2017/10
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木皿泉さんの【昨夜のカレー、明日のパン】の6話は「蟻とオンナ」です。これはまたいかにも大人向けの深い話でございました昨夜のカレー、明日のパンは実に深い話なのです 。以下簡単なネタバレのあらすじです昨夜のカレー明日のパン のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


テツコはついに「一樹を手放す」ことを決め、従兄弟の虎尾(賀来賢人)に一緒に墓に行ってもらうよう頼みました。テツコは、ずっと手元に持っていた一樹の骨を墓に戻すつもりのようです。


骨を骨壺に入れるためには拝んでもらった方が良いという虎尾の提案により、夕子の法事で知り合った深ッチンに声を掛けると、パワースポットは宝とサカイに任せればいいからと快く同行を引き受けてくれました。


骨を墓に戻した後、虎尾がいみじくもこう言います。俺がこれまで一樹の車を手放せないでいたのも、テツコさんと一樹の最後のドライブをするためだったのかもしれないな


そして虎尾は、生前一樹が夫婦関係について語っていたという話をしはじめました。虎尾は結婚後はずっと同じ女性=妻と関係を持っていくにあたり、やはり最初が一番イイものかと聞いたのだそうです。


すると一樹は、いつが一番いいということは無くて、いつも全く同じだと答えたそう。だからと言ってそれで飽きるということではなく、その「同じ」という点が良い、いつも同じところに帰ってきたような安心感があるのだ、と


おまえにはまだ分からないだろうなあ、と笑った一樹の顔は、まさに大人の男のそれでしたねとっても幸せそうでした♪


一樹がこの世を去った時、虎尾はまだ学生だったようですが、それから7年が過ぎ、結婚を間近に控えた今だからこそ、一樹が教えてくれた「落ち着いた夫婦関係の良さ」を理解できるようになったのでしょうか。


夫婦は単なる体だけの関係ではなく、そこに信頼関係や責任、いたわり、愛情等々があって、初めてその関係も好ましく思えるものなのだ、って。いつも同じだから、年月が経ったからと言って色褪せたりするものではないのだって。


いや~自分で書いていてもこっぱずかしくなっちまいますが、多分一樹の言いたいことはそういうことだったのだと思います。ぬくくて柔らかい布団が女性の象徴というのも味わい深い譬えでした


またこの6話では、これまでずっと「笑えなかったムムム昨夜のカレー明日のパン~ムムムが笑った!が、ついに笑えるようになりました


それが、テツコの描いた「蟻」の絵のおかげです。どうやらそれは昔、一樹がスケッチした蟻とご飯茶わんの絵を思い出して描いていたようなのだけれど、それが宝には面白かったのでしょうね~。ちっぽけな蟻でも、ご飯茶わんを持ち上げることができるって。


そんな宝の笑顔を見たサカイと深ッチンが、

「おまえ、笑ってるよっ!!

と言ったのに、これを信じない宝がまた宝らしくて大笑い


ようやく自分が笑ったことに気づいた宝は、これからは、この町に根を張って、この町で自分にしかできないことをしたいと決意の程を語ります。ここで皆の幸せを願いながら、皆から必要とされる「オンリーワン」になりたいの


宝にこんなことを言わせるきっかけを作ったのは、岩井の双子の兄=冬彦(溝端淳平)です。岩井の実家は料理屋で、冬彦が家業を継いでいるそうです。どうりで岩井も料理が上手い訳です。ちなみに、岩井の名前は「正春」というそうですが、ここでは岩井で通させていただきますね。


冬彦は実家での自分の価値が分からず、自分などいなくても何ら変わらないと思い詰めて家を出て、弟の住む町にやってきたようなのですが、宝とサカイがあんなに小さな惣菜屋で懸命に働いているのを見て、心に感じるものがあったようです


それに、この町のどこを歩いていても、常に弟と間違われてしまいます。それこそ、誰もが岩井に好意を持っている、岩井がこの町に根を張って生きている証拠ですよね。岩井の姿を見かけた人々は必ず声を掛け、新しくできたGFと歩いていたため心にやましさを抱えていたギフに至っては(テツコへの口止め料として

「1万円

まで渡してしまうのですから


お前はお前の町で生きていけ。俺も俺の町で生きる家の事は心配するな


今回、「自分探し」をしていたのは、冬彦だけではありません。なんとあの朝子までが「秋山歯科医院」を閉めて、寺山家に押しかけてきてしまいます

このまま一生、他人の口の中を覗いて、違和感があると文句を言われるだけの生活なんて耐えられない!


愚痴を言いながら取り出した荷物の中には、法事の時に持っていた「どや扇子」じゃなくて「人生云々」と書かれた扇子も見えたのには笑ったなあ扇子何本持ってんのかしらね( *´艸`)。しかもちゃんと表札用の名札「秋山朝子」まで用意してきていたとは。


でも結局は、優しすぎるギフの好意にいたたまれなくなって家に戻ってしまうのだけれど、その扉には、患者からのメッセージがたくさん貼られていたのを見て大いに感動してしまいます。ああ、私は皆からこんなにも必要とされていたんだ!


個人的には、この朝子とギフってお似合いだと思うけれど、ギフにとって朝子はあくまでも、夕子の妹、大切な大切な義妹だから、これから結婚なんてことは思いもよらないのでしょう。


でもだからと言って「女狐」はいただけませんよね~。なんとギフは今回、書道教室で知り合った富士子(毬谷友子)とデートを重ねた上に、テツコが外出した日に家に呼んでしまうのです。この時朝子もやってきたため、ふたりがまるで韓ドラ張りの「女の争いを繰り広げてしまったのも可笑しかった。


朝子が富士子に張り合って、自分と連太郎(ギフ)はツーカーの仲だと言ったその台詞を証明するかのように、ギフが寿司の出前を頼もうとなけなしの虎の子=1万円を畳の下から取り出すのに、何も言わずとも朝子がこれを察して、まさに阿吽の呼吸でもってテーブルをどかし、畳をはがして1万円を取り出した時がまた笑えました


その時のギフには富士子の姿が目に入っていないらしく、というより、今やっていることを見てほしくなかったらしく、富士子が突き飛ばされてあんあんわめいているのもまったく意に介さないのです。この時の富士子がまた「女狐」そのものでしたね~わざとらしいったらありゃしない富士子は怪しい(-_-;)。富士子をこう評したのはお隣のみゆきですが、ちなみに朝子の事は「野良犬」と言い切っていたのも当たっているかも


結局富士子は万策尽きて、ギフに朝子を帰らせるよう仄めかしますが、ギフはこれをキッパリ断ります。それはできません。私は妻と約束しました。いつでも朝子が帰ってこれるようにしておくって


こう言われた朝子が、またしてもあの廊下の疵のある場所に行って、これをギイギイ鳴らしながら「おねえちゃんと独り言ちたシーンがまた実に良いシーンでしたあそこいいなあ( *´艸`)。そうそう、表札に名前なんかなくたって(あってもいいけど)、あそこは朝子の家なのです


唯一の心のよりどころ=一万円を無くして落ち込む、結局1日中パジャマで過ごしたギフに引き換え上にセーターはおっただけです(笑、テツコは、一樹を忘れることは決してないけれど、新たな拠り所も求めようと歩きはじめ、宝は再び自分に笑いを運んでくれた「蟻」のデッサンをアレンジしてパワースポットの看板に添えました。蟻がおにぎりを持ち上げている絵です


虎尾もようやく一樹の車を手放して、冬彦も、自分の町へ帰っていきました。これで、「ずっと近くにいてくれるような気がしていた岩井さん」が、テツコの期待を裏切ることはなさそうですずっとそばにいてくれそう♪


終わりの方で、テツコが外出するために前日カレーを作っておいたのを、ギフがひとりで温めていたところにテツコが帰ってくるシーンがあります。テツコが作っている時も、ギフがそれを温めている時も、画面からカレーの匂いが漂ってくるようで、その2日目の方が美味しいと言われるカレーをギフと二人で食べたテツコが、その後ひとり布団の中で泣いていた姿が今でも脳裏によみがえります頭では分かっても寂しいよね、分かる分かる


昨日のカレー、明日のパン」とは、過去と未来を表していたのでしょうか。明日食べるパンはきっと美味しいだろうけれど、昨日のカレーも不味くなるどころか、よりその旨みを増していく、ということなのかもしれない、と、ようやくこのタイトルの意味が分かったような気がいたしました昨夜のカレー、明日のパンってそういうことだったのかな。来週はいよいよ最終回です明日のパンもきっと美味しいよ~(^^)/


~同じ木皿泉さんのお正月ドラマ「富士ファミリー」も面白かった


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