2018/08
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刑事のまなざし 感想とあらすじ 第6話「無関心」もとってもよかった♪

椎名桔平さん主演の刑事のまなざしは6話の「無関心」もなかなかでしたね~。以下、早速簡単なネタバレと感想です。


今回の事件はいわゆる「かたき討ち」でした。1年前、恫喝されて怯えていた子供を助けようとして進み出た水野愛子(渋谷飛鳥)は、公衆の面前でナイフで刺殺されてしまったのですが、今回は、この愛子を殺した犯人=浜田隆一(奥野瑛太)が殺されたのです。


事件後1年経っても捜査が進まないのに業を煮やし、殺人のあった現場近くで毎日目撃者を捜していた愛子の母親=弥生(斉藤慶子)の犯行かとも思われましたが、そうではなくて、愛子と趣味のオフ会で出会い、誰にも相手にされなかったところを愛子だけが優しく接していたという内気な男性=高木尚人(柄本時生)の仕業だったというのが、いかにも現代社会の歪みをうまく表していたと思います。


この尚人は、愛子を殺した張本人=浜田のみならず、その場にいたのに愛子を助けようとしなかった友人の男性をも殺害し、終いには愛子が助けようとした子どもとその母親までターゲットにしていたのです


もしあの時、誰かが愛子を助けようとしていたら、愛子は死なずに済んだかもしれない!


ネットでは、この犯人(尚人)に喝さいを送る声が上がっています。クズ野郎が殺されて万々歳だ!


でも福森がいみじくも語ったように、これ見よがしにこう言うことを言う人間こそ、その場に立った時に何もできない弱虫に違いないのです。


実際には長峰がこの事件の担当だったらしいのですが、警察が(それなりに)捜査したにも関わらずたどり着けなかった浜田や「目撃者の親子」を、今回の犯人(尚人)はどうして見つけることができたのか


その理由を考えた夏目は、この犯人もまた、その現場にいた目撃者のひとりだったのではないか、と思いつきます。この犯人もまた

「何もできずに手をこまねいて見ていた卑怯者の一人」

だったのではなかろうか?


愛子を助けられなかった自分の弱さには目をつぶり、自分へ向けるべき怒りやもどかしさをすべて、浜田のみならず、死んだ愛子が文字通り命懸けで守ろうとした幼い子供とその母親にまで向けようとしている尚人に、夏目の一言がぶつけられます


亡くなった愛子さんの優しさをおとしめるなっ!!


関わり合いになりたくない、自分が傷つきたくない~その気持ちは分からなくもありませんが、でもだからと言って、この世の中、誰かが矢面に立った時、一緒になって無責任に神輿を担ぐ輩が多すぎです。自分の発言に責任が取れないようなら、いっそ黙っているべきです


でもまあ最終的には夏目が言っていたように、責められて償うべきなのは、実際に罪を犯した犯人であることには違いないのですが。


このドラマでは今回、ただこれらの無責任で身勝手な無関心を咎めるだけではなく、そんな無関心を反省して乗り越えたお手本も示されていたのがまた良かったのですよ


これを示してくれたのは、夏目の娘の絵美が襲われた際、近くにいたにも関わらず、声をあげることができなかった絵美の友達の当時8歳の女の子=夏希でした。


どうして助けを呼んでくれなかったの?せめて犯人の顔ぐらい見てくれればよかったのにっ!!


当時、気が動転していた夏目の妻=美奈代はそう言って夏希を罵ったそうです。それ以来、すっかり行き来が無くなっていたらしいのですが、病院で偶然彼女とすれ違った際、そこへやってきていた田辺から、夏希が学校で苛めに遭っていたことを聞くのです。


もしかしてそれは私のせいかもしれない!


自分が夏希を責めたせいで、夏希の心に影を落としてしまったのかもしれないと居ても立っても居られなくなった美奈代が夏希に会って事情を聴くと、そうではなかったことが分かります。


私が苛めに遭ったのは、先に苛められていた女の子を助けようとしたから。昔、絵美ちゃんを助けられなかったことをずっと後悔していたの。だから今度こそ、黙って逃げたくなかった


愛子に助けてもらったのに、息子だけ助けてその場を逃げ出し、ずっと口をつぐんでいた母親もまた、夫からのDVを受けて家を出た女性だったのだそうです。守りたいものがあったからこその黙秘だったと弥生が理解を示し、娘の愛子が命懸けで守った子どもの母親に対して、むしろ親近感を抱いたという展開もなかなかでした


結局はこの親子もまた被害者のひとりだったのですからね。繰り返しになりますが、断罪されるべきなのはあくまでも犯罪者であって、勇気が出せずに逃げ出した人間ではない


愛子が殺されたのは何とも痛ましかったですが、それなりに皆納得のいくところに収めてもらってよかったです。刑事のまなざしは来週の放送も楽しみでございます刑事のまなざしが面白いよ~( *´艸`)


~このドラマを単なるミステリーに分類しておくのはもったいないので「社会派」に昇格させていただきまする


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コメント 2件

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LB55  
無勇気

「無関心」というよりは、「無勇気」が当たってるんじゃないですかね。
・・・関心は基本的にみんな持ってると思うので

無勇気が大勢いる中、今回勇気を出した人が2人。高木と夏希(だよね?)
・・・愛子はいうまでもないが

それにしても、高木の洞察力や行動力・捜査方法は、警察並みで凄かったです。。
一線を越えて犯罪者になってしまったけど、是非、捜査一課へ!(笑)

また、夏目妻と夏希の和解シーンも、
美奈代さんが部屋に入って、座らずに直接夏希ちゃんの前へ行った所が、
さりげなく、言い合える雰囲気を作っていたと思います。
・・・あそこで座ってしまったら、抱擁は遠いしね。

後輩の田辺カウンセラーを含め、夏目マジック?いいアシストです。
夏目漱石~こころ・・・バックボーンがしっかりしてるなぁ、と改めて思いました。

2013/11/12 (Tue) 16:21 | 編集 | 返信 |   
LB55さんへ  
同感です~♪

LB55さん、こんにちは♪
またお訪ねくださいましてありがとうございます~。

刑事のまなざしはなかなかのドラマですよね~。

> 「無関心」というよりは、「無勇気」が当たってるんじゃないですかね。

うんうん、確かにおっしゃる通りですな。是非TBSへご意見を(^_-)。

高木はあの執念と洞察力をもっと建設的なことに向けられたらよかったですのにね。
勿体ないことこの上ないです。

本当に、このドラマは作りがしっかりして楽しめますよね~。
来週の放送も楽しみですね^^。こん

2013/11/12 (Tue) 16:59 | 編集 | 返信 |   

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