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ようこそ、わが家へ
 池井戸潤原作

ようこそ、わが家へ あらすじと感想 第9話 名無しさんはカムフラージュか?

ようこそ、わが家へのあらすじと感想はこちらからご覧いただけます: 池井戸潤氏原作ドラマ あらすじ一覧


池井戸潤氏原作の【ようこそ、わが家へ】も終盤に来て大いに盛り上がってきましたね~。前回どうにも腑に落ちない点がいくつかあったのも、今回でスッキリいたしました。後は「真犯人解明」に向けて妄想全開でござりまする。以下早速ネタバレですようこそ、わが家へのあらすじネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ


まず今回おばさんが注目したのはこの2点でした


  1. 波戸と民子は共犯だった
  2. ニット帽をかぶった男=名無しさんはどうやら「カムフラージュ」らしい

まず1点目から見てまいりましょうか


個人的に、前回明らかにされた設定~波戸が盗聴犯かつ空き巣だったというのがどうにもピンと来なかったのですけれど、やはりそれは「偽り」だったそうです。空き巣は

「夫がリストラされた挙句に家を出て行った民子」

の仕業だったのです。ですよね~だってそうでなければ、あの「ハワイ旅行が何の意味もなさなくなるもの


なんと民子は例の置時計から波戸が盗聴マニアだと知って以来、それをネタに波戸を脅迫していたのだそうです。これも大いに納得です~。民子は、夫が左遷されてもいつも笑顔を絶やさない珪子を恨みに思い、珪子を陥れたい一心で、波戸に民子を誘惑させようとしたようです。それでこそ、民子が突然旅行をキャンセルした意味も出てきますし、

「波戸先生が私を好きだとは思えなかった

という珪子の一言も活きてくるというものです。この伏線がたまりませんねようこそわが家へは正統派のミステリーです(^^)/。ピザの大量注文などの嫌がらせもこの民子の仕業でした~こちらは名無しさん事件に便乗したようです。


その上、波戸はむしろ民子を愛していた様だったというのも面白かったな~。波戸は、珪子ではなく民子の作品に象徴されている民子の危うさと激しさに心を惹かれ、彼女を助けたいと思った、だからこそ、こんな卑劣な犯罪にも手を貸していた、というのです。まあ、盗聴も相当卑劣ですけど、最初に捕まった時、空き巣が民子の仕業だと白状しなかったのも、その「愛」の表れだと思えば、これまた大いに頷けるところです


民子さんもそんなに悪い人じゃなかった。疲れすぎて何かが狂ってしまっただけで


自分を殺そうとした民子を庇ったこの珪子の言葉も真実なのだと思います。陶芸の作品も、珪子は銀賞で、民子が金賞を受賞していたようでした。


と、前半だけでも相当面白く見ていたのですが、肝心の「本物の名無しさん」は誰なのか、あれこれ思いをめぐらしていたその時、蟹江が面白いセリフを吐きました。それが、倉田家ストーカー事件を書いたレポートの「製本化」です


もしかしたら、やはり「名無しさん」は蟹江であって、まさに民子と波戸のように、明日香と共犯関係にあるのではないか?いわゆる、ネタのために「名無しさん」の犯行をでっち上げたのに、それが他の「模倣犯」によってどんどん事が大きくなってしまったことに、半ば戸惑いながらも、一方では、思いもよらなかった絶好の記事が書けたことに、ふたりはこっそりほくそえんでいるのではないか?


でもこの推理には~以前も触れたように~大きな欠陥があります。それは「本物の名無しさん」を目撃したのは、明日香だけではなく、健太も同様だということ。ふたりがふたりとも、

「名無しさんはニット帽をかぶった30代前半の男」

と断定していることが、これまでもずっと引っかかってなりませんでした。しかも今回、健太は再び「名無しさん」を地下通路で目撃し、その後を追ったために怪我までしているのです


「俺は絶対にあいつを捕まえる!


父に向かってそう断言していたことから、最初の名無しさんの定義が変わったとは思えません。つまり、本物の名無しさんは、

「倉田家の家族も我々視聴者もまだ見たことのない人物

であるはずなのです


そこに満を持して登場したのが、なんと阪田マサノブさんでした


明日香と同じネックレスをし(M・A~Mなんとかと明日香Asukaかな)、名無しさんである証のあの指輪を右手の中指にはめた、どうやら明日香と深い関係(兄?恋人??)にあるらしいこの人物こそ~そのシルエットからしても~本物の名無しさんに違いありません名無しさんは阪田マサノブ!で間違いない!


あ~あ、やっぱり後出しじゃんけんだったか


とちょいとガッカリしたのはつかの間で、最後の最後にきたこの明日香の「告白」で再びピンときたおばさんです


黒い感情に突き動かされ、復讐に走ってしまった愚かな私自身の物語である」


つまりは、明日香が犯人なのはまず間違いないということですが、問題はその動機ですよね~それが分からないばかりに、以前もこの明日香を犯人と特定することができなかったのですから


そこで、おばさんは再びこう閃きました


明日香は「イニシャルMの男性」(阪田マサノブ)を使って、自分の思い通りのシナリオを描き、ストーカー事件をでっち上げたに違いない!でもシナリオを描いたのは明日香!!(≧▽≦)


つまりここで、最初の「蟹江と明日香の共犯説」に戻るという訳です。が、明日香の相手は蟹江ではなく、この「ニット帽の男」だったということ。自分が「本」を書くために、最初の事件を利用し、その後の展開を膨らませていった、と


でもここ~最初から仕組んだことなのか、それとも、健太が注意した相手が偶然知り合いだったことから、その後の「事件」を思いついただけなのかはまだ分かりませんけどね


それに、単に「本を書きたい」「名前を売りたい」というだけで「復讐に走った」という言葉が出てくるのかどうかが腑に落ちないところです。他の例同様、これまで見逃してきたごく小さな出来事が、明日香のこの「復讐」を示していたのかもしれません。そのヒントは、以前健太が明日香に代わって仕事をした時なんかにあったのかしらん?


とはいえ、これらは全ておばさんの推理(妄想)に過ぎないかもしれませんけど、久しぶりに絡まった糸がスッキリほどけたような爽快感を味わえて、実に楽しかったです~。この整合こそミステリーの醍醐味ですから。この推理が当たっているかどうかは、それは二の次三の次、なのでござる~自分がそれで納得さえできれば、何ら問題ありません。楽しいのは推理の過程そのものなのです


一方、太一の会社の方は、またしてもすっかり真瀬にしてやられてしまったようです。それを西沢から聞いた健太が、親父はオヤジでかたをつけろと、激励したのがなかなかでしたね。自分と七菜も、自分自身を守れるぐらいに成長したのだから、親父もいつまでも逃げてばかりいないで、最後ぐらいはきちんと戦え、という訳です


ここで、どうやら昔、八木と太一の間で三角関係にあったらしい珪子が、八木とホテルに入っていったようなのは、これは引っ掛けですよね~きっと。いくら昔ほのかな恋心を抱いていたかもしれないとはいえ、今さらあの珪子が、夫の復職(出世?)を頼むために、八木と付き合うとは思えませんし。この3人の関係は1話でなんとなく感じたけれど、ちと安っぽすぎて敢えて触れなかったぐらいですから


さ~ていよいよ来週は最終回です。途中、特に前半はかなり物足りなく感じられた「ようこそ、わが家へ」でしたが、ここに来て、社会派要素とミステリー要素のどちらも大いに堪能できてか~なり満足しています。後は明日香の動機だけですね~ここがしっかり締めくくられるとよいですね。続きもとっても楽しみです


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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