2018/10
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開拓者たち 第2話「逃避行」 あらすじと感想

ドキュメンタリードラマ・開拓者たちの第2話は「逃避行」。開拓移民が戦後これほど厳しい状況に置かれていたとは~正直かなりの衝撃を受けてしまいました。中国残留孤児と呼ばれる方々も、あのような状況で生まれたのかもしれないですね開拓者たち~あらすじと感想


日本への帰国の手段が閉ざされたハツたち=千振の宮城分屯に居住していた開拓者たちは、ハツの息子・史郎を先頭になんとか生き延びる道を模索しました。着の身着のまま逃げてきたため、食糧はすぐに底をつき、老人や幼い子どもはどんどん弱っていきます。


また、なんとしても土地を守り抜くと千振に残った者達は残された武器を手に戦いを続けていました。もうその時には戦争は終わっていたのに、それさえも知らず、銃器に込める弾が無くなると、生きて虜囚の辱めは受けぬと青酸カリを口にします。こうして多くの移民の方が集団自決を余儀なくされたのだそうです沖縄のケースよりも悲惨だったのかも知れません


その中でも何人かの子供達は生き延びたらしいのがせめてもの慰めでした中国の方から受けた恩恵を忘れてはいけませんね。子どもならなんとか助けてもらえるだろうという最後の親心が彼らを救ったのです。ドラマの中では、進作の妻チエが、まだまだ幼い娘だけを道連れにして、長男に与える分は自らが服毒してその命を救っていました他に道がなかったのかと思うと実に無念でたまりません


子どもを思う親の心は誰もが同じなのです。ハツたちと行動をともにしていた鶴子は、あまりの空腹に耐えかねて泥棒に入ったトウモロコシ畑でであった優しい中国人の女性に息子の命を託しました。無事で生きろといってトマトを譲ってくれた優しいこの女性なら、息子を生かしてくれるだろうと思ったに違いありません。行く宛ても生きる保証もない自分と行動を共にするよりは~という苦渋の決断でした我が子が生きることだけをひたすらに願う親心です


北安で看護婦をしていた富枝もまた大変な苦労をしていました。国籍を問わず看病をしていた彼らをソ連軍が襲います。


マダム=を出せ~の言葉は正直なところかなりショックでしたね連合軍にはモラルがあると勘違いしていました。おばさんの勝手なイメージでは、少なくとも日本の地では、連合軍側が日本女性を陵辱するケースはほとんどなかったと理解していたからです。当時の女性たちがそのような事態を恐れていただけで、実際にはなかったのだとそう勝手に思い込んでおりました


飢えや暴行の恐怖を抱えながらあてもなくさまよい続けるハツたち。年老いた早坂などは、途中で自ら同行をあきらめます。俺たちは足手まといになるだけだ


次々と弱っていく子ども達を前に、史郎はとうとう可愛がっていた馬の春をその食料にあてるため射殺せざるを得ませんでした。満州に来てからずっと友達だった春を撃たねばならぬその心境たるやいかばかりだったでしょうここは本当に可哀相で涙が止まりませんでした


その後、ハツと史郎たちは中国兵士に見つかりますが、そのひとりが幼なじみの春岐だったため連行を免れました。もう戦争は終わったから、日本人移民の収容所へ行け


その収容所での生活もまた逃避行同様悲惨なものでした。愛するものにもう一度逢いたい、なんとしてももう一度皆で幸せに暮らすんだこんなところで死んでたまるか!~そのような固い決意がなければとうてい生き延びられなかったかもしれません。


そのハツの愛する夫=速男もまた同様の、いやそれ以上の苦境に追い込まれておりました。前線で戦争が終わったことを知らされた彼らは、その後シベリア抑留所へ送られたのだそうです。なぜ俺たちがこんなところで働かなければならないんだ!開拓の裏に侵略があった報いなのでしょうか


彼らに希望は、将来はあるのか?開拓者たち~苦しいけれど見応えがあります



竹内まりやの「いのちの歌」も本当に素敵な歌ですねangel


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コメント 4件

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パースニップ  
視聴しました。

こんさま

こんにちは。
その後体調のほうはいかがですか?よくなられましたか?
私は三連休を家の細々した仕事に費やして終わりそうです。

さて、「開拓者たち」、
実は初回は5分ほどしか観られなかったんですが、
(チャンネル権をとられてしまって^^;)
どうしても先が気になったので
こんさまの記事でありがたくも脳内補完させていただき、
昨夜やっと第2話を見ました。
内容としては厳しい回でしたね、
話には聞きもし読みもしていても、
視覚化されるとやはり胸に迫るものがありました。
でも変に盛り上げようとしない手堅い演出に
好感を持ちながら視聴しましたよ。

とうもろこし畑の場面では、
昔見たドラマ「大地の子」を思い出しました…。

願わくば地上波でも放送してほしい作品だと思います。

ではではー。

2012/01/09 (Mon) 11:25 | 編集 | 返信 |   
バースニップさんへ  
大地の子!

バースニップさん、こんにちは~♪
そうですか~チャンネル権を奪われてしまったのですね?^^

1話ではハツのたくましさが出ていて、
あれを見たからこそ~今回は耐えられたような感じでしたvv。

この開拓者たちのもとになったドキュメンタリーの方も見ていますが、
本当に、こうしてまざまざと再現されると実に胸が痛みますね。

ところで~前々から疑問に思っていたのですが、
NHKを見られる人(受信料を払った人)は
BSプレミアムも自動的に見ることができる~訳ではないんです?v-394
BS放送が映らないアナログテレビをお持ちの方が
チューナーで地デジに対応させたケースのことですかね。

まったくややこしくなりましたね~
質の高いドラマこそ、どこでも放送するべきですやんv-391

ああ、大地の子はよかったですね~v-343
あれは小説も何度も読み返しました。

私はパールバックの「大地」も好きで、
震災後にテレビを観る気がしなかった頃毎日読んでいました。

そう言えば~あの頃「風と共に去りぬ」も見たくなったなv-291
やはり土地=大地には何か不思議な力があるのかもしれませんね。
来週もとても楽しみです~(^_-)-☆こん

2012/01/09 (Mon) 14:31 | 編集 | 返信 |   
パースニップ  
パール・バック!

こんさま

こちらにもお邪魔します。
NHKは地上波契約と、それにBS契約を加えた契約の
二本立てで、後者でないとBSは観られないようです。
だから、BS放送だけだと見る人の数が限られるわけで…
このドラマもBSだけなのはもったいないですよね。
すぐに地上波でも放送してくれる作品と、
そうではないものがあるので、やきもきします。
あるいはこのドラマについていえば、
8月あたりに特集として地上波で放送するつもりか?
と推測してみたりするのですが。

で、パール・バックの「大地」!うわー私も好きですよー^^。
いまも本棚の一角に収まってます。
地に足のついた家族大河ドラマでしたね。
「大地の子」も力作ドラマでした。
上川さん、仲代さん、朱旭さん(一心の養父)、…ああ、懐かしいです。
「ラピュタ」でシータが「土から離れては生きられない」と言っていましたが、
特段日常では意識していなくても、ああしたことがあると
やっぱり大地のさまざまな力を実感します。

ではではー。

2012/01/10 (Tue) 22:18 | 編集 | 返信 |   
バースニップさんへ  
なるほど~二重取りですか(爆)

あらら~こちらにもお答え頂き申し訳ござらぬ~~v-435
あ~、それで昔地デジのテレビにした時、
ハイビジョン(今のプレミアム)にしばらくメッセージが出るけど
そのうちに消えますから~って電気屋さんが言ってたのですね!v-343

だからよく世間で「二重取り」などと言われているのですね~納得です。
一度引き落としにされちゃうとまったく感知しないんですヨ~
まったくもってのんきな母さんなのでv-398

ラピュタにもそんなシーンがあったのですか。
やはり、人間の奥深いところで共感する何かが
「土地」には存在するのでしょうね。

そんな土地をきれいにして返せv-293~と時々叫びたくなりますが
ここでは止めておきまする。こん(^_-)-☆

2012/01/11 (Wed) 10:53 | 編集 | 返信 |   

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