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真昼の悪魔 あらすじと感想 第2話 実験

遠藤周作氏原作の【真昼の悪魔】、第2話は「実験」です。これまた背筋も凍らんばかりの恐ろしさでしたね。以下ネタバレのあらすじです真昼の悪魔のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


前回葉子に薬(毒)を盛られた患者、小林トシが亡くなりました。病院の見解では、薬の取り違いが原因ではないということでしたが、嫁の照美が、葉子に脅されていたあの時以来姿を見せなくなったということと、トシの死に顔が、

まるで悪魔でも見たかのような顏

だったらしいことから、またしても葉子が殺したに違いありませんよね


以前見つけたメモに書いてあった患者たちがすべて死亡していた上、皆葉子の患者だったことから、聖人の葉子への疑いもますます強まります。


そこへもってきて葉子がある実験を始めたから尚更です。葉子はまたしても教会へ行き、神父から「聖書」を読むよう勧められたのです。


その聖書に「子どもに悪を教えることは大きな罪」だと書かれていたのを見つけた葉子は、早速子供の入院患者に「悪」を教えることにしました


悪って知ってる?本当はやっちゃ いけないことだけど、勇気を出してやるべきことよ


仲の良い京子が先に退院するのを寂しがっていた武に、葉子は「悪」を教え込みます。葉子は、京子が大豆アレルギーなのを利用し、武に大豆入りのクッキーを渡して京子に食べさせるよう唆したのです。そうすれば京ちゃんの入院が長引くから


案の定、アナフィラキシーショックを起こした京子は何とか一命をとりとめますが、仲良しの武が怒られるのが嫌で真相を明かさずにいました。そこで葉子は鏡子の母に、京子が発作を起こしたのは武の仕業だと告げ口します。


京子の母は急いで京子を他の病室に移すよう頼んだらしく、これを知った武は葉子を罵りました。嘘つき!


すると葉子は、京子の母がいる限り京子と武は同じ病室にいられないと囁きます。今度は武に、階段にワックスを塗るよう命じたようです子供に悪を教え込むなんて(>_<)


これで京子の母はひどい怪我をし、彼女もまた同じ病院に入院することになりました。


こうしてふたりは晴れて再び仲良しになる~と思いきや、今度は京子が武を屋上から突き落とします京子の笑顔も怖すぎた。どうやら葉子が京子に、武が母に怪我をさせたと告げたようです。


武も命に別状はなかったようですが、かなりの怪我を負ったようです。でも武もまた、一人で落ちた、と語ったそうです


もともと京子は「アリを殺して喜んでいた」ほどなので、やはり悪魔的なところがあったのかもしれません。というより、そもそも子どもは残酷な生き物ですからね。だから聖書でも悪事を教えるなと教えているのかもしれません


何とも怖い話でしたね。しかも葉子はこれだけでは飽き足らず、今度は父親を殺すと仄めかしますいったいどこまでやる気なのか。以前外のベンチに座っていた老人(村井国夫)が、父親の徳広だったのだそうです。ちなみに彼はドストエフスキーの罪と罰を読んでいたそうです。


ずっと放っておいたらしい父親に、これからは毎日夕飯を作ると優しく声をかける葉子)。果たして葉子はどうやってこの父を殺すつもりなのでしょうか?また、葉子があのような人間になった背景に、この父親はどう関与しているのでしょうか?


また今回葉子は、二人の子どものことでもシツコク嗅ぎまわっていた聖人に、なんと「ガン」を宣告していました。聖人は下痢が続く原因は、葉子が下剤を飲ませたからだと思っていたのが、いきなりガンだと宣告されてしまったのです。もちろん口を封じるための嘘だと思われますが、そう言われてはショックで疑えなくなるのも当然ですよね。


思わずテレビの前で、先輩のつてを使って他の病院にセカンドオピニオンを聞きに行け!と大騒ぎしてしまいましたが聖人、騙されちゃいかん!


そして大塚もまた相変わらず葉子に付きまとっていました。この辺は、炎に惹かれて近づき・・・な蛾をイメージせずにいられません


見ると怖いんだけど、怖いから見ないではいられない真昼の悪魔」は続きを見るのが怖い、否、楽しみです


~そう思ってはいたんですが、3話で敢え無くリタイアです。小説なら読めるけどドラマはかなりしんどいです



Kindle版で手軽に読み返すのも悪くないかも


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真昼の悪魔 あらすじと感想 第1話 衝動 田中麗奈さんピッタリ

遠藤周作氏原作の【真昼の悪魔】を見始めました


昔、遠藤さんの本を片っ端から読みあさったことがあって、その時にこの「真昼の悪魔」も読んだような気がするのですが、ほぼ同時期に、こちらは何度も繰り返して読んだ「悪霊の午後」の方が印象が強くて、詳しい内容は忘れてしまったようです。この「悪霊の午後」も秋吉久美子さん主演でドラマ化されて大いに怖がらせてもらったものですが、田中麗奈さんも負けてませんね。いや~実に怖かったです


他のキャスティングもまたイメージぴったりです。神父役の伊武雅刀さんを始め、主人公の女医、大河内葉子の謎を暴こうとする作家志望の難波聖人を中村蒼さん(イバラ@無痛~診える眼~)、そして葉子にコロリと騙される間抜けな「御曹司」には大倉孝二さん~この顔ぶれだけでも楽しめそうです。何気に、以前「ゆとりですがなにか」で大いに注目を集めた瑛蓮さんも出ていました


以下、超簡単なネタバレのあらすじです真昼の悪魔のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


葉子は美人で優しく優秀な外科医として医局でも評判の女医でした。が、その本性はまさに「悪魔」のごとしであり、その犠牲者は数え切れないほどです。何せ葉子は人の命を預かる医者なのですからね


最初葉子は行きつけの店でステーキを購入し、これを入院患者に与えていました。どうやらその患者にとって「肉」は文字通り命取りだったらしく、翌日その患者は手当の甲斐なく死亡してしまいます真昼の悪魔が面白い♪


あれほど食べちゃいけないと注意したのに


そう語る同僚の浅川純(瑛蓮)に対して葉子は、でも幸せそうな顔だったよと満足げです


その後虫垂炎の急患が運ばれてきました。苦痛を訴える難波聖人の頬に、葉子はそっとキスをします。どんなに痛みがひどくてもさすがにこれには気づいたらしく、聖人はそれから葉子を意識するようになります


~でも今時は「手術後はなるべく動け!」が常識でござるよ


が、聖人はドストエフスキーのような作家を目指していただけあって、善悪の概念にはとても敏感であり、かつ、些細な謎も決して放っておけない性分でした。病室の引き出しから数名の氏名が書かれたメモを発見した聖人は、それが何を意味するのか気になってなりません


ちょうど清掃員の芳賀明善(篠原篤)がこっそりタバコを吸っていたのを目撃したことから芳賀と親しくなった聖人は、芳賀の協力を得て、自分の前にその病室に入院していた患者を捜してもらいました。事情通の芳賀は早速その患者が加納という糖尿病患者だったことを突き止めてきます。


今は心療内科にいるそうだ


早速聖人が加納に会いに行くと、加納は必死で自分は正常だと訴えましたが、声をあげればあげるほど、重症だと疑われてしまいます


その後メモに書かれた名前が既に死亡した患者だったことが判明しました。つまり加納はきっと「知ってはならないことを知った」ために、精神異常者として社会的に葬られてしまったに違いありません。もちろん犯人は葉子でしょう


が、このドラマは、そんな葉子以外にも「悪魔」がいることを暴露します。ひどい認知症を患っている姑トシの看護に疲れた小林照美(朝加真由美)はともかくとして、誰もが「白衣の天使」とたたえていた看護師の梶本喜子(宮地雅子)までもが、実は陰で患者を苛めていたことが発覚します


これは、時々は正気に返るらしいトシが嫁に「看護師が怖い」と漏らしたことから、照美がこっそりティッシュボックスの中に監視カメラを仕掛けておいて明らかになりました。でも、梶本は患者に嫌がらせこそすれ、患者を殺しかねない間違い~点滴の中身を間違えたりはしていません。そう、これは葉子の仕業です


おそらく葉子は、照美が金に困っているとこぼしたことから、その苦労を取り除いてやろうとしたのでしょう。もちろん、決して無垢な好意からなどではありませんよ。最初の患者の例がそうだったように、葉子は悪魔的行動がすべて悪ではないと証明したいのかもしれません。


実際照美はこのおかげで、病院から300万円の慰謝料を受け取り、金の苦労から解放されることになります


これに味をしめた照美は、葉子をも脅しにかかります。照美は監視カメラの映像から、点滴の中身をすり替えたのは葉子であると知っていたのです


が、葉子はそんな脅しに負けるような殊勝な人間ではありませんでした。葉子は逆に照美を殺すとのたまい、それが嫌なら黙っているよう脅迫し返します。自分は医者だから、誰にも知られず人を殺すことなど簡単だとうそぶきます


これだから医者を辞められない、とせせら笑う葉子は、私生活でもその本性をいかんなく発揮しています。葉子の美貌に惹かれる男性は多く、葉子はその体目当てに引っかかってくる男性をことごとく恐怖のどん底に落としているようなのです。最初のス〇ベ野郎は迫田孝也さん(三十郎@真田丸)でございましたね


この男は、葉子がその手に針を刺しただけで大騒ぎで逃げ出しましたが、二人目の大塚光(大倉孝二)は、何せ役名も付いているぐらいですからそう簡単には諦めんのでしょうな。大塚が、葉子には「小悪魔的な魅力」があるなどとクサい台詞を吐けば吐くほど、葉子の中の悪魔がうずうずしてくるのが伝わってきます


小悪魔じゃなくて悪魔なんです


一方で葉子は、自分の中の悪魔を試すかのように教会にも出かけていきます。神父がちょうどお説教で、悪魔は悪魔然とはしておらず、例えていうなら静かにたまる埃のように人の心に住み着くものだ、と語ったのを聞き、これに挑むかのように告解室に向かいます


私は自分が怖いのです。私は悪魔なのかもしれません


神父は、自分の悪魔性に悩んでいる葉子は悪魔ではないと否定しました。神は救いを求める人間を決して見捨てない


が、それを聞いた葉子は突然高笑いをし始めます。もっと面白い話が聞けるかと思ったのに。がっかり。ためらいなく人を傷つける人間がまっとうだと言えますか?私はそういう人間です


神父はそんな葉子に人のためになる善い行いをするよう忠告しました。最初は形からでいい。そうしているうちにあなたの心が救われる


(あなたはここに来た~それはあなたが救われたいと願っている証だ)


神父からそう言われた葉子は、買い求めたステーキを、外でベンチに座っていたひとりの老人に差し出しました。この老人は村井国夫さんだったので、今後も何か重要な役割を果たしてくるものと思われまする。


誰の心にもある「悪魔」の心。果たして自分にはそれが自覚できているだろうか~とついつい空恐ろしくなってしまいます


でもドラマとしては面白い真昼の悪魔は続きもとっても楽しみです



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海底の君へ あらすじと感想 いじめに対する責任の所在を問う

藤原竜也さん主演の「海底の君へ」というドラマを視聴しました。脚本は櫻井剛氏ということでしたが、最後の最後まで、胸が苦しくなるほど辛辣なリアリティをぐいぐい見せつけられた気がしました


このドラマは「いじめ」がテーマでしたが、その「いじめ」とは、苛める側と苛められる側だけの問題ではなく、それを見ていて何もしない傍観者、またこれをいかにも尤もらしく書きたてるマスコミや評論家、その彼らの言うことを鵜呑みにしていかにも独りよがりな正義感で事件の感想を語る無責任な一般人、もちろん自分自身をも含めて、社会生活を営む全ての人間に責任があるのだということを、改めて痛感させられた次第です。


以下簡単なネタバレのあらすじをまとめさせていただきました。拙い文章で大変恐縮ですが、ドラマをご覧になっていない方にもお読みいただき、改めて苛めについて考えるきっかけにしていただければこれほど幸いなことはありません


ドラマは、藤原さん演ずる前原茂雄が、中学時代の同窓会で、皆に自分と一緒に死んでほしいと訴えるシーンから始まりました。茂雄はなんと体中に爆弾を巻きつけていたのです


茂雄は中学時代に、クラスメートから酷い苛めを受けていました。それ以来、ひきこもりとなった茂雄は就職もままならず、その後もずっとアルバイト生活を続けていたそうです。が、そのバイトさえ、時々昔のトラウマによって引き起こされる発作が原因で解雇されてしまいます


当時苛めの先頭に立っていた立花隆之介(忍成修吾)は、今や弁護士になっていたそうで、その立花から同窓会の通知が送られてきました。昔の苛めを思ったらとても出席などできないが、欠席すれば「普通」ではなくなってしまうと迷っていた茂雄に、他の友人が、立花も昔とは違って大人になったから大丈夫と励ましました。


そこで茂雄は勇気を出してその立花に会いに行くのですが、立花は、自分が茂雄を苛めたことすらほとんど記憶にないようです。あれから15年も経ったのに、何言ってんの?と笑い、それでも茂雄が譲らないのを見ると、終いには、おまえ、俺を脅しに来たのか、と言い出す始末なのです。


一方茂雄は、バイト先で万引きをした少年=手塚瞬(市瀬悠也)を庇ったことで、その姉の真帆(成海璃子)と親しくなります。茂雄は自分の経験から、瞬は誰かに脅されて万引きをしたとすぐに気づいたからです。その瞬が、またしても学校でひどい苛めに遭い、ついには飛び降り自殺を図ってしまいました


真帆は苛めた側の責任を問おうとしますが、その相手は顔すら見せず、ただ弁護士を遣わしてきます。その弁護士が立花でした。事情を聴いた茂雄は早速立花に会いに行きますが、立花はまったく悪びれた様子もなく、

苛められた方にも責任があるし、苛めた方にも将来がある。まったくいい加減にしてくれよ

とのたまいます。これを聞いた茂雄は、立花は昔と少しも変わっていない、他人の一生を滅茶滅茶にするほどのひどい行いをしておきながら、それを悪いとも思っていないばかりか、正当化しようとさえしている、と悟ります


昔茂雄は、立花たちに海に突き落とされたこともあったそうです。幸いなことに「体」は海から上がれましたが、その「心」はずっと、海底奥深く沈んだままだったのです。そして茂雄は、このまま「いじめ」を放置しておけば、更なる犠牲者が増えると憂えて、自分だけは何か事を起こさなければならないと決意します。


同窓会、出席するから


そう言って茂雄は爆弾を作り、真帆には、瞬は決して悪くないと言い続けてほしいと言い残して、同窓会に出かけていきました。そこで、やはり昔のことなど覚えていないかのように振る舞う同級生の前で、冒頭の発言をするに至った訳です。自分は苛めてなどいなかったと語った男性には、確かに見ていただけだが、僕にとっては同じことだと言い返しました。


この様子は茂雄によってネットに配信され、多くのやじ馬がこれをはやし立てます。が、ひとりだけ、茂雄の様子がおかしいことに気づいた真帆がこれを見つけて茂雄のもとに駆けつけてきます。


シゲちゃん、そんなことをしちゃダメ!お願いだから私のために生きて!!海底の君へが素晴らしかった


殺人が悪いことなど茂雄は百も承知です。でも、苦しんで苦しんで苦しみぬいた茂雄だからこそ、何かせずにはいられなかったのです。自分一人が死んだところで、誰も耳を貸してくれない。自分を苛めた人間を道連れにすることで、何とかして社会に、世間に、苛められる者の辛さを訴えたい、そう考えたに違いありません


が、自分を理解し愛してくれる真帆のこの言葉で何とか思いとどまった茂雄は、待機していた警官に逮捕されてしまいました。裁判では、情状酌量されたものの、懲役5年の実刑判決を言い渡されたそうです


5年後に茂雄が出所した際は、結婚して妊娠したらしい妹の小絵(水崎綾女)と真帆が迎えに来ていました。茂雄は真帆の手を取って「生きていかないと」とつぶやきます。


一視聴者としては、ここにどうしようもない理不尽さを感じずにはいられませんが、それが社会の現実であることも事実でしょうし、法というものはそういうものなのでしょう。今の時代、これが「爆弾テロ」と認識されたことも大きかったのかもしれません


個人的には、むしろこのドラマは、心ある人間なら必ず抱くだろうその怒りを引き出したかったのではないかと考えました。その上で、法や社会に責任転嫁するのではなく、茂雄はどうすればよかったのか、茂雄があんなことをせずに済むには、我々一人一人が何をすればよかったのか、何をすべきなのか、をこのドラマは問うてきたのではなかったでしょうか。


この世から戦争が無くならないのと同様、子どもの苛めも無くならないなどという理屈は絶対におかしいのだと誰もが同意する社会が1日でも早く実現されることを祈ってやみません我々一人一人の問題です


最後に、藤原竜也さんの渾身の演技は本当に素晴らしかったです。是非、ひとりでも多くの方にこのドラマを見てほしい、と願いながら、レビューを終わらせていただきます。拙い文章を最後までお読みいただきましてありがとうございました


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終の棲家 前編 あらすじと感想 在宅介護の偽らざる現実

BSプレミアムで前後編放送予定の終の棲家(前編)を見てみました終の棲家のあらすじ行きますよ~(^^)/


夜に弱いおばさんは録画を今朝見たのですけど、これまた実に切実な問題を取り上げていたようです。見ているうちに、とてもドラマ=フィクションとは思えないほど感情移入してしまい実際にあってもおかしくない話なのです(;´・ω・)、思わず夕べNHKで放送していた「ユマニチュード」を教えてあげたくなったほどです。かと言ってそれで全てが解決できるわけではありませんけど。(関心のある方へ、ご参考までに以前クローズアップ現代で放送された内容のURLを貼っておきます: 見つめて 触れて 語りかけて~認知症ケア“ユマニチュード”~


それはさておき、社会問題を取り上げたドラマとしても、とても現実的でなかなか見ごたえがある作品でした。以下簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


このドラマ「終の棲家」の主人公は麻倉智子(桐谷美玲)というアメリカ帰りの新人記者です。ボストンでMBAを取ったことが唯一自慢の智子なのに、現場では誰もこれを評価してくれません。智子が書く記事はいつも「机上の空論」ばかりで、実際に悩み苦しむ人々の切実さがまったく伝わってこないからです。


お役所のホームページから拾ってきたのか


でも一番の問題は、智子自身、それのどこが悪いのかがまったく分かっていないこと


今回智子が取り上げたのは「在宅介護」に関するテーマでした。昔、「病院より家がいい。家にいるのが一番だ」と語っていた祖父が在宅介護の末亡くなったことが頭に残っていた智子は、在宅介護の素晴らしさを世に訴えようとしますそんなに甘いもんじゃないのに(;´・ω・)


そのいかにも単純な発想と思考に呆れながらも、取材先のケアマネージャー=秋本直己(岡田義徳)は、記事を書く参考にと3つの家族を紹介してくれました。


岩崎清三(織本順吉)と妻の芙美子(大方斐紗子)はまさに老々介護の典型で、介護する方もされる方も互いに疾患を抱え、認知障害もかなり進んでいるようです。秋本はここにヘルパーを派遣しているようですが、それも日に数時間しか来られません。


自分の体が思い通りに動かない清三は、こちらもまた不自由な体で自分の世話をする芙美子に対し、暴言を吐き、時には手も出すらしいものの、芙美子はこれに黙って耐えているようです。


次の梅田春江(佐々木すみ江)と河村慶子(古村比呂)は親子なのですが、姓の違いからも分かるように、慶子はとっくに嫁に行っているのです。今の自宅の酒屋から実家までは往復3時間もかかるというのに、対象者に娘がいて、彼女が

「通える範囲」

に住んでいることから、被介護者である春江は十分な公的支援が受けられません。その上、春江自身、娘が嫁ぎ先で何を言われているかとその苦労を想像するだけでいたたまれないようです。いっそ早く死んでしまいたい


3人目も独り暮らしの老人でしたが、その片岡崇(麿赤兒)の息子=幹彦(橋爪淳)は離婚をし、名古屋で会社勤めをしているそうです。認知症の進んだ父が心配で、この半年で30回も戻ってきてるそうですが、かと言って幹彦が仕事を止めるわけには行きません。そうなったらもはや親子で共倒れになってしまいかねません。


最初は漠然と彼らを見ていた智子でしたが、何かできぬものかと頭をひねるたびに、それが叶わないと思い知らされ、愕然としてしまいます。彼ら全員の面倒を見ている訪問診療担当の医師=平林彰(平泉成)からは、おためごかしで口当たりの良い記事を書くなら、一切関わってほしくないと罵られてしまいます。


現実を知れば知るほど落ち込んでいく智子を、意外にもこれまで冷たかった同僚たちが励ましました。ようやく記者らしくなってきたな


そして智子もまた、どんなに辛くても現実を直視し、ありのままの問題を社会に問うことこそが自分の使命だと思い知ります。


と、ここまでなら普通の社会派ドラマだったのですが、ここに1つのミステリー要素が加わりました。なんと上で触れた3人の要介護者が3人とも「心不全」で亡くなってしまうのです。しかも皆が皆、誰もいない時に亡くなるという「孤独死」なのです。


ここで「孤立死」という言葉を用いた智子に、平林はキッパリとこう言い返しました。それは政府や役所の作った耳触りの良い言葉だ。これは間違いなく孤独死だ


一方、智子から、取材対象が3人とも亡くなったと聞いた原島大悟(加藤虎ノ介)は、この平林を疑います。以前平林は、なすすべなく苦しむ要介護者やその家族たちに手を差し伸べる一環として安楽死を擁護するような記事を寄稿していたからです。実際に、片岡幹彦にもそんな話をしたことがあるそうです。


いったい3人はなぜ亡くなったのか?彼らの死に本当に平林が関わっているのか?どんなに声をあげても状況が改善されないことに苛立ちを隠せない秋本は、これをどう考えているのか?


何とも切実な問題に見ているこちらまで苦しくなってしまいますが、それでも智子同様、せめて現実から目を背けることのないように、自分達に今できることはないのかを自らに問いかけながら、終の棲家の後編を見届けたいと思います終の棲家~ドラマ同様、現実問題も改善していきたいですね


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苦くて、甘い~希望の茶~1日も早い復興を心よりお祈りいたします

小池徹平さん主演、福岡発地域ドラマ・苦くて、甘い~希望の茶~を視聴しました。ニュース等で、一昨年に起きた北九州豪雨被害のことは記憶に新しいところですが、いまだにその復旧は思うように進んでおらず、全てが元通りになるまではまだ数年かかるのだそうです。


この「苦くて、甘い」は文字通り八女茶(玉露)を指しているらしいのですけれど、このドラマはその産地として有名な星野村で行われているボランティア活動を描いたものです。以下、簡単なあらすじと感想をまとめさせていただきました。


小池さん演じるところの主人公=早川広太は東京のサラリーマンだったのが、友人に商品開発のアイディアを盗まれた後、福岡への転勤を命じられてしまいます。


なぜ俺ばかりがこんな目に!


不満ばかりの毎日を送っていた広太に、ある時同僚が声をかけました。週末一緒に出掛けてみないか?


とりあえずのコミュニケーション維持のつもりで出かけると、そこ=星野村はなんとボランティアによる復旧作業の場だったことに驚きが隠せない広太です。なんでまた、好き好んで休日にそんなことをしなくちゃいけないんだ来るんじゃなかった(;´・ω・)


が、そこでちょっと可愛い女子大生の武井真由(石橋杏奈)に出会ったことは、光太も満更ではなさそうです


これをきっかけに真由からデート?の誘いが入ると、広太は喜んで出かけていくのだけれど、その行先はまたしても星野村。


「人に感謝されるって気持ちがいいですよね


広太には、ボランティア活動をして目を輝かせる同僚や真由が胡散臭く思えてならないようです。所詮、ボランティアなんて、現実逃避自己満足じゃないか


が、そんな広太の考えも次第に変わっていくようです


真由と別れてすぐ車に乗ってエンジンをかけるとこれがかからず、広太は一人の村人に助けを求めたのですが、その村人は、一切のボランティアを拒否していた池本敬一郎(蟹江敬三)でした。広太も、成り行きで参加した作業の途中、この池本から決して畑に入るなと怒鳴られてしまっています。


結局車が直らなかったため、広太は池本の家に一晩厄介になることになりました。その際広太は、これは真由にも聞いたのですが、池本の作る玉露は3年連続日本一だったのに、一緒にお茶を作っていた妻に先立たれたすぐ後に、集中豪雨で茶畑が全滅させられたと聞かされます。


自分の意図しないところで理不尽に潰された夢


何くれとなくこの池本を気遣ってくれるらしい山田が話すのを尻目に、むっつり黙ってしかめっ面をしている池本の言いようのない「口惜しさ」が広太には自分のことのように思われてなりません。


その後広太は、誘われたボランティアには行かず、直接池本の家に世話になった礼を届けに来ました。そんな広太の姿を目にした真由が、ボランティアに参加しない理由を聞くと、広太は、自分は皆とは違う、強制されたくないと声を荒げてしまいます。広太は真由に個人的な興味を抱いたのに、真由はボランティアの人数確保のために声をかけたというのが余計に腹立たしかったようです。


後に池本が語ったように、いかにもボランティアを馬鹿にしていた広太だけれど、ここに池本の息子が現れて、池本の妻が亡くなったのも、豪雨に畑がやられたのも、皆

「お茶づくりを諦めろ」

という天啓だったのだから、それを素直に受け入れろという話を聞いてはもう黙っていられません


「僕がこの畑を元通りにしてみせます!!


池本は相変わらずそんなことは止めてくれと譲りませんが、広太も決して譲りません自分のためにやる!。広太にはあの畑、そして池本が、自分の潰された夢、そして自分であるかのように思えたに違いありません決して諦めない( `ー´)ノ


が、これまでさんざん馬鹿にしてきたボランティアのリーダー=田村大造(武田鉄矢)に予定を聞くと、がれきの撤去には順番があるから、池本の家は3週間後だとすげなく言われてしまいます。


どのみち一人ではどうしようもない広太はこれを受け入れ、3週間後でもいいから手を貸してほしいと頼み込みました。当然、それまでの間は、広太もまた他の家の復旧を手伝います


決して迷惑なんかじゃない


池本の息子が、ボランティアに片付けてもらうなど、人に迷惑をかけてまでやることじゃないと言ったのに対して、広太が叫んだ言葉が蘇ります。ボランティアは決して「してやる」ものではなく「させてもらう」ものなのだと語った田村の言葉もまた真実です


人の考えはそれぞれなので一概には言えませんが、人間が生甲斐や幸福を感じるのは、自分が誰かの役に立っている、自分がしたことで誰かが笑顔になってくれる、そう思えた時ではないでしょうか皆がそうだとは言いませんが(;´∀`)


言うに言われぬ甘くて苦い絶品のお茶を、もう作れないかもしれないからともったいなくて誰にも入れてやることができなくなった池本が幸せだったとは思えません。素晴らしいお茶を作ることももちろんですが、そのお茶を、どこか遠くに住む見知らぬ人々までが、

「美味しいね

と笑顔になってくれることこそ、池本と亡き妻の喜びだったに違いないのです。それはまた広太も同じことでしょう。どうしたら会社に貢献できるか、ひいてはその先に見える客の笑顔こそが彼の創造力を駆り立てていたに違いありません。


そして3週間後、池本の畑にはボランティアの手が入り、茶畑はすっかり綺麗に片付きました。もちろんその後は、新たに植樹をして、また美味しいお茶の葉ができるまでには長い歳月がかかることでしょう。それでも池本は、間違いなくまたその道を歩み始めたのです


広太もまた、このボランティアで力をもらい、会社で新しいアイディアを出したことが認められて上京し、自分のアイディアを盗んだ同僚に

「福岡は最高だ

と笑顔で言えるまでに元気になっていたようです。


ボランティア活動に感謝した星野村の住民たちによる感謝祭に呼ばれた広太が、池本に初めて玉露を入れてもらい、そのあまりの美味しさと、池本が立ち直ってくれた姿に感動していたシーンは、こちらまで胸が熱くなってしまいました


ありがとう。ありがとう。


何度も何度も池本が発したこの言葉こそ、本当は広太も言いたかったんじゃないかな。ただ照れくさくて言えなかっただけでその代わりが「美味しい」という言葉でしょう♪


今日、3月11日は東日本大震災が起きた日です。おばさんもまた被災者であり、かついまだに原発問題に悩まされている福島県民のひとりでもあります。広太のように直接足を運ぶことはできませんが、遠い星野村の復興が一日も早く進みますよう、心から祈らせていただきたいと思います。どんな災害に遭っても、決して諦めることなくともに頑張って前に進めますように


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「拝啓 色川先生」を視聴して~人は何と矛盾に満ちた生き物なのか

伊集院静氏原作の拝啓 色川先生を視聴しました。伊集院氏は故夏目雅子さんの夫であり、元々人付き合いの良くなかった氏が、とても人間味あふれた奥様を亡くされた後、再び孤独と絶望にさいなまれてアルコール依存症になっていた頃に出会ったのが、この色川先生だったそうです。このドラマはその時の出来事を綴ったドキュメンタリードラマです。


これはなんとも「正直な作品」でした。あくまでもおばさんがそう感じただけのことであり、本来伊集院氏や色川先生の意図したところとはずれているかもしれないのだけれど、少なくともおばさんはそのように感じ、特に色川先生の心情に深く共感せずにはいられませんでした拝啓 色川先生~機会があれば是非ご覧ください


以下、簡単なあらすじを交えた感想文です。果たして自分があそこまで正直になれるかどうか、まったく自信はありませんが、でも、ここまで正直に自分をさらしてくれた色川先生に敬意を表し、自分もまた思いのままを綴ってみたいと思います。繰り返しになりますが、あくまでも~おばさん個人の解釈ですのでコメント欄は閉じさせていただきます



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韓ドラおばさん(こん)のプロフィール

こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

ブログは、時にあらすじを語ったり辛口な感想を書いたりと統一されておりませんが、とりあえず「言いたい放題」言わせて下さいませ。最終回まで視聴したドラマは必ずどこかにその感想を付記しています。また記事で使われているイラストの中にもおばさんのつぶやきが隠されています。余裕のある方はどうぞそちらもお楽しみくださいませ

ドラマのレビューはネタバレが多いです。ほとんど「○話」と明示していますのでどうぞご注意くださいますように

でも誠に勝手ながら「コメントでのネタバレ」はくれぐれもご遠慮くださいね。せっかくの楽しみが半減しちゃうので

また「感じ方は人それぞれ」なので、たとえ直接的なネタバレではなくとも~その辺は重々ご配慮いただけますと助かります=ネタバレ一切お断り!ということです

もしこのブログをお探し頂く際は、「韓ドラおばさん」で検索していただけますと簡単です。でも「韓ドラおばさん」と名乗っているのはこのブログとTwitterだけです♪(2009年7月1日より)

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