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「ママが生きた証」にたくさん教えられました(あらすじと感想)

阿部サダヲさんと貫地谷しほりさん主演のスペシャルドラマ、ママが生きた証を視聴しました。これは実話に基づいたドラマということで、おばさんにも乳がんを患っている友人が何人かおりますし、自分もまた病気がちだったことから、ちょっとだけ二の足を踏んでしまったのですけれど、実際に見てみたところ、闘病するにあたってのたくさんの知恵や勇気、教訓をもらえた気がして最後はとても豊かな気持ちになることができました「ママが生きた証」のあらすじを語らせていただきます


ママが生きた証」というこのタイトルが表すように、これは妊娠中に乳がんを告知された女性が、そこで子供をあきらめることなく母となる選択をし、我が子をこの世に送り出すことに自分が生きた証を見出したという話なのですけれど、たとえ子どものいない患者さんであっても、日々の生活を充実させて、与えられた命を燃焼し尽くすこと自体が、立派にこの世に生きた証なのではないかとあらためて思い知らされたドラマでもありました。以下とても簡単なあらすじです。


小学校教師だった大森恭子(貫地谷しほり)が乳がんの宣告を受けたのは、まだ妊娠5か月の時でした。胸にしこりがあるのは妊娠中にはよくあることだと言われながらも、妊婦健診のついでに検査をしてもらったところ、これが乳がんだったことが判明するのです


肝臓にも転移が見られます。遠隔転移をしていますから、ステージIVの状態です


それは「末期」ということかと確認した恭子の夫は構成作家の大森武弘(阿部サダヲ)です。隣では、あまりの重大事に恭子が気を失って倒れてしまっています。


起きてしまったことは仕方がない。前向きに頑張るしかないママが生きた証はとても素敵なドラマでした♪


どこまでも明るく前向きなこの夫婦に、次の大きな試練が立ちはだかります。もはや恭子の癌は外科的手術や放射線治療では対処できないため、化学療法をすることになると語った医師の山下(筒井道隆)は、抗がん剤が胎児に及ぼす影響を考えると中絶も視野に入れなければならないというのです。


特に恭子の癌はハーセプチンという分子標的治療薬が有効なのだそうですけれど、このハーセプチンには子宮内の羊水を減らす副作用があるのだそうです。羊水が減ってしまえば胎児が生きていらない、でも、ハーセプチンを使わなければ、恭子の延命が困難になるいったいどちらを救うべきか?


それでも生みたいと願っていた恭子に、思いがけない朗報がもたらされます。アメリカではこのハーセプチンを使った治療で無事に出産できた症例があるのだそうです。


治療が奏功して無事出産できる確率は50%。これを「賭けだ、体のいい人体実験だと非難する武弘の父(森本レオ)も、助かる可能性があるなら挑戦する価値があると二人を励ます漁師で恭子の父(平泉成)も、どちらもともに恭子や武弘のことを心から心配しているという気持ちがひしひしと伝わってきます。ここで親子だからと甘えず、父親に礼を言った武弘も偉かったですね~


そして治療は見事に奏功し、恭子の体調が良くなってきた時に、今度は好ましくないニュースがもたらされます。やはり、羊水が減ってきてしまったのだそうです。医師からこれを告げられた恭子が、その指示通りに(死ぬほど)水を飲んでも状態は変わりませんでした


このままでは赤ん坊が死んでしまう。最初のご希望通り子供を最優先に考えるなら、ハーセプチンは中止せざるを得ません


ここでまた武弘が悩みに悩みます。本当にこれでいいんだろうか。まだ見ぬ子より、恭子の命を救うべきなのではないだろうか?


恭子自身ももちろんのこと、こうして患者の恭子とともに一喜一憂しながら決して逃げることなく、その時々に思い悩んでいる武弘に、医師たちもまた決して諦めることなく、その時々のベストな治療を提案しかつ励まし続けて一緒に闘ってくれた様子もまた実に心強かった


その後ついにお腹の子どもを取り出せる日がやってきます。その頃には再びハーセプチンの点滴を始めていたようですね。


局所麻酔で帝王切開をされながら、子どもが体外に出るや否や子どもの顔を見せてもらった恭子のなんと誇らしげで嬉しそうだったことか無事に生まれて本当によかったね~


私は子供を産みたい。その子と一緒に少しでも長く生きたいガンバレ恭子!


その切なる願いが恭子を励まし、その後もしばらくの間は息子=遼介とともに幸せな日々を送ったようです。その間ずっと病院に寝泊まりして付き添ってくれた武弘にも本当に頭が下がります。


こんな「98%優しさでできた夫」を羨ましいと語った恭子と同じ乳がん患者(斉藤由貴)のエピソードも良かったです。まだまだ新米患者の恭子が、

山下医師は不愛想だけど腕はいい、私は余命1年と言われたけどまだしぶとく生きている、

と励まされるとその肩からふっと力が抜けるのが画面からも伝わってきました。


恭子が一時退院を許された時も、今度来るときは酒を持ってきてほしいと冗談を言い、いつも明るかったその女性患者が、ついに意識を失って最期の時を迎えようとしていた時も、恭子はきっと、その姿にさえ励まされていたのだと思います。自分もまた、決して後悔の無いよう、最後まで、愛する家族とともに明るく生きていこう


確かに、30歳という若さで、しかも、まだ幼い子供を残して旅立ってしまった恭子は可哀想だったかもしれないけれど、その生を生き切った~できることは何でも精いっぱいやったという点で、その人生は誰のそれにも劣るものではなかったとおばさんは思います。恭子の残したビデオレターを、遺された遼介が目にし、誰よりも懸命に生きた母を誇りに思う日が来ることを心から願う次第です。


ママが生きた証~もしこれを悲しい話だからと敬遠された方がいらしたら、また機会があった時には是非ご覧いただきたいです


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