2018/05
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「グッドファイト(The Good Fight)」のレビュー一覧

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グッドファイト(The Good Fight) ネタバレと感想 第6~10(最終)話 面白かったよ~!

グッドファイト】も、あっという間に最終回の10話まで見終わってしまいました。最初は6&7でいったんまとめようと思ったのだけれど、結局あの人はどーするのかなーとついつい結果が気になって、妄想しまくりのまま10話まで突っ走ってしまった次第です。週一放送ならまだしも、見ようと思えばいつでも見れるっていうのが難点ですよね


と能書きはそれぐらいにして以下すぐにネタバレですグッドファイトのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


まずは最大の焦点であるポンジスキームについてですが、ヘンリーとレノアのリンデル夫妻は、最初から詐欺目的でこの財団を立ち上げたことが判明しました。弟のジャックスももちろん加担していたそうですが、彼だけではなく、他の顧客も皆(ダイアン除く)、何もかも承知して投資していたのだそうです。途中で疑いを抱いた組織や人物は皆買収して黙らせたそう


この財団の表向きの目的は、当時高校生だったマイアが憂えたアフリカの子どもたちの健康状態、特にマラリアに苦しむ子どもたちを助けるために「蚊帳」を贈るというものだったそうで、リンデル夫妻はこの財団をマイアに贈り、マイアも財団の発起人、理事の一人となったのだそうです。


この辺の事実は既にFBIによって暴き出されていたようで、マイアを任意で取り調べたマデリン・スターキー(Jane Lynch~スー@glee)は、言葉巧みに真実を引き出そうとしました。


その誘導でマイアは記憶を呼び覚まし、彼女自身、明確ではなかったものの、両親の行動に不信を抱いていたことも明らかになります。ちなみにレノアとジャックスは当時から不倫関係にあったようです


マイアはこの取り調べを受けるにあたって「連邦検事局」との契約を結び、免責が認められていましたが(queen for a day session)、偽証だけは例外だと最初に念を押されていました。が、両親の不正に気づいていたことを思い出したマイアは、どうしても真実を言うことができず、ルッカのアドバイスに従ってごまかそうとしたことが仇となってしまいます


その上、何もかも正直に話せば禁固10年にしてやるとの取引を断って自殺しようとしたヘンリーが、マヌケにも自殺に失敗したことで、今度は35年の求刑となると知らされて、すべてを捨てて逃亡しようと企てます。弁護士のルパート・レノックス(Scott Bryce)から、35年で取引すればマイアの起訴を免除すると聞いたにもかかわらず、です


大体、娘のボランティア精神を利用して金儲けを企むような親ですからね。ここは大体察しがつきましたよね。このオヤジは絶対にトンズラするに決まっている、とマイアが可哀想すぎ( ;∀;)


シーズン1最終回の10話(Chaos)はウィルバー・ディンコン司法次官補(Adam Heller)がマイアを逮捕しに来たところで終わっていますマイアを助けて!


ようやく仕事にも自信が出てきたマイアが、さあこれから頑張ろうとした矢先の出来事です。波乱続きの3ヶ月の後は退屈な3ヶ月になるはずだったのに、そうは行かないのがこのシリーズでございましょう。果たしてマイアを救う手立てはあるのでしょうか?


もちろん、ルッカやダイアン、そしてエイドリアンのいるレディック・ボーズマン・コルスタッドなら(シーズン2はここにロックハートも加わるでしょうか)、必ず道は開けるはずですね。とびっきり優秀な調査員予備軍=マリッサもおりますし。マリッサには是非カリンダをしのぐ調査員としてバリバリ活躍してほしいものですねマリッササイコー!(^^)/


それ以外では、ルッカとコリンの恋愛模様が切なかったですね~。以前のグッドワイフでは、たとえどんなに言い訳しても所詮は「不倫だったため、応援のしようがなかったけれど、このふたりには幸せになってほしかった


恋愛には純粋なコリンも、出世欲(野心)には負けてしまうのでしょうか。将来は政界に出るというコリンの噂を聞いたルッカが傷つく前に身を引こうとした気持ちもよく分かるし、プライドの高いコリンがそんなルッカに追いすがれない心境も、所詮はその程度なのねと思わずにいられないルッカの気持ちも手に取るように伝わってきてここは本当に悲しかったです


一方で、一時は離婚も考えた熟年カップルは、どうやら仲直りしたようです。カートはカージャックされた子どもを救おうとして負傷してしまったのですが、それを知ったダイアンは、またカートに惚れ直したようです。ここでもマリッサの援護射撃がナイスタイミングでしたね


Did you see him on YouTube? Very sexy video.
ユーチューブで彼を見た?とってもセクシーな動画よ


事故に遭う前入っていたカートの留守電はディナーへの誘いだったそうですが、忙しさに紛れて折り返せなかったダイアンの後悔たるやいかばかりだったことでしょう。若い恋人との浮気にはひどく傷ついたと念を押して戻ってきた(たぶん)ダイアンが、何とも愛しかったですね。また傷つけるようなことをしたらこのおばさんが許さんぞ!ちょん切ってやる!


また全体を通してのボーズマン事務所の反骨精神もまた実に好もしかった。第8話の「レディック対ボーズマン」(Reddick v Boseman)では、創立メンバーで今は引退したらしいカール・レディック(Louis Gossett Jr.)が登場し、エイドリアンは儲け主義で「心」を忘れている、と非難しますが、決してそうではありませんよね。エイドリアンの根っこには、紛れもなく弱者を守ろうという確固たる信念がある、でもそれには力=金も必要だ、というリアリストでもあるだけです。そこんところをバーバラがちゃんと評価しているのも実に素敵な関係です


ただそこでレディックが語ったこともまた事実ではないでしょうか。


That's the problem with the world today? You think the fights are different now. But you're wrong. They're exactly the same.
世界が変わっただと?昔と今の戦いは違うと思っているのか?それは間違いだ。今も全く変わっていない。


トランプというとんでもない大統領が現れて、社会、そして世界がますます混とんとしていく中(まさにChaos)、RBKのような事務所が存在してくれるのは心強い限りですね


また個々のケースに関しては、コリン・スウィーニー(第9話 罪の意識=Self Condemned)及び、これに似た異常キャラ(第6話 SNSと言論の自由=Social Media and Its Discontents)が登場したのにはちと辟易させられました。


特に後者のフェリックス・ステイプルズ(John Cameron Mitchell)には参りましたね~alt-right(オルタナ右翼)というそうですよ。SNSでの暴言にだけ着目すれば、顔と名前をさらしているだけ日本の匿名ネトウヨよりまだマシといえるでしょうし、「ママ」によく似たダイアンには弱いところなんざ、ちと可愛げがあったりしそうですが


このステイプルズの協力でふざけた「ビットコイン野郎ディラン・スタック(Jason Biggs)を逮捕できたわけですし


そして7話の「大陪審の裏で」の原題には久々に大笑いさせられました。だって「Not So Grand Juryですよ~。名前は「大(壮大な)陪審」だけど「not so grand」=言うほど大きくない=しょぼいってね。グッドワイフでもそのタイトルの付け方には毎回感心させられたものです。


もちろんエピソードそのものも楽しかったです。相変わらず無敵のエルズベスの魅力には判事のカイル・ギャロ(Kevin Pollak)もすっかり参っていましたね


Ma'am, you're an acquired taste, and I don't think I've acquired it yet, so shh.
あなたはなかなか魅力的だが、私がまだそれに慣れていない。だからシー。


以上です。


アメリカでは3月4日からシーズン2が始まるそうです。日本でも是非引き続きプライム配信していただきたいものですね。もしかしたら今グッドワイフを絶賛放送中らしいDlifeさんでもやってくれるかな~だといいな


混沌
グッドワイフファンもそうでない方も十分楽しめる質の高~い作品ですよん。リーガル物が好きな方には超おすすめ

グッドファイト(The Good Fight) あらすじと感想 第4&5話 突然の保釈

グッドファイト】の4話は「財産」、5話は「突然の保釈」です。原題はそれぞれ「Henceforth Known as Property」(その後は財産として認められる)と「Stoppable: Requiem for an Airdate」(放送中止可能: 放送日へのレクイエム)と、個々のケースに言及した副題となっています。


その個別のケースももちろんですが、やはり気になるのは邦題の「突然の保釈」が表すように、詐欺事件の真相ですよね。そこに「あの男」が絡んできたからますますきな臭くなってきました。以下2話分まとめたネタバレのあらすじですグッドファイトのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


RBKにマイク・クレスティーバがやってきました。クレスティーバがグッドワイフに初登場したのはシーズン3の19話「ブルーリボン委員会」で、次がシーズン4の州知事選です。クレスティーバはピーターのライバルでした


どちらにおいても腹黒で嫌~な男でやんしたが、この「グッドファイト」ではますますアップグレード(ダウングレード?)し、わが目わが耳を疑ってしまうほどの恥知らずとして登場します


どうやらクレスティーバは「警察による(黒人への)暴力事件」に対する(黒人からの)訴訟を減らそうと目論んでいるようで、この手の事件を数多く扱い、成果を挙げているRBKを標的にしようとしているようなのです。これまた大統領の影響でしょうか


RBKの弁護士たちがこぞって召喚されたことを受け、最初に大陪審に出席したダイアンはクレスティーバから「無いこと無いこと」難癖をつけられます。平然と嘘を並べ立てるクレスティーバには、ダイアンならずとも開いた口が塞がりませんでしたよねへ?あれでも弁護士???


とはいえ、ここはダイアンもちょいと脇が甘いですよね。あの男が胡散臭いと分かっていたら、ちゃんと会話を録音しておかなくちゃいけません


そこへ行くと、事の重大さを悟ったルッカがRBKの弁護士として依頼したエルズベスは、ちゃ~んとクレスティーバの暴言を録音していました


クレスティーバは違法な録音だから無効だとせせら笑いますが、ここで「ふふん、そうじゃないんだよ、明智君Yes, unless it's used to contradict a lie(^^)/と言っちまったのはおばさんだけではありませんよね。相手の嘘を否定するためには有効なのだそうです。あのエルズベスがそこまで計算してない訳が無いっちゅーの


When in trouble, hire Elsbeth.
困った時はエルズベスを雇え


アリシアはルッカにそう語っていたそうです


ちなみにルッカは今でもアリシアを唯一無二の親友だと思っているそうです。男は元々信じないから傷つかないけど、女性の友人を作るのには傷つくのが怖くてつい臆病になってしまうと語るルッカ。普段はクールなルッカのこういう繊細な一面がまた好きだなあ


エルズベスは、すべて自分に任せろ、1日あればよい(That's my problem. Just me. Let me see what I can do. Give me, uh one day)と約束したその言葉通り、あっという間にクレスティーバの目的を見抜きました。彼は、暴力事件もさることながら、リンデルのポンジ事件を探ろうとしていたのです


そこで、マイアが自分の弁護士のアイーシャ・マンシーニ(Chalia La Tour)の忠告を無視してこっそりヘンリーに面会し「セッ〇スリスト」を渡したことが問題となります。エルズベスの推理によると、クレスティーバは、マイアがヘンリーの共犯だとこじつけるつもりのようなのです。


If your dad asks anything more of you, Maia, I urge you to say no.
またお父さんから何か頼まれてもノーと言わなくちゃダメよ


ヘンリーがマイアをはめたとは思えませんから、ここはクレスティーバが一枚上手だったということでしょうか


マイアの元カレが、振られた腹いせに作ったボットもこれに拍車をかけました。クレスティーバがこれまた「無いこと無いこと」ツイートするその内容をネタにマイアを追い込もうとしたのもまた実に嫌らしかったですよね


でもエルズベスはもっともっと上を行くのは言うまでもありませんエルズベスは向かうところ敵なし(^^)/


彼女はちゃっかりクレスティーバの妻、ディアドラ(Kelli O'Hara)と仲良くなって家に乗り込み、ランチデートの約束まで取り付けました。どうやら書斎にまで入り込んだようですが、クレスティーバの憶測通り、盗聴器を仕掛けたかどうかまでは分かりません


いやいや面白くなってきましたね~。久しぶりにワクワクしてきましたグッドファイトが面白い(^^)/


以下は個々のケースのネタバレです


第4話ではRBKの古くからの顧客、ローラ・サラーノ(Prema Cruz)が、若い頃に売った卵子を取り戻したいと依頼してきました。最初の契約では、卵子提供後5年経ってもその卵子が使われずに残っていれば、それを「財産」として元の持ち主、つまりはローラに返すという内容だったそうです。


が、その卵子を売った先のクリニックは既に名前を変えていてローラの卵子は公的機関に売られていたことが判明しました。クリニックの院長がダイアンを患者だと思ってこう言ったのには苦笑しきりでござりました


I'm not sure how we can help you, Ms. Lockhart. At a certain age, fertility
お役に立てるかどうか自信がありません、ロックハートさん。ある一定の年齢を超えると妊娠は難しいのですが・・・


最初院長はしらばっくれようとしましたが、所詮は百戦錬磨のダイアンに勝てるはずもなく、あっさり卵子の販売先を喋らされてしまいます。ダイアンはルッカとともに早速その研究所へ急ぎました。


が、ローラの卵子は既に受精させられて着床を待つばかりだったため、ダイアンとルッカはこれを法廷に持ち込むことにしました。


卵子を買って受精したハイト夫妻の弁護士はアルマ・ホフ(Becky Ann Baker)です。ホフは車を例に挙げ、第三者に貸した車をその第三者が他の誰かに売った場合、車の所有者が戦うべきはその第三者であって車を買った人物ではないと主張しました。これを「innocent purchaser doctrine」(善意の買主の原則)というそうです。


最初ダイアンは、これは車ではなく受精卵=不謹慎だと反論しますが、担当判事のティモシー・スタネク(Peter Gerety)もまた同じ考えだと見抜くと、これを逆手に取ってきます


もし依頼人に車が盗まれたとして~そう言い始めた途端、驚いたことにホフもひどい譬えだといい、むろん、スタネク判事も、いかにも聞くに堪えない不謹慎だと言いながらも、これを認めてしまったのには苦笑いでしたね~。まったくやってくれますね、このスタッフは


これで負けたと思いきや、ダイアンが思わぬ奇襲に打って出ます。ダイアンは、ハイト夫妻が「着床」のために渡英するという点に着目しました


ハイト夫妻がローラの卵子を購入したのは、ハイト夫人に遺伝子的な欠陥があるためで(リー症候群)、医師はその欠陥を補うため、ハイト氏の精子とローラの卵子による欠陥の無い受精卵からその欠けた遺伝子を取り出して、ハイト夫妻の精子と卵子による受精卵に移植しようとしているのだそうです。おばさんの頭も8歳並ですが、多分これで合っていると思いまする


でも、この方法はアメリカでは未承認なため、渡英して着床に臨もうとしているのだとか。


ダイアンとルッカ、そしてバーバラが、RBKの事務所でホフを迎え撃った時の会話がまた可笑しかったですね~この3人、なかなかええわ~♪。彼らは「ヒト受精・発生学委員会」(The Human Fertilisation & Embryology Authority)にこの件を訴えたのだそうですが、「how?」と乗り込んできたホフにバーバラが、イギリスの国番号44をダイアルしてよ(We dialed 44 and then the number)、と答えたのには大笑いでした


イギリスの法律では卵子を750ポンド以上で売買するのは禁止されているそうです。ローラが売った金額は2万ドルだから「受精卵」はイギリスのは持ち込めないのだそう!


ダイアンが、どんどん昔のダイアンに戻っていくのが嬉しいですね~。最初は反目しあっていたかに見えたバーバラとも、女性同士、仕事と家庭、そして子どもを持つ持たないの選択を迫られた際の悩みを打ち明け合ったシーンもなかなかでした


ダイアンは、皆が思っているように子どもが欲しくないから仕事に生きたのではなく、欲しくても持つチャンスに恵まれなかったから仕事に打ち込んだと言わんばかりでしたが、バーバラには子どもがいるんだけど、それで幸せとは限らない、と言いたげでしたね。う~んなかなか深いわ~やっぱり単なるスピンオフで終わらせたくないですね、このドラマ


また5話は、またしても、そしていかにもさもありなんなトランプ大統領への皮肉満載なケースでした


「シカゴ」というテレビドラマの初回が、トランプ大統領の機嫌を損ねそうだという理由からお蔵入りとなったのに腹を立てたその作品の脚本家が、自分でこれをネットに流したのだそうです。テレビ局は、当然、契約を盾に著作権の侵害を訴えました。


ちなみに「当然」と書いたのは、素人のおばさんが見ても、これは「表現の自由」で勝てるケースではないように思われたからです。余談ですが、ジュリアス・ケインは既にここでも「トランプびいき=仲間外れ」の扱いを受けています


が、エンターテインメント業界への進出を狙っているエイドリアンは、何としてもこれをきっかけに事務所を売り込もうと賭けに打って出ました。そして結局、テレビ局はトランプ大統領のご機嫌伺いのために放送を中止したことが判明します「ツイッター好き」のトランプ大統領がテレビ局に対し、よくぞやったとツイートしたからです。つまりは「表現の自由」(First Amendment)の侵害が適用されるということです。


Congrats to Weintraub for standing up to another Hollywood crybaby. Time to look into who they hire to write.
ワイントローブ、もうひとりのハリウッドの泣く赤ん坊によく耐えた。脚本家を雇う時はよく調査しろ


字幕では~説明する時間がないから~crybabyを「グチ男」と訳してましたが、これは文字通り「泣いている赤ん坊」だと思われます。以前トランプ大統領が演説中、会場で赤ん坊が泣いた事件のパロディですよね。最初は「I love baby, don't worryと言っていたくせに最後には「Actually, I was only kidding, you can get the baby out of here~んな訳ねえだろ、ジョークに決まってる、早く連れ出せ」とつい本音が出ちまったあの事件


判事のトム・グラット(John Procaccino )もさぞかし頭が痛かったことでしょう


そしてここでもダイアンがやってのけます。ダイアンは、RBKを気に入ったと言って接触してきたニール・グロスをRBKのクライアントとして紹介する代わりに、出資金をチャムハムの顧問料から差し引いた上、自分をネームパートナーに昇格させるよう取引したのです


カートがダイアンに未練タラタラな理由、分かりますよね。ダイアンもまた嫌いで別れた訳じゃないので、デートもするし、ベッドもともにもするけれど、あくまでも対等な立場でいたいと、アパートを移るのならウチに来ればよいとのカートの誘いを断って思いついたこの駆け引きには大喜びでございました。それでこそ、おばさんが大好きだったダイアン・ロックハートです


あ~見ててよかった「グッドファイト。続きを見るのが楽しみでなりませぬグッドファイトが楽しみ( *´艸`)

グッドファイト(The Good Fight) あらすじと感想 第3話 疑惑のリスト

グッドファイト】の第3話は「疑惑のリスト」です。原題の「The Schtup List」は文字通り訳すと「セッ〇スリスト」となるようですが、これはマイアが叔父のジャックスのPCからダウンロードしたファイルのようです。名前と金額、それに何かの番号が記されていたようですね


こ~れは実に面白かったです。シッカリひねって、シッカリパンチが効いていました。以下ネタバレのあらすじです。まずはその「リスト」から参りまひょかグッドファイトのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


今回ダイアンがレディック・ボーズマン&コルスタッド(が正式名称らしい、以下RBKと略)で担当したクライアントは、ドクター・ランドルフ・ピコ(Zachary Knighton)という心臓外科医でした。ドクターピコは、シリアの戦闘地域でのバイパス手術にあたり、アメリカからネットを通して指示を出していたのですが、その「技術支援」がテロほう助にあたるとして逮捕されてしまいました。実際に手術をしていたのは現地の歯科医のようでしたよね


マリッサから知らせを受けたダイアンが急いで駆けつけると、バーバラがルッカも送ってきました。表向きはルッカが連邦裁判に詳しいからという理由でしたが、実際はダイアンを牽制するつもりのようです。この女の戦いは今後も見ものになりそうでござるねバーバラの弁護も見てみたい♪


ダイアンは(たかが)公判前保釈の審問だから自分一人で大丈夫だと言ったけれど、ルッカとタッグを組めたのは双方ともに互いを認め合う良い結果となったようです


連邦検事補のコリン・モレロ(Justin Bartha)は噂通りやり手でしたが、ことが人権問題に及んでは分が悪かったみたいですね


最初モレロはドクターピコが手術支援によってテロリストへの物的支援を行っているとだけ主張し、患者の身元については一切触れませんでした。が、証人に呼ばれた軍医がつい「患者はアイシスのメンバーだ」と語るに落ちたことで、俄然、ダイアンとルッカが優勢になります


ルッカはこれを聞き逃さず、鋭く追及しました。患者の身元を知っていたのですか?ISのメンバーだと??How do you know the patient is an ISIS fighter?


判事のスザンヌ・モリス(Jane Alexander)からも答えを迫られたモレロは、仕方なく、患者の名前と国籍を明かしました。その青年の名はタリク・アブラフィアと言うアメリカ国民なのだそうです。確か以前にも同じようなケースがありましたね。


早く手術を続行しないとタリクの命が危ういという状況で、法廷外ではマリッサが動き出しましたマリッサがやり手すぎて楽しい(^^)/。RBKのやり手の調査員、ジェイ・ディパーシア(Nyambi Nyambi)とのコンビもまたなかなか楽しくなりそうですね


マリッサは早速タリクの母親に会いに行き、法廷での証言を求めました。タリクの母は、タリクがシリアにいるのは、兄のアマール・アブラフィア(Damon Owlia )を説得してアメリカに連れ帰るためだと訴えます。このアマールこそがアメリカの最重要指名手配犯の一人だったのだそうです


たとえ兄がテロリストでも、これを更生させようとしている弟は無実だと訴えるダイアンとルッカに対し、モレロは、タリクがアマールの航空券を持参したことを理由に、これを「物的支援」だと主張しました。こうなるともはや子どもの喧嘩みたいですが~Oh, my God, the sophistry here is amazingと言いたくなる気持ち分かりますよね~なんと最高裁の判例もあるそうなのです。いやいや、さすがにあの人が大統領になるだけのことはありますね~アメリカは


こうしてドクターピコの拘束が確定した後、アマールがタリクのもとへやってきたそうです。アマールは、タリクを救わなければ他の医療スタッフを殺すと脅しました。この連絡を受けたマリッサとジェイは急いでダイアンに知らせます。


航空券の支援と人命を選ばねばならなくなったモレロは、仕方なく拘束を断念しました


これでめでたしめでたし~ダイアンもルッカもマリッサもよくやった!と喜んでいたその矢先、今度は現地でアマールが空爆に遭って死亡したとのニュースが入ります


ちょいといい雰囲気で一緒に飲んでいたルッカとモレロはこのニュースに愕然とし、モレロは、これが巧妙に仕組まれた軍の罠だったことに気づきました。最初から目的はアマールの殺害だった。我々は審理を引き延ばすためだけに利用されただけだ!They wanted the delay in court. I was used, too.


もしかするとあそこで軍医がISについて言及したのも実は故意だったのでしょうか?「ホームランド」みたいでしたね(;´Д`)


一方、ポンジ事件の方はというと、マイアが叔父のジャックスのPCからとあるファイルを盗み出しました。それが「The Schtup List」です。ここでもマリッサがマイアに協力し、ジャックスの気をそらせていたのがまた実に楽しかった


マイアはこのリストを持って父に面会しに行きますが、果たしてこれが何を意味するのか~ヘンリーは、これでジャックスを潰せると語っていたようですが?ちなみに妻レノアの関与はまだ不明のようです


それ以外では、トランプ大統領への皮肉も大いに効いていました


大体この制作陣が黙っている訳ありませんよね。漏れ聞くところによると、このグッドファイトの1話の脚本は、彼の大統領当選に伴って書き直されたのだそうです。ヒラリー氏が当選すると確信し、ついに女性初の大統領が誕生したことからダイアンも肩の荷を下ろして引退を決めた、というシナリオだったらしい。


余談はさておき、ドラマでは、アンチトランプを表明してきたRBKがトランプ氏の大統領就任による顧客離れに見舞われたというものでした。パートナーとしての出資金を待ってもらっていたばかりか、減額分の30万ドルまで支払うことになりかねないと聞かされたダイアンの心境はいかばかりだったことでしょう


大手の顧客が離れたことで窮地に立たされたRBKでは、どうにかしてトランプ支持をアピールしようと事務所スタッフ全員にトランプ氏に投票したかどうかを確認しますが、誰一人首を縦に振りません


が、その後、事の重大さを悟ったジュリアス・ケインが名乗りをあげます。事実を明かしたら村八分になるのではと怖れるケインが可笑しかったですね~。あのカニエ・ウェストだって支持したじゃないか!


いえいえ、最初はトランプ氏に好意的だったミュージシャンのカニエ・ウェストも、彼の本性を知った後は前言撤回したそうですよん


バーバラは、いかにもケインが救世主であるかのように喜び、エイドリアン以外には明かさないからと約束しますが、顧客に対するプレゼンの後には、案の定、ケインは総スカンを食らってしまったようです


You'll take the long walk back to this office. And people will stop coming by. They'll stop needing your help.
このオフィスへの道のりは長く、人々は寄り付かないだろう。誰も君を必要としない。


アンドリュー・ハート(Ron Canada)と名乗る男性は、そんな日が来た時のためにと名刺を置いて帰りました。彼はHart&Stephensのシニアパートナーのようです。ということは、ケインはこちらに移籍することになるんでしょうかね。


いやいや楽しくなってきましたグッドファイトは続きを見るのが楽しみです

グッドファイト(The Good Fight) 感想とネタバレ 1&2話 ようやくエンジンがかかりました

【グッドワイフ】のスピンオフドラマ、【グッドファイト】をようやく見始めましたグッドファイトの感想行きますよ~(^^)/


このドラマはその制作が決まった頃から噂には聞いていて、その頃はまだグッドワイフを「楽しく見ていたので、できればスピンオフも見てみたいものだと思っていたのですが、その後グッドワイフの終盤を見進めるにつれ、ほとんど興味が無くなってしまいました


アマゾンプライムでの配信がスタートした頃はドラマどころではなかったという家庭の事情もありますけれど、それよりも、グッドワイフの終盤があまりにもグダグダしすぎて疲れきってしまい、もっと続いてほしいとは皆目思わず過去の圧倒的な面白さと愛着のあるキャラに敬意を表してなんとか見続けた=やっと終わってくれたという気持ちの方が断然強かったからというのが本音です


ここでずっとグッドワイフのレビューを書かせていただいていたこともあり、このグッドファイトに関してもあちこちからお声がけを頂いたことでようやく重い腰を上げて先週第1話を見た時も、正直申し上げて、最初はそれほどワクワクしませんでした


グッドワイフからのキャラクターは、確かに、旧友に出会えたようで懐かしかったですが、グッドワイフが面白かったのは、キャラだけじゃなく、ひねりとパンチの利いたストーリーが魅力だったからなのですよね。それにキャラだけで言うなら、やっぱりアリシアとケイリー、そしてイーライがいないとつまらん


昔は大好きだったダイアンも、グッドワイフの終盤にはほとんど魅力を感じなくなっていたので


所詮はスピンオフでしかないのか~そう思いながらも、いやいやそう決めつけたものでもないかもしれない~そんな一縷の望みを捨てきれずに見勧めた次第です。


1話はなんどか中断しなければなりませんでしたが、終盤から2話にかけてはこの期待が間違ってはいなかったことが判明します。まだ以前のワクワクまでは感じませんが、リーガルドラマとしてはやっぱりなかなか面白いですね~


特に辛辣で面白かったのは「ダイアンの不遇」です。これはグッドワイフの終盤におばさんが感じた不満を、制作者が代わりに解消してくれたかのように思えたほど。というよりケイリーのリベンジでしょうか


ダイアンは、トランプ大統領の就任式でスタートした第1話の「inauguration」(就任式)で、金融詐欺に遭ってしまったのです!


かつてのLG、現在では「Lockhart, Deckler, Gussman, Lee, Lyman, Gilbert-Lurie, Kagan, Tannebaum & Associates」Wikipedia The Good Fight参照)を引退して悠々自適の生活を送ろうとしていた矢先、友人のヘンリー・リンデル(Paul Guilfoyle)の投資ファンドが、実は巨額な金融詐欺だったことが発覚し、破産寸前に追い込まれた上、LDGLLGKT(ふぅ)に戻ることすらできなくなってしまいます。しかも、ケチなパートナーたちのおかげで拠出金すら戻ってこないというではありませんか?


ダイアンにしてみれば青天の霹靂で、文字通り降ってわいたような災難ではありましょうが、見方によっては因果応報と言えなくもないのが、いかにもここの制作陣らしい痛烈な皮肉です


なにせダイアンと言えばフェミニストの民主党員で、いわゆるマイノリティの味方だったはずなのに、グッドワイフの終盤ではこれが「建前」と化したように描かれていましたからね


共和党員のカートと結婚した時はそれはそれで「リベラル」感満載でしたし、大手事務所のネームパートナーとしては保守的にならざるを得ないという葛藤もあったことでしょうが、カートの浮気が発覚した時のアリシアへの対応や、ケイリーや若きアソシエイトたちに対する態度、特に黒人のモニカに対する言動は、どうひいき目に見ても、フェミニストの弁護士とは言い難かった。それがまたいかにも人間らしい=魅力との見方もあるでしょうけどね。


それがこの一話で急転直下、あくまでも安全圏で弱者の味方をしてきたダイアンが、一転して金融詐欺の被害者となって事実上の一文無しとなり、長年尽くしてきた事務所からも追い出され、彼を巻き込みたくないという理由からとはいえ、カートとも別れる羽目に陥ったのです。これが皮肉でなくてなんぞや?


しかもダイアンは、ついに「マイノリティ」の代表であるアフリカンアメリカン(黒人)が大多数を占める大手の法律事務所レディック&ボーズマンの所長、エイドリアン・ボーズマン(Delroy Lindo)からウチに来ないかと誘われることになります。


以前から「多様性」を主張していたダイアンですから二つ返事で行くのかな~と思いきや、それがそうではないのがまたいかにも皮肉ですよね。だってダイアンなら、わざわざ「そんなところ」へ行かなくても、(白人の)一流どころが引きも切らないはずなのですもの。LGを辞める時だって皆が声をかけてくれたわ。引退なんて早すぎる~気が変わったらウチに来てって


が、そんなダイアンの期待は見事に裏切られますこれがまたいかにも辛辣な皮肉(;´Д`)。ダイアンが本気で再就職を打診しに行くと、皆一様に断ってきました。景気が悪いから、年のせい、いろんな理由はあるものの、最たる理由は、ダイアンが皆にリンデルを紹介したことらしい


It's a bad time right now. You're poison. No firm will hire you.
とにかく時期が悪いわ。あなたは有害よ。どこもあなたを雇わないわ


まさしく四面楚歌状態(;´Д`)


そんなダイアンにエイドリアンはこう言いました


You could be our diversity hire.
君なら「多様性枠」(通常は「黒人枠」だけどこの場合は「白人枠」)で雇える


以前グッドワイフで黒人女性をゴリラ呼ばわりしたエピソードがありましたっけね。ルッカが猛烈に怒って、白人は皆白熊に見えるのか、って反論してましたっけ


The Rindells ran an invitation-only investment fund, and you know what? They never invited black folk.
リンデルの投資ファンドは招待者のみを対象にしていて黒人は対象外だった。


エイドリアンの台詞からも、ダイアンが、意図的ではなかったにせよ、こうした白人であるが故の「恩恵」に預かっていたことは事実であり、エイドリアンは「フェミニストで知られたダイアン・ロックハート」なら、黒人の弁護士事務所の白人枠で働いてみろ、と言ってるわけです。これは実に痛快です


ちなみに、やはり白人の判事で、ボーズマンの大口投資家、正確にはそのアルゴリズムから嫌われていたケヴィン・ドラゴ(Todd Susman)もまたこの詐欺の被害者のようでしたねまたアルゴリズム(;´Д`)。も~このアルゴリズムには苦笑しきりでござりました


こうしてようやく食指が動いたところで、このグッドファイトの若きヒロイン、マイア・リンデル(Rose Leslie)にも大いに好感を抱きました。マイアはその名から明らかなように、リンデル投資ファンドの代表、ヘンリー・リンデルの娘です。


マイア役のローズ・レスリーさん、どっこかで見聞きした顔と声だと思ったら、ダウントン・アビーのグウェンでした。彼女はこうしたひたむきに頑張る役がお似合いですね


マイアは「親のコネ」でLGに入所しましたが、この事件が発覚するとすぐに退職を余儀なくされました。デヴィッド・リーの態度なんて、いかにもあからさまでしたよね。最初は下にも置かないもてなしだったのに、利用価値がなくなると分かると鼻にもかけない。長年苦楽を共にしたダイアンでさえ無情に切り捨てるのですから、新人の女の子など相手にするはずありません


ヘンリーと妻のレノア(Bernadette Peters)との友情からマイアを雇ったダイアンも、ふたりに騙されたという怒りと自身の先行きへの不安から、最初はマイアまで気が回りませんでしたが、レディック&ボーズマンに移ると決めた後、マイアの能力を高く評価して一緒に来るよう誘ったようです。


エイドリアンの片腕らしいバーバラ・コルスタッド(Erica Tazel)のダイアンへの風当たりは強いですが、代表のエイドリアンに加えて、公正でクールかつ正義漢のルッカがいるのも心強いですよね


それにダイアンのアシスタントとしてあのマリッサも働くことになったのは実に楽しい。マリッサの有能さ(賢さ)は、その方法はまったく違うけれど、かつてのカリンダを彷彿とさせました。そうそうジュリアス・ケインもいましたよ


ストーリーは、グッドワイフの時同様、各エピソードに個別の案件があるところに全体の大きな謎が絡んでくる~ここではリンデルポンジスキーム(the Rindell Ponzi scheme)と呼ばれている金融詐欺事件が、実はヘンリーではなく、その兄弟のジャックス(Tom McGowan)の仕業ではないか、というのが争点になるようです。しかもどうやらそのジャックスとレノアはグルかもしれない(愛人関係にあるらしい?)というのですが?


個々の事件に関してはもう少し盛り上がりが欲しいですけど(笑、何と言ってもマイアが、最初の頃のアリシアのように実にひたむきで一生懸命なのがなんとも好ましいですね。アバーナシー判事が好意的になるの、分かるなあ


まだ定期的に見るには不安定な状態ですが、シーズン1は全10話ということなので、何とか無事完走できればと願っているところです。今後のマイアとルッカ、そしてマリッサの活躍に注目大ですグッドファイトも楽しみ(^^)/

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