このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログを気に入っていただけましたらシェアしていただけると嬉しいです。いつも応援ありがとうございます
※2016年3月9日にURLを変更させていただきました。今後ともどうぞよろしくお引き立てのほどお願い申し上げます
<<11  2016,12/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  01>>

アテルイ伝 最終回あらすじ 「最後の願い」に感動しました(;O;)

大沢たかおさん主演の歴史ドラマ火怨・北の英雄 アテルイ伝の4話は「最後の願い」です。


あらかじめお断りいたしておきますが、この「アテルイ伝」の最終回とほぼ同時に「BS歴史館」の「不屈の英雄アテルイ 古代東北の底力」を見て大いに感激してしまったため、その内容が多少混ざってしまいました。ドラマはドラマで大変素晴らしかったのだけれど、やはりどうしても最後が「悲劇」となってしまうのは避けようがありません


でも、この不屈の英雄アテルイを見たことで、彼らのが今でもこの東北に脈打っているような興奮を覚え阿弖流為アテルイってそんなに素晴らしい人物だったんだっ!、より一層ドラマが味わい深く思えたため、これらの情報を盛り込んだ方が、きっと

「アテルイもモレも喜ぶに違いない

単純なおばさんはそう勝手に解釈したのでありまする。その点なにとぞご笑納いただけましたら幸甚に存じます。以下そのあらすじです。


日高見川の東の森に一気にその歩を進めてきたヤマト軍。延暦8年と言うと西暦790年ですから、ちょうど平安遷都の4年前というところでしょうか。阿弖流為と母礼の率いる蝦夷軍が、5万のヤマト軍に勝利した記念すべき年です


でもこれも、実は当然ともいえる結果だったという解釈には驚きました。阿弖流為をはじめとする蝦夷たちは、農耕(稲作)を営む傍ら、狩猟採集を行う民族でもあったため、弓矢の扱いには秀でていたことと、当時、東北は名馬の産地であり、全国に馬を供給していたのはほかならぬ、蝦夷の土地だったというのがその理由だそうです


それに引き換え、ヤマト軍は官軍とは名ばかりの、寄せ集めの農民兵だったのだとか。言われてみれば、当時そこまで訓練された軍が存在するはずもありません。たとえ数では劣っても、蝦夷軍には「戦いに関する勘」のようなものが備わっていたようです


そして5年後、ヤマトは再び東北に攻め入りました。今度は以前の倍の10万の大軍を繰り出してきたのです。しかも、日高見川と胆沢川の合流地点には本営まで作られてしまいます。


それに対して阿弖流為たちは、敵を自分たちの「庭」に呼び込むことで勝負しようと打って出ました。日高見の山々が、長年自然と共生してきた蝦夷たちに加勢してくれたのです。入り組んだ地形の奥深くにヤマト軍をおびき寄せ、敵を少人数に絞って初めてそこで奇襲を繰り返す


それはきっと気の遠くなるような長い長い戦いだったことでしょう。何度も何度もこの奇襲を繰り返した蝦夷軍は、10万のヤマト軍をなんとか追い払うことに成功します


が、なんと20年もの長きにわたったこの戦いでは、失うものも大きかったようです。ずっと記憶を失っていた阿佐戸が落雷に遭って記憶を取り戻した際、すっかり変わり果てた故郷を見て愕然としたシーンが象徴的です。


故郷を荒れ果てさせてしまったワを許してくれ。だがお前たちのことは何としてもワが守る!


そして794年、とうとう平安遷都が行われました。それでも唯一屈しない蝦夷を憎悪する桓武天皇。なぜ朕に従わぬ!首魁アテルイの首を取ってまいれっ!


ところが坂上田村麻呂はこの命には従わず、蝦夷を懐柔する策を提案しました。蝦夷は力だけでは組し難い。懐柔策を取りましょう。


阿弖流為や母礼を除く蝦夷の族長たちが次々とヤマトに屈していきます。降伏さえすれば虐殺を免れ、住み慣れた土地は追い出されるものの、他の土地で生き延びることができるからです。


無理矢理彼らを従わせるには及ばない。それこそ、ヤマトのすること


~実はこれも阿弖流為たちの「策」だったのかもしれないという考え方もあるそうです。ヤマトに屈したと見せかけて、出来るだけ多くの蝦夷の命を救うことこそが阿弖流為たちの願いだったのかもしれないと言うのです


故郷の山を見上げながら最後の戦いを決意する阿弖流為。戦が続けば山々は丸坊主になるが、何とかこの地に踏みとどまってヤマトをこれより北にはいかせぬ!


たとえ万策尽きようと、最後の一人になろうともワは戦うも~ほれぼれするよ、アテルイ!


そう言って阿弖流為が出かけたのは、津軽の岩木の下でした。


戦の間、戦わぬ里人たちは一か所に集めて避難させるつもりだが、戦の後もしばらく行くところがない。どうか彼らの面倒を見てやってほしい


自分たちのことは忘れてほしいと「命を捨てる覚悟」の阿弖流為をようやく認める岩木です。これまで役に立てず済まなかった。


蝦夷を制圧しようと「城柵」を作り続けるヤマトに反発する阿弖流為。これが大伴須受との会話の部分に現れています。


ヤマトはワらの故郷に城柵を造り、移民を住まわせ、ワらに出て行けと言う


自分が同じような目に遭ったらどうするかと問う阿弖流為に対し、黙ってヤマトに従うと答える須受。


ヤマトは我の国ぞ。朝廷ぞ


とは何だ?ワらは命あるものを尊び慈しむ。(力づくでしたがわせようとする)国など知らぬ


ここはどうしても付け加えておきたい。当時、阿弖流為をはじめとする蝦夷たちは、独自の素晴らしい文化を形成していたそうです。しかもそれは「蝦夷=東北」に限ったことではなく、北はオホーツクから、西はまで、独自のルートでの交易もしていたそうです。ヤマトと呼ばれる朝廷に、海外からのめずらしい品を届けたのも実はこの蝦夷だったと言う事実を


蝦夷とヤマトとの大きな違いは、ヤマトがピラミッド型の組織を形成したのに対し、蝦夷は「横へ広がる社会」で暮らしていたこと。そこには、絶対的なリーダーも専制君主もいなかった。ただ、世界的な視野を持った「個」が集まり、独自で生計を立てていた(稲作に従事した)部族だった


だからこそ、烏合の衆のヤマトと20年もの長きにわたる戦いを続けてこられた~というのが、BS歴史館での見解でした。実際の資料も残っているそうです。


津軽を目指せ!そしていつか必ずやこの大墓の地に戻ってきてほしい!必ず帰ってきてくれ!!


それがたった一つの阿弖流為の願いだ。


そしていよいよ最後の決戦の時がやってきました。田村麻呂は山々や里、そして彼らの糧だった田に火を放ち、祭祀のために建てられた矛を倒させました。追い詰められた阿弖流為たちは決死の覚悟で最後の戦いに臨みます


先頭の二人は生け捕りにしろ!


生きて蝦夷を束ねる道を選べと説得する田村麻呂に対し、余儀なくされたとはいえ、ヤマトと同じように蝦夷を束ねて戦いに挑んできた半生を振り返る阿弖流為です。


所詮人間など小さい。考えの浅い愚かな者だ。


その翌年、3度の戦いでようやく胆沢を制圧したヤマトがついにかの地に巨大な胆沢城を建設します。蝦夷の地にヤマトの朝廷が君臨する瞬間です


そこへとうとう阿弖流為も自ら降伏してきたそうです。母礼ほか500名の兵を連れてやってきた阿弖流為は、これ以上、山を焼かれるのは忍びない、刀を捨てることで山や森が救われるなら本望だと言いますが、田村麻呂にはこの心が理解できません。


それでも長い間戦ううちに、互いの心の中に紛れもない信頼関係が生まれたこともまた確かなようです。だからこそ、阿弖流為はああして降伏したのだろうし、田村麻呂もまた、桓武天皇に彼らの助命を嘆願したそうです。これは実際の記録にも残っているそうです。


ワらをなぜ憎むのかを知りたい。ワらも同じ人間ぞ


が、蝦夷を人とは思わない天皇に彼らの言葉など届くはずもありません。おばさんが代わって答えるなら、最大権力者であるべき自分に逆らう者が許せず、彼らがまた、自分には思いも寄らぬ文化を形成していることも許せない~何もかも、嫉妬と征服欲にかられた醜い人間の業でしかなかったのだと思います。自分と同等、もしくはより優れた者の良さを受け入れ、自分もまた成長したいと考えただけ、田村麻呂は立派でした


802年8月13日、阿弖流為は河内国植山でついに斬首の刑に処せられました。


そしてその3年後、金がかかると言う理由から、桓武天皇は蝦夷征伐を止めたそうです。


このドラマは、岩手に長年住む女性が、夫の研究対象だった阿弖流為について、東京から来た女医に語ると言う設定なのですが、最後にこの女医が、彼らは胆沢に戻ってきたのかと尋ねるシーンがあるのです。そしてそれは分からないとその女性は答えたのだけれど、その文化が今も残っていると主張するのは、我が家の母です。


青森では「ワ」(私)「ナ」(あなた)って言うわよっ!これはずっと前から叫んでました~vv


なんとな~くあったかい気持ちになれました生きててくれたのかな~って


ドラマもとても面白かったのですが、それだけだと、ちょっと物足りない古代の英雄アテルイの偉大さが十分に伝わらない(自分の知識不足ですが)と思います。それを少しでも解消するために、冒頭にも触れたBS歴史館の「不屈の英雄アテルイ 古代東北の底力」が超お勧めでした。ここにはほんの少ししか書けませんでしたが、これは実に痛快で、う~んと感激しますよ~っこれは何度でも見たい~!2/8(金)午前8時から~BSプレミアムで再放送です。ぜひともご覧くださいませ


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

いつも変わらず応援いただきましてありがとうございます

こちらの関連記事はアテルイ伝(火怨・北の英雄)のレビュー一覧」でお読みいただけます

アテルイ伝 第3話あらすじ 悲しき宿命

大沢たかおさん主演の歴史ドラマ火怨・北の英雄 アテルイ伝の3話は「悲しき宿命」。


そのあらすじを語る前にお知らせを一つ~1月31日(木)午後8:00~BSプレミアムのBS歴史館で「不屈の英雄アテルイ 古代東北の底力」という番組を放送するそうです。なかなか資料の少ない時代ですから、これもまた見逃せないですね


ではあらすじの方に行かせていただきます。


母礼の読み通り、ヤマトは5万の大軍を引き連れて蝦夷征伐にやってきました。が、長雨=梅雨に差し掛かったことも幸いし、わずか1000人足らずの弖流たち蝦夷が、ついに奇跡の大勝利を遂げたのです


これに気を良くしてますます意気の上がる族長たちに対し、弖流の顔は曇りがちです。戦いに必要な「鉄」を用意するため、山から大量の木々を切り取って炭を作ったため、さまざまな収穫をもたらしてくれた大切な思い出の宿る豊かな山が、今ではすっかり醜い禿山と化してしまったからです


炭が作れなければ鉄も作れない


ヤマトから故郷を守るために故郷を犠牲にしなければならない~この矛盾に悩む弖流の前に、兄・阿万比古が現れました。阿万比古は坂上田村麻呂に命を救われて奴婢になった後、その才を買われて役人となったばかりか、今回はその田村麻呂に蝦夷討伐の命を受けて戻ってきたのです


思いもよらなかった蝦夷に強さを危惧した田村麻呂は、蝦夷の結束の固さに注目し、同じ蝦夷である阿万比古を内部に送り込んで、蝦夷の結束の中心である弖流を暗殺させようとしたのです


阿弖流為などという人間は知りません


そう言ってこの役目を引き受けてきた阿万比古は、最初に同じく朝廷の命を受けていた大伴須受のもとを訪れます。最初の戦の前に、蝦夷のことを朝廷に知らせた須受ではありますが、それも、何とかして蝦夷と朝廷の仲を取り持ちたいと願ったからで、今この阿万比古の姿を見ては、もはや黙っていることができません。


兄弟で争うようなことにならねばよいが


でも、この兄を迎えた弖流がすべてを悟っていたのには驚きでした。都で再会した時、もう二度と大墓には帰らないと言い切るほどの覚悟をした兄が今戻ってきたと言うことは、自分を殺しに来たに違いない!


昔よく遊んだこの森で比古兄に殺されるなら本望だ


邪気のない笑顔を浮かべ、心からそう思っているらしい弖流を前にした阿万比古は、到底いとしい弟を手にかけることなどできやしません。


その代わりにと、せめて鍛冶場を破壊しようとしたところを、もともとこれを朝廷の間者だと睨んでいた母礼が捕まえました。


族長として、この男を罰してくれ!


皆が口々にそう叫ぶ中、弖流に兄を裁くことなどできるはずもありません。そんな弟の気持ちを察した阿万比古が、自ら弖流の剣を抜いて自分の胸を貫いた時は本当に気の毒でなりませんでした。ただ平和に暮らしていた蝦夷の家族の仲を、全国等しく「善政」を施したいなどと言うまことに身勝手な理由で裂く権利がいったい誰にあると言うのか


妻・佳那との間に星丸と言う可愛い息子も生まれたと言うのに、弖流はまたしてもヤマトを迎え撃たなければなりません。今度はいよいよ坂上田村麻呂が率いる征夷軍がやってくるのです同じ東北人としての地がたぎる~っ!( `ー´)ノ


歴史を変えることはできないのでこのドラマの最後はもう見えているのですが、それをどう終わらせるつもりなのか~火怨・北の英雄 アテルイ伝、いよいよ来週は最終回です


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

いつも変わらず応援いただきましてありがとうございます

こちらの関連記事はアテルイ伝(火怨・北の英雄)のレビュー一覧」でお読みいただけます

アテルイ伝 第2話あらすじ 族長の決意

大沢たかおさん主演の歴史ドラマ火怨・北の英雄 アテルイ伝は2話もまた面白かったです。前回も引き込まれるようにして見てしまいましたが、今一つその内容がよく分かっていなかったのが(そもそも当時の歴史自体がよく分かってない)、今回の解説を聞いてよく分かったのも助かりました


前回、弖流(てる)が多賀城に火を放ったのは、そもそも伊治(これはり)の呰麻呂が起こした反乱の一部として捉えられているようで、この呰麻呂が起こした反乱を宝亀の乱(ほうきのらん)と呼ぶそうです。


無事妹の佐斗を取り戻して故郷の大墓(たも)に戻ってきた弖流でしたが、周囲の反応は一様に冷たいものでした。ヤマトに楯突いたら、仕返しが十にも二十にもなって帰ってくる。弖流に味方してくれるのは、佐久が嫁いだ志波(しわ)の族長=波奴志己(わぬしこ)だけです。


そんな折、おなじ胆沢の牧草地に住み、馬を飼っている大伴須受(おおともすず~原田美枝子)のところへ、呰麻呂に討ち果たされた道嶋大楯(みちしまのおおたて)の息子=御楯(みたて)がやってきました。父の仇である呰麻呂を追っているからその居場所を教えてほしいと言うのです。


弖流をはじめとする蝦夷とは深い縁のある須受に、故郷の信濃に帰りたければ協力しろと声を荒げる御楯なのですが、須受は首を縦には振りませんでした。後に須受は、戦いのための馬を弖流に提供し、その下働きをしていた佳那(かな~内田有紀)は、弖流の妻になるのですからね


そして、その話題の人物=呰麻呂が、同志の母礼(もれ)を伴って、大墓の阿久斗を訪ねてやってきました。自分が決起したばかりに里人がヤマトに故郷を追われてしまったため、阿久斗に彼らを引き受けてもらいたいと申し出てきたのです。


里人に罪はないと快くこれを受諾した阿久斗にひとしきり感謝をした後は、息子の弖流にも頼みごとをする呰麻呂です。どうか母礼達を鍛えてやってはくれまいか?


こう言ってその場を去った後、美しい夕日の沈む大墓の地で、故郷の伊治の方角を向きながら自らその命を絶った呰麻呂の亡骸を前に、弖流と母礼はともに生きることを誓い合いました


その後ふたりは、弖流の兄=阿万比古(あまひこ)が、西の都で生存しているという報告を受けとります。この知らせを持ってきた波奴志己の娘=古天奈(こてな)とともに、西へ向かう弖流と母礼。3年から5年以内に必ずや襲撃してくるだろうヤマトに備え、兄を探しながら、敵をその目で見てこようと言う腹積もりのようです


一方、その阿万比古は、なんと坂上田村麻呂の奴婢となっておりました。ヤマトに捕まった後都に連れられてきた万比古は、泥棒のぬれぎぬを着せられて斬首されそうになったところを、その目に宿ったただならぬ才を見抜いた田村麻呂が間一髪で万比古の命を救ったのです。


都に到着して、その華やかな文化に大はしゃぎの弖流を見つけた万比古はでも、弖流から身を隠してしまいます。後に出会って話したところによると、もう2度と蝦夷として生きていくつもりは無いようなのです。


弖流もまたここで新たな決意を余儀なくされました。きらびやかな品が並ぶ中で上がる歓声の方へ行ってみると、そこには何と蝦夷の生首が2つ並べられていて、人々はそこに石を投げつけていたのです


ワ(我)は物言わぬ生首ではない!


後に弖流は故郷に戻って同志を説得する際、この光景を例にとりました。都にはほしいものがたくさんあった。女も皆美しかった。だが、欲しくないものも2つあった。それは、蝦夷の生首だ


それまでヤマトとの戦いに二の足を踏んでいた族長たちが皆、弖流に賛同することを決めた歴史的な瞬間です。阿久斗もようやく弖流を跡継ぎに据えてくれました


こうして着々とヤマトとの戦いに備える弖流に、またしても頼もしい味方が駆けつけてきます。西の都で知り合った鍛冶職人の延手です。戦いに必要な馬と武器(鉄)を得るために、弖流が都で彼をスカウトしてきたのです


あとは北の津軽の族長=岩木が志を共にしてくれれば百人力だったのですが、この一風変わった女族長は、弖流に同意してはくれませんでした。ヤマトを敵に回すなどまっぴらごめんだ


まだまだ万全とはいえぬ状況下にありながらも、たくさんの蕨手刀や鉄の鎧を作り出した鍛冶職人に力をもらった弖流たち蝦夷に対し、都ではとうとう蝦夷討伐の命が下されました。789年、5万と言うヤマトの軍勢が北に向かって進軍を開始します。この時の征夷大将軍(征東大使)は紀古佐美(きのこさみ)という人物だったそうです。


悪い夢を見た言っていいものか迷った(;O;)


ヤマトになど決して負けぬと豪語する息子に、蝦夷が惨敗する夢(大勢のヤマトに取り囲まれてたったひとりでいた弖流)を見たと語るのは、巫女としてあがめられてきた弖流の母=海浦(あまうら~江波杏子)。


母の予言を胸に畳んで進軍する弖流は、この先いったいどうなってしまうのでしょうか?


アテルイ伝は続きもとっても楽しみでございまするねアテルイ伝が面白い♪


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

いつも変わらず応援いただきましてありがとうございます

こちらの関連記事はアテルイ伝(火怨・北の英雄)のレビュー一覧」でお読みいただけます

アテルイ伝 1話あらすじ 蝦夷えみしと呼ばれた人々 面白かった!

大沢たかおさん主演の歴史ドラマ火怨・北の英雄 アテルイ伝を視聴いたしました。これまた見ごたえがあってとっても面白かったですアテルイ伝が面白かった~(≧▽≦)。原作は高橋克彦氏の長編小説=「火怨(かえん)」だそうで、吉川英治文学賞を受賞した作品なのだとか。


舞台は奈良時代末期の東北で、主人公であるアテルイ(阿弖流為)の一族が暮らしているのは、胆沢(現在の岩手県奥州市)という地方です。恵まれた豊かな自然の中で暮らす蝦夷(えみし※1)と呼ばれたこの人々を支配下に治め、律令制の中に組み入れようとしているのが、桓武天皇(近藤正臣)をはじめとする朝廷の貴族たち。ここでは彼らを総称して「ヤマト」(大和)と呼んでいるようです。


※1蝦夷(えみし):近世における蝦夷=えぞの概念とは異なり、あくまでも東北地方の民を指しているようです


昔中学で習った坂上田村麻呂の東北征伐を描いたドラマなのですが、この「征伐」という言葉はあくまでも朝廷が正義で、蝦夷が悪(政敵)であるという概念からきているのに対し、このドラマ「アテルイ伝」は、侵略された蝦夷の怒りと希望をメインに描いているようです


誰に迷惑をかけることもなくヤマトの文化も取り入れて平和に暮らす蝦夷を支配下に治めようとするヤマト


蝦夷の中には、平和的な交流を求めて一足先に自らその住み慣れた土地を差し出した伊治(現在の宮城県栗原市)の呰麻呂(あざまろ~大杉漣)や、磐具公母礼(もれ~北村一輝)のような人間もいたようで、ともに朝廷から派遣された道嶋大楯(みちしまのおおたて~斉藤洋介)を牽制しながら、弖流の父=阿久斗(アクト~神山繁)に、平和的降伏を促します。


~どうやらというのが苗字らしく、阿弖流為はその中二文字を取って弖流(てる)と呼ばれているようです~


何よりも里の民の安全を願う大墓(たも)の族長・阿久斗は北へ逃れようと言い出しますが、弖流はこれを聞き入れません。ここが我が故郷なのに、そこを出て、いったいどこへ行くと言うのか?


ちょうどその少し前に、部族同士で結束を固め、このヤマトに対抗しようとした阿久斗は、弖流の妹である阿佐斗(あさと)を志波の族長=波奴志己(わぬしこ~西岡徳馬)の息子に嫁がせていますが、そちらもまた、ヤマトの襲撃を受けて、その息子は討死し、佐斗は多賀城へと連れ去られてしまうのです。しかも、その際、馬に蹴られたとかで、佐斗はすっかり呆けてしまったようです。


やはり、ヤマトには敵わないと故郷を捨てる覚悟をした阿久斗のもとを再び呰麻呂と母礼が訪ねてきました。自分の民を救うため朝廷に屈したことが、ほかの蝦夷を苦しめる結果となったことを心から悔いたふたりは、阿久斗の息子で、血気盛んな正義漢の弖流に、ともにヤマトに反旗を翻そうと、協力を求めにやってきたのですいいね~!


このままでは、この地にも「城柵※2」が築かれてしまう。


※2城柵: ここでいう城や柵(さく)はともに大和朝廷が築かせた「城」=防御施設という意味合いで使われているようです~


妹の佐斗ばかりか、彼女を取り戻しに行った長兄の阿万比古(あまひこ~石黒賢)も戻らず、その身を案じていた弖流の家族は、ふたりが無事でいることを知らされて喜びはしたものの、朝廷の犬となり下がったこのふたりを、そう簡単には信じようとはいたしません


それでももうほかに道は残されておらぬのが実情。弖流はついにこの二人を信じて前に進む決意をしました。家族を取り戻し、(我)の故郷を守ってみせる!!


佐斗が連れていかれた多賀城へ乗り込んだ弖流は無事に佐斗を取り戻すも、その記憶が失われたことを知って愕然とします佐斗が俺を忘れてしまうなんて!。弖流と佐斗、そして万比の3人は、それはそれは仲の良い兄妹だったからです


自分たちの幸せを一瞬にして奪ってしまった侵略者=ヤマトに、火矢でもって怒りをぶつける弖流なのです言葉にならない怒りの雄たけびを上げる弖流を見るのが辛かった


中学の頃、何の疑問も持たずに学んだ坂上田村麻呂が、実は東北の民=蝦夷の権利を奪い取った侵略者だったという事実がなんとも胸苦しいところではありまするが、歴史的にもそしてドラマとしても大いに学び、楽しめそうなのが嬉しいです。全4回では物足りないぐらいです~これはぜひ小説も読んでみねばどんなに遅くても学ばないよりはマシよね火怨・北の英雄 アテルイ伝は来週も続きがますます楽しみになってきましたアテルイ伝が面白いよ~♪


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

いつも変わらず応援いただきましてありがとうございます

こちらの関連記事はアテルイ伝(火怨・北の英雄)のレビュー一覧」でお読みいただけます

韓ドラおばさんのブログへようこそ

耳寄りなお知らせ

2016年10月末現在では1~7(最終シーズン)まで視聴可能です♪

視聴中のお勧めドラマ情報

コメントをお寄せ頂く前に

  • コメント及びトラックバックは承認制です。販売・勧誘目的、ネチケット違反、記事内容にほとんど言及のないコメントやトラックバック等は、こちらの判断で掲載をお断りさせて頂く場合がございます。韓国ドラマに関してはそのほとんどが「カット版」です。記事より先の話題やカットされた話題等についても余程のことが無い限りご遠慮くださいますように(でも楽しい話は大歓迎♪)。これは原作がある他国のドラマについても同様です。またHNが記載されていないコメントは掲載をお断りさせて頂いております。感動の共有はいつでも大歓迎ですが、ここはあくまでもおばさん個人のブログであってドラマの掲示板ではありません。個人の感想をお寄せいただく際も、一旦はこちらの投げたボールを受け止めて頂けましたら幸いに存じます。読み逃げ=読むだけ、まったく問題ございません(笑。尚拍手コメントへのお返事は、もう一度拍手ボタンを押すことでお読みいただけます。24時間以内であれば2度目の拍手はカウントされませんのでお気軽にご利用くださいませ(^_-)
  • 特に初めてお訪ねくださった方にお目を通していただけますと幸いです→: ドラマのブログを書く際におばさんが特に注意している点♪

advertisement(^^♪

おばさん(こん)のプロフィール

こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

ブログは、時にあらすじを語ったり辛口な感想を書いたりと統一されておりませんが、とりあえず「言いたい放題」言わせて下さいませ。最終回まで視聴したドラマは必ずどこかにその感想を付記しています。また記事で使われているイラストの中にもおばさんのつぶやきが隠されています。余裕のある方はどうぞそちらもお楽しみくださいませ

ドラマのレビューはネタバレが多いです。ほとんど「○話」と明示していますのでどうぞご注意くださいますように

でも誠に勝手ながら「コメントでのネタバレ」はくれぐれもご遠慮くださいね。せっかくの楽しみが半減しちゃうので

また「感じ方は人それぞれ」なので、たとえ直接的なネタバレではなくとも~その辺は重々ご配慮いただけますと助かります=ネタバレ一切お断り!ということです

もしこのブログをお探し頂く際は、「韓ドラおばさん」で検索していただけますと簡単です。でも「韓ドラおばさん」と名乗っているのはこのブログとTwitterだけです♪(2009年7月1日より)

視聴ドラマ一覧リスト♪

視聴ドラマ(ジャンル別)

ジャンル名の左にある+ボタンを押すと詳細をご覧いただけます

目指すドラマは見つかりました?

カテゴリーにないドラマ名や
登場人物の役者名探しなどなど
どうぞお役立てくださいマセ♪

Twitterで更新をお知らせします

ブログの更新情報をいち早くお届けしています。ドラマのプチ感想や視聴予定ドラマのお知らせなどもつぶやいていますが、メインはあくまでもブログです

コメントありがとうございます♪

QRコード(携帯でもみてね♪)

QR

amazonで何かをお探しなら♪

DVDやOST、書籍などをお探しの際は是非こちらをご利用ください♥

ねこ時計

足跡の右隣「ねこ時計」の文字を
クリックしてみてください

RSSリンクの表示

おばさんのangel(みぃ)

可愛い可愛いアタイの天使いつまでもいつまでも一緒だよ
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
advertisement(^^♪2
Twitter こんのつぶやき(^^♪
人気記事アクセスランキング