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わたしをみつけて 最終回 あらすじと感想 わたしがいる場所

NHKドラマ10、【わたしをみつけて】も夕べが最終回でした。小品だけどなかなか深い作品でしたね


でももしおばさんが弥生だったら、どんなに患者が望んでも多分断ったと思いますね~。さすがに命がかかってますから、いくら「金の卵」でも、どんなに同世代を応援したいと言われても、患者の命で賭けをするわけにはいかんですわドラマ=フィクションだからこそ許される設定でしょう


以下簡単なネタバレのあらすじですわたしをみつけて~最終回のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


毎日気にかけていたアパートの住人が同僚の神田だと知った弥生は、今度は弥生が息子のために息子の居場所になるべきだと説得しました。神田が、たとえDV男でも彼がいなくては生きていけないと語り、息子は養護施設に預けることを考えていると語ったからです。


弥生は自分が捨てられて養護施設で育ったことを打ち明けました。神田さんは、子どもを捨てないだけでも良いお母さんです。息子さんのために強くなってください!!


その後神田は弥生に、男とは別れると約束してくれたそうで、弥生は翌日早速木村に報告に行きます。木村は大層喜びましたが、自分がもっと早く通報すべきだったと後悔もしたようです。何度もそう思ったのに、お節介ではないかとのためらいから、いざとなると行動には移せなかったのだそうです。


誰だってそうですよと慰めた弥生に、木村はキッパリこう言いました。でも君はやってのけた。すごいよ。本当にすごい!ありがとう!!


多分、生まれて初めて自分が積極的に誰かを助けたことを褒められた弥生の、今にも泣き出しそうなほどに感動した表情が実に印象的でした瀧本美織がいいなあ。これで、弥生の変わらぬ日常にまで鮮やかな色付けがなされたように感じました


そして、ついに藤堂が病院を去る日がやってきました。藤堂は皆に自分が看護師であることを忘れぬよう言い残していきます。もし迷うことがあったら、患者さんのためにどうすべきか考えなさい。それが看護師の務めだから。


藤堂が来た頃とはうって変わってきびきびと働く看護師たちが実に頼もしかったですね。藤堂は弥生だけじゃなく、皆の心もすっかり変えてしまったのです


その後、手術が間近に迫っていた木村がとんでもないことを言い出しました。執刀医を院長に変えてくれというのです


さすがに真実を伝えることができず、やんわり断ろうとした弥生のところへ、事務長の雅之もやってきて、事情を聴かせてほしいと語気を荒げました。木村はこれを弥生のみならず、執刀を予定していた医師にまで訴えたのだそうです。


すると木村は「金の卵」という言葉を知っているか?と言いだしました。


金の卵とは、日本の高度成長を支えた世代を指すそうで、木村や院長はそのひとりなのだそうです。私はそれを誇りに思ってきた、だから院長の気持ちがよく分かる


木村もまた定年退職した際、誰からも必要とされなくなった気がして落ち込んだことがあったそうです。そんな時に頼まれた小学校の登下校の見守りで、たくさんの人からかけられたありがとうという言葉は、木村を大いに勇気づけてくれたそうです。


だから院長にもまだまだ頑張ってほしい!


雅之は即答は控えましたが、熟慮の末、患者の意志を尊重することに決めたそうです。君が院長を助けてやってほしい。


大腸がんの手術で準看が執刀医を助ける~という設定はフィクションならではですね。案の定、院長は手術中、あらぬ血管を傷つけてしまったらしいのですが、これを弥生が「圧迫止血」と「血小板の輸血」を助言して、止血に1時間もかかったものの、何とか事なきを得たのだそうです。設定が無茶なんだから絶対に助かるはずだとは思いつつも、ここは本当にハラハラさせられてしまいましたありえんて(;´・ω・)


これを機に、今度こそ院長が引退を決意したようなのは何よりでした


でも、木村が「弥生がいなければ手術などしなかった」と言ったというのは紛れもなく本心だったでしょうし、そんな木村に、自分も九九を覚えるから、木村さんも頑張れと励ました弥生が、素晴らしい看護師であることは間違いないと断言できます。そんな弥生を木村が「見つけてくれて」本当に良かったとここは感慨しきりでした弥生が自信を持てて本当に良かった(;O;)


こうしてすっかり成長した弥生は、藤堂に会い、星見が丘病院に残る旨を伝えました。今ではそこが弥生のいる場所なのです。


また弥生が、今になってみて初めて、これまで自分が沢山の人に支えられてきたことを痛感したと語ったのも良かったですね


それを聞いた藤堂もまた弥生にこう言ってくれました。あなたの名~山本弥生という名はとても良い名前だ。3月に捨てられたのではなく、3月に拾われて、幸せになるようにとの祈りを込めて名付けられた名前だ、と


まさに、たとえ実際に輝いてはいても、強い光に邪魔されて見えない無数の星があるように、人は誰かに必ず見守られている、毎日生きているということ自体、決して自分だけの力ではない、誰かのおかげでつつがなく生きていけているのだという事実に気づき、日々感謝することができたら、どんなに満ち足りた人生を送ることができるでしょうかわたしをみつけてがなかなか良い


わたしをみつけて」」は全4回という短い中で、そんな当たり前だけどつい忘れてしまいがちなことを思い出させてくれたとっても素敵なドラマでした。他局と違い、視聴率を気にせずに済むNHKさんには今後も是非このような良作を期待したいです


 
これは小説も面白そうです


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わたしをみつけて あらすじと感想 第3話 いい子じゃなくてもいい

NHKドラマ10、【わたしをみつけて】の第3話は「いい子じゃなくてもいい」です。これまた何ともええ話でございましたね~。もはや弥生が他人とは思えなくなってしまっているおばさんです。以下簡単なネタバレのあらすじですわたしをみつけてのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


前回救急搬送されてきた早川京子(福田里加)は、院長から、またしても、虫垂炎だと診断されてしまいましたが、弥生は早川が盲腸よりもっと上を抑えていたことが気になってなりません。早速藤堂に連絡をしますが、藤堂は、

あなたが看護師として責任を持って診るように

と指示しました。大丈夫、あなたならできるから


そこで弥生はふと、幼い頃、同じ施設にいたらしい、たった一人の友達=花乃(宮城杏珠)の言葉を思い出します。花乃もよく弥生(田中里念)のことをそう言って励ましてくれたのだとか。弥生ちゃん、大丈夫だよ。弥生ちゃんならできるから


弥生は今回もまたオペ看として院長の手術に入りました。そこでまず弥生は、取り出された盲腸がちゃんと腫れていたのかをその目で確認しています。前回の楠のケースでは盲腸がキレイなままだったからです。


今回は確かに盲腸の炎症はひどかったようですが、翌日藤堂は、院長に直接弥生の疑問をぶつけてきました。早川京子さんの上部消化官に異常は認められませんか?


弥生もまた勇気をふるい、患者はみぞおちの辺りを抑えていた、と言い添えますが、院長はまったく聞く耳を持ちません。早川さんは蜂窩織炎性の虫垂炎だ。すべてキレイに切除した。君のいた県立病院では、医師ではなく看護師が診断を下すのか?


看護師は医師に従うものだと言われてしまったふたり~いい子じゃなかったと言われた弥生~一旦は大人しく引き下がりましたが、その後早川が、楠同様、再び胃の辺りを抑えて苦しみだします。一応はマニュアル通り痛み止めを打った弥生でしたが、どうしても気になってなりません弥生がんばれ!


この報告を受けた藤堂は即、早川を転院させようと言いだしました。さすがにためらった弥生は、その前にもう一度、院長に報告に行きますが、痛み止めを打ったら様子を見るのがフツーだと言い返されてしまいます


前回同じことで患者を死なせたのだから、本来なら、少なくとも自ら病室に足を運んで診察をするぐらいは当然だと思うんですが、それすらもしようとしないのです。まったくね~医者のくせに目をつぶっていれば病気が治る=不都合が消えるとでも思っているのでしょうか


こうして弥生はついに意を決して藤堂に協力を申し出ましたわたしをみつけて~の瀧本美織さんが実にいいなあ。あちこち電話をかけていた藤堂もまた、ようやく受け入れ先を見つけたようです


痛み止めを打ったというのに、苦しみ方がますますひどくなってきた早川を心配していた母親には、当直が専門外だから、他の病院に転院させると言い含め、二人は早速早川を担架で運び出しました。ここでちょうど院長も帰宅するところだったため、見つかるのではないかとひやひやさせられましたね~


が、何とかここは事なきを得、早川は無事に転院先で「上部消化管穿孔」との診断を下され、緊急手術が行われたそうです。あと少し遅かったら危なかったと聞いて、良かったと喜んだ弥生に、藤堂は、

あなたが見つけてあなたが救ったのよ!助けたのはあなたよ!

と言ってくれました。その言葉に心の底から嬉しそうに笑った弥生の笑顔がまだ脳裏に焼き付いていますわたしをみつけて~弥生と藤堂がハイタッチ♪(^^)/


やった!よくやった!!


その藤堂は今回弥生に自分が看護師になった理由を打ち明けています。藤堂は2歳の時に父親を亡くしたそうです。錯乱状態に陥ったため精神病院に入れられたその父親は、実は尿毒症を起こしていたそうです。その父が病院で残した日記には、病院関係者に言われた暴言がすべて綴られていたのだとか


中学になって初めてその日記を読み、そのあまりのひどさに憤慨した藤堂は、いつかきっと彼らをやっつけてやると復讐を誓ったそうです。が、次第にそれが虚しく思え、復讐よりも、父のように嫌な思いをする人を無くそうと考えるようになったのだそう。それで看護師を目指したものの、家が貧しかったため、まずは準看の資格を取った後、働きながら正看護師になったのだそうです


あなたも正看を目指してみたら?


今回の事で、自分にもできることがある、いい子じゃなくてもいいのだと自信を持った弥生が、今度は「夢」を持つのですねよかったね~弥生


残念ながら藤堂は、今回のことが明るみに出たことで退職を余儀なくされてしまいましたが、その後は以前働いていた県立病院に戻ることになるようです。藤堂は弥生も一緒に来るよう誘いましたが、弥生は木村が退院するまでは行けないと断りました。


それにここを辞めたら引っ越さなくちゃいけないんです


それがどうかしたの?とばかりに怪訝な顔をした藤堂に、弥生は初めて自分の過去を打ち明けました:


私は捨てられて施設で育ったから、保証人がいないんです。一度目は施設長にお願いしたけど、二度目は頼めないんです


ちょっと驚いたように、でもさもありなんと納得したような顔をした藤堂は、おもむろに「初めての点滴」について語り始めました。今では医師にさえ負けない藤堂が、最初の点滴では駆血帯を外すのを忘れ、血を逆流させたことがあるのだそうです。


これには大いに喜んでいた弥生に、藤堂はこう言ってくれました


良い笑顔ね。患者さんは、あなたのその笑顔で温かい気持ちになれると思う。あなたは看護師になってよかったのよ


もちろん、保証人も快く引き受けてくれます。その時の弥生の顔もまた実に印象的で、あの顔を見た時、弥生がこれまでどんな気持ちで生きてきたかが分かったような気がしましたそんなことさえ心配しなくちゃいかんかったのね


頑張ったね。あなたは自分で自分をちゃんと育てたのよ


一方、藤堂から、準看の弥生でさえ早川の異変に気づいたのに、院長は気づけず誤診をした、患者を救ったのはその準看だと指摘された院長は、息子の雅之からさえ、もはや命を託せないと言い渡されてしまいます


もう医者を辞めるべきだ


さすがの院長もこれは効いたらしく、是非手術をしてほしいと頼まれていた木村の手術も若手に譲ってしまったようです。木村は院長が手術しないことで大層落ち込んでいましたが、弥生はその肩に手を当てて木村を慰めました。大丈夫、私がついていますから


あなたの手は温かいなあ木村もイイ人~


木村は教育者ではなくて、スーパーの店員だったそうです。青森から集団就職で出てきて務めたそのスーパーで、30年勤続を称えて贈られた時計が、これまでの人生で唯一褒められた記念の品だと笑っていました。


木村からこの話を聞かされ、自分などより皆から命を託される院長は本当に素晴らしいと褒められて、その手術をも頼まれた院長は、どれほど自分を恥じ入ったことでしょう。


藤堂と言い、木村と言い、弥生は本当に実のある素晴らしい人々に出会うことができたのですね。木村を慰めている弥生の顔に確たる自信が見て取れたのも、深く心に残っています。


その木村のためにも毎日あのアパートを見張っていた弥生はある日、ついに虐待の場面に遭遇しました。アパートから子供の泣き声と物音がしたため、中の様子を伺っていたところ、男が怒ったように飛び出していきます


弥生がその後、恐る恐るアパートの中を覗いたところ、そこにいたのは、なんと同僚の看護師=神田恵美子(初音映莉子)だったのには驚きました。どうやら子どもの雄太だけじゃなく、恵美子もまたその男から暴力を振るわれていたようです


果たして弥生はこの問題にどう立ち向かうのでしょう?


わたしをみつけて」はいよいよ次回が最終回ですわたしをみつけて~最終回が楽しみ( *´艸`)


 
これは小説も面白そうです


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わたしをみつけて あらすじと感想 第2話 もう嘘はつかない

NHKドラマ10、【わたしをみつけて】の第2話は「もう嘘はつかない」です。これまた何とも優しくて素敵なエピソードでございましたわたしをみつけてのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ。以下簡単なネタバレのあらすじですネタバレですのでご注意を♪


肺炎で入院中の患者=シメの容体が急変しました。急ぎ家族が呼ばれますが、やってきたのはいつも来る娘だけで、シメがずっと会いたがっていた長男は顔すら見せません


お前じゃなくて武史を呼べ、武史、武史!!


娘はその武史にもちゃんと連絡をしたそうなのに、武史は忙しいから来れないと来るのを拒んだのだそうです。この状況を見るに見かねた藤堂は、懸命にシメに呼びかけました。


娘さんがいてくれてよかったですね!本当に親孝行な娘さんで幸せなお母さんですね!


それでも最後の最後まで武史の名を呼び続けたシメは、死ぬまで一度も娘の名を呼ばぬまま、この世を去ってしまいました実際酷い母親だよね~(;´・ω・)


そんな母を目の前にして涙もこぼせず立ち尽くしていたその娘に、藤堂はこう語りかけました。シメさんは、息子はきっと来ないだろうと言っていた、素直じゃないから言えないけれど、本当は娘が一番私のことを思ってくれている、と。やっぱり娘さんが一番なんですね


これを聞いた娘はやっと泣くことができました根岸季衣さん渾身の演技( `ー´)ノ


ふたりの様子を見守りながら、せめて娘さんの名前を呼んであげてほしい、そうでなければ、この娘さんは救われないと心配していた弥生は、思いもよらぬこの藤堂の振る舞いに反発します。弥生は、藤堂がその娘のためにをついたと知って、藤堂を激しく責めたのです。


母親からあんなにひどい扱いを受けたのに、そんな一言で彼女は救われたのでしょうか?必死に看病し続けたのに、最後までお前じゃないと言われ続け、名前すら呼んでもらえなかったのに!


弥生がシメの娘を思う気持ちは藤堂と同じなのに、否それ以上に強かったからこそ、つい思い入れが激しくなってしまったのでしょうか。


でもその娘が後に藤堂に会いに来て、藤堂の機転が正しかったことを証明してくれます


シメの娘の名前は「幸子」というそうです。幸子は、藤堂の言葉で、母との幸せな時間を思い出したと教えてくれました。昔はよく母とホットケーキを作って食べた、母は私に幸せになるよう願いを込めて「幸子」と名付けてくれた、それこそが、母がくれた最初の楽しい思い出だったのだ、と


藤堂の、何とかして幸子を慰めたいと思う気持ちで、幸子は確かに救われたのです。シメ自身、子だくさんの家に産まれ、すぐ上の姉が「トメ(留)」という名だったのに、そこへまた子どもが産まれたことから「シメ」(〆)と名付けられたのだそうです。もういらない、という意味の名をつけられたシメだからこそ、娘には幸子という素敵な名前を贈ったのですね


一方で、弥生自身も今回は「救われる」経験をしています。今回弥生は通勤の道すがら、ひとりの老人=菊地勇(古谷一行)に出会いました。


菊池は、いつも同じ道を通る弥生を目にしていたらしく、あることを弥生に打ち明けます。その道端に立つアパートの中から子どもの泣き声がするのだが、もしかしたら虐待が行われているのではないかというのです


一緒に耳を澄ましたものの、何も聞こえなかったことから弥生はその場を立ち去り、しばらく経つとすっかり忘れてしまっていたのが、その後今度はこの菊池が患者として弥生の病院に入院してきました。大腸がんの検査入院だそうです。


相手が以前会った人物だとは知らず挨拶にやってきた弥生を見た菊池は、すぐにそれが弥生だと気づき、それはそれは嬉しそうな顔をしました。よかった~何せ初めてのことだから、心細くてならなかった。君が担当なら心強いよ


たった一度会っただけの見知らぬ他人にこれほどまで親しげに振る舞う菊池には、普段からたくさんの友人知人がいたようです。昔は教師をしていたらしく、家族はもちろんのこと、その友人や教え子が入れ代わり立ち代わり菊池の見舞いにやってきました


入院とお葬式は人生の総決算だから。これまでやってきたことが全部でる


病によっては一概にそうは言えんと思いますけど、その藤堂の言葉からも、菊池は人望厚い人間だということが偲ばれましたが、弥生自身はまたしても菊池を藤堂同様、苦手な人間だと感じたようです。というのは、菊池が弥生に、例のアパートを見に行ってほしいと頼んだからです。


あの子は菊池さんに気遣われている。私にはそんな人いなかった。誰も私を見つけてはくれなかった


弥生はそのアパートの前を通りながら、耳を澄ますこともせず通り過ぎてしまいましたが、菊池には何もなかったと嘘をつきました。それが弥生なりに身に着けてきた処世術だったのです。


その後そんな弥生自身が「気遣われる時」がやってきました。菊池が弥生の秘密を知ってしまったのです。


弥生は養護施設で育ったため、九九を習わずに育ったそうです。弥生が小学校に入った時には既に皆「九九」を覚えた後だったため、弥生は九九ができないと言えず、自己流でこれを足し算で補っていたようです


菊池の孫との会話でこれに気づいた菊池は、その後、大腸がんとの診断を受け、その告知は穏やかに受け入れたものの、就寝時間が来ても眠らずに何かを書いていたようです。


引き継ぎの看護師からこれを聞かされた弥生が翌日菊池の病室に立ち寄ると、菊池はなんと弥生のために「ひらがな」で九九を綴ってくれていました


いいんちがいち、いんにがに、いんさんがさん、九九はこうして覚えるしかないんだよ。君は九九を習わなかったんだね?君はたくさん努力して看護師になったんだね


メモ用紙にびっしりと書き込まれた九九を見て思わず涙を流した弥生が瀧本美織さんもいい女優さんだなあ、自分が泣いていることにも気づかなかったのを見た菊池が、長い事泣いてなかったのかい?と尋ねたシーンは、思わずもらい泣きしてしまいました。弥生もまた一旦出た涙が滂沱と流れるのを止めることができませんわたしをみつけての弥生が可哀想でならんかった


その後弥生は、きっと他には誰にも語ったことがないだろう自分の身の上を菊池に明かしました。これを黙って聞いていた菊池は、弥生が、相手が患者だということを思い出し慌てて立ち去ろうとすると、自分の故郷について語りだします。菊池は青森の出身だそうです。


私はね、山本さん。世の中には見なくてもいいものもあると思うんだ。何もかもすっかり覆ってしまう津軽の雪みたいに、過去も覆ってしまえばいい。見なくていい過去だってある。それよりも君にはまだまだ未来があるんだから過去の事は忘れなさい


そう励ましてくれた菊池が書いてくれた九九は、これからきっと弥生のお守りになってくれるに違いありませんわたしをみつけてが良いドラマです


そうして弥生は翌日から真剣にあのアパートの様子を窺うようになりました。もう二度と菊池さんに嘘をつきたくない!弥生はそう思ったのだそうです。誰かに見つけてほしい人がいるなら、今度は私が見つけてあげたい。この辺は実に素敵な「優しさの伝播」ですね良い人に巡り合えて良かったね~弥生


どうやらそこで虐待が行われているのは確からしいですが、弥生はまだそれには気づいておりません。


また病院では、再び院長が診断ミスを犯します。どう見ても胃の辺りを抑えて激しい腹痛を訴えていた患者のレントゲンを見た院長は、一応、

「フリーエアは無い」

と確認した上で、虫垂炎だからオペをする!と言い放ったのです


このままではまたしても第二の楠山を出してしまう!弥生の脳裏には、もうすぐサボテンの花が咲くのだと嬉しそうにしていた楠山の顔がよぎったに違いありません


弥生はすぐに藤堂に電話しました。すぐにこちらに来てください!!


でも予告では、どうやらその藤堂が解雇されてしまうようです


せっかく「星が見える丘」という意味で名付けられた地区にある「星美ヶ丘病院」なのに、団地ができた途端に星が見えなくなったのと同様、今や買収の話も出ているとかで、すっかり暗雲が立ち込めているようです。血が苦手なばかりに医大をドロップアウトしたという院長の息子の雅之が、力になってくれるとよいのですが。


わたしをみつけて」は続きもとっても楽しみですねわたしをみつけてが楽しみ(^◇^)


 
これは小説も面白そうです


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わたしをみつけて あらすじと感想 第1話 ずっと、泣きたかった

昨晩から始まったNHKドラマ10、【わたしをみつけて】を見始めました。全4回というのが惜しいと今から思ってしまうほど、なかなか見ごたえのあるドラマでしたね


原作は中脇初枝氏による同名小説「わたしをみつけて」だそうですが、どうやら同氏の「きみはいい子」も関連しているようです。前者が後者の続編なのかもしれません。


以下、登場人物の紹介をメインにした簡単なネタバレのあらすじをまとめましたわたしをみつけてのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ。まだご覧になってない方で興味がおありの方は、翌週の深夜に再放送があるそうですのでどうぞご利用くださいませ


主人公は星美ヶ丘病院に勤務する准看護婦の山本弥生(瀧本美織)。弥生はどうやら孤児だったらしく、産まれた直後に捨てられていたのを、拾われた区長の苗字「山本」と、その時期が3月だったことから「弥生」と名付けられたのだそうです


幼い頃から「いい子」にしていれば置いてもらえる=居場所ができると学んだ弥生は、ここ、星美ヶ丘病院に勤めてからも「いい子」でいるよう努めていました。目立ち過ぎず、そこそこ仕事をこなし、誰からも嫌われることの無いよう、淡々と日々を過ごしてきました。毎日が家と病院との往復で、立ち寄る店(お豆腐屋さん)もほぼ決まっていたようです。


弥生は、それが自分に与えられた人生であり生き方であると信じて疑わないようでしたが、そんな弥生が病院で唯一困っていたのは、患者さんが亡くなった時のことです


準看の弥生は、遺体の清拭やお化粧を行うのですが、同僚は患者や家族に同情して涙を流したりするのに、弥生にはそれができません。弥生には親身に思ったり思ってくれる身内が存在しないからです


それを除けばまずまずうまくやっていた弥生の前に、彼女の価値観を大きく変える人物が現れました。それは、新しく赴任してきた看護師長の藤堂優子(鈴木保奈美)です。優子は県立病院の師長も務めていたほどの人物で、救急看護認定看護師と緩和ケアの認定看護師の資格も持っているそうです


いつも通り、おしゃべりに花を咲かせていた看護師たちは、着任早々の優子にガツンと叱られてしまいました。ここは休憩室かしら?


患者のバイタルの記録を手の甲に書いていた看護師は、患者の命に係わるデータだという自覚が足りないと指摘され、ただ一人、手に書かないで全て記憶するという、これまでは皆の尊敬の対象になっていた弥生もまた、きちんと紙に記録するよう命じられてしまいます。あなたのその才能を何かに生かせるといいわね。


「私、この人苦手だわ


心の中でそうつぶやいた弥生でしたが、優子の仕事に対する姿勢には圧倒されてしまいます。優子はまだ赴任したばかりだというのに、ほぼすべての患者のカルテに目を通したらしく、そのデータを基に、患者たちの心を苦もなく開いてしまったからです


リハビリを嫌がる高齢の男性患者の坂本(佐川満男)には、坂本がリハビリを嫌がる理由を素早く見て取り、それを逆手に利用します。坂本は大工の棟梁として一線で働いていたのに、入院などしたばかりに、まだ年若い理学療法士があれこれ指図されるのが我慢ならなかったのです。


まだまだ若い者には負けないところを是非見せてやってください


おばさんが見る限りにおいては、優子の人心掌握術はかなりのものであり、図々しさなどちっとも感じませんでしたけれど、弥生には、

「他人の心にずかずかと入り込む

と思えたようです。入ってはいけないところとそうではないところ、むしろ患者が入ってきてほしい部分を見極めて、上手に接しているように見えましたけどね。弥生にはその区別がつかないのかもしれません。


認知症の母=一宮シメ(佐々木すみ江)と、彼女を見舞いに来る娘(根岸希衣)のケースにおいては、どうやらその娘がシメの脛をひねっているような痕も見られたのに、それはあくまでも「親子の問題」だからと弥生は見て見ぬふりをしていたそうです。優子は、どうして娘さんの話を聞いてあげないのか、それもまた看護師の仕事だ、と諭します。


ここは確かにそこまでケアしてくれたら患者としては嬉しい限りですが、それでは看護師の負担が大きくなりすぎるのではないか、と余計な心配をしてしまいます。実際に、とてもお世話になった素晴らしい師長さんを早くに亡くした経験があるからです。退院してからずっと欠かさず出していた年賀状に対する喪中の知らせを受け取った時、心底驚く一方で、あの方ならストレスが溜まって当然だ、とつくづく残念に思ったことが記憶に新しいからです


それでも、年若い弥生が、既に人生を悟ったかのように「冷めて」生きているのを見るのもまたやるせないものです。おそらくは優子もそう感じているのでしょう。


その上弥生は、医療に携わる者として許されない過ちに手を貸してしまいます。それは、星美ヶ丘病院の院長である後藤啓一郎(本田博太郎)が手術した虫垂炎の患者の楠山が、手術後容体が急変し、あっけなく亡くなってしまったことがきっかけでした


原因は、後藤院長の診断ミスでした。院長は楠山の症状を、化膿性虫垂炎で虫垂穿孔による腹膜炎と診断したようですが、優子が亡くなった楠山のレントゲンを改めて確認したところ、横隔膜にフリーエアの影が見られたことから、優子はこれが虫垂穿孔ではなく、もっと上部の十二指腸や胃に穴が開いての腹膜炎だったのではないかと推察します


優子が実際にオペ看をした弥生に、虫垂の状態はどうだったか、患者が痛がっていた場所は、本当に虫垂のある下腹部だったのか、と問いただすと、弥生は、虫垂は腫れておらずキレイだったこと、楠山が痛がっていたのは確かに上の方だったことを思い出しました


あなた何を見てきたの?


病院を自分の「居場所」と捉え、与えられた仕事をこなしていればよいと考えていた弥生と

病院は人が生きたいと心から願ってくる場所だからちゃんとしたところでなければならない、患者も家族も嫌な思いをしないよう、治療に専念できるように役に立ちたい

と心底そう願っている優子では、意識の持ちようがまるで違いますものね。院長のオペを準看に見張れというのも酷な気はしますが、優子が言いたかったのは「意識の問題なのでしょう。


ここまではまだ、弥生に同情する余地もあったのですが、問題はこの後です。弥生は、優子の追及を恐れた院長から、楠山の家族が説明を聞きにくる間、優子を足止めするよう命じられます。


「きみはいい子だから分かるね


優子が院長室に行こうとしたところを、他の患者のカルテが無いと言いだして止めた弥生ですが、それを優子に知られてしまいます。


院長はここでずっと働いてほしいと言いました。その期待に応えたいと思います。この病院が私を必要としてくれたから


優子は、そんな弥生を「可哀想だ」と言いましたが、きっとこの優子なら、弥生を今いる生き地獄から引っ張り上げてくれると期待したいところですわたしをみつけての鈴木保奈美がなかなかイイ♪。泣きたい時に泣いても、いい子じゃなくても、人は愛し愛されるのだということを、優子なら弥生に気づかせてあげられそうです


呼び出しがあっても病院に戻らず、自分のミスをこともなく隠蔽した院長はまったく話になりませんでしたが、どうやら医者になり損ねたらしい息子の雅之(溝端淳平)は、休職中だった優子を引っ張ってきたくらいですから、真剣に病院の将来を見据えて頑張ろうとしていたようなのは好もしかったですよね。いっそあの院長には引退してもらって、新しく優秀な医者を呼べんかしらね


わたしをみつけて」は続きもとっても楽しみですわたしをみつけてが面白そう♪


 
これは小説も面白そうです


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こん

海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

ドラマは大好きですが、演じている俳優(一部例外あり)などドラマの内容以外にはほとんど興味がありません。あしからずご了承ください。ちなみに~しつこくされればされるほど嫌になる射手座の女でございます(笑

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ねこ時計

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おばさんのangel(みぃ)

可愛い可愛いアタイの天使いつまでもいつまでも一緒だよ
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