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「社会派その他」のレビュー一覧

どこにもない国 後編 あらすじと感想 どこまでも名も無き一市民として

NHKの特集ドラマ、【どこにもない国】もようやく後編を視聴しました。以下ネタバレのあらすじです。


山口県の仙崎という地に辿り着いた丸山たち3人は、この到着を嗅ぎつけてやってきた新聞記者の誘いを受けて記者会見を開くことにしました。記者たちは丸山たちの帰国に注目していましたが、丸山たちはこれは単なる帰国ではなく、残された150万の同胞を救うための一時帰国だと訴えます。


それでも翌日の新聞にとりあげられたのはほんの小さな、しかも彼らの帰国を告げる記事ばかりでした。丸山が必死に訴えた現地の実情などにはまったく触れられていません。


最初に声をかけてきた記者にその訳を問いただすと、彼はGHQからの圧力だ、と答えました。現在日本を統治しているのはアメリカ軍だがGHQは連合国軍最高司令部であり、その連合国にはソ連も含まれている、ソ連は満州のことを隠したがっているのだというのです


そこで丸山たちはとりあえず日本の政治家に会いに行くことにしました。が、面会した内閣書記官長の楢橋渉は、引揚を決める権限はないと言い切ります。もはや目指すところは本丸~GHQしかありません


そこで引揚を担当する課に案内された丸山たちは、満州で唯一国民党軍が支配している港=コロ島になら引き上げ船を出せると主張しました。が、このコロ島が、島という名のついた小さな港だったことから誤解が生じてエラク時間がかかってしまいましす。しかも中国語読みではフルタオと読むのだそうです。


ようやくこの港が確認されたものの、その後が遅々として進みません。業を煮やした丸山は、かつて面識のあった当時の外務大臣、吉田茂(萩原健一)を訪ねることにしました。吉田は、今や民間外交の時代だから、政治家ではなく君たち自身でGHQを動かせと激励します。佐藤栄作に言って君たちが日本中を飛び回れるようにしてやろう。


こうして丸山たちは日本全国を飛び回りながら、満州の現状を訴えました。丸山たちの行く先々には、満州に家族や友人のいる日本人が詰めかけてその安否を尋ねますが、彼らに応えることはできません。惨状を訴えれば訴えるほど、彼らの不安は高まるばかりだというのに


そんなある日のこと、丸山たちがGHQに担当将校を訪ねたところ、彼は不在だと言って日系二世の軍人が現れました。ケリー・タチバナ(山田純大)と名乗った彼は、かつて丸山のアメリカでの噂を耳にしたことがあるのだそうです。丸山は当時も排日移民法に異を唱えていたのだそうです。


このタチバナの尽力で、丸山たちはついにマッカーサー元帥への面会が許されました。マッカーサーは丸山の言葉に真摯に耳を傾け、前向きな検討を約束してくれます。そしてその言葉は間もなく叶えられました


一方の満州では、丸山と新甫の家族もまた他の皆同様苦労に苦労を重ねていました。特に新甫の家族は、新甫が同胞を置き去りにして逃げたと噂された上、子どもたちが腹を立てて真実を口にしたため、中国当局から目を付けられてしまいます。これを庇ったメアリーも疑われてしまいました。


幸いメアリーは、中国語の話せるシスターが教会関係者だと説明してくれたため事なきを得ましたが、情勢は日に日に悪化するばかりです。切羽詰まったマツは、子どもたちを中国人に売ろうとまで考えたそうです。そうすれば何とか生きていくことだけはできるから。


そんな中、ある時ラジオから皆の協力を呼び掛ける丸山の声が流れてたそうです。夫の無事とその精力的な活動を知ったメアリーはどんなにか心強かったことでしょう


レイン神父は、アメリカ国籍を持つメアリー一家をアメリカに避難させようとしましたが、メアリーは、アメリカはもはや祖国ではないと言って頑なにこれを拒みました。私は夫を信じています。必ずや皆を救ってくれるものと


その祈りは天に通じ、ついに引揚船が派遣されることになりました。


これに伴い、引揚者を支援するため、武蔵がひとりで満州に戻っていきます。中国語の話せない丸山や新甫では役に立たないという理由ももちろんあったことでしょうが、武蔵はきっと丸山たちには日本で家族を待たせたかったに違いありません。


満州に戻った武蔵はすぐにスパイ容疑で拘束され、激しい拷問を受けることになりました。それでも何とか九死に一生を得て帰国できた時は本当に嬉しかったですね。久しぶりにふたりに再会した武蔵が、自分の事よりも丸山たちの家族を心配したのにはもらい泣きしてしまいました


そしてその頃ようやく大連からの引揚が本格的に始動し始めたのだそう。総理となった吉田茂も、マッカーサー宛に書簡を送ってくれたそうです。


こうしてついに丸山と新甫の家族も日本に戻ってきました。家族との熱い抱擁を終えた丸山が笑ってDDT(殺虫剤)を勧めたシーンがまた微笑ましかったですね。


本来なら、150万の同胞を救ったヒーローとその家族として特別待遇されてもよいだろうに、丸山とメアリーはあくまでも強い信仰と信念を持った一市民として、驕ること無く己の使命を全うしたのです。ナレーションでは、丸山はこの引き上げに関してはこの後も一切語らなかったそうです。


何とも素晴らしい先達がいらしたものです。心から感動いたしました。原作も是非読ませていただきたいです。



満州 奇跡の脱出―170万同胞を救出すべく立ち上がった3人の男たち (NHK特集ドラマ「どこにもない国」原案本

どこにもない国 前編 あらすじと感想 一人の信念が皆を動かした

NHKの特集ドラマ、【どこにもない国】の前編を視聴しました


第二次世界大戦後、ナチスからユダヤ人を救った外交官、杉原千畝氏や、軍人の樋口季一郎氏の話はよく耳にしますが、彼自身、劇中でも盛んに口にしていたcivilian(シビリアン)=一民間人の丸山邦雄氏が、当時のソ連や中国共産党の脅威から150万もの同胞を救ったという話はこのドラマに接して初めて知りました。


志を果たす過程においては、同志からでさえ「学者の甘い考え」と批判されながら、最後までその信念を捨てなかった丸山氏の情熱を内野聖陽さんが見事に演じきっておられます。丸山氏の妻で日系二世のメアリーこと万里子さんも本当に素晴らしい女性で、木村佳乃さんの熱演も光りました


久しぶりの本格的な社会派ドラマに今週末の後編が今から楽しみでなりません。以下、もし前編を見逃した方にも後編を楽しんでいただけるように簡単なネタバレのあらすじをまとめさせていただきましたどこにもない国は実に見応えのあるドラマですよ~(^^)/


アメリカの大学に留学経験のある丸山は、妻のメアリーと子どもたちとともに満州に渡り、満州製鉄で働いていました。が、終戦と同時に進駐してきたソ連軍に帰国を阻まれてしまいます。当時は日本との連絡すら取れなかったそうで、それは丸山だけではなく、満州在住の日本人皆が同様だったのだそうです。


駅前を歩いていた丸山は、ソ連兵によって日本人の夫婦~夫は虐殺され、妻は強姦されそうになったために持ち歩いていた青酸カリを飲んで自害するという光景を目にしました。体の弱い子供たちは次々と死んでいき、道端に掘られた穴にどんどん投げ込まれていきます。


丸山は、なんとしてもこの罪のない人々を救わねばならぬという義憤にかられました内野聖陽さんがまたピッタリ♪


それにはまずこの満州の現状を日本政府とGHQに知らせることが先決だと考えた丸山は、満州製鉄の理事長、岸本綾夫(片岡鶴太郎)に面会を求めます。その頃岸本は、元陸軍大将だった経歴が仇となり、「スパイ容疑」で監禁されていましたが、その岸本に命じられてソ連将校の通訳をしていた丸山は、何とか彼に頼み込んで面会を許してもらいました。


黙って丸山の話を聞いていた岸本は、かつての教え子で今は満州で建設会社の社長をしているという新甫八朗(原田泰造)を紹介してくれます。


丸山が早速新甫に会いに行くと、新甫は、自分の会社に押し寄せて強奪を試みていた中国人に誠意溢れる説明をしていました。これまでの日本人の略奪を考えれば、皆の気持ちはよく分かる。が、ここには皆の同胞も働いている。彼らを傷つけないでほしい


さすがは岸本が紹介してくれただけのことはある、そう確信した丸山はすぐ新甫に近づき、その目的を明かしました。満州を抜け出して日本へ行き、この窮状を訴えたい。誰かが日本を動かさなければならない!


朝鮮戦争を経験し、もう少しでシベリアの強制収容所へ送られそうになったところを必死で逃げ出したという丸山は、そんな岸本の考えを甘いと批判します


人間は死を目の前にすると、死ぬことを怖れずに生きることを怖れる。戦う気力を無くして諦める。あなたには無理な仕事だ


が、岸本はまったく動じませんでした。


私も死ぬのは怖い。が、ここには家族がいて、飢えと病と暴力に怯える無数の同胞たちがいる。彼らを救えるのはもはや武力ではない。人間の信念だけだ。その信念だけが諦めと戦う武器となる。


どうか力を貸してほしいと頭を下げた岸本に、丸山は気前よく大金を渡してくれました。彼もまた、岸本と同じことを考えていたようです。あんたがこなければ、俺一人でもやろうと思っていた


丸山は中国語の堪能な武蔵正道(満島真之介)も仲間に誘い、互いの決意を語り合いました。その時丸山が言った言葉が「どこにもない国」です。満州なんて国はもうどこにもない。


すると岸本は「どこにもない国」はギリシャ語で「ユートピア」だと説明しました。我々が普段使っているユートピアの意味は「理想郷」であり、おそらくは、終戦前の満州も(日本人にとっては)その意味でそう呼ばれていたに違いありません。


本来の意味を知った丸山は、今や満州がユートピア=どこにもないというのは皮肉なものだと答えると、岸本は、ユートピアというのは実際に存在するのではなく、人間の心の中にあるのだと続けました。我々の信念や理想がユートピアを作り出す、どこにもない国こそ、我々自身が最も試されている国なのだ、我々の心が創り出す国なのだ、と


こうして心を一つにした3人は早速、中国国民党軍に接触することにしました。当時力をふるっていた共産党軍はロシアと結託していたため、これに敵対している国民党軍ならアメリカと繋がるはずだと岸本は考えたのです。


その頃、その共産党軍に、岸本が逮捕されてしまいました。このままでは戦犯として銃殺刑に処せられると憂えた丸山たちは、新甫の金を持って助命嘆願に向かいますが、その願い虚しく、岸本は殺されてしまったそうです。同胞を救え、そう彼の悲願を託して君たちならきっとできる!


3人は決意を新たにし、武蔵のつてを使って国民党軍の地下司令部幹部に会いに行きました。彼らのうちの1人は日本人であり、もう1人の参謀長は以前日本人に命を救われたことがあるそうで、比較的すんなり協力を申し出てくれます


ただし、国民党軍も決して一枚岩ではない。心して行動するように


出入国の許可証を手に入れた丸山たちは、一旦別れを告げに家族のもとへ帰りました。国民党軍の将校は、家族の許可証も発行してくれると言ってくれましたが、丸山たちはこれを断ったのです。家族もまた150万の同胞だから~彼ら全員を救うことが我々の使命だから


丸山は、メアリーと4人の子どもたちを、大連にいる神父レイモンド・レイン司教の教会に匿ってもらうことにし、新甫の妻、マツ(蓮佛美沙子)もともに行くよう勧めました。メアリーは丸山に自分の十字架を渡し、神の加護を祈ります。これが後に丸山の命を救うことになります


気丈なメアリーは、夫の無事を案じながらも、彼を信じて子どもたちと生きる決意を固めていましたが、マツは、夫がそんな大義のために家族を置いて行くことが不安でならないようでした。そんなマツにメアリーは、夫たちにもしものことがあったら、一緒に生きていこうと励まします。


こうしてついに命懸けの逃避行が始まりました日本語は決して使うな!。決して日本人だと知られてはならぬと言われ、鼻をかむのもハンカチを使うなと命じられていたのに、丸山が便所を探したことで正体が明らかになってしまった時はハラハラさせられました。その辺ですればよかったんだよ!には参りました


が、丸山は、地下司令部の劉参謀長から発行してもらった許可証を見せ、自分はその密命で日本に行く身だと大芝居を打ってみせます。国民党軍がこれにころりと騙されてくれたのは幸いでございましたね。このお方は劉参謀長の諜報員だ。丁重にお送りしろ!


これで勇気を得た丸山は、日本に行く前に、秦皇島にあるアメリカ軍の司令部に乗り込もうと言い出しました。たとえ日本に行けたとしてもアメリカの協力が不可欠だ。ここでもう一押ししていこう!大丈夫、私に任せてくれ


留学経験のある丸山は、その流ちょうな英語とアメリカ式のマナーでアメリカ軍を説得できると考えていたようですが、そう簡単に問屋はおろしてくれませんでした。丸山たちは即、「スパイ」容疑で捕まってしまいます


これで明日には銃殺だ!いったいどうしてくれる?ここまでうまくやってこれたのは、俺の金と武蔵の人脈があったからだ。あんたのユートピア主義など何の役にもたってはいない!!


新甫の非難を甘んじて受け入れながらも、それでも丸山は諦めないと答えました。間違っているのはアメリカ軍だ。


翌朝、ひとりの日本人がやってきて、彼らの処刑を告げました。山本と名乗ったその男は、彼らが共産主義者かどうか確認するよう命じられたのだそうです。


丸山は必死でこれを否定し、満州の同胞を日本に帰すのが目的だと訴えますが、山下はこれを途方もない考えだと決めつけ、もし本当なら証拠を示すよう命じました。


そこで丸山を救ったのがメアリーの十字架です。山下もまたクリスチャンらしく、丸山の持っていた十字架に目を止めてくれたのです。


これは妻から貰った。妻は今、大連のカトリック教会にいる~と説明した丸山は、そのレイモンド・レイン司教こそ自分達を救ってくれるに違いないと思いあたりました。司教はその教会に多くの日本人を受け入れて面倒を見てくれていたのです。


司教が我々の保証人です!神父に聞いてください!


山下は早速、軍に駐留していた神父を呼んできました。丸山はレイン神父からの手紙を見せて、自分達の目的を訴えます。丸山はレイン神父にマッカーサー宛の陳情書を書いてもらってきたのだそうです


ポツダム宣言の第9条を遵守してほしい。アメリカ軍はすみやかに満州にいる日本人をすべて解放すべきだ!!それが法に基づく日本人の権利だ!


神父は丸山の言い分を信じ、彼らは処刑を免れた上、アメリカ海軍の輸送艦に乗り込み、日本に向かったそうです


「しかし、帰国した日本も、今は『どこにもない国』であった」


ドラマの前編は、どうやら丸山の息子を演じるらしい柴田恭兵さんのナレーションでこう締めくくられました。


一方、番組冒頭では、丸山たちの家族の乗った引き上げ船が無事、日本に寄港するシーンが映し出されています。でもそこに丸山たちの姿はありませんでした。果たして丸山たちはいかにして日本を動かし、同胞を救うに至ったのか。そして彼ら自身は無事、帰国することができたのでしょうか。


どこにもない国」の後編は明日の土曜、夜9時から、NHK総合での放送です。見るのが待ち遠しいですね



満州 奇跡の脱出―170万同胞を救出すべく立ち上がった3人の男たち (NHK特集ドラマ「どこにもない国」原案本

小さな巨人 ネタバレと感想 第3話 敵は見るからに敵面をしている

日曜劇場、【小さな巨人】は第3話もなかなか面白かったですね~


ただ、前回自分の中で達していた結論と、冒頭のナレーションの内容が大分違っていたのに思わず焦ってしまいましたがえ?そうだったん?どこか見逃したかしらん??


おばさんが思わず自分の耳を疑った部分はこれです~以下ネタバレのあらすじです小さな巨人のネタバレ行きますよ~(^^)/


香坂の声で語られたナレーションによると、香坂達所轄がせっかく突き止めた証人=池沢菜穂が逮捕後&ゴーンバンクの弁護士が接見した後態度を一変させて供述を翻したため、捜一はメンツを失い、小野田が激怒した、とありました。


その上、小野田は「まんまとしてやられた」山田を責め、もうお前には任せられない、自分が指揮を執ると主張し、所轄との合同捜査を仕切ります


でもですよ~おばさんの記憶に間違いがなければ、前回小野田はゴーンバンクの中田社長と食事をして、礼を言われてましたよね。つまり、

「まんまとしてやった

のは、弁護士でも池沢でも、ましてや捜査二課でもなく、ほかならぬ小野田自身であり、その結果に大いに満足していたと思っていたのですが??


最近多忙すぎて自信は皆目無かった(&生まれつきそそっかしい)ので、そうか~また何かと勘違いしたのか、今回のレビューはお詫びから始めねばいかんね、と諦めながら見ていたところ、やはり最大の裏切り者は小野田だったことが明らかになります


小野田は芝署副署長の杉本を使い、所轄の中村を本部の手伝いに越させました。これは杉本の独断のように描かれていたけれど、あの小野田のことですから、そうなるように仕向けたに違いありませんよね


もうじき捜一に返り咲くらしい杉本を呼び、香坂たち所轄の捜査を阻止するよう命じたに違いありません。というより、捜一に戻してやるから言うことを聞けと脅したのではないでしょうかね。そのために「扱いやすいスパイをひとり調達してこい、と指示したのではないでしょうか。


いずれは捜一に行きたいと考えていた中村は仕方なくその命令に従いましたが、どんなに妨害されようと犯人逮捕に邁進する所轄の仲間たちを見ては、心揺れずにいられません。特に香坂は、自分も昔、同じような「チャンス」をつかんで捜一へ行ったと中村を励ましてくれたのです


捜査過程で情報が捜一に漏れていることに気づいた香坂と渡部は、不自然な場所で出くわした杉本が裏切り者だと早々に気づいたようでしたね。その杉本が中村を捜一のヘルプに抜擢したのも、扱いやすいからに違いないと。


一方その捜査線上に山本アリサ(佐々木希)という女性が浮上します。香坂はこの山本に会ったことにはすぐに気づきましたが、それとその後に起きた出来事の因果関係にはなかなか気づけませんでした


それは、なぜあの時、香坂が三笠と料亭で会食していたところに「偶然」小野田がやってきたのか、しかも、香坂がそこで中田隆一と山本を目撃した直後、小野田が香坂の飲酒を暴露して左遷するに至ったのか、これらはすべて小野田の描いたシナリオだったということです


山本アリサは本来バーのオーナーらしいですが、中田隆一が関与していたインサイダー取引に関わっていたことが分かっています。この時株の売買を扱ったのがロンドン・リバー証券という会社らしく、山本は顧客である双方の仲介役を務めたのかもしれません。


そして他ならぬ小野田もまたこの事を知っていたに違いありません。というよりこれで大きな旨みを得ていたのでしょうね。あの料亭に小野田がいたのは、三笠たちに会うためではなく、中田親子に会うためだった。そこで香坂が隆一に何らかの疑いを持ったことを知った小野田は、即、香坂を所轄に飛ばしてしまった、という訳です


これが分かったのは、捜査情報が「犯罪者」に漏れていると確信した山田が、またしても父親に頼み込んで山本アリサの口座情報を入手したからです。その振込先の中に「小野田ゆかり」という小野田の妻の名前があったそう


我々の敵は小野田一課長だった!そうにしか見えへんて(;´∀`)


出世欲は人一倍の山田でさえも、犯罪者を野放しにはできぬようで一安心です。今後香坂と山田はタッグを組んで共通の敵=小野田に戦いを挑んでいく~ハズです。(


今回は卑怯な杉本をギュウギュウにとっちめて終わりましたが卑怯なコソ泥め!( `ー´)ノ、来週からはいよいよ本番~小野田との直接対決でございましょうか小野田もやっつけてやる!


小さな巨人」は続きを見るのが楽しみですね


~回が進むにつれ今一つ感が強まってきたようです。今回は時間的余裕もないため、この辺で止めておくことにいたしまする


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

小さな巨人 ネタバレと感想 第2話 真犯人を探せ!

日曜劇場、【小さな巨人】の第2話では山田の素性が明らかになりました。以下早速ネタバレです小さな巨人のあらすじ感想行きますよ~(^^)/


香坂同様ノンキャリの山田ですが、その父親は内閣官房副長官の山田勲だったそうです。山田(息子)は東大を出たのにキャリアにならず、父の意向に背いた形になったため、今では疎遠なのだそうですが、香坂は今回その山田を使って小野田に対抗しようと試みます。香坂は、警視庁の中でも捜査一課とは犬猿の仲だという捜査二課を動かそうとしたのです


それは香坂が、風見京子が殺されたのは京子が開発したシステムが原因だと考えたから~企業犯罪を担当する二課が動けば、小野田の鼻を明かしてやれると考えたらしいです


最初香坂は三笠を仲介に立てようとしましたが、今やすっかり骨抜きで事なかれ主義となった(昔から?)三笠は、とにかく事を荒立てるなの一点張りでまったく頼りになりません。またこの三笠の下にいる副署長のイケテツ、もとい杉本学(池田鉄洋)が、いかにもヒラメの嫌らしい人物で腹立たしかった


そこで、小野田から香坂を見張るよう命じられていた山田に白羽の矢が立ったというわけです。山田は香坂には断りましたが、裏では父に頭を下げて、二課に情報を流したようです。でもそれは香坂を助けるためではなく、あくまでも、一課として真相を明らかにしたかったかららしい


一方、思わぬ捜一の妨害に遭って図らずも風見を裏切ることになった渡部は香坂に辞表を提出しました。香坂はこれを預かりましたが、その後も秘かに単独捜査を続けていた渡部に、その目の前で辞表を破り捨て、もっと賢くなるよう助言します。相手はあの小野田なのだから、愚直に戦っても決して勝てない!


その渡部が張り込んでいたのは京子が飛び降りたナカタエレクトロニクスのビルだったそうですよ。これは~前回はうっかり聞き逃したのかもしれませんが~元カレが社長をしているビルから腹いせに飛び降りたということで自殺と決めつけられたのでしょうか。


が、よくよく話を聞いてみると、ナカタエレクトロニクスは風見エレックとの共同開発もしていたそうで、京子は隆一の恋人としてではなく風見エレックの担当者としてもよくこのビルを訪れていたのだそうです。


香坂と渡部、そして山田は早速警察手帳を提示し、当時の防犯カメラを確認することにしました。担当者は防犯管理担当だという池沢菜穂(吉田羊)です。池沢が見せてくれた防犯カメラの映像には京子一人しか映っておらず、当日の出退勤記録にも該当者はひとりと記されていました。


でも香坂は、池沢の卓上カレンダーに深夜残業をしたらしい数字が書きこまれていたことに気づきます。京子が自殺をしたその日にも同様な数字が見て取れたため、香坂は池沢が会社に残っていたに違いないと確信しました


香坂が部下に命じて労基の記録を調べたところ、池沢の提出した記録とは異なっていたことが判明します。その上、科捜研で防犯カメラの映像を調べると、何者かが改ざんした形跡があることが分かったそうです。香坂はそれが、本来ならIDカードが無ければ動かないエレベーターが、カード無しで動いていたシーンだと見抜きました


そこにいたのはあなたですね?


なんと池沢は元、風見エレックの社員だったのだそうですよ。香坂の推理によると、元々隆一は京子の開発しているシステム欲しさに京子に近づいて恋人となったけれど、京子がデータを渡そうとしなかったことから、同僚の池沢に狙いを定めたらしいです。池沢には心臓病を患う息子がいたため、移植の費用をちらつかせて池沢を脅したようでした


でも彼女を殺したのは私じゃありません!!私は京子を殺していない!


池沢の息子は、母のような技術者になりたくて病床でも勉強を欠かさなかったそうです。香坂はめざとくそれを見抜き、息子に恥じない母親になってほしいと池沢を説得しました


あともう少しで池沢が真相を話そうとしたところにNスタを降りて俳優に転身か?な堀尾正明さん演じるゴーンバンクの顧問弁護士=五十嵐仁がやってきて、これを阻止してしまいます。 しかも五十嵐はまたしても移植やその他もろもろの莫大な費用を保証することを条件に、池沢の口を封じてしまいます。


こうして池沢は京子殺しを認め、捜一に逮捕されてしまいました


真犯人が他にいるのに、これでは京子も、いまだに意識不明だという風見も浮かばれません。何とかして山田と小野田をやっつけてやりたいものですね~


山田と小野田、そして芝署の副署長がが憎たらしい(`・ω・´)


折に触れ、所轄に格下げされたことを心のどこかで恥じてしまう香坂を、真由美と美沙がさりげなく叱咤激励するシーンも和みますよね。特に市川実日子さんが抜群ですね。香坂はこれまでにも何度もあのおおらかさに救われてきたに違いありません。


さ~て香坂は次はどんな手に打って出るつもりでしょうか。「小さな巨人」は続きもとっても楽しみですね


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

小さな巨人 ネタバレと感想 第1話 所轄の意地を見せてやれ!

日曜劇場、【小さな巨人】を見始めました。いや~実に面白かったですね。今野敏さんの「隠蔽捜査」を思い出して大いに燃えてしまいました小さな巨人のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


所轄と警視庁捜査一課の戦いという構図では、もしかしたら長谷川博己さんと岡田将生さんでは線が細すぎ&「キレイすぎやしないかとも心配しておりましたが、そこは臭いキャラ、もとい、泥臭い安田顕さんと、濃すぎるほどに濃い香川照之さんで十分補って余りあるほどでしたね。これなら間違いなく楽しめそうです。個人的には最近ご無沙汰していた香川さん、仕草から表情、そして間の取り方までますますお母様にそっくりで、思わず見入ってしまいました


ドラマの内容の方も、毎回単発の事件解決なのかと思いきや、そうではないらしいのも嬉しい限り。これを最後まで引っ張って巨悪に繋げるのか、それとも2~3話ずつ積み上げていくのか、その辺を観察するのも興味深いところです


と、感想はこれぐらいにして、以下、簡単なあらすじとネタバレです小さな巨人が面白い(^^)/


警視庁捜査一課(以下、捜一)強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己~谷口巧@デート)の夢は捜一の課長になること。これは亡き父でやはり刑事だった敦史(木場勝己)の夢でもあったようです。ノンキャリの彼らにとっての捜一の課長は文字通り最高峰なのだそう


現在その最高峰にいるのは、やはりノンキャリで叩き上げの小野田義信(香川照之~のぼさん@坂の上の雲)です。前捜一課長で現・芝警察署署長の三笠洋平(春風亭昇太~今川義元@おんな城主直虎)の話によると、もともと小野田に目をかけてくれたのは敦史だったらしい。


いかにも叩き上げらしく何かにつけて「勘」を口にする小野田に対し、香坂は何事にも組織の論理を守って対処するタイプでしたが、香坂はそんな小野田にも誠心誠意尽くし、数々の功績を挙げてきたそうです。とはいえ、香坂が本当に頼りにしていたのは自分にタイプの似た三笠のようでしたが。


が、ある時香坂は自分でも思いもよらぬ行動に出てしまいました。芝警察署、いわゆる所轄の刑事=渡部久志(安田顕~二科晃@嘘の戦争)の「勘」が気になってならず、組織としての行動を逸脱してしまったのです


渡部はその時、ナカタエレクトロニクス社長をしている中田隆一(加藤晴彦)という男を追っていました。隆一は自殺した風見京子(富永沙織)の元恋人だったそうですが、渡部はこの京子の「自殺」に不信を抱いていたのだそうです。


京子は父、風見康夫(長江英和)の会社の風見エレックにとって起死回生となる技術開発に携わっていたそうで、自殺する直前に康夫にもうすぐその技術が完成する、と喜びのメールを送ってきていたのだそう。その技術とは「監視カメラの画像システム」に関するものだそうです。


そんな娘が自殺などするはずがない!


そう訴える風見の話を信じた渡部は、捜査が打ち切りになっても単独行動を取っていたそうです。


偶然隆一に遭遇した香坂は、隆一に飲酒運転の疑いがあったことを理由に隆一を連行しようとしましたが、そこで誤って隆一の車を傷つけてしまったことから、翌日、ITの大手企業、ゴーンバンクのサイトにこの件を掲載されてしまいます


この件で香坂を呼び出した監察官の柳沢肇(手塚とおる~早川道郎@ゆとりですがなにか)がまた実に嫌らしかったですね~。もう配役ピッタリで。しかも、これまでの貢献度を見たら当然庇ってくれるはずの小野田が、いともあっさり香坂を見限ってしまいます小野田め~っ!(`・ω・´)


香坂は確かにその日日本酒を飲んでいました


こうして香坂は出世街道から外され、芝警察署へ飛ばされてしまいます所轄負けるな!( `ー´)ノ


時を同じくして、前述したゴーンバンクの社長である中田和正(桂文枝)が誘拐されるという事件が起きました。犯人は5億の身代金を要求し、それを息子の隆一に運ぶよう要求してきます。


芝署との合同捜査にやってきた捜一では、最初、借金を抱えた隆一の自作自演ではないかと考えたそうですが、ずっと隆一を見張っていた渡部は違うと確信していたようです。また京子殺害の犯人も隆一ではないとの結論に達したようです


香坂と渡部が所轄らしく「足」を使って捜査した結果、渡部の勘は当たっており、誘拐犯は風見康夫であることが判明しました。康夫は身代金の他に、ゴーンバンクが開発した新システムを基に展開される新事業発表会を中止するよう要求してきていたのだそうです。


となると、その「システム」が問題でござるね~。ゴーンバンクは京子が開発したシステムを横取りしたんじゃないのかしらね安易すぎでしょうか(^^ゞ


渡部は康夫の暴挙を止めるため彼を説得したいと香坂に申し出ますが、その香坂には小野田が圧力をかけてきます。ちょうど昇任試験があるとのことで、小野田は香坂に「名前さえ書けば俺が合格させてやる」からと、今後一切目をつぶるよう命じたのです


我々警察官は何のためにいるのですか!安田顕が吼える!( `ー´)ノ


血を吐くような渡部の叫びが香坂を突き動かしました。ここは香坂があたかも試験会場に赴くように見せかけて、実は芝署にやってくるという粋な演出をしてくれます。いやいやここはやんややんやの大騒ぎです香坂ええぞ!よく戻った!!(^^)/。香坂は小野田に土下座までして渡部の気持ちを伝えました


が、小野田はそんなに甘くありません。風見の隠れ家にSITを配置した今となっては今さら説得などされても困るからでしょう。もしくは、既に京子の死の真相にも気づいた上で袖の下を貰って隠蔽を図ったのでしょうか!?(妄想です


せっかく渡部がメールで風見に自首を勧め、風見もその気になったというのに、残忍な小野田の一言で風見は逮捕されてしまいました。しかも、絶望した風見は、計画が失敗した際中田に飲ませようと所持していた毒物を自ら服用し、意識不明の重体に陥ってしまいます


あ〝~書いててもイライラしてきました。中田ももちろんですが、小野田とその腰ぎんちゃくの山田晴彦(岡田将生)が許せんっ!!山田が改心してくれるといいなvv


他には、香坂の同期、藤倉良一(駿河太郎~沢木英夫@ルーズヴェルト・ゲーム)がどんな役回りなのかも気になります。できれば同期には裏切られたくありません


また、隆一がデート(?)していた女性(佐々木希)も公式ページによると「謎の女性」となにやらいわくありげな感じでした。あまりに一瞬だったので思わずスルーするとこでしたが。来週は吉田羊さんも登場するそうですね


香坂の嫁=美沙(市川実日子)もサッパリとした気質でええ感じどしたな。姑真由美(三田佳子)との仲も実に良さそうで和みました


日曜日は見たいドラマがてんこ盛りで、毎週月曜にこれを語るのは難しそうですが、その反面、絶対語りたくなるほど面白くなることを期待して、来週の放送を楽しみに待ちたいと思います。


小さな巨人」は続きもとっても楽しみですね


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真昼の悪魔 あらすじと感想 第2話 実験

遠藤周作氏原作の【真昼の悪魔】、第2話は「実験」です。これまた背筋も凍らんばかりの恐ろしさでしたね。以下ネタバレのあらすじです真昼の悪魔のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


前回葉子に薬(毒)を盛られた患者、小林トシが亡くなりました。病院の見解では、薬の取り違いが原因ではないということでしたが、嫁の照美が、葉子に脅されていたあの時以来姿を見せなくなったということと、トシの死に顔が、

まるで悪魔でも見たかのような顏

だったらしいことから、またしても葉子が殺したに違いありませんよね


以前見つけたメモに書いてあった患者たちがすべて死亡していた上、皆葉子の患者だったことから、聖人の葉子への疑いもますます強まります。


そこへもってきて葉子がある実験を始めたから尚更です。葉子はまたしても教会へ行き、神父から「聖書」を読むよう勧められたのです。


その聖書に「子どもに悪を教えることは大きな罪」だと書かれていたのを見つけた葉子は、早速子供の入院患者に「悪」を教えることにしました


悪って知ってる?本当はやっちゃ いけないことだけど、勇気を出してやるべきことよ


仲の良い京子が先に退院するのを寂しがっていた武に、葉子は「悪」を教え込みます。葉子は、京子が大豆アレルギーなのを利用し、武に大豆入りのクッキーを渡して京子に食べさせるよう唆したのです。そうすれば京ちゃんの入院が長引くから


案の定、アナフィラキシーショックを起こした京子は何とか一命をとりとめますが、仲良しの武が怒られるのが嫌で真相を明かさずにいました。そこで葉子は鏡子の母に、京子が発作を起こしたのは武の仕業だと告げ口します。


京子の母は急いで京子を他の病室に移すよう頼んだらしく、これを知った武は葉子を罵りました。嘘つき!


すると葉子は、京子の母がいる限り京子と武は同じ病室にいられないと囁きます。今度は武に、階段にワックスを塗るよう命じたようです子供に悪を教え込むなんて(>_<)


これで京子の母はひどい怪我をし、彼女もまた同じ病院に入院することになりました。


こうしてふたりは晴れて再び仲良しになる~と思いきや、今度は京子が武を屋上から突き落とします京子の笑顔も怖すぎた。どうやら葉子が京子に、武が母に怪我をさせたと告げたようです。


武も命に別状はなかったようですが、かなりの怪我を負ったようです。でも武もまた、一人で落ちた、と語ったそうです


もともと京子は「アリを殺して喜んでいた」ほどなので、やはり悪魔的なところがあったのかもしれません。というより、そもそも子どもは残酷な生き物ですからね。だから聖書でも悪事を教えるなと教えているのかもしれません


何とも怖い話でしたね。しかも葉子はこれだけでは飽き足らず、今度は父親を殺すと仄めかしますいったいどこまでやる気なのか。以前外のベンチに座っていた老人(村井国夫)が、父親の徳広だったのだそうです。ちなみに彼はドストエフスキーの罪と罰を読んでいたそうです。


ずっと放っておいたらしい父親に、これからは毎日夕飯を作ると優しく声をかける葉子)。果たして葉子はどうやってこの父を殺すつもりなのでしょうか?また、葉子があのような人間になった背景に、この父親はどう関与しているのでしょうか?


また今回葉子は、二人の子どものことでもシツコク嗅ぎまわっていた聖人に、なんと「ガン」を宣告していました。聖人は下痢が続く原因は、葉子が下剤を飲ませたからだと思っていたのが、いきなりガンだと宣告されてしまったのです。もちろん口を封じるための嘘だと思われますが、そう言われてはショックで疑えなくなるのも当然ですよね。


思わずテレビの前で、先輩のつてを使って他の病院にセカンドオピニオンを聞きに行け!と大騒ぎしてしまいましたが聖人、騙されちゃいかん!


そして大塚もまた相変わらず葉子に付きまとっていました。この辺は、炎に惹かれて近づき・・・な蛾をイメージせずにいられません


見ると怖いんだけど、怖いから見ないではいられない真昼の悪魔」は続きを見るのが怖い、否、楽しみです


~そう思ってはいたんですが、3話で敢え無くリタイアです。小説なら読めるけどドラマはかなりしんどいです



Kindle版で手軽に読み返すのも悪くないかも


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