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花たちの戦い~宮廷残酷史~
 時代劇・歴史モノ

花たちの戦い あらすじと感想 第25~27話 ポンニム大君の帰国 ほか

花たちの戦い~宮廷残酷史~のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます: 花たちの戦い~宮廷残酷史~あらすじ一覧


キム・ヒョンジュさん主演の【花たちの戦い -宮廷残酷史-】~も25話から27話まで見終わりました。いやいや、副題にもある「ポンニム大君」(後の孝宗)はかなりの曲者だったのですね~。そう言えばこの孝宗のエピソードを目にするのはこれが初めてです。在位期間もそれほど長くありませんし、他ではあまり見られないだろうこの「印象」は貴重なものになりそうです


以下、簡単なネタバレのあらすじ感想文です花たちの戦いのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


ポンニム大君が帰国したことで、世子の立場はますます微妙な物となりました。世子自身は、弟の帰国を心から喜び、その心中にある邪念になどまったく気づかぬようでしたが、カン氏は、仁祖のいかにもあからさまな態度でこれに気づきます。ポンニム大君は兄との違いを鮮明にして仁祖に媚を売っているに違いない


大君とはいえ、世子以外の王子はまさに側室とその子たち同様「疎まれ者」であり、清国という脅威が控えている今は特に「生き残るため」に必死だったのかもしれません。


が、純粋な世子にはそんな「計算」ができるはずも、理解できるはずもなく~父上は兄上の政治理念を知りたがっているという弟の言葉を信じた世子は、体調の悪いところを無理してまで具申書を書き上げ、仁祖に進呈してしまいます


仁祖という人間は新しい物を忌み嫌い、自分の「王」としての体面しか頭にない心の狭い人物なのですが、これは輿地球を壊したことで既に明白だったのに、世子にはそれが分かりません。あれほど聡明な世子が、どうしてこの父の愚かさに気づかないのか、それもすべて、世子の「孝心」がその目を曇らせてしまっていることが、何とも気の毒でなりません


小説やドラマの中なら、愚かなリーダーは排除すればいいで済みますが、現実にはままならぬ時も多いですよね。この「花たちの戦い」も、ドラマとはいえ「史実」ですから、仁祖が愚かなことはどうしようもなかったはずです。ならば、その愚かな王をいかにしてうまく煽て使うか、つまりは周囲がどれほど賢くなるか、が物を言ったはずなのです。


これまで見てきた中では、今領議政のキム・リュはさすがに年の功だけあってこの気難しい仁祖の扱いを心得ているようですが、何せ年を取りすぎてもう影響力が足りません。ジャジョムもまた「賢さ」の点では誰にも負けていませんが、それが負に働いている=「悪賢さ」なので、事はすべて邪悪な方向にしか進みません。ジャジョムは自分が国王になろうとしているようです。これはヤムジョンも同様です王妃か大妃になるのが夢


せめてあのカン氏がもう少し思慮深い人間だったら、義父ともうまく折り合いをつけてやっていけたのに、とそれが無念でなりません。親蚕礼まで主催して=王妃ともタッグを組んでいけるのかと思いきや、カン氏が

「仁祖=豚(正しくは「豚に真珠」)

と罵ったことが耳に入った王妃は憮然とし、怒りを露わにしてしまいます。それに王妃はその母からも、カン氏を信用するなと忠告されていたようです


ヤムジョンの老獪さと、カン氏の実行力、そして王妃の思慮深さが1つになって何か事を成し遂げることができたなら、どんなに素晴らしかったことかと、ひとり妄想を逞しくせざるを得ないおばさんです。韓ドラにも、たまにはそういう楽しい展開があっても良いとは思いませんか?


とまあ愚痴はさておき、ある意味、これらの「賢さ」をそれなりにバランス良く身に着けていたのがポンニム大君だったようです。ただ、隙あらば兄の世子を排除したいという野心が問題ですけどね。以前の文宗と世祖の例同様、兄弟が逆だったなら平和裏に事が進んだかも知れなかったのに残念ですね~大体において長男の方がおっとり系ですものね


以前、順治帝の即位の際に触れたように、清国では、自分が王になることよりも、国論を二つに分けないことの方が大切だとみなされたのとはエライ違いです。韓国と清国の違いは、国土の広さだけではなかったのです


積極的に異国の文化=耶蘇教や西洋文化を取り入れた清国の「強さ」を切々と説き、なんとか仁祖に分かってもらおうとした世子の願いは虚しく破れ、今や仁祖は世子妃のみならず、世子をも廃位しようとさえしています。ヤムジョンも、口ではこれを止めながら、へそ曲がりな仁祖をうま~く操って、口とは正反対の方向に持っていこうとしています。この手腕は、腹立たしいというよりむしろ、見事だと感心してしまうほどヤムジョンが元々王妃だったらよかったのにね~(;´・ω・)


カン氏は9年も異国で過ごさねばならなかった「屈辱」を訴えていたけれど、違った意味でもこの9年は本当に長かったのだと思わずにはいられません


いくら世子が心配だからとはいえ、皆がいまだにオランケ(蛮族)と呼ぶ清国人の耶蘇教徒を部屋に入れて世子のために祈らせたりしたら、どんなに不興を買うかぐらい、想像できても良さそうなはずですのに。もはや世子夫婦の価値観は~善悪は別として~朝鮮のそれとはまったく別物になってしまったのですここは不幸としか言いようがない(;´Д`)


一方のヤムジョンは、部屋で世子を呪った上、ヒョンイクには、ジャジョム同様、「鍼で世子を殺せ」と命じています。一旦は治療をして信用を得た上で実行すれば問題ないというのです。


それ以外では、この間に仁祖とキム尚膳との出会いが紹介されたのが実に面白かったですね~。キム尚膳ことインは、その昔仁祖がまだ綾陽君だった頃に、街中でインの命を助けたことから知り合ったのだそうです。死にかけていた貧しい子供を見捨てずに助けるなんて、なかなか優しい面もあったのではありませんか


これまでは(キム尚膳は)いかにも悪人顔ですし、平気で部下を殴り殺したシーンなどもあって、今一つその心中が計りかねてまいりましたが、仁祖を思う気持ちや、世子への忠心は本物なのかもしれません


このように登場人物の描写が深いドラマは、こちらの思い入れもまた深くなって楽しめますね。「花たちの戦い」は続きもとっても楽しみです花たちの戦いも面白い(^^)/


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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