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海底の君へ あらすじと感想 いじめに対する責任の所在を問う

藤原竜也さん主演の「海底の君へ」というドラマを視聴しました。脚本は櫻井剛氏ということでしたが、最後の最後まで、胸が苦しくなるほど辛辣なリアリティをぐいぐい見せつけられた気がしました


このドラマは「いじめ」がテーマでしたが、その「いじめ」とは、苛める側と苛められる側だけの問題ではなく、それを見ていて何もしない傍観者、またこれをいかにも尤もらしく書きたてるマスコミや評論家、その彼らの言うことを鵜呑みにしていかにも独りよがりな正義感で事件の感想を語る無責任な一般人、もちろん自分自身をも含めて、社会生活を営む全ての人間に責任があるのだということを、改めて痛感させられた次第です。


以下簡単なネタバレのあらすじをまとめさせていただきました。拙い文章で大変恐縮ですが、ドラマをご覧になっていない方にもお読みいただき、改めて苛めについて考えるきっかけにしていただければこれほど幸いなことはありません


ドラマは、藤原さん演ずる前原茂雄が、中学時代の同窓会で、皆に自分と一緒に死んでほしいと訴えるシーンから始まりました。茂雄はなんと体中に爆弾を巻きつけていたのです


茂雄は中学時代に、クラスメートから酷い苛めを受けていました。それ以来、ひきこもりとなった茂雄は就職もままならず、その後もずっとアルバイト生活を続けていたそうです。が、そのバイトさえ、時々昔のトラウマによって引き起こされる発作が原因で解雇されてしまいます


当時苛めの先頭に立っていた立花隆之介(忍成修吾)は、今や弁護士になっていたそうで、その立花から同窓会の通知が送られてきました。昔の苛めを思ったらとても出席などできないが、欠席すれば「普通」ではなくなってしまうと迷っていた茂雄に、他の友人が、立花も昔とは違って大人になったから大丈夫と励ましました。


そこで茂雄は勇気を出してその立花に会いに行くのですが、立花は、自分が茂雄を苛めたことすらほとんど記憶にないようです。あれから15年も経ったのに、何言ってんの?と笑い、それでも茂雄が譲らないのを見ると、終いには、おまえ、俺を脅しに来たのか、と言い出す始末なのです。


一方茂雄は、バイト先で万引きをした少年=手塚瞬(市瀬悠也)を庇ったことで、その姉の真帆(成海璃子)と親しくなります。茂雄は自分の経験から、瞬は誰かに脅されて万引きをしたとすぐに気づいたからです。その瞬が、またしても学校でひどい苛めに遭い、ついには飛び降り自殺を図ってしまいました


真帆は苛めた側の責任を問おうとしますが、その相手は顔すら見せず、ただ弁護士を遣わしてきます。その弁護士が立花でした。事情を聴いた茂雄は早速立花に会いに行きますが、立花はまったく悪びれた様子もなく、

苛められた方にも責任があるし、苛めた方にも将来がある。まったくいい加減にしてくれよ

とのたまいます。これを聞いた茂雄は、立花は昔と少しも変わっていない、他人の一生を滅茶滅茶にするほどのひどい行いをしておきながら、それを悪いとも思っていないばかりか、正当化しようとさえしている、と悟ります


昔茂雄は、立花たちに海に突き落とされたこともあったそうです。幸いなことに「体」は海から上がれましたが、その「心」はずっと、海底奥深く沈んだままだったのです。そして茂雄は、このまま「いじめ」を放置しておけば、更なる犠牲者が増えると憂えて、自分だけは何か事を起こさなければならないと決意します。


同窓会、出席するから


そう言って茂雄は爆弾を作り、真帆には、瞬は決して悪くないと言い続けてほしいと言い残して、同窓会に出かけていきました。そこで、やはり昔のことなど覚えていないかのように振る舞う同級生の前で、冒頭の発言をするに至った訳です。自分は苛めてなどいなかったと語った男性には、確かに見ていただけだが、僕にとっては同じことだと言い返しました。


この様子は茂雄によってネットに配信され、多くのやじ馬がこれをはやし立てます。が、ひとりだけ、茂雄の様子がおかしいことに気づいた真帆がこれを見つけて茂雄のもとに駆けつけてきます。


シゲちゃん、そんなことをしちゃダメ!お願いだから私のために生きて!!海底の君へが素晴らしかった


殺人が悪いことなど茂雄は百も承知です。でも、苦しんで苦しんで苦しみぬいた茂雄だからこそ、何かせずにはいられなかったのです。自分一人が死んだところで、誰も耳を貸してくれない。自分を苛めた人間を道連れにすることで、何とかして社会に、世間に、苛められる者の辛さを訴えたい、そう考えたに違いありません


が、自分を理解し愛してくれる真帆のこの言葉で何とか思いとどまった茂雄は、待機していた警官に逮捕されてしまいました。裁判では、情状酌量されたものの、懲役5年の実刑判決を言い渡されたそうです


5年後に茂雄が出所した際は、結婚して妊娠したらしい妹の小絵(水崎綾女)と真帆が迎えに来ていました。茂雄は真帆の手を取って「生きていかないと」とつぶやきます。


一視聴者としては、ここにどうしようもない理不尽さを感じずにはいられませんが、それが社会の現実であることも事実でしょうし、法というものはそういうものなのでしょう。今の時代、これが「爆弾テロ」と認識されたことも大きかったのかもしれません


個人的には、むしろこのドラマは、心ある人間なら必ず抱くだろうその怒りを引き出したかったのではないかと考えました。その上で、法や社会に責任転嫁するのではなく、茂雄はどうすればよかったのか、茂雄があんなことをせずに済むには、我々一人一人が何をすればよかったのか、何をすべきなのか、をこのドラマは問うてきたのではなかったでしょうか。


この世から戦争が無くならないのと同様、子どもの苛めも無くならないなどという理屈は絶対におかしいのだと誰もが同意する社会が1日でも早く実現されることを祈ってやみません我々一人一人の問題です


最後に、藤原竜也さんの渾身の演技は本当に素晴らしかったです。是非、ひとりでも多くの方にこのドラマを見てほしい、と願いながら、レビューを終わらせていただきます。拙い文章を最後までお読みいただきましてありがとうございました


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

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終の棲家 前編 あらすじと感想 在宅介護の偽らざる現実

BSプレミアムで前後編放送予定の終の棲家(前編)を見てみました終の棲家のあらすじ行きますよ~(^^)/


夜に弱いおばさんは録画を今朝見たのですけど、これまた実に切実な問題を取り上げていたようです。見ているうちに、とてもドラマ=フィクションとは思えないほど感情移入してしまい実際にあってもおかしくない話なのです(;´・ω・)、思わず夕べNHKで放送していた「ユマニチュード」を教えてあげたくなったほどです。かと言ってそれで全てが解決できるわけではありませんけど。(関心のある方へ、ご参考までに以前クローズアップ現代で放送された内容のURLを貼っておきます: 見つめて 触れて 語りかけて~認知症ケア“ユマニチュード”~


それはさておき、社会問題を取り上げたドラマとしても、とても現実的でなかなか見ごたえがある作品でした。以下簡単なあらすじ(ネタバレ)です。


このドラマ「終の棲家」の主人公は麻倉智子(桐谷美玲)というアメリカ帰りの新人記者です。ボストンでMBAを取ったことが唯一自慢の智子なのに、現場では誰もこれを評価してくれません。智子が書く記事はいつも「机上の空論」ばかりで、実際に悩み苦しむ人々の切実さがまったく伝わってこないからです。


お役所のホームページから拾ってきたのか


でも一番の問題は、智子自身、それのどこが悪いのかがまったく分かっていないこと


今回智子が取り上げたのは「在宅介護」に関するテーマでした。昔、「病院より家がいい。家にいるのが一番だ」と語っていた祖父が在宅介護の末亡くなったことが頭に残っていた智子は、在宅介護の素晴らしさを世に訴えようとしますそんなに甘いもんじゃないのに(;´・ω・)


そのいかにも単純な発想と思考に呆れながらも、取材先のケアマネージャー=秋本直己(岡田義徳)は、記事を書く参考にと3つの家族を紹介してくれました。


岩崎清三(織本順吉)と妻の芙美子(大方斐紗子)はまさに老々介護の典型で、介護する方もされる方も互いに疾患を抱え、認知障害もかなり進んでいるようです。秋本はここにヘルパーを派遣しているようですが、それも日に数時間しか来られません。


自分の体が思い通りに動かない清三は、こちらもまた不自由な体で自分の世話をする芙美子に対し、暴言を吐き、時には手も出すらしいものの、芙美子はこれに黙って耐えているようです。


次の梅田春江(佐々木すみ江)と河村慶子(古村比呂)は親子なのですが、姓の違いからも分かるように、慶子はとっくに嫁に行っているのです。今の自宅の酒屋から実家までは往復3時間もかかるというのに、対象者に娘がいて、彼女が

「通える範囲」

に住んでいることから、被介護者である春江は十分な公的支援が受けられません。その上、春江自身、娘が嫁ぎ先で何を言われているかとその苦労を想像するだけでいたたまれないようです。いっそ早く死んでしまいたい


3人目も独り暮らしの老人でしたが、その片岡崇(麿赤兒)の息子=幹彦(橋爪淳)は離婚をし、名古屋で会社勤めをしているそうです。認知症の進んだ父が心配で、この半年で30回も戻ってきてるそうですが、かと言って幹彦が仕事を止めるわけには行きません。そうなったらもはや親子で共倒れになってしまいかねません。


最初は漠然と彼らを見ていた智子でしたが、何かできぬものかと頭をひねるたびに、それが叶わないと思い知らされ、愕然としてしまいます。彼ら全員の面倒を見ている訪問診療担当の医師=平林彰(平泉成)からは、おためごかしで口当たりの良い記事を書くなら、一切関わってほしくないと罵られてしまいます。


現実を知れば知るほど落ち込んでいく智子を、意外にもこれまで冷たかった同僚たちが励ましました。ようやく記者らしくなってきたな


そして智子もまた、どんなに辛くても現実を直視し、ありのままの問題を社会に問うことこそが自分の使命だと思い知ります。


と、ここまでなら普通の社会派ドラマだったのですが、ここに1つのミステリー要素が加わりました。なんと上で触れた3人の要介護者が3人とも「心不全」で亡くなってしまうのです。しかも皆が皆、誰もいない時に亡くなるという「孤独死」なのです。


ここで「孤立死」という言葉を用いた智子に、平林はキッパリとこう言い返しました。それは政府や役所の作った耳触りの良い言葉だ。これは間違いなく孤独死だ


一方、智子から、取材対象が3人とも亡くなったと聞いた原島大悟(加藤虎ノ介)は、この平林を疑います。以前平林は、なすすべなく苦しむ要介護者やその家族たちに手を差し伸べる一環として安楽死を擁護するような記事を寄稿していたからです。実際に、片岡幹彦にもそんな話をしたことがあるそうです。


いったい3人はなぜ亡くなったのか?彼らの死に本当に平林が関わっているのか?どんなに声をあげても状況が改善されないことに苛立ちを隠せない秋本は、これをどう考えているのか?


何とも切実な問題に見ているこちらまで苦しくなってしまいますが、それでも智子同様、せめて現実から目を背けることのないように、自分達に今できることはないのかを自らに問いかけながら、終の棲家の後編を見届けたいと思います終の棲家~ドラマ同様、現実問題も改善していきたいですね


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

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苦くて、甘い~希望の茶~1日も早い復興を心よりお祈りいたします

小池徹平さん主演、福岡発地域ドラマ・苦くて、甘い~希望の茶~を視聴しました。ニュース等で、一昨年に起きた北九州豪雨被害のことは記憶に新しいところですが、いまだにその復旧は思うように進んでおらず、全てが元通りになるまではまだ数年かかるのだそうです。


この「苦くて、甘い」は文字通り八女茶(玉露)を指しているらしいのですけれど、このドラマはその産地として有名な星野村で行われているボランティア活動を描いたものです。以下、簡単なあらすじと感想をまとめさせていただきました。


小池さん演じるところの主人公=早川広太は東京のサラリーマンだったのが、友人に商品開発のアイディアを盗まれた後、福岡への転勤を命じられてしまいます。


なぜ俺ばかりがこんな目に!


不満ばかりの毎日を送っていた広太に、ある時同僚が声をかけました。週末一緒に出掛けてみないか?


とりあえずのコミュニケーション維持のつもりで出かけると、そこ=星野村はなんとボランティアによる復旧作業の場だったことに驚きが隠せない広太です。なんでまた、好き好んで休日にそんなことをしなくちゃいけないんだ来るんじゃなかった(;´・ω・)


が、そこでちょっと可愛い女子大生の武井真由(石橋杏奈)に出会ったことは、光太も満更ではなさそうです


これをきっかけに真由からデート?の誘いが入ると、広太は喜んで出かけていくのだけれど、その行先はまたしても星野村。


「人に感謝されるって気持ちがいいですよね


広太には、ボランティア活動をして目を輝かせる同僚や真由が胡散臭く思えてならないようです。所詮、ボランティアなんて、現実逃避自己満足じゃないか


が、そんな広太の考えも次第に変わっていくようです


真由と別れてすぐ車に乗ってエンジンをかけるとこれがかからず、広太は一人の村人に助けを求めたのですが、その村人は、一切のボランティアを拒否していた池本敬一郎(蟹江敬三)でした。広太も、成り行きで参加した作業の途中、この池本から決して畑に入るなと怒鳴られてしまっています。


結局車が直らなかったため、広太は池本の家に一晩厄介になることになりました。その際広太は、これは真由にも聞いたのですが、池本の作る玉露は3年連続日本一だったのに、一緒にお茶を作っていた妻に先立たれたすぐ後に、集中豪雨で茶畑が全滅させられたと聞かされます。


自分の意図しないところで理不尽に潰された夢


何くれとなくこの池本を気遣ってくれるらしい山田が話すのを尻目に、むっつり黙ってしかめっ面をしている池本の言いようのない「口惜しさ」が広太には自分のことのように思われてなりません。


その後広太は、誘われたボランティアには行かず、直接池本の家に世話になった礼を届けに来ました。そんな広太の姿を目にした真由が、ボランティアに参加しない理由を聞くと、広太は、自分は皆とは違う、強制されたくないと声を荒げてしまいます。広太は真由に個人的な興味を抱いたのに、真由はボランティアの人数確保のために声をかけたというのが余計に腹立たしかったようです。


後に池本が語ったように、いかにもボランティアを馬鹿にしていた広太だけれど、ここに池本の息子が現れて、池本の妻が亡くなったのも、豪雨に畑がやられたのも、皆

「お茶づくりを諦めろ」

という天啓だったのだから、それを素直に受け入れろという話を聞いてはもう黙っていられません


「僕がこの畑を元通りにしてみせます!!


池本は相変わらずそんなことは止めてくれと譲りませんが、広太も決して譲りません自分のためにやる!。広太にはあの畑、そして池本が、自分の潰された夢、そして自分であるかのように思えたに違いありません決して諦めない( `ー´)ノ


が、これまでさんざん馬鹿にしてきたボランティアのリーダー=田村大造(武田鉄矢)に予定を聞くと、がれきの撤去には順番があるから、池本の家は3週間後だとすげなく言われてしまいます。


どのみち一人ではどうしようもない広太はこれを受け入れ、3週間後でもいいから手を貸してほしいと頼み込みました。当然、それまでの間は、広太もまた他の家の復旧を手伝います


決して迷惑なんかじゃない


池本の息子が、ボランティアに片付けてもらうなど、人に迷惑をかけてまでやることじゃないと言ったのに対して、広太が叫んだ言葉が蘇ります。ボランティアは決して「してやる」ものではなく「させてもらう」ものなのだと語った田村の言葉もまた真実です


人の考えはそれぞれなので一概には言えませんが、人間が生甲斐や幸福を感じるのは、自分が誰かの役に立っている、自分がしたことで誰かが笑顔になってくれる、そう思えた時ではないでしょうか皆がそうだとは言いませんが(;´∀`)


言うに言われぬ甘くて苦い絶品のお茶を、もう作れないかもしれないからともったいなくて誰にも入れてやることができなくなった池本が幸せだったとは思えません。素晴らしいお茶を作ることももちろんですが、そのお茶を、どこか遠くに住む見知らぬ人々までが、

「美味しいね

と笑顔になってくれることこそ、池本と亡き妻の喜びだったに違いないのです。それはまた広太も同じことでしょう。どうしたら会社に貢献できるか、ひいてはその先に見える客の笑顔こそが彼の創造力を駆り立てていたに違いありません。


そして3週間後、池本の畑にはボランティアの手が入り、茶畑はすっかり綺麗に片付きました。もちろんその後は、新たに植樹をして、また美味しいお茶の葉ができるまでには長い歳月がかかることでしょう。それでも池本は、間違いなくまたその道を歩み始めたのです


広太もまた、このボランティアで力をもらい、会社で新しいアイディアを出したことが認められて上京し、自分のアイディアを盗んだ同僚に

「福岡は最高だ

と笑顔で言えるまでに元気になっていたようです。


ボランティア活動に感謝した星野村の住民たちによる感謝祭に呼ばれた広太が、池本に初めて玉露を入れてもらい、そのあまりの美味しさと、池本が立ち直ってくれた姿に感動していたシーンは、こちらまで胸が熱くなってしまいました


ありがとう。ありがとう。


何度も何度も池本が発したこの言葉こそ、本当は広太も言いたかったんじゃないかな。ただ照れくさくて言えなかっただけでその代わりが「美味しい」という言葉でしょう♪


今日、3月11日は東日本大震災が起きた日です。おばさんもまた被災者であり、かついまだに原発問題に悩まされている福島県民のひとりでもあります。広太のように直接足を運ぶことはできませんが、遠い星野村の復興が一日も早く進みますよう、心から祈らせていただきたいと思います。どんな災害に遭っても、決して諦めることなくともに頑張って前に進めますように


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「拝啓 色川先生」を視聴して~人は何と矛盾に満ちた生き物なのか

伊集院静氏原作の拝啓 色川先生を視聴しました。伊集院氏は故夏目雅子さんの夫であり、元々人付き合いの良くなかった氏が、とても人間味あふれた奥様を亡くされた後、再び孤独と絶望にさいなまれてアルコール依存症になっていた頃に出会ったのが、この色川先生だったそうです。このドラマはその時の出来事を綴ったドキュメンタリードラマです。


これはなんとも「正直な作品」でした。あくまでもおばさんがそう感じただけのことであり、本来伊集院氏や色川先生の意図したところとはずれているかもしれないのだけれど、少なくともおばさんはそのように感じ、特に色川先生の心情に深く共感せずにはいられませんでした拝啓 色川先生~機会があれば是非ご覧ください


以下、簡単なあらすじを交えた感想文です。果たして自分があそこまで正直になれるかどうか、まったく自信はありませんが、でも、ここまで正直に自分をさらしてくれた色川先生に敬意を表し、自分もまた思いのままを綴ってみたいと思います。繰り返しになりますが、あくまでも~おばさん個人の解釈ですのでコメント欄は閉じさせていただきます



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希望の花 あらすじと感想 タイトル通りなかなか素敵なドラマでした

夕べ偶然希望の花というドラマを見ました。これはタイトル通りのなかなか素敵なドラマでしたよ~。以下、簡単にあらすじ(ネタバレ)をまとめさせていただきます「希望の花」も良いドラマでした(^^♪


花屋の一人息子=杉浦大樹(中村蒼)は、既に100社を超える面接を受けているらしい就活浪人。大学時代の友人の寛太(中尾明慶)は既に一流商社に就職してバリバリ働いているというのに、自分だけがひとり取り残されていると思うと、毎日心中穏やかではありません。


いっそ実家の花屋の仕事を手伝えばいいのにと、祖母のトヨ(渡辺美佐子)は言うのですが、母の千鶴(藤田朋子)が決してこれを許しません。せっかく良い大学を出たのに。待っていれば必ず良い会社に就職できる!


この辺がいかにもうっとおしいステレオタイプで苦笑してしまいましたが、大樹とトヨがなかなか賢く逞しかったので最後まで見続けることができました


このトヨは昔手芸店を営んでいたのが倒産し、娘の家に転がり込んできたのだそうです。「造花」など造っていたからだと、こちらは生花を扱っている千鶴が揶揄しても、トヨは決して負けません渡辺美佐子さん、さすがです~♪


アートフラワーよ!


その後千鶴が腰を痛めて入院したため、このトヨが店を切り盛りすることになりました。千鶴が母に花屋などできるはずがないと大反対するのでこっそり店を開けたのですが、これがなかなかどうしてとても順調な経営ぶりなのです。さすがに女手一つでビルを構えていただけのことはありますね


寛太を当てにして受けに行った面接も、商社ではなく警備の仕事だったことにガッカリしていた大樹も、次第にこのトヨのペースに巻き込まれていきます。トヨがメールを読めなかったために結婚式の飾りつけを引き受けることになってからは、特に大忙しでした


が、その経験を通して大樹は次第に、責任ある「仕事」をやり遂げる楽しさを実感していきます。最初はトヨが

「お客様が喜んでくれた

と嬉しそうに笑っているのが理解できなかったのに、その客の笑顔を見るためにあちこち奔走することにちいとも疑問を感じなくなっていくのです。


そんなふたりをある時大変な事態が襲いました。結婚式用に苦心して集めた百合=カサブランカをうっかり枯らしてしまったのです。トヨは翌日の式に備えて大切なカサブランカを冷温ケースに入れていたのですが、大樹が壊れかけた洗濯機を回したためにブレーカーが落ちた上、二人で長い時間家を留守にしてしまったため、冷温ケースが保温ケースと化してしまっていたのです見ているこちらがヤキモキしました(;´∀`)


こうなったら今自分にできることをするしかない!kaeru4


覚悟を決めたトヨはカサブランカの造花を作ると言いだし、大樹もまた、必死でつてを頼って駆けずり回り、ありったけの生花をかき集めてきました


ばあちゃん!10本集めてきた!!


それなら自分は20本作るというトヨが造ったカサブランカが生花と見まごうほど美しいのを見て、大樹もこの造花作りを手伝います。あんたは私に似て手先が器用だ。


結婚式をカサブランカでゴージャスに飾りたかった客は、最初はかなりがっかりした様子でしたが、実際の出来栄えには心から満足し、

「決して枯れない花

を持ちかえって記念にしたというハガキを後に送ってくれたようです。それを見た時の大樹とトヨがどんなに喜んだかは言うまでもありません


結局大樹は就活を止めて、本格的に花屋の勉強を始めたようです。


そんな大樹を心配してくれていた親友の寛太も、実は仕事がうまくいかなくて自殺を図ってしまうのですが、今では生き生きと働いている寛太の姿に心から励まされていたようです。実家へ帰って一から出直すと笑顔を浮かべておりました。


一流大学へ行けば一流会社に勤められる、そうすれば一生大丈夫~そんな価値観はもういい加減に捨て去る時代が来たようです。おばさんも造花はあ~んまり好きではないのですが、その出来がとても見事だったため、花の香りが画面から漂ってくるようで、そういう意味でも本当に爽やかで素敵なドラマでございました希望の花~なかなか良いドラマでした( *´艸`)


そろそろ春の到来ですね♪

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クライアント・リスト (ネタバレ) 映画版を見てみました♪

今晩からDlifeで連ドラが放送されるクライアント・リスト(The Client List)のテレビ映画版を見てみました。普段ならネタバレされるのが苦手なため、ドラマに先駆けてその映画版を見るということはあまりしないのですけれど、このクライアント・リストに関する情報があまりにも少なかったため、見てみることにしたのです。面白くなければドラマは辞めるつもりでした(笑。


単なる不倫物では見る気が失せますし、でもなんとなく面白そうな雰囲気も無きにしも非ずだし~特にこの「クライアント・リスト」というタイトルが気になりますものね


実際に見てみたら、なかなか面白かったです。Dlifeさんの公式HPの説明を見る限りではコメディタッチのヒューマンドラマのような雰囲気でしたが、少なくともこの映画に関してはそれだけにはとどまらず、かなり社会派の要素も含まれていたのが、実に興味深かったです


以下、簡単なあらすじからネタバレへと続きます。映画とドラマでは内容も大分違うかもしれませんが、まだ一切お知りになりたくない方は、どうぞここでご遠慮くださいますように


主人公のサマンサ・ホートン(Jennifer Love Hewitt)は、ミスコンで優勝したことがあるほどの美貌の持ち主クライアント・リストが面白そうです♪。が、彼なら一生を託せる「有望株」と信じて結婚した元フットボール選手のレックス(Teddy Sears)は膝を怪我して失業してしまいます。


このままでは、借金のかたに家を抵当にとられてしまうため、

「女の武器は使わなくちゃ損

とドレスアップして、レックスとともに銀行へ乗り込みますが、それで勝ちえたのはせいぜい1か月の延長期間のみでした。それも「胸の谷間」のおかげではなく、金を借りた当時、その担当者の説明が足りなかったのをサマンサがすべて記憶していたためなのです。ああサマンサはこの時に、女の武器ではなく「頭脳」を使ったほうがいいと気づくべきでした。


何とかして生計を立てないといけないサマンサは、ようやく車で一時間かかる場所にマッサージ師の仕事を見つけ出します。


が、そこはもう皆さんのご想像通り、いわゆるファッションマッサージのお店でございました。でもサマンサは想像すらしていなかったため、一旦は思いとどまろうとするのですけれど、子どもが3人もいて夫も失業中の身では、背に腹は代えられません


「ウェイトレスよりずっといい!


お店の女性たちが口にするように、確かに収入は莫大でした一日のチップが1000ドルを超えるのも珍しくはなかったそうです。その上、店に通うのはいわゆる「名士」ばかりで、そのプレゼントも並大抵のものではありません


日に日に裕福そうな身なりになっていくサマンサに、レックスは何も気づかないのかと、ただ一人真実を知る親友は心配しますが、

「偽物だって言ってあるから」

大丈夫なのだそうです


が、往復2時間かけて、文字通り「馬車馬」のように働いていたサマンサの肉体は次第に悲鳴を上げだしました。朝起きられないことに始まり、子どもたちの世話もできなくなったことに危機感を感じたサマンサは、お客の一人に勧められた覚せい剤に手を出してしまいます。


ドラッグの力を借りてまで「良妻賢母」であり続けようとしたサマンサでしたが、今度はそのドラッグのせいで、家族に当り散らすようになってきました。それまでは、客の話をよく聞いてそれをすべて覚えているという所もサマンサのアピールポイントだったのに、それすらも影をひそめてしまいます。うるさいわね、さっさと済ませて帰ってよ!


そしてついにその日がやってきてしまいます。以下ネタバレです


お客には警察関係者も多かったこの店はずっと「聖域」でいられたのが、ついに捜査の手が伸びてしまいました。というのも、親が厳格なクリスチャンだという女優志望の店員=エマが、客の中に神父がいることを発見してやけになり、これを教会関係者に通報したことから話が広がって、警察は取り合わなかったのに、市長が選挙キャンペーンにこの摘発を利用したようなのです。


麻薬と売春の巣窟にメスが入った!


捜査の様子が大々的にテレビで報道されているのを、レックスが目の当たりにした時はなんとも気の毒でしたよね。あれっておまえの奥さんじゃないか?


近所でも評判の美人で知られていたサマンサが売春婦だったことに町中は騒然となります。サマンサはこれに「麻薬所持」の罪も加わり、このままでは実刑が免れません。


そこに登場したのが、タイトルにもあるクライアント・リストでした。もちろん、店にそのような名簿があった訳ではないのですが、記憶力の良いサマンサが、

「有名人の名前を明かせば司法取引ができる」

という友人弁護士の忠告を受けて、判事に始まるあらゆる有名人の名前を、計69人も挙げ連ねたのです。が、知人の夫の名前を出すのは控えたようです。いくら相手が大嫌いでも、その辺の「仁義」を守るのは立派でござるよね。


この「リスト」の存在はまたたくまに世間を騒がし、夫ばかりか妻までが戦々恐々ここは笑った~( *´艸`)としているのが何とも痛烈で面白かったです。もはや売春婦の話より、そこに足しげく通った男たちの方が話題になってしまったのですからね。ウチの亭主は大丈夫かしら?あなたのご主人は、リストに名前があるらしいわよ。


この「クライアント・リスト」のおかげで、サマンサと仲間たちは30日の拘留と賠償金を収めるだけで済みました。が、真相を知ったレックスは子供たちを連れて家を出て行ってしまいます。


女は美貌だけじゃないということをもっと早くに教えるべきだった


若い頃、弁護士になりたいと言ったサマンサの夢を否定し、そんなことより美貌を磨いて「一生裕福に暮らさせてくれる有望株」を探す方が利口だと言った母親も、ここでようやく手痛い教訓を得たようです。


でも何せふたりには子供が3人もいたため、心から反省し、今では真面目?なウェイトレスとなったサマンサの下には、レックスも戻ってきてくれそうな気配でした。その上、口汚く罵られるだろうと覚悟していた町の婦人たちからは、

夫を夢中にさせる方法を教えてほしい」 

などとも押しかけられて、最後はいかにもアメドラらしくハッピーエンドで終わったようです


冒頭にも書きましたが、連ドラがどのような結末になるかはまったく分かりませんけれど、それなりに、教訓アリ笑いアリ涙アリの、なかなか楽しいドラマになるのは間違いないと思います。週1で2話ずつの放送を一気に見て一気に語るのはちと無理なので、週に2本のペースで語っていけたら、と考えているところでござるお時間に余裕のある方は是非またお付き合いくださいませ♪


これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編

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おばさん(こん)のプロフィール

こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

ブログは、時にあらすじを語ったり辛口な感想を書いたりと統一されておりませんが、とりあえず「言いたい放題」言わせて下さいませ。最終回まで視聴したドラマは必ずどこかにその感想を付記しています。また記事で使われているイラストの中にもおばさんのつぶやきが隠されています。余裕のある方はどうぞそちらもお楽しみくださいませ

ドラマのレビューはネタバレが多いです。ほとんど「○話」と明示していますのでどうぞご注意くださいますように

でも誠に勝手ながら「コメントでのネタバレ」はくれぐれもご遠慮くださいね。せっかくの楽しみが半減しちゃうので

また「感じ方は人それぞれ」なので、たとえ直接的なネタバレではなくとも~その辺は重々ご配慮いただけますと助かります=ネタバレ一切お断り!ということです

もしこのブログをお探し頂く際は、「韓ドラおばさん」で検索していただけますと簡単です。でも「韓ドラおばさん」と名乗っているのはこのブログとTwitterだけです♪(2009年7月1日より)

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