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「友情モノ」のレビュー一覧

昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第5話 決別

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】の第5話は「決別」です。これまた実に感動的でございましたね昭和元禄落語心中の5話がまた格別でやんした(/_;)。まさか七代目と助六にそんな葛藤があったとは!?


以下ネタバレのあらすじですネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


八代目はおめえには継がせねえ!菊比古に継がせる!!


助六が破門されてから8カ月が経過しました。その夜何があったのか知らなかった八雲は、助六のことだからそのうち戻ってくるだろう、そうして七代目に詫びを入れればまた元通りになる、と甘く考えていたそうです。それはそう信じていないと不安でたまらなかったことも大きかったようです


真打に昇進して以来、人気も腕もめきめきと上がった八雲の落語を、ある時ひっそり助六が聞きに来ていました。これに気づいた八雲があたりをつけて待っていると、助六は、彼を育てて落語を教えてくれた「初代助六」の話をしてくれます。


その初代助六はなんとなんと六代目八雲の弟子だったのだそうです。でも挫折して日雇いになってからは、天狗連という素人落語で「助六」を名乗る傍ら、今の助六を拾って育ててくれたのだそうです。


七代目とは月とすっぽん~片や大名人、かたや野垂れ死に~そうならないために、自分は必ず八雲になると決めていたのだと語った助六は、その形見の扇子を八雲に渡して去っていきました。八雲はその後ろ姿に「稽古だけはしておけ」と呼びかけます。


助六は破門されて以来誰からも相手にされなかったらしく、今はみよ吉のところに入り浸っていました。みよ吉は、いまだに落語への未練を断ち切れずにいる助六に、お腹の子のためにも田舎へ行って一緒に暮らそうと誘います。でなきゃあんた、おかしくなっちまうよ


その後、七代目の妻が亡くなりました。助六には連絡が付かず、八雲が七代目に付き添います。


そこで七代目は、八雲に八代目八雲を継がせたいと切り出しました。八雲はようやくここで、助六の夢が絶たれたことに気づきます。あの人がこれまでどれだけ八雲の名に焦がれてきたのか知っているのに!?


七代目はそれが何だと突っぱねました。あいつは俺の落語を古臭いと批判した。有楽亭の落語を否定しやがった!


それでも八雲は助六と助六の落語が諦められずにいました。そこへお栄が訪ねてきます。みよ吉が店の金を持ち逃げして逃げたというのです。みよ吉の部屋には、以前八雲が使っていた~みよ吉が八雲に英国製の杖をプレゼントして代わりに持ち帰った杖が転がっていたそうです


小雪のちらつく中、八雲が日ノ出荘に戻ってくると、助六が玄関の前に座り込んでいました。助六は、みよ吉に子どもが生まれるからひとりにさせておけないと言いだします。彼は別れを告げに来たのです。


八雲を継ぐっていう夢はどうするんだい!?夢を捨てるのかい!?


助六はあっさりとお前がなればよいと答えました


大事な大事な坊ちゃんだもんな。俺はずっと坊が羨ましかった。可愛がられて甘やかされて何でも師匠にやってもらってよ


自分は所詮野良犬で同じ弟子などではないと背を向けた助六の、その悲しそうな背中を見つめながら、八雲はしみじみ、自分がここまでこれたのはこの背中のおかげだった、助六に憧れてここまで来たのだ、と思い知りました


何をしてもいいよ。だけど落語だけはやめるなお前さんから落語を取ったら何も無くなる(/_;)


うつむいたままの助六の背中にすがってそう語る八雲の声は涙声です。助六もまた泣きそうな顔で、もうどうしたらよいか分からないのだと答えました


こうして助六は外で待っていたおみよとともにどこかへ消えてしまいました。親友との別れにさえ落語をせずにいられない八雲が語った噺はまたこのふたりの状況にピッタリです。お前さんが来ないんじゃないかと思って。冗談じゃない、俺は約束したことはちゃんと守る


みよ吉との約束は守ったかもしれないけれど、八雲を捨てないと誓ったその約束は破られ、八雲はまたしてもひとりになってしまいました


それから7年が経ち、助六は協会からも除名され、有楽亭助六の名は落語界から消されてしまった一方、八雲は芸術大賞を初めとし、大きな賞を立て続けに受賞したそうです。マスコミからのインタビューで、ライバルはいるかと聞かれると「どこにいるかも分からないバカがひとりと答える八雲。


記者たちはこれを受けていかにも知った風に助六の落語を批判しました。助六の落語は笑わせるばかりで師匠の「芸術」とは比べ物にならないそうで


八雲は怒って会見を止め、物が分からない人間に話すことはないと席を立ちます


あのバカの悪口を言ってい良いのはアタシだけです


その後八雲は七代目とともに「親子会」を開きました。よりにもよってそんな日に、八雲に弟子入りしたいという学生がやってきます。七代目はチクリと皮肉を言い、八雲はその気持ちを察してこの学生を怒鳴りつけました。アタシの師匠をないがしろにして恥をかかせた!


七代目は高座で得意の「子別れ」を披露した後、ばったりと倒れてしまいます。八雲は七代目を松田に託し、自分は高座に出てから病院へ駆けつけました。


そこで七代目はついに助六との深い因縁について打ち明けました


助六が八雲に語ったように、初代助六と七代目は六代目の弟子として腕を競っていたのだそうです。初代助六は「途方もなくうまかったそうです。


彼にはまったく歯が立たないと悟った七代目は「息子」という立場を利用して、七代目八雲は自分が継ぐと六代目に皆の前で約束させました


初代助六は怒って飛び出したきり、二度と戻らなかったそうです。


助六の落語は初代のそれにそっくりで、七代目にはすぐに分かったそうです。初太郎と名付けたのに、自分から「助六」と名乗りたいと言われた七代目は生きた心地がしなかったそうです


最初は何とかして初代助六を忘れようとしたものの、どんどんどんどん「呪い」みたいに頭が固くなったそう。助六に「八雲」は渡さない!そう意地になってしまったのだとか。それで助六に自分の落語を否定されたとあれほど怒っていたのですね


大切に育てたふたりの息子のうちのひとりを失った~死を前にしてようやく認めることができたようです


俺は本当に弱くて業の深い人間だ。


本当は八雲にも「八雲」を渡したくないのだと語った七代目の枕もとで、八雲は七代目のそういうところは苦手だと打ち明けました。絶対に似たくないと思ったからこそ、自分の今の落語ができたのだと語ります。


でも、弟子としても息子としても師匠の下に来られてよかった。引き取ってくれてありがとうございます


その後しばらくして七代目は亡くなりました。八雲はまたしても捨てられたのです。


八雲は、師匠が亡くなったからにはもう一度color:#FF66FF">助六の落語を取り戻さねばならぬと誓いました。会長からはそろそろ八雲を襲名するよう促されますが、八雲は休みを取って助六を捜しに出かけます。お栄にみよ吉の居場所を尋ねたところ、どうやら彼女の故郷の四国で暮らしているようです。


八雲は、助六は決して落語を捨てていないと考え、人けの多い場所を探して回りました。この辺で落語を聴ける場所はないかい?


ようやく探し当てたのは「うどん屋」でした。そこから聞こえてきた女の子の「野ざらし」は助六のそれに瓜二つです


相手が子どもだろうと容赦しない八雲に対し、小夏と名乗った少女は反感を隠そうともしませんでした。おじちゃん、嫌い!


が、店の女の子が八雲に気づき、落語家だと言ったとたん、小夏の目が輝きだします。おじさん、落語家さんなの?


助六は小夏に落語を教えるほか自分では決して話そうとせず、髪結いの亭主よろしく何もしていないらしいこと、みよ吉が芸者の真似事をして稼いでいるらしいことを聞き出すと、八雲は小夏を伴って家に案内させました。


助六!とっとと起きやがれ!こんな小せえのに手間かけさせやがって。こちとらはるばる東京から来てやってんだい!ぐずぐずしねえで面ぁ見せろぃ!!


その声に驚いて障子を開けた助六は凍り付いたように八雲を見つめ、坊!坊!!と叫びながら寝間着姿で飛び出してきました。八雲はそのぼさぼさ頭を持っていたカバンで殴り飛ばします。それでも助六は八雲にむしゃぶりつきました


お前さん、変わらねえなぁ昔のまんまだ(/_;)


そういう助六に、八雲は冷たくこう言い返します。お前さんは相変わらず臭いよ


八雲の手は助六の背中を抱き、その顔にはようやく笑みが浮かびました


こうして止まっていたふたりの時が7年ぶりに動き出します。いっそそのまままた止まってくれたらよかったのに~と思わずにいられませんでしたが


来週の予告を見ていてふと、もしかして小夏は八雲の子どもってことはないんかな~そんな妄想が頭をよぎってしまいました。たとえそうではないにしても、もう一度助六に落語をさせるためなら、八雲はどんなことでもする覚悟なのかもしれません


なんとも切ない話で胸がキリキリ痛くなります八雲と助六の友情が切ない(/_;)。「昭和元禄落語心中」は来週の放送が待ち遠しいです昭和元禄落語心中が面白すぎる( ;∀;)



八雲と助六の人間性もまた素晴らしい

昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第4話 波紋

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】の第4話は「波紋」です。以下早速あらすじです昭和元禄落語心中のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


廓噺をものにした八雲は新人賞も獲得し、七代目を上回る人気者となりました。そろそろ真打にとの声も上がりますが、前年に新人賞をもらった助六との兼ね合いで、七代目は大層悩んでいたそうです。助六は相変わらず「行儀も身なりもなってねえために、落語協会の幹部から顰蹙を買っていたのだとか。


七代目は八雲に、真打昇進を見据えてそろそろ廓噺ではない何か持ちネタを覚えるよう促しました。身ぎれいにしておけよ


八雲はその後もずっとみよ吉のところに通い、男女の仲を続けていました。そのみよ吉と別れるようにとの七代目の意図は分かっていましたが、八雲はなかなか切り出せません。でも、ずっと八雲を見てきたみよ吉はうすうす勘づいていたようです。


ねえ菊さん。私を捨てるんなら、いっそひと思いに殺してね


それでも八雲の頭の中には落語のことしかありませんでした。何言ってんだいといなしたその帰り道、テレビで助六が落語をしているのを見かけます。あたしゃ、落語をやるために、八雲を継ぐために生まれてきた男ですからね


自信たっぷりにそう言える助六に思わずうつ向いてしまった八雲の耳に「木村屋彦兵衛」の名前が飛び込んできました。木村屋彦兵衛(柳家喬太郎)とは八雲たちの先輩で、昨年酒に酔って高座に上がり、客と喧嘩をして協会を除名になった落語家です


その彦兵衛が居酒屋で落語をすると聞いた八雲は吸い込まれるように店に入っていきました。彦兵衛の落語=死神は実に薄気味悪く、八雲はその独特な世界にすっかり魅了されてしまいます。今の死神、アタシに教えてもらえませんか!


最初は渋った彦兵衛も八雲の熱心さにほだされて、家に連れていってくれました。彦兵衛の腕を惜しむ八雲に彦兵衛は、もはや酒が無いとダメなのだと打ち明けます。戦争で「地獄」を見てきた彦兵衛は、酒が無いと怖くて仕方がないのだそうです。


飲まなきゃ死神なんてかけられねえ


八雲はそれから朝まで稽古をつけてもらい、帰り道も繰り返し反復しました。みよ吉のことなどもうすっかりどこかへ飛んでいっています


七代目の前で披露した「死神」は、今は病床にあるらしい七代目の妻にも聞こえてきました。妻はうまくなったものだと感心します。子どもの頃は向かないと思っていたのにねえ。


七代目もこれにはすっかり見違えたとホトホト感心しました。八雲の本気を肌で感じた七代目は、今度ははっきり、みよ吉とは別れろと命じます。本気で真打になりたいなら、落語を続けていきたいなら、あの女と別れろ


みっともねえ野郎だ


死神の一節を、あたかも自分に向かって言うかのように声に出しながら日ノ出荘に戻った八雲を迎えたのは、そのみよ吉でした。みよ吉は、八雲のために銀座の百貨店で英国製の杖を買い求めてきたのだそうです。折れて転びでもしたら大変だからと頑丈なものをずっと探していたのだそうです。


別にいいのに


そっけなく答えた八雲に、みよ吉は代わりに今まで八雲が使っていた杖が欲しいとねだりました。そこまで送ってくれない?話があるの。


ここじゃだめかいアタシャ稽古がしたいんだ!


みよ吉の八雲に対する気持ちをひしひしと感じ取り、それだけに八雲のみよ吉へのそっけない態度にハラハラしていた助六はみよ吉が可哀想じゃないか(;´Д`)、ここぞとばかりに席を立とうとしました


が、みよ吉はすぐに済むから構わないと答えます。みよ吉に見受けの話が来ているのだそうです。正妻ではなく妾です。


どうするんだい?まさかアタシに止めてくれとでも?


みよ吉は言ってみただけだと健気に笑顔を作って帰っていきました。助六があれはあんまりだろうと咎めると、八雲は七代目からみよ吉とは別れるよう命じられたと打ち明けます。その頃みよ吉はもらった杖を抱きしめてポロポロ泣いていました可哀想なみよ吉(/_;)


その後八雲は落語協会の会長から納涼落語会でトリを務めるよう勧められました。会長は、無礼な助六を嫌い、礼儀正しい八雲を買っているのです。


噺家にとってラジオやテレビは所詮顔見せみたいなもの。寄席できっちりトリ取れる姿見せてくれるかい?


満員の寄席で、しかもトリで拍手をもらうのは、金より酒より女よりずっと気持ちが良い、最高だと語った会長に、八雲は頭を下げて精一杯務めると約束しました。


それから八雲はこれまで以上に熱心に稽古に取り組みました。祭りの日の寄席でなら八雲の顔が見られるかもしれないとやってきたみよ吉は、八雲の名が無いことにガッカリして帰ろうとします。そこへ助六がやってきて、酒1杯で愚痴30分聞いてやると持ちかけました


助六が八雲はころころ機嫌が変わると悪口をいうと、みよ吉は、そういうのには慣れっこだと答えます。男の人ってそういうもんでしょ。大事なことは何にも教えてくれない。


自分はバカだからそういう方がいい、助六のような優しい人は苦手だと言いながら、ひとりになるのは嫌なのにまた捨てられると嘆くみよ吉を見ていられず、助六は彼女を抱き寄せてしまいました。みよ吉が抵抗しようとすると、助六は(なぜこんなことをするのか)俺にも分かんねえと答えます。


黙って見てりゃ何なんだい


八雲はほおずきを買いに来たのだが、変なとこに来て悪かったと続けました。みよ吉は必死で言い訳しようとしますが、八雲はその必要性すら否定します。ふたりが抱き合っていても腹も立たないと語った八雲には、さすがのみよ吉も怒って帰ってしまいました


助六は八雲に後を追うよう促します。たまには男見せろよ!


八雲は今見せている、これが一世一代の大嘘だ、と返事をしました。どんなにみよ吉に惚れていようと、別れを決めた自分が追いかけたら酷だというのです。


八雲と助六は酒を酌み交わしながら本音をぶつけ合いました。八雲は一生結婚もしない、独りになりたい、その方が自分に合っているのだと言いだすと、助六は俺も邪魔なのかと聞き返します。


お前さんといるとなんでも楽しい。新しいことも目に入る。何でも分かち合いたくなる。ずっとそばでお前さんの落語を聞いてられりゃそんな楽なことはないだろうよ


でもそれでは自分の落語と向き合えないという八雲に、助六は、他人がいなくちゃ落語はできないと反論します。ここが二人の大きな違いです。八雲は、助六がいたばかりに、これまでどれほど苦労したか、とぼやきました。


助六は、そう思うならそろそろ潮時だと言いながら、たとえ進む道は違っても、落語が好きでこの道を選んだという根っこはずっと変わらないと力説します。助六は、落語が時代の流れに取り残されて廃れてしまうことを心底怖れていたのです。


今は人気があるからいい。でも長く人の娯楽であり続けるにはこれじゃあダメなんだよ!


助六は、とにかく客にウケる噺がしたいのだと訴えました。そのためには客に合わせて自分が変わらなければならない!それが俺のやり方だ( `ー´)ノ


~前から思っていたのですが、助六は立川談志さんを彷彿させますね


一方の八雲は、そんなのはおかしい、それはもはや落語ではないと反論します。


助六はそれも百も承知でした。変わらない落語も必要だ、それが落語の本質で、八雲の仕事なのだと語ります。かつて助六が八雲とした「ふたりで落語が生き延びていく道を作る」との約束はそういう意味だったのです。


そいだけは約束しようぜ指切りだ!


助六は無理矢理八雲の指を出させて、指切りをしました。握った手を何度も何度も振る助六に、八雲は笑顔にならずにいられません。うん


ふたりがそんな風に笑いあったのはこの時が最後だったそうです


その後八雲は予定通り納涼落語会でのトリを務めました。高座に上がって観客の拍手を浴びながら、八雲は心の中で、落語と心中なら本望だと感じていたそうです。その気迫は客にも伝わり、最初の「まくら」が無くてもすぐに八雲の世界に引き込まれました


裏で聞いていた助六も、その上達ぶりには舌を巻きます。俺にはできねえ落語だ。そう言いながらその顔が本当に嬉しそうなのがまた印象的です。かつて助六の落語を聞いていた八雲も同じように笑顔でしたね。


金に目がくらんで寿命を売り渡した主人公が死神の予言通りに死んでしまうラストは、まさに水を打ったような静けさでした。八雲が高座に倒れ込む「バタン」という音だけが響き渡ります。


これがアタシの心底欲した孤独孤独でいてこそアタシの落語ができる


八雲が起き上がってお辞儀をすると、狭いながらも大入り満員だった雨竹亭に割れんばかりの拍手が響き渡りました


坊、やりやがったな~そう語る助六の顔にはまたしても笑みが浮かんでいます


その頃みよ吉は、芸者仲間のお栄(酒井美紀)に背中を押されて八雲の落語を聞きに来ようとしたのですが、雨竹亭の前でばったり倒れてしまいました。酒の飲み過ぎで肝臓を痛めてしまったそうです


そして翌年の春、助六と八雲はめでたく真打に昇格しました。が、そのめでたい昇進披露の千秋楽で助六は、こともあろうに、会長の持ちネタでその直々の指導が無ければ誰もやってはいけないと暗黙の了解のある「居残り佐平次」を披露してしまいます


助六はこのお披露目会で毎日違うネタをかけていたらしいのですが、千秋楽は何にしようと迷っていたところ、会長が、助六が真打になれたのは人が少ないこの時代だからだと批判したのが気に入らず、その鼻を明かしてやろうとしたようです


俺はもうすぐ八代目八雲になる!


舞台の裏で会長といた七代目はハラハラのしどおしでしたが、八雲は助六の度胸の良さに呆れながらも、相変わらずのキレの良さに感心しきりでございました


こんな大ネタもこなしてあいつはいったいどこまで行っちまうんだ?


が、そうは問屋はおろさなかった。怒った七代目はついに助六を破門してしまいます。八代目八雲はお前には継がせない!


一方の八雲は今度こそけじめをつけるためにみよ吉のもとを訪れました。以前みよ吉が言ってくれたように、自分の居場所は自分で作るものだと励ますと、みよ吉は絶対に復讐する、死んで化けて出てやる!と凄みます


今度会う時は地獄ね


破門を言い渡されて、呆然と外に佇んでいた助六の前にみよ吉がやってきました。ねえ、桜っていっつもいつの間にか散っちゃうんだよね。


みよ吉は助六の手を取り、自分の頬にあてました。私ね、振られちゃった。助六は黙ってみよ吉を抱き寄せます。みよ吉は、助六の様子がいつもとは違うことに気づきました。話、聞いたげる。
助六とみよ吉はお似合いだったのに(/_;)


みよ吉も助六も八雲にとってはかけがえのない人物だったのですね~。次回はそのふたりに子どもができるようです。


八雲と助六の話に加えて落語も本当に面白くて実に贅沢なドラマですよね。「昭和元禄落語心中」は来週の放送が待ち遠しいです昭和元禄落語心中が面白い(^^)/



お二人ともよほど練習なさっただろうことが見て取れますね

昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第3話 迷路

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】の第3話は「迷路」です。今回はこの迷路に入りこんだ八雲がそこを脱するまでのエピソードです。以下ネタバレのあらすじです昭和元禄落語心中のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


七代目の家を出たまでは良かったものの、何せ稼ぎが少ないことから、八雲は仕方なく銀座のカフェでボーイのバイトを始めました。あの美貌ですから、八雲目当ての客も押し寄せますが、八雲にはまったく興味がありません


かたや助六はそんな八雲に食べさせてもらっていたようです。助六は寄席では大変な人気でしたが、稼ぐそばから遊びに使っちまうために生活費になど回せません


今遊ばなくていつ遊ぶんだ。これも芸の肥やし


助六にそう言われると八雲は何も言い返せません。そういう助六は七代目から貰った紋付も質入れしてしまったそうです


日銭が無きゃ生活できねえ。働きゃあ稽古できねえ。稽古できなきゃ寄席には呼ばれねえ


そう嘆く八雲に助六は今に俺がどかーんと売れてみせると約束します。八雲も特に嫉妬することもなく、寸暇を惜しんで落語の稽古に励みました。


寄席に行けば明治生まれの神様みたいな師匠たちが後輩たちを気遣って楽屋で蕎麦をおごってくれたそうです。八雲はこうした先輩たちと軽口を叩けるだけで幸せだと感じていました


一方の助六は、寄席でもかなりの人気者です。その頃はもう「初太郎」ではなく「助六」と名乗っていました。その話のうまさは舞台袖で聞いている八雲も舌を巻くほどです。ある時などは、客が舞台そっちのけで喧嘩をし始めたのを、舞台上から止めに入って場を収めました


おい!川の向こうのおめえらだよ。こっち見ろって。喧嘩してる場合じゃねえんだよ!!俺は今殺されるかどうかの瀬戸際なんだよ!!喧嘩を止めて話を聞いてくれ( `ー´)ノ


客はまた助六の世界に引きずり込まれてしまいました。これには楽屋にいた師匠も感心します。


その後に高座に出た八雲への客の反応はまた見事なほどに対照的で、喧嘩どころか居眠りまでされていました。またネタも地味ですよね~今さら寿限無でもないでしょう。途中でいびきが聞こえてきても、八雲にはなすすべもありません。唯一の救いは、客席にみよ吉の姿があったことです


助六ってのは化け物だな。あの調子ならすぐに真打だ


助六が真打になったら、八雲は助六を師匠と呼ばねばならなくなります。八雲はすっかり落ち込んで、気持ちだけ焦る毎日を送っていました。師匠の七代目からは稽古よりも遊んだほうがよいと勧められます。


お前の落語にはがねえ。色気ってのは隙から生まれるんだ。完璧なものに色気は差さねえ


そんな言葉にすら「精進します」と答える八雲に、七代目は精進ではなく遊ぶのだと教えます。その方が手っ取り早く「自分の落語」を見つけられる。


口で言っても分からないと思ったのか、七代目は八雲を芸者遊びに連れていきました。もちろん助六も勝手に付いてきます


そこで呼ばれたのがみよ吉でした。みよ吉とは満州で知り合ったそうですが、ちょうどその頃助六は七代目とはぐれていたため、二人の間に何があったのかは知らないそうです。


みよ吉は八雲の落語が好きだと語り、今度踊りを教えてほしいと頼みました


その後助六は二ツ目を集めて「鹿芝居」をやってみないかと八雲を誘いました。今は顔を覚えてもらうのが先決だというのです。助六は1日も早く八代目八雲を継ぐためにも早く真打になりたいのだと明かしました。いいからおめえも半口乗れ!四の五の言ってねえでやれ( `ー´)ノ


題目は「弁天小僧」~もちろん八雲が弁天小僧です


一方の八雲は、約束通りみよ吉に踊りを教えに行きました。でもみよ吉は踊りよりも小唄が得意のようです。みよ吉は、自分を嫌らしい目で見ない八雲がますます気に入り、ふたりは「水が低いところへ流れるように」男女の仲になっていったそうです


ある日八雲が芝居の稽古をしていたところに、酔った助六が女を連れ込もうとしました。八雲は、連れ込み宿にするつもりならお代を払えと言い渡します。芝居のテケツ(チケット)もほとんど売れたと上機嫌の助六に対し、八雲は露骨に不機嫌だったため、助六は、お前の分までさばいてやるから安心しろと言って寝ようとしました。


神様は不公平だ!遊んでんのに腕上げて仕事もらえてお客にウケて!初太郎ばっかり


そんな「僻んで女々しくなっている八雲」を助六はどんと受け止めてくれたため、八雲はますます落ち込みます助六は同性から見ても魅力的でしょう( *´艸`)


雨の中、傘を差してとぼとぼと歩いていた時、偶然みよ吉がやってきました。ふたりでみよ吉の住まいに上がると、八雲は思わず愚痴をこぼしてしまいます。


俺は誰のため、何のために落語をやっているのか?アタシの居場所はここじゃないのかもしれない


みよ吉は、八雲は魅力的でしゃべってる姿がとてもきれいだと励ましますが、八雲は落語に必要なのは「愛嬌」だと思い込んでいるため、聞く耳を持ちません。そんなものは落語に何の関係もねえ。どんなに頑張っても助六との差は埋まらねえ


みよ吉はこれに自分の居場所は自分で作るしかないと答え、明日は何をやるのだと話題を変えました。弁天小僧だと聞くと、きっとすごくきれいだから自分が化粧をしてやると大はしゃぎです


翌日の会場は大入り満員でした。みよ吉も張り切って八雲を美しく仕上げてくれます。が、満員の客席を見た八雲は突然帰ると言い出しました


実際かなり緊張していたらしい八雲を引き寄せて口づけしたみよ吉は、大きな舞台は最初にお客を見渡してやればよいと助言しました。私はいつもそうするわ。そうすれば怖いことなんかなくなる


助六も、腹を据えてその顔を客に見せつけてやれと励ましました。そしたら客なんか付いてくるから


ふたりのアドバイスに背中を押されて舞台へ出た八雲は、客が自分に注目するという感覚を初めて味わったそうです


最後の八雲の大見得に送られた拍手は鳴りやまず、助六は八雲を抱きしめて祝福しました。おめえはすげえよ!やってよかったな!!


ビラ配りまで手伝ってくれた松田が写真機を借りてきてふたりで記念撮影もします。八雲はそれでもこんな格好残したかねえやと仏頂面です


日ノ出荘に戻った助六は満州時代の話をし始めました。満州では何も楽しみの無い兵隊たちが彼らの落語を本当に喜んで聞いてくれたのだそうです。いずれは人を殺したり殺されたりするとは思えないほどの無邪気で屈託のない笑顔だったらしい。今日の観客の笑顔がその時の彼らと同じ笑顔だったのだそうです。


俺ぁあの顔が大好きでよ。そんで俺は決めたんだ。俺は人のために落語をやるんだ


そして八雲もまたようやく自分の落語を見つけました。アタシの落語は何のため?


女郎をテーマにした八雲の落語は、これまでとは打って変わって生き生きとしていました。いわゆる「女形」こそが八雲にピッタリだったのです。これまた弁天小僧を八雲にやらせた助六のおかげですね


菊坊が化けたようだぜ


八雲の「品川心中」は客席にいるお客皆の心を惹きつけて放しませんでした。その中にはみよ吉も笑顔で見守っていたそうです。


つまりみよ吉と助六あっての八雲だったという訳ですが、次回はそのみよ吉との別れが迫ってきそうです。たとえ情を交わしても、基本的には女に冷たい八雲と、女のみならず人間が大好きな助六の間でみよ吉の心も揺れ動いてしまうらしいあ~分かる分かる(;´Д`)


八雲にとっては何よりも落語が優先されるけれど、助六は、たとえ口では何と言おうと、まずは人間ありき=人間が好きだから、その人間を楽しませるために落語がしたいという、ふたりの大きな違いに注目ですね昭和元禄落語心中が面白い(^^)/


落語自体もまた実に面白い

昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第2話 助六

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】の第2話は「助六」です。助六の個性があまりにも生き生きと描かれていたため、前回の1話で八雲が感じただろうデジャブを自分まで体験したような気になりました昭和元禄落語心中のネタバレ感想行きますよ~(^^)/。与太郎は本当に助六にそっくりだったのですね~。いや素晴らしい


以下ネタバレのあらすじです。八代目八雲の実名は明かされなかったため、とりあえずは「八雲」で語らせていただきまする


時は昭和11年、八雲は女中らしい女性に連れられて七代目八雲(平田満)の家を訪れました。七代目とは八雲の母が芸者をしていたことからの縁だそうで、八雲が足を怪我して踊れなくなったためにこちらに引き取られることになったそうです。


八雲の父は踊りの家元で、母はその妾だったそうです。八雲は母が亡くなった後父に引き取られ、正妻に疎んじられながらも踊りを習っていたところ、石段から落ちて足を怪我した結果、踊れなくなった=用済みになったのだそう。それで「捨てられた」と語っていたのですね


そんな事情から「噺家」への道を歩もうとしていた八雲の前に、ひとりの素っ頓狂な男の子が現れます。年の頃は八雲と同じくらいですが、まあしゃべるしゃべる~八雲の百倍は賑やかなその子の名前が助六(南出凌嘉~イクオの子ども時代@ウロボロス~この愛こそ、正義。)です。


落語が三度の飯より好きな助六は、以前から七代目への弟子入りを志願していたらしいのに相手にされなかったようで、八雲の顔を見るなり、ピンと来たそうです。弟子入りに来たなら俺が兄貴分だ!


あまりにもうるさくかつシツコイ助六に根負けした七代目は助六のネタを聞くことにしました。立て板に水のようなその話を聞いた七代目は、単なる物真似だと批判しながらも、使用人の松田(篠井英介)にふたりを風呂に入れるよう命じ、弟子入りを認めてくれます。ずっと仏頂面だった八雲が助六の落語を聞いて笑ったのも奏功したようです


助六も八雲が気に入りました。おいらとお前さんとふたりで日本中に落語を聞かせてやろうぜ!


八雲もまた助六にそれまで誰にも話したことの無かった生い立ちを語り、自分を捨てないかと念を押します。


最初は怪訝そうにしていた助六は納得がいったというように約束してくれました。おいらはおまえさんを捨てない!助六がまた可愛い♪


それから数年が経ち、昭和16年にはふたりともようやく前座にしてもらいました。助六(山崎育三郎)には「初太郎」、八雲には「菊比古」の名が与えられます。


七代目は相変わらず正反対のふたりにそれぞれに合った忠告をしました。助六にはもっと落ち着くように、八雲には腹から声を出すように。また八雲はそれが最初の約束だったらしく、学校に通うよう命じられました。


こうして迎えた初高座でもふたりは明暗を分けました。八雲はあまりにも緊張したために何があったのかすらロクに覚えていなかったそうですが、助六は、水を得た魚のように生き生きと語りあれはもう天性ですね~♬、すぐにお客の心も捕えて大いに盛り上がりました


周りからは早くも「大物」の評価が聞こえてきます。でも助六はそんな声に驕ることなく、八雲のことも考えてくれました。八雲は声を張り上げるタイプの話より、八雲の良さを生かした艶っぽい落語をすればよいと助言してくれます。


廓の噺とか三味や踊りの所作を使う話もいっぱいある。俺には逆立ちしてもできねえが、おめえさんなら得意だろう?


とはいえ、女も知らないのに廓の話などできるわけがないと嘆く助六です。助六は、ふたりでちまちまと金を貯めて一緒に吉原へ行こうと八雲を誘いました


その頃八雲は、落語を覚えるのにも助六に後れを取っていた上、学校にも通っていたため、ますますその差が広がることに焦りを感じていたそうです。それでも芸事そのものが好きだった八雲は寄席にいること自体が好きだったそうです


ある時、下座見習の千代が三味線を弾いている最中に指がつったのを見て、代わりを買って出ることにしました


千代から礼と詫びを告げられた八雲は、今度教えてやると約束します。その結果八雲は稽古中に千代と懇ろになりました。でもその理由は千代が好きだからではなく、助六に負けないために「色っぽい落語」をモノにしたかったからだそう。当時は戦争真っただ中で、色っぽい落語は禁じられていたそうですが


その後千代は親元へ帰ることになったため別れを余儀なくされ、落語界でも自粛ムードが広がって、八雲のやりたい落語は封じられることになりました。浅草本法寺には「はなし塚」なるものが建てられ、53種もの古典落語が葬られたそうです


すっかり気落ちしていた八雲に対し、助六はこんな時代だからこそ落語をやらなくちゃいけないのだと主張しました。俺は落語のためなら死んでもいいが、お国のために命を捧げるなんざごめんだ。何があっても落語を捨てちゃいけねえ必ずまた落語をやれる時代が来ると信じろ!


とはいうものの、終戦を迎えるまでは落語どころではなかったようです。住み込みの松田も疎開したため、七代目は助六を連れて満州に興行に行くことにしました。八雲は足が悪いこともあり七代目の妻とともに田舎に疎開するよう命じられます。


八雲は自分だけ連れていってもらえないことに寂しさを感じましたが、七代目の思惑は別なところにありました。足の悪い八雲が兵隊にとられることはありませんが、助六はいつ徴兵されるか分からないから、今のうちに好きな落語をさせてやりたいと考えていたのだそうです


助六は、落語を教えてくれた爺さんがくれたという助六の名が入った扇子を八雲に託しました。そいつを持って田舎に行き、きちんと稽古をするんだぜ。俺はゼッタイ生きて帰ってくる約束だ


八雲は、決して自分をひとりにしないと約束したじゃないかと助六に指切りをせがみました。助六は、八雲の恋人じゃないと言いながらも言う通りにしてくれます


それからしばらくして終戦の日がやってきました。八雲と七代目の女将は東京の家に戻ってきます。空襲でも無事だったというその家には松田も戻ってきていましたが、七代目と助六からは何の連絡もありません。


八雲は七代目に代わって落語を始め、お座敷にも呼ばれるようになりました。そしてそろそろ寄席が再開するという頃になって、ようやく助六と七代目が戻ってきます。八雲と助六は抱き合って再会を喜び合いました


満州で地獄を見た助六の落語は一段と磨きがかかって客受けもよく、寄席は大盛り上がりです


食うにも困る世の中だからこそ、口先三寸の落語の見せ所だ。俺たちの時代がもう来てんだよ!


嬉しそうにそう語った助六の笑顔を見ながら、八雲は、この人の見つめる先はいつも明るく正しい、同じ方を見ていれば自ずと自分のいく道も見えると確信したそうです


そしてふたりはようやく二ツ目に昇進ました。それをきっかけにふたりは一緒に安アパートに引っ越したそうです。


そんな時に現れたのが小夏の母となるみよ吉(大政絢)でした。七代目に会いに来たというこのみよ吉は八雲と助六の運命をどう変えていったのでしょうか


昭和元禄落語心中」は来週の放送も楽しみですね昭和元禄落語心中が面白いよ~(^^)/



気に入ったらどっぷりハマりそうです

昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第1話 約束

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】を見始めました。おばさんはどちらかというと岡田さんは苦手な方なのですけれど、これは実によかったな~。最初から最後までぐいぐい引き込まれてしまいました


それに与太郎役の竜星涼さん(大木隆@ごめんね青春!)もものすごぉ~くよかったですね~役にピッタリハマっていました


以下早速あらすじです昭和元禄落語心中のあらすじ行きますよ~(^^)/


昭和52年の春~昭和最後の名人と呼ばれていた落語家の有楽亭八雲(岡田将生)のもとに、ひとりの弟子志願者がやってきました。つい先ほど刑務所から出所したばかりの元ヤクザ、与太郎(竜星涼)です。いえ、多分本名は他にちゃんとあるのでしょうが、いかにも間が抜けていそうなその男を見た八雲がそう呼ぶことに決めたのです


与太郎は八雲が刑務所に慰問に来て披露した落語が忘れられなかったそうで、刑務所を出たら絶対に八雲に弟子入りすると心に誓ったのだそうです。その時の演目=死神は八雲の八雲らしさが十二分に生かされる噺だったそうです


八雲は弟子を取らないことでも有名でしたが、なぜかこの与太郎だけは気に入ったらしく、早速連れて歩いては、もっと早く弟子を取ればよかったと語りました。それはどうやらこの与太郎が、亡き親友で同門の助六(山崎育三郎)に似ていたかららしい。助六と八雲は、戦後まもなく訪れた落語界の「黄金期」を支えた若手のホープだったのだそうです。


八雲の家にはその助六の忘れ形見の小夏(成海璃子)が同居していました。助六はその妻で芸者のみよ吉(大政絢)と一緒に事故で亡くなったらしく、八雲は身寄りのなくなった小夏を引き取って育ててくれたのだそうです。


やはり八雲に惚れこんで何度も弟子入りを頼んだのに冷たく断られた二世落語家の円屋萬月(川久保拓司)曰く、小夏は落語界のプリンセスなのだとか


どうやらこのみよ吉を挟んだ助六と八雲の事情(三角関係?)もかなり複雑そうでした。みよ吉は夫の助六ではなく八雲と心中しようとしたらしいのですが、そこで幼い小夏が泣いたために断念したようでしたね。八雲は幼い頃階段から落ちて足を怪我したそうで、その時と同じように「捨てられた」と感じたらしい


おそらくは当時の記憶などもあって、小夏は、助六を殺したのは八雲だとひどく恨んでいたようでした。その小夏は毎日のように父助六の落語を聞いては覚えており、父の落語をこの世から消したくないと考えていたようですが、落語家(咄家)になるつもりはないようです。


というより八雲が「女の噺家」を頑として認めていないようでしたね。後日、それでは助六の落語が廃れてしまうと反論した小夏に、八雲は助六の落語を自ら再現して見せています


助六は今もアタシん中で生きてる落語と一緒にね


小夏は与太郎を呼び、弟子入りなど諦めるよう促しました。あいつは自分の芸を残そうなどと考えていない。落語と心中するつもりなんだ


八雲が弟子を取ったという噂は瞬く間に広がり、波紋を呼びました。八雲の芸は孤独だからこそ極められたのだそうです。またさすがにその業界だけあって、与太郎が助六に似ているとのうわさも広がりました。顔ではなく雰囲気がそっくりなのだそうです


与太郎は八雲に、ただ連れまわすだけじゃなくて厳しく芸を仕込んでほしいと頼みましたが、その願いは半分聞き入れられ、半分は断られたようです。八雲は誰かに稽古をつけるということがどうやらあまり好きではないらしい


それでもそれから3か月後、酒の席の余興で披露した与太郎の「めちゃくちゃな芸」を認めたのか、八雲は与太郎を前座にしてくれました。そして小夏にも与太郎に芸を教えてやれと促します


噺教えろってしつけえんだ


こうして小夏の猛特訓が始まりました。元々落語が好きな与太郎は物覚えも早いはずなのですが、どうにもうまくいきません。小夏が見抜いたところによると、与太郎には落語を他人に聴かせるという意欲がないのだそうです。ダラダラこなすだけでお客が置いてきぼりなんだ


そこへうってつけの人物が現れます。与太郎がヤクザをしていた頃の兄貴分です。兄貴はなぜ落語なんだ、落語なんかくだらないと決めつけ、与太郎に再びヤクザの世界に戻るよう誘いました。が、与太郎は決して首を縦に振りません。


二人の争いを耳にしてやってきた八雲は与太郎に、その「くだらない落語」を兄貴に聴かせてやれと促しました。


与太郎は必死で考えます。どうすりゃ兄貴を笑わせられる?落語の素晴らしさを分かってもらえる?!


こうして生まれた与太郎の「出来心」はそれはそれは生き生きとしていて、兄貴を初めとする客を一斉に魅了しました。寄席に出てから初めて客席からの反応を得た与太郎も確かな手ごたえを感じます


これだ!客との間!!楽しいっ!!この与太郎がまたいいねえ~( *´艸`)


兄貴は大人しく帰っていき、八雲も念のため兄貴の親分に話をつけてくれたそうです


こうして落語の楽しさを再認識した与太郎は、それから毎日助六の落語を聞いて楽しんでいました。八雲の噺は最高だけれど、自分が真似をするにはあまりにレベルが高すぎると悟ったのだそうです。


がそのおかげでその後予定されていた八雲の独演会の前座のことをすっかり忘れていたらしく、慌てて練習に打ち込んだのはよかったが、三日三晩寝ずに練習したために本番は眠気に襲われてまったく集中できなかったばかりか、八雲の落語を聞きながら舞台袖で、しかもいびきをかいて眠ってしまいます。そのいびきは客席にも響くほどのものでした誰か止めろよ(;´Д`)


八雲はなんとか機転を利かせて客を話に引き込みましたが、さすがに堪忍袋の緒が切れて、与太郎に破門を言い渡します


与太郎がどんなに頼んでも八雲は聞く耳を持ちません


よく眠れたろ。私の落語は退屈でさ。助六に弟子入りすりゃあいい


小雪が舞い散る中、冷たい道路に土下座までしてすがっても冷たく突き放された与太郎は、家に戻っても中に入ることができません。それでも諦められないんだろうという小夏の後押しで何とか八雲の部屋の前に座った与太郎は自分の気持ちを訥々と語り始めました


俺は師匠に心底惚れてる。これはもう自分の根っこみてえなもんだから変えようがねえ。でも落語やらさせてもらってるうちに分ってきた。師匠の落語は俺には絶対できねえんだって。


助六の落語の方がまだ近い気もするが、それがやりたいのかどうかすら分からない、だから側にいさせてほしいと頼み込みます。


俺にはもうどこにも行き場がねえんです!!ここで生きて、ここで居場所を作るしかねえんです!


この通りだと頭を下げる与太郎の姿は、かつての八雲自身の姿を彷彿させます。八雲は足を怪我したことで居場所を失いそうになったのですね。


八雲は、与太郎がやりたい落語は与太郎自身の落語だと教えました。加えて、破門を取り消す代わりに自分と3つ約束するよう切り出します


1つ、二ツ目になるまでは面倒を見るから、八雲と助六の落語をすべて覚えること。1つ、八雲が助六として果たせなかった約束=ふたりで落語の生き延びる道を作ろう~をともに成し遂げること。1つ、絶対に八雲より先に死なないこと。


1つめはともかく2つめの約束は大きすぎて大丈夫かと心配する与太郎に、八雲はできなきゃ心中だと言い放ちました。そして3つめは小夏も同様だと念を押します。お前さんもだ。約束だよ


そして八雲はついに、小夏と与太郎に助六との噺を聴かせることにしました。長え夜になりそうだ。覚悟しな


いや~久しぶりにワクワクしてきました。次回が心底待ち遠しいです昭和元禄落語心中が面白い(^^)/



気に入ったらどっぷりハマりそうです

ママ~最後の贈り物~最終回まで視聴して あらすじと感想

韓国ドラマ、【ママ~最後の贈り物~】もようやく最終回まで見終わりました。最終回は、予想通り、とても感動的なエピソードでした。以下、26話から最終回にかけての簡単なネタバレのあらすじとちと辛口な感想です


その後スンヒとグルはカナダに帰る決意をします。ジウンに真実を知られた上に、グルを託すという望みが絶たれた今となっては、韓国にいる意味がないからです。


が、スンヒはその空港でも倒れてしまい、またしてもグルは不安に陥るばかり。その上スンヒは、記憶障害にも見舞われてしまい、いずれは最愛の息子グルをも忘れてしまうのではないかという恐怖に襲われてしまいます。


ここまできてよーやくジウンに真相が知らされる時がやってきました。ジウンの義妹のセナが、認知症の姑を病院に連れてきた際、ガン病棟にいたスンヒを目撃し、早速これをジウンに伝えてしまったのです。


あの女はガンよ!グルを引き取れば遺産ががっぽり手に入るわ!!


驚いたジウンは早速スンヒのいる病院へ駆けつけ、セナの話が本当だと知りました。でもスンヒは、今さらジウンの同情を買おうとは思いません。たとえ拒絶されたとしても、心の底ではジウンの優しさを信じていたため、ジウンをこれ以上悲しませたくない、とも思ったのでしょう。


でも、それではジウンの気がすみません。相手が金持ちのいけ好かない女だと思ったからこそ、あんなにひどい意地悪もできたのでしょうからね。それが、本当はそうじゃなくて、スンヒが自分にグルを託そうとした理由をようやく理解した今となっては、もう、スンヒを憎むことなどできません。


その後ジウンは誠心誠意スンヒに尽くしていきます。ジウンはテジュとも離婚し、コーヒー鑑定士を目指す傍ら、スンヒの面倒を見ていきました。その過程において、これ以上グルに真実を隠しておけないと思い知ったスンヒもついにグルに自分の病を打ち明けます


スンヒが重篤な病に罹っているのではないかと薄々は気づいていただろうグルも、いざ真実を聞かされるとさすがに平静ではいられません。ついついスンヒを避けるようになってしまいますが、それもこれも、近いうちに母を失うという恐怖がそうさせているのです


が、それまではずっと、グルを悲しませまいとグルを避けてきたスンヒが、そんなグルに体当たりします。ふたりに残された時間はもう本当に残り少ないからです。


スンヒがこれまでどれほど苦しんでいたかを知ったグルは、今度は自分がママを支える番だとまたしても大きく成長します。スンヒが、もしかしたらグルに気づかない日が来るかもしれない、と打ち明けると、そんな時は自分が「合図」を送るから大丈夫だと励まします。


オンマ、ナヤ、グル。(ママ、僕はグルだよ)
ママの息子のグルだよ


そしてグルはスンヒを教会に呼び、そこで待っていたジソプと結婚式を挙げさせました。この辺は、ジソプの父の会社とのあれこれが関わっているのですが、そこはバッサリ割愛させていただきまする。大切なのは、

死を前にした母を支える相手として、グルがジソプを信頼し、スンヒの伴侶として認めた

ということです


これを知って逆上したテジュ母にも、グルはキッパリこう言い渡しました。僕を産んでくれた人を苛めるな!


スンヒもまた、ジソプやグルの好意を素直に受けとりました。それにスンヒは、たとえ戸籍上のつながりは無くても、グルを取り巻く人々、テジュにジウン、そしてジソプが、何らかの形でグルの力になってくれる、と信じるようになったようです


グルの望みが「ママとパパ」と一緒に写真を撮ることだと知ったジウンが、ジソプにこれを実現させたシーンもよかったですね。でも、もっと良かったのはその後~これにボナやジウン、ジソプも加えて、ちょっと変わった、でもとっても素敵な「大家族」の写真を撮ったことです。それは、グルとボナが中学生になった日のことでした。


あと数カ月の命と宣告されたスンヒでしたが、周囲の温かいサポートのおかげで、グルが中学生になるのを見届けることができたのです。これが「小さな奇跡」を指していたようですね。


グルが幼い頃は、貧しかったスンヒがいつもグルのためにセーターを編んでいたそうですが、大きくなったグルのセーターを作るのが体力的にしんどくなったスンヒは、最後に白いマフラーを編んだのですけど、グルはその時もこれをしっかり首に巻いていました


最後には20歳になったグルが映し出され、スンヒとともにバイクに乗って、昔スンヒがグルに指導したバイクのイロハをふたりで楽しそうに確認していました。まだバイクに乗れなかった頃のグルは、寂しくなると部屋に鍵をかけて、スンヒとふたりで写した写真を眺めていたそうですが、バイクに乗れるようになった今は、後ろにスンヒを乗せて、どこまでもバイクを走らせるようです。


こうして、思い出に残ったシーンだけつらつら書き連ねて見ると、なかなか素敵で楽しいドラマだったのですけど、以前もちとこぼしたように、やはり途中のジウンの豹変だけが余計だったと思わずにはいられません


確かにジウンは単純なキャラクターではあったものの、グルの誕生日を邪魔したり、スンヒの「ボタンの屏風」を滅茶苦茶にしたり、など、まるで狂人のような振る舞いをするような人間にはどうしても思えませんし、そもそも、真実を知った時点で、もう少し、スンヒの気持ちを察しても良いとは思いませんか?


どうしてそんな行動に出たのか、出ずにいられなかったのか、あれだけ親しくしていたのだから、少しは気づいても良さそうなものですよね。もう子どもじゃないんですから


確かにそこまで落としておいて、最後にう~んと成長させて大感動を与える、というのが韓ドラの手法だとは分かっていますが、それを割り引いても、あれはまったくいただけなかった。最初の頃、グルが実に生意気だったのも腹立たしかったけれど、それはまだ幼い子どもであり、そのグルでさえ、スンヒが弱ってきたことを知ってからは、大いに成長を見せてくれたではありませんか。


そうしないとドラマにならないと言う方もいるかもしれんけど、おばさんはそうは思いません


現に、スンヒの財産を巡る話になった時、最後は社会に還元することになって、シングルマザーを応援する施設への寄付が取り上げられていましたけど、どうせなら、もっと早くからそう言った活動を描いても良いとは思いませんか?ジウンも、自分の夢を叶えると同時に、スンヒを通して、頼れる家族のいない母たちの存在を知って、社会奉仕にも目覚めていく、とか


せっかく最後をハッピーエンドにするなら、途中ももう少し前向きに&理性的に描けないものなのか、ついつい愚痴を言いたくなっちまいます


それと、あと1つどうしても気になったこと、スンヒがグルに病気のことを話した時、グルを産んだことが一番の幸福だったけど、今では産まなければ良かったと最も後悔している、と語ったシーン


グルは賢い子だからその意味を正しく理解しただろうけど、やっぱり、これは言ってはいけない言葉のような気がしてならんかった


多分、上の、もはや「女性蔑視」としか思えない描き方や、この辺の小さな価値観の違いが、最近、おばさんを韓ドラから遠ざけてしまった一番の理由でござる。よく、韓ドラは「本音」が語られるから面白い、と言う方がいらっしゃるけど、あまりにもその醜い本音をさらけ出してばかりでは、人間として生まれた意味が無い~恥知らずにしか思えない時が多々あります


とはいえ、最近心から大感動した例もあるので(「スキャンダル」)、一概には言えませんが。


お、最後はやっぱり愚痴になってしまいました。またいつか、心から楽しめる韓ドラに出会えることを切に願っておりまする


これまでに視聴した韓国ドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~韓国ドラマ編

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