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だから荒野
 社会派

だから荒野 あらすじと感想 第6話 妻と夫

鈴木京香さん主演の【だから荒野】の6話は「妻と夫」です。これもまた、なかなか辛辣なエピソードでございましたね。以下、ネタバレで簡単なあらすじ感想文ですだから荒野のあらすじ行きますよ~(^^)/


今おばさんはちょうど、ロマンスものやラブコメで有名な時間帯=月9で「デート~恋とはどんなものかしら~」というドラマを見ているのですけど(リーガル・ハイの古沢良太さん脚本でロマンスというよりは「辛辣な社会派コメディ」ですが)、その主人公が、ここの(昔の)朋美とはまったく好対照だったのだろうと思えるのが面白くてなりませんの


朋美はきっと結婚前、そしておそらくは結婚した後も、夫の浩光が、あれほど自分勝手で亭主関白であることに、あまり大きな疑問を持たなかったのではないと思うのですよね。夫というのはそういうものだ。妻=専業主婦は、夫の言うことに素直に従うべきだ。妻は家を守って子供を育てていればそれでいい。妻たるものはそういうものだ、って


でも、さすがに20年近くも、体のイイお手伝い代わりをさせられてくると、その理不尽さに気づかされてしまった訳です。というよりも、気づいてはいたんだけど、世間一般の常識や価値観、つまりは典型的なステレオタイプでもって洗脳されて=黙らされてしまっていたと思われます


朋美が黙らざるを得なかった原因の1つが「経済力です。朋美は、以前親友の知佐子が揶揄していたように、1つのパートでさえ長続きしたことが無い。外で苦労するよりは、気心の知れた夫や息子たちがどんなに横暴であろうとも、家で、手慣れた家事をしていた方が楽でいい、そう考えてきたに違いありません


一方、前述した「デート」の主人公はバリバリのキャリアウーマンで、経済的にはなんら「結婚の必要性」を感じていません。でも、このまま一生一人でいるつもりもなく、ある種、社会貢献のつもりもあって(少子高齢化問題の解決など)、婚活を始めたのですが、おそらくはたとえ結婚しても、夫や子供の(単なる)小間使いになるつもりはまったくないと思われます。そしてどうやら彼女が伴侶に選びそうな相手は、これまで一度も働いたことの無いニートなんです


聞くところによると、朋美はあまり家事も得意じゃなかったそうなので、このニート君は今、若い頃の朋美と似たような境遇にあるのかもしれません。なんと彼は、自分を養ってくれる女性を探すために婚活をしているのです


若い頃の朋美とは180度違っていましたよね~きっと。その頃の朋美は「養ってもらう」ことには興味があっても、自分が誰かを、しかも子どもじゃない大人の男性を養うなんて、考えもしなかったことでしょうから


それが、ついに堪忍袋の緒が切れて、あろうことか、遠い長崎くんだりまで家出してしまい、これまでの苦労知らずが祟って大分苦労はしたものの、ようやく、パートとは言え、食堂の仕事に生きがいを見出そうとしています。朋美はそこにほぼ毎日やってくる、独り暮らしの老人が、

「坂の上」

に住んでいると聞いて、同じように坂の上に住んでいるために買い物や食事の支度がままならなかった山岡の苦労を思いだし、それなら「配達」を始めたらどうかと、自ら率先して雇い主に提言するまでに成長しました。その上、これを章吾に相談したところ、

「配達ではお年寄りが外に出なくなってしまう

と忠告されたため、それならどこか一堂に集まってもらってケータリングを始めたらどうかとまで言いだします。こう言っては何ですが、これまでも朋美からは想像できない積極性です


それというのも、朋美は今、人生をかけて原爆の語り部を続けている山岡の世話をしたい、自分も役に立ちたいと、本気で考えているからのようです。それに、息子の優太もまた、そんな山岡に触発されて、自分が再スタートできるのは、原爆によって一旦荒野と化したここ長崎でしかありえない、と決意を固めたようなのです


それには自分が経済力をつけるしかありません。足が痛いの、大変だのと、逃げていることはできません。それに、同じ働くなら、自分も楽しくあろうとするところがまたイイですね~。この大らかさはきっと朋美が本来持っていた美徳なのでしょうが


こうして大いに成長した朋美に対し、浩光の方は全く変わらず情けない限りです。今回、朋美が百音に盗まれた車が見つかって浩光に連絡が行き、ふたりは大阪で久しぶりに再会を果たすのですが、自分と同じように苦労したに違いない百音を見て、朋美がすぐに理解を見せて許したのに、浩光は相変わらず自分の事しか頭にないのです


今度、妻同伴のパーティーがあるから、どうしても帰ってきてほしいんだ!


そんな浩光を憐れむように見つめた朋美のこの一言はサイコーでござったね


あなたももっと大人になりなさい!


大体、日本の男女関係は決して対等とは言い難いですよね。浩光と朋美のケースのように、見た目は「男尊女卑」そのものなのに、心理的には夫が妻にベッタリと依存しているケースが多い気がします。結局は、結婚前に、女性の方が、男性のマザコン度合い(本当の意味での自立度)を見抜かなくちゃいかん、たとえマザコンでも結婚したかったら、

「最初が肝心夫を甘やかすべからず( `ー´)ノ

ということでしょうか


これはその「デート」のレビューにも書いたのですけど、上海には「老婆奴」という男性陣が生息するそうです。彼らは、共働きの妻を気遣って、週末は家事の一切を引き受けてくれるのだとか。その上、それでも子供の面倒を見なくてはならない妻のために、進んでマッサージやフットバスを用意してくれるのだそうです。そしてそれが

「当たり前

なのだそう。実に羨ましい限りでござるね


お、あまりにも浩光がワガママ勝手でお子ちゃまなので、ついつい横道にそれまくってしまいました


ドラマでは、亀田章吾は本当に善意のボランティアなのか~にも焦点が当てられそうでしたね。優太のフィギュアに涙していた章吾と、お葬式で香典を持ち逃げした章吾は、まさに「ジキルとハイド」なのでしょうか?


見ていると、ついつい朋美や山岡、そして優太を大いに応援したくなる「だから荒野」は続きもとっても楽しみですねだから荒野が面白い( *´艸`)


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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