2017/10
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チーム・バチスタはシリーズ開始からずっと楽しんできたドラマの1つです。今回そのファイナルだという映画~【ケルベロスの肖像】がテレビで放送されましたケルベロスの肖像のあらすじ感想行きますよ~( `ー´)ノ。医療ミステリーとしての面白さは今一つ~でしたが、個人的にはこれがファイナルだという感慨の方が大きかったです。伊藤淳史さん、仲村トオルさんのグッチー&白鳥の大ファンだったもので


この映画自体も、ストーリー云々よりも、最後のお祭り的な要素が大きかったような気がします。「ジェネラルルージュの凱旋」や「螺鈿迷宮」の出演者が勢ぞろいだったのはそれだけで十分楽しかったですし、特に、松坂桃李さんの滝沢秀樹(@ジェネラルルージュ)に至っては、当時「研修医として登場した際、最後の最後まで目に留まらず、その顔すら他の研修医たちと区別がつかなかったことを懐かしく思い出してしまいました


肝心のストーリーはちと詰め込みすぎな感が否めず、いったい何を言いたいのか、主題が少し散漫気味だった様に思えましたが、最後まで見て自分なりに突き詰めてみるなら、白鳥が言っていたあの言葉に尽きるのでしょうか


新薬の認可を誠実に行っていたら、ゆうに90年はかかってしまう


この「チーム・バチスタ」の根底にずっと変わらずに流れ続けた、現実と理想の間で揺れ動く医療関係者の苦悩が垣間見えたようで、これはなかなか印象深いセリフでした


それは、個人的な恨みでもって医師の良心を捨てたかに見えた「すみれ」(@螺鈿迷宮)の最後の行動も同様です。すみれは家族を失ってしまったことを白鳥のせいだと思い込み、あれからずっと彼と「Ai」を憎んできたのだそうです


が、そのような感情もすべて、目の前で苦しむ患者の前にはすっかり消え失せてしまったようだったのが、いかにもチーム・バチスタらしくて清々しかったですよね。時に過ちを犯しても、その根っこ=患者を救いたいという志は皆同じ、なのです


以下、ケルベロスの肖像の簡単なネタバレのあらすじですケルベロスの肖像のネタバレです


この度ついに桜宮市に「Aiセンター」がオープンすることになりました。確か螺鈿迷宮に登場した碧翠院も桜宮市にありましたよね


その目玉が「リヴァイアサン」と呼ばれるスーパーMRIでした。これを寄贈し、その後も顧問としてセンターに居座ることになったのが生瀬勝久さん演じる東堂文昭という画像診断の第一人者であり、日本人で最もノーベル賞に近いとされる人物だそうです。


そして時を同じくし、このAiセンターのオープンにあたって白鳥を強力にバックアップしてくれた厚労省の船橋審議官が謎の死を遂げるという怪事件が起きました。船橋とその知人の9名が船橋の別荘の地下室に1週間閉じ込められ、そのうち船橋を含む9名が死亡していたのを船橋の妻が発見したのです


そのうちの1名=榊陽一だけが何とか生き残っていたものの、いかんせん、その原因が分かりません。この10名は~たとえ1週間とは言え食糧も水もあった~ただ地下室に閉じ込められていただけであり、外傷も無く、現場からは毒物も一切発見されなかったのです。当然、遺体を解剖しても、死因は特定されません


そこで、満を辞してリヴァイアサンの登場です。しかも東堂は即、そして見事に死因を突き止めてしまいました。死亡原因は「重水」と呼ばれる、見た目は水にそっくりな液体だったのだそうです。これを大量に飲み続けると、神経が麻痺した上に最後は死に至るのだとか。


磁場調整が済んだはずのリヴァイアサンで遺体を調べようとした際、体内の水の比重が大きかったために、画像が不鮮明になったというくだりはなかなか面白かったですよね


地下室に置いてあった大量のペットボトルに入っていたのは水ではなく重水だったことも判明し、これでこの「不審死」は「殺人」だったことが判明しますが、時期と言い、その派手なパフォーマンスと言い、白鳥の疑いの目は、ほかならぬ東堂に向けられてしまいます。でも視聴者的には逆に、

そんなに早くは決まらんやろ

と東堂を犯人候補から外した方も多かったことでしょうが


一方でその候補に一気に浮上したのは、グッチーに急接近してきたジャーナリストの別宮葉子(桐谷美玲)です。この辺は、最も怪しくなさそうな人間として、最初に登場した時点でピンときた方も少なくなかったのではないでしょうか。以下ネタバレです真犯人のネタバレです( `ー´)ノ


案の定、この葉子が9名を殺害した犯人でした。葉子の母は、船橋審議官らが認可に関わった新薬の副作用で亡くなった薬害被害者だったのだそうです。そしてまた、今や立派にジェネラルルージュこと速見の片腕となった滝沢もまた、被害者遺族の一人だったことが明らかになります。


予想不可とされていた新薬の副作用は、実は認可前から予想されていたにも関わらず、それが船橋らにもみ消されたことを知った葉子は彼らを許すことができず、今回の犯行に踏み切ったそうです。一介のジャーナリストが何を訴えようと世間は耳を貸してはくれない、でも、10人もの人間が殺されれば、世論は必ず飛びつくはずだ


ドラマでは、この滝沢が葉子の共犯者なのではと思わせるミスリードもありましたが、これは速水がキッパリと否定します。俺のチームに、患者を殺すような人間はいないっ!!それに滝沢本人もまた、たとえ副作用の危険性はあっても、そこに可能性があるなら新薬を使うのが医師だと断言していました。


また葉子は、一人生き残った榊を執拗に殺そうとするのですが、その理由が「榊が患者の顔を覚えない医師」だったからというのも何とも痛ましかったです。これは全くの誤解であり、むしろ榊は、

もし副作用に苦しんだ患者がいたら、直接会って謝りたい

と悔やんでいたほどなのに、自らが交通事故による副作用で「相貌失認」を患っていたから、患者の顔を覚えられなかっただけだったのです。速見はそれにいち早く気付いたのに、榊本人が自分の病に気づけなかったのがとんだ悲劇を生んでしまいました。


一方、この葉子と並んで犯人ではないかと目されていたすみれは、あくまでも白鳥の過去の罪を暴きたかっただけのようです。それが冒頭登場した、遺骨に交じって出てきた「ペアン」でした。白鳥が研修医時代、バリウムで腸閉塞を起こした患者の体内にペアンが取り残されたという医療ミスがあったらしいのですが、白鳥はそれを黙認してきたというのです


この辺も、時間が無いから仕方ないのでしょうが、バリウムを飲むに至った経緯やペアンが置き忘れられた理由など、まったく触れられていなかったのがもったいなかったですよね。東堂は、すみれが持参した画像から、むしろ、体内に癒着しきったペアンを取り出すほうが患者を危険にさらす、と説明していましたが、なぜそんなに癒着するまで放っておいたかの説明にはなってなかったように思えましたし


でも白鳥は、自分の過ちを素直に認めて皆の前で謝罪しました。その後も白鳥はその責任を「辞表」という形で取ろうとしますが、長年の付き合いでこれを鋭く見破ったグッチーに取り上げられ、破り捨てられてしまいます。何せグッチーの肩書は今や、白鳥=〇〇(長すぎるため省略)〇〇室長の「補佐なのです


葉子が、病院の電子カルテを書き換え、システムを破壊するために病院のコンピューターに仕込んだウィルスのおかげで、リヴァイアサンは破壊されてしまいましたが、解剖よりずっと手軽に真実を解き明かすというAiの重要性は広く認識されたということで、映画は幕を閉じました


この辺りは、機械化が進んだ病院内でも、一旦このような「事故」が起きたら、最後に頼れるのは人間=医師本人の情熱と技量だという作り手の主張も組み込まれていたのかもしれませんね。


細かい不満は残った物の、長年見続けてきたシリーズへの愛着と感慨の方が上回った2時間となりました。最後には(白鳥が頼るほどすっかり逞しくなったグッチーと白鳥のコンビがこれでもう見られないかと思うと寂しい限りでござりまする。映画の上映から1年以上経過してしまいましたが、伊藤さん、仲村さんも、長い間本当にお疲れ様でした~おふたりのチーム・バチスタに出会えたことに心から感謝申し上げます


【映画化原作】ケルベロスの肖像 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
今度は是非小説で楽しませてもらいまする


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