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花たちの戦い~宮廷残酷史~
 時代劇・歴史モノ

花たちの戦い あらすじと感想 第33&34話 正室の娘

花たちの戦い~宮廷残酷史~のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます: 花たちの戦い~宮廷残酷史~あらすじ一覧


キム・ヒョンジュさん主演の【花たちの戦い -宮廷残酷史-】は、33話「引き裂かれる親子」と34話「正室の娘」を視聴しました。表面的に見れば、ここは「カン氏が可哀想」なエピソードでしたし、実際に気の毒ではあったんですが、おばさん個人としては、やはりこのカン氏の「信念」に疑いを持たざるを得ませんでした。その辺をつらつらまとめてみますね花たちの戦いのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


まず気の毒な点は、ヤムジョンの猿芝居により、カン氏はアワビに毒を盛ったとまで疑われ、ついに宮中を追い出されることになったことです。


このヤムジョンの芝居がまたいかにも茶番でございましたね~。最近はあのキム尚宮の気持ちが手に取るように伝わってきます。この辺はもうブラックコメディ以外の何物でもありません


元々胃が弱いから、少しでも傷んでいると敏感に反応したのね傷んだ物を王様にお出しするなどとんでもない女だわこっちが本音♪、というその側から、アワビを用意したのは自分だ、王様と仲直りしてほしくて余計なことをしてしまった、との自己アピールも忘れません


それでも尚吐き気が収まらないふりを続けたヤムジョンに、仁祖はたまらず、(カン氏が)後で毒を塗ったのではないかとまで言いだします


そんなまさか!嬪宮に限ってそんなことをするはずがない!!=その一言を待っていたわ!!またキム・ヒョンジュさんが上手い( *´艸`)


こうして仁祖は早速、どうやら御医になったらしいヒョンイクを呼び寄せて、アワビを調べさせました。ヒョンイクは抜かりなく、持参した砒素をアワビに振りかけます。隣で見ていた医官が驚くと、

「王命だ!

と言い返す始末。この辺がまた実にマヌケなところです。仁祖のあずかり知らぬところで勝手に「王命」が独り歩きしているのです


当然、銀の匙は真っ黒に変色~アワビには毒が盛られていたという報告を受けた仁祖は、早速イン=キム尚膳に命じて、東宮殿を調べさせました。この時は既に

ヤムジョンにまんまとハメられた!

と後悔しきりの、でも半ばあきらめた様子のカン氏に、忠義の徒=キム尚膳は、

自分に任せておくよう

力強く頷きます。ヤムジョンは既にオンニョンに「毒」を東宮殿に隠しておくよう命じていたのですが、キム尚膳がこれを見つけて闇に葬ったようです


怒り収まらぬ仁祖に対し、領議政のキム・リュは、カン氏を出宮させる代わりに、王孫のソクチョルを世子に冊封するよう進言し、カン氏もこれを了承して、着用している喪服がそのまま「罪人」であるかのような格好で、宮中を去っていきます


この時キム尚膳が、王妃が乗る輿=輦(ヨン)を手配してくれたのがまた何とも泣ける配慮でした。このキム尚膳が、世子の霊前で涙を流し、王孫のために耐えてくれと号泣していた姿も忘れられませんね。この声を聴いたポンニム大君までもが、世子のためにあれほどまでに泣いてくれるのはキム尚膳しかいないのか、と自分もまた涙していたほどなのです。


が、後にこのポンニム大君がキム尚膳に、王孫を助けるため自分に協力してほしいと言ったその言葉は、果たして本心なのかどうか、まだこちらは測り兼ねるところですが


と、ここまでがカン氏を「気の毒」に思うところで、異論のある方はきっといらっしゃらないと思うんですが、おばさんが疑問を抱いたのは、カン氏がヤムジョンに放ったあの一言です


側室の娘の分際で、汚い手で私の息子たちに触るな!


確かにヤムジョンは紛れもなく「側室の娘」です。これは多分「妾の娘と言った方がもっとピンとくるのではないでしょうかね~。当時、妾は正妻に殺されても文句は言えなかった、というぐらいですから、王の側室とはまったく別の扱い=軽蔑の対象だったと思われます。


その一方ででも確か、世子や世子妃の夢見ていた新しい朝鮮は

「身分差の無い皆が等しく尊ばれる国

のはずでしたよね。確かにヤムジョンの心根は卑しいかもしれないけれど、それを「身分」に言及して貶めるというのが、どうにも違和感がぬぐえません。これがもし亡くなった昭顕世子だったら決して、

「側室の子だから卑しい」

などと言うことはなかったはずです


そう思うと、カン氏の志自体がうさんくさく思えちゃうんですよね~。結局は、自分が異国にやられたことへの私怨、更にいうなら仁祖への恨みがこの人に「理想」を語らせているだけなのではないか、と


今の時代ならあり得ませんが、妾が数多く存在していた時代において、少なくとも国を憂うる為政者であれば、少なくとも為政者たろうとするならば、単にこれを軽蔑するのみならず、妾にならずとも済むような救済策を考えるのが先決であって、事あるごとに相手を侮蔑する目的で「側室の娘」を連呼するのは、やはり、上に立つ者の放つ台詞ではないように思えてなりませぬだからカン氏はまだまだなのよ(;´・ω・)。だからこそ、ソクチョルに、自分に似てはならぬ、と言ったのでしょうが


そうやって軽蔑され続けてきたからこそ溜まり続けた怒りが、今のヤムジョンを作ったと言っても過言ではないのですから。


そのヤムジョンの「宿願」もついに果たされることとなりました。口で言っても聞かぬなら、と、チョ・ギの息子たちを捕まえるという実力行使に出られたチェ氏はとうとう、首をつって自殺してしまいます


自分もまた「輦」に乗って里帰りをしたヤムジョンが、心の中では軽蔑しながら迎えに出た「兄たち」に愛想笑いを浮かべていたのもまた何とも滑稽かつ切ないシーンでした。たとえ偽りの歓迎でも、これまで自分を馬鹿にしつづけた彼らが目の前で頭を下げる姿を見たかったのか、と


まあ、いつもビクビクとしていたハン・オクが、あれで楽しく生きていけるなら良いですけどね。重苦しいこのドラマの中で、唯一このハン・オクだけがコメディ要素なのですもの


また、何をしても満たされることの無いヤムジョンの哀しさを唯一理解できる、否、しなくちゃいかんのがナム・ヒョクだと思うんですが、これがまったくの朴念仁で、またしてもヤムジョンを襲ってきたのには呆れ果ててしまいました。自分の手で彼女を幸せにできなかったんだから、後はどこかでひっそりとその幸せを願ってろ花たちの戦い~ナム・ヒョクが邪魔だ( `ー´)ノ~と思うのはきっとおばさんばかりでございましょうが


花たちの戦い」も残すところあと3週間余りとなりました。続きもとっても楽しみです


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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