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「師任堂(サイムダン)」のレビュー一覧

師任堂(サイムダン) あらすじと感想、登場人物一覧(全44話)

師任堂(サイムダン)色の日記(全44話)

  • 分類: 韓国ドラマ
  • 制作: 韓国SBS
  • 演出: ユン・サンホ(「アンニョン!コ・ボンシルさん」「タムナ」「百年の花嫁」ほか)
  • 脚本: パク・ウンリョン(「アンニョン!コ・ボンシルさん」ほか)
  • 出演: イ・ヨンエ(「宮廷女官チャングムの誓い」「親切なクムジャさん」ほか)、ソン・スンホン(「エデンの東」「Dr.JIN」「夏の香り」「秋の童話」他)、オ・ユナ(「風の国」「お金の化身」「恋愛時代」ほか)
  • お気に入り度: 5点満点文句なし!!
  • お勧めキャラ: 内禁衛将(パク・ジョンハク~校尉@海神)/イ・フ(ユン・ジュンソン)/コン氏(パク・ジュンミョン)
  • 放送局: BSフジ
  • 公式サイト: 師任堂(サイムダン)色の日記
  • 放送日: 2017日年8月12日~
  • DVD:   

イ・ヨンエさん主演の【師任堂(サイムダン)色の日記】、試聴後すぐにあらすじリストを作り始めたのですけどなかなか忙しくて時間が取れず、すっかり遅くなってしまいましたが、ようやくなんとか形にすることができました


これは本当に素晴らしいドラマでしたよね~。時代劇としては中宗の治世について、同じイ・ヨンエさん主演の「宮廷女官チャングムの誓い」とはまた異なった視点で見ることができましたし、これまでまったく知らなかった申師任堂(シン・サイムダン)という偉大な女性に付いても知ることができました


また愛情面では、サイムダンとギョムという男女の、でも凛として爽やかな恋愛のみならず、夫のウォンスや子どもたちという家族の心温まる交流、そして住む場所もなく彷徨っていた流民たちと育んだ友情が実に細やかで温かく、毎回必ずといっていいほど感動させられました師任堂は本当に素敵なドラマだった( *´艸`)


それに、これがまたこの師任堂の大きな見どころだったと思われますが、朝鮮時代の華やかな様式やイタリアの美しい景色のみならず、服装から家の中の細々とした装飾に至るまでが実に美しくしっとりと趣深く描かれていたのが印象的でした。そしてその美しさはサイムダンの心根の美しさを反映しているかのようにも思えましたあらすじ書くのも楽しかった♪


このドラマは、現代と朝鮮時代を交互に映しながら、その双方に生きる人々をうまくリンクさせて描いているのですが、そこで「二役」を使っていたのがまた効果的でしたよね。主人公を演じたイ・ヨンエさんやソン・スンホンさんはもとより、端役を演じた方々もあちこちに顔を覗かせていたのがまた実に楽しかった


最近は以前ほどドラマ視聴に時間を割けないおばさんですが、このドラマに関しては、時間の許す限り目いっぱい、そして暑苦しく語っていたかったです。久しぶりに、書くこと自体が本当に心の底から楽しかった。ちなみに今はその反動で、なかなか韓ドラにのめり込むことができずにいるほどです。


とはいえ、人にはそれぞれ好みがありますからね、万人が気に入るというものでもないでしょうが、もし機会があったら是非ご覧いただけましたら嬉しいです。本来は全30話のところを44話まで引き延ばして「完全版」(ノーカット)放送に踏み切ってくださったBSフジさんには心から感謝したいです


では以下、あらすじと感想の一覧と登場人物のリストです。各話ごとには語れませんでしたが、大方の内容は網羅したつもりです。既にご覧になった方も、あれこれ思い出しながら眺めて頂ければ幸いに存じます。また登場人物に関しては多少のネタバレになることもございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願い申し上げます


【あらすじと感想】


師任堂(サイムダン)を見始めました-第1話 あらすじと感想


第2&3話 イ・ギョムとの出会い


第4~6話 雲平寺の悲劇


第7~9話 寿進房日記


第10&11話 比翼堂


第12~14話 紙づくり


第15~17話 雲平寺の記憶


第18&19話 償い


第20~22話 20年の時を経て


第23&24話 対決


第25~27話 敗北


第28&29話 高麗紙の秘法


第30&31話 韓服を着た男


第32~34話 再会


第35~37話 御真画師


第38&39話 卑劣漢~汝の名は中宗!


第40~42話 奇跡


第43話 内禁衛将無念!


師任堂(サイムダン)最終回 あらすじと感想 今も夢の中に



【登場人物とキャスト】


<朝鮮時代/現代


《メインキャラ》


シン・サイムダン、申氏・師任堂ソ・ジユン(イ・ヨンエ):
朝鮮時代の女流画家/韓国大学韓国美術科の非常勤講師
※サイムダンとはあくまでも「号」で本名は不明だそうです


イ・ギョム、宜城君(ソン・スンホン):
貧乏王族。サイムダンの恋人


チェ氏、フィウムダン=ソクスン(オ・ユナ):
宿屋の娘。ミン・チヒョンの妻


ミン・チヒョン刑事(チェ・チョロ):
平昌の県令/ジョンハクを逮捕しに来る


中宗ミン・ジョンハク(チェ・ジョンファン):
第11代国王/韓国大学韓国美術科の教授。ジユンの上司


若き日のギョムハン・サンヒョン(ヤン・セジョン):
ジユンの後輩、韓国大学院生


チョン・ミンソク(イ・ヘヨン):
ジユンの夫


チョン・ウンス(イ・テウ):
ジユンとミンソクの息子


世子RADEのスタッフ(ノ・ヨンハク):
後の仁宗


シン・ミョンファ(チェ・イルファ):
サイムダンの父。士林派でありながらも己卯士禍には加わらずに官職から身を引いた忠臣


龍仁イ氏(イ・ギョンジン):
サイムダンの母


イ・ウォンス医師(ユン・ダフン):
サイムダンの夫/ジユンの蘇生を行う


内禁衛将刑事(?)(パク・ジョンハク):
中宗の護衛/ホ・ヨンドを逮捕


イ・フ旅人(ユン・ジョンソン)
ギョムの甥/イタリア行きの飛行機の乗客


イ氏(パン・ヒョジョン):
ギョムの大伯母。育ての母


イム・コッチョン~林巨正/喫茶店でジユンの美しさに驚いた男(ユ・ジョンヨン):
ギョムの弟分で山賊


領議政ホ・ヨンド(ソン・グィヒョン):
朝廷の重臣。反正功臣/ソンジングループ会長


廃妃シン氏(ユン・ソクファ):
中宗の最初の正室


ヒャン(チャン・ソギョン)
サイムダンの家の下女


キム・ジョンヒ(キム・ヘスク):
ミンソクの母。ジユンの姑


ソン・ミギョン(キム・ミギョン):
ソンギャラリーの館長、ヨンドの妻


ナム助手(キム・ヨンジュン)
ミョンハクの助手
ムン助手流民(キム・ホンギョ)
ミョンハクの助手


ペク・インゴル医者(ソンミン):
中部学堂の教官/ジョンヒの主治医


イ・モンリョン(ホン・ソクチョン):
比翼堂のメンバー。ギョムの大ファン


ソ・セヤン医者(キム・ジングン):
ギョムの兄貴分/ウンスの主治医


マンドゥク韓国美術協会の会長(ウ・ヒョン):
紙づくりの職人


流民ヘジョンの夫(パク・ノシク)


クォン氏食堂の店長(キム・ミニ)
ウォンスの側女


《サイムダンの子どもたち》


イ・ソン(カン・スハン)


イ・メチャン(シン・スヨン)


イ・ヒョルリョン(チョン・ジュンウォン)


イ・ウ(イ・シフン)


《フィウムダンの子どもたち》


ミン・ジギュン(キム・テヨン)


ミン・ジソン(チェ・スンフン)


《その他》


ホン・ゲピルキム・ソヌ(キム・ジョンハク)
左議政/ミンソクの後輩


右議政(チョ・スンヨン)


雲平寺の住職(シン・チョルジン)


テゲ~退渓、イ・ファン(イ・ヘヨン):
比翼堂で夫婦診療をする学者。朝鮮朱子学における二大儒


貞順翁主(ジュヨン):
中宗の娘


ソ氏ウンスの同級生の母(チョン・スギョン):
姉母会の会員


タムジユンの家の近所のおばさん(ク・ヘリョン):
申家の下女/ジョンヒの天敵


アンナ(アンダ):
ミギョンとヨンドの娘


サイムダン(パク・ヘス):
少女時代


フィウムダン(ソクスン)(ユン・イェジュ):
少女時代


テリョン(ト・ミンヒョク)
コン氏の息子

師任堂(サイムダン)最終回 あらすじと感想 今も夢の中に

イ・ヨンエさん主演のドラマ、【師任堂】(サイムダン)もいよいよ最終回を迎えました。これがまたラストに相応しく、より一層美しい映像と台詞がちりばめられていましたねサイムダンが素晴らしかった(^^)/


いつもは録画した映像をCMを飛ばしながら見ているのですが、この最終回はCMが出てくる一瞬さえ鬱陶しくなってしまい、すべてのCMを消した上で、もう一度見直してしまいました。この録画は当分消せそうにありません。


では以下、師任堂サイムダン)最終回「今も夢の中に」のネタバレ感想文です師任堂、最終回のあらすじです♪


サイムダンの病は思いのほか深刻だったようです。


まずサイムダンはジギュンとその弟ジソン(チェ・スンフン)をフィウムダンの下へ送りだしました。食堂で働いていたフィウムダンは子どもたちとの再会を心から喜んでいたようです


次にサイムダンはウォンスに食事を用意し、これまでの態度を謝罪します。あなたも思えば気の毒な方だったのかもしれない。子供たちにとって素晴らしい父親だったあなたには感謝している


サイムダンとギョムを救うために選ばれた「できるだけ目立たない平凡な男」がウォンスだったのですものね。考えてみれば確かにひどい話ですが、そうでもなければウォンスがサイムダンのような優れた女性を妻に持てるはずもありません


ウォンスが涙をぽろぽろ流して食べたその食事が、サイムダン最後の手料理となりましたこれがウォンスに対する精いっぱいの愛情だったに違いありません


その後サイムダンは子どもたちを連れて海岸へと出かけていきます。そこでサイムダンは子どもたちに、ウォンスのことを理解してやってほしい、あなたたちにとってはとても良き父親だったことを思い出してほしいと伝えました。ここがまたサイムダンの素晴らしいところですよね


そこへウォンスがやってくると、子どもたちはようやく屈託が取れたかのように安心して父のもとに駈け寄りました。アボジっ!!


サイムダンはその光景を目にして笑みを浮かべながら、ひとり、彼らに背を向けて歩き出しました。その手には、子どもたちから贈られたナデシコの花を握っていたそうです


そしてサイムダンは帰らぬ人となりましたあの笑顔も忘れられない。過去より将来が明るいものだと教えてくれた母に感謝したメチャンから、私たちを置いてどこにも行くなと言われていたのに、ずっとそばにいると約束したのに、その約束が果たされることはなかったのです


子どもたちのために生きることを選んだサイムダンでしたが、その決意はサイムダンの身体にとって大きな負担となったに違いありません。もしくは、サイムダン(の魂)が愛するギョムの下へ行くにはもうその肉体が滅ぶしか他に道がなかったのかもしれません。もちろんサイムダンが望んで死を選んだ訳ではないでしょうが、心が、身体が、もはや耐えられなかったのだと思いますそうでもしなければギョムの下へ行けなかったのね(;´・ω・)


それに、子どもたちが立派に成長してホッとしたことも彼女の旅立ちを後押ししてくれたのでしょうし、楊柳紙所の人々が安心して「夢」を抱いて生き生きと暮らせるようになったことも大きかったことでしょう。


これでようやく自分も「夢」の中に飛び込んでいける宜城君の下へ行ける


あの笑顔にはそんな安堵が込められていたように思えてなりません判官夫人として死んだけれど、心はギョムの下へと飛んだに違いない( `ー´)ノ


一方のギョムはイタリアトスカーナで、一足先にサイムダンとの思い出の中で暮らしていました夢の中でサイムダンと暮らしていたギョム。サイムダンが、どこであろうとともにいると言ってくれた言葉が支えになっていたそうです。


今、私が見ている風景をそなたも見ているだろう。異国でもそなたに似た花が咲く。そなたの指先のように風がそよぐ。その風に耳を澄ませばそなたの声が聞こえるようだ。今確かに感じている。私の側に、そして胸の真ん中にそなたが息づいている。

そなたが私のいる場所であり、私の夢なのだ。

甘い真昼の夢のようにふたりの時は流れたが、まだ私は夢の中だ。故に思う。「月の昼寝」(Siesta De Luna)~そなたと私の夢はここに永遠に刻まれる。


ギョムは、金剛山でサイムダンが描いた「小さなふたり」にインスピレーションを得て、以前ジユンが訪ねた「Siesta De Lunaの縮小模型を彫っていたようです。それがあの建造物となったのですね~きっと


ギョムとサイムダンがイタリアで過ごす光景もまた美しかった。サイムダン自身の美しさもさることながら、ドラマの後半を通して見せてくれたあの韓服、チマとチョゴリの絶妙な色合いも本当に素晴らしくていつもため息をついていました淡く上品な色遣いに感心しきりでした


その後「その時」がやってきます。夢の中で生きていたはずのギョムにも、サイムダンの死は感じられたらしい~ある朝目覚めた際、血のようなワインが「寿進房日記」にこぼれていたのがその暗示だったようです


それからギョムが狂ったように、愛する人が見せてくれたあらゆる表情を思い出しながら描きあげたのがあの「美人画」だったのだそう。これを仕上げたギョムの絶叫がまた何とも切なくて胸を打ちました。このシーンを見るのは二度めですが、最初の頃とは思い入れがもう全く違いました


一方の現代は順風満帆だったようです。生活のために仕方なくセールスレディとなったジョンヒの売っていた化粧品は「サイムダン化粧品」という名前だそうで、ジョンヒはこの度トップセールスレディとして表彰されたそうです


またヘジョンはすっかり息の合ったコンビ?となったサンヒョンとその後も活動していたようです。そのほれ込みよう?は夫もジェラシーを感じるほどで??


そしてジユンは家族で師任堂の博物館を訪れていました。以前ウンスが祖父(チェ・ヨンミン)とナデシコのブレスレットを買った場所です


ちなみにそのブレスレットは、サイムダンからメチャンに「縁の贈り物」として譲られています。この周辺には「申師任堂・思母詩(母を思う詩)の碑」もあるそうで、この母への感情もジユンとサイムダンに共通していましたね。


気になっていたギョムとサイムダンの合作の山水画(金剛山図)もついに発見されました。作者は不明だがアン・ギョンに劣らぬ傑作だと大絶賛されていたようです。その絵には、あの「小さなふたり」と「目と翼を持つ比翼鳥」の完成した印が押されていたそうです


またジユンは鑑定家として精力的に働いているようでした。これは明確にはされませんでしたが、もしかしたらジユンはRADEのスタッフになったのかもしれませんね


再びボローニャに向った飛行機の中では、朝鮮時代のイ・フ(ユン・ジュンソン)に遭遇しています。フもまたコッチョン同様「美しい」としか言えないのがまた可笑しかった


そしてトスカーナで、ジユンはついに「RADEのボス」に遭遇しました。というよりボスの出したトスカーナの絵葉書がジユンを導いたようです:


彼女を再び魂宿る場所へ


もちろんボスは期待通りのソン・スンホンさんでしたし、そこには韓服を着たギョムやサイムダンも姿を現しました。


自身が写真家でもあるらしいボスはさすがにシャッターチャンスを逃さずに、こちらを振り返ったジユンを撮影しています。あの表情もまたギョムの描いた美人画に匹敵するほど美しかった


そしてラスト~ギョムとサイムダンがどこまでも続く並木道を歩いていた光景はこの先ずっと心に残るに違いありません師任堂はどこまでも美しいドラマでした♪


メインキャストのみならず、脇役の面々も朝鮮と現代で二役を演じられたのも楽しい演出でした。昨日のレビューにこっそり書き加えた(笑)チェ・チョロさん(チヒョン)とパク・ジョンハクさん(内禁衛将)の他には、ムン助手(キム・ホンギョ)も楊柳紙所にいたようです。他にもこれまでに見落としたキャストがいたら是非教えてくださいね~そのうちまた登場人物リストも作りたいと企んでいますので


また最後になりましたが、毎回足をお運びくださり、長々と暑苦しいあらすじをお読みくださいました皆々様には深く感謝申し上げます。Twitterや拍手でいつも気にかけてくださいました皆さまにもいつも感謝しておりました。なかなかお話しすることができずに申し訳ありません。是非またこのような素敵なドラマをご一緒できますよう心から願っておりまする。本当にありがとうございました


師任堂(サイムダン) 、色の日記 (上)師任堂(サイムダン) 、色の日記(下)
小説で読むのも悪くなさそう


  

師任堂(サイムダン)あらすじと感想 第43話 内禁衛将無念!

イ・ヨンエさん主演のドラマ、【師任堂】(サイムダン)もいよいよラストスパートです。これを書かずにいっそ最終回を見ようかとも思ったのですが、やっぱりもったいなくて(笑)断念しました。夜、ゆっくり味わおうと思います


以下43話「旅立ちの時」のネタバレです師任堂のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


流刑地、耽羅への道すがら、内禁衛将が休憩を申し出ました。ギョムは、既に自分を乗せた檻車が耽羅に向かっているのではないことに気づき、ここで私を殺すよう命じられたのか、と尋ねます。


内禁衛将が何も答えずにいると、そこにイム・コッチョンらが駆けつけてきました宜城君を救えっ!!。コッチョン率いる山賊はともかく、流民たちも何かしら武器になりそうなものを手に押しかけてきます。宜城君を助け出せっ!!ここがまた感動的だった( ;∀;)


すぐに役人たちが彼らを取り囲んだところで、内禁衛将が刀を納めるよう命じました。役人たちばかりか流民たちまでもが怪訝な顔をしていると、内禁衛将自ら颯爽と刀を抜いて、ギョムの乗った檻車の鍵を壊してくれます


何をしておる(=助けに来たのであろう?)


そう催促されたコッチョンたちやイ・フは、恐る恐る、でも急いで檻車に駈け寄り、ギョムを救い出しました


そうだ、ヒョンニムっ!!大丈夫ですかっ!!叔父上!!ナウリー!!


そのまま皆で逃げ出そうとしたところに内禁衛将が待ったをかけます。ギョムが後ろを振り返ると、内禁衛将は流民たちにこう言い含めました。お前たちはここで何も見ていない、また思い出してもならぬ、宜城君様は死んではならぬ方だ!


そのままギョムの前にひざまずき、道中の無事を願った内禁衛将は、かつて幼いギョムを救い出してくれた人物でもあったのだそうです。その頃からずっとギョムを守ってくれていたのですね~。きっと内心では、ギョムのような人物こそ王になるべきなのに、と忸怩たる思いだったに違いありません


でも「自分の主君は中宗」ということで、王命に逆らった内禁衛将は、自ら命を絶ちました


部下たちがこぞってその死を嘆き惜しんだだろうことは、中宗に真実が告げられなかったことからも明らかです。中宗には、檻車が崖から落ちたがギョムの遺体は見つからない、その近くで内禁衛将の遺体が見つかったとだけ報告されたのだそう。


中宗はそれ以上の追及をせず、この件を不問に付したそうです。おそらくは内禁衛将がギョムを助けたことぐらいは気づいていたものと思われます。自分の猜疑心によって最も忠実だった部下を失ったことにも気づかぬほど愚かではなかったと信じたいです。


その後ギョムはサイムダンに会い、最後の別れをして旅立っていきましたサイムダンはこれを別れとは考えていなかったようです。ギョムはそこでサイムダンに金剛山で彫った比翼鳥の印鑑を渡しています。そなたに出会えてまことに幸せだった


またサイムダンはギョムに、ナデシコの刺繍の入った巾着袋と着物に加え、自ら書き記した寿進房日記とジユンから渡された詩を贈ったようです


思えば宜城君さまのために衣を縫ったことがありません。これからのご健勝を祈りながら縫ってみました。どこにいても、あなた様が感じることを私も感じ、あなた様が見るものを私も見るでしょう。会えなくても別れではないことを信じています。永遠に。


手紙に綴ったその言葉を証明するかのように、コッチョンやフ、流民たちが口々に別れや感謝の言葉を口にしたのに対し、サイムダンは最初は船に背を向けて、その後は涙をたたえた目でじっと船を見つめていただけで、ずっと沈黙を通していました。これは決して別れではないからですまたその横顔が美しいことったら( *´艸`)


そのまま明に渡ったギョムは、おそらくは天竺でフランシスコ・ザビエルに会った後、イタリアのトスカーナに到着したようです。


一方現代では、ソン・ミギョン館長がついに真実を世に公表しました。ミギョンは以前ジユンから「名誉」について考えてみてほしいと言われ、その後は自分が死んだ後を考えるようになったのだとか


ミギョンはミョンハクが発見した金剛山図が贋作であることとともに、そのミョンハクと結託して不正融資を受けた夫のホ・ヨンドについても告発しました。ミンソクの無実も証明できて万々歳です。母が父を糾弾する姿を見た娘のアンナは母を尊敬していたようです。ジユンも意識を取り戻し、身体のみならず名誉も無事回復出来て何よりでした


~もしかして~ミョンハクが見つけた金剛山図がギョムとサイムダン合作の金剛山図、ギョムが庭に埋めたあの絵ってことはないんですかね


そして、ギョムが去った朝鮮で、サイムダンは、体調に不安を抱きつつも、再び平穏な日々を送っていたようです。弟ともにサイムダンに引き取られたジギュンあらためシジンは、ヒョルリョンとともに学業に励んでいたようでした。サイムダンはそんなジギュンに、どうやら母フィウムダンに会いに行くよう勧めていたようです


それ以外では、朝鮮時代のチヒョン(チェ・チョロ)が、ジョンハクを捕まえに来た刑事に扮して(笑)いたこと、そして、これはおばさんの見間違いかもしれませんけど、ホ・ヨンドを逮捕した刑事は内禁衛将(パク・ジョンハク)だったように見えたことも付け加えておきまする。パク・ジョンハクさんは時代劇でしか見たこと無い=ひげがない顔は見たことがないのと、ジョンハクさんにしては声がちと高すぎるようにも聞こえた()ので今一つ自信はありませんけど


あ~いよいよ今日で最終回ですね~。何とも名残惜しいですが、じっくり隅々まで味わわせていただく所存でおります師任堂はなかなかの傑作(^^)/


師任堂(サイムダン) 、色の日記 (上)師任堂(サイムダン) 、色の日記(下)
小説で読むのも悪くなさそう


  

師任堂(サイムダン)あらすじと感想 第40~42話 奇跡

イ・ヨンエさん主演のドラマ、【師任堂】(サイムダン)もやっと42話まで見終わりました。いよいよ終盤でますます盛り上がってまいりましたね~。以下早速ネタバレです師任堂のあらすじ感想行きますよ~(^^)/


夫のあまりの仕打ちに絶望して滂沱の涙を流すサイムダンにウォンスめっ!許さん、子どもたちは金剛山に行くよう勧めました。そこへやってきたコン氏も大いにこれを後押しします。あのドロボー猫は私が何とかして追い出すから!


サイムダンはこうして長年の夢だった金剛山へと赴きます。女人禁制ということでしたが、普通の女性には足を踏み入れることすらためらわれるような厳しい山道でも、サイムダンの表情は一歩踏み入れるごとに喜びに満ちていくかのようでしたまたその顔の美しいことったら♪


一方のギョムも後を追ってやってきます。幼い頃ふたりで、結婚したら必ずともに金剛山へ行こうとの誓いを守る時がついにやってきたのです。


先に腰を据えて絵を描いていたサイムダンが目前の雄大な景色に目をやるたびに、その先にはギョムがいたギョムが一生懸命登ってきてます(^^)/~でもサイムダンには見えない~というシーンがまた素敵でした。互いの目には見えずとも、いつもふたりは同じ空間にいて同じ夢を見ていたという象徴でしょうか運命の二人なんだす


そしてギョムはついにサイムダンの前に現れましたサイムダン!宜城君!。サイムダンは、中宗の怒りを買ったギョムの実を案じましたが、ギョムは案ずるには及ばないと答えます。少しだけ身を隠していればよいだけだから


それからふたりは3日間、ともに絵を描き続けたのだそうです。それは、これまで別々の人生を歩んできたふたりの時をすっかり塗り替えてしまうほど充実した時間だったに違いありませんあのまま時が止ればよかったのにね


その証にギョムはかつてサイムダンと約束した比翼鳥の印鑑をこっそり彫っていました。昔サイムダンがギョムに向かって、残りの半分はふたりの婚礼の日に彫ってほしいと願っていたからです。ということは、以前首からかけていたのはサイムダンが作った印鑑だったのですね~


でもサイムダンはギョムを置いて、ひとり山を下りて行ってしまいました。サイムダンには、あの可愛い可愛い子供たちを捨ててまで、ギョムの手を取る気にはなれなかったのだそうです。自分はどうなっても構わないが、子どもたちには「男と出奔した母の子という汚名を着せたくなかったに違いありません。何せ父親があんなんですから


山を下りる前、サイムダンが「月の昼寝」という言葉を口にしたのもまた象徴的でしたね。太陽は一日中眠って夜に起きだす月を恨めしく思っているが、暗い夜につきがひとりで闇に立ち向かい世を照らすことの辛さも知らずにいる。月はいつでも太陽に寄り添っているのに。


これは、少なくともこの時点では、ウォンスに対する恨み言のように聞こえましたが、ギョムはどう感じていたのでしょうか。「月の昼寝」といういかにもサイムダンらしい優しく趣のある表現を彼の地で使ったのはギョムに違いないのですが


またサイムダンが一枚だけ燃やさずに残していった絵にはほんの小さな「ふたりの後ろ姿が描かれていたそうです。金剛山という広大な自然の中で過ごした3日間の思い出を、あの小さな絵に込めたのがまたいかにもサイムダンらしかった。以前サイムダンが絵の中でネズミにスイカを食べさせていたシーンを思い出します。


サイムダンが残した手紙を読み、彼女がふたりで描いた絵をほとんどすべて燃してしまったのを見てすべてを悟ったギョムの慟哭がまた何とも切なかった。サイムダン!サイムダン!!私を置いていくのか!


血を吐くようなその叫びも、山を下りていくサイムダンの歩みをほんのひと時止めることしかできません


こうして家に戻ったサイムダンを愛する子どもたちが温かく出迎えました。サイムダンの顔に満面の笑みが広がるのを見ると、やはり彼女は子供たちの元に戻ってよかったのだと思わずにいられません。


が、この帰郷を知った「卑怯な中宗」は、早速サイムダンを囮に使ってきました。楊柳紙所で不正が行われていたとの言いがかりをつけて、サイムダンとその家族を軟禁してしまったのです


もはや生きる望みを失ったギョムは、やはり山を下りてきた後この話を耳にし、大伯母に会った後、自ら義禁府に出向いていきました。この大伯母のイ氏がギョムのために代わりに自分が死んでもいいと嘆く姿がまた何とも哀しかったですね。義禁府に出向くことはすなわち死を意味するからです。


人生は一度咲く花。天地は大きな木。しばし咲き、落ちたとて、悔しがることも怖れることもない。そなたが生を選んだように、私は死を受け入れる道を選んだ。この世に魂が来るのが生で、来たところへ戻りゆくのが死ならば、葉が落ちたとて嘆く必要はない。そなたを守るために私が選んだ道なのだ。


ギョムが、サイムダンと過ごした3日間が永遠にこの胸に残るのだと言いながら埋めたのはきっと、この手紙を添えた、ふたりで描いた金剛山図(プラス小さなふたり)なのでございましょうこの絵もいつか出てくるかな


イ・フもまた自分を可愛がってくれたギョムの決意を嘆きます


悔いはない。男らしく豪胆に生きただけだ


ギョムが自ら義禁府に赴いたと知った中宗は、内心悔しくてならなかったようです。中宗は、ギョムが惨めに命乞いをする姿が見たかったのに、ギョムは(やってもいない)罪を認め、自ら「死を賜りに来た」と明言したからです。


ギョムがしたのは「心の狭い王に代わって民を慈しみ、正義と芸術を愛し、人々から広く慕われたこと」だけなのに


ギョムは潔く刑に服す代わりに、サイムダンと家族だけは傷つけないでほしいと懇願しました。が、それすらも中宗にはギョムを傷つける手段としかなりません。おまえを死に追いやったとの罪悪感を抱きながら一生苦しむ道を与える。お前たちの生き死にを決められるのは王である余だけだ!


義禁府の外ではサイムダンが必死でギョムの無実を訴えています。宜城君!宜城君!!


外に出てきた中宗から、ギョムの耽羅への流刑と流刑先での賜死について聞かされたサイムダンは、絶望の淵に追いやられますアンデっ!


これが宜城君様の選んだ道なのですか!?死を選んだのですか!!死んではいけません!!


とめどなくあふれた涙は雨が隠してくれました。なんとか家に戻ってきたサイムダンを流民たちが出迎えます。彼らは、サイムダンとギョムを襲った理不尽な仕打ちに我慢がならず、せめてサイムダンの側にいたいと舞い戻ってきたのです。


奥様を置いてどこにも行けない。ここが俺たちの故郷だ!この流民たちがまた優しいんだ(´;ω;`)


ようやくサイムダンの顔に笑みが戻りました。サイムダンはこの身を引き裂かれるように辛い辛い出来事を寿進房日記に綴り始めます。


流れる歳月は罪なき者の死を急かすが、狭い部屋に座り、何もできずにいる。この悲しみは天にも届く。身を切る思いで、過ぎ去った記憶をたどり、記録しておこう。


現代でその部分を読んでいたジユンが、ふとあの詩のことを思い出しました。思い立ってこれを写し終えたジユンはあることに気づいたようです


その頃ジユンのもとには本物の金剛山図が戻っていました。ミン・ジョンハクのところのナム助手(キム・ヨンジュン)がついに改心して、本物を盗んできてくれたのです


本物が手元に戻ってきたことをRADEに知らせたジユンは、ジョンハクを挑発して理性を失わせる作戦に出ました


そして、ジョンハクが差し向けた暴力団まがいがジユンたちの隠れ家に押しかけるほんの少し前に「奇跡が起き始めます。寿進房日記に挟んであったハングルの詩の秘密にジユンがついに気づいたのです。詩の筆跡が自分のそれと同じだということに


思いもよらぬ発見に戸惑っていたジユンの目に、イタリアから持ち帰ったサイムダンの絵からその姿が消えかかっていたように見えました


ジユンは狂ったように叫びだし、近くにあったアジャスターケースを持って駆けだします。当然ヤツラはそれが本物の金剛山図だだと思い込み、ジユンの後を追いかけました。追いつめられたジユンはビルの屋上から転落してしまいます


それがタイムスリップのきっかけとなったようですサイムダンとジユンが出会いました(^^)/。ジユンはサイムダンに出会い、無事にギョムをイタリアに行かせることができたら、ギョムは天寿を全うできる、と伝えました。


ギョムがイタリアに行くためには、壬寅の年(1542年)の5月中に天竺に付く必要がある。そこで方済各(フランシスコ・ザビエル)という宣教師に会えばすべてがうまくいくはずだ


例のハングルの詩は、ジユンが自ら書いたのをサイムダンに渡したものだったのです


ジユンは、尻込みするサイムダンに、息子のウンスから贈られたナデシコのブレスレットを贈りました。大丈夫、あなたならできる。あなたの宜城君を救いたいという強い願いが私を引き寄せたのだから。皆の力を借りて


その頃ジユンは意識不明の重体らしく、懸命な蘇生術が施されていました。ほんの一瞬だけでしたが、ウォンス(ユン・ダフン)が医師として心マを頑張っていましたね。前世の罪滅ぼしでございましょうか


サイムダンはこうして立ち上がりました宜城君を慕う皆を一堂に会し、それぞれにできることで力を貸してほしいと訴えます


その上でサイムダンは世子とソ・セヤンのところにも足を運びました。世子には、父のミョンファが中宗から賜ってそのせいで殺されたあの詩の写しを渡して当時の事情を説明します。この世にあってはならぬものだから燃やしてください。


その世子の下には内禁衛将が来ていましたね。内禁衛将は、中宗からギョムを逃亡犯に仕立てて殺すよう命じられましたが、そんな王命にはパンデシ従わないことを信じて疑いません何せ「校慰キョウイ」@海神~だもの。その証拠に世子は既に中宗の企みを知っており、ギョム救出のために耽羅に向かっていたイム・コッチョンらに、ギョムの本当の行き先が校洞だと教えてくれていました


またセヤンには船の手配を頼んだようです。最初は渋っていたセヤンも、サイムダンの情熱に負けて承知してくれました。


サイムダンを船まで案内する人物を手配してくれたのはマンドゥクです。マンドゥクは、本来なら殺されていてもおかしくなかったのに今の自分があるのはサイムダンとギョムのおかげだと心から感謝していたのだそう。


王様はサイテー最悪だけど、朝鮮でサイムダンとギョムの気高く温かい人柄に救われてきた多くの人々の良心がこの奇跡をもたらしてくれたのだと思うと、ここは感無量でございました中宗だけが残念だ(;´・ω・)。ギョムの後を追いたいと出ていったモンチョンはギョムに再会できるのでしょうか。


~イム・コッチョンに対するギョムの変わらぬ友情を聞いた時、ふと、ギョムが昔のソクスン(フィウムダン)を救おうとしなかったのは、ソクスンが卑しい生まれだからではなく、あくまでも愛するサイムダンの事しか眼中になかったからだ、などと確信してしまいました


そして現代ではついにソン館長(ミギョン)が動き出すようです。予告では記者会見を開いて真相を明かしていたようですね


またミンソクも生きていてジユンの元に戻ってきました。病室を訪れてこっそり姿を消そうとしたミンソクを、目ざとく見つけて引き留めたのはヘジョンです。ま、実際に追いかけたのは身の軽いサンヒョンですが


ヘジョンは、ジユンがあんな時こそ家族に会いに行ってほしいと説得し、ミンソクをジョンヒとウンソの下へ送り届けました。ふたりが泣いて父の生還を喜ぶ姿を早くジユンに見せてあげたいものです。


最後にもう一つ~どうやら「何者」かがジユンの治療費や入院費用を先払いしてくれていたようです。後ろ姿しか見えませんでしたが、やっぱりあれはギョムですよね~きっと。やはりこれはパラレルワールドなのでしょうか


さ~て、泣いても笑っても残すところはあと2話です。続きが見たくてたまりません師任堂が面白すぎ( ;∀;)


師任堂(サイムダン) 、色の日記 (上)師任堂(サイムダン) 、色の日記(下)
小説で読むのも悪くなさそう


  

師任堂(サイムダン)あらすじと感想 第38&39話 卑劣漢~汝の名は中宗!

イ・ヨンエさん主演のドラマ、【師任堂】(サイムダン)もいよいよ39話まで来ました。も~怒りにぶるぶる震えそうでございましたikari。以下早速ネタバレです中宗、覚悟しいや!


領議政を初めとする重臣たちはこぞって座り込みを始めました。女人が御真影を描くなどもってのほか、このままでは国が亡びると騒ぎます。いっそ自分の首を斬ってくれ、という輩を斬っちまう君主はおらんのかしらねあ、それは燕山君ですわね(;´∀`)


これまでずっと重臣たちの顔色を伺って生きてきた中宗は、サイムダンが矢面に立たされているのが楽しくてならないようです。外での騒ぎをものともせずに、ただひたすら絵に集中し続けるサイムダンに、しつこく嫌みを言い続けました。怖くはないのか?


「飄風は朝を終えず、驟雨は日を終えず」と申します


つむじ風が朝の間中吹き続けることはないし、にわか雨が1日中振り続けることはないという老子の言葉だそうです。


老子を学んだ女人か~ギョムが惚れるわけだという中宗には、すべては運命だと受け入れたら何も怖くは無くなった、と答えました。必ずや御真影を描き上げます


その勇ましさはどこから来るのか、中宗があくまでも攻め続けると、サイムダンは、勇ましさではなく「母の心」だと返しました


中宗は待ってましたとばかりに斬りこんできます。民を子とすべき王の心は母の心と同じであろう?


つまり中宗は、腹を痛めて産んだ子供ばかりではなく、女人でありながら絵師となり、楊柳紙所で働く人々からも慕われているサイムダンを、自分の手ごわきライバルだとみなしているのです。も~この時点でみみっちすぎです


今この朝鮮で最も正してほしいことを申してみよ。


サイムダンは「夢を抱ける国にしてほしい」と答えました。暮らしが良くなるだろうという夢、努力すればよくなるという夢。女人や平民だという理由で夢さえも抱けぬなら、夜を怖れながら一生を過ごすのと同じだ。夜が怖くないのは、必ず朝が来ると皆知っているからだ


ここで「まさにその通り」と反省かつ精進できるような人間ならミョンファを殺してなどいないのですよね。ギョムとサイムダンの仲を引き裂いてなどいないのです


そのギョムもまた世子とともに若者たちから慕われています。御真影に関する決定も、相手がギョムだからと反論を我慢していた者も多かったようです。最後までお支えすべきだ我らが分裂してはいけない( `ー´)ノ


その声を聴きながら町に出た中宗は、楊柳紙所で働く人々が皆口々にサイムダンを称える声も耳にしました。奥様のおかげで今がある。王様にもできないことをやってのけた奥様が今、その王様の絵を描いている!


中宗は朝廷に姿を現し、しばらく世子に摂政を任せていたのを取りやめたと豪語し、世子に謹慎を命じました。そしてギョムにはサイムダンとともに御真影を描くよう命じます。ふたりに御真影を描かせた上で、その絵を皆に批判させ、ふたりとも処罰するつもりなのです。このやり方が実に姑息で嫌らしいですよねも~滅多切りにしてやりたい


それでも、ふたりが心を一つにして絵を描く時間を持てたのは嬉しかったですよね。国一番の絵師が描く対象が卑劣漢なのは悲しいけれど、ふたりが目指したのは、あくまでも「理想の王」の姿だったに違いありませんから。


練る間も惜しんで描き上げた絵は本当に素晴らしく、たとえ中宗がどんなに策を弄そうとも、その絵に一点のシミも付けることはできませんでした。中宗はあらかじめ手を回し、御真影を町中で披露する際に儒学者たちにふたりを罵倒するよう命じていたのですが、儒学者の批判は一般民衆の歓喜の声にかき消されてしまいます


素晴らしい絵だ!王様万歳(マンセー)!!


その声を聴いた世子がいかにも誇らしげに称えたのはサイムダンとギョムではなく中宗だったことも、劣等感の塊の中宗にとっては「敗北」以外の何物でもなかったに違いありません。民が王様の聖徳を称えているのです!


中宗はついにギョムとサイムダンを殺そうと決意しました。こっそりチヒョンを呼び寄せてふたりの暗殺を命じます。ついにこの日が来てしまったか~と言わんばかりの内禁衛将の憂い顔が忘れられません


同じ頃、やはりギョムを殺そうと企んでいたチヒョンはこの命令に狂喜し、早速サイムダンを拉致しました。


がここで、一方で少しずつ「良心」を取り戻してきたフィウムダンが、そのチヒョンを裏切りますフィウムダン、よくやった!(^^)/


フィウムダンは図画署に忍び込んで兵船図本を盗み出したものの、それをチヒョンに渡せずにいました。サイムダンとギョムがともに御真影を描いていた姿を見た時も、ギョムの隣にいるのは自分ではなくサイムダンなのだと、怒りよりも悲しみを覚えていたようですふたりの間に入り込もうとした自分が愚かだった


その後サイムダンが家に戻り、御真影を描き上げた祝いの場に「ジギュンの笑顔を見た時も、最初は怒ったものの、ジギュンから、自分の願いは家族一緒に食事をすることだと言われて愕然としていました


その様子を見たサイムダンは、仲の良い子供たちを見習って自分達ももう和解すべきだ、子どものことを第一に考えようと、フィウムダンの手を握って諭します。あなたも私も母親なのだからこれからは仲良くしていきましょう


その言葉に涙を流すフィウムダンの表情にはもはや憎しみも怒りもありません


そこへ聞かされたのがギョムたちを殺せという「王命」です。フィウムダンは、王様は恐ろしい人だから信用してはいけないと忠告しますが、チヒョンは聞く耳を持ちません。それどころか、フィウムダンが兵船図本を手に入れていたのにチヒョンに渡さなかったことを激しく咎めます。


フィウムダンは覚悟を決めてふたりを助けることにしましたサイムダンの誠意が通じたのね( ;∀;)。チヒョンが流刑になってからずっとフィウムダンと行動をともにしてきたホンも、その気持ちを理解してくれたのがまたよかった。ホンは、チヒョンがサイムダンのいないところにギョムを呼び出したことをこっそりフィウムダンに教えてくれたのです。


そうとも知らず、呼ばれた場所に駆けつけたギョムの相手はチヒョンと倭寇でした。孤軍奮闘していたギョムを助けてくれたのは内禁衛将です。世子が遣わした官軍も倭寇を蹴散らしてくれました


チヒョンは、内禁衛将に射られて死ぬ前に、ギョムとサイムダンを殺せと命じたのは中宗だと明かしました。サイムダンはフィウムダンが助けたとホンから聞いたギョムは、血だらけのまま宮殿に乗り込みます


私だけが味方だとおっしゃったのに!!どうして私を殺そうとしたのか!?


そんな正論が通じる相手ではないのですよね


この国の根源と君主の尊厳を守っただけだ!


中宗が振り下ろした剣を素手でむんずと掴んだギョムは「黙れ」と言い返しました。そんなものが無辜の民の命より大切か?


血だらけの剣を奪って中宗の首筋にあてたギョムを止めたのは世子でした。どうかそこまでにしてください!宜城君をお許しください!!


中宗はついにギョムを大逆罪人として手配しました。比翼堂は閉鎖され、楊柳紙所も没収されてしまいます。


一方のサイムダンは、これまたフィウムダンから連絡を受け、いち早く対策を取っていました。まずはジギュン兄弟を秘かに匿います。サイムダンが、物陰に隠れて息子を見守っていたフィウムダンに気づき、大丈夫だから安心するようにと頷いたシーンがまた良かったですよねこのシーンがまた素敵だった( ;∀;)。あんなことがなければ、ふたりは身分を越えた良き友人になっていたかもしれませんフィウムダンも無事逃げおおせてほしい


またサイムダンは、儲けが出たら皆で等しく山分けするという流民との約束を守って、彼らの故郷に土地を買い与えたそうです


それでも流民たちは、故郷へ帰る道すがら、やっぱり都に戻ろうかと迷っていたようですね。中でも大将はひとりだけ後で来ると言ってまだ追いついてなかったそうです。もしかしたら、サイムダンを守ろうと残っていたのかもしれません


そのサイムダンが家に帰ると、ウォンスがクォン氏を家に連れ込んでいました。子供たちの手前もあるのにああも図々しくなれるのだから、やっぱりこの男はダメなんだす。その子どもたちからもすっかり呆れられていたようです


予告によると、サイムダンはどうやら金剛山に向かうようでしたが?


さ~ていよいよ来週は最終週です。続きを見るのが心の底から待ち遠しいです


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師任堂(サイムダン)あらすじと感想 第35~37話 御真画師

イ・ヨンエさん主演のドラマ、【師任堂】(サイムダン)もようやく37話まで見終わりました。も~見どころ満載で本当に楽しいドラマですね。以下早速ネタバレです。


師任堂のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


今回の見どころはなんと言ってもサイムダンが「御真画師(オジンファサ)になったことです


~これは事実なのかな~と思ってググったところ、特にどこにも記載がなかったようなのでフィクションかもしれません。その際分かったのですが、息子のヒョルリョン(栗谷)は後に「東方の聖人」と呼ばれる朝鮮時代最高の儒学者となったのだそうです。なんだか自分のことのように嬉しいです。ちなみに彼は「5千ウォン」の肖像画だそうです~


これまた大好きだった「風の絵師」にも描かれていたように、本来御真画師は図画署に所属する最も優れた画師が描くもの、ましてや女人が王の肖像画を描くなどとはこの時代パンデシあり得ないことなのです


それがどうしてサイムダンが選ばれることになったのか~ここに至るまでの経過がまた実に感動的でした女性御真画師の誕生です(^^)/


世子は中宗の健康を祈願するため、御真影(ごしんえい~王の肖像画)を作ろうと思い立ちました。世子はその全権をギョムに与えます。ギョムはもう役人にはなりたくなかったのですが、朝廷の改革に向けて近くで自分を支えてほしいという世子の願いを断れず、図画署の提調という役職に就きました。


その手始めとして行ったのは図画署の画員を公募したこと。町に貼り出された貼り紙を見たメチャンは、男装してこっそり試験を受けに行きました。その腕はまさにサイムダン譲りのようで、ダントツの1位に選ばれましたが、隣にいた男の子に男装を見破られてしまいます


絵は一番だったのに、どうして女人ではいけないのですか!風の絵師のユンボクみたいでしたね~可愛くて( *´艸`)


その様子を見たギョムは、メッセンジャーのイ・フ()にサイムダン宛の手紙を託しました。力不足で願いを叶えてやれなかった。メチャンを慰めてやってくれ


サイムダンは泣きじゃくるメチャンに静かに言い聞かせました。いつかきっと夢が叶えられる時代がやってくる。その日のために、できる限りの努力をして未来につなげていかなくては


そんな日など来ないと嘆くメチャンが、幼き頃はともかく、今ではすっかりつつましやかになったサイムダンの背中を押します


一方ギョムは御真画師も公募することにしました。その貼り紙を見たサイムダンは娘のために、そして娘同様、女だからという理由で道を閉ざされている同性のために立ち上がります。早速選考基準となる4枚の絵を提出に出向きました圧倒的な実力を見せつけます( `ー´)ノ


その4枚は群を抜いて素晴らしく、まさに満場一致、文句なしで選ばれたにもかかわらず、作者名が公表された途端、その場は騒然としてしまいます。女人が御真画師となるなどとんでもないっ!!


もちろんギョムは大いに反論しました


あくまでも絵の才能で選ぶべきだ!(そのための公募ではないか?)その代わり、本来御真画師が受け取るべき恩恵~論功行賞などは一切与えないものとする。


それでもうるさい朝廷の重臣どもは、何とか世子が抑えました。この度の全権は宜城君に与えたのだから


楊柳紙所にギョムと役人が仰々しくやってきて「王命」を賜るよう命じると、皆が騒然としたのがまた楽しかったですね~。なんだなんだ何も悪いことはしてないぞ!それは昔の話でしょ( *´艸`)


サイムダンが御真画師に任命された時もまた自分の事のように嬉しかったですね~。もちろん、メチャンも大喜びです。メチャンは、天才と言われる母でさえこの国では認められない、と嘆いていたのですから。


ギョムがここで、以前買い戻してシャクヤクを書き足しておいた絵にこれまた実にひそやかに「蝶」が加えられていたのを見て(何も言わずに)ただ嬉しそうにしていたのも楽しかった。以前ギョムが、サイムダンの気持ちをはかりかねて、あれこれイ・フにこぼしていたのを思い出します


一方、自分が臥せっている間にギョムの横暴を許してしまったと不快感をあらわにした中宗は、御真影の制作現場に姿を現すと即、主管絵師たるサイムダン以外の面々に席を外すよう命じました。中宗は、サイムダンの父であり忠臣だったシン・ミョンファの死について、サイムダンが恨みに思っているのではないかと疑っていたようです。


サイムダンは中宗の意地悪な問いにも、父が生きていれば、自分が御真画師に選ばれたことを誇りに思い、最善を尽くすよう望むはずだといとも冷静に答え、今の中宗は健康上の理由で少し弱って見えるけれど、御真影は見た目だけではなく心も描き出すものだから、心身ともに生気溢れる王を描くと語りました


私は最善を尽くして任に当たり、「朝鮮の顏」を描き上げます王ですら踏み込めない気品だもの


さすがの中宗もここまで言われてはもう反論できません。その代わり、出来が悪かったら厳しく処罰するつもりのようです


そんな思惑など一切気にせず、一心不乱に絵に打ち込むサイムダンの横顔がまたチャングムを彷彿とさせホントにゼンゼン変わらない( *´艸`)、その美貌に「中宗」が良からぬ下心を抱くのではないかと、チャングムの誓いでのイム・ホさんを思いだしながら、要らぬ心配をしてしまったのはおばさんだけでございましょうか


一方、どんなに不出来ではあっても一応は宮廷勤めをしているウォンスは、サイムダンが食事もとらずに御真影制作に打ち込んでいることを聞きつけ、いそいそと差し入れを用意しました。とはいえ、宮廷で出される豪華な食事より、こういう時は熱々のソルロンタンが一番だ、といいながら、それをクォン氏の店から持ち出すところが、ウォンスの限界なのでござる


サイムダンは御真画師に応募する前、クォン氏にウォンスの肌着と手紙を届けたのだそうです。ウォンスはああ見えて肌が弱いので、特定の店の下着を着せてほしい。(大食漢なので)夜寝る前にも腹を空かせるから、夜食と水も欠かせない。そう言って好物や店の名前、湿疹ができた時の対処法も詳しく書き綴って教えたのだとか


クォン氏はあっけらかんとしてサイムダンを「ヒョンニム」(お義姉さん)などと呼び、サイムダンは気を遣わなくてもいい(=金だけ出してくれたらよい)下着なんぞ自分にも用意できるとあしらってしまいましたが、偶然これを目にしたウォンスはもうたまりません。滂沱の涙を流して妻の心遣いに感動します


でも、せっかく夜食を持ってきた時、今ではウォンスよりずっと近くにいてサイムダンを見守っていたギョムが既に食事を差し入れていました。食事を囲んだふたりが交わす笑顔に、ウォンスはまたしても黙って去るしかありませんウォンス、哀れvv


さて、現代では相変わらず苦戦を強いられています。ジユンとサンヒョンは「盗作」の濡れ衣を着せられ、ヘジョンは博物館を諭旨免職させられてしまいました。でも、いくら懲戒免職にする理由が見つからなかったとはいえ、本人の了承を得ずに「諭旨免職」にはできんはずですが


しばらく落ち込んでいたジユンは姑のジョンヒを励ますことで自らをも鼓舞し、再びミン・ジョンハクと戦うことを誓いますジユン、負けるな( `ー´)ノ。ジユンは、いままでの自分も、軽蔑するジョンハクと同じ人間だったことに気づいたそうです。絵は心で味わうものなのに、レッテルや価値ばかりを気にしていた


そのきっかけを作ってくれたのがRADEと息子のウンスです。RADEのブログにウンスの描いた絵が掲載されていたのだそうです。


そのRADEですが、今回ようやく正体が少し明かされました。今回ジユンに接触してきたのは、朝鮮時代の世子、ノ・ヨンハクさんのようですが、彼がRADEという訳ではなくて、RADEというのは「組織名」なのだそうです。ヨーロッパの贋作はヨーロッパのスタッフが、東洋の贋作は東洋人が調査することになっているのだとか


この彼が自分の上に「ボス」がいて、そのボスに(ジユンには)自分で会えばいいのに、と言っていたので、やはりボスはギョム(ソン・スンホン)なのかもしれませんね。楽しみ~RADEの正体はギョム?


ヨンハクさん演じるRADEスタッフ(名前が分からん)が働いていたカフェに、朝鮮時代のイム・コッチョンを演じているユ・ジョンヨンさんがいたのも楽しかったですね。それがRADEなのかとじっと見つめるジユンの姿に戸惑い、思わず、美しい、とつぶやいてしまっていました


~このイム・コッチョン、これまでずっとカタカナで見てきたので気づきませんでしたが、漢字の表記は「林巨正」だそうです。林巨正といえば、黄海道で反乱を起こした白丁出身の義賊として有名ですよね


また、朝鮮時代、紙ドロボーから裏切り者、そして今では流民のひとり?と所帯を持つに至ったらしいマンドゥクは協会長として登場しました。ヘジョンとサンヒョンはこの協会長にサイムダンの寿進房日記の鑑定を依頼しますが、案の定、この男にもジョンハクの息がかかっています。協会長はこれはただの小説だと言ってふたりをつき返しました


が、裏ではこっそり写真を撮ってジョンハクに届けています。ジョンハクは、嫌みな奴とは言えとりあえずは第一人者だけあって、これがサイムダン本人の書いた「雅な日記」であり、優れた「随筆」であることを一目で見抜きました。本物とこの日記があれば一躍時の人ですが、それには以前の金剛山図が贋作だと明かさねばなりません


最後はチヒョンとフィウムダンです。このふたりを訪ねて倭寇の頭がやってきました。今図画署で製作中の「兵船図本」を手に入れろと迫ります


国を裏切る行為にさすがのフィウムダンもためらいますが、チヒョンは二つ返事で引き受けました。このまま生きる屍でいるよりマシだ!


フィウムダンは仕方なく、貞順翁主の絵の師匠としての地位を利用して図画署を探り始めました。


その様子は提調のギョムがしっかり目にしています。今はまだ気づいていませんが、かねてよりコッチョンに命じてフィウムダンとチヒョンを見張らせていたギョムは、深夜に男が訪ねてきたとの報告を受けており、また自身も町中で倭寇を見かけていることから、早晩、この陰謀に気づくに違いありません


チヒョンやフィウムダンは自業自得だから仕方ないとして、息子のジギュンが可哀想ですよね。ジギュンは時々楊柳学堂を覗いてはヒョルリョンたちが生き生きと学び、将来の夢を語りあう姿を目にしていました。いまではあのテリョンでさえ、味覚を生かして「食の評論家」になると決めたのだそうです


寂しそうにしていたジギュンを目にしたサイムダンは彼を昼食に誘いました。裏庭で取れたナスが食べごろなのよ。


そこでサイムダンが長男ソンの作った包丁を褒めていたのを見たジギュンが、鍛冶職人になるのかと尋ねた表情がまた絶妙でしたね。ジギュンは、ああそうだ、欲しいものがあったら何でも作ってやるぞと誇らしそうに語るソンの姿に、学業だけがすべてではないのだとあらためて痛感していたようです。子どものありのままの姿を認めてくれる母(サイムダン)も羨ましかったのかもしれません


さ~てこれであらかた語ったかな


楽しんで見てきた師任堂サイムダン)も残すところあと7話だそうです。いったい最後はどうなるのか~1話1話大切に良く味わって見ていきたいですね


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