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僕のいた時間
 社会派

僕のいた時間 最終回 あらすじと感想 皆にとってベストな決断が下せました

三浦春馬さん主演の僕のいた時間もついに夕べが最終回でした。そこで拓人が「命の選択」のタイトル通り、皆とともに「生きる」ことを選んでくれたのは何より嬉しかったです。以下、拓人がそう決意するまでの経緯を中心に最終回のあらすじをまとめさせていただきます僕のいた時間~最終回のあらすじ行きます(^^)/


人工呼吸器をつけるべきか否か~死ぬのも怖いけれど、生きるのも怖いと言って失踪した拓人でしたが、道で車椅子から投げ出されるようにして倒れていた拓人は、誰かの通報によって救急車で搬送されたようです。


「澤田さん、分かりますか!もうすぐ病院ですからね!」


救急隊員の呼びかけで目覚めた拓人は、死にたくない、助けて、と答えます。これまでは想像でしかなかった「死」が突如現実に代わろうとした瞬間、拓人は自分の中に、まだ「生きたい」という強い渇望があったことに気づくのです。


この知らせを聞いた家族や友人たちが病院に駆けつけてきて、皆一様に青ざめた顔をしている姿を見た拓人はここで、皆が拓人に生きていてほしいと願っていた気持ちに決して嘘はなかったと心底実感したと思います皆俺を愛してくれている!


が、人工呼吸器の装着に対する葛藤が拓人を苦しめていることを知った恵や谷本たちはしばらく時間が必要だと悟ったようで、今はとにかく、拓人が皆と一緒に生きていることそのものを幸せだと思えるよう、毎日を積み重ねていくことに専念しようと話し合います。


その後、大きなショックを受けて呆然としていた拓人を自然や小さな友人が温かく包み込みます自然が上手く使ってあったのも良かったな♪


もうじき春になるらしい戸外では、木々は確実に芽生え始め、小鳥もまた、すぐそこまで来た春を感じていたようでした。マンションに戻った拓人には、今では中学生になったすみれが「ロボットスーツ」のニュースに心躍らせ、早速拓人に知らせにやってきます


ロボットスーツを着用すると、脳で考えた動きをロボットが動いてくれるんだって!この研究が進めば先生や、他の患者さんたちもまた歩けるようになるかもしれない


自分はその研究をするために工学部に進むことにしたとの報告だけでも十分嬉しかったのに、すみれは他にもとても素敵なプレゼントを用意してきてくれました。すみれは拓人に、学校のイベントで講演をしてほしいと依頼してきたのです。


先生が頑張っている姿を見ると勇気が湧いてくる。それは私だけじゃないと思う


最初は躊躇していた拓人でしたが、やはりこちらも拓人に刺激されて自分の夢を叶えたいと、こだわりのカフェを開くことを決めたという守の話にも触発されて、自分の今の目標は

「今伝えられることを伝えること」

だと気づきます。今しなくてはいけないのは「将来できなくなること」を心配することではなく「今できること」を精一杯することだという思いを改めて強くしてくれたのです


その「今できること」を精一杯頑張っているのは拓人や守だけではありません


取説を配って自己紹介をしたのはいいけれど、やはり生来の人見知りが災いしてなかなか友人ができなかった陸人は、会社で同じ「恐竜」が趣味の男の子を見つけて意気投合したようです。あまりの嬉しさに「お祝いには赤飯だ」と言って「一人分」の赤飯を買ってきたのもいかにもあの子らしかったですね


また山梨にいる拓人の父=昭夫も、地域全体で難病患者とその家族を支援するシステムを構築しようと張り切っていたようです。


向井もまた子どもたちにサッカーを教えていたようで、サッパリとしたとてもいい笑顔を浮かべていました。拓人は、自分が失踪した際に向井も捜してくれたことを聞き、是非講演に来てほしいと誘いにやってきたのです


そんな皆の命のエネルギーが拓人自身の力となったかのように、拓人の寝顔は実に穏やかになっていきます。以前、無呼吸になった拓人を心配そうに見つめていた恵の顔にも自然と笑みが浮かびますストレスも大きかったのでしょうね(;O;)


また拓人は「自然」からも力をもらっていたようです。たとえ全身の筋肉が衰えても、嗅覚や触覚、聴覚は衰えないのだと語っていた守の以前の言葉通り、拓人は今、水仙や菜の花、梅の花の香りを嗅ぎ、虫や鳥の羽音に耳を澄ませ、木々から漏れてくる陽光を全身に浴びて「命」を実感していきます


まさに自然の恵みですね~

そしてその講演当日、会場には拓人の大切な人が皆~恵の母=翔子も~顔を見せてくれていました。拓人はそこで、今子供たちに伝えられること、愛する人々に知ってほしいことのすべてを正直に話していきます

昔の自分は特に何の目標も持たない、期待されるキャラを演じているだけの人間だった。大学時代に同級生が自殺をしても、それでも「死」は自分にとって遠い存在でしかなかった。僕の人生は、まだまだ当たり前に続くと思っていたから。


就職してALSを発症したことが分かってからは何度も覚悟をしてきた--病気を周りの人に話そうと決めた時、病気を受け入れて今を生きようと決めた時、左腕が全く使えなくなった時、歩けなくなった時、仕事ができなくなった時


目標を見つけては失うことの繰り返しだけれど、この目標と、目標に向かって生きた事実は決して奪われない


それに病気が与えてくれたのは辛さや苦しみだけじゃなかった。人の温かさを知り、皆の愛情を信じられたことでワガママになれた自分を好きにもなれた。


自分が持っている幸せにも気づかせてくれた。しゃべれること、歩けること、走れること、食べられること、笑えること、触れ合えること、風を感じること、太陽の光に包まれること。今生きていること、この世に生まれてきたこと


こうして拓人はついに新たな覚悟を口にします。僕は覚悟を決めました~生きる覚悟です心底ホッとしました(;O;)


僕はたくさんの人の愛とぬくもりに包まれている。何もできないどころか、生きているだけで手のかかる僕だけれど、僕が生き続けることで、僕を愛してくれる皆に生甲斐を与えることができる。社会に「生きることの意味」を問いかけることができる。


そして僕自身もまた、ただ生きているだけの状態で「僕であり続けるため」にできるのは、それまで生きてきた時間を全力で充実させること。僕のいた時間~全力で生きたその記憶こそが将来の自分を支えてくれるに違いないと拓人は考えたようなのです


この言葉を、家族や友人たち、そして恵がどんなに嬉しく思ったことか。これからは、ALSを敵と思わず、一緒に生きていきましょうとは谷本医師の言葉です


恵が作った空揚げを小さく刻んでもらってその美味しさを味わったり、いずれ話せなくなる日のために、目で動かせる意思伝達用のパソコンに自分の声を録音したり、アドバイザーとして辞めた会社の会議に出席したりと拓人は毎日大忙しです。ベランダには何やら樹木の種も植えたようです。


またあの瓶を埋めに行こう


再び、でも今度は3年後のお互いに向けたメッセージを書いて入れたあの瓶を砂浜に埋めに行く二人。


そしてその3年後


恵は他のヘルパーに講義をするまでに成長しており、その恵を家で待つ拓人には人工呼吸器が装着されていました。が、以前用意していた録音のおかげで、帰宅した恵には拓人自身の声で「お帰り」と呼びかけられます。意思伝達装置をフルに使っての講演の依頼も、引きも切らないようでした。


陸人にはようやくガールフレンドもできたようですし、ドラマでは詳細が明らかにはされませんでしたが、その映像から、拓人は医学部に合格し、恵と結婚もしていたようです


ふたりで掘り出しに行った瓶の中には、互いに(内緒にしていたはずなのに)まったく同じメッセージが描かれていました:

俺の(私の)隣にいてくれてありがとう


昔とは違って、互いを信じた上でこれを書いたことが如実に伝わってきます


この僕のいた時間は、人間が「生きる」ことの意義、ただやみくもに将来を憂えて「今」をおろそかにすることのもったいなさを、拓人が身をもって教えてくれた素晴らしいドラマでした「僕のいた時間」はとても素敵なドラマでした。自分もまた、拓人に恥じることのないよう、今を精一杯大切に生きていきたいと、改めて痛感した次第です。


また最後になりましたが、このような素晴らしいドラマをたくさんの方とご一緒できたのもとても嬉しかったです。自分もまた慢性病を抱えているため、ついついこのドラマ、そして拓人への思い入れが強くなってしまったのですけれど、毎回ご訪問くださり、応援くださった皆様にも、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました


またいつか素敵なドラマをご一緒できますように(^^♪

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僕のいた時間
 社会派

僕のいた時間 あらすじと感想 第10話 自分の人生を生き切れ!

三浦春馬さん主演の僕のいた時間ももう10話になりました。今週の副題は「最後の日記」だったそうで、来週で最終回を迎えるようです。以下、簡単なあらすじと感想です僕のいた時間~あらすじと感想行きます


今回のエピソードでは、拓人が恵と幸せな時間を過ごしたことが至極丁寧に描かれていました。恵がマンションに来てからは、日常生活の1つ1つを、それこそ1分1秒を惜しむかのように、明るく大切に生きていく様子がうかがえます


最初は反対していた翔子も、どんなに反対したところで(亡くなった夫を看取って幸せだった)私の娘だから聞きやしない、と覚悟を決めてくれたようです。出ていくならもう2度とこの家の敷居を跨がないつもりで、と言ったのも、生半可な覚悟では通用しない、と、むしろ恵の覚悟を促した言葉だと理解しました


向井もまた、恵と付き合った元々の動機は拓人に勝ちたかったからだと守に正直に告白しました。最後には恵を本気で好きになってしまったけれど、本来あのふたりは別れるべきではなかった~自分が邪魔をしてしまったと、向井は向井なりに後悔していたようです


恐竜を学ぶ大学を受験しようとしている陸人は、親のすねかじりを反省し、生まれて初めてアルバイトをすることにしたようです。それでも、人と関わるのが怖くてたまらないという陸人でしたけれど、自分もまた病気のことを知られるのが怖かった、病気についてのレポートを配った時は震えたという拓人の言葉をヒントに、

「澤田陸人取扱説明書」

を作っていったところ、職場で「面白い人間」として認知され、皆に受け入れられたようです


守と陽菜も無事に結婚し、恵とともに結婚式に出席して満面の笑みを浮かべていた拓人にも、ついにその時が近づいてきます。どうやら拓人は夜中に無呼吸状態に陥ってしまったようなのです


恵がいち早く気付いて病院へ連れていくと、そろそろ呼吸の補助について考えなくてはならないと告げられてしまいました。そして拓人はやはり、人工呼吸器をつけてまで生き延びたくはないと考えているようです。


私のために生きてほしいただ生きていてくれるだけでいいから!


恵も、守も、陸人も、そして両親も、皆口々にそう言いました。人工呼吸器を付けて延命すれば、そのうちに新しい治療法も見つかるかもしれない。拓人は自分にとって「支え」なのだから、死なないでほしい!死んで欲しくないんだ!


でも拓人はもう「生きること」自体に疲れてしまっているようです。


守が、今度は拓人の番だと、恵との結婚を勧めたことも拓人を傷つけてしまいます。他人の幸せも確かに嬉しいことではあるんだけど、じゃあおまえも、と(たとえ好意からであっても)強制されてしまうと、ついそこで、それまで踏ん張っていた「たが」が外れてしまうこともあるのですよね。じゃあおまえ、代わってくれよ!


人工呼吸器を付ければ「生きている」ことはできるかもしれない、匂いをかぐことも、触れる(触れてもらう)ことも、まだまだ意思を伝えることもできる


そう思う一方で、こんな「不安」も拭い去ることができません:

でもそのうちに顔の筋肉まで動かなくなったら、自分は自分の意思をどう伝えればいい?どこかに痛みが走った時、それをどうやったら分かってもらえる?


今は情報が氾濫している時代ですから、様々な状況を想像することはたやすいと思います。でも実際それが我が身に起こったら、いったい自分はどうするだろう?と考えると、やはりそう簡単に理解や共感を示すのは難しいし、不遜なことだと言わざるを得ません。


ただ一点だけ~これだけは分かります。自分が拓人と同じ状況に立たされたら不安になって当然だと。むしろ、これまで拓人は本当に立派に生きてきたものだと心から尊敬してしまうほどです。


これはドラマではあるけれど、今日本にいらっしゃるという7000人ほどのALSの患者さんがもしこのドラマをご覧になっていたら、いやあんな風に思うのはおかしい、いやいや気持ちはよく分かる、自分もそうだった、と、同じ病気の方でさえ、感想は様々だと思います。それぐらい、人間の感じ方というものは人それぞれだということなのです。


だから拓人には最後まで頑張って「自分」の意志を貫いてほしい辛いだろうけど、そこだけは踏ん張れ!。愛する人々のためを思って自分のを抑えつけることの無いように、その点だけは、拓人を愛してやまない人々なら、是非理解してあげてほしい。


もちろん、拓人自身が、たとえどんな姿になっても皆と一緒の時間を生きていたいと心からそう思うなら、その選択も尊重したいですし、むしろ歓迎したいほどですが、最も優先されるべきは拓人の気持であることだけは譲りたくありません


日本人は常に「イイ子でいることを強制し、常識や正論を押し付けたがる傾向があるけれど、難病にり患した時点で当人が背負う重荷は他人には計り知れません。おばさんも今すぐ命に係わる状態は脱することができましたが、何年も不安な思いを抱いて暮らした経験があるので、拓人の気持ちはなんとなく分かるような気がするのですよそれでも本当に分かることはできないでしょうが


僕のいた時間」~たとえ来週がどんな結末になろうとも、拓人の最も望む「今」を生きさせてあげてほしいです


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僕のいた時間
 社会派

僕のいた時間 あらすじと感想 第9話 「ありがとう」が心に沁みた

三浦春馬さん主演の僕のいた時間、今週はもう9話になりました。今回もまた感動いっぱいのエピソードで、最初から最後まで泣きっぱなしでした僕のいた時間のあらすじ行きます。拓人や陸人の口から「ありがとうが発せられるたびに、この言葉の素晴らしさを改めて噛みしめました。以下あらすじ(ネタバレ)です。


恵とともに生きることを決めた拓人は、次々とけじめをつけていきます。


「俺の側で支えてくれる人に会ってほしい


母の佐和子に恵を紹介し、翔子にも、もう一度付き合うことになったと報告しに行きました。


ここで翔子がわざと向井との交際を思い出させるような口ぶりをしたのも、一見意地悪に思えるかもしれませんが、母親として、同じ経験を積んだ女性としては致し方なかったのだと思います。他人のことなら祝福できても、娘が苦労するのを黙って見ていられないのが母親というものでしょうからね。


でも二人は決してくじけません。反対されることなど百も承知しているのです


翔子の次は向井でした。拓人は向井を呼び出しても何も言うことができず、ただ黙って向井の繰り出す拳に身を任せます


翔子はともかく、おばさんに言わせれば向井は「確信犯なので、あそこまで怒る権利は全くないと思うんですけど、さすがに、殴られた後、拓人が自力で起き上がることさえできないのを見て諦めがついたのか、体を起こした拓人に、もう二度とふたりに逢うことはないと捨て台詞を投げつけて去っていきます。つまりはもう「待たない」ということ


「殴ってくれた」


拓人が嬉しそうにこう恵に報告したところを見ると、これは、自分を普通に一人の男として扱ってくれたという意味なのでしょうね。その上で、恵のことを諦めてくれた、と


その後、拓人は恵を連れて谷本を訪ねました。


恋をしているのか?と、拓人の心を見抜いていた谷本も嬉しそうだったのに、その上で、このようやくふたりで歩くことを決めた幸せそうな二人を前に、残酷な予後を伝えねばならない谷本の心情も気の毒でなりませんでしたお医者様も辛いですね(;O;)。呼吸筋が弱っています


呼吸筋が弱ってくると「人工呼吸器」の装着を視野に入れなければならない。でも人工呼吸器を装着するということは、自発呼吸ができないということのみならず、もう二度と話すことも食べることもできなくなるということを意味し、中にはこれを「拒否」する患者もいるようなのです。


それが、ずっと恵が介護をしてきた保でした。保は拓人にこんなメールを送っています:

僕は人工呼吸器は装着しない。人工呼吸器の装着を拒否して死ぬ道を選んだのではなく、人工呼吸器を装着せずに生きる道を選んだのだ。


それに対して拓人もまた、自分も人工呼吸器は装着しないと思う、と答えています本心はそうなのかな(;O;)


でもこれはまだまだ「結論」ではなさそうです。谷本医師も言っていた通り、これは生死にかかわる問題ですから、自分の意志ももちろんだけど、大切な家族や愛する人の感情も考慮しなければならない~病気の進行に伴って心が揺れるのは当然でしょう。ましてや恵は、一分一秒でも長く拓人と一緒にいたいと言っていましたし。


最後の最後まで「ワガママ」を通した保はついに亡くなってしまうのですけれど、これまで保は、ある意味、拓人の指標的な役割を担っていたことからも、拓人の心中がどれほど複雑か、ここは察するに余りあります恵の気持ちを思うとそう簡単には決められません


また今回は、ついに拓人がマウスを動かすことが難しくなったため、サマーセールの広告を最後に拓人は会社を辞めることになりました


スピーチを求められた拓人が、皆の前でこれまでの自分を振り返り、ここまで頑張れたのは皆の協力と支援があったからこそと、心からの感謝を伝えます。頭を下げたり、握手の手を差し伸べたり、相手を抱きしめたりすることは一切できなくなった拓人だけれど、

「ありがとう」

という一言に満面の笑みを添えてその感謝の気持ちを精一杯伝えようとしていた姿が目に焼き付いて離れません。これはきっと横でそんな兄の姿を見ていた陸人もまた同じだと思います。


そして陸人はついに自分の進む道を決めました。そんな陸人の一言で、拓人もまた自分が今本当に何をしたいのかに気づきます


また医学書を読んでいるの?僕と代われたらよかったのに


代われるはずなどないじゃないかと言いながら、ふと拓人はこう思ったようです。今からでも遅くはない。医者になることが目的なのではなく、今は心から医学を勉強したいのだから。


陸人は恐竜を学べる大学を、拓人は医大を受験したいと両親の前で告白しました。


人間とうまく付き合えないと悩んでいた陸人にはそれは単なる甘えだと最初は切り捨てていた昭夫だけれど、拓人から、心から助けを求めている家族に手を差し伸べないのかと指摘されたのがよほどこたえていたようです。僕は誰が見ても助けが必要な人間だけど、陸人のも同じなんだ、って。


恐竜で食べていけるのか?


そう尋ねた昭夫に対する陸人の答えはなかなか頼もしかったですよね。難しいことだとは思うけれど、一番好きなことだから頑張ってみせる。まだまだ人間関係に不安は残るけれど、それもまた、大好きな恐竜を学ぶためなら乗り越えてみせる


医者になれるのか?


本当はずっと期待していただろう長男の口から医学部へ行きたいとの言葉が出たことに、昭夫もどんなに胸中複雑だったことかと思いますが、こう聞き返さずにはいられません。


実習ができないから卒業は難しい。1年後、体がどうなっているかも分からない。でも今は医学部を目指したい。自分の気持ちだけはALSに奪われたくない頑張ってほしい( `ー´)ノ


真剣なまなざしで人生の目標を語る息子たちを前に、昭夫がふたりの名前の由来を話してくれたシーンもとても良かった。


「拓人」は、自分の力で未来を切り開いて生きてほしいという願いを込めて、「陸人」は、大地に根を張り、堂々と信念を持って生きてほしいという願いから、昭夫と佐和子の二人が相談して付けた名前なのだそうです。陸人がこれに先駆けて、ふたりの名前に「人」という字が付いていることに気づいて嬉しそうにしていたのもとても印象的でした陸人も大きく成長しました♪


もう自分たちの期待を押し付けることはしない、私たちにできることは学費を出してやることぐらいだと、ちょっと寂しそうに、でもとても嬉しそうに語った昭夫と佐和子に、陸人と拓人はとても素敵な「結婚記念日」のプレゼント=ビデオレターを用意しておりました


僕たちが今あるのは両親のおかげ。父さんと母さんが結婚して僕たち家族が始まった。


「立派な医者の父さん」「料理上手な母さん」「ALSの拓人」「・・・(=未知数)の陸人」


心配ばかりかけてごめん、親孝行できなくてごめん、と謝る息子たちの映像が、すっかり逞しく歩き出した青年の姿に見えたのは、おばさんだけではないことでしょう。


僕たちの命は父さんと母さんから始まった。ありがとう。ありがとう


記念写真に映った4人の顔はそれはそれは嬉しそうで&幸せそうで、その時が永遠に続いてくれればよいのにと、心から願わずにはいられませんでしたここは本当に良いシーンでした


が、来週はついに拓人にも「その時」が迫ってしまうようです。予告には「死にたいのではなく、生きるのが怖いだけだ」とありましたが、その言葉も何とも真に迫っていて胸を打ちます。


いったい何度覚悟が必要なのかでも本来人が死ぬということは1つ1つの死=諦めを重ねることなのかも


まだ最終回ではなさそうだけど、なんとか拓人が最後まで頑張って悔いなく生き切れるよう、精一杯応援していきたいです。


僕のいた時間~いよいよ終盤です

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僕のいた時間
 社会派

僕のいた時間 あらすじと感想 第8話 やっと「ワガママ」になれました♪

三浦春馬さん主演の僕のいた時間の8話は本当に素敵なエピソードで心から安堵させられました。皆、ようやく本音が言えてよかったね~拓人、恵、陸人、そして佐和子お母さんも。以下、いつもより若干長めのあらすじと感想です僕のいた時間~今日もうるさくあらすじを語らせていただきまする(__)


海岸で拓人を力いっぱい抱きしめた後、恵はそのまま向井の待つ家を訪れたようですが、引っ越しの荷物を片付けるはずのその手がまったく動きません。


「やっぱり一緒には暮らせない


恵の気持ちを百も承知で、向井はただ黙ってその意向を受け入れます。恵の荷物を実家に運ぶのを手伝って、恵の母、翔子には、同居を急ぎ過ぎた、と説明しますが、翔子にも、恵の気持ちが痛いほどよく分かっています。


でもまだ自分自身の気持ちを整理できなかった恵は誰にも何も言わず、いつも通りの毎日を過ごしていたようです。が、陽菜の指摘したとおり(この子はなかなか鋭い)、

「わざと明るく振る舞って&指輪もしていない」

ことからも、恵の気持ちはやはり拓人へ大きく舵を切ってしまったようです。それは当然と言えば当然ですよね~だって、恵は一方的に拓人から別れを切り出されただけだったのに、それが恵のためを思っての苦渋の決断だったとようやく気付いたわけですから


そしてようやく気持ちの整理がついた恵は向井に指輪を返して別れを切り出しますが、向井はこれに「待っている」と答えました。


(=いつまで一緒にいられるか分からないんだから、それが済むまで待っている


この一言は、いくら振られた口惜しさからとはいえ、ちと看過できない一言でした。だってこれって、恵が、早晩動けなくなるだろう拓人に嫌気がさすか、拓人が亡くなる時が来るのを待つということと同義でしょう?繁之許さんっ!( `ー´)ノ


向井が拓人の病気について何も知らずに恵と交際したのならともかく、何もかも承知の上で、言ってみれば

「他人の弱みに付け込んで」

二人の間に割り込んでの交際だったのですから、これは到底聞き逃すことのできない言葉でした。潔く身を引けっ!( `ー´)ノ


でも恵は(向井を傷つけたことには変わりないと)頭を下げて、向井との関係に終止符を打ちます


が、母親の翔子としては複雑な気分だったようです。以前自分に、亡き夫のことを尋ねに来た拓人のことは不憫でならなかったけれど、でも、たとえ出会ったことを決して後悔していないとしても、可愛い一人娘に、自分と同じ辛い「別れ」を経験させるのは忍びない~親ならばそう思っても当然です。


そして向井と翔子はそれぞれ拓人に会いに来て、それぞれ「同じ言葉」を拓人に投げかけました。恵、来てる?


これで拓人は気づきます。あれから向井とふたりで仲良く暮らしているに違いないと信じていたのに、恵にいったい何があったのだろう?


翔子から恵が同居を断ったことを聞いて、拓人の心は穏やかではありません。夜早速恵にメールを送りました。逢って話せないかな?


一方、その拓人にも大きな変化がありました。まず、これまで順調に進めてきた会社の広告は評判も上々だったのが、拓人が店長と相談してその時を「退職」の目安にしていた

「マウスが動かせなくなる」

以前に、自分で用が足せなくなってしまいます。以前部屋で転んだのと同様、今度は手すりをしっかり握れなくなったためにトイレの中で転倒してしまうのです。本当に、あの「非常ベル」の位置は、是非改善してほしいものです


拓人が大声を上げて助けを呼ぶと、あの宮下が聞きつけて助けに来てくれたようですが、どうやら拓人はここで、お漏らしをしてしまったようなのです。


その頃、実家でうるさく言われるのが嫌で陸人が東京へ戻ってきていたのですが、拓人がマンションに帰って陸人に事情を話そうとしていた矢先に、恵が訪ねてきてしまいました。


とにかくズボンを着替えさせろと陸人を急かして恵を迎え入れた時の拓人の心境を思うと、ここはなんともやるせないです


どうしてあの時きちんと話してくれなかったのか~病気のことを知っていたら決して別れたりしなかった。私は拓人と一緒にいたい!そばにいてほしいの!


そう拓人を責める恵に対し、今は自分のことで精いっぱい~毎日生きるだけで精いっぱいで恵のことなど考えられない、こっちは何もしてやれないのに、一緒にいてもらえるだけでいいなどというのはきれいごと(同情)だと拓人が答えると、恵はそんな拓人の言葉こそが「きれいごと」だと譲りません。


拓人は病気に多くのものを奪われたけど、拓人の気持ちは拓人の物でしょう?ホントの気持ちを隠して言いたいことも言わず、何もかも一人で抱え込んで我慢している今の拓人は、本当に「今を生きている」って言える?キレイごとを言っているのは拓人の方だよ!!


図星を刺された拓人は怒りを露わにし、もう二度と会いたくない、出ていけ!と恵を怒鳴りつけました。ここが先週の予告にあったシーンです。


が、やはりここは期待通りで、お互いの本音がようやく堰を切って流れ出したとても良いシーンだったようです


その後冷静になって、ぐさりと刺さったかに思えた恵の言葉がじんわり拓人の胸全体に沁みてきた時恵がぶつかってくれたおかげです♪、拓人はようやく自分が何を求めているのかを知りました自分の本心に気づきました(^^)/。あの時どんな気持ちで

「メグを抱きしめたい」

という言葉に線を引いて消してしまったのかも。


会社でも、トイレのことを話して辞職を申し出た拓人に対し、あの宮下がこう言ってくれています。広告の仕事なら、会社じゃなくても(自宅で)できるのでは?その方が、俺たちも車椅子を運ばなくて済むしな~


拓人が重荷に感じないよう、わざとこう言ってくれるこの心遣いが実に嬉しいですよね~。皆、本当に気持ちの温かい同僚ばかりで、拓人は本当に幸せ者です。というよりきっと、拓人が毎日真剣に生きている様子に、皆がどうにかして力になりたい、と思ってしまうのかな家にいても「会社に居場所」があるという守の言葉がピッタリです


そしてまた「母親」との関係も今回は見事に修復できたのが何よりでした。夫から陸人を連れ戻すよう嫌みを言われた佐和子がマンションへやってくると、最初は目も合わさずにいた陸人がようやく意を決して、佐和子にキッパリこう言ったのです。


「お願いだから僕の人生から出ていってください


自分が一番よく分かっていると思い込んでいた息子からこんなことを言われた佐和子は、最初は大いにショックを受けていたようでしたが、その二人のやり取りを見ていた拓人からこう言われたことで、ようやく目が覚めたようです。


陸人の好物は空揚げじゃない。空揚げが好きなのは僕だ。でもお母さんが喜ぶから、拓人は好きなふりをしていただけ。医学部に進んだのもお母さんに認めてほしいから


僕もお母さんに認めてほしかった。病気になって辛かった時も助けを求めたかった。どうして分かろうとしてくれなかったの?


が、佐和子もまた、佐和子なりに苦労をしていたのだと反論せずにいられません。


代々医者の家柄の家に嫁いだ佐和子は、最初は息子を産むように、息子が産まれたら医者にするようにという圧力をかけられてずっと苦しかったのだとか。


~でもここは敢えて言わせてもらうなら、体が不自由になって、トイレに行くのにも母親の手を借りねばならない息子の前で言うべきことではないと思いますけれど。この母親も自分自身が子どもみたいな人だったから、この経験を通してようやく少しは成長できたということなのか。まったくあれではどっちが親だか分かりゃしない


拓人から広告を見せられた時に、これをほとんど見もしなかった時もカチンとさせられましたけど、その後ようやくしみじみ手に取って、息子が今何より誇りに思ってしている仕事=「生きている証」をじっくり眺める心の余裕もできたようです。翌朝には、陸人の好物は「チンジャオロースー」だと本人から聞かされて、これと空揚げの両方を生き生きと作っていたようなのはまずまずでした


そうして拓人はついに恵に会いに行きます。恵もまた拓人に会いに来たのですがマンションにはもういなくて、外~おそらく恵の通勤路で、寒い中、あのマフラーを巻いた拓人が恵を待っていたのです。


実はあの日、お漏らししていたんだ。そんなんだけど本当に俺でいい?


拓人がイイと答えた恵に、ようやく拓人が言えました


メグ、俺の隣にいてください


ハイと答えて拓人の手を握った恵~ふたりの上には限りなく美しくそして優しい雪が降ってきておりました。

雪なのに寒く感じられない~( *´艸`)

あ~本当に良かったですね~。陸人も言いたいことが言えた上に、恵が訪ねてきた時邪魔になってはいけないと

「ジュースを買いに行く

と言って出かけるという大いなる成長が見られたのも嬉しかったな~


さて来週は、気になっていた向井も拓人を一発殴って「去って」行ってくれるようですが、拓人には人工呼吸器の可能性も谷本医師から説明されていたようです。恵が仕事で介護している保は寝たきりで流動食でも、まだ自発呼吸はできているようなのに~人によって進行の度合いが違うのでしょうか。


保から、なぜ介護の仕事を選んだのかと聞かれた恵が「なるべくしてなった」と答えていたのもとても印象的でした。毎日ミキサー食ばかりで食事をしている=生きている実感が湧かないと正直に気持ちをぶつけてくれる保との出会いもまた恵の背中を大いに押してくれたというのも実に素敵な演出です


僕のいた時間ももう終盤で、結末が本当に気になるところではございますがそこをぐっと我慢して、おばさんも拓人と恵同様に、今を懸命に生きる彼らを応援していくと決めているので、先のことを考えて不安になったりせず、ただふたりを見守っていきたいと思います。来週の放送も今からとっても待ち遠しいです。


ニャンコともども見守っています

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僕のいた時間
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僕のいた時間 あらすじと感想 第7話 それぞれの葛藤

三浦春馬さん主演の僕のいた時間は第7話もなかなか素敵なエピソードでございました「僕のいた時間」もあらすじを語らせていただきまする(^^)/。以下早速簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


結婚前に向井との同居を決めた恵ですが、その心から拓人の面影を振り払うことはできないようです。そんな時、陽菜がやってきて、最近守が呼び出しにすぐ応じないのはおかしい(浮気しているのかも)と、ふたりで守の後をつけていくと、案の定、守は陽菜より拓人を優先していたことが分かります。


車椅子姿の拓人に驚きを隠せない陽菜~怪我をしたの?


病気なんだと拓人は明るく笑い、久しぶりに4人が揃ったのだから、一緒にご飯でも食べようとマンションに皆を誘いました。


食卓では陸人もまざり、お得意の「恐竜薀蓄」を得意げにご披露していたのがまたちょっと嬉しかったりしたおばさんです。確かにはた迷惑ではあるんですが、それにまったく気づかない陸人に拓人が注意をすると、陸人はそこで初めて気づいたようにこう言ったのです

ここにいないほうがいいの?今、人付き合いを勉強中です( `ー´)ノ


心配そうな顔をした陸人に、大丈夫、いてもいいんだよ(でも皆が楽しめる話題をするんだよ)と拓人が優しくたしなめていたシーンがなんとも温かくて微笑ましかった


その後、気をきかせた陽菜が守と陸人を連れ出して、恵と拓人を二人きりにするのだけれど、守はそれが面白くなかったようです。だって、恵ちゃんはもう繁先輩と結婚するんだろう?拓人だって、あんなに苦しんでようやく別れたのに


それは大人として当然の配慮ですが、時にはこういう陽菜の様な荒療治が必要なこともありますよね。特に、拓人や恵のように、

「自分のことより他人のこと」

をついつい気遣ってしまうふたりには


まあここでは大した会話は無かったのですけれど、その後ドラマは思わぬ展開を見せていきます。


拓人と陸人を心配した両親が上京し、大学を辞めたいという陸人を実家に連れ帰ったため、拓人はひとりで東京に残ることになったのです。相変わらず、子どもの気持ちがちいとも理解できない佐和子、拓人にも実家に戻るよう言いますが、拓人はこれをキッパリ断ります:

僕には会社もあるし、サッカーも続けたいから


父親の昭夫の方は、まだ拓人の心に寄り添うまでには行かなくても、やはりさすがに医者だけあって、拓人の気持ちを尊重して、一人暮らしを許してくれたのは嬉しかったですよね。


決して諦めるな!絶対にお前を死なせない!!


親として、医師としてそう言わずにいられない昭夫の気持ちを思いやった拓人が、ここでもまた笑顔を浮かべずにいられないのが何とも切ないシーンでした親にまで気を遣って可哀想だな~拓人。本当に治療法が見つかればどんなに嬉しいか~でもそれが叶わないと思い知らされた時、どれだけ絶望することか、拓人には本能的にもう分かっているのです早く皆分かってあげてほしいな~


それはまた後々のこととして、こうして拓人は、発病以来、名実ともに独り暮らしを始めることとなりました。


でも、両親に頼んで時間を増やしてもらったヘルパーはほとんど役に立たず、食事はいつもカレーばかり(他は不味くて食べられない)、ごみの分別もできないばかりか、掃除さえロクにできないようです。


それでも文句ひとつ言わずに笑っている拓人を心配した守は、意を決して恵と向井を呼び出し、恵に手伝ってもらえないかと切り出しました。すると向井は意外にも(わざと?自信ありげに)それはとても良いことだと賛成します。恵もまた、ちょっとためらいがちに、この申し出を受けることにしたようです。


昔拓人から借りて返さずにいたマフラーを口実に拓人に会いにきた恵は、そのまま、いかにも「ついで」を装って、食事を作るから一緒に買い物に行こうと拓人を連れ出し、拓人の好物の空揚げを用意してくれました。が、いかにも美味しそうにこれを頬張る拓人が恵は食べないのかと聞くと、自分は向井と一緒に食べるからと断ります。


以前陽菜たちと一緒にマンションに来て、二人きりになった時にも向井から電話があって、その時も、恵が今拓人と一緒にいると、正直に告げたことがちょっぴり寂しく思えたのはおばさんだけでございましょうか


ああ、恵にとって拓人はもう過去の人なのだろうか。何もこだわることなく、一人の介護士として世話のできる患者でしかないのだろうか。


その後、何もなかったかのように向井と食事をした恵は、拓人のマンションのトイレットペーパーが無くなりそうだったため、補充をしておこうと立ち寄ると、中で拓人が転倒し、チャイムを鳴らした相手が誰かも分からずに助けを求めていたところに遭遇します


「拓人?!大丈夫??」


非常用につけてもらったはずのベルも机の上のスマホも、本人が床に転がってしまっては手が届きません。


一方、拓人は今会社で広告の仕事を任されたことを喜び、それを完成させることを「目標」にして頑張っていました。これを谷本医師に報告した際、谷本は、今をしているのかと拓人を冷かします。たとえその手で触れることはできなくても、かつて愛した、否、今も心に残っている恵に会えることは、第三者が見ても分かるほど、拓人にとってやはり心浮き立つ出来事なのです生き生きとして本当に嬉しそうだったものね~拓人(;O;)


マウスが動かせなくなったらどうすればいいのか。


長いスパンでの目標ではなく、その日一日の目標を見つけてそれらの達成を積み重ねて生きている拓人だけれど、どうしても、ふとした時に、先のことを考えずにはいられません。それは恵もまた同様のようです。


あれはでしょう?別れてから病気になったっていうことは。


今でも間違いなく拓人が好きなはずなのに、過ぎてしまった3年間を取り戻すことはもうできない、これからは向井との将来のことだけを考えなくては、そう思う一方で、拓人がどんな気持ちで自分と別れたのかと思うと、平静でいられるはずもありません


3年前に二人で埋めたシャンパンの瓶のことを持ち出した恵は、その時拓人が「もう一度あの海に行きたい」と漏らしたのを受けて、今日向井の家に引っ越すというその日に拓人を海に連れ出しました。


引っ越しのことを説明する恵の気持ちを先読みして、もう会うのはこれっきりにしようと切り出す拓人が、なんとも悲しすぎでした。恵もそれには同意しながら、今、拓人がしたいことは何かと尋ねてきます。でも拓人が

「自分には出来ないことだから

と遠慮をすると、恵は、それなら自分が今したいことをすると言って、拓人を力いっぱい抱きしめます。それはまさに、拓人が今最もしたいこと~前日に、ノートにその思いをぶつけていたことだったのです。メグを抱きしめたい


向井からかかってきた電話には出ずに、泣きながら拓人を抱きしめつづけていた恵はこの後、いったいどうするつもりなのでしょう。


今ではすっかり向井を気に入っていた恵の母=翔子でさえも、ふたりから拓人の話を聞いてだいぶショックを受けていたようです。自分と食事をしてすぐに恵に別れを切り出したということがずっと気にかかっていたのでしょう。あの時、拓人が亡くなった夫の話を聞きたがっていたことがようやく腑に落ちて、心はひどく乱れてしまっていたようです。


来週はどうやら恵が拓人の本音を引き出そうとしてくるようです。ワガママになると言っていた拓人だけれど、いつも他人に気ばかり遣って、ちっともワガママじゃありませんものね。


拓人は自分が「今」を精一杯生きなくてはいけないのは、自分には時間がないからだと思っているかもしれないけれど、それは本来誰しも(=恵も)同じであって、今を輝かせることこそが「真に生きること」なのだと心の底から理解できる日がくればよいのですが。


陸人もまた「誰にも代わってもらえない自分自身の人生」を逞しく生きていこうと決意したようでした。そんな陸人のことも心から応援していきたいです。


恵も拓人も(そして向井も)しばらくは辛いだろうけれど、何とか皆にとって一番良い方向へ進んで行ってほしいものです。僕のいた時間は来週の放送もとっても楽しみでございまする。


「僕のいた時間」から目が離せません

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僕のいた時間
 社会派

僕のいた時間 あらすじと感想 第6話 今を精一杯生きる

三浦春馬さん主演の僕のいた時間の第6話は「今、僕にできること 一歩踏み出す勇気」です。これもまた実にいろいろ考えさせられたエピソードでございました。このドラマから学ぶことは本当に多いです僕のいた時間のあらすじを語れて幸せです(*´Д`)。以下さっそく簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


あれから拓人は車椅子の生活になったようです。母の佐和子はそのまま拓人たちのマンションに居続けることになったようで、拓人の食事や身の回りの世話などにいそしんでいました。


守もちょくちょく遊びに来ては拓人とともに外へ出かけ、スポーツ好きな拓人のために、電動車椅子サッカークラブまで探し出してきてくれました。拓人自身、会社もまだまだ辞めずに頑張っていたようです。


接客ができなくなったら裏方を、体が効かなくなったらデスクワークを、ペンが持てなくなったらパソコンのマウス操作でできる仕事を、と次々と

「今その時の拓人にできる仕事

を一緒になって親身に探してくれているらしい職場の同僚たちを見るにつけ、おばさんまで心から感謝したくなったほどです。通勤では、家を出る際はマンションの隣の女の子~拓人が家庭教師をしていたすみれが付き添い、会社に着くと、入り口の階段を上るのに、同僚が3人がかりで車椅子を担いで運んでくれます。


「朝ごはん多めに食べたか=今日は重いな


助けを求める方も手を差し伸べる方も、明るく思ったことを口に出す~でも絶対に相手を傷つけない=心配りを忘れないというこの姿勢は、決して障害のある方、病気の方への態度に限ったことではありませんよね。拓人(前回の保も)はこれを

「ワガママ」

と呼んでいたようですが、そうではないと思います。本来それが人間の健全な姿なのではないでしょうか


それができずに苦しんでいるのが陸人です。陸人はもう2か月も大学へ行かず、ほぼ引きこもり状態になっているそうなのです。


発病した拓人のことももちろんだけれど、陸人のことがより気になる佐和子が陸人に注意すると、陸人はついに溜まりに溜まった怒りを爆発させました。あんたのせいだ!あんたのせいで俺はこうなったんだ!!


息子が何を怒っているのか、まったく見当もつかない佐和子がもはや哀れに思えてしまいます。拓人も陸人ももう立派な大人ですのに、この人の中ではいまだに小さな子供でしかないのですよね。


どうして兄貴はそんなに明るくいられるんだ。もうこの先真っ暗なのに


これを聞いた拓人が臆せずにハッキリと陸人を叱ったのがまた良かった。そんなことを言われたら傷つくしムカつく。他人の嫌がることを言うから、人が離れていくんだ


以前同じようなことを言われた際はぷいと席を立ってしまった陸人だったけれど、今度は拓人に助けを求めてきます。もうどうしていいか分からないんだ


幼い頃から、トラブルが起きるたびに母が解決してくれたという陸人。進学校では取り立てて話す必要が無かったし、大学も、最初はよかったけれど、次第に人付き合いを余儀なくされると、その「性格の悪さ」が表面化し、皆から孤立してしまったと言います。


佐和子を実家に帰して二人きりの生活が始まったらしいのにはとりあえずホッとしました。これから陸人は、幼い頃なら何の苦も無く覚えたはずの人付き合いの基本を、拓人を通して学んでいくことでしょう


しょっちゅう家に来ている守に「暇だね」と言うと、守が

「暇だからじゃなくて来たいから来ている。拓人といると楽しいから。同情なんかじゃない」

と答えたのを聞いたのも、陸人にはショックだったに違いありません。彼には会いたいから会うという友達がきっと一人もいないのです


でも、こと陸人に関していうと、元々あまり人付き合いの上手なタイプではないようですね。他人を傷つけるようなことを言わないのは当然覚えるべきだとしても、この子はどちらかというと「学者肌」のようなので、人と対峙するのが仕事の一部である臨床医には決して向いていない、恐竜の研究をしている方が性に合っているようです。恐竜の話をしている時の陸人の嬉しそうなことったら恐竜の恥骨ってすごいよ!ってかなりのオタク気質でござるな(;´∀`)


兄の拓人にはそれが分かるのに、

あの子のことは私が一番よく分かっているはず

と豪語する佐和子が、どうしてそこに気づかないのか不思議でなりません。この人はきっと自分の人生にも疑問を持ったことがないのでしょう。医者の家に嫁いだから、子どもは医者になるのが当たり前。なれなかった拓人は落伍者だけど、医大に入れた陸人は自慢の息子、って


体は不自由になっても心を自由に広げて精一杯のびのび明るく生きようとしている拓人に比べ、不自由な心を持った陸人が哀れでなりませんでした。


そんな家族を尻目に、拓人の父の昭夫はいまだに現実を受け入れられずにいるようです。自分が医者にもかかわらず、息子が難病になったという罪悪感も手伝って、様々な治療法を調べだしては谷本のもとへと持ち込んできているようです。エビデンスはないかもしれないけれど、治療の一環に加えてほしい。


たとえ医師ではなくても、そういう家族をたくさん見てきただろう谷本が、じっと昭夫の目を見てこう言ったのもとても印象的でした

息子さんは今、ALSとうまく付き合うコツを身に着けて、毎日今できることを精一杯頑張って生きています。(拓人はこれを「目的を見つけることが目的だ」と語っていました)


(今あなたにできるのは医師として治療法を探すことではなく、家族として息子さんを支えることなのですが


せめて、奥様を支えてあげられれば良いのですけど。


そして気になっていた恵の方はというと、やはり、介護を担当していた保が拓人と先に知り合って、電動車椅子サッカーを始めたから見に来てほしいという誘いを受けたために、その保に付き添っていた会場で、拓人に再会することになります。


会わなきゃいけない人には絶対会えるんじゃない?


昔湘南で拓人が言っていたことを思いだし、会っちゃったねと声をかけた恵はいったい何を考えていたのでしょうさ~恵はどうするかな


拓人は、恵と別れた後に発症したと説明しましたが、そんな優しい「嘘」に気づかない恵ではないでしょう。この再会の前に向井から既にふたりが結婚するという話を聞いていた拓人は、心から二人を祝福していたようです


屈託のない笑顔で車椅子サッカーに興じる拓人、優しい笑顔で別れを告げる拓人、そんな拓人の顔を振り払おうと、向井がふたりのために借りた家へやってきて、懸命に床を拭いていた恵の指からは、婚約指輪が外されています。あれは掃除のためだけではないことでしょう。


拓人は恵を遠ざけることで、恵を悲しみから守ろうとしました。が、真相を知った恵の心はもはや決して穏やかではないはずです。拓人への愛情を「重い」と言ったのは、すべて自分を思ってのことだと知ってしまったのですから。親友の陽菜が見抜いた通り、恵は今でも拓人のことを忘れられないでいるのでしょうから結婚は2番目に好きな人とするのがいいって


ここで恵が母一人子一人でなければ、もう少し事はスムーズに進むのでしょうけれど、何せ母親が病死した父を看取って苦労してきたのを見ていますから、自分のことよりも母のことを考えると、同じ苦労を娘にさせたくないと母が心配するだろうと考えそうなのも可哀想です。


あれやこれやと考え始めるときりがありませんから、おばさんもまた「今」拓人を応援することだけを考えていたいと思います拓人の心が満たされて安らかでありますように僕のいた時間は来週の放送もとっても楽しみでございます。



僕のいた時間から目が離せません(;O;)

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