えるのがミステリーの常道です。否、ミステリーなんか知らなくても「賢さ」か「優しさ」があれば、すぐに見当がつくはずです


実際に朝鮮でも後世に伝えられていたように、結局この人は、自分の息子を奪った「嫁」が憎くてたまらなかったのです。奇しくも自分で語ったように


「妬みを持った女はどんな邪悪なことでもやってのける


この人は~もし本当に賢いとしたならですよ~どう見ても罪のない人間を罪に陥れるという「邪悪」な罪を犯しました。少し考えれば分かる理屈を、嫁への恨みから見ないフリを装ったのです


また、廃位されたソファを処刑することになった時も同様です。


万が一、ソファが自分を追放した王室に恨みを抱いたとしても、世子~後に国の王となる王子の母を処刑などできないと、大王大妃や成宗はそう主張したのに、この人はそれに対してこんな反論をしていました。


嫡流を王に据える事でこの国の基盤を磐石なものにしたい


も~成宗こそ傍系ではありませぬかそんな詭弁に騙されるもんかっ!端宗という直系の王をその座から引きずりおろした首陽大君~世祖の長男の嫁の次男ですよね~成宗って


まあこの辺は叔母さんの解釈が違っているのかも知れないけど、今の王子(後の燕山君)を王にすることと、ソファを殺すことは、絶対にイコールでは結ばれない関係ですよ。単にここは、

王室が朝廷に馬鹿にされている証

以外の何物でもありません。それが分かっていながら、憎い嫁を殺すために朝廷と手を組んだのであれば相当の嫁イビリの鬼婆ですが、もしそうでないのであれば、やっぱりただの浅はかな女としかおばさんには思えません。


元々この廃妃ユン氏は、歴史上も「悪女」と呼ばれた人物だそうです。このドラマはその点「異色」とされていて、

「もしユン氏が善人で、悪女のインス大妃に陥れられたとしたら?」

という前提のもとで書かれているわけですが、それにしても、名だたる偉人?だったはずのインス大妃がこうも阿○に描かれているのは解せませんから、やはり、これは

「何もかも承知の上で、その姦計に乗った」

と解釈するほうが妥当なのではないでしょうか。あの女優さんでは無表情すぎて、その辺はまったく読めないんですけど、王と妃のほうは、いかにもそんな感じでしたね


また、ついに「生涯の思い人」をふたりとも死に追いやった成宗ですが、も~こちらもお話にならない体たらくです。それに加えてあのチギョムの詭弁は何でしょうね?


「廃妃を信頼していれば、廃妃もまた殿下の決断を受け入れることでしょう」


も~ここはチャンチャラおかしくて、お臍でお湯が沸かせそうでした。この勝手な男の理屈は、あの、誰にも真に愛されたことのない、世にも可哀相なオウルドンには通用しても、他に、自分を心から愛してくれる存在(母とチョソン、王子などなど)のいるソファには、全く通じない、弱い男の泣き言にしか聞こえません


そう、せめてもの救いは、チョソンが、自分の心をソファに打ち明けたことですね。男根を切り落としてまで、まさに全身全霊で自分に愛情を注ぎ尽くしてくれた男性が、あんなにも身近にいたと、ソファが知ったこと~というより、改めてこれを確認できたこと


そう、このドラマは、もう嫌気がさすような醜さと同時に、こうした美しさもシッカリ描いているので、観るのを止められないのです


また、このチョソンというキャラについても考えてみました。チョソン自身は、文句なしの忠臣で、心清らかな青年なのは間違いないのですが、このチョソンが、チギョムの「分身」としても描かれているのでは~と思えたのは、この再視聴の最大の収穫だったと思います


ジキルとハイド、カインとアベル~のように、人間なら誰もが己のうちに併せ持つ善と悪。このドラマでは、チギョムの中に存在する善悪を、ハンスとチョソンに分けて描いたのではなかろうかと、最近は思えてなりません。


だからこそ、チギョム以外の前では平然とをつくハンスも、チギョムの前では、これもまた平然と本心を漏らす。なぜなら、自分こそ、チギョムの「影」の部分を代行していることを信じて疑わないからです。チギョムもまた、そんなハンスをどうしても罰することができない。


~ハンスに対してほとんどイライラしないのは、既におばさんから(一人前の)「人間」扱いされていないためです


自分が抱く「理想=三能三無のチョソン」には憧れても、その理想に到達するために、この人の理屈では必ず誰かが手を汚さねばならない。いわゆる汚れ役、鉄砲玉を引き受けているのがハンスだと、チギョムも承知しているのです。グムピョには分かってないみたいだけど、おばさんはお見通しだもんね


「誰よりも、何よりも廃妃の涙が怖い」


この成宗の言葉を受けて、自分ももまたチョソンの自分に向ける眼差しが怖いと言ったチギョムの言葉もまた意味深でした。チギョムの心境はすぐに理解できるとして~チョソンは自分の「憧れ・理想」とする内侍だから、成宗がこう言ったと言うことは、逆に、そんな廃妃を殺すのもまた

「王という絶対的な存在である自分を脅かす唯一無二の存在

を消し去ろうとしたからなのでしょうか? そしてインス大妃もまたこれが分かっていたからこそ、横車を押すようなマネをしてでも、ソファをこの世から葬ろうとしたのでしょうか?そ~なのかも~


いや~まるでミステリーを見ている時のように妄想の世界に入り込んでしまいました


こうなると、悔しさとかイライラは消えてなくなって、なかなか楽しめちゃうんですよね~おばさん的には妄想できるドラマは楽しい~♪


さて、今日はいよいよ「賜死」のシーンです。ここはでも理屈抜きで、チョソンとともにソファの最期を見送らなくては


そしてこの後は、もう10話余りとなった王と私~燕山君が成長して登場する日を指折り数えて待ちたいと思います


また、この怒りで消されてしまいがちなのですが、ポドゥルが内侍院に帰ってきたり、ケドチとウォラが心を通わせあったり~とカット版では何も語られなかった周囲の人びとの様子が伺えるのは何より嬉しいです。でもあのオ尚宮がチギョムの世話になることにしたのは、チョソン同様おばさんもどーかと思っちゃいますよ糟糠の妻を捨てちゃあかんで~。だから最後はああなるんでしょうけれど~とこちらは妙に納得しちゃうんですが


毎日たまったうっぷんと、それを紛らわすための、おばさんの勝手な妄想におつき合いくださいました方々には心よりお礼を申し上げます


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王と私(#38~42)再視聴にしてますます湧き上がる怒りが抑えられん 

王と私~もここに来て怒りが頂点に達しつつあります。さすがに2度目ということで、しかもじんわりと心に残るシーンがカットされていないということもあって、1度目の視聴よりはずっと心穏やかに見続けてきたおばさんではありますが、も~かなり限界です。特に腹立たしいのは、あのインス大妃許したくない~!


前回に引き続き、自分をどこまで抑えられるか疑問が残るところですので、またしても続きにさせていただきまする。これはもう皆様にお目にかけたいというよりは、心に溜まったうっぷんをどこかではらさずにはいられない~という感じなのでござる


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王と私(#18~37) ノーカット版視聴中の雑感を少し?だけ(笑)

王と私~その日の「ノルマ」を書き終えて、さてと一息ついたところでこのドラマを見るのが今では日課となっているおばさんです王と私が面白い。最初は毎日、しかも早送りができないことから、再視聴だしいつまで持つか~と自分でも危ぶんでいたこのGyao視聴ですが、今では土日に見られないのが寂しく思えるほどになっています


今はちょうどあのオウルドンが登場し、ずっと成宗に愛を注いできた王妃が苦しんでいるところです。以下、思いがけず長くなってしまいましたし、いつも以上の駄文につき、早速ここで続きとさせていただきます


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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