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東京にオリンピックを呼んだ男 あらすじと感想 暖かな風のような勇に感動!

大沢たかおさん主演のドラマ、東京にオリンピックを呼んだ男を視聴しました。50年前に開催された東京オリンピックの招致に実際に尽力されたフレッド和田勇さんが主人公です。約3時間にもわたる長編でしたが、さすがに実話を基にしていただけあってぐいぐい引き込まれてしまい、途中、何度も涙で画面が曇るほど感動させられてしまいました。以下、その大感動シーンをメインにしたネタバレのあらすじです東京にオリンピックを呼んだ男のネタバレあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


アメリカロスアンゼルスで青果店を営んでいたフレッド和田勇(大沢たかお)は、日系2世のアメリカ人です。彼らがアメリカに渡った経緯は明らかではありませんでしたが、第2次世界大戦中、最初は収容所に入れられそうになったところを、

「家族がバラバラになるのは嫌だ」

と考えた勇が、これを嫌い、家族や仲間たちとともにユタ州のキートリーに移住を決めたそうです。見るからに荒れ地の所有者に高額な使用料を払って懸命に開墾に励むも、アメリカ人からの嫌がらせは尽きることが無かったそうです


何かにつけて「ジャップ」と罵られた挙句、家に爆薬まで投げ込まれて、娘のまり子(広瀬すず)はそれで目を負傷し、いずれ危険な手術を受けなければ失明するとまで言われたそうです。せっかく名付けた

「Food for Freedom(自由のための食材)

のお店でも「ジャップの作った農産物」はほとんど売れなかったようです。まさに耐えて耐えて耐え抜いた日々だったそう。


それでも家族を守るため、アメリカに忠誠を誓ったにもかかわらず、日本の敗戦を聞いた時は悔しさのあまり涙が止まらなかったそうです。自分が日本のためにできることはないのか~その後LAに居を移し、比較的裕福な生活が送れるようになった今でも、勇は常にその考えを捨てることはなかったようです


そんな時目に飛び込んできたのが、日本の水泳選手団がLAで開催される水泳競技大会に出場する、ひいては現地での宿泊先を求めているという日本の新聞の記事でした。これは和田の妻の正子(常盤貴子)が、わざと勇の目につくところにこの新聞を置いたのです。もちろん、夫がそれを見たらどう行動するのか百も承知の上で、です


「正子、彼らを受け入れよう!


そうしてやってきたのが、当時「フジヤマのトビウオ」と呼ばれていた古橋廣之進(中尾明慶)や橋爪四郎(勝地涼)ら6人の選手たちです。そのユニフォームの胸にはくっきりと日の丸が縫い付けられています


日本が敗戦国となったため、ロンドンオリンピックの出場を断念せざるを得なかった彼らは、その無念を胸にLAに乗り込んできたそうです。俺たちは日本を代表し、日の丸を背負ってやってきたんだ!


が、不幸にも、その日の丸が否定されてしまいます。大会に出場したいなら日の丸を外せ、でないと現地のアメリカ人から反感を買って暴動が起きかねないと言われたそうです。何せアメリカの新聞に日本人が出てくるときは必ず「ジャップという蔑称で呼ばれていたほどなのです。


断腸の思いで日の丸を外し、大会に出る道を選んだ彼らは、その大会で見事な活躍を見せることで、日本人としての誇りを見せつけます。なんと彼らは9つもの世界記録を打ち立てて、選手ばかりか会場中のアメリカ人から、心からの称賛を受けたのです


「日本人のスイマー(Japanese swimmers)は素晴らしい!


この言葉が嘘でない証拠に、会場には日の丸が高々と掲げられ、君が代が演奏されました


それ以降、新聞にはジャップではなくジャパニーズという名称が使われるようになったのだそうです。ここはもうおばさんまで誇らしい気持ちでいっぱいになりましたスポーツの力は偉大ですね~( `ー´)ノ


その後和田夫婦は、この時の返礼にと、日本水泳連盟会長でJOC総務主事の田畑政治(西田敏行)から日本に招待されます。そこで、実に爽やかで明るい勇の姿に惚れこんだ田畑は、長年抱いてきた大きな夢を語り始めました


私はこの東京にオリンピックを招致したいと考えている。あなたにも是非ご協力を願いたい!


目の前に広がる荒れ果てた東京の町を見たばかりだった勇は、この夢こそが東京を復興に導き、平和をもたらすものだと確信し、二つ返事でこれを引き受けます。が、実際に東京都がオリンピック招致に乗り出したのは、ここから7年も経ってからだそうです。


そしてその頃勇は、娘のまり子が東京の大学を受験したいと言いだしたため、再び日本にやってきました。まり子の目の事は心配でしたが、その目でオリンピックの聖火も見たいと嬉しそうに語るまり子の願いを叶えてやるのが先決です


そこで勇が再び田畑を訪ねた際、思いもよらぬ出来事が起きました。ふたりで食事をと出かけたレストランで、田畑が急に、ある人物に喧嘩をふっかけたのです


その人物とはNHKの解説委員だった平沢重和(橋爪功)でした。世間に影響力のある平沢が「オリンピック招致は時期尚早」と語ったことが、腹に据えかねていたようです。何でも当時は、招致、すなわちロビー活動に掛かる経費は血税の無駄遣いと非難されていたのだそうです。


招致活動と称して、海外旅行を楽しんでいるのでは?


平沢と同席していた男のこの一言は特に田畑の逆鱗に触れました。なんとそれまで田畑と同じ夢を見て、南米の票を獲得しようと各地を奔走していた北島義彦(萩原聖人)が、その過労がもとで亡くなってしまったのだそうです。それもこれも、日本に帰る旅費を節約しての強行軍を何カ月も続けていたからなのだとか。


娘が生まれたので輪子と名付けた。あと4人産んで五輪にするのが自分達夫婦の夢だ


そう言って嬉しそうに笑っていた北島を知っている勇もまた、この話に愕然とし、そして1つの決意を固めます私が代わりに働きます!


どうか私に北島さんの跡を継がせてください!北島さんの聖火を私が受け継ぎます!!まずはメキシコを攻略しなくては!( `ー´)ノ


勇は当時の総理大臣・岸信介から東京オリンピックの特命全権大使に任じられ、南米を転々としながら、招致活動に従事しました。その過程でキューバ危機(革命)にも巻き込まれますが、持ち前の誠意で乗り切ります。勇はキューバ入りするのに、キューバの国民が愛してやまない野球のボールを持ち込んでいたのです。


この国の子どもたちが、銃ではなくこのボールを手にする姿を見たくはないか?


南米とはいえ、今やアメリカに媚びていたIOC委員に、勇の国籍を問われ、アメリカ人のくせになぜ日本を応援するのかと責められると、国境は関係ない、敗戦を経験して、今、世界で一番平和を望んでいる日本こそ、オリンピック開催地に相応しいと力説します。ここでは、勇を心配してLAからやってきた正子も

「平和への祈り、そして希望の象徴である折鶴

を作って援護射撃します。


こうしてまさに一票ずつIOC委員の票を獲得していっていたその時、日本では田畑がすっかり諦めていました。同じアジアの韓国とフィリピンの票がオランダに流れると聞いたからです。戦争のツケが回ってきたのかという同志に対し、オリンピックにこそ戦争を持ち込んではいけないのにと思いながらも、返す言葉が見つかりません


もう諦めようと電話を掛けてきた田畑を勇が怒鳴りつけたシーンも実に感動的でした


私は日の丸を背負っていることに誇りを持っている。北島さんもずっと一緒だ!それなのにもう諦めるのか!?見損ないました!!


勇はその後、貴重な2票を持つブラジルで、朗報と同時に新たな困難にぶち当たります。彼らは日本に投票したいのは山々だが、IOC総会の開かれるミュンヘンへの旅費が工面できないというのです。


そこで勇は日系ブラジル人を集め、旅費の2000米ドルを用意してほしいと呼びかけました


ここで自分たちの不遇を訴え、裕福なアメリカ人とは事情が違う、なぜ日本のために金など用意しなくてはならないのか、と語気を荒げる日系ブラジル人たちに、勇はキートリーでの体験を話します。そしてその後、日本から来た水泳選手団から大いなる感動を貰い、スポーツは世界を変えると確信したと力説しましたあの感動を子供たちに味あわせたい!


子どもたちに東京で灯る聖火を見せたい。日本人の心に再びともしびが灯るのを感じてほしい


そう語った勇には、もう頑固な二世たちも形無しです


金は俺たちが全額用意する!ここで何もしなかったらブラジル日系人の恥だ!!


こうしてついに準備は整い、勇もまた田畑の招待を受けてミュンヘンに乗り込んできました。最後の「ダメ押し」(「ダメ出し」したらいかん東京にオリンピックを呼んだ男の「寄りかかった船」にも笑った(^◇^))をするためです。


が、ここで最終スピーチをする予定だった人物が急に来られなくなったことを聞いた勇は、ずっとオリンピック招致に懐疑的だった平沢こそ、そのスピーチをするのにふさわしい人物だと断言します。あなたはきっと誰よりも日本への誇りを持っている方だ


この平沢のスピーチがまた実によかったのですよ


私はいつか是非「オリンピックがアジアにやってきた」と言いたい。日本は外国から「Far East」(極東)と呼ばれているが、航空機が発達した今、日本は決して「far」(遠い国)などではない。国同士、人間同士の相互理解が進めば、物理的距離など問題ではない


西洋で生まれたオリンピックの花を、今こそアジアで咲かせてほしい!!


これがすべてを決めました。東京はついにオリンピック招致に成功したのです。この時ロビーに出て、日本の勝利を願って椅子に座りこみ、ただひたすら祈っていた勇の手には、まり子が持たせてくれた折鶴が握られていました。そしてその手を、結果を聞いてやってきた田畑が勇の前にぺたんと座り込んで、両手で握ったシーンが忘れられません


ありがとう!!


東京オリンピックには和田夫婦のみならず、手術も成功して眼鏡無しでも見えるようになったまり子や、他の子どもたちも全員招待されたようです。聖火ランナーが入場し、聖火台に火が灯された時は実に感慨深かった


それから50年が過ぎ、再び東京でオリンピック開催が決まったことを知ったその1カ月後、正子がひとり旅立ったそうです。勇はその大分前に亡くなっていたようです。


その勇が何かを決意する時、喜びを表現する時、その拳をグッと握って高々と突き上げる癖が実に印象的で忘れられずにいたら、最後すっかり年老いた正子もまた、ニッコリ笑って同じ仕草をしていたようです。ありがとうね、パパ東京にオリンピックを呼んだ男のラストもとってもよかった♪


いつも自由で暖かな風のような人だった。あなたがいるだけで皆が笑顔になれた。ありがとう爽やかだけど芯のシッカリした勇は大沢さんにピッタリでした♪


目には見えないけれど、確かにそこにあって、物事を動かす力を持った、まさに風のような人物=フレッド和田勇さんの生涯に少しでも触れられたことを、同じ日本人として心から嬉しく思いました東京にオリンピックを呼んだ男は素晴らしいドラマでした(^^)/。大沢たかおさんもそのイメージにピッタリで、実に有意義で楽しい3時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました


東京にオリンピックを呼んだ男
これは是非、高杉良氏の原作も読んでみたいですね


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