2017/11
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久しぶりに名探偵ポワロを視聴してみました名探偵ポワロ。昔はよく見ていたシリーズなのですけれど、ここ数年は「後出し」がどうにも気に入らず、途中で視聴意欲が萎えてしまうことが多かったのです


でも、この象は忘れないは丁寧に布石が置かれていたため、最初から最後まであれこれ妄想しながら楽しく見ることができました。長らく続いたこの名探偵ポワロも今回がファイナルシーズンだということなので、ちとあらすじなんぞを語らせていただきたいと思います。後半はズバリネタバレをしておりますので、結末を知りたくない方はどうぞご注意くださいますように。


まずタイトルの「象は忘れない」を聞いた際、すぐに英語のことわざ「An elephant never forgets」が浮かびました。象は記憶力の良い動物として知られており、受けた仕打ちは決して忘れない=必ず復讐をする、という意味ですが、原題は敢えて「Elephants Can Rememberとしてあるようです。この辺もまた実に心憎いアレンジです


今回ポワロが遭遇したのはまったく異なる2つの案件でした。1つはお得意の殺人事件で、もう1つは旧友でもある推理作家のアリアドニ・オリヴァから持ち掛けられた相談ごとです。もちろんポワロにしてみれば、今目の前に提示された殺人事件を追いたいため、アリアドニが持ち込んできた「カビの生えた過去」の謎ときには、どうしても関心が薄まりがちです


殺人事件の被害者は、これまた旧友のデヴィッド・ウィロビーの父のドクター・ウィロビーでした。世界的な精神科医だったそのドクターが、自分が開発した精神病の治療用浴槽で溺死しているところを発見されたそうです


一方のアリアドニの件は13年前の事件です。アリアドニが名付け親になったシリア・レーブンズクロフトという女性が、この度、デズモンド・バートンコックスというピアニストの卵と婚約する運びとなったのですが、このデズモンドの母親が、急にいちゃもんをつけてきたのです。


シリアの両親は13年前に心中したそうなのですが、その際、いったいどちらがどちらを殺したのか、その詳細を知るまでは息子との結婚を認めないと言うのです。いかにもとってつけたこのクレームだからこそ、その理由がピンときた方も多かったのではないでしょうか


以下ネタバレです「象は忘れない」のネタバレです( `ー´)ノ


期待通り、この2つの事件は繋がっておりました。シリアの母親=マーガレットには、双子の姉ドロシア・ジャロウがいて、そのドロシアは、シリアの父アリステア将軍と、アリステアがマーガレットと結婚する前は、恋人同士だったのだそうです。


が、ドロシアは深刻な精神疾患を抱えていたため、次第にアリステアの気持ちはマーガレットに傾いていったそうです。そしてこの二人は、罪悪感と同情から、ドロシアの病を何とか直そうと、ウィロビー博士の治療を受けさせたのだそうです。が、その治療というのが、例の浴槽を使って水やお湯に交互につけるという、なんとも非人道的な物だったのだとか


この治療が奏功したとして、ドロシアは妹のもとへ帰されてくるのですが、それはどうやらまやかしだったらしく(それとも正気であっても嫉妬からだったのかわかりませんが)、ドロシアはマーガレットを崖から突き落として殺してしまいます。アリステアが駆けつけた時、マーガレットは虫の息だったそうですが、最後の最後まで、ドロシアを庇っていたようです。マーガレットが私を殺したとは決して明かさないでほしい


その頃、アリステアにはフランス人の秘書=ゼリー・ルーセルがいて、回顧録の執筆を手伝っていたそうですが、心ひそかにアリステアを愛していたゼリーは、アリステアからとんでもない計画を打ち明けられます。なんとアリステアは、妻を殺したドロシアを妻と偽って心中すると明かしたのです。当然、先に殺されたマーガレットは、ドロシアと偽ってその死を事故死として公表されていました。


これを盗み聞きしていたのがドロシアの娘のメリーでした。このメリーが、母の仇を討つためにウィロビー研究所に受付嬢のマリー・マクダモットとして入り込み、デヴィッドを籠絡して、ドクター・ウィロビーを殺す機会を虎視眈々狙っていたという訳です


メリーはドクター・ウィロビーを殺した後、母の仇の娘のシリアも殺そうとしましたが、ここはポワロが駆けつけて事なきを得ました。ポワロは、メリーがアイリッシュでないことを、そのカナダ風のアクセントと、セントパトリックデイにまったく興味を示さなかった=3月17日にお祝いをしないアイリッシュなどいないことから見事に見破っていたのだそうです


また、デズモンドの母親が結婚に反対していたのは、この母は義母だったそうで、デズモンドの信託財産をこっそり使い込んでいたからだそうです。この信託財産は、デズモンドが25歳になるか結婚したら譲られることになっていたため、何としてもこれを阻止したかったのです。


シリアの母が双子だということがなかなか分からなかったのが、ようやくデヴィッドの話で明かされたという展開も良かったですよね。最初の混乱が上手い布石になっていたので、後になってはは~ん、と点と点がつながっていく様子を大いに楽しむことができました。ガンを患っていたというマーガレットがウィッグを4つ用意したことや、デズモンドの信託財産の話も同様です


~ただ1点、ちょっと細かいことで恐縮ですが、このドラマの年代が1930年代だったことを考えると、ガン=髪が抜けると誰もが結び付けたのにはちと違和感を感じました。ガンになったから髪が抜けるのではなく、化学療法(抗がん剤)の副作用から髪が抜けるのであって、その化学療法がこの時代に広く知られていたかというのは甚だ疑問だからです


最後にポワロがアリアドニに語った言葉も良かったですね


Human beings, mercifully, they can forget.
人間は(象と違って苦しみを)忘れられるという恩恵を与えられている


来週の名探偵ポワロ・「ビッグ・フォー」では、ポワロの死亡通知が届けられるそうです。これもまたなかなか楽しみでございまするね名探偵ポワロも楽しみです(^^)/

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