2017/12
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HOMELAND S2ホームランド2)のあらすじと登場人物、キャストはこちらからご覧いただけます: HOMELAND S2(ホームランド2)あらすじと登場人物、キャスト


Homeland シーズン2ホームランド2)の第10話は「決着」です。英語のタイトルは「In Memoriam」で、こちらは「追悼」の意味を打ち出しています。個人的には後者に大きく共感しました。以下早速ネタバレですホームランド シーズン2(HOMELAND2)のあらすじ行きますよ~(^^)/


今回はついにアブ・ナジールが発見され、射殺されてしまいました!アブ・ナジールが殺された!


経緯(あらすじ)はこうです


最初、キャリーが廃工場に戻った際にはまだナジールの気配が残っていたにもかかわらず、CIAとFBIの合同部隊が詰めかけてしらみつぶしに捜しても、ナジールを見つけることはできませんでした。もうどこかへ逃げたに違いない。


が、キャリーは、自分が舞い戻った時には確かにその足音を聞いたと主張します。ナジールはまだここにいる。もう一度捜してっ!!必ずどこかに潜伏しているに違いない!


傷だらけになりながらもそう主張するキャリーの意思を尊重したピーター・クインが引き続き捜索を続けさせるも、やはりどこにもその姿は見当たりません。もし逃げたのなら内通者がいるに違いないわ!!


そこで浮上したのがダニー・ガルベスでした。彼はムスリムよ


まだ治らない怪我を押してキャリーのために駆けつけてきたため、その傷口が開いてしまったから病院に戻ろうとしたガルベスが疑われてしまったのは気の毒でしたが、それだけキャリーには、ナジールが煙のように消えてしまったことが不可解でならないのです。


またしても自分のミスで取り逃がしたという焦りから、2日も寝てないというのに、キャリーはロイヤの取り調べに取り掛かります。ブロディの時同様、ロイヤの気持ちに寄り添うように話しかけていたキャリーでしたが、さすがにロイヤはそう簡単には落ちません。あんたなんかに私の気持ちはわからない。私と家族がどんな目に遭わされたのか!!


おばさんの聞き間違いでなければ、ここでロイヤはキャリーを娼婦(ho)呼ばわりしていました。ロイヤには、同じように傷を抱えたブロディとキャリーの関係が理解できないのでしょうね~。それに、悲惨な光景を目にしたことと、実際に自分自身や愛する家族が皆、理不尽に苦しめられ、無残に惨殺されたのでは話がまったく違うということなのでしょう


そしてここでロイヤはあるヒントをキャリーに与えました。寝不足で気が高ぶっていたキャリーはすぐには気づきませんでしたが、クインに勧められて家に戻る途中、ふとその言葉~アラビア語~の真意に気づきます


アブ・ナジールは決して逃げないとロイヤは言った。それは文字通りの意味であって、ナジールはまだあの廃工場にいるに違いない!!もう一度よく捜してみる!!


キャリー曰く、以前にも同じようなことがあったのだそうです。どんなに捜しても見つからなかったのに、実際にはとても近くに潜んでいたことが後日判明したのだとか。


そしてこの第六感(キャリーのsixth sense about Abu Nazirとはデイヴィッドの表現です)は見事に当たっておりました。まだ現場に残っていたメンバーとともに工場内を捜索すると、そこには隠し部屋が存在し、中にはまだナジールが潜伏していたのです


キャリーとともに中に入ったメンバーは、ナジールに喉を切り裂かれて無残に殺されてしまい、キャリーもまた捕まってひどい暴行を受けますが、残りのメンバーたちが駆けつけてくれたため、何とか助かりました


この様子にもはや観念したかのように床に座っていたナジールが、皆から銃を突き付けられている前で己の胸に手を当てた途端にその銃は発砲され、ナジールは射殺されてしまいます


大量殺人を繰り返してきたテロリスト、長年追い続けてきた憎いの最期でしたが、キャリーはこれを心から喜ぶ気にはなれなかったようです。テロが阻止されたことはもちろん大いなる喜びだったでしょうが、ナジールもまた、自分の信念に基づいて、自分にとっての仇を討つべく命懸けで大国アメリカに戦いを挑んでいたことをキャリーは知っているからです。


遺体が運ばれていく様子を追っていたキャリーの目には、まさしく「追悼の意」が浮かんでいたと確信したのはおばさんだけではないことでしょう。


そしてその感情はブロディも同様でした。自分の心の隙間につけこんで、自爆テロを起こさせようとした悪魔のような男であっても、可愛いアイサの父親であることには違いなく、また、同じアラーの神を信じた同胞でもあるのです。


ナジールが死んだと聞かされたブロディは、おそらくは初めて、家族の前ですすり泣きました。それまで、ブロディよりもマイクの方がよほど父親らしかったとブロディを激しく罵っていたデイナでさえ、そんなブロディの姿には動揺してしまいますデイナにも父の心が理解できない(;´・ω・)。感受性の強い子だから、あれが嬉しいから泣いたのだとは思わなかったと思います。そしてジェシカはそんなブロディを前に腕組みをして立っていたのも実に印象的でした。ボディランゲージ的にいうと、腕組みには「拒絶」の意味があるそうですし、その表情からも、決して共感や同情は読み取れず、むしろ、困惑しか見て取れませんでした。


ようやく家に帰れるようになったブロディ一家でしたが、その慕わしいはずの我が家に到着したところで、ブロディは、もう家には帰れないと告白します。もう無理だ


マイクのことが原因かと慌てるジェシカに、ブロディはそうではないと言い、今度こそ真実を話そうとしますが、ここにきてジェシカはもう知りたくないと答えます。キャリーは全てを知っていたのね?あなたは彼女を愛しているのね??


もしもっと早くブロディがジェシカに真実を告げたとしても、ジェシカには決して理解できなかったでしょうし、今となってジェシカがブロディの告白を遮ったのも、彼女自身がそれを承知していたからなのだと思います。これが普通の夫婦の喧嘩別れ、もしくは性格の不一致ならともかく、ブロディが言ったように、この二人の破局は、ブロディが戦争に行った時から始まっていたというのが、なんともやりきれませんでした知らなくても済んだかもしれない不幸を知ってしまった


もしブロディが戦争へ行かなければ、テロリストの捕虜にならなければ、アメリカが無人機攻撃で罪なき人々を殺さなければ、この世に戦争などなければ、ティーンエイジャーの頃から付き合って、何を疑問に思うこと無く結婚したというこのふたりの平凡でも温かな家庭が壊れることはなかったかもしれないのです。


そして今、そのブロディを、デイヴィッド・エスティースが自らの恥ずべき作戦を隠蔽するために殺そうとしています。ブロディはテロリストだ。そんな男を殺して何が悪い!?


またデイヴィッドは、以前のアイリーン・モーガンが自殺した責任をすべてソールになすりつけ、その口を塞ごうとしていました。ソールをポリグラフにかけたのもそのための証拠作りです。ここでソールは懸命に、デイヴィッドが下院議員を殺そうとしていると訴えましたが、その捜査官はデイヴィッドの言いなりで、証拠を全て隠滅してしまったようです。


テロリストを殺すためなら、無実の人間、もしくは過去に罪を犯しても必死で更生しようとしている人間を殺しても許されるのか。テロリストとの約束は「取引」に他ならず、そこにはもはや人間としての誇りや誠意は一切存在しないのか。


奇しくも今、アメリカが再びイラクの武力衝突に介入を迫られています。もちろんこのホームランドはドラマ(フィクション)ではありますけれど、その根底には、以前の反省や経験値が大いに生かされているように思われますし、それはきっと国民感情も同様だと思います。一方で、以前の戦争から70年が経とうとし、実際にその痛みを知る人間がほとんどいなくなってしまったここ日本でも再び「戦争」に関わろうとする動きが見られる今、もう一度、ひとりひとりが「戦争がもたらす悲劇」についてもっと深く真剣に考えてみるべきなのではないでしょうか。


ホームランド2HOMELAND S2)はいよいよ来週が最終回です。ここは是非、アメリカにも正義は存在するというところを、チラリとでもよいから見せてほしいものですホームランド2が楽しみです(^^)/



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Comments 4

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ロン  
凄いですね

こんさん
こんにちは^_^
ナジールとうとう射殺されましたね。長かったですが、ブロディのすすり泣く姿がなんとも言えませんでしたね(;_;)ジェシカとどうなっていくのか心配でしたが、戦争にいった時から、私もあの言葉が心に重く響きました。
キャリーの元に行ったブロディですが、2人はどうなるんでしょうね。
最終回楽しみです。
毎回ハラハラさせられましたが、どうなるんでしょうね。
ダメージ3が始まるので遅ればせながら見ようと思います。

2014/06/17 (Tue) 17:26 | EDIT | REPLY |   
ロンさんへ  
目が離せません( `ー´)ノ

ロンさん、こんにちは~♪

なんだかね~私もちょっと気が抜けてしまいました。
ナジールは確かに悪人だったんだろうけど・・・難しいですね~(;´・ω・)。

でもドラマは面白かったですよね~。
ブロディがクインに狙われているようでしたが、
なんとか助かってくれるとよいんですけど(;O;)。

来週の最終回が、今から本気で待ち遠しいです(^^)/。

ダメージ3は面白かったですよ~ここでも大騒ぎしていました(笑。
この分だと、ダメージ4もDlifeになりそうですね~。私もまた見ようかな(^_-)。こん

2014/06/18 (Wed) 07:17 | EDIT | REPLY |   
-  
こんさんの

このネタバレを確認するかのように、今夜のドラマを見ていました^^

このドラマをシーズン2からしか見ていない私には、ナジールの存在感はブロディにとってもっと神聖で高貴なものだったではないかと思っていたのですけれど、拳銃を片手にキャリーを痛めつけたり、追っ手の兵士を刺し殺したり、やはり単なるテロリストとしか描けないのかなぁ~というのが実感であり、残念でもありました。

Collateral Damageとして片付けられてしまう爆撃による民間人の被災とテロリストによる報復のテロ。どちらにも言い分やそれぞれの大義があって、それらをどうバランスさせるのか見ている人に問いかけてくるドラマですね。

さていよいよ明日は最終回、クライマックスですね。どんな描かれ方をするのか楽しみです^^彡

2015/02/25 (Wed) 00:48 | EDIT | REPLY |   
こん  
素晴らしいドラマですよね

こんにちは。
それとも初めまして~でしょうか?(笑

まずは御丁寧なコメントをお寄せくださいまして
ありがとうございましたv-22

でも、これもせっかくのご縁ですので、
是非お名前(ハンドルネーム)も添えてくださいね~(^_-)。

最近の人質事件のことなどもあり、
この「ホームランド」が単なるフィクションとは思えないですよね。

おっしゃるように(ここで言うなら)
アブ・ナジールをテロリストとして一括りにしてしまってよいのか、
彼をそこまで追い詰めた原因は何なのか、
まずはそこを十分に考え、反省する必要も絶対にあると思います。

宗教や民族の問題は本当に難しいですが、
でも対岸の火事として片づけることの無いよう、
このような素晴らしい問いかけには是非自問自答していきたいですね。こん

2015/02/25 (Wed) 09:41 | EDIT | REPLY |   

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