2018/06
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「ミステリーその他」のレビュー一覧

がん消滅の罠~完全寛解の謎~ネタバレと感想 キャスティングが豪華で面白かった!

岩木一麻氏原作で第15回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、【がん消滅の罠~完全寛解の謎~】が、唐沢寿明さん主演でドラマ化されました。本来医療ミステリーが大好きで、だからこそかなり辛口なおばさんが見ても、なかなか面白い作品だったと思います。特に途中まではぐいぐいと引き込まれ、本当に楽しく拝見させていただきました。唯一終盤のある点だけがちと不満でしたけど


謎が残されたままのラストだったので、これは続編か連続ドラマ化、はたまた映画化の可能性もあるかもしれませんね


唐沢さんを始め、北大路欣也さん、渡部篤郎さん、及川光博さんにりょうさんなど、キャストもヒジョーに豪華だったので、是非また続きを拝見したいものです


以下簡単なあらすじとネタバレをまとめさせていただきましたがん消滅の罠はなかなか面白かったよ~(^^)/


主人公の夏目典明(唐沢寿明)は元来患者思いの熱血医師だったのに加え、過去に余命宣告をした患者に自殺されてからはますます思いやりのある素晴らしい医師に成長したそうです。患者に余命を宣告する際も、紋切り型の説明ではなく、余命宣告はあくまでも統計であって確定ではないと患者の心に寄り添って説明していたようです


そんな夏目の患者で、やはり余命宣告を受けた末期の肺腺癌患者が、生命保険のリビングニーズ特約により生前給付金を受け取った直後に「完全寛解」するというケースが2例も発生しました


医局では「奇跡」の声が上がるも、夏目は決して奇跡ではない、何か理由があるはずだと意気込みます。その理由が特定できれば多くのガン患者を寛解に導くことができるからです。夏目は、友人で同僚の羽島悠馬(渡部篤郎)とともに、昼夜を問わず、この謎の解明に取り組みました。


が、生命保険会社の見解は異なります。特に夏目の親友、森川雄一(及川光博)の部下、水島瑠璃子(渡辺麻友)は「保険金詐欺」を疑いました。夏目の過去をよく知る森川はきっぱりこれを否定しますが、立場上調査せざるを得ません。


夏目自身も調査に乗り出した矢先、その鍵を握ると思われた患者が何者かに殺されてしまいます。この患者と会う約束をしていた夏目は真っ先に疑われてしまいました


夏目は早速亡くなった患者が口にしていた病院、湾岸医療センターを調べ始めます。完全寛解した患者ふたりのガンが発見されたのもこの湾岸医療センターだったのだそうです。担当医は宇垣玲奈(りょう)という女医ですが、ガードが固く、なかなか尻尾を出しません。


その後、宇垣の上司はかつて夏目と羽島を教えた元教授の西條征士郎(北大路欣也)だったことが判明します。しかも羽島は当時西條の娘の恵梨香と付き合っていたのだそう。


その恵梨香はガンに侵されて亡くなってしまったらしいのですが、羽島は、もしあの時西條が恵梨香にドラッグ・ラグのため未承認だった新薬を用いていたら助かったかもしれない、と西條をひどく恨んでいたのだそうです。でも夏目は西條を恩師と崇め、西條のおかげで今の自分があると感謝していたらしい。


その後夏目は、完全寛解した患者が湾岸医療センターでアレルギー検査を行ったという話から、一つの仮説を導き出しました。宇垣と西條は、患者に免疫抑制剤を使った上で、他人のガンを植え付けたのではないだろうか?しかるべき時に免疫抑制剤の投与を止めることで患者本来の免疫力が働いたため、ガンが自然消滅したのではないか?


そこへ、夏目の妻でフリーライターの紗季(麻生久美子)が、取材のためにこの病院を利用していたことから事態が急転していきます紗季役の麻生さんも感じよかった(^^)/。紗季が取材中に貧血で倒れたという連絡が入り、夏目が急いで湾岸医療センターへ駆けつけると、妊娠中の紗季もまたガンに侵されているというではありませんか?


俺の妻にいったい何をしたんだ!?


以下ネタバレです


黒幕は西條で、夏目が導き出した仮説はほぼ当たっていました。西條は「ガン」を自由自在に操ることで厚労省の役人を脅し、日本の医療界に革命を起こそうとしていたのだそうです。


でも紗季に関しては、西條や宇垣が何をせずとも既に肺腺癌を発症していたそうです。


それでも西條は、夏目が自分達と志をともにしてくれれば完全寛解させてみせると豪語しました。西條は、夏目たちと同期だった西寺直樹(手塚とおる)が研究していたアポトーシス~細胞が自殺するシステム~に目を付け、紗季のガン細胞にアポトーシスが起きるよう仕組んだのだそうです


いや~そんなことが可能になったら、まさに世紀の大発見ですね~


そして冒頭でおばさんが不満に感じたのはここからですドラマや小説はフィクションなのでこの方法が実現可能かどうかはさておき(残念なことに十中八九不可能なのでしょうが)、問題はこの後の夏目の反応でした


あれほどガンの完全寛解は人類を救う!とのたまっていたのを忘れてしまったかのように、夏目はこれで紗季を救うことばかりに終始し、この方法を解明しようとしなかった点がどうにも納得いきませんでした。特に先日「どこにもない国」というドラマを見て、苦しむ同胞を救うことが家族を救うことにもなると命懸けで奔走した主人公にいたく感激したばかりなので尚更です


ま、おばさんの不満はこれぐらいにして、西寺の協力を得た夏目は無事紗季を完全寛解に導き、念願の第一子を授かりました。宇垣との仲間割れで殺されたかに見えた西條は、表舞台から姿を消すための大芝居をうっただけで実際には生きており、引き続き宇垣とともにフィクサーとして暗躍しそうな気配です


西條死亡に関しては、夏目たちも懐疑的だったようですね。西條は夏目と羽島の目の前で刺されたにもかかわらず、発見されたのは血痕のみで遺体はでてこなかったため、森川が、ふたりは体のよい証人にされただけではないかと推理したようです


となるとやはり続編も期待できそうな雰囲気ですよね。それとは別に是非原作も読んでみたいものです



がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

BG~身辺警護人~ネタバレと感想 7~9話(最終回) 殺さなくてもよかったのに

木村拓哉さん主演のドラマ、【BG~身辺警護人~】も最終回まで見終わりました。上川さん演じる村田課長が、実にあっけなく亡くなってしまったのだけが無念でしたが、他はおおむね最後まで楽しく視聴できました


以下簡単なネタバレのあらすじですBGのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


前回のレビューで触れた島崎の元妻(山口智子)を狙っていたのは、彼女の現在の夫の元恋人だったようです。


それはふーんだったんだけど()、問題はその後~その元妻と食事をしに行ったところで、過去に代議士(現在の幹事長)の罪をかぶった元秘書が錯乱して発砲した流れ弾が村田課長を襲い、課長は病院に搬送される途中で亡くなってしまうのです


冷静に考えるなら、オリンピックの時期ということもあって回数も短縮されたこともあるのでしょうが、ここは別に殺さなくてもよかったですよね~実に安易な展開だった(-_-;)。上司の殉職で部下たちの結束がより一層強くなるという展開も悪かないし、決して嫌いじゃないけれど、全9回という短いクールでそれをやるのはちともったいない~安易すぎる気がしました


個人的に上川さんのファンだということもありますが村田課長亡き後、あのチームをだれが引っ張っていくのかというとザッキーこと島崎しかいない訳なんだけど、ちと役不足ですよね~。念のため言っておきますが、役者さんのことじゃなくてキャラクターのことですよ。だから村田課長亡き後は皆いつも彼のデスクを見ながら、その在りし日の号令を思い出していたのでしょうからね


ま、おばさんのボヤキはさておき、代議士の不正を隠すために「不名誉な死」を与えられた課長の名誉を回復するため、皆が各方面に働きかけたくだりはなかなか良かったですよね。最初は立原愛子が、そして最後には~たぶんそうなるとは誰もが期待したことでしょう~落合が、きっちり落とし前を付けてくれました。あの義理堅い落合が昔の「借り」を返さないはずありませんから


政治生命をかけるつもりが落合に助けられた立原愛子は、死んだ気になって総理を目指すことにしたそうです。いや~島崎とのデートにちょっと遅れて来た時の小走りが可愛すぎて思わず笑ってしまいました


同性として、最後の最後まで立原愛子のキャラは物足りなかったけれど、それ以外は皆好感の持てるキャラクターばかりだったので、くどいようですが、あそこで村田課長を殺さずにもう少し続けてほしかったですね~


またいつか、村田課長の回想シーンを交えながらのSPなど放送してくれても良いですね~。あ、くどすぎですね

BG~身辺警護人~ネタバレと感想 5&6話 パシュート並みのチームワーク

木村拓哉さん主演のドラマ、【BG~身辺警護人~】の5話と6話を視聴しました


6話放送の日はちょうどオリンピックで日本女子パシュートが金メダルを取った翌日だったことから、報道ステーションの冒頭では、BGのメンバーも日本女子パシュート同様チームワークができてきたとまとめていました。単純なおばさんも思わずうんうん頷いちまいましたが


余談はさておき、この2話では島崎と村田、そして落合の過去が(たぶん)明らかになりました。以下簡単なネタバレですBGもまずまず楽しいよ~(^^)/


まずは島崎と河野純也(満島真之介)の因縁が明かされました。島崎は、空港で河野が落下事故に巻き込まれた時、河野より先に幼いふたりの子どもを助けてしまったのだそうです。島崎的にはとっさに彼らの方が河野より危険だと判断したからなのでしょう。現に子どもたちは島崎がいなければ死亡していたかもしれませんし、河野は、こう言っては何ですが、足を怪我しただけで済んだのだそうですからね。


とはいえ、海外クラブチームへの移籍を目前に大事な足を怪我したことで、河野は移籍を諦めざるを得なくなり、その後はずっと島崎を恨みながら堕落した生活を送っていたのだそうです。


終いには「犯罪者」になり下がった河野は、再びボディーガードとして働いている島崎に接触し、彼に警護をさせて海外逃亡を図ろうとしますが、島崎は懸命に河野に自首を勧めました。今度は絶対にそばを離れません!


つっぱってひねくれた態度を取っていた河野も、本心では、サッカー人生が終わったのは島崎のせいではないと分かっていたそうです。海外へ行くのが怖くて、足のけがを言い訳にしただけだと認めることができた河野なら、きっとまた立ち直れるに違いありませんね


そして村田は、かつて落合の先輩=SPだったことが分かっています。しかもどうやら落合の失敗をかぶってSPを辞めてしまったようです


村田はかつて丸腰の相手に発砲してしまったと島崎に打ち明けましたが、それは村田じゃなくて落合だったんですよね~きっと。それなのに落合は自分の非を認めず、ましてや村田への恩など微塵も感じていない様子でした。ま、これまた本心は分かりませんが


こうして少しずつメンバーの過去が明かされていく中、命懸けで任務にあたる彼らの結束が固まっていくのがまたええ感じどすな。最初は島崎を嘘つき呼ばわりしていた高梨も真実を知って、ようやく心を開いてくれます。とはいえ素直じゃないのは性格だから仕方なかね


それでも、飲み会の席で「誤差なしと言いながら取った写真は、なんとな~く不吉な予感をもたらしました。そしてその予感はどうやら的中するようなのです~次回、どうやら誰かが犠牲になるような雰囲気(思わせぶり?)でしたよね??


その次回のクライアントは、島崎の元妻の小田切仁美(山口智子)です。これってもしや、ロンバケを意識したキャスティングなんですかね~。おばさんもどっぷりロンバケ世代ですが、ああしてふたりが並んでいてもあんまりピンときませんでしたケド


それはさておき、仁美を狙っているのはいったい誰なのでしょうか。BGもいよいよ終盤ですね。続きもとっても楽しみですね

BG~身辺警護人~ネタバレと感想 1~4話 気軽に見られて楽しい

木村拓哉さん主演のドラマ、【BG~身辺警護人~】も毎週楽しく見ています。ここ数年、刑事もの(刑事じゃないけど)、特に日本のそれにはもうかなり飽きてしまってあまり見る気がしなかったのですけれど、こうして見てみるとそれなりにまずまず楽しいです


以前は「ミステリー=謎解き」にこだわっていたので気軽に見れるドラマは物足りなかったものだけれど、最近はとにかく忙しくてドラマを見る時間すらなかなか取れないため、逆に、時々画面から目を離しても問題なく理解できるドラマの方が気楽で嬉しい。ま、本格ミステリーは、それはそれで釘付けになっちまいますけどね。中途半端なものなら()、むしろこれぐらい「水戸黄門」の方がいい


主人公は、どんなにダサいおっさんに見えてもオールマイティ、正義は必ず勝つBGもなかなか面白いよ~♪!つまりは「ヒーローものとも言えそうですね


それにキャスティングが豪華ですよね~。木村さんもええ感じに年を取ってきて、息子に翻弄される父親を好演していますし、上川さんは相変わらず素敵だし、江口さんの超厭味ったらしいSP=落合もお似合いですし。同性として厚生労働大臣(石田ゆり子さん)にはもう少し頑張ってほしいですが、菜々緒さんはカッコいい


と、いかにも気軽に見ていることがありありな感想で申し訳ありませぬ。でもね~毎回のあらすじを語る、って感じではないんでござるよ。オタクなおばさんが暑苦しく語らなくても、誰でもご覧になればわかるって話で


と辛口はそれぐらいにして、ちょいと気になる点=見どころもあります。木村さん演じる主役の島崎章は、日ノ出警備保障に勤める前は、サッカー界のプリンス=河野( 満島真之介)をガードしていたらしいのです。これはもう今の仕事とは異なり、And I ~~ will always love youボディーガードと言ったらホイットニーでしょ(^^)/なホイットニーのボディーガード並にピリピリしていたらしい


それなのにそれをどうして辞めたのか~その理由が今後の焦点となりそうなのですよね。島崎の同僚の高梨雅也(斎藤工)が、島崎の過去にどうしてあれ程までにこだわるのかはまったく意味不明ですが(他人の過去=古傷は放っておいてあげなさい、テレビ的には気になるところですよね


個人的には言いたくないなら言わんでもええと知らん顔をするところだけれど、実際に河野が島崎の後をつけていたからには、そういう訳にもいかんでしょうからね。


さ~ていったいどんな過去が出てくるのかな~。詳細は分らんけど、落合が島崎の過去を知って、心の中ではう~むとうなりながらも、所詮民間は民間だここは譲れないのよね、きっと、と言い切るシーンが目に浮かぶようですね


あ、すっかりイケズレビューになってしもた。いやいや、結構楽しみにしてるんですよ~ホンマですって続きの放送も楽しみです~♪

大人の土ドラ、「ウツボカズラの夢」がちょいと面白そう♪あらすじと感想(第1話)

久しぶりに「大人の土ドラ」を覗いてみましたウツボカズラの夢のあらすじ行きますよ~(^^)/


というより、いつも一通りは見るんですが、あまりにも毒々しすぎたり生々しかったりするのはちと敬遠していただけなのでござるが、今回のこの「ウツボカズラの夢」は多分ドロドロ系ではあるのだろうけど、その中にもちょいとクスッと笑える要素(ブラックユーモア)が感じられてなかなか面白かったです。この雰囲気は多分、主演の志田未来さんの持つ雰囲気なのかもしれませんね


以下簡単なネタバレのあらすじです。


志田さん演じる斉藤未芙由は、高3の時、母の幸恵(芳本美代子)が入院中だったことからずっと家事に明け暮れたため進路を考える暇もなかったそうです。幸恵はそんな未芙由をこう言って励ましたそう


素直にまっすぐに生きていれば誰かが絶対に助けてくれる


でも未芙由はそんな母の言葉に疑問を抱かずにいられません。なぜならそう言った母こそが、素直にまっすぐに生きてきたのに、誰にも助けてもらえなかったばかりか、父には浮気された挙句、死んですぐにお腹の大きな後妻が家に入ってきたからです


その父親の幸司(春田純一~関口@おんな城主直虎)は、高校を卒業した未芙由に3万円を渡して家を出るよう命じたそうです


が、幸い?なことに、東京に住む幸恵の従妹の鹿島田尚子(大塚寧々)が、幸恵には世話になったからと未芙由を家に呼んでくれました。未芙由はずっと世話になるつもりだったようですが、尚子からは1ヵ月ほど滞在するつもりかと言われて愕然としますここを追い出されたらもう行くところがないのに!


困った未芙由は、あまり家事に興味がないらしい尚子に、自分が家事を担当する、と申し出ました。働くことで自分が必要とされれば家を追い出されずに済むと思ったのです。


無邪気な尚子はすっかり喜んで早速未芙由に家事一切を任せましたが、これを、同じ敷地の二世帯住宅に住む姑の久子(松原智恵子)に反対されてしまいます。他人が同じ家にいるのは嫌だというのです。


母を怒らせたくない尚子の夫、雄太郎(羽場裕一)は即、未芙由に出て行ってもらえと促しました。


が、ここで未芙由が「ウツボカズラ女」の片鱗を見せ始めます。未芙由は家事をしている間、雄太郎が大変な女好きであり、尚子以外の女性と浮気していることを突き止めていたのです。


これを尚子に話すのかと思いきや、いきなり雄太郎に抱き着いたのには驚きました。いや~やるな~


そんなこととも知らない尚子は、雄太郎の気が変わって未芙由が出ていかずに済んだことを大いに喜びました。尚子の娘で高校1年の美緒の手前、ただ家にいてもらうのも困るから、専門学校にでも通うのが条件だ、その費用に毎月5万を渡す、とまで言い出します。


さすがに玄関のたたきだけで450万もする高級住宅に住んでいるだけのことはありますね


でも未芙由はそれに甘えるのではなく、自らバイトを探すようです。何せ未芙由は、所持金が3万円ではこの家の「片足分」にしかならないが、せめて両足で立ちたいという「夢」を抱いたからです。


また未芙由は母の保険金を父の幸司とその嫁のはるか(玄理~おつぎ@立花登青春手控え)に横取りされてしまったようです。そのお金が手に入れば、もっと楽ができたのに。


それ以外でも、尚子の友人らしい福本仁美(国生さゆり)がまた何とも怪しげです。仁美はどうやら若いツバメと不倫中のようで、尚子にも勧めていたようでしたが?


でも、尚子のボランティア先の代表、吉岡啓介(松本利夫)はなかなか誠実そうな青年でしたよね。不倫はお勧めしないけど、不誠実な雄太郎と別れるなら、ああいう男性はお勧めかも知れません。あ、そういうドラマじゃないかも


とりあえずはミステリーに分類したこのドラマが今後どんな展開を見せていくのか、ちょっと楽しみになってきました


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

渡瀬恒彦氏遺作 そして誰もいなくなった ネタバレと感想

アガサ・クリスティー原作、【そして誰もいなくなった】が二夜連続ドラマスペシャルとして放送されました。


先日お亡くなりになった渡瀬恒彦さんの遺作となった作品ということでも非常に感慨深かったですがそして誰もいなくなったのネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ、昨年の暮れにBBC制作の同名ドラマが放送されたこともあり、二つを見比べられたのも実に興味深かったです。


以前三谷幸喜さんの「オリエント急行殺人事件」の時にも感じましたが、普段は外国人のキャスティングで見ているドラマを日本人のキャストで見直すのはなかなか面白いのですよね


大方の内容は原作を尊重していてほとんど同じでしたが、黒い髪に黒い目で言葉が日本語となると、欧米ドラマとはまったく異なる雰囲気が味わえます。例えていうなら、クリスティではなく横溝正史を見ているような心地になりました日本版の方が面白かった


身長も脚も寸足らずで生粋の日本人のおばさんが言うのもなんですが、外国人がこのドラマを見たらきっと「異国情緒」を感じるに違いありません。


トリックに関してはかなり強引だった感も否めませんでしたが、そこは片目をつぶることにしました。その辺を割り引いても、十分に見ごたえのある作品となっていたのはやはり、渡瀬さんを始めとする役者の演技力が際立っていたからでしょうか


以下、簡単なあらすじとネタバレをまとめさせていただきました。2時間ドラマの2本分なので、内容はかなり大胆に要約してあります詳細を知りたい方は是非ドラマをご覧ください♪


八丈島に近い孤島、兵隊島にある「自然の島ホテル」に8人の男女が招待されました


元水泳のオリンピックメダリストで今は家庭教師をしている白峰涼(仲間由紀恵)、元アマチュアのボクサーで、今はミステリー作家として活躍中の五明 卓(向井理[)、男勝りの医師、神波江利香(余貴美子)、軍事評論家のケン石動(いしるぎ~柳葉敏郎)、元女優の星空綾子(大地真央)、建築屋の橋元陽二(本名は元刑事の久間部堅吉~國村隼)、元代議士の門殿宣明(もんでん・せんめい~津川雅彦)、そして、元裁判長の磐村兵庫(渡瀬恒彦)です。


招待したのはホテルオーナーの七尾審という人物で、七尾は伊井弁吾を代理人とし、8人の世話をするための執事として翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)夫婦を雇ったそうです。が、その七尾も井伊も姿を現しません


彼らの名前を聞いた五明は、ふたりの名前はアナグラムであり、並べ替えると「名無しの権兵衛」になると指摘しました


皆が、「自然回帰」が趣旨だというこの招待の目的を怪しみ始めたその時、壁の向こうから怪しげな声が聞こえてきます。それは、招待客8名に翠川夫婦を加えた10名の罪を糾弾する内容でした


皆口々にその内容を否定しますが、実際は皆真実だったようです


その後、五明を皮切りに、次々と人が死亡していきます。残された人々は、彼らの死が、各人の部屋とダイニングルームに飾ってあった「兵隊の死」に関する数え歌の通りだと気づきました。その上、ダイニングに飾ってあった「兵隊の人形」も、これに合わせて一体ずつ姿を消していきます


皆が疑心暗鬼になる中、一人減り、二人減りして、ついに残ったのは白峰と石動だけになりました


パニックに陥った白峰は、石動の持っていた拳銃を奪い取り、石動を殺した上、部屋に戻って首を吊ってしまいますこの辺は原作とは違うかな


が、ここで、何者かが「椅子」を蹴飛ばしたことで、そこに「もう一人」いたことが明らかになりました


以下ネタバレです犯人は渡瀬氏演じる磐村!


犯人は、6番目に死んだと思われていた裁判官の磐村でした。磐村は、犯人を油断させるためだと言ってドクターの神波を味方に引き入れ、自分を死んだことにしたのです。


幼い頃から生き物を殺すことに快感を覚えていた磐村は、それと同時に正義感も強かったため、罪を犯した者に合法的に死を宣告する裁判官となったのだそうです。


でも、肺がんとなって自らが死の宣告を受けた時、どうしても自分の手で人を殺したいという欲求に苛まれ、この度の殺人を計画したのだそう。


誰も行ったことのない殺人。これは私の作った最高傑作の芸術だ!


そう語った磐村の犯行は、その磐村もまた自殺した後、東京の警視庁からやってきた相国寺竜也(沢村一樹)によって明らかにされました。


相国寺は自己顕示欲が強い磐村が残したメッセージを一つ一つ見つけて、真実を突き止めていきます


殺人は決して芸術になどなりえない


全てを明らかにした後、彼はそう語って東京に戻っていきました。


奇しくも、自らも末期がんと闘いながら磐村を演じた渡瀬さんの渾身の演技は、死を前にした磐村の狂気となって画面からひしひしと伝わってきました。我々視聴者はもちろんのこと、共演された方々にとっても忘れがたい作品となったのではないでしょうか。


あれだけのエネルギーがあれば、もっともっと生きられたのでないかと思う一方、最後の最後まで一人の役者として生き切った渡瀬さんの生き様にも深く感動させられました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

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