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おそろし~三島屋変調百物語
 ミステリー・リーガル・アクション・サスペンス

おそろし~三島屋変調百物語 あらすじと感想 第3話 邪恋

宮部みゆきさん原作のおそろし~三島屋変調百物語の第3話は「邪恋」です。これも怖かったけど、それ以上に何とも痛ましいエピソードでございましたおちかは自分の犯した罪に苦しんでいたのです( ;∀;)。おちかが苦しんでいた理由が自分や家族の犯した罪~偽善にあったとは実際に殺すよりもっと惨たらしい罪。以下早速ネタバレですおそろし~三島屋変調百物語のあらすじ行きますよ~(^^)/


三島屋で繰り広げられる実に面妖な変調百物語~今回はおちか自身がおしまに語るという手法がとられました。というのも、先の2件の話を聞かされたおちかがすっかり滅入ってしまったように見えたためでも伊兵衛は苦しんでいるのはおちかだけじゃないと知らせたかったそうです、伊兵衛が配慮してくれたようです


おちかが語った話はまたなんとも哀れで気の毒なものでした。おちかは、許嫁だった、やはり旅籠の波乃屋の良助(松田悟志)を松太郎(満島真之介)という男に殺されたのだそうです


これだけ聞けば誰もが松太郎を恨むところ~もちろんおしまも

松太郎=おちかの許嫁を殺した極悪人

という先入観で話を聞き進めていくのですけど、どうやらそれはおちかの意図するところではないようです。なんとおちかは、自分もまた松太郎のことを嫌いではなかったというのです。経緯(あらすじ)はこうです


川崎でも大きな旅籠=丸千を営んでいたおちかの父=喜兵衛は、おちかがまだ6歳だったある雪のそぼ降る日に、崖から落ちて奇跡的に助かっていた男の子を救い出しました。その子が松の木に引っかかっていたことから、喜兵衛はその子を「松太郎」と名付けた上に、店に引き取ることにしたそうです。


死ぬような目に遭っても生き延びた子は縁起がいい


最初に松太郎を発見して喜兵衛を呼びに来た行商の安吉も、松太郎を引き取りたいと申し出てくれたのですが、松太郎本人が丸千に残りたいと言ったのです。


松太郎は右手の指を凍傷で失っておりましたが、命の恩人である丸千のために、それはそれは懸命に働いたのだそうです。主人の喜兵衛は特に松太郎に労働を強いた訳ではなかったそうですけれど、松太郎にとっては、それが唯一恩返しの方法だとわきまえていたようでした。


突然現れたよそ者に両親を取られたように感じたおちかの兄の喜一(石垣佑磨)は、やはり松太郎を「もののけ」と疎んじる良助同様、最初は松太郎を苛めていたのですが、ある時松太郎が、喜一に何かを語って聞かせたところから、ぱったりこれを止めたそうです。


「松太郎は丸千の身内だ!松太郎を苛めるヤツは承知しねえっ!!良助とはこの時から行き来しなくなったそう


喜一はそんな風に幼馴染を一喝するほど松太郎を大事にしていたようです。大人になったおちかに、良助が縁談を申し込んできた際には、おちかは松太郎と所帯を持つと公言したほどなのだとか。


でもおちか曰く、これには他の理由があって、喜一や喜兵衛は本当に松太郎を大切に思っていた訳ではないのだとか。その頃の良助は道楽が過ぎて、実家の波乃屋を潰さんばかりの体たらくだったそうなのです。


それに比べて松太郎は、こちらも仕事に身が入らず怠けていた喜一に代わり、身を粉にして働いていたため、丸千は川崎でも名だたる旅籠に成長したそうなのです。だから喜兵衛までが、おちかは松太郎に嫁がせると口にしていたほどなのです。


でも、母のお圭だけはこう本音を漏らしたそうです。結婚というものは「つり合い」が大事だ。旅籠の娘と奉公人が一緒になれるはずがない。ふたりの言うことを鵜呑みにしてはいけないよ


まだまだ世間知らずだったおちかは、そういうものなのかと洗脳されてしまい、おちかと結婚したい一心で身を持ち直し、再び求婚にやってきた良助からの申し込みを二つ返事で受けてしまうのです。


一方の松太郎は、それまでもずっと陰日向なく働いており、決しておちかに言い寄ったりしたわけではなかったのですが、おちかと良助の縁談が決まった時に初めて良助にこう言いました


おちかさんを幸せにしてあげてください


これを聞いた良助は、烈火のごとく怒り出します。なぜおまえみたいな厄介者に、おちかのことを頼まれなくちゃならねえんだ!おまえなんか、さっさとこの家から出ていけっ!!


殴る蹴るの乱暴を始めた良助を、おちかは必死で止めましたが、これで松太郎も溜まりに溜まった本音をさく裂させてしまいます


おちかさんも俺のことをそんな風に思ってたんですか!両想いだと信じていたのにっ!


松太郎はおちかの自分に対する感情が、単なる使用人へのそれではないことを鋭く感じ取っていたのですおちかも、自分のエゴを思い知らされてひどく傷ついたことでしょう(;´・ω・)


これを聞いた良助はすっかり半狂乱となり、松太郎への暴行を加速させたため、松太郎はついに近くにあったなたを取り上げ、良助を滅多打ちにして殺してしまいました


返り血を浴びた真っ赤な顔で松太郎はおちかにこんな捨て台詞を残して去っていきます:


俺の事忘れたら許さねえ!!


その松太郎も、以前命拾いをした崖にもう一度身を投げて自殺してしまったそうです。


私が思うにね、おしまさん。私たちは皆で松太郎さんのことを「飯盛り女=遊女」のような扱いをしてきたのだと思うのですよ。口ではおためごかしを言いながら、心の中では松太郎さんを自分達とはハッキリ区別をしていた。もっと言えば、ただ旅籠のために利用していただけなのです


おちかは今でも夜な夜な松太郎の亡霊にうなされているようです。


でも、それが単なる「悪夢」ではないらしいことが、三島屋の前を歩くあの男(村上淳)の姿によって知らされます。そう、第2回のエピソードで、安藤坂の屋敷に住んでいた「番頭」を名乗るあの男が、三島屋、そして川崎の丸千にも姿を現したようなのです。そこではやはり喜一が松太郎の亡霊に悩まされているようで?!


ここで松太郎の失われた右手には、お圭が作ってくれたという黒い手袋が嵌めてあるというのが、またなんとも不気味なのでござる


いったい松太郎はその昔喜一にどんな話をして聞かせたのでしょうね。それを聞いて以来ずっと松太郎を庇ってきたはずの喜一は、この殺人をどう感じていたのでしょうか。その辺の謎もいかにも思わせぶりで気になります


と、今回も最後にはタップリおそろしかった「おそろし~三島屋変調百物語」の4話は「魔鏡」だそうです。この話を聞いたら鏡を見たくなくなるかも~とは予告の話ですが、今から鏡にカバーをかけておかねば、と心に固く誓ってしまうおばさんなのでございましたおそろし~三島屋変調百物語から目が離せん!



これは是非いつか小説も読んでみんとあかんね


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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