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軍師官兵衛
 NHK大河ドラマ

軍師官兵衛 あらすじと感想 第33話 傷だらけの魂

NHK大河ドラマ・軍師官兵衛の33話は「傷だらけの魂」です。これまたなかなか面白かったですね~。好き嫌いはともかくとして、やはり荒木村重がメインにくるエピソードは際立ちます。以下は簡単なあらすじ(ネタバレ)です軍師官兵衛のあらすじ行きますよ~(^^)/


本能寺の変(1582年)から3年後、ついに関白となった秀吉は、姓も豊臣とあらためました。と、ドラマではあっさり語られておりましたが、この頃秀吉は四国攻めも行っていて、土佐の長宗我部元親を屈服させるに至っていたそうです。この時先鋒を務めたのが黒田家で、いつも通り大いに活躍したらしいのに、何の褒美も与えられないのは不公平だとと太兵衛が怒っていたわけです。


また、関白となった秀吉が鎮座ましました大阪城の普請にも官兵衛は携わっていたようです。贅の限りを尽くした金ぴかな城の中で金ぴか衣装に身を包んだ、いかにも成り上がり者然とした秀吉が高らかに

「天下惣無事」

を宣言しました。これは、私的な争いを止めて平和を尊ぶという意味(諸国への命令)なのだとか。


これに異を唱えたのが、なんと、荒木村重あらため道薫だったというのが実に面白かった~やはり存在感あるな~( *´艸`)


何もかも自分の思い通りに動かせる天下人となったのに、茶々の心だけは手に入らぬと、あれこれ手を変え品を変えて、奔走していた秀吉が、ようやく、その愛しい茶々の興味を引いたのが道薫だと知って喜びます


有岡城の戦について聞きたいそうだ


忘れたくても忘れられぬ、触れてほしくない出来事を話せとは、いかにも茶々らしい=嫌らしい申し出でしたが、道薫はこれっぽっちも悪びれることなく、堂々とこう言い放ちます


妻や家臣、一族郎党を見捨てて尚、生き恥をさらしているのは、死にたくても死ねないからだ。私にはもう人の心など存在しない。乱世が生んだ化け物なのだ!


そして、そのような残酷な問いをしている茶々もまた、両親を殺した仇の下で生きている~それもまた化け物に他ならない


(己の欲から、主人の死に乗じて天下を取り) 天下惣無事などという絵空事を語っている秀吉もまた化け物だ。誰が天下を取ろうと、乱世が終わることなど決してない!


最初は無礼な茶々をたしなめようとしていた秀吉も、道薫の皮肉の矛先が自分に向けられたと気づいては黙っていられません。おのれ~道薫!そこになおれっ!!手打ちにしてくれようぞっ!!吾輩を誰と心得るかっ!


秀吉が怒り狂って刀を振り上げた時、いきなり官兵衛が笑い出します。道薫はずっと死にたいと考えていた。が、自分では死ねぬゆえ、このような芝居を売ったのでござる


この言葉にはさすがの秀吉も恥を知ったのか、道薫を殺すことができず、監禁しておくよう命じました。


これまでずっと「死んだように」生きてきた道薫が、このように、命の危険を冒してまで本心を吐露したしたのは、この度、だしが生んだ息子の又兵衛に再会したからです


又兵衛は、侍女のさととともに逃げ延びた後、鉄砲組の新吉(正名僕蔵)の息子として育てられていたのだそうです。そして新吉は、道薫の噂を聞きつけて、ここにいればいつか逢えるに違いないと、秀吉の臣下である官兵衛に仕えたのだとか


それがしに子供などおらん


そう言い放った道薫でしたが、息子に再会したことで、心の奥に封じ込めた人間らしい感情が、ようやく吹き出てきたのでしょう。だからこそ、もう生きていることに耐えられなくなり、いっそ秀吉に殺されたいと願ったに違いありません。


親友だった自分を1年もの間土牢に閉じ込め、不自由な体にした道薫を、なぜ、官兵衛が庇ったのか


それもすべて、生前のだしの信仰心が、官兵衛の心を慰めてくれたからなのだそうです。官兵衛は、暗い土牢の中で漏れ聞いていた讃美歌によって励まされ、そのような力を持ったキリスト教を自分もまた信じたいと、高山右近に導かれるようにして、自らもキリシタンとなりました。


そして、秀吉から所払いを命じられた道薫も、もう一度「人間らしく」生きようと決意したようです


道薫は、突如現れた又兵衛を正視することができずに、その場を逃げ出してしまったのですが、その後、どこかをあても無くさまよっていたらしく、びしょ濡れになって帰ってきます。そして又兵衛は、その道薫が着替えようともせずに、暗闇の中でひとり、じっと一点を見つめて微動だにしないでいた姿を、どこかからこっそり見つめて描いていたようです。官兵衛からその絵を見せられた道薫は、たとえどんなに拒絶しても、尚、温かい愛情を注いでくる息子の姿に、亡き妻だしの姿を見たようで、ようやく息子をその手にひしと抱きしめました。


波乱万丈の幼少期を送った又兵衛には絵の才能があり、後には、母の姓を名乗って絵師=岩佐又兵衛として活躍したそうです


又兵衛に真新しい筆を差し出して、息子の活躍を願った道薫は、その後堺へと渡っていきました。これまでとは違って、官兵衛を呼び捨てにし、もう一度生きてみせると言い切った道薫を、その再出発を心から案じるかのように見つめていた官兵衛のまなざしもまた印象的でございました又兵衛、よかったね~(;O;)


また、秀吉から、その労をねぎらわれた官兵衛が、領地が欲しいのではなく、ただひたすら天下の平定のみを望んでいると言いきった姿からは、亡き半兵衛の志も伝わってきます半兵衛が生きていてくれたらね~( ;∀;)。その誠意が、今や金ぴかぴかに目がくらんでいる成金趣味の秀吉には通じなくなっている、それどころか、

官兵衛=欲望むき出しの己を戒める煙たい存在

として遠ざけたくなっているらしいのが、なんとももどかしい限りです


さて来週はいよいよ島津=九州攻めが取り上げられるようです。最初はキリシタンを認めた秀吉が、この辺から弾圧を加えるようになっていくのも気になるところです


軍師官兵衛は来週の放送もとっても楽しみでございまする軍師官兵衛も楽しみです♪



こうも盛り上がってくるとガイドブックも面白いかも~でござるね


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