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相棒
 ミステリー・リーガル・アクション・サスペンス

相棒12 あらすじと感想 第18話 伊丹と右京さんの時差に大笑い

相棒12相棒 season12)の18話は「待ちぼうけ」です。が、事件そのものよりも(それも悪くはなかったけれど)、おばさん的には、

「どんなに右京さんを真似てみても、その行動には半日以上の時差があった

伊丹の行動の方がう~んと面白かったです。以下、簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


今回はめずらしく、右京さんとカイトが別行動を取っていました。カイトはまさに

「駆け出しのホストさながら」(

中年のおばちゃんをナンパしようとしており、右京さんは右京さんで、うらぶれた田舎の駅で、2時間後にやってくる電車を待って、見知らぬ男性と親しげに言葉を交わしています。


なんだかな~せっかく期待していたのに、と思っていたら、さすがに相棒はここに一ひねりしてありました。本来は、翌日は休暇のはずだったふたりは、花の里の帰り道に、変死体の発見現場に遭遇し、休日返上で翌朝からその捜査にあたっていたのだそうです。ま~さか朝8時から出張っていたとは伊丹も気づかなかったようです。


現場に残された血痕や靴の履き方、それにポケットに入ったままの手袋などからすぐに容疑者に辿り着いたふたりは、その容疑者~駅にいた男=友部巧(太川陽介)の後を追うことと、そのカレンダーに印のあったカフェへいくことの二手に分かれたようなのです。このカフェで「待ちぼうけ」を食らわされていたのが、カイトがナンパしていた女性=伊沢雪美(芳本美代子)です。


昔、母親が肩代わりさせられた借金~母を騙した男を見つけた友部は母を貶めたその男を殺してしまい、昔借金を背負ったがために別れを余儀なくされた雪美とようやく再会できたのに、今度は殺人を犯したことで、もう一度雪美と別れざるを得なくなった。どちらの場合も、雪美に真相は隠したままで。


でも雪美は、友部より数段強く成長していて、もう二度と騙されない~私はいつまでもあなたを待っているという結論に落ち着いたという話でやんす


もちろん、右京さんも、実は自殺の名所に行って死のうとしていた友部を、罪を犯したらきちんと償えと叱咤激励し、自殺を思いとどまらせてくれたのですけどね。最近の右京さんは、なんだか金八先生みたいになってますね~


ということで、このふたりはめでたく互いの心を確認しあい、雪美は友部の出所を待つことになるのでしょうが、気の毒なのは、そんな金八右京さんに実はこっそり憧れていた伊丹ですよ


右京さんの推理を真似て、半日遅れではありまするが、血痕や靴の履き方などに気づいて友部のアパートまで辿り着いたというのに、そこの管理人から

「何度も同じことを言わせないで下さいよ。朝来たふたりの刑事さんに話しましたよ

と言われてしまい、それでもめげずに遠い田舎の駅までやってきたのに、もう電車は明日まで来ないと言われたために、どうやらその駅に泊まることを決意したらしいのです。薄情な芹沢はついてこなかったのでしょうか


さ~いよいよこれで相棒12も来週が最終回です。既にカイトが殉職?な噂も飛び交っているようですが、カイト以前の問題として、ストーリーやキャラ設定の手詰まり感はさすがに否めないと思うので(ワンクールが長すぎない?)、より面白い相棒を目指しての試みは大歓迎でござりまする。何とか盛り上がって終わってくれるといいですね


~一応最終回まで見ましたが、もうこれは限界かも。来期はたぶん卒業させていただくことになると思います。あしからずご了承くださいませ~


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相棒12 あらすじと感想 第17話 ヒーロー

相棒12相棒 season12)の17話は「ヒーロー」です。今回はミステリーのために用意された極端な例ではなくて、ごく一般の人々も陥ってしまいそうな犯罪をうまく扱っていたように思えたのがよかったかな。それに久しぶりに「賢い女性」が登場したのも好印象です。以下至極簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


その賢い女性は弁護士の里中(松尾れい子)。彼女が火事に巻き込まれていたところを、ひとりの「ヒーロー」が救いますが、なぜか彼はすぐにその場から立ち去ってしまいます


が、もっと不思議だったのは、その後右京さんたちがこの弁護士の事務所を訪ねた際、その青年=杉本竜也(岸田タツヤ)から里中に電話が入ったことです。杉本曰く、今弁護士を目指して勉強中だが行き詰っているため、何とか力になってほしいと考えたのだとか。


でもそう語った杉本のアパートには、司法関係の書物が一切見当たりません


そこへいつのまにか「特命係を監視する役目まで担っていたらしい伊丹たちがやってきました。なんでも、今回殺害されたIT企業の部長=の携帯の最後の着信が、杉本からの電話だったらしいのです。


間違い電話です


これで右京レーダーが完璧に作動し始めしました。以下ネタバレです。


杉本は、自分を可愛がってくれた老夫婦の仇を討つために、里中に近づいたのです。最初に里中を助けたのも偶然ではなく、彼女を殺そうと狙っていたのが、急な火事に驚いて思わず助けてしまったらしい


復讐の理由は、杉本がプレゼントした船旅行の事故が原因でその老夫婦が亡くなったからです。そしてその事故は「過労により自殺を図った船長」の巻き添えを食ったそうなのに、この会社の代理人となった里中が全てを隠蔽したからなのです。


この事件をきっかけに一躍有名弁護士となった里中でしたが、その際、真相を知っていたにもかかわらず、やはり社長に買収されてだんまりを決め込んだのが、伊丹たちが捜査していた殺人事件の被害者=轟でした。


なんでも被害者を悼む会に、亡き船長の妻から招待された轟が、良心の呵責に耐えられなくなってすべてを告白しようと言いかけたのを、同じ会に出席していた杉本が目にして、轟を問い詰めたのだそうです


実際に轟を殺したのはでも、同じ会に出席していた女性被害者の父親でした。この父親はついに里中をも殺そうとしますが、里中の事務所で働くふりをして「隠された真相」を知った杉本は、必死にこれを庇います。


里中がすべてを隠蔽したのは、船長の自殺=無理心中が明らかになれば会社は倒産に追い込まれ、被害者遺族に賠償金が支払われなくなることを恐れたからでした


その上里中は、杉本が誰なのか、何の目的で自分に近づいてきたのかも分かっていたそうです。なぜなら杉本は、当時いつも目を真っ赤にはらして裁判を傍聴しに来ていたから


里中がいまだに自分のしたことが正しかったかどうか分からないと語ったのを受けて、右京さんが真相を明かすよう促したらしいのも良かったですよね。


里中も杉本も、互いに互いのヒーローとなった


言葉にしてしまうとちょっと照れくさいけど互いに相手のことを思いやる気持ちが感じられて、おばさんはなかなか好きなエピソードでした。謎解きのためのピース合わせも悪くはないけど、小手先だけの話よりはこちらの方がよほど好感が持てます


さて相棒12もいよいよ2話を残すのみとなりました。来週もまた、ほんのり味わいのあるエピソード(もしくはとことん本格ミステリー)に仕上がってくれるといいですね


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相棒12 あらすじと感想 第15話 見知らぬ共犯者

相棒12相棒 season12)~15話は「見知らぬ共犯者」です。


前回は突拍子もない話でしたが、今回はごく普通のエピソードでございましたね。相棒の中でもより人情ドラマ的な系統でしょうか。以下さっそく簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


今回の殺人事件は冒頭の「演劇」シーンにすべて集約されておりました。動機は違っていたものの、自分を軽んじた「先生」を彫像で殴り殺すというシーンです。


これはロンドンでの小劇場での公演風景でしたが、東京でもこれとほぼ同じ殺人が行われました。辛口で有名な評論家の山路が、何者かに彫像で撲殺されてしまったのです。


時を同じくして、ロンドンの公演で「先生」を殺した犯人役の有村(天野浩成)が凱旋帰国しています。これをフライトアテンダントの悦子から聞いて知っていたカイトが右京さんに話すと、

「本当は一番ヒマな角田課長

が意外にも(いや納得かも)芸能通で、有村が海外へ行ったきっかけこそ、殺された山路の酷評が原因だったと既に皆に明かしています


これは有村の山路への復讐か~そう思われたところに、同じく山路の酷評が原因で自殺した女優の大倉奈津(中山絵梨奈)の父親(中山仁)が殺害を自供しました。こちらは伊丹があたりをつけて事情聴取したようです:

私が山路を「イトウ」の彫像で殴り殺しました。


おかしいですね~


大倉の事情聴取を裏で聞いていた右京さんレーダーが反応し始めましたまたしても引っかかりました( `ー´)ノ。カイト君、この事件はもう一度洗い直す必要がありそうです


以下ネタバレです。


やはり犯人は有村でした。疑問をぬぐいきれない右京さんがカイトを伴って有村の舞台稽古を見に行くと、時代考証がしっかりしている舞台に置いて唯一そぐわないティーカップが目につきます。話を聞くと、

「最初は彫像で殴り殺す予定だったのを、有村の発案で急きょ『毒殺』に変更された」

というではありませんか


しかも山路の部屋からは有村が舞台で使っている蛍光テープが発見されます。


一方の大倉の供述にあった「イトウ」の彫像ですが、どう見ても普通の「魚」の彫像なのに、自分が犯人だと主張するため=信憑性を深めようと、大倉がこれを「イトウ」と証言したことが仇となってしまいました


大倉は単に有村が山路を殺害するところを隣の部屋で見ていただけであり、その際鏡に映った彫像の台座に彫られた「HOT1」の文字を「ITOH」だと思い込んでしまったのだそうです。


ここまでは良かったのですけれど、でも、最初に右京さんが感じた違和感、

「とっさに掴んだにしては彫像のあった位置が不自然

の問題はどうなったんでしょうね~と、こちらもまた細かい点が気になってしまうおばさんとしてはここがちょいと心残りでございました。いつも舞台で「彫像で殺していた」ために、それが癖になってしまったのでしょうか?


娘を死に追いやった山路に訂正記事を出させようと山路の家に乗り込んできた大倉が、有村を庇おうとして自供したというのに、それには知らん顔を決め込んで舞台に上がろうとしていた有村を一喝して自供に追い込んだ右京さんはお見事でございました


あなたは無実の人間に罪を着せて、そのまま舞台に上がることができるのですか!いわれのない中傷に最も苦しんだはずのあなたが、その中傷で死を選んだ娘を持つ父親を罪に陥れて恥ずかしいと思わないのですかっ!!


有村はついに自供をし、大倉も、山路の部屋から有村の指紋を消した証拠隠滅や犯人隠避の罪に問われることになったようです。


でも大倉が有村を庇ったのは、同じ立場だったからというだけではなく、死んだ娘が有村の大ファンであり、彼と共演したいがために女優を目指したからというのが大きな理由だったようです。娘が死んでしまった今、まるでその恋人を庇うかのような心境だったのでしょうか


またこの殺された山路も実際にはすべての批評を書いておらず、マスコミが面白おかしく操作している向きが大きい、無責任な大衆がそれに付和雷同して事を大きくしているという辛辣な指摘には大いに共感いたしました


さて来週の相棒12には山崎樹範さんが登場するようです。なかなかの個性派ですから、これはまた面白くなりそうで楽しみでございまするねそろそろ「ちょうどいい」のが見たいな~(;´∀`)


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相棒12 あらすじと感想 第14話 顔

相棒12相棒 season12)~14話は「顔」です。


これはなんとも型破り=まずあり得ない話でしたが、それなりになかなか面白かったです。ただ、元々の遺体はいったいどこへ行ったのか(あのまま?)~だけが気になってしまいましたが。以下さっそく簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


今回の被害者はクローゼットの中から発見された上野拓馬(笠原秀幸)という青年でした。これが首つり自殺に見せかけた殺人だと見抜いたのは米澤さんです。抵抗の跡が見られました


またしても遺体の第一発見者となったのはカイトだそうです。なんでも

「知人

から頼まれて、水商売系の女性の「ストーカー」をしていた上野を説得するようやってきたのだとか。それも、平日の昼間に。


ちょっと考えれば分かりそうなものですけどね~


ダメだしせずにいられない右京さんですが、これをカイトに頼んだのが角田課長というのでは、情状酌量の余地がありそうですけれど


なぜ会社員の上野が平日の昼に在宅していたのか~これを調べるため、ふたりはまず上野の会社へやってきました。上司の炭谷(遠山俊也)によると、上野はインフルエンザを理由にもう2週間も欠勤しているのだそうです。


この話を聞きながら右京さんの興味は、その会社=倉庫会社と取引のある美容整形クリニックへと向けられました。その「天啓」とも言えるひらめきは見事に当たり、遺体には「整形手術」の痕が見られたことが判明します。しかも上野がかかった病院は取引先のクリニックです。


が、上野の家に行って写真を見せてもらったものの、いったいどこが変わっているのか皆目見当がつきません。


餅は餅屋ということでその美容整形クリニックへ足を運んだ右京さんが、院長の聡美(有沢比呂子)に聞いたところ、整形は本人が納得できればいいことだからと、整形の事実を認めます。


一方、腑に落ちないことも次々と浮上してきます。上野はストーカーをしていた女性の元カレに脅されて「ATM」代わりにされていたらしいのですが、その元彼がぷっつり連絡が途絶えてしまったらしいこと(だから女性はカイトを連れて上野を訪ねた)、その後見つかったこの元彼が上野に会った際、面識がないと言われたこと、上野の家にあったブランド物の靴が、他の靴と履き方が違っていたという点(かかとを潰す癖、靴底の減り具合)などなど。


以下ネタバレです


今回のこの事件の動機は「顔」そのものにありました。


上野は、倉庫会社で担当していた美容整形クリニックのクライアントだった代議士が整形をしていた事実をこっそりマスコミに売り飛ばしていたのだそうです。それはATM代わりに脅迫されていたため、金が足りなくなったことが原因です。


これを知った院長の聡美が炭谷に苦情を言うと、炭谷はすぐに上野を問い詰めましたが、その時勢い余った炭谷は上野を突き飛ばして死に至らしめてしまいます。


そしてそこは「上野の担当していた顧客の倉庫」であり、本来なら、上司の炭谷と上野の「顔認証」で開くはずだったのが、不正を働いていた上野があらかじめ炭谷の顔認証を無効にしていたため、誤って閉まってしまった扉を開けることができなくなったのだそうです


困った炭谷は、虚栄心の強い聡美にこう持ち掛けたそうです:

先生の整形技術で「顔認証」に挑戦してみませんか?


この誘惑に負けた聡美は、ちょうど

「どんな顔でもいいから他人の顔になりたい」

と相談にやってきていた児玉(山口翔悟)を使って人体実験に踏み切りました。


それでできたのが上野の顔であり、この顔を使って倉庫を開けたものの、中にあった本物の上野の遺体に驚いた児玉が暴れだしたため、炭谷がまたこの児玉を殺している最中にドアが閉まって、結局はまたしても上野の遺体は中に入ったままだったというお話でした。


児玉はそのまま「上野」としてそのアパートに首つり自殺を装って置いてこられて最初のシーンへと繋がるわけです。児玉に辿り着いたのは自分と同じ趣味=あの「靴」の持ち主を洗いだした右京さんのお手柄です


児玉が整形をしたかったのは、年々父親に似てくる自分の顔に、その父、つまりは夫からDVを受けていた母が怯えることに耐えられなかったなのだとか。親孝行がとんだ悲劇を生んでしまいましたね


まあピースを並べるパズルとしては面白かったですが、動機がいささか突飛すぎる気がしましたよね~(右京さん風)。たまにはこんな話も悪くないでしょうけれど。


来週の相棒12はどんな展開を見せてくれるのか~それまたなかなか楽しみでございまする相棒12~来週はもう少し期待してます♪


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相棒12 あらすじと感想 第13話 右京さんの友達

相棒12相棒 season12)~13話は「右京さんの友達」です。これはまた変わった趣向でなかなか面白かったですよね。右京さんが「和製シャーロックホームズ」と呼ばれているのは知っていましたが、その右京さんがワトソンのように「小説」をしたためることになろうとは


この小説関連でいうと、以前右京さんが中学生時代に書いた小説の話題が取り上げられていたのも楽しかったです。右京さんを「右京さん」と呼んでいた相棒の薫ちゃんがいた頃の話だったと記憶しています。調べてみたら相棒IVの「監禁」だったようです~長年見ているからこそのこの遊び心はたまりませんな


そしてこの副題の「右京さんの友達」にも2つの意味があったようです。それはまた後ほど


今回は最初にも触れたように、右京さんが「小説」を書くという演出が楽しかったのですけれど、その際、自分を「探偵」に設定した右京さんは、犯人を「彼」と呼んで書き進めていくのです。その彼が、尾美としのりさん演じる毒島幸一42歳でした(何度も言うので覚えちゃいました)。この「幸一」という名前にも、月本幸子のエピソードを思い出してくすりと笑ってしまったのはおばさんだけでございましょうか名前に幸がつくと幸が薄くなる?(__)


ただ一つ不満があるとするならば、右京さんがこの小説=「孤独の研究」を書くことになったのはいつだったのか、すなわち、毒島の犯行を右京さんが認識したのがいつなのか、が今一つよく分からなかったのが残念だったでしょうか。それと、被害者の女性がまたしても、いかにも~なステレオタイプだった事かな


話の流れからすると、カイトと右京さんが1度目に毒島のお茶会に呼ばれて、毒島が自分の犯行をほのめかしたことがきっかけだったと推察はできますが、その辺をもう少し丁寧に描いてもらえたらもっと面白かったと思うのです1時間じゃ短かったな~


冒頭で、右京さんが「10人目の相棒」であるカイトの話をしていた時には、既に毒島の犯行を確信していたのでしょうからね。いつも思うことなれど、本気の「相棒」は1時間ではまったく足りませんねもう少し長くてもよかった♪


以下ネタバレです。


毒島は、隣人の静香(佐藤寛子)をナイフで刺し殺していたのだそうです。(その時に訪ねてきたアホな刑事ふたりはいつものあの二人かとも思われました)が、これはあくまでも静香の嘱託殺人だったこと、静香は毒島が本気で、しかも生まれて初めて愛した女性だったことから、毒島は真相を誰にも言えずに苦しんでいたそうなのです。


毒島が静香を殺害するに至った経緯は以下の通りです

毒島は、ネットでは有名な「ミステリー小説の批評家」で、その名も「毒薬と名乗っていたそうですが、現実社会では、42にもなって定職にもつけない非常に不器用な人間でした。信じられるのは大好きな紅茶と犬だけだ。


そう思っていた毒島の隣に越してきた静香もまた、幼い頃に両親を亡くして水商売に身を落とし、悪い男に捕まっては貢がされてきたため(ここがどうもね~、信用できるのは犬だけだと語ります。その男たちに共通するのは静香を殴ることだったのだとか。


が、その後静香が出会ったミステリー小説家の烏森(加藤厚成)は唯一静香に暴力を振るわなかったそうです。


すっかり烏森に夢中になった静香を見た毒島は、烏森への嫉妬も手伝い、彼の作品をひどく酷評したそうです。互いに犬好きだということで親しくなった二人ですが、静香は毒島のことを何とも思っていなかったのに、毒島はいつしか静香を愛してしまっていたのです


ある日のこと、烏森が静香の部屋へやってきて、毒島のアドバイスに従って静香が烏森にプレゼントしたアンティークのナイフを出して静香を脅したそうです。俺と一緒に死んでくれ。作品が評価されないのなら、せめてその作品と同じ設定で死んでやる!


必至でこれに抗った静香が烏森を突き飛ばすと、彼はピクリとも動かなくなってしまいます。が、彼はここで死んだのではなく、仮死状態に陥っていただけなのだそうです。


物音を聞いて駆けつけてきた毒島は、この様子を見て、自分が身代わりになると申し出ました。なぜそんなことまでしてくれるのかと問うた静香に、毒島は、静香を愛していると告げたかったのだけれども、なかなかそれが言えずに口ごもっていたところ、静香がケラケラと笑い出してしまいます。


真剣な気持ちを馬鹿にされたと腹を立てた毒島は、ついに静香を殴ってしまいました


我に返った毒島がお詫びに何でもするというと、静香はそのナイフで自分を殺してくれと頼んだそうです。そんな願いは聞き入れられないと固辞する毒島の手にナイフを握らせた静香は、自らそこに身を投げ出したそうです。


それでは死ねなかった静香から楽にしてほしいと頼まれた毒島は、右手にナイフを持って静香を刺し、この犯行を烏森の仕業に見せかけるため、自分の指紋をふき取って、烏森のそれをつけて立ち去ったところ、烏森が目覚めて、殺人犯として逮捕されてしまったのだそうです。


たとえ真相を告げても信じてもらえるとは思えないと語る毒島を「私は信じる」と励ますふたりがなかなかでした


元々は紅茶店で知り合った右京さんと毒島には驚くほどの共通点があったのが楽しいエピソードでもありましたよね


ふたりとも紅茶にはひどくうるさく、それは紅茶のみならずハーブティーにも及ぶほどで(風邪の引き初めにはエキナセアです)、ブレンドされたハーブを言い当てずにいられない習性も、ポットを高々と上げてカップに注ぐという紅茶の入れ方まで同じだったのも楽しかったです。違っていたのは、ポットを持つその手が左か右かということだけで


そして、右京さんとカイトが毒島を伴って警視庁にやってきた際、最初に触れた「副題に隠された意味」が明かされます。伊丹が毒島を指していったい誰なのかと聞くと、カイトは

「右京さんの友達です

と言ったのです。そう、このエピソードは、友達は少ないが決して孤独なのではなく孤高の人=杉下右京に「友達」ができたとともに、彼をカイトが「右京さん」と呼んだ初めての回でもあったのです記念すべきエピソードでした(^^)/


カイトはイラッとしていたようだけど、右京さんと毒島が、小説の中の「彼」の性格を吟味して、あれやこれやとその行動の可能性を探っていたシーンは、同じオタクのおばさんにはなかなか楽しかったです。いつかまたこのふたりのやりとりを見られるとよいですね。


来週の相棒はお休みのようです。2月5日の「顔」を楽しみに待ちたいと思います相棒も楽しいですね~(*´Д`)


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相棒12 あらすじと感想 第12話 崖っぷちの女 お使い係の伊丹です

相棒12相棒 season12)~12話の「崖っぷちの女」はなかなか面白かったです。今回もまた年末に引き続き「カイトが犯人に利用されるパターン」でした。以下簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


右京さんが人間ドックを終えて出勤すると、カイトの姿が見えません。鑑識の米沢さんに頼まれて自殺した風間守という人物の遺留品=携帯電話を所轄に返しに行ったというのです。


が、カイトは決して「お使いのみに留まらず、その中に収められていた写真に疑問を持ったようです。同じ楽器の写真がそれぞれ2枚ずつ~高価な品(販売店で撮影された物)と安物の楽器の写真を撮っていたことに、何か意味があるのではないか?この風間という人物は、本当に単なる自殺だったのだろうか?


すっかり「右京さん化」したカイトを、所轄の刑事が相手にするはずもありません。今は殺人事件で手いっぱい~自殺で片付いた事件をほじくり返すな!と疎んじられて、こんな時にはどうしたらいいのかと「本家本元」にアドバイスを求めるカイトが可笑しかったですね~


そしてその電話の最中に、カイトは思わぬ光景を目にします。所轄署のビルの屋上から靴が落ちてきたことに気づいたカイトが上を見上げると、そこには今にも飛び降りそうな人の姿があったのです


その人物こそ、その時その所轄署で扱っていた殺人事件の容疑者でした。取り調べの最中に抜け出したこの女性=雪絵(小島聖)は、駆けつけてきたカイトに自分の無実を訴えます。私は前田先生を愛していたわ!殺すはずなどない!!誰も信じてくれないなら死んでやる!


この知らせを受けた右京さんは既に、先日自殺した風間と今回殺された前田、そして雪絵の三人が同じ音楽学校の教師をしていることに気づいています。これは本当に偶然なのでしょうかね~


以下、ネタバレです。


楽器の仕入れを任されていた前田は、学校には高価な楽器を購入したと申請する一方で、実際には安価な楽器を仕入れ、その差額をすべて手に入れていたそうです。それには理事長の布川(陰山泰)も共犯でした


これを風間に見抜かれた前田が自殺に見せかけて風間を殺したのですが、共犯の布川もまた、不正が知られたら学校も布川もただでは済まないと前田に脅されてしまったそうです。彼らは他にも入学金等~さまざまな不正を行って多額な利益を手に入れていたようです。


こうなったら前田を殺すしかないと決意した布川は、前田が雪絵の部屋に通っていることを知り、雪絵を公園に呼び出した隙に、表札に隠されていた合い鍵を使って部屋に忍び込み、帰ってきた前田を殺したそうです。合鍵の在りかを見つけ出したのはもちろん右京さんです


そこでピアノに飛び散った前田の血が鍵盤に付着したのを見逃すことができなかったのが布川の運のつきでした。なぜならその鍵盤は「ファ=F」つまり布川のイニシャルだったからというのもなかなか面白かったですよね。それが前田のダイイングメッセージに見えたため、拭き取らざるを得なかったということなのでしょう。他の血痕はそのまま放置されていたのにそこだけ拭き取られたとなれば、右京さんレーダーにひっかからないはずがありません


でもこれで事件は終わりではありませんでした


前田の自宅を調べた芹沢が、そのクローゼットで大麻の臭いを嗅ぎ付けたのです暇な角田課長に頼んで調べてもらうと、前田が大麻の常習犯だったことが分かったようです


この時点でカイトがそこまで言及したかどうか定かではありませんでしたが、取り調べを受けながらも、教え子の留学審査のことをひどく気にしていた程「良い教師」である雪絵が、なぜそんな悪人の愛人になどなったのか、と、カイトが本心から雪絵に問いかけた途端、雪絵は、前田を愛していたのだと叫んで自殺を図ってしまいますえ?俺のせい??(?_?)


この「留学」絡みでの伊丹の活躍がまたとても楽しかったですよね。カイトが雪絵にかかりきりになってしまったことから、人使いの荒い右京さんの「使い走り」をさせられた伊丹が、ぶつくさ文句を言いながらも、忠実かつ的確にその任をこなしていたのが素晴らしかった!


カイト君との通話をオンにしたうえで、オーディションの音声が聴こえるよう、ステージの前に携帯を置いてきてください。 


構内に、この写真の楽器があるかどうか調べてください


しまいには「お使い係の伊丹ですと自ら名乗る伊丹が好きだな~。かと言って伊丹が右京さんの相棒ではまた面白くないのですよね。


話をネタバレに戻します


雪絵は昔プロのピアニストになりたかったそうなのが、実家が貧しかったためにその夢を断念したのだそうです。それが教師となった今、素晴らしい才能を持つ生徒に出会い、その生徒の才能を見出した自分が誇らしかった雪絵は、彼女に自分と同じ轍を踏ませたくないと、前田が不正に手に入れた金を横取りしようと考えたのだとか。


しかもカイトは、雪絵のアリバイ作り~自分はあくまでも前田の愛人ということを証明するためにいいように利用されてしまったようです。そうとも知らず、失敗したらお前が責任を取れと言われた中園参事官が、雪絵を「確保」しようとズラリと捜査員を配置したのも可笑しかった。まさか自殺が狂言だったとはトホホでござるね


トリックやストーリー自体は面白かったですが、この雪絵の動機が今一つでしたよね~。数千万という大金が動くのに、人目につかないはずがありませんし、真相が分かってしまったら、まさに右京さんの言った通り、最も傷つくのはその生徒自身だということが、この人には理解できなかったのでしょうか?


どうも最近、この手の愚かな女が犯人という設定が多すぎるように感じるのはおばさんだけでございましょうか。月本さんも、「女は恐ろしい」のではなく、雪絵という人物が浅はかで愚かなだけですよ~そこんとこ、お間違えの無いようになさってくださいね、同性なのですから


でも来週は「右京さんのお友達」が登場するようです。しかも尾美としのりさんとは、面白くなること必至~これはとっても楽しみでございまするね女性蔑視の傾向はいただけませんな( `ー´)ノ


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おばさん(こん)のプロフィール

こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

ブログは、時にあらすじを語ったり辛口な感想を書いたりと統一されておりませんが、とりあえず「言いたい放題」言わせて下さいませ。最終回まで視聴したドラマは必ずどこかにその感想を付記しています。また記事で使われているイラストの中にもおばさんのつぶやきが隠されています。余裕のある方はどうぞそちらもお楽しみくださいませ

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また「感じ方は人それぞれ」なので、たとえ直接的なネタバレではなくとも~その辺は重々ご配慮いただけますと助かります=ネタバレ一切お断り!ということです

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