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だから荒野
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だから荒野 最終回 あらすじと感想 告白

鈴木京香さん主演の【だから荒野】も夕べが最終回でした。これまた納得のいく素敵な最終回でしたね。以下簡単なネタバレのあらすじですだから荒野、最終回のあらすじ感想行きますよ~(*^^)v


まずは気になっていた山岡の「告白」から参りましょうか


山岡は、長崎に原爆が投下されたあの日、列車に乗っていたおかげで最悪の事態を逃れたそうです。線路沿いに歩いて実家に向かった山岡は、その家があった跡に、黒こげになった両親の遺体を見つけたそうです


それまでずっと、破壊され尽くした長崎の地一面に広がっていた白骨に涙が止まらなかった山岡なのに、肉親の遺体の前にはその涙さえ止ってしまったそうです。あまりにも熱い熱気で、涙が枯れてしまったに違いないと山岡は語っておりました切々とした語りが胸を打ちました(;O;)


そしてその後、山岡は奇跡的に生き残っていた妹=千代子に再会します。驚いた山岡は早速千代子を背負って逃げようとしましたが、その途中、喉の渇きに耐えかねて持っていた水筒の水をすべて飲み干してしまったところ、千代子もまた、水を欲しがって訴えてきます。お兄ちゃん、お水


がその時は既に水が無かったため、山岡は千代子を背中から降ろして必死で水を求めに奔走しました。ようやくそれを手に入れて戻った時、千代子は既に息絶えていたそうです千代子っ!!千代子っ!!


私は罪を犯しました。私の心には悪魔が住んでいたのです


千代子は私が殺したも同然だと語り、その生涯をこの贖罪に費やしてきた山岡の生き方は、あまりにも厳しすぎると思う反面、誰もがこの山岡のように、否、その半分でもいいから、自分の「罪」に向き合って生きることができたなら、世の中はどんなに変わることかと、己を省みずにはいられません


それはまた、朋美や優太も同じ気持ちだったようです。朋美は、家族からも自分自身からも逃げ出したあの時、章吾から

「これから長崎へ向かう

と聞いたことで、その「長崎」が自分の道しるべとなったと打ち明けました。やはり「祈りの長崎」は、たとえ普段意識はせずとも、我々日本人の心の中に、どことなく「再生」のイメージをもたらしてくれるのですね


でもその山岡も、雨の中、大地にしっかり根を張ったように立ち尽くし、空に向かって両手を伸ばしていた朋美の姿がたとえようもなく逞しい「救い」となって映ったそうです。朋美が山岡に救われたように、もう大分前からガンに侵されていたという山岡もまた、これからどんな風にも生きていける、まだまだ将来のある朋美に励まされていたのです


そして優太も、山岡の話と言葉はきっと人々の心に届くはずだと確信します。僕も先生のように語りたい。先生のことを語りたい


そんな優太に山岡は、優太自身の話が聞きたいと促しました。悲劇には大きいも小さいも無いのだから


優太はこれに力を得て、戦争体験を若者が語り継いでいくという団体「語りべの会」に自分も参加することにしました。東京から来たという優太を、最初は胡散臭げに見ていたメンバーは、優太が「山岡」から話を聞いたと答えると、ますますその様相が強くなります


これはおばさんの印象でしかありませんが、おそらく、山岡はこれまでも確かに戦争体験を語っては来たけれど、本当に自分が悔んでいた「罪」については、あまりにも辛くて口にすることができなかったため、どこかしら上っすべりで押しつけがましいと、感じる向きもあったのではないでしょうか


その山岡がついに皆の前で本心をさらけ出す日がやってきます。それは優太が「語りべの会」で、自分自身について語ったことがきっかけでした


「僕はずっと引きこもっていました。何もかも嫌になって、この世のすべてが消えてしまえばいいと思っていた。そうしたら、お母さんが消えてしまった」


他人の気持ちなどまったく考えたことの無かった自分が、その母が長崎に来たと知り、自分も長崎に来て山岡に会い、山岡の抱えている苦しみを、自分のそれとして感じることができたそうです


おじいちゃんはすごい人だと思いました


そう言ったあと、言葉が出なくなってしまった優太のそれを引き継ぐように、山岡が前述した実体験を語り始めたのです。今度こそ、その言葉は、誰の心をもとらえて離しませんでした


私の妹のように、無念のうちに亡くなった大勢の人々のその心は、消えてなくなってしまうのか?いや、魂は決してなくならない!彼らの無念を忘れてはいけない


だからこそ、こうしてその無念を語り継いでいかねばならぬのですね。


ずっと人を騙すことに慣れてしまった章吾も、朋美や優太と出会ったことで、その人生をやり直そうとしていましたし、正直、もはや救いようがないかに思えた浩光もまた、朋美と優太の再生を目の当たりにし、浩光なりに感動を覚えていたようでした。これまでずっとクールだった健太が、浩光を誘って、しかも朋美同様、夜通し車を飛ばして長崎に来てくれたのが、またよかったですね


私はもう少しここで頑張ってみたい


戻ってきてほしいと言った浩光に、離婚を切り出すことなくそう答えた朋美もまた、浩光があれほど自分勝手になってしまったのには自分にも責任があると思い始めていたようです。親友の知佐子がいみじくも語っていたように、

植物に水をやるように、たとえ面倒に思っても、様子を伺ったり、心を配ったりという配慮

が、たとえ夫婦や家族の間でも必要なのですよね~きっと。夫婦だから、家族だからという甘えがそれを忘れさせているだけで


皆誰もが歩む「荒野」だけれど、皆誰もがその「荒野」を「沃野」にすることもできるはず~その朋美のメッセージを忘れずに生きていきたいですね。されど荒野、だから荒野、ですだから荒野も良い作品でした



また小説をじっくり読んでみるのもよさそうです


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だから荒野
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だから荒野 あらすじと感想 第7話 悪魔と天使

鈴木京香さん主演の【だから荒野】の7話は「悪魔と天使」です。以下簡単なネタバレのあらすじですだから荒野のあらすじ行きますよ~(^^)/


ついに章吾が、自分は詐欺師であることを認めました。最初は、

寂しいお年寄りの世話をして、その見返りに金をもらってどこが悪い?

と開き直りも見せた省吾でしたが、朋美から、面倒を見ている相手に、その相手から金をもらっていることを告げないのは、明らかに詐欺だと責められてしまうと、もはや何も言えなくなってしまいます。章吾の行為がどんなに立派なものであったとしても、それは相手の優しさと弱みに付け込んだ犯罪でしかありません


これからは先生のお世話は私がします。もうここには2度と来ないでください!


ずっと章吾を信じてきた山岡も、事情を知ってはさすがに何も反論できなかったらしいのが、なんとも切なかったですね。山岡は、たとえ章吾が黙って金を持ち出しても、それは致し方ない~それだけのことを章吾がしてくれていたのだ、と、自分自身で納得していたのでしょうから。


こういう時、「金」の話はしにくいと考えるのが、日本人の美徳であり、欠点でもあるんですよね。無償で尽くすことは本当に尊いことだけれど、それではいつか必ずどこかに「無理」が生じてしまう。最初からビジネスライクに「報酬」を決めてさえおけば、どちらも頼みやすいし、力になりやすいということ


朋美が、赤字覚悟で始めるという宅配サービスも、まさにそうなってはいけないと忠告してくれたのが、三浦の親方(泉谷しげる)だったのですよね。商売は情だけじゃやっていけないし、情が無さすぎても困るって


また、ずっと章吾を慕ってきた優太はというと、意外にもシッカリ自分の考えをまとめていたようで、原爆資料館へ行き、そこに飾ってあった少年の写真をスケッチして、その子について教えてほしいと山岡に頼んできます。ある日突然、文字通りすべてを失って、呆然と廃墟の中に立ちすくんでいたその少年こそ、まさに自分の姿だと山岡は語りました


山岡は一方で、実は自分はとても罪深い人間なのだと、あらためて皆に語りだします。そこにはちょうど、これから警察に出頭する覚悟を決めたという章吾も来ていました。


長崎に来て、決しておざなりではなく、愛する人たちに美味しい食事を作りたいという一心から、料理の腕をあげたらしい朋美の手料理を食べながら切り出されたその話は、自分がたった一人生き残ったという、いつもの話ではなさそうです


おそらくは、いつも定食を食べにきていた老人、篠崎(奥野匡)の妹に関することかもしれませんね。生涯ずっと独り身でいることを決意していた山岡が、一度だけ結婚を意識した女性がいた、というその女性は、もうとっくにこの世を去ってしまったらしいのですけど


おばさんは福島県民ですから、少しだけこの山岡の気持ちが分かるような気がします。山岡が、家庭を持つのが怖い、子どもを産むのが怖い、と語っていたのは、罪悪感からだけではなく、実際の原爆投下のみならず、いつ襲ってくるか分からない原爆症への不安でもあったはず~これはでもおばさんの思い込みかもしれませんけど


そんな悲惨な戦争を体験した日本だからこそ、世界に誇れる「平和憲法」を永久的な戒めとし、大切に守っていかねばならないと、改めて痛感させられます原発も同じ~脱原発!( `ー´)ノ。何せ日本は、長崎広島への原爆による「被害者」であるのみならず、他国を攻撃した加害者でもあるのです


そう言った平和への願いを込めて語り継ぐ戦争体験を、今、優太の様な若者が真剣に知ろうとしているのは本当に素晴らしいことですよね。こう言っては無責任かもしれませんが、今高校を卒業することよりも、もっともっとずっと価値のある経験になるはずです


浩光が言うように、確かに今の日本社会は格差がますます広がっていますが、だからと言って、その格差を埋めるのは学歴だけではないはずです。むしろ、誰もがそこそこの学歴がある今だからこそ、プラスアルファ=他人とは違う「個性」が本当に求められ、活かされる時代になっていくのではありませんか?


それは、自分もまた、たった一人で「荒野」に放り出された朋美なら、十分理解できるはず~大阪で別れた後、朋美がくれた連絡先を頼りに訪ねてきた百音が語ったように、今の朋美の表情は、昔とはまったく違っていますからね。生き生きと力強く、そして頼もしい、ようやく一人前になった人間の顔です。実年齢はまったく関係ありません


だから荒野」はいよいよ来週が最終回です。いったい山岡の口から何が明かされるのでしょう~続きもとっても楽しみですだから荒野も楽しみ♪


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だから荒野 あらすじと感想 第6話 妻と夫

鈴木京香さん主演の【だから荒野】の6話は「妻と夫」です。これもまた、なかなか辛辣なエピソードでございましたね。以下、ネタバレで簡単なあらすじ感想文ですだから荒野のあらすじ行きますよ~(^^)/


今おばさんはちょうど、ロマンスものやラブコメで有名な時間帯=月9で「デート~恋とはどんなものかしら~」というドラマを見ているのですけど(リーガル・ハイの古沢良太さん脚本でロマンスというよりは「辛辣な社会派コメディ」ですが)、その主人公が、ここの(昔の)朋美とはまったく好対照だったのだろうと思えるのが面白くてなりませんの


朋美はきっと結婚前、そしておそらくは結婚した後も、夫の浩光が、あれほど自分勝手で亭主関白であることに、あまり大きな疑問を持たなかったのではないと思うのですよね。夫というのはそういうものだ。妻=専業主婦は、夫の言うことに素直に従うべきだ。妻は家を守って子供を育てていればそれでいい。妻たるものはそういうものだ、って


でも、さすがに20年近くも、体のイイお手伝い代わりをさせられてくると、その理不尽さに気づかされてしまった訳です。というよりも、気づいてはいたんだけど、世間一般の常識や価値観、つまりは典型的なステレオタイプでもって洗脳されて=黙らされてしまっていたと思われます


朋美が黙らざるを得なかった原因の1つが「経済力です。朋美は、以前親友の知佐子が揶揄していたように、1つのパートでさえ長続きしたことが無い。外で苦労するよりは、気心の知れた夫や息子たちがどんなに横暴であろうとも、家で、手慣れた家事をしていた方が楽でいい、そう考えてきたに違いありません


一方、前述した「デート」の主人公はバリバリのキャリアウーマンで、経済的にはなんら「結婚の必要性」を感じていません。でも、このまま一生一人でいるつもりもなく、ある種、社会貢献のつもりもあって(少子高齢化問題の解決など)、婚活を始めたのですが、おそらくはたとえ結婚しても、夫や子供の(単なる)小間使いになるつもりはまったくないと思われます。そしてどうやら彼女が伴侶に選びそうな相手は、これまで一度も働いたことの無いニートなんです


聞くところによると、朋美はあまり家事も得意じゃなかったそうなので、このニート君は今、若い頃の朋美と似たような境遇にあるのかもしれません。なんと彼は、自分を養ってくれる女性を探すために婚活をしているのです


若い頃の朋美とは180度違っていましたよね~きっと。その頃の朋美は「養ってもらう」ことには興味があっても、自分が誰かを、しかも子どもじゃない大人の男性を養うなんて、考えもしなかったことでしょうから


それが、ついに堪忍袋の緒が切れて、あろうことか、遠い長崎くんだりまで家出してしまい、これまでの苦労知らずが祟って大分苦労はしたものの、ようやく、パートとは言え、食堂の仕事に生きがいを見出そうとしています。朋美はそこにほぼ毎日やってくる、独り暮らしの老人が、

「坂の上」

に住んでいると聞いて、同じように坂の上に住んでいるために買い物や食事の支度がままならなかった山岡の苦労を思いだし、それなら「配達」を始めたらどうかと、自ら率先して雇い主に提言するまでに成長しました。その上、これを章吾に相談したところ、

「配達ではお年寄りが外に出なくなってしまう

と忠告されたため、それならどこか一堂に集まってもらってケータリングを始めたらどうかとまで言いだします。こう言っては何ですが、これまでも朋美からは想像できない積極性です


それというのも、朋美は今、人生をかけて原爆の語り部を続けている山岡の世話をしたい、自分も役に立ちたいと、本気で考えているからのようです。それに、息子の優太もまた、そんな山岡に触発されて、自分が再スタートできるのは、原爆によって一旦荒野と化したここ長崎でしかありえない、と決意を固めたようなのです


それには自分が経済力をつけるしかありません。足が痛いの、大変だのと、逃げていることはできません。それに、同じ働くなら、自分も楽しくあろうとするところがまたイイですね~。この大らかさはきっと朋美が本来持っていた美徳なのでしょうが


こうして大いに成長した朋美に対し、浩光の方は全く変わらず情けない限りです。今回、朋美が百音に盗まれた車が見つかって浩光に連絡が行き、ふたりは大阪で久しぶりに再会を果たすのですが、自分と同じように苦労したに違いない百音を見て、朋美がすぐに理解を見せて許したのに、浩光は相変わらず自分の事しか頭にないのです


今度、妻同伴のパーティーがあるから、どうしても帰ってきてほしいんだ!


そんな浩光を憐れむように見つめた朋美のこの一言はサイコーでござったね


あなたももっと大人になりなさい!


大体、日本の男女関係は決して対等とは言い難いですよね。浩光と朋美のケースのように、見た目は「男尊女卑」そのものなのに、心理的には夫が妻にベッタリと依存しているケースが多い気がします。結局は、結婚前に、女性の方が、男性のマザコン度合い(本当の意味での自立度)を見抜かなくちゃいかん、たとえマザコンでも結婚したかったら、

「最初が肝心夫を甘やかすべからず( `ー´)ノ

ということでしょうか


これはその「デート」のレビューにも書いたのですけど、上海には「老婆奴」という男性陣が生息するそうです。彼らは、共働きの妻を気遣って、週末は家事の一切を引き受けてくれるのだとか。その上、それでも子供の面倒を見なくてはならない妻のために、進んでマッサージやフットバスを用意してくれるのだそうです。そしてそれが

「当たり前

なのだそう。実に羨ましい限りでござるね


お、あまりにも浩光がワガママ勝手でお子ちゃまなので、ついつい横道にそれまくってしまいました


ドラマでは、亀田章吾は本当に善意のボランティアなのか~にも焦点が当てられそうでしたね。優太のフィギュアに涙していた章吾と、お葬式で香典を持ち逃げした章吾は、まさに「ジキルとハイド」なのでしょうか?


見ていると、ついつい朋美や山岡、そして優太を大いに応援したくなる「だから荒野」は続きもとっても楽しみですねだから荒野が面白い( *´艸`)


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だから荒野 あらすじと感想 第5話 息子の家出

鈴木京香さん主演の【だから荒野】は5話の「息子の家出」もなかなか面白かったですね。以下、簡単なネタバレのあらすじですだから荒野のあらすじ行きますよ~(^^)/


まず、そのタイトル通り、朋美の息子の優太が長崎に家出をしてきました。優太がTwitterで「長崎のイルカの水族館にいると発信したのを見た朋美が早速駆けつけていきます


「すみません!また中抜けお願いします!!


確かに優太を捕まえるのは最優先事項なれど、無事見つけられて良かったけれど、パートのおばちゃんがこんなことばかりしていたらクビになって当然ですよね。今や長年働いているところでさえ、休みを取るのは憚られる時代なのに。


案の定、あっさり解雇されてしまった朋美を、こちらはふらりと現れた亀田が励まします。じっくり時間をかけて、他の仕事を捜したらいい


その亀田ですが、詐欺師というのはおばさん(と朋美の)早合点だったようです。亀田がともにいた女性は、亀田がボランティアでお世話している認知症の女性なのだそうです。私が亡くなられた御主人だと思っている方が、心穏やかでいられるようなので。あの香典のくだりもミスリードだったんかな


その女性の甥に殴られたらしいのに、それを怒るどころか自分が胡散臭いからだと苦笑する亀田は、養護施設で育てられた孤児だったそうです。今でもその施設に通い、まるで本当の弟妹のようにそこの子供たちの面倒を見ているのだとか


今回亀田はその子供たちにも山岡の語りを聞かせようと、彼らを原爆資料館に連れてきました。朋美とともにしばらく山岡宅に居候することになった優太も一緒に連れていきます。


案の定、以前訪れた〇カップルたち同様、子どもたちはすっかり退屈して皆帰ってしまうのですけど、ただ一人、優太だけはその山岡の姿に深く感動したようです


皆からシカトされても(自分の語るべきことを譲らず)語り続ける山岡はカッコいい。お父さんなんかよりずっと!!


一方で、母親に対して平気で「死ね」と言うらしい優太を、山岡がきちんと言葉で叱ったのもよかったです。本気じゃないと言い訳した優太に対し、山岡はこう諭して聞かせました:


想像力の無い言葉は人を傷つけます。それをよく覚えておきなさい。


学校でも浮いているという優太こそ、その「想像力の欠如」の被害にあっているひとりに違いないのです。


また、その「お父さん=浩光」がまた何とも情けない限りでした。朋美の家出以来来てもらっていた母親には見限られ、その上、長男の健太までもが、恋人と同棲すると家を出てしまいます


「お父さんはいつも自分勝手。そんなんじゃ、お母さんは戻ってこない


会社で妻同伴の行事があるから朋美を連れ戻すと豪語した浩光は健太にそう言われてしまいます。この息子たち、それぞれに口も態度も悪かったけれど、見るべきところはちゃんと見ていたのですね


それでも浩光は懲りることなく、来週朋美を連れ戻しに来るようですが、あらかじめ電話を掛けた際に、それに受け答えた亀田のことも気になっているようです。あんなに若い男と一緒だなんて!浮気するために出ていったのかっ!?


これではたとえ長崎まで出向いても、朋美も優太も戻ってきそうにありませんね。果たしてこのドラマは、こんな浩光にも成長の機会を与えてくれるのでしょうか


終始静かなトーンで展開される「だから荒野」は、見ているだけで心が穏やかになってきますね。続きもとっても楽しみですだから荒野もそろそろ終盤(^^)/


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だから荒野 あらすじと感想 2~4話 面白くなってきました

鈴木京香さん主演の【だから荒野】も4話まで見終わりました。1話のあらすじと感想を書いて以来(雑感)は、さほど大きな進展もなく、なんとなく語るタイミングを逸していました。物語そのものが特にダイナミックな訳ではなくて、鈴木さん演じる主人公朋美の繊細な心理描写がメインなので、いざそれを言葉にしようとするとなかなか難しいのでござる


と言い訳はさておき、以下簡単なネタバレのあらすじですだから荒野のあらすじ行きますよ~(^^)/


家出をした朋美はその後、「原爆の語り部」だという山岡孝吉(品川徹)を伴った亀田章吾(高橋一生)に出会います。そこで亀田は、友美に山岡を押し付けてどこかへ姿を消してしまうのですが、この亀田、どうやら

「老人相手の詐欺師

のようなのですよね。とはいえまだ確定はしてませんけど


そうとも知らず、山岡を長崎まで送り届けさせられた朋美はその後、親友の知佐子にその生活力の無さと甘さを指摘されたため、何とか独り立ちしようと励むものの、まさに知佐子の指摘通り、自分には「覚悟」ができていなかったことを痛感させられてしまいます


家族がいてもいなくても、寂しい時は寂しい。一見気楽に見える独身生活には自由とともに責任も伴う


そんな当たり前のことを悟った朋美はその後、知佐子の家に泊めてもらうことになったのですが、知佐子の恋人が再び戻ってきてしまったため、そこは敢え無く断られてしまいます。いや~今まさに崖っぷちにいる親友より男を取るとは、ここは実にシビアですな


それで朋美は仕方なく、山岡の申し出を受けることにします。独り暮らしの山岡は、友美に家を提供する代わりに、自分が語り部に行く送り迎えをしてくれないかと提案していたのです


やっと見つけたパート先では、その美貌を妬まれて同僚に意地悪されていた朋美が、ようやく「一人の人間」として必要とされ、朋美もまた、自分の作った料理を「美味しい」と喜んでくれる山岡を前に、自分の存在価値を見出したようです


確かに朋美は、どちらかというともっさりしていて気が利かないかもしれないけれど、それだけに、真面目で誠実な人間ですよね。むしろ、妻や母親としては理想的なタイプだろうに、なぜあれほどまでに家族に軽んじられるようになってしまったのか。逆に理想的過ぎて(=自我を主張しない)、皆から軽んじられてしまったのでしょうか


でも、そんな家族の中でもひとりだけ、引きこもりの優太だけは、朋美の良さに気付いたようです


朋美は家を出て以来、一切家族に連絡は取らずにいたのですけど、不器用な優太のことだけは気になって、そのブログをこっそり覗いていたのです。んも~親子なのに会話ができないっていうのがそもそも一番の問題ですよね


ずっと黙ってただブログを読んでいた朋美でしたが、ある時優太がそのブログから、お気に入りのフィギュアをすべて消し去っていたのに気付いて、ついついコメントを寄せてしまいます


フィギュアが気に入って時々見ていたのに、どうして消してしまったのですか?タマコはどうしてますか?


優太以外誰も知るはずがない「タマコ」というネーミングを知っている投稿者の名前が「tomomi」とあったこと、そしてそれが長崎からの投稿だと知った優太は、それが母に違いないと確信します


これで優太に気づかれないと思う朋美がいかにも鈍くさいんですが、一方で、良き母だなあと思わずにはいられません。そんな朋美だから、優太は会いに来ずにはいられなかったのでしょう朋美がいいなあ( *´艸`)


また、このドラマのもう一つの見どころ~原爆体験については、ただただ頷くばかりです。山岡が、ひとりだけ助かったのを喜んだ自分が許せず、一生独り身で、この辛く悲惨な出来事について語っていこうと決意したと聞いた時には、本当に頭が下がる思いで一杯でした


辛いから、汚いから、悲惨だからと目をつぶってしまっては、いずれその苦痛をすべて忘れてしまう。人間は愚かだから、忘れてしまえばまた同じ過ちを繰り返す。そうならぬよう、悲惨な体験であればあるほど、いつまでも語り継いでいかなければならない。


心の中にどこまでも広がる「荒野」は、人それぞれに違うでしょうが、その荒れすさんだ心や痛みは、どこかで共有できるはず。他人の痛みを自分の痛みとして共感することができるはず


朋美ももちろんですが、まだ若い亀田や優太には特に、そのようなみずみずしい心を失わないでいてほしいですが


だから荒野」は残すところ後4回。続きもとっても楽しみですだから荒野も楽しみです♪


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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