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「NHK朝の連続テレビ小説」のレビュー一覧

わろてんか ネタバレと感想 第10週 笑いの神様

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第10週は「笑いの神様」です。


おばさんは大体において、女性が主人公の場合はほぼ無条件にその肩を持つことが多いですが、今回ばかりは藤吉の気持ちも分からんではなかったですね~。特にあの労働争議。以下ネタバレの感想ですわろてんかのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


寄席の数をもっと増やしたいと考えた藤吉は、それには「目玉」となる芸人が必要だと考えました。その白羽の矢を立てたのが、最近はすっかり目が肥えて「違いの分かる男となった風太曰く()、

笑いの神様

だという落語家の月の井団吾(波岡一喜)です。当代きっての人気芸人の団子、否団吾と専属契約を結ぶには、少なく見積もっても1万円=5千万はかかると聞かされた他の芸人たちは、こぞって藤吉に反対しました


立ち上げ当時のしんどい時、給金を払わなくても風鳥亭を支え続けてくれた彼らに報いることなく、新しい芸人を高額で迎えるとは何事だ!というその気持ちも分かりますが、でも、藤吉の主張ももっともなのです。何せ、キースや万丈目の芸はいつも同じで、彼らはその芸を磨こうとも、新しい芸を考えようともしないのです。あれではマンネリ頭打ちです


藤吉も、それならそうと、まずは彼らに喝を入れるべきでしたよね。彼らにしてみれば、自分達は言ってみれば開国功臣、今の会社組織なら「役員待遇」であっても然るべきところを、自分達に黙って、しかも破格の待遇で新しい芸人を入れると勝手に決められては、面白くないのも無理はありません


だからどっちもどっちなのです。そこへてんまでが「妻としての要求」を突き付けてきます。藤吉にしてみれば、そういう話は家でしろ、ってことなんだろうけど、てん的には、家では話を聞いてくれないからやろ、このあほんだらがっ!歌子だったら言ってるね~手も出て( `ー´)ノと言いたい。


ああ、こういう時に物の分かった啄子がいてくれたらね~。そう思わずにいられません


とはいえ、その団吾との交渉も難航しました。契約金もさることながら、誰にも縛られたくない破天荒な団吾は、のらりくらりと話題をそらしてしまうのです。団吾を説得しようとお座敷に通い詰め=金を使っているのも、てんにしてみれば面白くはないでしょうね。


子守を雇ったとは言え、キースたちとの板挟みにもなって疲れているてんを、また栞が優しくいたわってくれるんだ、これが


休める時に休んだ方がいいから。僕は失礼するよ


栞も本家の兄から引導を渡されて、貿易会社は取り上げられてしまうようです。それでも活動写真だけは手放さないと、今度は「女優」を使う現代劇を撮ろうと画策していたようです。どうやらその女優にリリコが抜擢されるようでしたね


そんな栞の姿にも藤吉は触発されてしまう訳です


一方でてんはお夕(中村ゆり)という行き倒れの女性を助けました。お夕は行方が知れなくなった夫を捜していると語りましたが、その夫はなんと団吾の兄弟子、団真(北村有起哉)で、お夕は先代の団吾の娘だったことが判明します。どうりで寄席のお茶出しが上手いばかりか、お三味の腕も相当な訳です


団真も昔は「若いが繊細な芸をする」と評判だったらしく、「団吾」を継ぐものだと目されていたらしいのが、なぜか先代は弟弟子に「団吾」の名を譲ったのだそうです。腹を立てた団真は恋仲だったお夕と駆け落ちしてからすっかり落ちぶれて、団吾の名を騙っては食い逃げするなどして食いつないできたのだとか


でもお夕はそんな団真の芸を今でも信じているそうで、特に「崇徳院」という芸は絶品だと誇らしげに語ります。「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」で有名な崇徳院の落語は「恋煩い」がテーマだそうです。


それならばいっそ団吾ではなく団真と契約したらどうかとはてんならずとも考えるところですが、どうやらお夕に横恋慕していた団吾は団真をとことん軽蔑しているらしく、あんなカス芸人を使ったら、絶対に風鳥亭とは契約しないと藤吉を脅してきます


それなのに、悪戯好きな笑いの神様はそんな団真を風鳥亭の高座にあげてしまいます。来るはずだった落語家がたまたま来られなくなったのと、従来の芸人たちがストライキ中だったこと、そして藤吉は団吾のことで寄席にいなかったことから、てんが高座に穴をあけてはいけないと急きょ団真に出演を依頼したのです。


これが途中まではなかなか良かったものの、客の一人が団真の顔を見て「食い逃げの男だ」と騒ぎ出したため、団真は集中できなくなり、途中で舞台を降りてしまいます


どうせ俺なんかもう駄目なんだ。お前に言われて仕方なくここまで来ただけだ


この男もどーしょーもないけれど、ようやく戻ってきて事の顛末を聞いた藤吉もひどかった。藤吉はてんをひどく非難し、もう二度と寄席のことに口出しするなと命じたのです。


だったら全部自分でやりよしっ!!


てんといいお夕といい、出来過ぎる(優しい)女性は時として男をダメにするざんすね。特に藤吉の場合は、とにかく口が重すぎる~もう少し、大切なことを言葉にして伝える努力をしたほうがよかとね


さ~て来週はどうなるかな。崇徳院の歌にあやかって、どちらの夫婦も仲直りできると良いですね



てん、負けるな(*・`ω´・)ゞ

わろてんか ネタバレと感想 第9週 女のかんにん袋

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第9週は「女のかんにん袋」です。いや~これは実に面白かったです。同じ女性として、てんやトキ、そして歌子とともに大いに文句を言いながら見ていましたてん、もっと言うたりっ!!( `ー´)ノ


以下ネタバレの簡単なあらすじです


隼也が1歳になった頃、藤吉はもう1軒寄席を増やしたいと思うようになりました。栞から、活動写真の小屋をどんどん増やしていると聞かされたことも手伝い、毎日忙しく働くてんに何とか報いてやりたいと思う気持ちから、寄席探しに奔走するようになります。


が、毎日駆けずり回っているうちに、いつしか寄席を探すこと自体が目的となってしまい、てんや隼也のことなどほったらかしにするようになりました。まさに「男は仕事が面白くなると他のことが目に入らなくなる子どもと同じ」という歌子の言葉そのものです


それでもてんは「隼也の初節句には兜を買ってくる」という、いかにも「お父ちゃん」らしい藤吉の言葉を嬉しく思い、毎日楽しみに待っていたのに、藤吉は事あるごとに言い訳を重ねて、一向に買ってくる気配を見せません


それどころか、リリコが東京で人気はあったのに同業者から苛められて戻ってきたのをいいことに、リリコに、しかも勝手に、隼也の面倒を頼んでしまいます


こ~れはあきませんよねリリコにだけは頼んでほしくないっしょ(;´・ω・)


しかもリリコは現代風に髪を結い、キレイに洋装して「子守」をしているのです。毎日寄席と家事に追われて自分の事など構ってられないてんにとっては、当てつけ以外の何物でもありません。もちろんてんは心根が良いのであからさまにひがんだりはせず、リリコに礼さえ言いましたが、おばさんがてんだったら、思いっきりブチ切れているところです


あんたにだけは隼也の面倒など見てもらいたくない!藤吉のドアホっ!


ま、リリコも悪気がある訳じゃないのでそこまで言わなくてもいいんだけど、心情としてはむかつきますよね~。その気持ちはトキや歌子は理解してくれたようです


でもそのリリコもなかなか面白いことを教えてくれました。夫婦が互いに言いたいことを言えずにいる時は「堪忍袋」に向かって愚痴を言えばスッキリするというのです。試しにてんがやってみたところ、なかなかうまい具合に気持ちが晴れたらしい


藤吉はん、あんたそれでもお父ちゃんかっ!おしめ替えたこともあらへん!夜泣きしても知らんぷりや!その上、いつまで経っても兜買うてこおへんっ!!ホンマそれでも父親か~っ!!母納得のこの一言(^◇^)


余談ですが、それまで二人で笑っていた夫婦(両親)が、この台詞には妻(母)しか笑っていなかったのは我が家だけでございましょうか


それを聞いたリリコも、そんなこと面と向かって言ったらどつかれる、と言ったけど、おばさんには至極正論のように聞こえましたそうだそうだ、もっと言うたれっ!!


それからというもの、てんは藤吉に腹を立てるたびに堪忍袋でうっぷん晴らしをするようになりました。が、それも程度問題で、どんなに堪忍袋を使ってももう我慢できないほど、てんの怒りはどんどん積み重なっていきます


藤吉のドアホ~っ!!


てんがまたしても藤吉への不満を炸裂させていた様子は、ちょうど訪ねてきた栞に聞かれてしまいますが、この時はまだ微笑ましい夫婦喧嘩というだけで済みました。栞がてんを優しく慰めてくれたからです


藤吉とてんの亀裂が決定的になったのは、やっと別の寄席を見つけた藤吉が、芸人たちの給金を手付のためにと持っていってしまった時のことでした


あいつらには後で分かってもらう。この機を逃したらまた手に入らなくなる!


一部始終を見ていた栞はてんに金を差し出しますが、てんはきっぱり断りました。栞に金を借りたら、これまでのような良い関係が保てなくなるというのです。それにこれは夫婦の問題です


その言葉通り、てんは戻ってきた藤吉を思い切り怒鳴りつけました。今のあんたは自分のしたいことだけに夢中のドアホやっ!


これまでの藤吉、少なくともおばさんが抱いていた藤吉のイメージから言うと、ここは「ごめん」と謝るのだと思いきや、藤吉は逆にむかっ腹を立ててしまい、兜を買ってこないから怒っているのか、とつっかかります。買ってくればええんやろ?!


これに文字通り「堪忍袋の緒が切れた」てんは、もう何も話したくないと言い放ちました。もちろん、少女だったあの日、何も食べないと誓ったからには水さえ口にしなかったてんですからね~。しゃべらん言ったらしゃべらんのだす女に二言はありませぬ( `ー´)ノ


この夫婦の危機を救ったのはトキやキースたち芸人でした。キースは岩さんを「特大の武者人形」に仕立てて藤吉やてん、そして隼也を喜ばせます。トキも最初はてんの味方でしたが、あまりにもてんが頑固なことには業を煮やし、ふたりに初心を思い出させようとしました。


おてんさまを一生笑わせると誓ったことを忘れたのか?藤吉さんを信じてついていくと決めたことを忘れたのか


こうしてふたりはようやく素直になり、てんは藤吉に今後は互いに愚痴をため込まないようにしようとの約束を交わしました


と、夫婦の話はまあこれでめでたしめでたしでしたが、個人的な見どころはもう1つありました。それは風太です


風太は、藤吉が気になるリリコ同様、てんが気になってならず、藤岡屋から出た分家の話を断って大坂に居座る覚悟を決めました。風太はでも、これまたリリコ同様、今さらてんと藤吉の中を壊そうとしている訳ではないと思うのですが、どうしてもてんを側で見守りたいのでしょう。これにトキがひそかにヤキモチ焼いているのがまた可愛い


それに風太は「大阪」という土地と「寄席」という商売が、知れば知るほど面白くなってきたようなのです。一見いかにも業突く張りのように見える寺ギンが実は彼なりの信念を持っていたことを知るとますます、彼の下でずっと働き続けようとも決めたらしいです


元は坊主だったという寺ギンは、死んだ人の幸福を願うより、笑いで生きている人間を幸福にした方が数段面白いと思ったそうです


寺ギンも、自分を怖がること無くズケズケモノを言う風太を気に入ってくれたようです。それに風太には時代を見る眼もあるようです。いやいやこれはますます面白くなりそうですね~。もともと風太大好きのおばさん的には今後の彼の活躍に期待大です



結婚すると女が強くなるんじゃなくて、強くならんと生きていけんのじゃ。悔しかったら弱々しいままで生きていけるよう養ってみい

わろてんか ネタバレと感想 第8週 笑売の道

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第8週は「笑売の道」です。これもまた山あり谷ありで実に楽しかったですね~。以下ネタバレのあらすじですわろてんかのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


どんなにお客を呼んでも寺ギンに7割も搾取されてしまうため、藤吉とてんのもとにはほとんど金が残りません。キースと万丈目は寺ギンの目を盗んでこっそりネコババしようとしますが、それも寺ギンに読まれて取り上げられてしまいます。利益は申告制だったのですね~。


そこで亀井が良い考えがあると言いだしました。夏だというのに寄席の中で火鉢を焚き、あまりの暑さで客が帰るよう仕向けたのです。そうすれば次の客を入れられるという訳ですが、これはまたなんとも浅はかでしたよね


案の定、風鳥亭は暑いしいつも同じ出し物ばかりやっているという悪評が立ったため、客足はぱったり途絶えてしまいました


これまでは黙って見ていた啄子も、もはや引っ込んでいられません。ふたりを厳しく叱責し、自ら半纏を着て寄席に乗り込んでいきました。


啄子から「北村屋の家訓」を思い出すよう檄を飛ばされたてんは、1つ1つ地道に信頼回復に努める傍ら、持ち前の「才覚」で新規の客を開拓する方法を思いつきます


それが「冷やし飴」です。てんは、芸人のひとりから暑い時は冷やし飴に限るから買ってきてくれと2銭渡されたのをきっかけに、寄席で冷やし飴を売れば儲かると考えたのです。お茶は1銭だけれど冷やし飴なら2銭で売れる!


啄子はこれに、寄席の外でも売れば客寄せにもなると付け加えました。さ~すがは船場のごりょんさんです。雑巾を最後の一滴までしぼるように銭も絞りに絞るそうで


試行錯誤の結果、てんは氷をたくさん張った箱に冷やし飴の瓶を並べて転がし、道行く人に呼びかけました。ひや~っこいひや~っこい冷やし飴!


冷やし飴のおかげでいったん途絶えた客足も戻ってきました。その上啄子は、藤吉と栞というタダで置いてはもったいないイケメン二人を使ってサンドイッチマンまでやらせます。啄子は近所にいる女性客を呼び込もうとしたのだそうです。オトコマエに誘われたら断られへん


栞が、より一層大きな蝶ネクタイを締めていたのに大笑いしたのはおばさんだけでございましょうか


この啄子のアイディアに加え、栞の勧めもあって、藤吉とてんは、女性や子供向けに昼も寄席を開くことにしました


その一方で、来てくれたお客さんに気持ちよく帰ってもらいたいと考えたてんは、雨の日も晴れの日も客の草履をきれいに磨きました。啄子はそんなてんを大いに見直します


と、それなりに順調に進んできたところに、悲しい知らせがもたらされました。儀兵衛が亡くなってしまったのだそうです。


風太から話を聞いたてんの顔からは、さすがに笑みが消えてしまいました。既に49日も過ぎたから来ても仕方ないという風太に、てんは一目でいいから父に会いたいと涙をポロポロ流します


啄子はそんなてんに芸人は親の死に目にも会えないというがそれをどう思う?と問いかけました。黙ってしまったてんに啄子は、親の自分が死んでも子どもが笑っているなんて、もうそれは親の本望だと伝えます。


そこでてんは儀兵衛が最後に「おまえは笑てるのか」と尋ねたことを思い出しました。儀兵衛もまた啄子同様、自分の死を知らせるなと命じたのは、てんに笑っていてほしかったからだと気づきます


てんはその夜藤吉と一緒に客席に行き、いっぱいいっぱい笑いました。それこそが儀兵衛への供養だと信じたからに違いありませんね。そしてそれは決して間違っていなかったと思います。


翌日てんは風太を見送った後、北村屋の家訓を実行に移しました。10銭の木戸銭を半分の5銭にすればもっともっと人が増えて結果的には儲かると「算段」すると、これに皆がこぞって反対したのを聞いた啄子がてんの背中を押してくれます。誰もやってないことをやることが「才覚」や


藤吉はこれを受けて寺ギンに、これまでの倍の売り上げを挙げることができたら、儲けを5分5分にしてほしいと申し出ました。そんなことはできるわけないとタカをくくった寺ギンはあっさり承知してくれます。


客足は予想以上に伸びたため、風鳥亭はすぐにてんてこ舞いの忙しさとなりました。もう人を雇わなければやっていけないというところに、トキが藤岡屋を辞めてやってきます


啄子は、戸惑っているてんをしり目に、渡りに船とトキを雇いました。そしてトキもまた、てん同様商売の才能を発揮します。トキは客席の座布団を小さくすればよりたくさんの客が座れる、塩辛いものを販売すれば冷やし飴がより売れる、と指摘したのです


こうして藤吉とてんはついに売り上げを二倍に伸ばしましたが、渋ちんの寺ギンは、6分4分にしか挙げてくれませんでした。それでもふたりは風鳥亭の1周年記念講演には、儀兵衛に借りた金もキッチリ返却できたそうです。儀兵衛の遺影を持って祝いに駆けつけてきたしずは、客席でその遺影とともに大いに笑っていきました


そして啄子は、てんの努力を大いに評価し、北村屋の家訓その4として「人は財なり=人財」という言葉を掲げ、免許皆伝を与えます。もちろんふたりの結婚も快く認めてくれました


ふたりはすぐに祝言をあげ、風鳥亭を会社組織にして「北村笑店」と名付けたそうです。


これですっかり満足した啄子は、もはや自分の役目は終わったと、ひとりでアメリカに行くことにしました。アメリカに知人がいるそうで、海の向こうでもう一旗揚げるつもりなのだそうです


あんたらも気張りなはれや


てんは、これからは啄子に代わって藤吉を厳しく仕込むと笑いました。どうやら来週はその言葉が現実のものとなるようで?


そうそう、隼也(しゅんや)という子どもも生まれたからにはいつまでも優しいばかりではいられませんからね。おばさんはこれからも目いっぱいてんを応援していきますよ~てん、頑張れ!( `ー´)ノ



ごりょんさん、頑張れ!

わろてんか ネタバレと感想 第7週 風鳥亭、羽ばたく

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第7週は「風鳥亭、羽ばたく」です。いや~なかなか羽ばたけなくてヤキモキさせられました。以下ネタバレのあらすじです


鶴亀亭を手に入れたふたりは新しい名前を「北村亭」にしようとしますが、成功するまでその名は使わせぬという啄子の意向から、結局はふたりの思い出の品=小鳥の鈴にちなんで「風鳥亭」と名付けたそうです。


藤吉は早速風鳥亭の「番組」(=プログラム)作りに精を出しました。が、出演できるのは吉蔵(万丈目)やキースらの「イロモノ」ばかりで、肝心の落語家が見つかりません。最初に藤吉が見つけてきた落語家の玄白(鍋島浩)はあまりに下手過ぎて客から不興を買ってしまいます。あれならまだ万丈目の「後ろ面」の方が笑えますよね万丈目の後ろ面が気に入っています((((oノ´3`)ノ


とはいえ、さすがにイロモノばかりではお客はさっぱり寄り付かなくなってしまいます


一方、啄子から、啄子の着物を仕立て直した赤い着物をプレゼントされたてんも大はりきりで、裏方をほぼ一手に引き受けましたが、それも忙しいうちが花、次第に誰一人お客がいなくなってしまいます


そんな中、栞も風鳥亭にやってきました。2度目に来た時、栞は藤吉を飲みに誘い、寄席に対する考え方を尋ねました。藤吉は、面白い落語が聞けてこそ寄席だと語りますが、栞はこれをくだらないとこき下ろします。大事なのは客が楽しめるかどうかだろう?


ふたりは、それでなくても遺恨があるため、大げんかになってしまいましたが、それが却ってふたりの絆を結ぶきっかけとなります。すっかり意気投合した藤吉と栞は互いの夢について語り合ったそうです。藤吉の夢は寄席で皆を笑わせることですが、栞は「活動写真」(映画)を作るのが夢なのだそう。


栞が映画に興味を抱いたのは、やはり藤吉同様、母がきっかけだったそうです。栞の母は東京の妾だったそうで、栞は、伊能家の長男に何かあった時のための「保険」として中学の時に大阪に引き取られたのだとか。


叱ってくれる母がいるのは幸せなことだ


藤吉を叱る啄子を見てそう語った栞は、いつしか、今やどこにいるかもわからなくなった母が大好きだった活動写真を作りたいと思うようになったとてんに打ち明けました。僕の作った活動写真で日本中を感動させる高橋一生さんもええわ~♪


寄席で皆を笑わせるのが夢のてんたちとどっちが先に夢を実現させるか競争だ、と笑った笑顔のなんと素敵だったことか~あの笑顔を栞ファンのハツさんにも見せたかったですね


そして栞はまたしてもてんを助けてくれます。栞は実家のつてで喜楽亭文鳥(笹野高史=スカッとばあちゃん)という「伝統派」の大御所をよく知っているのだそうです。文鳥は大の甘党で、カレーも甘くして食べるそうなのですが、栞には「日本一辛い」と騙して食べさせたのだそうです。


文鳥は藤吉にとっては憧れの存在で、あんな大物になど会えないと尻込みしますが、てんにお尻を叩かれて奮起します。あんじょうお気張りやす!


文鳥は会うには会ってくれたものの、寄席に呼ぼうとするなら、まずは「小屋の色」を決めてくるのが筋だろうと藤吉を諫めました。


藤吉がその答えに悩んでいるうちに、風鳥亭に鳴くのは閑古鳥だけになってしまいますひたすら頑張る万丈目が気の毒やったわ~(;´・ω・)


てんは仕方なくお針を再開しましたが、疲れすぎて眠りこけてしまう始末です。そんなてんの代わりに、啄子が縫物をすべて仕上げてくれたのは感動的でしたよね。しかもてんを起こさずに朝ごはんまで用意してくれています


その啄子の姿を見たてんが、何も言わずにただ黙って深々と頭を下げていた姿がまたよかった。啄子もそのことには何も触れず、ただ、針仕事は辞めて藤吉を支えることだけに集中するよう命じました。


こうしててんはまた原点に戻り、藤吉とともに文鳥を説得しに行くことにしました。手土産は「甘いカレーうどん」です。


それに加えて藤吉は、幼い頃文鳥の「時うどん」に感動したことを、本人の目の前でその物真似をしながら熱く語って聞かせました。芸人にとってこれほど嬉しい称賛はありませんよね


こんなに面白い落語を是非天満の人々にも見て笑ってもらいたい伝統派の落語は敷居が高くてなかなか見に行けないのだそうです(;´・ω・)


そう語った藤吉の熱意に風鳥亭の「色」を見た文鳥は1度きりの約束で出演を約束してくれました


実際の「時うどん」は実に楽しくて、文鳥が来るということで「満員御礼」となった風鳥亭は大いに盛り上がりましたスカッとばあちゃんは落語も上手~( *´艸`)。そこには栞が手を回して記者も大勢駆けつけています。その中には楓の姿もありました。楓は嫁に行くのをやめて新聞記者となる傍ら、歌人になる勉強を続けているのだそうです。


こうして大評判となった風鳥亭に、伝統派のライバル=オチャラケ派の代表の寺ギンが乗り込んできました。自ら進んで、風鳥亭に芸人を送り込んだる!と言ってきたのです。栞はここまで読んで記者を呼んだのですね~さすがですね


笑いに上下はないと大喜びのふたりでしたが、寺ギンは儲けの7割を搾取するようで?!


まあ芸人がいなければ儲けも何もありませんから、とりあえずは薄利多売で頑張るしかありません。ちなみに亀井も下足番として雇うことになったようです。


さて来週は、いよいよ啄子が寄席の手伝いを始めるようです。やっぱりね~絶対あると思ってましたよ、笑いの才能!とは冗談ですが、家族そろって1つの目標に向かっていくのは何よりです


わろてんか」は来週の放送もとっても楽しみでござりまするねわろてんかが楽しみ(^^)/



てん、負けるな!

わろてんか ネタバレと感想 第6週 ふたりの夢の寄席

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第6週は「ふたりの夢の寄席」です。いよいよ「夢」を見つけたふたりが見つけた場所は、藤吉にとって縁の深~い場所だったそうです。以下ネタバレのあらすじですわろてんかのネタバレ行きますよ~(^^)/


てんと藤吉は、啄子とともに天満にある「芸人長屋」に引越してきました。最初はいかにも貧乏くさい芸人の卵たちに眉をひそめていた啄子でしたが、次第にその面倒見の良さに感心し、人は見た目では分からない、付き合ってみて初めてその良さが分かる、というまでに変わっていきます


特に啄子が気に入ったのはアサリ(前野朋哉~金田@おかしの家)です。アサリもまた最初自分たちを小ばかにする啄子を「バ〇ア」呼ばわりしていましたが、いつしか「姉さん」と呼ぶようになり、腰を痛めた啄子のために饅頭を差し入れてくれるなど、なかなか優しいところがあるのです


こうして少しずつ軟化してきたとはいえ、啄子は一向に藤吉とてんの結婚を認めようとはしませんでした。狭い長屋なため、寝室は1つしか無いのに、啄子は藤吉とてんの間にでんと眠ってふたりの邪魔をします。あれも「川の字」なのでしょうね~一応は


北村屋を再興するまで結婚は決して許さん!


そのためにも藤吉とてんは足を棒にして「寄席」探しに奔走しました。が、どこで聞いても寄席を譲ってくれそうな話は聞けず、年の瀬を迎えても、藤吉は温かそうな羽織を着ているのに、てんは着物一枚(中に少し重ね着してたようだけど)、しかも裸足でいたのが気の毒でなりませんでした。ま、若いから耐えられるのでしょうけどね。


でもある時藤吉は「端席」と呼ばれる立地のあまり良くない寄席が閉鎖されているらしいのを発見しました。藤吉は一目でこの端席を気に入り、小屋の前に座り込んでいた初老の男性に声をかけます。その男性こそこの端席の持ち主=席主の亀井庄助(内場勝則)でしたが、亀井は「素人には譲れんの一点張りです。


その頃啄子は、毎日貯金を切り崩していく生活に不安を募らせ、自ら天秤棒を担いで「振り売り」を始めました。が、案の定、また腰を痛めてしまいます。も~年を考えなさいて


藤吉は啄子に代わって振り売りをする傍ら、亀井のもとに日参したそうです。


そしててんも、昼は万々亭で働き、1日に1枚着物を縫うという内職を続けながら、藤吉の夢を応援します。内職の合間に、余った生地を縫い合わせた半纏までこしらえて亀井に届けました


亀井はそんなてんを見て、やはり自分に尽くしてくれた「鶴子」という亡き妻を思い出していたそうです。亀井の端席は夫婦二人の名を取って「鶴亀亭」と呼ばれていたのだそう。亀井がこうして毎日鶴亀亭の前に座り込んでいるのも、亡くなった鶴子への懺悔の気持ちからだったらしいです


亀井は若いふたりに少しずつ心を開き、ついに鶴亀亭を譲る決意をしてくれました


その上、この鶴亀亭は、藤吉と啄子にとっては忘れられない場所だったことが判明します。なんとなんと、かつて啄子が藤吉を連れて死のうとまで思った時に藤吉に誘われて入った寄席こそ、この鶴亀亭だったのだそうです


腰痛などとっくに治ったのに仮病を使っていた啄子が、再び天秤棒を担いで町に出た際、鶴亀亭を見てこれを思い出したそうです。


てんも言っていたように、藤吉がこの寄席に惹かれたのはそのためだったのですね~


幼い藤吉が「ホーホケキョ」で啄子を笑かそうとしたのも、母のただならぬ気配を感じて何とか笑かそうと寄席に誘ったのも、藤吉なりの母への励ましだったと知った啄子はついに寄席をすることを認めてくれました


あの頃は生きることに必死で気がつかんかったけど、あんたの芸で助けられたこともあったんかもしれんなあ


寄席をやるなら、お金が取れる芸人を集めなあきまへんで!!


が、喜んだのも束の間、手ごわいライバルが現れました。太夫元の寺ギン(兵動大樹)が鶴亀亭に目をつけ、500円で買い取ると申し出たそうなのです。亀井には借金があるため、背に腹は代えられません。


万策尽きたと諦めかけた藤吉に対し、てんはついに禁じ手を使いました。そう、実家に無心に戻ったのです


その頃京都では、どうやら儀兵衛が病を患っていたようです。それを察したしずが心配するのを儀兵衛が口止めしているところを風太が立ち聞きし、てんに戻ってくるよう勧めましたが、風太は理由を言えなかったため、てんは戻ろうとはしませんでした。


が、今回のこの話を棒に振ってはせっかく進みかけた夢が潰れてしまうと憂えたてんは、決死の覚悟で藤岡家の門をたたきます


しずは心を鬼にしててんの覚悟を非難しますが、てんは「娘としてではなく商人としてやってきた」と食い下がりました。儀兵衛はにべもなく断りましたが、そこにてんの後を追ってきた藤吉が現れます。藤吉は筋が違うとてんを戒め、てんを連れ帰ろうとしました。約束を破ってまであの寄席を手に入れようとは思わない!これは違う!


そこにハツがやってきて助け舟を出してくれました。寄席言うのはもうかりまんのか?


藤吉が、確証はないけれど寄席に来た皆を幸せにしたいと願っていると答えると、ハツは髪に差していた翡翠のかんざしを外して差し出しました。これを何かの足しに。。。


そう言われては当主も黙っていられません。儀兵衛はしずに500円用意するよう命じました。しずも笑って即応じます


てんはりんやりんの許嫁に会った後、儀兵衛の部屋へ行きました。娘としてお話しさしてもろてよろしいですか?


儀兵衛はてんが何も言わなくてもてんの気持ちを察し、家のことは心配いらないと答えました。


ちょうど降り始めた雪を見た儀兵衛はそれを「雪の花」と表現します。


花と信じればどんな寒空の下でも花は咲くもの~ いつかお前もその寄席で花を咲かせてわしを思いっきり笑わせてくれるんやろな。それよりお前は笑てるか?


ハイと頷いて笑顔を見せるてんが寄席を開くまで、どうかどうか儀兵衛さんには長生きしてほしいものです


さて来週はいよいよふたりの夢の幕開けです。難問山積な船出となりそうですが、てんの笑顔が必ず活路を切り開くと信じて見守っていきたいですね



いよいよここからが本番!ですね

わろてんか ネタバレと感想 第5週 笑いを商売に

NHK朝の連続テレビ小説、【わろてんか】の第5週は「笑いを商売に」です。これまたごりょんさんが実に良い味出してましたね~。鈴木京香さん、こうした楽しい?役も実にお似合いですね


以下ネタバレの感想ですわろてんかのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


藤吉が盗み見た帳面には、かなり莫大な額の借金が記帳してあったようです。血相を変えて問い詰める藤吉に、ごりょんさんこと啄子は、藤吉の父親がこさえた借金だと答えました。それでも啄子はなんとか「始末」してやりくりし、少しずつは返済して今に至っているのだそうです。


藤吉は、この借金を自分が完済したらてんとの結婚を認めてほしいと主張しますが、その後、頼りにしていた番頭の又八(井之上チャル)が、ライバル米屋の天野屋から娘の婿に来てほしいと「のれん分け」というおまけまでつけて誘われたことから、あっさり北村屋を辞めて出て行ってしまいます


啄子は、日ごろの始末屋ぶりはどこへやら、気前よく退職金まで渡して又八を送り出しました。これが「船場のごりょんさん」の意地でもあったのでしょう。


が、又八はその恩も忘れて得意先まで連れて行ってしまいます。しかも天乃屋では、質の悪い米を混ぜて価格を安くして売るという禁じ手まで使ったそうです


こうして北村屋はどんどん傾いていきました。危機感を抱いた使用人たちは、そこで奮起するでもなく次々と逃げ出してしまいます。


こう言っては何ですが、やっぱり啄子の「始末」が過ぎたのかもしれませんよね。食事する場所で、使用人たちにたくさん食べさせまいとして酷い臭いをさせておくようでは、彼らが逃げ出してしまうのも致し方ありません。むしろ、たくさん働いてもらえるように、せめて(米屋なんだし)ご飯だけはたくさんおあがり、ぐらいのことは言わんとあかんよね


番頭、手代に続いて女衆も出ていくと、啄子はてんにも実家に帰るよう勧めましたが、そんなことで出ていくようなてんではありません。何せハツからも「二夫にまみえぬ覚悟」をするよう死装束まであつらえてもらったのですから


その頃藤吉は、昔の芸人仲間の一人、万丈目吉蔵(藤井隆)に再会しました。吉蔵の住まいの近くにはキースやリリコもいたようです。


なかでもキースはいたく藤吉に同情し、儲け話を持ってきました。キースは電髪ことパーマ機を大量に購入すれば必ず儲かると力説したそうです


過去にあんだけ痛い目に遭ってきたのだから、この時点で疑ってかからなくちゃいかんのに、人の好い藤吉はまたしてもこの話に乗ってしまいます。しかも、元手がないため、北村屋の家と土地を担保に借金をしたから大変です


電発はモチロン不良品で、またしても借金が増える結果と相成りましたキースの話にはご用心( `ー´)ノ。騙されたと文句を言いたくても、英語で書かれた契約書には何の不備も無かったそうです。


てんから契約書を見てほしいと頼まれたらしい栞は、てんを藤吉に「譲った」ことをひどく後悔していたようです。僕はいつでも待っているよ


でもてんは諦めませんでした私が藤吉さんを守ってみせる!。それは最後まで店を守ろうと身を粉にして働く啄子の姿から学んだようです。それで腰を痛めてしまった啄子に代わり、藤吉も最後の力を振り絞って、てんとともに、最後の一粒まで売ろうと足を棒にして町を歩き回りました町の人も良い人たちやったね~(/_;)


最後の米は、キースが大晦日に家主に払うはずだった家賃をはたいて買い上げてくれます


こうして何とか売りさばいたふたりが、吉蔵の妻の歌子(枝元萌)が経営する一膳めし屋の「万々亭」で食事をしていると、芸人仲間がいろんな芸を披露してふたりを慰めてくれました。それを見て大笑いしたてんは「笑い」を商売にすることを思いつきます


具体的に浮かんだのはこの時だったでしょうが、その前に、藤吉が借金をこさえたと聞いた啄子がリリコの家に押しかけて来た時も、実に可笑しかったですよね。啄子は怒りのあまり「刀」(たぶん偽物)を振り上げて藤吉に斬りかかろうとするんだけど、それが何ともコミカルで、ああ、藤吉の「チョコ衛門」は啄子のDNAを受け継いだに違いないと思ったほどです


実際藤吉が「笑い」に目覚めたのは、啄子が女に現を抜かす亭主を捜しに藤吉を連れて出かけた際、すっかり疲れ果てたところで藤吉に誘われて入った「寄席」で落語を聞いた時だったそうです。藤吉はもちろん、啄子までがその可笑しさには笑わずにいられなかったそう


笑いは人を元気にする!これを商売にできないか?


啄子からこの話を聞いたてんは、またしてもそう確信していたに違いありません。


一方の藤吉はもうてんと一緒になることを諦めていました。でもてんは、今度は自分から結婚を申し込む~あんさんと結婚してあげます~と言いだして藤吉を励まします。藤吉には商売の才能はないけれど、笑いを愛する気持ちは本物だから「笑いを商売」にすればいいと言うのです。


てんから「寄席」を始めようと誘われた藤吉も、最初は自信が無かったけれど、てんに説得されてようやく決心がつきました


啄子は案の定猛反対しましたが、てんから「ごりょんさん修行」がしたいと頼まれて妥協してくれます。これまでのてんを見ていて、この子なら北村屋を復活させてくれるかもしれないと思ったのかもしれませんね


てんはおトキを京都に帰し、啄子と藤吉は店と土地を売ってすべての借金を清算した後、3人は「芸人長屋」に引っ越しました。


いかにも貧乏くさいあの長屋で3人が今後どのような暮らしをしていくのか~想像するだけで楽しくなってきますよね


わろてんか」は続きもとっても楽しみですね



いよいよここからが本番!ですね

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