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刑事のまなざし 最終回 ネタバレと感想 心(後編)

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしは夕べが最終回でした。前回と合わせてのタイトルは「心」だったそうです。これまた期待通り、いかにもこのドラマらしい素敵な最終回でございました刑事のまなざしも最終回(^^)/。以下、簡単なあらすじとネタバレです。


まず最大の焦点だった絵美を襲った犯人ですが、やはり山之内慎吾ではなかったようです。信吾が万華鏡を手に入れたのは、彼が以前働いていた上木自動車という会社の伏見工場の寮で一緒だった男から盗んだのだそうです。


また、3人目の被害者、秋彦の妻の親友=ちはるも、信吾は殺していませんでした。ちはるはシングルマザーなのですけれど、毎日の生活に疲れ果て、幼い息子を愛することができなくなった自分を恥じて、自殺してしまったそうです。


ちはるの息子を、自分と同じ境遇にしたくなかった信吾は、むしろ懸命にちはるを止めようとしたのに死なれてしまったため、せめて、息子に「母親が自殺した」と悟らせないようにとの配慮から、ちはるに万華鏡を握らせた上で自分が殺したと自供したのだそうです。


この辺が実に繊細な描写だったのですけれど、信吾は母親に死なれてからずっと、母は自分のせいで死んだと自分を責め続けてきたのだそうです。なぜ母は自分を捨てたのか、自分が母を助けてやれなかったからか、自分が至らなかったために母は死を選んでしまったのか。


本来なら、最も愛し愛される存在だった母親に死なれてしまったことで大きくゆがんだ信吾の心はその後も元に戻ることは無かったそうです。


最初は、母を死なせた自分を罰したい=自分も死にたいと願っていた感情が、いつの間にか「心の鏡」に反射され「他者への憎しみ」に変わっていった。自分を否定し続けることで、他人をも肯定できなくなっていった


その後信吾は「無差別殺人」という最も卑劣な罪を犯し、ふたりの尊い命を奪ってしまいます。被害者となったのは、信吾の目には「幸せ」に見えたふたりでした。信吾は、幸せに浮かれている人間が憎くて憎くてたまらなかったのでしょうが、でも実際にはそうでもなかったようなのです。


最初に殺した青年は、2年前の大震災で家族や友人を大勢亡くし、今なお週末にはボランティアのため帰郷していたそうです。亡くなった人々のためにも自分は精一杯生きなければ~そう笑顔で頑張っていたこの青年の本当の姿が、信吾には見えなかっただけでした


2人目の女性は、長年不妊治療で苦しんでいたところ、ようやく授かった命を流産したばかりだったそうです。それでも何とか笑顔を作って生きようとしていたその顔が、どうして信吾には「浮かれている人間」に見えてしまったのか。


被害者意識の強い人間には、他人の苦しみが分からない~自分だけが不幸だと思っているのですよね。どんなに楽しそうに、嬉しそうにしていようと、それはその何倍もの苦しみと悲しみを乗り越えてようやくたどり着いた境地かも知れない、もしくはそうあろうと懸命に努力している最中かも知れないのに、自分だけが可哀想な人間にはそれが見えない


でもそんな信吾も、夏目の娘の絵美が襲われて10年間も寝たきりになってしまったことを知った時はひどく胸を痛めていたようです。だからこそ、前回絵美の病室を覗いた際、あんなに驚いた顔をしていたのでしょう。夏目が自分の下へ来れなくなったのは、この子が原因だったからだと、あの時初めて知ったのでしょう


それなのになぜ、信吾はこの病室を「襲う」ような真似をしてみせたのか~それはおそらく、最も信頼できる夏目という人間の手で自分を罰して=殺してほしかったのだと思います。


あの子を襲ったのは自分だったかもしれないから


口では、常に分かったような顔をして正論を吐いていた夏目が憎らしく、そんな夏目でも、娘を襲った犯人を前にしてはもうきれいごとは言えないだろうなどと言ってはいましたけれど、それもまた本心ではありましょうが、もっと奥深いところでは、信吾は最後まで自分を罰したかった~その相手は夏目でしかありえない、そんな風に思っていたのではないでしょうか


でも夏目には(信吾が絵美を襲っていないと知らなくても)彼を殺すことはできませんでした。それには、その時絵美が

「頑張れ、頑張れ」

とうわ言のようにつぶやいてくれたのも助けとなったようです。これはきっとこの10年間、夏目がいつも絵美にかけてきた言葉なのですね


「母親に自殺されたからと言って、他人を殺していい理由には決してならない」


菊池同様、おばさんも声を大にして言いたいですが、それでも夏目は最後まで信吾の心に寄り添おうとしていたのがとても印象的でした。君がひとりの子どもの未来を守ろうとしたこともまた事実だ。そのやさしさはあの子にもいつかきっと届く


まるで子供のように泣きじゃくる信吾の肩に手を置いて、自分もまた涙を隠せない夏目のまなざしが「頑張れ、頑張れ」と言っているように思えてなりませんでした。


ひとり残されてしまったちはるの息子は、秋彦夫婦が引き取って育ててくれることになったそうです。人を殺した「償い」は「服役」だけでは済まないと言われてもどうしていいか分からないと悩んでいた秋彦が、自分が「父親」を殺したばかりにその人生を狂わせてしまった「息子」と同じ境遇のこの子を育てることで、少しでも償いができれば、そう考えたようなのも良かったですね。


また、信吾が絵美を襲った犯人ではないといち早く気付いたのは長峰でしたが、彼は早速京都へと飛んだようです。長峰ならきっと真犯人を探し出してくれるに違いない!おばさんもそう信じています長峰が本当に好きでした~( *´艸`)


そしてその絵美も「目覚める日」がそう遠くはないようです。これまでずっと変わらない愛情を注いできた夏目夫婦のためにも、是非、意識を取り戻してほしい物です早くその日が来るといいな


刑事のまなざし~最初は椎名桔平さんや松重豊さん目当てで見始めたこのドラマでしたが、なかなかどうして重厚な社会派ドラマとしても実に見ごたえがあって、最初から最後までたっぷり堪能させていただきました。犯人と夏目の心の交流もさることながら、刑事たちのつながりも非常に好ましくて大好きでした。是非シリーズ化をお願いしたいです刑事のまなざし~求むシリーズ化!( `ー´)ノ


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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第10話 果たして真相やいかに?

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしはいよいよ最終章に入りました。どうやら来週が最終回のようです。


これはなんとも辛い展開になってしまいましたね~。終盤に来たら当然、夏目の娘の絵美の事件に言及するに違いないとは思っていましたが、まさかこのような展開が待っているとは!?


以下、早速ネタバレです。ただし、もしかしたらまだこれが真相ではない可能性も残されているかもしれません。


10年前に絵美を襲って植物状態にしたのは、当時夏目が担当していた加害者=尾崎秋彦(柏原収史)に父親を殺された山之内信吾(窪田正孝)の仕業だったようです。夏目は秋彦の更生に携わる一方で、被害者家族である信吾をも放っておくことができなかったそうなのです。


殺された山之内はラーメン屋を営んでおり、そこで働いていた秋彦が、ひどく叱責されたのに激怒して山之内を殺してしまったため、その後は山之内の妻が店を継いで、信吾も懸命に店を手伝っていたのだそうです。


それでもやはり味が落ちたためなのか、客足はすっかり途絶えて売り上げがガタ落ちしてしまい、それを苦にした山之内の妻は電車に飛び込んで自殺してしまったそうです。


そんな信吾をなんとか励まそうと夏目が信吾のもとへ足を運んでいた頃に、絵美が襲われてしまったそうです。それで夏目はしばらくの間信吾のもとへは行けなくなっていたのですが、半年後にようやく訪ねてみた時には、信吾は既に行方をくらましてしまっていたのだとか。


今回この信吾は「幸せそうな人間」を選んで無差別殺人を行っています。殺した後には必ずその被害者の身元を示す物を盗み、それを秋彦のもとに届けています。


おまえのせいで、今、無関係の人が殺されている


これらが、秋彦のみならず「社会」に対する怒りを抑えられない信吾の仕業だと分かったのは、目撃者の証言から明らかになったスナック菓子がきっかけでした。当時、夏目が信吾のもとへ通っていた頃、彼はそれとまったく同じスナック菓子を食事代わりにしていたのだそうです。


ふとひらめいて秋彦を訪ねた夏目は、身分証やクレジットカードがまるで戦利品のように届けられていたことを知り、一連の犯行が信吾の手によるものだと確信します


また今回は、この信吾が自分を投影していたらしい無期懲役の囚人=宗方善(平幹二朗)もとても印象的でした。この宗方も、父親を戦犯として処刑され、母が線路に飛び込み自殺をした後、連続殺人犯となったそうです。この宗方の自伝を読んだ信吾は大いに共感したようです。


母はどうして皆に迷惑をかけるような死に方を選んだのでしょうか?


信吾はそう宗方に尋ねたそうです。


それまでは決して他人に迷惑などかけず、何もかも自分の胸に抱え込んでいるような人だったのが、最後にそのような死に方を選んだのは

「自分もまたひとりの人間だ」

と言うことを証明したかったのではないか。虫けらを轢いても電車が停まることは無いが、人間なら停まらずにはいられない。何一つ生きている証を持てないような無力でひ弱な誰からも忘れられた人間が社会に自分の存在を知らしめたかったからなのではないか。


今、信吾が殺人を繰り返しているのも同じ理由なのではないか。彼は他人を殺すことによって自分が生きていると叫んでいるのではないか?


そんな信吾が、絵美を襲った犯人ではないかという疑惑が浮上したのは、とある女性が殺されたことからでした


山之内を殺した当時は、夏目に促されて反省文も書き、少年院にも入って「償いは済ませた」と豪語する秋彦は、妻にもうすぐ子供も生まれることだし、もう昔の事件は終わったこと、二度と関わり合いたくないと言っていたのですが、その秋彦の妻の親友のちはるが次の犠牲者になってしまったのです。


人を殺しておいて、もう終わったとは何という言い草だと怒っていた安達同様、心の狭いおばさんとしては

「次に狙われるのはその妻かも知れないのにっ!奥さんが狙われたらどうするんだっ!( `ー´)ノ

と思っていたほどだったのですが、問題は、そのちはるが握らされていた「万華鏡」にありました。そこにはなんと「なつめえみ」と書かれていたのです。その万華鏡は間違いなく絵美が襲われた時に持っていたものなのだとかまさか信吾が犯人だったとは!


はたして信吾は本当に絵美を襲った犯人なのでしょうか。


でもそれにしてはいくつか疑問が残るところでござる

なぜ信吾はその後の10年間はひっそりと(犯罪を犯さずに)暮らしてきたのか。絵美を襲ったという罪悪感からなのか。


それがなぜ今になって連続殺人を犯すようになったのか。(おそらくは秋彦と妻の幸せそうな姿を見たことが直接のきっかけの様な気もしますが)


信吾は今回、絵美の病室にもやってきていたようでしたが、その時、寝たきりの絵美に注いだまなざしには少なからず「驚き」が浮かんだようにも見えたのはおばさんの思い過ごしでしょうか?信吾は確かに「10年前自分を見捨てた夏目」を恨んでいたかもしれないけれど、まさかそれが娘のためだったとは~と驚いて(自分を責めた)表情にも思えたのですけれどね~


どんな人間にも将来がある


ずっと暗闇の中に居つづけ、自分は春に雪の下から現れる汚らしい枯葉でしかないと語った宗方にもそう言って憚らなった夏目ですが、果たして絵美をあんな目に合わせた犯人を目の前にして、しかも実に理不尽で身勝手な逆恨みが原因だったと分かっても、本当に犯人=信吾を許すことができるのでしょうか?彼にも明るい将来があると、一点の曇りもない目で言い切ることができるのかやはりそれは「きれいごと」でしかないのか(;O;)


いかにもこのドラマらしい最終回が期待できそうです。刑事のまなざしは来週の放送が今からとっても待ち遠しいです


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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第9話 実に素敵なヒューマンドラマです

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしは9話もまた実にしっとりとしたイイ話でございました刑事のまなざしが好きだ~( *´艸`)。ミステリーとしては、最初からおおよその見当はついてしまいましたが、役者の演技(表情)が素晴らしくて、最後の最後まで目が離せませんでした。福森(松重豊)も長峰(北村有起哉)も、そしてもちろん夏目も実にイイ。以下、簡単なあらすじとネタバレです。


今回は犯罪が2本立てだったのもなかなか面白かったです。1つは、大野健介(山崎銀之丞)率いる「振り込め詐欺集団」と、この大野の妹であり、かつ福森の「婚約者」だった大野麻理子(奥貫薫)の上司の高島医師(新井康弘)が殺害された事件。


大野を追う過程でやってきた病院で、かつての恋人=麻理子を見つけた福森~麻理子は5年前にふいに姿を消した後行方不明だったのを、福森がずっと探し続けてきたのだそうです。


刑事である自分と一緒になるのに、前科持ちの兄では気が引けるからという理由だったにちがいないと考えていたらしい福森でしたが、実はそうではありませんでした。


麻理子は当時から自分には離婚歴があると話していたのですけれど、その前の結婚で生まれた娘=が重い心臓病にかかっていたことを知ったからなのだそうです。


麻理子は、家庭にはいるより医者としてより多くの命を救いたいと、娘の親権を元夫に渡し、彼らとは一切交流を断っていたのですが、母としてが無理なら、せめて「医師」として娘を救いたいと、当時の彼女にはどうしようもなかったその病の治療をするために、単身渡米して、心臓外科医としての腕を磨いてきたのだそうです。


あなたに待っていてほしいとは言えなかった結局は心配させただけだったのに(;´・ω・)


福森を愛するが故の決断だったと語った麻理子でしたが、そんな麻理子がようやく結を救えることになったというその時、患者の命より病院の利益を優先する悪徳医師の高島が、成功率の低いオペを嫌って、結を転院させるよう命じてきたのだそうです。


娘を助けるために麻理子が取った手段が、高島を殺害することだったのはなんとも気の毒でした。そして麻理子は、それまでずっと音信不通だった兄に電話をし、助けてほしいと頼んだのだそうです。


それまでずっと迷惑をかけ通しだった妹のため、大野は自分が高島を殺害した証拠をねつ造し、妹に代わってこの罪を引き受けようとしたのです。でも、夏目は、兄から「嘘を突き通せ」と命じられて作り話をした麻理子の嘘を、その手の動きからとっくに見破っていたようでしたよね。


金を無心してきた兄の頼みを断ったら、病院に乗り込んでおまえが職場にいられないようにしてやると脅された


福森が、容疑者の関係者だと知って最初は事件から手を引けと言った長峰に、福森を信じてほしいと言った菊池も頼もしかったですし、事件の捜査は捜一がすると言われたにもかかわらず、菊池に無理矢理頼み込んで捜査を続けた夏目ももちろんのこと、真犯人が分かったと知って、敢えて、福森と夏目に麻理子を連行しろと命じた長峰も実にカッコよかったな~最近長峰いいな~( *´艸`)


娘の手術を無事成功させて手術室から出てきた麻理子も、福森の姿を見てすべてを悟り素直に連行されるのですけど、少しでも二人だけにしてやろうと席を外した夏目の計らいも粋でございました。


「これまで5年も待ったんだ。これから5年や10年どうってことない


5年前にプロポーズのために買った指輪を麻理子の指にはめて「すっかり痩せちまったな」と福森が言った時は、こちらまでもらい泣きしそうでした。籍など入れなくていい~ふたりで寄り添って生きていこう


顔が怖い福森との最初の出会いが、麻理子が福森を「やくざのお礼参り」だと勘違いしたというのも楽しかったですよね


ずっと楽しく見てきたこの刑事のまなざしも、あと2話ほどで終わるようです。最後は前後編になるらしいので、それまたとっても楽しみでございまするね刑事のまなざし~最後まで楽しみます!( `ー´)ノ


~1月のこの時間帯は、杉本哲太・古田新太のダブル主演による隠蔽捜査だそうです。来年もこの時間帯はTBSで決まりでござりまするね


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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第8話 隠された真実

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしの8話はまた実にやるせない話でした。


実際に罪を犯した人間は、平気で他人の生き血を吸ってのうのうと生きているのに、その犯罪者に苦しめられている人間は、そのために死を選ぶほど悩んでいるというのが、実に腹立たしかったです。昨今は、加害者の人権を叫ぶ前に、被害者の人権こそもっと尊重すべきだという声も上がるようになってきましたが、まさにその通り。やはり最も責められるべきは犯罪者なのです


今回はでも、一見「加害者」にも見えた女子高生が、実は彼女もまた悩み苦しんでいた「被害者」だったというお話でした。以下簡単なあらすじとネタバレです。


カウンセラーの田辺久美子が担当していた女子高生=仲村有香(松岡茉優)は、数年前に痴漢に遭って以来、精神が不安定になり、自傷行為にまで及んでいました。田辺がなんとか彼女を立ち直らせようとしていた矢先、ここに夏目達が訪ねてきます。なんと有香が、ある殺人事件の容疑者に挙げられているというのです


殺された男は沢田浩司(青木玄徳)。若い女性を狙っては、出会い系サイトで働かせたり美人局をやらせたりという、とんでもない悪党だったこの男が殺された日、マンションの部屋から出ていく有香の姿が監視カメラに写っていたそうなのです。


しかも沢田は何度もこの有香に電話をかけていたらしいことが分かっているのに、有香は、沢田には何度か逢ったことがあるだけで、親しくもなければ家も知らないと言い張りました。


痴漢に遭って以来ずっと苦しんできた子なのだから、犯罪者扱いしないでほしいと夏目を牽制する田辺に対し、夏目は何もかも見抜いたようなあのまなざしでこう言います。部屋の中にいただけでは分からないことがたくさんある。君も自分の足で動いて彼女の真実を探してみるといい。


なんと有香は、田辺にあられもない姿を撮られ、ずっと脅されていたのだそうです。有香がバスで痴漢に遭ったのも、実は田辺が仕組んだことで、善良な公務員=岩崎(平田満)を痴漢に仕立て上げ、職場に知らされたくなければ金を出せと脅すつもりだったのだそうです


が、田辺に先んじんて、有香の近くにいた人々が岩崎をバスからおろして警察に突き出してしまったため、引っ込みの付かなくなった有香は、そのまま岩崎を訴える羽目になり、教員だった岩崎は辞職に追い込まれてしまったのだそうです。


が、岩崎はその後、有香が自傷行為に及んだことを知り、自分の娘も5年前に自殺をしていたことから、これ以上有香を傷つけたくないと、控訴を断念したのだそうです。そのことがでも有香を精神的にますます追いつめていくのです。


その上岩崎は有香のために田辺と接触し、例の写真を返すよう迫った際に、誤って田辺を殺してしまったそうです。事情を知った有香は、今度こそ岩崎の罪を庇おうと、またしても自殺を図り、助けられた暁には、自分が田辺を殺したのだと嘘の自白をいたしました。


「君は嘘をついている


自殺をすることも、嘘をついて庇うことも、本当の意味での「償い」ではない。君はどんなに辛くとも、憎むべき犯罪者だった田辺の罪を公にし、そのために岩崎さんを冤罪に陥れてしまったこと、その君を救うために岩崎さんが過失を犯してしまったことを明らかにしなくてはならない!死んでも何にもならないっ!( `ー´)ノ


あんなダニの様な男は殺されてしかるべきだ~ついそう思ってしまう一方で、夏目なら、あの男をどう裁いたか、あんな男でも更生させることができたのか~が見たかったおばさんでもありました


刑事のまなざしは、来週の放送もとっても楽しみでございます刑事のまなざし~もうすぐ終わっちゃうのが寂しいです(;O;)


~よく人名を間違える実にそそっかしいおばさんは、これを確認するために公式サイトへと飛んだところ、こんな楽しいページを見つけてしまいました。昨日の洋風おでんも実に美味しそうでしたからね: 刑事たちのお食べ物


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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第7話 母と娘

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしの7話はまた何とも重苦しいテーマでした。


支配欲の強い母親に育てられた娘が、その娘をも同じように=自分の思い通りに育てようとした挙句、娘の幸せを壊してまで、娘の関心を引こうとした。それもまた最も卑劣な方法~娘に罪悪感を抱かせるという方法で


家族の病理は連鎖する


この鎖を夏目が、あの優しくも厳しいまなざしでもって、きっぱり断ち切ってくれたのは幸いでした。以下、簡単なネタバレです。


今回の被害者は、歩道橋から突き落とされて意識不明の重体の男性でした。身元を示すものを何も持たなかった中、ポケットに1枚だけ入っていた名刺が手掛かりになります。とあるデパートの衣料品売り場に勤める藤川佐知代というその女性を訪ねていくと、店には来ていないばかりかその後出向いた自宅にも姿が見えません。


近所の主婦に聞き込みをしたところ、娘との不仲が原因で家を出たのではないかという話ですが、その娘も既に家出をしているというのです。


「藤川の娘は今日結婚式を挙げるそうです!」


福森と安達が駆けつけた教会には、なんと、有給を取って、法務技官時代に担当した青年の結婚式に出ると言っていた夏目の姿がありました。


とんだ邪魔な客になっちまったな。


夏目が面倒を見た青年の名は野沢琢磨(忍成修吾)。藤川の娘=雛子(徳永えり)との結婚は、佐知代に激しく反対されていたため雛子が家を出て、駆け落ち同様にして挙げるのが今回の結婚式だったそうなのです。


その後の調べにより、野沢と被害者の男性=加藤竜二(斉藤慶太)は不良時代の仲間だったことが分かり、事件当夜も加藤が野沢を訪ねて店に来ていたことが判明します。どうやら加藤は「堅気」になった野沢にずっと付きまとっていたようなのですが、野沢は彼を突き落したのは自分ではないと主張します。


その上、歩道橋近くの監視カメラの映像には、加藤の跡をつける藤川佐知代が映っていたことから、野沢とともに佐知代が容疑者として浮かび上がってきました。


でもなぜ佐知代が加藤を殺す必要があったのか?


「口では反対しても、所詮は母親だから、娘の幸せのために加藤を殺したに違いない


安達の想像通り、佐知代もまた同じように自供しました。佐知代は式場の雛子に、雛子が大好きだったというバラの花を送り届け、自分はふたりでよく行ったというローズガーデンで、式が終わるまで時間を潰していたのだそうです。明日には自首するつもりだった。


でも、そんなおためごかしが通用するのはあまちゃんの安達だけであり、夏目や福森の目はごまかせませんでした。あなたが本当に殺したかったのは加藤ではなく野沢だったのでしょう?


なんと佐知代は、娘を取り戻すために野沢を殺すつもりで後をつけていったのが、野沢の会社から出てきてかつ背格好のよく似た加藤だったのだそうです。途中でこれに気づいた佐知代は大慌てで、次なる手段を考えだします


野沢殺しに失敗した今、どうしたら娘を取り戻せるか?


ここで思い付いたのが雛子の「罪悪感」を利用することでした。自分のために殺人まで犯した母を見捨てて結婚するような娘ではない。


夏目がこれに気づいたのは、カウンセラーの久美子が、佐知代のある口癖に気づいたことがきっかけでした。佐知代はとても厳しかったそうなのですが、そのたびにこう口にしていたそうです

「何もかも、あなたのためなのよ」


そして佐知代の母もまた、同じことを佐知代に言って聞かせていたそうです。夫と離婚して女手一つで雛子を育てていた佐知代に対し、それを優しく助けるどころか、佐知代を叱咤し続けていたというその母が死んでも、佐知代は涙一つ流さなかったそうです。


何とも気の毒な話だけれど、実際にはよくありそうな話でもあると空恐ろしくなった時、夏目がこんな言葉を残してくれたのが救いとなりました


子どもを支配する親を辿っていって辿り着くのは、ごく普通の真面目な親である。子どものためを思って厳しく躾けていたつもりが、いつのまにか度を越して、子どもを自分の思いのままに支配することへとつながり、子どもと自分は別人格だということを忘れてしまう。


これは何も、親子の間に限ったことではありませんよね。人間、特に相手への「甘え」が強くなると、他人と自分との境界線が分からなくなり、相手を尊重する気持ちを忘れてしまう


無意識に、佐知代の支配から逃れるために、佐知代の反対するだろう伴侶を探したという雛子の相手が「本物」で本当に良かったです。刑事のまなざしは、来週の放送も楽しみでござりまするね刑事のまなざしが楽しいです♪


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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第6話「無関心」もとってもよかった♪

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしは6話の「無関心」もなかなかでしたね~。以下、早速簡単なネタバレと感想です。


今回の事件はいわゆる「かたき討ち」でした。1年前、恫喝されて怯えていた子供を助けようとして進み出た水野愛子(渋谷飛鳥)は、公衆の面前でナイフで刺殺されてしまったのですが、今回は、この愛子を殺した犯人=浜田隆一(奥野瑛太)が殺されたのです。


事件後1年経っても捜査が進まないのに業を煮やし、殺人のあった現場近くで毎日目撃者を捜していた愛子の母親=弥生(斉藤慶子)の犯行かとも思われましたが、そうではなくて、愛子と趣味のオフ会で出会い、誰にも相手にされなかったところを愛子だけが優しく接していたという内気な男性=高木尚人(柄本時生)の仕業だったというのが、いかにも現代社会の歪みをうまく表していたと思います。


この尚人は、愛子を殺した張本人=浜田のみならず、その場にいたのに愛子を助けようとしなかった友人の男性をも殺害し、終いには愛子が助けようとした子どもとその母親までターゲットにしていたのです


もしあの時、誰かが愛子を助けようとしていたら、愛子は死なずに済んだかもしれない!


ネットでは、この犯人(尚人)に喝さいを送る声が上がっています。クズ野郎が殺されて万々歳だ!


でも福森がいみじくも語ったように、これ見よがしにこう言うことを言う人間こそ、その場に立った時に何もできない弱虫に違いないのです。


実際には長峰がこの事件の担当だったらしいのですが、警察が(それなりに)捜査したにも関わらずたどり着けなかった浜田や「目撃者の親子」を、今回の犯人(尚人)はどうして見つけることができたのか


その理由を考えた夏目は、この犯人もまた、その現場にいた目撃者のひとりだったのではないか、と思いつきます。この犯人もまた

「何もできずに手をこまねいて見ていた卑怯者の一人」

だったのではなかろうか?


愛子を助けられなかった自分の弱さには目をつぶり、自分へ向けるべき怒りやもどかしさをすべて、浜田のみならず、死んだ愛子が文字通り命懸けで守ろうとした幼い子供とその母親にまで向けようとしている尚人に、夏目の一言がぶつけられます


亡くなった愛子さんの優しさをおとしめるなっ!!


関わり合いになりたくない、自分が傷つきたくない~その気持ちは分からなくもありませんが、でもだからと言って、この世の中、誰かが矢面に立った時、一緒になって無責任に神輿を担ぐ輩が多すぎです。自分の発言に責任が取れないようなら、いっそ黙っているべきです


でもまあ最終的には夏目が言っていたように、責められて償うべきなのは、実際に罪を犯した犯人であることには違いないのですが。


このドラマでは今回、ただこれらの無責任で身勝手な無関心を咎めるだけではなく、そんな無関心を反省して乗り越えたお手本も示されていたのがまた良かったのですよ


これを示してくれたのは、夏目の娘の絵美が襲われた際、近くにいたにも関わらず、声をあげることができなかった絵美の友達の当時8歳の女の子=夏希でした。


どうして助けを呼んでくれなかったの?せめて犯人の顔ぐらい見てくれればよかったのにっ!!


当時、気が動転していた夏目の妻=美奈代はそう言って夏希を罵ったそうです。それ以来、すっかり行き来が無くなっていたらしいのですが、病院で偶然彼女とすれ違った際、そこへやってきていた田辺から、夏希が学校で苛めに遭っていたことを聞くのです。


もしかしてそれは私のせいかもしれない!


自分が夏希を責めたせいで、夏希の心に影を落としてしまったのかもしれないと居ても立っても居られなくなった美奈代が夏希に会って事情を聴くと、そうではなかったことが分かります。


私が苛めに遭ったのは、先に苛められていた女の子を助けようとしたから。昔、絵美ちゃんを助けられなかったことをずっと後悔していたの。だから今度こそ、黙って逃げたくなかった


愛子に助けてもらったのに、息子だけ助けてその場を逃げ出し、ずっと口をつぐんでいた母親もまた、夫からのDVを受けて家を出た女性だったのだそうです。守りたいものがあったからこその黙秘だったと弥生が理解を示し、娘の愛子が命懸けで守った子どもの母親に対して、むしろ親近感を抱いたという展開もなかなかでした


結局はこの親子もまた被害者のひとりだったのですからね。繰り返しになりますが、断罪されるべきなのはあくまでも犯罪者であって、勇気が出せずに逃げ出した人間ではない


愛子が殺されたのは何とも痛ましかったですが、それなりに皆納得のいくところに収めてもらってよかったです。刑事のまなざしは来週の放送も楽しみでございます刑事のまなざしが面白いよ~( *´艸`)


~このドラマを単なるミステリーに分類しておくのはもったいないので「社会派」に昇格させていただきまする


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2016年10月末現在では1~7(最終シーズン)まで視聴可能です♪

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おばさん(こん)のプロフィール

こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

ブログは、時にあらすじを語ったり辛口な感想を書いたりと統一されておりませんが、とりあえず「言いたい放題」言わせて下さいませ。最終回まで視聴したドラマは必ずどこかにその感想を付記しています。また記事で使われているイラストの中にもおばさんのつぶやきが隠されています。余裕のある方はどうぞそちらもお楽しみくださいませ

ドラマのレビューはネタバレが多いです。ほとんど「○話」と明示していますのでどうぞご注意くださいますように

でも誠に勝手ながら「コメントでのネタバレ」はくれぐれもご遠慮くださいね。せっかくの楽しみが半減しちゃうので

また「感じ方は人それぞれ」なので、たとえ直接的なネタバレではなくとも~その辺は重々ご配慮いただけますと助かります=ネタバレ一切お断り!ということです

もしこのブログをお探し頂く際は、「韓ドラおばさん」で検索していただけますと簡単です。でも「韓ドラおばさん」と名乗っているのはこのブログとTwitterだけです♪(2009年7月1日より)

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