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2017/02
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刑事フォイル(Foyle's War)
 ミステリー・リーガル・アクション・サスペンス

刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第35話 壊れた心(前編)

刑事フォイルFoyle's War)のあらすじと登場人物はこちらからお探しいただけます: 刑事フォイル(Foyle's War)あらすじと登場人物一覧


刑事フォイルFoyle's war】の35話は「壊れた心~Broken Souls」(前編)です。


ここ数回はミステリーに走り過ぎ=ちょいと詰め込み過ぎ&ちと強引な感じが否めませんでしたが、今回はなかなかしっとりとした味わい深いエピソードでございましたね。一体この戦争でどれほど多くの人の体と心が壊れてしまったのか、想像するだけでこちらも胸が痛みます刑事フォイルのネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ


さてその戦争もいよいよ終わりに近づいてきたようです。以下ネタバレのあらすじです今日はちょっと長めでござる


時は1944年の10月。あるひとりの復員兵が5年ぶりに故郷のヘイスティングズに戻ってきました。男の名前はフレッド・ドーソン(Joseph Mawle)。フレッドはダンケルクに行って2日目で捕虜となって以来ずっと囚われの身だったのを、ようやく逃げ出してきたのだそうです。その脚は凍傷がひどいらしく、引きずらずには歩けないほどでした。


久しぶりに見る懐かしい風景、そして我が家はほとんど変わっていなかったようで、愛犬のビリーは主人の足音を聞きつけていち早く駆けつけてきます。フレッドが自宅のドアを開けると、そこにはこれもきっと変わることなく妻ローズ(Natasha Little)との写真が飾ってあり、コンロでは温かいシチューでも煮込んでいたのか、鍋がかかっていました


が、フレッドが窓から外を見やると、ローズの側に見慣れない男と幼い子供がいるではありませんか。フレッドはつい語気を荒げずにいられません。お前は誰だ?


夫との5年ぶりの再会を、ローズは戸惑いながらも喜んでいたようですのにね


男手を失った上、幼いダニエル(Louis Nummy)を女手一つで育てなければならなくなったローズのもとには、捕虜収容所にいるドイツ人のヨハン(Jonathan Forbes)が派遣されていたのだそうです。


男女のことですからふたりの間に絶対に何もなかったとは言い切れませんが、少なくとも夫のフレッドが帰ってきたら泡と消える関係、おそらくは親しい友人関係に過ぎなかったはず~ヨハンはローズやダニエルのためにフレッドの帰還を心から喜んでいたようでしたのに


ローズもまた~彼女はサムの友人だったらしく~早速サムに夫の帰還を知らせ、ふたりでゆっくり夕食を食べたいからドレスを貸してほしいと頼みに行ったほどなのです


そこでの会話で、サムは以前付き合っていたアメリカ野郎(Yank chap)がフランス女性に心変わりしたらしいことを仄めかしていましたが、それって以前登場したジョー・ファルネッティ(cf: 「侵略~2526」)のことでしょうかね。それとも他にもいたんかな


せっかくローズがサムから借りたドレスをまとい、口紅の代わりに何か(赤かぶ?)の赤い汁を付けて支度をしたというのに、フレッドは、これまたせっかく奮発して用意したに違いない桃の焼き菓子(peach cobbler)も食べることなく、食事を吐いてしまいます。ずっと粗末な食事ばかりしてきたので、胃が受け付けなかったようです


ローズは、夫が変わったのはすっかりやせ細った外見だけではないと痛感し、不安に駆られてしまいますが、それでも何とか明るく振る舞っていたのに、フレッドはまたしても嫉妬にかられ、ローズを苛んでしまいます


ローズは仕方なくヨハンに辞めてもらうことにしました。フレッドのために編んでいたセーターを、もうサイズが合わないからとヨハンに贈って別れのハグをしたところをフレッドに目撃されたローズは、またしてもフレッドを怒らせてしまいます。


He's had you, hasn't he? He's been in my bed and my wife.
あいつと俺のベッドで寝たんだろう


貞操を疑われたローズはついに我慢の限界に達し、ダニエルを連れてサムの家に身を寄せてしまいました。


一方のヨハンは、いつも送迎をしていたアーニー・ポンド(Roger Sloman)に連れられて収容所へ戻りましたが、その後どうやら脱走してしまったようです。ヨハンも、自分で語っていたように、フレッド同様人生を諦めて戦争へ行き、友を失い、たくさんの悲しい出来事を目にした挙句、敵国に囚われているただの兵士なのです。


I went to the war, like you. Gave up my life. Lost my friends. Saw bad things. Got locked up. You see, we are not so different. Just soldiers.


何ともやり切れません可哀想なヨハン


また今回は、フォイルのチェスの師匠だというユダヤ人医師のジョセフ・ノヴァク(Nicholas Woodeson)も登場しました。彼もまた戦争のために家族と離れ離れになり、たった一人イギリスに取り残されたのだそうです。


ノヴァクは戦争で精神を病んだ兵士のために設置された病院(診療所)で働いていました。その病院は元、Sir.ジョン・サックヴィル(Graham Crowden)という貴族の邸だったそうですが、接収されて病院となったため、Sir.ジョンは妻のレディ・ミュリエル・サックヴィル(Phyllida Law)とともに丘の上のコテージに引っ越したそうです。


その病院で、ジュリアン・ワース(Oliver Kieran-Jones)というこちらもドクターが何者かに殺害されるという事件が起きました。ワースは皆の嫌われ者だったようですが、もうじきケンブリッジ大学への栄転が決まっていたのだそうです。殺害現場と思われる彼の部屋は、何かを物色したかのようにひどく荒らされていました


ワースが栄転する決め手となったのは「戦争トラウマの症例」を扱った論文だったそうですが、その症例、患者はワース自身が治療したのではなく、ノヴァクの患者だったようです。論文を見てこれに気づいたノヴァクは、目の前にフォイルという刑事がいることも忘れ、

I'll kill him!
殺してやる

と叫んで飛び出しました。ワースが殺されたのはその後ですが、(予告によると)フォイルはノヴァクが犯人だとは考えていないようです


そのノヴァクは、ワースが遺体で発見されたその日に自宅で自殺を図っています。ノヴァクとすれ違ったサムから、彼の顔色がひどく青かったと聞いたフォイルが、ポールとともにノヴァクの自宅に駆けつけて何とか事なきを得ましたが、ノヴァクはその時

Werth. What he said.
ワース。彼がそう言った

と語ったそうです


おそらくこれは前回と同じで、「Werth」「he」が同一人物かどうか、が問題ですよね。つまりは「ワースがそう言った」なのか、彼が「ワースだ」と言ったのか。おそらくは後者だと思われまするが


そしてこの「he」は、ノヴァクの患者で、ワースの遺体が発見された日に転院していったピーター・フェルプス(Alexander Gilmour)かもしれません妄想全開モード突入です♪。ピーターの病状はかなり悪化しており、ちょうど他人に危害を加えるかもしれないと心配していた矢先だったことから、ノヴァクはピーターの発言(=ワースだ!)からワースを殺したのはピーターだと思い込み、彼を拘束できる病院に転院させたのかもしれません。(注: あくまでも妄想です


そのピーターは転院先の病院で、フォイルの「何を見たのか」という質問に答えて「血を見た」と語っていました。あの様子を見る限りでは、もしピーターがワースを殺したとしても彼に責任能力があるとは思えませんし、ピーターはあくまでも「血を流して倒れていたワースの遺体」を見ただけで殺してはいないのかもしれません


何せワース殺害に関しては、もうひとり怪しい人物がいます。病院の所長をしているイアン・キャンベル(Duncan Bell)です。キャンベルは、ワースと何か約束をしたのに守ってもらえなかったと憤慨していました。またこのキャンベルは、ピーターの妻のジョイ(Sally Leonard)を秘書に雇ったそうですが、もしかしたら男女の関係にあるのかもしれない~とはポールの妄想、否、推理です


一方、フォイルがノヴァクの自殺に気づいたのは、家の中からショパンが聞こえてきたからです。ピアニストだった妻と別れてからはショパンを聞く気がしなくなった、と語っていたノヴァクがショパンを聞くからにはただ事ではない=死のうとしているのではないか?と推理したのですよね


そんなノヴァクが、いくらワースを憎んだからと言って、安易に刺し殺すとは思えません。ノヴァクが自殺を図ろうとしたのはワースを殺した罪悪感からではなく、家に帰る直前に聞いていたラジオが原因のような気がします顔色が変わりましたからね( `ー´)ノ


あそこで、生き別れた妻や娘がいるマイダネク収容所に関する情報が流れた~彼らの生存が絶望的となったと悟ったからではないのでしょうか。マイダネク収容所には、アウシュヴィッツ同様ガス室があったそうですからね。ま、これもまた妄想にすぎませんが


それ以外では、Sirジョンを訪ねてロンドンからトミー・クルックス(Danny Worters)という男の子がヘイスティングズにやってきています。トミーは以前Sirジョンの家に疎開していたそうで、ロンドンに戻った後父親のモリス(Jesse Birdsall)と喧嘩をして舞い戻ってきたのだそうです。この少年は戦死公報を届ける仕事をしていたらしく、遺族の悲しみと時には怒りも受け止めねばならず、ひどく傷ついていたようです


ヘイスティングズ署にも問い合わせがあったため、忙しい二人に代わってサムが、おじの知り合いだと言うSirジョンの家を訪れて事情聴取を行いましたが、貴族とは言え今や二人きりで寂しい生活を送っていたSirジョン夫婦はトミーが来た事を喜んでいたため、これをひたすら隠していました。これはその後やってきたモリスに対しても同様です。


でもフォイルは、トミーと話したノヴァクから、トミーがSirジョンの家にいると知らされています


これは余談になりますが、Sirジョンが妻を呼ぶ「ママー」という呼び方がいかにも貴族的な感じがして、思わずダウントンアビーを思い出してしまいました。あの時代からたった20年かそこらしか経っていないのですものね。例えてみるなら、年を取ったロバートが小さなコテージでコーラと二人暮らしをしている~パズルに夢中になって肉を焦がしたロバートに、怒ったコーラが

Well, it'll have to be turnip on toast. I've nothing else妄想が止らんvv
(好意で分けてもらった卵が嫌なら)トーストにカブを乗せて食べるしかない

と小言を言っているようなものなのです


と、ますます妄想がひどくなったところで今日は止めておきまする。あ、ヘイスティングズ署が移転になるらしいことも付け加えておかねば


最近は早朝にしかも1.5倍速で見なければならなかったためどうしてもあわただしかったのですが、来週からはもう少しゆっくり時間が取れそう(=妄想の時間が取れそう?)です。とはいえ、おっちょこちょいは直りませんけどね~少なくとも疑問点を残してレビューを書く、なあんてことはしなくて済みそうでござりまするよ


刑事フォイルは続きを見るのがますます楽しみでござりまするね刑事フォイルが面白い(^^)/


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第34話 疑惑の地図(後編)

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刑事フォイルFoyle's war】の34話は「疑惑の地図(後編)」(Plan of Attack~攻撃計画)です。おおむね満足したのですが、最後に一つ疑問が残ってしまったのはおばさんの気のせいでございましょうか。以下ずばりネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


まず、前回起きた2つの殺人事件は同一人物=ケプラーの犯行でした。ケプラーはやはりドイツのスパイ(本人は愛国者だと主張)だったのだそうです


ヘンリーを殺害した理由は、ヘンリーがケプラーの正体に気づいたからです。なんとですね~ケプラーは、イギリスに来る際に提出した供述書に、例の「ホッホ・フェルトハウゼンに5年も滞在していたと記入していたそうなのです。それなのに、そんな場所は知らないなどとポールに答えるとはかなり間の抜けたスパイですよね


でもヘンリーには供述書通り話していたらしく、空軍省の施設=ビバリーロッジで地図の作成に当たっていたヘンリーは、次の標的がホッホ・フェルトハウゼンだというのにそこにあるべきものが無いことに気づいたそうです。


It's not there!


ヘンリーがそう叫んでいた時、ジェーンがこう聞いたのもミソだったようです


What isn't there? Where are you going?
何がそこに無いの?どこへ行くの?


ヘンリーが「The church」と答えたのは、後者ではなく前者の質問に対する返事だったのだそうです。言わんとしたのは「教会がない」であって「教会へ行く」ではなかった


なんとホッホ・フェルトハウゼンには「教会」が存在しなかったのだとか。「嘘」がばれたケプラーはヘンリーを自殺に見せかけて殺害してしまいます


前編でケプラーがポールに「ミュンヘンの聖ニコラス教会にいた」とこれまた嘘をついたために、すっかり&まんまと騙されてしまいました。でも少なくともあの時点では、ポールは何も気づいていなかったようです。なんともややこし話でござるね


が、ポールのさらなる追求を怖れたケプラーはポールの口を封じようとトラックで轢こうとした挙句、あの夜、銃で殺そうとしたのだそうです。そう、メレディス警視正は、ポールと一緒にいたがため、急に万年筆を取りに引き返そうとしたがために誤って標的となってしまったのです


すべてを知られたケプラーは、一人で教会に乗り込んできたフォイルをも撃ち殺そうとしましたが、外には部下を待たせてあると堂々と語ったフォイルに手を出すことができず、自ら命を絶ちましたケプラーは自殺で幕引きです


また、エヴリットの「ビルおじさん」はやはりビル・バートンだったそうです。そもそもバートンの「運送詐欺」に関わっていたのはフォスター司令官の方だったらしく、バートンはそれをネタにフォスターを脅し、臆病なために兵隊を辞めたがっていた甥のエヴリットをフォスターのいるビバリーロッジに配属させたのだそうです。その後はふたりともバートンに手を貸していたようです


そしてジェーンは、そのエヴリットと1度デートしただけのようでしたね。ヘンリーは、敬虔なクリスチャンであるがゆえにジェーンに触れようとしなかったらしく、ジェーンにはそれが物足りなかったのだとか。いっそのこと早くヘンリーと結婚できればよかったでしょうが、戦時中でそれもままならなかったのかもしれません


と、ここで終われば万々歳?だったのですけど、もうひとり、疑惑の人物が残されたままだったのが今一つ釈然としませんでした。それが、前回も妙に気になったリチャード・ウォーターロウです。彼もまたどうやらドイツのスパイだったらしく、地図を作成するという立場を利用して極秘の情報をドイツに流していたようなのです


が、このウォーターロウはまったくそ知らぬふりでフォイルの質問に答え、フォイルがケプラーの正体に気づく手助けもしています。


この辺がちょっと考えると不可思議ですけど、逆に言うと、スパイたるものああでなければ務まらないのかもしれません。いざとなったら同胞を犠牲にしても任務を遂行せねばならぬでしょうからね。さすがに千里眼のフォイルも彼の正体には気づかなかったようです


~この件に関してはコメントでご意見を頂戴し、納得済みです。念のため後でもう一度見返したら、彼自身が自分は「空軍情報部」の人間だと明かしていました。ご協力に感謝です


一方、ポールの代わりに撃たれて死んだメレディス警視正にはやはり2人の息子がいたそうで、その2人とも既に戦死していたそうです。死ぬ前にポールを息子の「チャーリー」と見間違えたことが、せめてもの幸せだったに違いないというのも何とも切ない話です


息子を失って以来生きた屍と化したという妻のジョイスは、夫が亡くなっても涙ひとつ流しませんでした。今ジョイスの心を占めているのは戦争、そして敵国ドイツへの憎しみだけなのです


フォイルから話を聞いたオーブリーがジョイスの家を訪ね、彼女の話にいたく心を痛めていたのが印象的でした。オーブリーは、型通りの「汝の敵を愛せよ」という教えだけでは、戦争で深く傷ついた人々の心を癒すことはできぬ、と痛感していたようです。


いつものこととはいえ、今回は特にまったく罪のない人々ばかりが犠牲になった何とも痛ましいエピソードでしたが、その反面、フォイルが「終戦まで刑事を続ける」決意をしてくれた上、サムもまた運転手に復帰したという喜ばしい回でもありましたね。ブルックも大喜びでしょうし、となると、ポールも異動願いを撤回することになるのでしょうか。


いや~サムのあのおしゃべりでは機密情報を扱う部署はとてもとても無理でやんすね。でもさすがに軍人らしく一応は空軍の用語を使ったのも楽しかった


フォイル:
You could keep your mouth shut and stay out of trouble.
口を閉じてトラブルに巻き込まれないように


サム:
Wilco.
言われた通りにいたします。


「Wilco」は海軍で使う「Aye」に相当するそうです


さ~てこれで来週からはまた仕切り直しで楽しめまする刑事フォイルは続きを見るのが待ち遠しいです刑事フォイルが面白すぎ( *´艸`)


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第33話 疑惑の地図(前編)

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刑事フォイルFoyle's war】の33話は「疑惑の地図(前編)」(Plan of Attack~攻撃計画)です。これまたなかなか謎めいていてとっても面白かったですね~。いつものことながら登場人物もヒジョーに多くてまとめ甲斐がありまする。以下早速ネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


舞台はフォイルが退職してから1年が経過したらしい1944年4月のヘイスティングズ


フォイルは自宅でサムに秘書をさせながら「回顧録」をまとめていました。が、タイプライターのアームがすぐに絡まってしまうようで(It keeps jamming)、なかなか思うように進まぬようです。フォイルは、自分が使っていた時はジャムらなかったと言ってましたし、きっとサムの打ち方が悪いのでしょうな


なにせRとGを間違えるぐらいですから(ramblingとgambing)、サムのタイピング能力は推して知るべし~でござりまする


それならいっそ速記で書き取ればよいではないか~速記ができるんだろうとフォイルがアドバイスした時のサムの答えがまたいかにもサムらしくて大笑いI can write it. I can't read it. 書けるけど読めないんです。も~いったい誰に何を習ったんだか


フォイルが退職した後、サムは解雇されてしまったそうです。でもサムを解雇したのは警視監のパーキンズではなく、新任の警視正(DCS~Detective Chief Superintendent)、ジョン・メレディス(Nicholas Day)だったようです。


クビにされなくてもこっちから辞めていたサムが相変わらずで楽しい~( *´艸`)~機会さえあればI would have resigned, given the chance)、というサムの悔しがり方がまた実に可笑しかった


ふたりが辞めた後もポールはそのメレディスの下で働いていました。ドラマを見ている限りでは、このメレディス、少なくとも職場ではそれほどひどい上司には見えませんでしたが、ポールはどうにも彼を信頼できぬようでしたね。フォイルに比べて優秀じゃないからでしょうか。


相変わらず受付に陣取っていたブリックも、警視正はまたポールに尻拭いをさせるつもりだろう(Another of his balls-ups he wants you to sort out)などと陰口をたたいていたほどです


でも、私生活では何か問題を抱えていたようです。妻のジョイス(Elizabeth McKechnie)とはほとんど会話もないようでしたし、子どももいなかったようですね。オフィスにはジョイスと息子たち(?)の写真が飾ってあったようですから、出征中か戦死したのかどちらかなのかもしれません。


実はこのメレディス、この前編のラストで、何者かに撃たれてしまいます。一緒にいたポールが慌てて駆け寄ると、そのポールを「チャーリー」と呼び、会いたかったと続けました。息子の名前でしょうか?


果たしてメレディスを撃ったのは何者なのか?これがまず第一の謎です


さて今回ポールは陸軍特捜部と共同で「運送詐欺事件」の捜査に当たっていました。そこでビル・バートン(Philip Fox)という元締めが逮捕されます。


このバートン以外にも内通者がいることは明白のようです。、ブライトンとイーストボーンにある兵舎では、実際には配送していないにもかかわらず1200ポンドもの代金が支払われたのだそうです。


一方、空軍省のある施設では、ドイツ本土への爆撃に使う地図を作成していました。そこで働いていたヘンリー・スコット(Martin Hutson)は敬虔なクリスチャンだったため、たとえ戦争に勝つためとはいえ&相手が敵国人とは言え、何の罪もない一般人に爆弾を落とすことに対して心を痛め、何度も自殺未遂を繰り返していたようです


そのヘンリーから悩みを打ち明けられていたのは、聖ユダ教会の神父、マーティン・ケプラー(Malcolm Sinclair)です。ケプラーはドイツ人ですが、ナチスドイツに反対の声明を発表したことで、ゲシュタポから追われる身となったそうです。イギリスにやってきたのは戦前の1937年だったそう


その後ヘンリーは勤務中目にした航空写真を見つけて愕然とします。その写真はドイツのホッホ・フェルトハウゼンという場所を撮影したものらしいですが、その写真を持ち、「It's not there!(それはそこにない~現在形がポイント)と叫びながら飛び出したヘンリーは、その写真をポケットにいれたまま、ガートンの森で遺体で発見されてしまいます


その遺体は一見するとヘンリーが木に紐をかけて首を吊って自殺したかのように見えましたが、ポールは縄と枝の状態から、それが自殺に見せかけた殺人に違いないと見破りました。果たしてヘンリーはいったい誰に殺されたのでしょうか~これが第二の謎です。


ポールは、ヘンリーの大家のヴィクトリア・ハモンド(Sheila Ballantine)から、ヘンリーがケプラーと懇意にしていたという話を聞いて早速ケプラーのもとにやってきます。


ミルナーはケプラーに一通りヘンリーについて尋ねた後、「ホッホ・フェルトハウゼン」に言及しますが、ケプラーが知らないと答えると、ケプラーの出身地についていくつか質問を浴びせました


刑事フォイル」好きな方なら、この会話にピンときた方も決して少なくないことでしょう。フォイルやポールが出身地や故郷について根掘り葉掘り聞く時は、相手の証言に矛盾がある場合が多いですからね。ここではケプラーが、ドイツではミュンヘンの聖ニコラス教会にいた、と答えたことが鍵になるに違いありません


あくまでも仮定の話でござるが、1937年には(より正確に言うと最初に見た航空写真を撮った1931年から1944年当時まで)、聖ニコラス教会は既に爆撃されて無くなっていた(It's not there)、とか、ホッホ・フェルトハウゼンは聖ニコラス教会のすぐ近くだとか、そういう「罠」が仕掛けてあったに違いありませんあくまでも妄想ですvv


、もし前者だとすると、敬愛するケプラー神父の話に偽りがあったと気づいたヘンリーは電話をかけてケプラーと会う約束をし、会って真相を問い詰めた結果、ケプラーが実はドイツのスパイだったと気づいたため、殺害されてしまったのかもしれませんよね。教会で告解していた時も、さりげなくあれこれ聞きだそうとしていましたからね


ここはあくまでもお得意の妄想でござりまするよ~念のため


さて他にも怪しい人物が浮上しています。ヘンリーと同じ職場で勤務しているアダム・エヴリット(Vince Leigh)という男性です


エヴリットの勤務態度は非常に悪く、上官のスティーヴン・フォスター司令官(Julian Wadham)も頭を痛めていたようでした。


でも、このフォスターとエヴリットの関係も何やらキナ臭かったですね。フォスターが、真面目に働かないなら印刷セクションに異動してもいいんだと脅かすと、エヴリットは、困るのはあんたも同じだ、と脅していたようですからねNot for me, thanks all the same.


ヘンリーもまたこのエヴリットに恨みを抱いていたようです。どうやら以前交際していたらしい女性=ジェーン・ハドソン(Fiona Glascott)が、このエヴリットと(一時の)過ちを犯したようなのです。それに加えて、ヘンリーはエヴリットの秘密も握っていたようです


エヴリットは「ビルおじさん」に頼んで便宜を図ってもらっている


ビルと言えば、前述したビル・バートンが浮かびますけど、そんなに単純ではないでしょうか。でも少なくともエヴリットとフォスターが運送詐欺事件に関与しているのは間違いなさそうな気がします


そして、実はサムもこの施設で働いていたそうです。サムは、エヴリットがジェーンに言い寄っているのを目ざとく見つけ、思わずふたりの会話を立ち聞きしてしまうのですが、これをエヴリットに見とがめられた上、帰宅するところを待ち伏せされて脅されてしまいます


が、そんな脅しに負けているサムではありませぬ


I'd forgotten all about it, if you really want to know. I'm glad but since you're so worried about it you've come out here to bully me, I'll mention it to everyone I can卑怯者は許さないわ( `ー´)ノ.
今の今まで忘れていたのに、ご丁寧に脅してくれたおかげで思い出したわ。会う人ごとに言いふらしてやる!


そう捨て台詞を残し、自転車に乗って去っていったサムを呆然と見送ったほどですから、このエヴリットはいわゆる「小悪党」どまりなのでしょうな


この施設で地図を作っているメンバーに、もうひとりリチャード・ウォーターロー(Robert Whitelock)という人物もいましたが、彼も何か知っているのでしょうか。


それ以外では、サムのおじのオーブリー牧師が、クランビルで行われる「公開討論会」に出席するためヘイスティングズを訪れました。ホテルが取れなかったことを言い訳にしたサムが、フォイルに叔父を泊めてほしいと頼んだ上、その出迎えまでさせたのがいかにもサムらしくチャッカリしていましたよね


その公開討論会では、フランシス・ウッド主教(Clifford Rose)が中心となり、キリスト教の根本理念である「汝の敵を愛せよ」を確認し合ったそうです。たとえ戦時下でも「道徳の絶対」(moral absolutes, even in war)を信じ、勇敢に行動した彼らを高く評価したいですね


ちなみにメレディスは、これは扇動罪(sedition)だと厳しく咎めていましたが、仮にも聖職者がそれを理由にメレディス殺害を図ったとは思いたくないですよね~やはり


さて来週は、そのメレディスが凶弾に倒れたことから、フォイルが刑事に復帰するようです。あくまでも一時的らしいですが、やはりフォイルは机の前にいるより、ああして帽子をかぶって捜査に出ている方が似合いまするね。刑事がダメなら私立探偵はどうなんかな


よくできたミステリーを見てこうしてあれこれ妄想している時がやっぱり一番楽しいです。「刑事フォイル」は続きを見るのが待ち遠しいです刑事フォイルが面白すぎ( *´艸`)


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第32話 戦争の犠牲者(後編)

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刑事フォイルFoyle's war】の32話は「戦争の犠牲者(後編)」(Casualties Of War)です。


かなり前から、後半、この日本語のタイトルに偽りあり~になることは知ってしまっていたのですが、こうも早々とそうなるとは思いも寄りませんでした。でもその理由を聞けば、これまでのフォイルの信念を思えば、大いに納得でございましたね。以下ネタバレのあらすじです刑事フォイルのネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ


今回フォイルは警察を辞職してしまいましたあらすじはこうです。つまりこれからは「刑事フォイル」ではなくなるわけです


もちろんFoyle's War(フォイルの戦争)が続くことはいうまでもありませんが、だからN〇Kは後半を放送するかどうかの発表を渋ったのか、などと勘繰ってしまったおばさんです(ジョークです)。フォイルが刑事を辞めることになった経緯(あらすじ)はこうです


きっかけはマイケル・リチャーズ殺しでした


前回も仄めかされていたように、フォイルは既に犯人の見当が付いていたようですが、その決め手となったのは、残念ながら、「犬を連れた男性」への言及ではなかったようです。きっかけは、リチャーズ家にあったマイケルの卒業写真とタウンゼントの著書のようでしたね。


フォイルは、これらが置いてあった机がマイケルの物ではなく妻のイヴリンの物だと見抜いたそうです。確かに、既婚男性が自分の机の上に若かりし頃の写真を飾っておくのも妙ですよね。しかも、イヴリンは昔のマイケルを恋しがっていた訳ですし。ここでフォイルは、イヴリンは単なる秘書(事務職)ではなく、研究者なのではないかと見破ったそうです


秘密兵器を開発するのが女性では、男の沽券にかかわるというところでしょうか。それが今では王も女性で首相も女性~変われば変わるものでござるね


その後、予告にあった通り、森にピクニックに出かけたサムとジェームズが、モーガン兄弟の仕掛けた爆弾で吹き飛ばされてしまいました。幸いにも、爆弾に慣れた?サムは無傷で、逃げていく兄弟の名前を聞き取るという活躍を見せ、ジェームズに至ってはそのショックで失語症が治ったようです


フォイルとポールは早速フランクとテリーを捕まえ、事情を詳しく聞き出しました。この時協力してくれた少年は、前回マイケルの塾でひとりだけ正解を連発していたニコラス(Dominic Howell)です。


最初はだんまりを決め込もうとしたフランクも、マイケルの財布を見せられて「殺人への関与」を問われてはそうもいかず、ようやく真実を明かしてくれました。


調査の結果、ホセ・デ・ペレスが破壊工作をしていることは明らかでしたが、これも予告にあったように、スペイン大使館付きだったため(治外法権)、イギリス警察には手が出せないことが判明します


また、モーガン兄弟がタウンゼントを脅したとの供述から、フォイルは再び研究所に赴きます。そこでフォイルは、前述した彼の勘が間違っていないことを確信するにいたりました。イヴリンが、酒に酔ったマイケルが研究所で作成中の秘密兵器を壊そうとしたため、やむを得ず自分が発砲した、と語ったからです


武器を壊しに行くのに花を持って一張羅でいそいそと出かけるのもつじつまが合いませんし、そのマイケルの眉間が一発で撃ち抜かれていたのもおかしな話です。これに加えてイヴリンが、最初にタウンゼント、次にハンスに電話をしたと供述したのが決定的となったようです


知らせを受けたタウンゼントが研究所に駆けつけた時は既にハンスが到着していて、動揺するイヴリンを慰めていたそうですが、タウンゼントの家は研究所から1マイルほどなのに対し、ハンスの住んでいるベクスヒルは8マイルも離れているそうなのです。国のトップシークレットを扱っている科学者たちにしては、かなりお粗末な嘘をついてしまいましたね


そう、マイケル・リチャーズは、ハンスとイヴリンの不倫の末、計画的に殺害されたのです。ちなみにタウンゼントはふたりに騙されただけのようです


でも何せ、戦争の行方を決定づける秘密兵器のカギを握っているのはイヴリンの頭脳ですから、フォイルはパーキンス警視監からこの捜査の中止を命じられてしまいます。これは警察最上層部からの命令だ


デ・ペレスもイヴリンもハンスも、皆罪を償わない者ばかりだとひとりごちたフォイルに、パーキンスは、フォイルの知人の罪も見逃してやると仄めかしましたリディアが自殺を図ったとの報告が上がってきていたからです。


リディアが投函した手紙は、ジェームズを頼むという内容のフォイル宛だったそうで、その後自殺を図ったリディアは無事発見されてなんとか生還したそうです。イギリスでは自殺法(Suicide Act 1961)が制定されるまでは、自殺未遂者が投獄されていたのだそうです。


でもフォイルはそんな甘言にごまかされず、自らの信念を貫き通しました。法が正義でなくなったなら、刑事でいる意味が無くなるからです。


フォイルの静かな怒りに満ちたこの台詞がまた何ともやり切れませんでした。パーキンスは、ハンスとイヴリンが不倫していたというだけではマイケル殺害の証拠としては不十分(It's not enough)だと言ったのを受けての答えです


Well, it certainly is for me. No, with this sort of thing, virtually condoned for the sake of the war effort, a man guilty of coercion and sabotage can't be touched, while two boys, guilty of nothing more than slipping off the rails because of a lack of parental control, will get several years with hard labour. Assistant Commissioners doing their very best to undermine me in front of my staff, yeah, I'd say I'd had enough.
私には十分です。戦争に勝つためという言い訳も、少年たちを脅して破壊工作をさせた男には手が出せないのに、親が近くにいないために道を踏み外した若い兄弟には数年の重労働を課すことにも、部下がいる前で私を怒鳴りつける警視監にも、もううんざりです。


いや~ここはよくぞ言ってやった、でございましたね。夫を殺して平気でいられる妻の作った秘密兵器なんてく〇くらえ反跳爆弾なんて知ったことか!( `ー´)ノ、でござりまするよ。予告によると、サムも一緒に警察を辞めるらしいですが~それは当然の成り行きでございましょうな。


また前回取り逃がした違法賭博のヘンドリーも無事捕まえました。これでポールも面目躍如でござりまする


それ以外ではやはりパズルのくだりが面白かったですね。署内では仕事そっちのけで皆が夢中になったのに、誰も解けなかったトランプを使ったパズルのヒントを与えてくれたのは、やはりフォイルでした


Sometimes it helps to look behind the cards, maybe.
カードの後ろを見ることが助けになるはずだ


あの時フォイルは具体的には分らないと言ったけど、あの時点ではもう実は分かっていたのではないでしょうか?


トランプでカギ十字を作る場合、トランプそのものを見るのではなく、トランプによって作られる空間を見るべき~つまりは「だまし絵」とか「隠し絵」と呼ばれる多義図形のからくりと同じでござるね


さて、今後しばらく、リディアとジェームズはフォイル家に居候となるようです。やはりリディアの話の半分以上は偽りで~手に職なし、夫はジェームズが生まれてすぐに失踪など~幼いジェームズさえもそれを承知していました。ママの言うことは嘘ばっかりだ!


またドラマの最後に哀悼の意が示されていたJeremy Silberston氏はこの刑事フォイルを制作した監督のひとり、「ドイツ人の女」や「レーダー基地」などを担当した人物だそうです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


来週からはいったいどんな展開を見せてくれるのか、それでもやっぱり「刑事フォイル」(笑)は続きもとっても楽しみですね刑事フォイルが面白い(^^)/


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刑事フォイル(Foyle's War)
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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第31話 戦争の犠牲者(前編)

刑事フォイルFoyle's War)のあらすじと登場人物はこちらからお探しいただけます: 刑事フォイル(Foyle's War)あらすじと登場人物一覧


刑事フォイルFoyle's war】の31話は「戦争の犠牲者(前編)」(Casualties Of War)です。「戦争の犠牲者」には登場人物のほとんどが当てはまりましたね。以下ネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


今回フォイルは2つの事件に取り組んでいました。1つは「破壊工作」(sabotage)でもう1つは「賭博」(gambling)です。


新しく赴任してきた警視監(assistant commissioner)のヘンリー・パーキンス(Michael Jayston)は破壊工作については何も知らなかったようで、賭博の撲滅こそ至上命令だと息巻いていましたが、フォイルは当然、前者により重点を置いていました


もちろんパーキンスも、海岸地域での破壊工作が何を意味するのかぐらいは理解できたようですが、いかにも居丈高な新参者にはチクリとやらずにいられないのがフォイルなのです


Not quite as serious as the gambling perhaps.
(破壊工作は)ギャンブルほど重要だとは言えませんが。


これはサムやポールも同様でした。さすがのフォイルも、サムの

Is the new Assistant Commissioner worse than the old one

には~大っぴらには~同意しかねたようでしたが、賭博の黒幕をやっつけた暁には警視監を追い払うと語ったポール(I'll get some names and then I'll make the arrest. And get the Assistant Commissioner off your back)には、すかさず「Thank you」と礼を言ったのがまた可笑しかった


~この警視監、サムが運転手をしていることにも大分ご不満のようだったのがちと心配でござりまするね~


そしてこの2つの事件はまたしても微妙につながっていたのです


まずポールの潜入捜査により、賭博の黒幕はヘンドリー(Shane Attwooll)という人物だったことが判明しました。そのヘンドリーの賭博場で、ポールは2組(3人)の人物に出くわします。


1人は数学教師のマイケル・リチャーズ(Kevin Doyle~モールズリー@ダウントンアビー)で、もう1組(二人)は、フランク(Gerard Kearns)とテリー(Harry Eden)のモーガン兄弟です。後者はヘンドリーに正体を見抜かれて襲われたポールを助けてくれた恩人でもあります


戦争で全国の学校が攻撃されて以来仕事を失ったマイケルは、時々自宅に子供たちを集めて教えてはいたものの、かつての情熱をすっかり失って、賭博に嵌っておりました。その額は取り立て屋が家に押しかけてくるほどです


妻のイヴリン(Abigail Cruttenden)が、国立物理学研究所分室でロンドンの海軍本部の直轄だという研究所で働いているのも大いに気に入らないようです。


イヴリンは事務職なのですが、研究所で扱っている分野にはむしろマイケルの方が詳しいらしいのです。研究所で兵器開発をしているヘンリー・タウンゼント(Dermot Crowley)の著書にも目を通していたようです。


このタウンゼントはケンブリッジの教授をしているそうで、フォイルとも顔見知りのようでした。フォイルは謙遜してご近所だと言ってましたが、以前の話からしても、学術的なつながりがあるのかもしれませんね


ある夜、いつもよりめかしこんで研究所を訪ねたらしいマイケルは、そこで何者かに銃で撃たれて帰らぬ人となってしまいました。この時の銃声を、犬を連れた男性=ジョージ・ウッドリッジ(Sam Beazley)が耳にして、警察に届け出ています。


が、タウンゼントはフォイルの取り調べに対し、研究所では何もなかったとこれを否定しました。でもその際、

「犬を連れた男性」

は勘違いをしたのだろうと答えたことで、フォイルとポールは彼が嘘をついていると見抜いたようです。通報者が犬を連れていたことは話していないはずだからでしょう。


実際には、銃声がしてからしばらく後にタウンゼントが研究所にやってきて、おそらくは研究員のハンス・リンダーマン(Søren Byder)とマイケルの遺体を運び出していたようです。そしてこれは、前述したフランクとテリーの兄弟に目撃されてしまいました。


このモーガン兄弟は、戦争で空き家が増えたことを良いことに、そこにこっそり押し入っては盗みを働いていたようです。が、ある日忍び込んだ家は空き家ではなく、スペイン人のホセ・デ・ペレス(Stanley Townsend)がいて、逆に兄弟を脅して自分の手伝いをさせることを思いつきます。それがおそらく「破壊工作」です。


破格の謝礼につられて、放火をしたり、電話線を切ったりとデ・ペレスの言いなりになっていた兄弟も、ある時爆弾を渡されたのには困ってしまったようです。特に弟のテリーは嫌がっていましたね。


どうやらデ・ペレスはその爆弾をタウンゼントの研究所に仕掛けるよう命じたらしい。それほど彼らの研究は、戦争の行方を大きく左右するものなのでしょう。


~だからこそ、マイケルは意気揚々と研究所を訪ねたに違いありません。自分にはタウンゼントが知らない秘策がある、とかなんとか言って。タウンゼント教授はブースロイド大尉(Richard Clothier)からかなりのプレッシャーをかけられていたようですが、マイケルはその辺を鋭く突いてきたのかもしれません。もしくは、イヴリンをめぐっての三角関係?ではないですよね~? この部分はいつもの妄想です、念のため


さすがのフランクも爆弾を仕掛けるのをためらっていたところ、デ・ペレスが折よくロンドンへ行ってしまったそうです。フランクはこの機に爆弾を処理し、今度はマイケル殺しをネタにタウンゼントを脅迫して金をゆすろうとしているようです。


その爆弾の被害に遭うのが、どうやらサムとジェームズ(Joshua Lewis)のようなのです


今回フォイルの家に、元上官ウォレスの娘で、フォイルが名付け親になったリディア・ニコルソン(Kate Fleetwood)が息子のジェームズを連れてやってきました。リディアは皆の反対を押し切って保険のセールスマンと駆け落ちしたため、父親が死んでも葬式にすら出席できなかったそうです。


しかもその夫だというロバートとはある時ぷっつりと音信が途絶えた上、息子のジェームズは、学校で空爆に遭って以来、失語症になってしまったのだとか。ロバートが今、トリポリで軍曹をしているという話もきっと眉唾ものですな


恥を忍んでフォイルを頼ったまでは良かったものの、そこでも招かれざる客だと察したリディアは、誰かに手紙を投函した後、ひとり、自殺を図ってしまったようです。


それがあなた(ジェームズ)のためなの


そう語っていたリディアは、予告を見る限りではまだ生きていたようですが?


ちなみに、フォイルがリディアにジェームズのことで助けを求めるよう勧めたアンナ・フロイトは有名なあのフロイト(ジークムント・フロイト)の娘であり、もうひとりのメラニー・クラインとともに当時大いに活躍した精神分析家です。フォイルの勧めに従って訪ねてみればよかったのにね。


さ~てこれらがどうつながってどんな結末を迎えるのか刑事フォイルは続きを見るのが楽しみですね刑事フォイルが面白い(^^)/


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第30話 クリスマスの足音(後編)

刑事フォイルFoyle's War)のあらすじと登場人物はこちらからお探しいただけます: 刑事フォイル(Foyle's War)あらすじと登場人物一覧


刑事フォイルFoyle's war】の30話は「クリスマスの足音(後編)」です。


いや~前回あれで全部語ったと思っていたのに、1つだけ、しかも肝心な点が抜けていました。大体妄想が膨らむ時は危ないんですよね~自分の妄想ですっかり盛り上がって、大事なことを見逃しちまいます


と、言い訳はこれぐらいにして、早速その抜けていた点を補充しますと、前回フォイルが闇商人のブライアン・トレメインを逮捕した際、巡査たちが、押収に来たはずの「証拠品」を盗み食いしていたため、ポールが厳しく叱責したのです。さすがに「七面鳥」には手が出せなかったようですが、他の食料品の少しぐらいは食べても構わないだろうと思ったようです。


その時の巡査のひとり、ピーターズ(Alexander Perkins)は、いかにも不服そうにしていました。前回は、戦時下ゆえに警官でさえもその道義心が薄らいでいるという象徴だと思っていたのですが


これを踏まえた上で、以下早速ネタバレです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


前回の予告で、ポールを「犯人」呼ばわりしたのは運転手のスタンではなく、ARPのサム・ブラッドショー(John Nettleton)という監視員でした。前編で、ジェーンが殺された際に見回りをしていた人物だそうです。


ブラッドショーがポールを犯人だと言ったのにはからくりがあったそう~前述したピーターズがブラッドショーをそう言うように仕向けたのです。ピーターズはブラッドショーを迎えに行き、彼がポールを犯人だと思い込むようその特徴を吹き込んだらしい。その上ピーターズはポールの家を捜索するにあたり、ポールのシャツにジェーンの血液を塗っておいたのだそうです。ピーターズは以前、ジェーンの遺体の回収にもあたったそうです


まったく~これでは盗み食いどころの話じゃありませんね警察も地に落ちたな( `ー´)ノ


ピーターズは、ポールとともにブライトンで訓練を受けたのに、ポールが先に巡査部長になったことを秘かに妬んでいたようです。でもこれにはフォイルがすぐに気づいてピーターズを詰問しました


フォイル:
How far did you mean it to go? The hanging?
どこまでやるつもりだったんだ?吊るし首か?


さて次は、ジェーンとグレース殺しの犯人です。やはりグレースも事故ではなく「殺害」されていたそうです。二人を殺したのはハリーでした


ハリーはもともと金庫破りを企んでいたらしく、そのために必要なニトログリセリンをグレースに工場から盗ませたそうです。が、グレースが後に難色を示したため、グレースが邪魔になったハリーは、やはりあの朝、グレースが飲んでいた貧血の薬に、殺鼠剤に使われるストリキニーネを混入したのだそうです


ハリーは、出勤途中に死ぬかと思ったのに、都合よく「爆死」してくれたとうそぶきましたが、グレースも負けてはいなかったというのがせめてもの救いでした。なんとグレースは、ニトログリセリンではなく、ただの「グリセリン」を着色してハリーに渡していたのだそうです


その後ハリーは、グレースの死を不審に思ったジェーンに問い詰められたため、ジェーンをレンガで撲殺したそうです。やはりあの封筒には、グレースが美容院勤務時代に姉のように慕っていたジェーンにハリーの盗みのことを相談した手紙が入っていたそうです


ハリーはそればかりか、偶然車の修理に立ち寄ったサムが警察関係者だと聞いて逆上し、これをなだめようとしたエリックまで刺し殺してしまいます。サムは命からがら逃げだして、フォイルに知らせに行きました


追いつめられたハリーは、モリーの美容室に立てこもり、そこへやってきたフォイルも巻き込んで自爆しようと試みますが、上で触れたように、ハリーが手に入れたのはただの「グリセリン」だったので、爆発するはずもありません


Nice sense of humour, though.
(グレースには)ユーモアのセンスがあったな


グレースの大家であり、修理工場でのハリーの雇い主でもあったネヴィル・ジョンソンが言うには、ハリーには、何をしでかすか分からない危うさがあったのだとか。そう思ったのなら、ハリーとの交際を止めるよう店子のグレースに忠告してあげたらよかったのにね


また、弾薬工場のアドルフことベイカー工場長の「秘密」も、蓋を開けてみれば可愛いものでした。ベイカーは、グレースの母親は既に亡くなっていたのに寄付を集め、それを懐に入れたのだそうです。も~いったいどんな秘密があるのかと、妄想逞しくしていましたのに苦笑いです


そして気になっていた七面鳥はと言えば?肝心の七面鳥の行方やいかに?


フォイル:
Well, your accidents are very helpful.
君の「事故」はとても役に立つ


サム:
Are they, sir? I'll have to arrange some more, then.
本当に?それならもっと起こすようにしなければ


偶然とはいえ、車の故障とグレースの母親に関する報告(娘の葬儀への欠席)という手柄を立てたしたサムは、そのご褒美?として、無事、七面鳥にありつけることになりました。フォイルは判事に電話をし、「証拠品」は七面鳥の写真で代用し、現物は疎開してきた子供たちに振る舞う許しを得たのだそうです。いかにもフォイルらしい実に粋な計らいでござりまするね


In the circumstances I thought, much as you did, what a waste of a turkey.
君がさんざん言っていたように、私も、この状況下で七面鳥を無駄にするのはもったいないと思っただけだ


毎日覗いていた証拠保管室から七面鳥が消えたことで、自分が疑われたのではないかと慌てたサムが、自分もその相伴にあずかれるという僥倖に大喜びした顔が忘れられません。またブルックが、ちゃんと知ってるくせに、わざとサムをからかったのも楽しかった


Well, I wouldn't like to say. But I can tell you, he had steam coming out of his ears.
言いたくはないけれど、警視正は頭から湯気を出してお怒りだ


サムと言えば、フォイルとのこのシーンも楽しかったですね


サム:
You have a look. A sort of "Cry havoc, and let loose the dogs of war顔見ただけで分かりますよ♪." That's Julius Caesar.
その顔は何かに気づきましたね。例えるなら「雄たけびを上げて戦争の犬を逃がせ」でしょうか。ジュリアス・シーザーです。


フォイル:
It's "slip". It's, "Let slip the dogs of war."
(「逃がせ」じゃなくて)「解き放て」だ。正しくは「戦争の犬を解き放て」だ。


できることなら、サムが七面鳥の足にかぶりつく顔も見たかったけど、それはお得意の妄想で補うことにいたしまする


街ではクリスマスのベルが鳴り、人々は心から「平和」を待ち望んで声を掛けあいましたHappy Christmas! And you.


何とも陰惨な事件ではありましたが、何とか無事に解決できて良かったですね。刑事フォイルは続きもとっても楽しみですね


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