2017/11
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木皿泉さんの【昨夜のカレー、明日のパン】の第3話は「山とエレベーター」です。これまた実に良いエピソードでございましたね~。このドラマは1つ1つの台詞が本当に宝石みたいに美しくて、ついついそれをぜ~んぶ書き留めてしまいたくなる衝動を抑えるのが大変です。以下簡単なネタバレのあらすじです昨夜のカレー、明日のパンのあらすじ行きますよ~(^^)/


今回連太郎(これまた「ギフ」と呼んでしまいたいギフがピッタリはまってきた(^^)/~来週あたりはそうなるかも)は、思いも寄らない美人と山登りをすることになります。というのも、

「退職したら、妻と一緒に過ごす毎日が辛い

と語っていた隣の小田和正が、その妻と一緒にテニスを始めたところを見かけたからです。図々しくもポニーテールにして

シャラポワ

と浮かれる妻のみゆきから、飴を

「あ~ん

などと貰っている姿は、男やもめには耐えがたき光景ですよね~気の毒に


そこでギフが(あ、来週まで待てなかった)テツコに、自分も何かを始めたいとこぼしたところ、テツコが、うちの会社に「山ガール」がいるから、一緒に登山でもしたらいいと提案します。こ~れでギフの鼻の下がぐ~んと伸びちまった訳です


当日、テツコ手作りの弁当と、お花の飾りをつけたリュックを持ってうっきっきのギフの前に現れたのは、山ガールこと小川里子(吉田羊)です。ギフは早速里子を「師匠」と呼ぶことにしました。


「師匠はどうして山に登るんですか?」


そう聞いたギフに、里子は「婚約者を山で亡くしたからだ」と答えました。確かテツコには、自分が背負っている醜く汚いものを山に置いてくるためだ、と答えていましたよね?


これに対してギフは、悪いことを聞いてしまったようだが、その気持ちは分かる、自分もまた息子を早くに亡くしていると理解を示しました。すると里子は即座に、自分が嘘をついていたと謝ってきます。なんと里子の婚約者は死んだのではなく、最後の最後に里子を裏切って、他の女と結婚してしまったのだそうです


私にとってはいないも同然の人


そんな里子の理屈も、ギフは大らかに肯定してくれました。二度と会えないなら死んだも同然だ


その帰り道、昼ごはんの前に酒を飲んでしまったギフは、すっかり足元がおぼつかなくなり、しまいには歩けなくなってしまいます。その様子を見た里子はリュックを降ろし、自分が背負っていくと言い張ります


既に汗ばんでいたその首筋を見たギフは、遠い昔のことを思い出したそうです。ギフの亡くなった妻=夕子(美保純)は、賭け事が止められないギフに怒って、いっそ私を殺せと包丁を渡したそうなのです


その首筋に光っていた「本気の女の汗を見て、ギフはつくづく女性の偉大さを痛感したようです。と同時に、今はこの頼もしい里子に頼っても良いのだ=迷惑を掛けても良いのだ、と思ったら、気持ちがす~っと楽になって、再び歩けるようになったのだとか


これは里子が、会社と家の往復だけではなく、時々山に登ることで、他人と生死を共にするという実感が得られる~だからこそ自分は山に登っているのかもしれないと言ったことも大きく影響していたようです。


でもそれはふもとの世界でも一緒なんじゃないかな。通勤途中の見知らぬ人と(ともに事故に遭ったりして)生死を共にしているのじゃないかな


敢えて誰かと関わろうとしなくても、人間というものは誰かに関わって生きているものだというギフの言葉は深いですよね~。テツコはこのギフとだからこそ、一樹が死んで7年経った今でも一緒に暮らしていけているのですね昨夜のカレー、明日のパンは温か~いドラマです♪


テツコがギフを心配して、リュックにこっそり夕子の写真を入れておいたのも可笑しかったですね。あんまり調子こいて失敗するなよ、って。


またそのテツコは、ギフに作ったお弁当の残りを詰めて、岩井の家へと出かけています。その時岩井は、あのおしゃべりなギダリエ(柳田理恵子~小野ゆり子)から、テツコが(いまだに一樹の)骨を持っていることを知らされています。


お弁当を作ってもらったことに対しては、既に弁当を買ってしまったとは言えなかったくせに、骨の事は口に出した岩井がちょっぴり女々しく思えたけれど、テツコはそれに対して謝ることしかできません。ここに来るときは持ってきてない。ごめんなさい


岩井はそんなテツコの姿にようやく大切なことを気づかされます。テツコを愛するということは、生涯を共にするということは、テツコの過去をも一緒に背負っていくこと、何もかもひっくるめたテツコを愛するということ。


テツコ自身も、岩井と一緒にエレベーターに閉じ込められた際、ここでもし死ぬなら(会社の人間の中では)岩井と一緒が一番よかった、と告白しておりました


こうして少しずつ、互いに傷つけあいながら、でも少しずつ相手を理解していくのが生きていくってことなのかな


一方の宝は、意外にも調理師免許まで持っているというサカイに誘われて惣菜屋をする決心をするようです。一見チャラ男なサカイが宝のことを本気で心配し、わざと「白線引き」の勝負を言い出して、宝を前に進ませようとした心遣いがなんともありがたかったですね


宝はきっと、今の引きこもりになる前も、そして今も、両親や昔の仲間から心配されているのをずっと重荷に感じていたようなのです。私のせいでみんなに迷惑を掛けている。そんな自分が嫌で嫌でたまらない


でもサカイは、誰にどう思われても気にせずに、上手くやろうとか誰かに好かれようとか思わずに、ただ自分にできることを毎日精一杯やって生きていくと決めたそうで、宝にも、とにかく前に進まないことにはお前の道はできないんだ、と教えてくれたのです。宝が引いたその白線こそ、亡き一樹がギフに説明したという

「大空に引いた宝の線一樹はギフにそっくりだったのね~きっと♪

のようではありませんでしたか?ファスナーを開けるように、宝がぐいぐい大空を分けて進んでいく証が、あの飛行機雲だってそれでギフがようやく「宝」という名を思い出しました


それに一度背負ったからといってその荷物を下ろして悪いことはない。自分の荷物なんだからというギフの言葉も良かったそうじゃないと一歩も前に進めないよ


こうして宝はついに、皆にたくさん迷惑を掛けて生きてみようと決心したようです。彼らが「お惣菜屋」をやる店が、昔テツコとギフが立ち寄ってパンを買った店(Muraya Bakery)のようです。


さて来週はどうやら夕子の法事が営まれるようです。あまりの客の少なさに、おもわず電話で患者を誘っていた朝子も、ようやく寺山家に姿を現すようでしたね。しかもタイトルが「幽霊と△」と来ては絶対楽しくなること間違いなし!でござましょう


昨夜のカレー、明日のパンは来週の放送が今からとっても待ち遠しいです昨夜のカレー、明日のパンがめっちゃ楽しみ(^^)/



昨夜のカレー、明日のパン Blu-ray BOX


~同じ木皿泉さんのお正月ドラマ「富士ファミリー」も面白かった

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