ファントム あらすじ(ネタバレ)と感想一覧 全23話
ファントム(全23話)
- 分類: 韓国ドラマ
- 制作: 韓国SBS
- 演出: キム・ヒョンシク(「カインとアベル」「サイン」「外科医ポン・ダルヒ)
- 脚本: パク・シヌ(「野王」)
- 出演: ソ・ジソプ(「カインとアベル」「主君の太陽」「ロードナンバーワン」 他)、チェ・ダニエル(「ゆれながら咲く花」「明日に向かってハイキック」「童顔美女」他)、クァク・ドウォン(「グッド・ドクター」他)、他
- お気に入り度:
- お勧めキャラ: クォン・ヒョクジュ(クァク・ドウォン)
- 放送局: BS11
- 公式サイト: ファントム
- 放送日: 2013年10月26日~
- DVD: ファントム DVD-BOX 1
/ファントム DVD-BOX 2
ソ・ジソプさん主演の「ファントム」もあらすじリストを作らせていただきます。
この手のミステリーは過程を楽しむことももちろんなのですが、自分としては、結論がまず知りたい方なので、いつも以上のネタバレとなっています。もちろん、お得意の妄想も満載です
。ちなみに視聴しているのは2013年11月現在放送中のBS11のカット版です。
~本来全20話のところの23話編集だそうなので、もしかしたらノーカット?なのかもしれません~
また、自分がかなりのミステリーオタクなため、普段はほとんどこだわらない細部にも大いにこだわっています。その辺はあっさりご笑納いただければ幸いに存じます。
【 ファントム ネタバレ(あらすじ)と感想一覧 】
ソ・ジソプ主演「ファントム」 第1話あらすじと感想 面白くなりそう♪
(1話のみノーカット版です)ファントム 最終回結末とネタバレ トゥルーストーリー
~ファントムのあらすじ(ネタバレ)と感想はこちらからご覧いただけます: ファントム あらすじ(ネタバレ)と感想一覧~
ソ・ジソプさん主演の韓国ドラマ・ファントムも、今日がいよいよ最終回でした。以下、その結末のあらすじをネタバレでまとめさせていただきまする。
最も気になっていたギヨンの今後はお楽しみ~に取っておいて、まずは悪人=ヒョンミンの末路から参りましょうか。
せっかく本物の「ファントムファイル」が出てきたというのに、またしても上からの圧力により、ヒョンミンは無罪となってしまいます。一事不再理の原則から、ヒョンミンはこれでナム・サンウォン殺害に関してはもう二度と裁かれないということなのです。
司法正義に見切りをつけたギヨンは、自分なりの方法でケリをつけると覚悟を決め、警察が押収したデヒョンのデータベースを盗み出し
「チョ・ヒョンミンリスト」
なるものを作成してネットに公開しました。ヒョンミンが握っていた政財官界の汚職や不正が白日の下にさらされたのです
。
当然セガンの株は売却され、これまでヒョンミンに従っていた役員たちも反旗を翻しました。個人的にはここをもっと徹底的に追い詰めてほしかったんですけどね~。
ふてぶてしいヒョンミンは、世間など、他に大きな事件が起きたら自分のことなどすぐに忘れてしまう~そうしたらまた返り咲くだけだとほくそ笑み、その隠れ家らしいフェリーチェ・タワーに戻ってくると、そこには既にギヨンがやってきていました。
どうやらギヨンは、前回突き止めたシン・ヒョジョンの「動画の撮れる媒体」のうち、彼女がスタイリストにくれてやったデジカメから、削除されたヒョジョンの写真を復活させ、その背景が、ヒョジョンの部屋(1101号室)から見える風景とはかすかに位置がずれていることに気づいたようなのです。それが、恋人ヒョンミンの部屋=1102号室だったのです。
だからヒョンミンは、ヒョジョンを殺害した後、廊下などの監視カメラに映らなくて済んだのですね~。
でもギヨンは、薄ら笑いを浮かべながら自分を見ているヒョンミン=既に怪物と化したと自覚しているらしい彼の中に、ほんのわずかに残っていた「良心」を動かすことに成功します。なんとヒョンミンは、シン・ヒョジョンが自分の子を身ごもっていることを知らなかったそうなのです。
ギヨンは、ファントムファイルのオリジナルが収められていた、例のセガンの新型携帯がヒョジョンの墓に飾られていたことを明かした上で、自分が見たファントムファイルとオリジナルはある個所が異なっていたと続けます。そう、ヒョジョンが世に出そうとしたファントムファイルには、ヒョンミンの顔はまったく映っていなかったのです。
愛する男、子どもの父親をなんとかして自首させようとしたヒョジョンは、無残にもその男に殺されてしまったのです。
ギヨンに促されて見たヒョジョンの携帯に残されていた「子供の超音波写真」にはさすがに耐えられなくなったヒョンミンは、(たぶん)ヒョジョンの部屋から飛び降り自殺をしてしまいました。
ヒョンミン役がオム・ギジュンさんだったことや途中の雰囲気などから、ヒョンミンが最後に自殺をすることは大体見当がついていましたけれど、でもやはり、ここで本当に自分の犯した罪を悔いたなら、きちんと法の裁きを受けるという展開にはならんものなのかしらと思わずにはいられません。それだけ韓国人は「法」というものに重きを置いてないんでしょうかね~
。
どうやらギヨンは、このヒョンミンの死とともに、自分=パク・ギヨンをも葬ったようです。今後はウヒョンの息子のソヌ(イ・テウ)とともに、キム・ウヒョンとして生きていくことになったらしいのはまずまずでしたね。もともとギヨンの夢は警察官になることだった訳ですし、一度犯罪者のレッテルを押されてしまったギヨンにとっては、これは、その罪滅ぼしをしながらの再出発とも言えるでしょうから。
~同じ「法の裁き」を受けないケースでも、こちらはwin-winなので納得が行きます~
公的にはギヨンの墓になっている納骨堂にウヒョンの写真がひっそりと飾られておりました。ここでのソヌとの会話、および、シン・ギョンス局長を脅していたヒョクジュの言葉から、ウヒョンの父=ソクチュンが回復傾向にあるらしいことがわかったのもよかったですね。ちなみに
「ソクチュンに塩化カリウムを注射して殺そうとしたギョンス」
は、ヒョクジュに脅されて素直に職を辞したと思われます。何もかも忘れろ~俺も忘れる。これはヒョクジュがギヨンを
「これからも悪を倒すためにともに働く仲間」
として認めた証ですから。
ハデスとしての能力を最大限に生かし、次々とサイバー犯罪を取り締まっていくギヨン、もとい、ウヒョンとヒョクジュたちの今後のさらなる活躍が目に浮かぶようです。
そしてそのヒョクジュはというと、ついにジャガイモ・スンヨンと交際することになりました。交際は許可するが「嘘」は許さないというスンヨンが、ウヒョンはギヨンだろうと問い詰めても、
「一度しか言わない」
と言いつつ、ウヒョンはウヒョンだとシラを切りとおしたヒョクジュがまたよかったですね~。これをスンヨンもまた「これが一度だけの嘘なのね」と解釈したのも柔軟性があってまたよろし。ヒョクジュが本当に嬉しそうにしていたのが楽しかったな~。
ところどころアラが見えてしまってついついほじくり返さずにはいられませんでしたけど、概ねは細部にまで気を配って作ってあったのがなかなか楽しかったです
。個人的には、もう一度初回を見て、ウヒョンがノックしたドアに「1102」と書いてあったこと、シン・ヒョジョンの住まいがフェリーチェ・タワーだったこと(が語られていたかどうか)を確認したいところでござる
。
ついつい妄想で暴走しがちなオタクのおばさんに最後までお付き合いくださいました方々には心から御礼申し上げます。またいつか楽しいドラマをご一緒できますように。
これまでに視聴した韓国ドラマ視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~韓国ドラマ編
ファントム ネタバレと感想 第22話 もうひとつの動画
~ファントムのあらすじ(ネタバレ)と感想はこちらからご覧いただけます: ファントム あらすじ(ネタバレ)と感想一覧~
ソ・ジソプさん主演の韓国ドラマ・ファントムの22話は「もうひとつの動画」です。以下、注目点を3つに絞ってあらすじ(ネタバレ)をまとめさせていただきまする。
まず1点め、なんとギヨンたちは、奪われたウヒョンの潜入捜査の報告書を再度作り直す作戦に出てきたようです。その内容は、オリジナルと大きく趣を変え、メインテーマを
「ワクチンプログラムに関する潜入捜査」
としていたようです。しかもこれをデジタルではなく「シン・ギョンス局長のサイン入り」の紙で法廷に証拠として提出したところがミソでしたね。デジタルデータをとことんねつ造してきたヒョンミンにはぴったりの「証拠」でござった
。
ではなぜ、ヒョンミン側のギョンスがこの報告書にサインをしなければならなくなったのか。
今回押収したデヒョンのサーバーから、ギョンスの不正を示すファイルがいくつか発見されたようです。海外の不法不動産や脱税の内訳、ひいてはこれまではずっとキム・ソクチュンが受け取ったと思われていた、例の「セガンの裏献金=20億ウォン」までも、このギョンスが横取りしていたことが判明したのです
。
デヒョン、つまりヒョンミンは、これらの不正をネタにギョンスを脅迫していたつもりでしょうが、それは諸刃の剣だったというのが実に楽しかった。ヒョクジュにその剣を突き付けられて
、有無を言わさず「偽の報告書」にサインさせられたギョンスが見物でございましたな
。
もちろんこの報告書の中には潜入捜査の過程で遭遇した「ナム・サンウォン殺害」についての詳細も記載されていたという筋書きです。
さて2点目、これを受けて今度は検察側が新たな証人を申請してきます。ウリ日報のク・ヨンジュ記者が呼ばれ、ハデスの話に及んだ際は、ちと違った意味でイラッとさせられてしまいました。確かに我々視聴者はそれが何を意味するのかすぐに分かりましたけど、でも裁判の流れとして、あそこで弁護人がなぜ即座に異議を申し立てないのかが疑問ですよね
~だって一見まったく無関係な話題ですから。韓国の法廷は礼儀正しいのかな
。
で、案の定、ヨンジュはウヒョンがハデス、つまりはギヨンに違いないという仮説を披露し、これを受けた検察は、重大な証言をしているキム・ウヒョンが偽物では、その証言の信ぴょう性も薄れるから、DNA鑑定をするべきだと詰め寄ってきます。
そして3点目、これはまだそのからくりが明確ではなかったのですけれど、ここでついに弁護側から「もう1つの動画」が新たな証拠として提出されました。そう、これこそ
「本物のファントムファイル」
です。
ウンジンに加工編集された動画と異なり、ヘミョンリゾートでじきに殺害されるナム・サンウォンの隣には、紛れもなくチョ・ヒョンミンが映し出されており、サンウォンに酒を勧める姿まではっきりと確認できた際には、法廷内に大きなどよめきが湧き起こります。
~あそこでヒョンミンが毒を入れたシーンはあくまでも「真相」であって、あそこに映っていたわけではないでしょうね。撮影のアングルが逆ですから~
この動画は亡くなったシン・ヒョジョンが撮影したオリジナルだと思われますが、ギヨンの指揮のもと、ガンミやサンウたちが、生前のヒョジョンが所持していたデジタル機器を必死に探した結果、ようやく見つけ出したということでしょうか。それはおそらく、ヒョジョンがそのCMに出演してもらったらしい
「セガン電子の新型携帯」
の確率が高そうです。
ヒョジョンが死んだ後の部屋にはその空箱だけが残っていたそうですけれど、果たして現物を持っていたのは誰なのか~妹の遺品は全て焼き捨てたと言ったらしい姉がどこかに隠し持っていたのかしらね。何せヒョンミンは、妊娠中の妹を無残にも殺した憎い仇なのですから~って知らんのかしら
。
これでウヒョンの正体を明らかにする必要性は無くなり=DNA鑑定の話も立ち消えとなり、ヒョクジュはついにヒョンミンに手錠をかけるにいたりました
。
それでも往生際の悪いヒョンミンは「確証を持って来い」とうそぶいていましたが、坂を転がり始めた人間がどのような末路を辿るのか、薄汚い金や脅迫に縛られて「味方」になっていた人々が、いかに素早く冷酷にその手の平を返すものなのか、それを最も熟知しているのは他ならぬヒョンミンだと思うんですけど。
さてファントムもいよいよ次回が最終回です。悪人の最後は大体読める気はしますが、それを除いても、この間ずっとウヒョンとして生きてきたギヨンは今後どうするつもりなのか、そんなギヨンをヒョクジュたち「仲間」はどう支えるつもりなのか、最後はやはり「韓国ミステリー=人間ドラマ」としての醍醐味をタップリ味わわせてもらいたいものです
。
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ファントム ネタバレと感想 第21話 ウヒョンの決意
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ソ・ジソプさん主演の韓国ドラマ・ファントムの21話は「ウヒョンの決意」です。今回はまた実に痛快でございましたね~以下さっそくあらすじ(ネタバレ)です
。
まず前回仕掛けたウヒョンの「罠」にデヒョンがまんまと引っかかりました。やはりあのテギュンの報告書は、デヒョンのハッキングの瞬間を押さえるための仕掛けだったようです。
デヒョンがこれをハッキングしたと同時に、あらかじめその報告書に仕込んでおいた追跡プログラムが動き始めるというのもなかなかでしたね。しかもデヒョン側では、ご丁寧に自分たちへのハッキングを知らせる警告メッセージが出ているというのに、これに気づかないと来たもんだ
。こういうことは画面で知らせるだけでなく、アラームも鳴るよう設定しておかないといけませんな
。
が、さすがにこれはすぐクォン・ドヒョンに気づかれてしまったため、ギヨンは彼らの居場所を辿ることができなくなってしまったのですけれど、一度つかんだこのIPが示す住所が刻一刻と変化していることに気づいたのはさすがでした。
これは無線を使っているばかりではなく車で移動しているからに違いない!
彼らは大型トレーラーで移動中にちがいないとギヨンが推理したその時に、その目の前を通りかかった「引っ越しトラック」の助手席に、ほかならぬデヒョンのタム教授が乗っていたのには大笑いでした。最初は運転手かと思っちゃいましたよ~韓国は左でしたね。
こうして見事デヒョンを一網打尽にし、ワクチンプログラムのソースコードも押収したギヨンたちでしたが、これでセーフテックを叩くことはできても、単なる出資元であるセガンのヒョンミンを追いつめるまでには至りません。デヒョンとのつながりを示す証拠は既に隠滅されてしまったようです。
また、テギュンはやはりトゥルーストーリーで報告書を作成していたようです。そこへ乗り込んできたカン・ウンジンは、満を持して待機していたガンミたちにめでたく逮捕されました。が、黒幕は誰なのか、こちらも決して口を割ろうとしません。
仲間がいなくなったことでシン・ギョンスは大人しくなりましたが、これでは
「事件解決までは断酒する」
と決めたヒョクジュがいつまで経ってもその禁を解くことができません。
しかも、この成り行きに業を煮やしたヒョンミンは、こともあろうに、ウヒョンの息子のソヌに接触し、慌てて現れたギヨンに向かって、このまま大人しく姿を消さなければ、ソヌの命が危ういとまで仄めかしたのです
。
が、この卑怯な脅迫が、ギヨンに覚悟を決めさせたのは皮肉でございましたね。今手元にあるカードでヒョンミンを追いつめることができるのは、それを切ったら自分の身も危なくなる
「ナム・サンウォン殺害の真相」
だけなのですが、ギヨンはついにこのカードを切ろうと決意したのです。
これで罪に問われようとしているジェミンの法廷に現れたギヨンは、サンウォンを殺したのはジェミンではなく、ヒョンミンであり、自分はその目撃者だと証言しました。
これで法廷が蜂の巣をつついたような騒ぎとなったところに、ヒョクジュがギヨンを救いに現れます。何せギヨンは元々この件で指名手配されていたので、ヒョクジュはそれを口実に、ギヨンを連れ出したらしいです。世間的にはウヒョン(ギヨン)を拘束したように思わせていたようですが、その実は違っていたようです
。
ギヨンが弁護側の証人として法廷に出廷するその48時間前に、ヒョクジュとガンミがサンウとテギュンをピクニックと称して郊外に連れ出すと、そこに現れたギヨンが、自分はキム・ウヒョンではなくパク・ギヨンだとふたりに明かし、彼らの協力を求めたようです。ウヒョンを殺した犯人を捕まえるにはふたりの協力が必要だ!
そして公判当日。ギヨンとヒョンミンの証言がまったく食い違っていることを理由に、判事は証人尋問を分離して行うよう命じました。ヒョンミンが別室に通されて待機している間、ギヨンにはついにあの質問が繰り出されます:
ナム・サンウォン氏が目の前で殺害されたというのに、あなたはどうしてその後何もしようとしなかったのか?
証拠として提出された動画にはサンウォンとウヒョンしか映っておらず、そこにヒョンミンがいたと証言できるのは、その
「死にゆく人を目の前にしながら何もしようとしなかった悪徳警官」
であるキム・ウヒョンしかいないのです。
さてギヨンはここで親友をおとしめる覚悟ができているのか~それも巨悪を倒すため=ウヒョンの遺志と割り切ることができるのでしょうか?テギュンたちに頼んでいたと思われる「つじつまを合わせる」とはいったい何を指しているのでしょう?
ギヨンがジェウクに渡したウヒョンの潜伏捜査の報告書が「コピー禁」だったというのは痛かったですね~。デジタルデータのみならず「紙」もコピーができなかったのかしらん?
また事件とはほとんど関係の無い話ですが、あの「ジャガイモ」のスンヨンが、ヒョクジュのために「牛」の模様入りのお弁当を作ってきてくれたシーンは楽しかったですね~。これが平穏無事な時なら、ヒョクジュはきっとあれを皆に見せびらかしたかったでしょうに。
ファントムもいよいよ大詰めですね~明日の放送が今から待ち遠しいでござりまする。
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ファントム ネタバレと感想 第20話 ハデスの復活
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ソ・ジソプさん主演の韓国ドラマ・ファントムの20話は「ハデスの復活」です。これまた実に痛快なエピソードでございましたね。以下さっそくあらすじ(ネタバレ)行きます
。
今回はようやく亡きキム・ウヒョンの汚名がそそがれました。ウヒョンがセガンに接触を図ったのは、元々ヒョンミンから
「裏献金疑惑」
について再捜査を依頼されたかららしいのですが、その過程に置いて、自分の父=ソクチュンが不正を行ったことを知ったウヒョンは、ヒョンミンに屈したふりをして、実はすべての真相を明かそうと「潜入捜査」を行っていたそうなのです。
そしてこの捜査の状況は全てシン・ギョンス局長に報告していたそうです。もちろんウヒョンは、ギョンスがヒョンミンのスパイだということはまったく知らず、ギョンスを信じていたようです。でも最後には分かっていたみたいでしたけど。
この辺はいかにもヒョンミンらしく=実に下衆で嫌らしい方法です。ギヨンにファントムファイルを捜せと言ったのも、ギヨンとウヒョンが親友だったことを百も承知で、ギヨンにウヒョンが殺人犯だと信じ込ませ、それを理由にギヨン=ハデスの弱みを握り、自分の仲間に引き入れようとしたのではないでしょうか
。爆発事故の際、ウヒョンがギヨンを殺そうとしたのも決して本気ではなかったのでしょう。
重体のソクチュンからウヒョンを信じるよう諭されたギヨンがウヒョンの実家を調べたところ、机の引き出しの裏側にUSBが隠されており、そこにすべての報告書が収められておりました。ヒョンミンの不正およびナム・サンウォン殺害の報告も含めたそれらの報告書の承認の欄にシン・ギョンスのサインがあったため、今回ようやく真相が明らかになったのです。
スパイはシン・ギョンス局長だった!
これをギヨンがジェウクに告げたのがちと痛かったですよね。ジェウクを信頼したまでは良かったけれど
、セガンとギョンスの癒着を知ったジェウクを、ヒョンミンが生かしておくはずがありません
。
哀れなジェウクは、ギヨンから受け取った証拠をギョンスに問い正そうとしていた矢先に、デヒョンのクォン・ドヒョンに刺殺されてしまいます。もちろん、ウヒョンの報告書とUSBも盗まれてしまいました。コピーは当然残しているんでしょうね。
でもドヒョンがこれをヒョンミンに報告していた際、証拠を削除すると言いつつ、まだ手元に血の付いた封筒とUSBを置いていたようでしたね。
個人的には見たことの無い俳優さんですが、どうやらかなり危ない人物らしいので、もしかしたら、あれをもってデヒョンやヒョンミンを逆に強請ろうとしているのかもしれません。
一方のギヨンは、自分はウヒョンではなくギヨンだと明かしてまで証拠を託したジェウクが殺されてしまったことに怒りが隠せません。それにジェウクは、ソクチュンを守ると約束してくれていたのに、その本人が死んでしまったのですからね。
なんでも例のワクチンプログラムは、一見すると何の問題もないプログラムだそうで、その正体が暴かれるのは唯一、実際にハッキングされている時だけなのだそうです。
全国に指名されている中、堂々とネットカフェでハデスとなり、警察庁を含む官公庁から主な企業まですべからくハッキングして、ありとあらゆるPC画面に
「H」
を浮かび上がらせたシーンでは、これが犯罪とは知りながらも、大いに溜飲を下げたおばさんでした。
「あなたの情報はセーフテックに盗まれている」
これがギヨンの仕業だと知っているヒョクジュとガンミが「してやったり」の表情を押し殺している姿が楽しかったな~
。
「セーフテックのワクチンプログラムの再調査を要請します」
国情院での調査では明らかにできないと口では言いながらも、やはり焦りを隠せないヒョンミンは、一刻も早く、ベータ版が入ったCK電子のハードディスクを回収しろと急かしています。
ギョンスが死亡したことで、サイバー捜査隊の局長を任されたギョンスも当然これがどうなっているかを催促してくるわけですよ。ベータ版の解析はどこで誰が行っている?
心の中で
「この裏切り者っ!!」
と毒づきながら、平静を装ったヒョクジュが面白かったですね~。イ・テギュン刑事が静かな場所で分析しています。
まず最初のギヨンの発信元がトゥルーストーリーだと思い込まされた警察が踏み込んできたのもまた笑えました。ギヨンはご丁寧に&抜かりなく、ハッキングの発信元IPアドレスがトゥルーストーリーの住所を示すよう細工していたようです
。
ギヨンのことが心配でやってきていたスンヨンが代わりに逮捕されてしまったのは誤算でしたが、こちらはヒョクジュが助けてくれることでしょう。このふたり、実は結構お似合いだったりしませんか。
そしてついに待ちに待ったその時がやってきました。ベータ版の分析を終えたテギュンが、この報告書をヒョクジュにメールで送ってきたのです。これをすかさずデヒョンがハッキングします~つまりはこれで
「ハッキングの瞬間を抑えた!」
のだと思うんですが~違うかな。
こちらもまたテギュンのIPを確認したウンジンが、テギュンの手元にあるはずのオリジナル=ハードディスクを奪いに&テギュンを殺しに、トゥルーストーリーへと向かったようです。
テギュンが作業していたのは果たして本当にトゥルーストーリーなのか(待ち伏せして逮捕~もあり得ますし)、それとも単なるフェイクであれはテギュンの自宅なのか。
とにもかくにもこれでヒョンミンが裏をかかれて悔しがる表情が早く見たいものでござるね。
オタクなおばさんとしては、ここでもう1押し、テギュンの送信先=ヒョクジュのメアドに「superman」を見たかった思いは隠せませんが、これでそこまで期待してはいけないのですよね~。ファントムは、来年の放送もとっても楽しみでございまする
。
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ファントム ネタバレと感想 第19話 殺人容疑者キム・ウヒョン
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ソ・ジソプさん主演の韓国ドラマ・ファントムの19話は「殺人容疑者キム・ウヒョン」です。以下さっそくあらすじ(ネタバレ)です。
まず、警察庁内のもう一人の裏切り者が今回ようやく判明いたしました。シン・ギョンス局長(チェ・ジョンウ)です。元々ウヒョンに好意的だったのも「陰謀つながり」だったからなのも知れませんし、あのカン・ウンジンをサイバー捜査隊に推薦するようジェウクに頼んだのも、このギョンスだそうです
。
ヒョンミンはギョンスに命じて、例のワクチンプログラムを予告なしに警察庁のPCすべてにインストールしたようです。しかもご丁寧に、ヒョクジュたちの疑いがすべてチョン・ジェウク局長にかかるよう細工までしていました。
前回ギヨンたちが捕まえたデヒョンのメンバーが釈放されたのを良いことに、そのうちの一人のチョ・ムンジュンをジェウクのいるジムに行かせて彼に声をかけさせ、2人が知り合いであるかのように見せかけます。彼を追ってきたヒョクジュとガンミはこれですっかりジェウクへの疑いを強めてしまったようです。
また、もうひとりのクォン・ドヒョンを追っていたギヨンは、ドヒョンが、忘れたくても忘れられない「Phantom0308」のIDを使っている現場を目撃して驚愕します。これこそ、
「ファントムファイルを捜せ」
とギヨンにメールを送ってきた人間のIDだったからです。ギヨンはその後もずっとこのメールアカウントをチェックしていたようですが、この1年はずっと休止状態でメールボックスも空だったそうです。それがなぜ今使われ始めたのか。
疑問を抱きながら登庁した翌日、オフィスにセーフテックのワクチンが導入されていたことを知ったギヨンは、そのワクチンがハッキングプログラムである証拠の、このベータ版が入ったCK電子のハードディスクのオリジナルを手に、トゥルーストーリーへやってきました。当然、ハデスとしてのノウハウを駆使してこれを分析するつもりなのでしょう。
~コピーはジェウクがギョンスに渡して、セーフテックのワクチンは危険だと主張しているのですが、ここはなんともマヌケなシーンでございましたよね~
ここでギヨンがこのハードディスクを調べている最中にやってきたのは、ほかならぬヒョンミンです。ヒョンミンはついに、ずっと抱いていた疑惑をギヨン自身にぶつけるために足を運んできたらしいです
:
本当にパク・ギヨンは死んだのか?自分とギヨンしか知らないはずのPhantom0308のIDをなぜおまえが知っている?
ドヒョンにPhantom0308のIDを使わせたのは、ギヨンがこれを知っているかどうかを確かめるための罠だったのですね。が、これで逆にギヨンもまたヒョンミンこそがシン・ヒョジョン殺害の犯人だと確信したようです。
その辺のことは大分昔の話なので今一つ自信がないのですけど、つまりギヨンが「Phantom0308」から受け取ったメールには、シン・ヒョジョン殺害の犯人しか知り得ないことが書いてあったということでしょうか
。
上でも触れたように、ギヨンは確かに「Phantom0308」から「ファントム」というファイルを捜すようメールを受け取っていたようだけど、でもそれがなぜこのIDの持ち主が「シン・ヒョジョン殺害の犯人」と特定するに至ったのかが、今一つ釈然としないのが面白くありません。確かに我々視聴者は「Phantom0308」こそが犯人だと知っていたけど、それがどうしてギヨンにも分かったのかが分かりません
。
ここに来て今さらこんなことを言うのも何ですけど、敢えて厳密にいうなら、ファントムファイルの存在を知る人間がファントムである必然性はないはずです。ハッタリでしょうか? ま、他ならぬ本人=ヒョンミンが何も反論してないので別にいいんですけど
。
またヒョンミンは、以前からギヨン(ハデス)を仲間にいれようとしていたとうそぶきました。セガンやセーフテックの名を出さず、闇のルートから誘いをかけていたのはあり得る話ですよね。でもギヨンがハッカーになったのは、あくまでも「正義の実現」のためなので、そんな誘いに乗るわけはありませんが
。
そしてこのファントムファイルが、思わぬギヨンの「致命傷」となってしまいます。
実は今回、サンウがヨム・ジェヒのカバンから押収したUSBから、このファントムファイルが発見されてしまったのです。以前サンウが調べた際には見つからなかったというと、イ・ヘラム分析官は、ステガノグラフィを使って、秘密裏に隠してあったのを見つけたと説明しています。
そのファントムファイルにはヒョンミンの姿はなく、ただウヒョンがナム・サンウォンを殺したかのような映像だけが残されておりました。
が、サンウの主張によれば、彼もまたステガノグラフィを使って探したけれど、その際そんなファイルはなかったのだそうです。つまりは何者かが「編集したファントムファイル」をこのUSBに忍ばせたということです。となると、ギョンスだけじゃなくて、PCに詳しい何者かが他にもスパイとして潜り込んでいる可能性もありそうですね。もしくはギョンスがこれを持ちだして、カン・ウンジンにでも細工させたのか。
これでウヒョンは、殺人犯もしくはその共犯ということで指名手配される中、今度はウヒョンの父ソクチュンが重篤な状態に陥ってしまったようです。誤嚥性肺炎の炎症が全身に広がったとの医師の見解でしたが、本当はヒョンミンの指示で、カリウムを注射するなどの細工をされたのかもしれませんよね。
あくまでもウヒョン、もといギヨンを信じているガンミやヒョクジュにこれ以上迷惑はかけられぬと、ギヨン自らソクチュンの病室へ忍び込んでくると、さすがにソクチュンは目の前にいるのが息子ではなく、ギヨンだと見破ります。
あの時君の言うとおりに不正を告発していればよかった
後悔先に立たずですが、爆破事故で息子が死んだことを知ったソクチュンは、ウヒョンは全てを明らかにするつもりだったから、最後までウヒョンを信じてやってくれと何度も何度も繰り返します。病院のスタッフに変装しているギヨンですが、廊下にはジェウク率いる警察官が詰めかけてきており?
年末で何かとバタバタしながらの視聴と語りですけれど、明日もしっかり見て語りますよ~。ファントムは明日の放送も今からとっても楽しみです
。
これまでに視聴した韓国ドラマ視聴リストはこちらです
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