2017/10
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チョン・ドジョン(鄭道伝)のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます: チョン・ドジョン(鄭道伝)全50話 あらすじと感想一覧


韓国ドラマ、【チョン・ドジョン鄭道伝)】がついに最終回を迎えてしまいました。最後がどうなるか=歴史は知っていたので、最初から最後までずっと画面を睨み続けておりました


おのれバンウォン、去骨匠(人殺し)めっ!お前のことは絶対に許さん~っ!!チョン・ドジョンの最終回のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


お、それではまるで最後までバンウォンを呪い続けた「龍の涙」のイ・ソンゲみたいですね


でも、最後まで見て、たとえドジョンの肉体は滅ぼうとも、その志=民本の大業は決して滅びることは無かった、と心の底から確信できたので、変えることのできない史実を扱った史劇としては大満足の最終回となりました。間違いなくこの「チョン・ドジョン」はおばさんの中では殿堂入りです


以下、最終回のあらすじですネタバレですのでご注意を♪


ドジョンが丹精込めて「美しい名前を付けた宮殿が、ついに血に染まってしまいました。襲撃したのがハ・リュンだと聞かされたソンゲはすぐに、それがバンウォンの仕業だと気が付きます


バンウォン、ネイノーンッ!!許さんっ!!刀を持ってこいっ!!


スクポンらが義興三軍府と武器庫を制圧すると、そのあまりの勢いに恐れをなした宿衛兵は宮殿内に逃げ込んでしまったというのがまた情けない限り


が、ハ・リュンは、これだけではまだ勝利はしていないと檄を飛ばし、引き続きチョ・ヨンムに、宿衛兵に投稿を求めるよう指示しました。


同腹の王子たちにも声を掛け、都堂も懐柔する一方で、問題はチョン・ドジョンの居どころがいまだに分からぬことです。ドジョンはその頃、ナム・ウンの「新しい女」の住まい=ソンヒョン(松亭)で、皆と楽しく宴会を開いていたところだったのです。


そこでナム・ウンが、昔ドジョンから「大業」に誘われた時のことを面白おかしく皆に語って聞かせていたのがまた楽しかったですね


三峰殿は、男なら、ヨム・フンバンでもイ・イニムでもなく「高麗」を殺せ、と言ったのです!!


この言葉に自分もまた満面の笑みを浮かべていたドジョンが、その酔いを醒ますためか、はたまた何かを感じたのか、外に出たのをナム・ウンも追ってきたシーンがまた良かった


もしどうしても明との問題が解決できぬ時は、この老いぼれが明へ行けば済むことだそのぐらいの覚悟はできている


これを聞いたウンが感激して、自分を大業に誘ってくれてありがとうございました、サムボンヒョンニム(三峰師兄)、と涙ぐみます。本当に本当にありがとうございますナムウンとドジョンの友情がまた良かった(;O;)


それは私も同じ気持ちだ。最後まで私の側にいてくれてありがとう


実際はきっとそんな余裕は無かったのでしょうが、こうして長い間志を一つにして戦ってきたふたりに、互いへの感謝を伝えさせてくれた演出にはおばさんも感謝せずにはいられませんもはやドジョンは身内同然です♪


その直後にスクポンらが攻め込んできたため、ナム・ウンは必死でドジョンを逃がそうと戦いました。が、シム・ヒョセンはその先頭を切って走っていったけど、ドジョンは母屋から出てこなかったようです。


そしてそのウンは、何とか突破口を開こうとジランの家に助けを求めに行きましたが、ジランは既に兵に取り囲まれており、ウンはここで命を落としてしまいますナム・ウン無念(;´・ω・)。ジランはミン氏に説得されて、仕方なくバンウォンを認めたようです。


ヒョセンを一刀のもとに斬り殺したバンウォンは、その刀を持ってドジョンに会いに行きました


そこでバンウォンは、ドジョンを心から尊敬し、父よりも信頼を寄せてきたと切り出します。自分を世子に選んでいれば、こんな悲劇は起こらなかった、何もかも、ドジョンの欲が起こしたことだ。、ジョンが国を牛耳ろうとしたからだと罵ります盗人猛々しいとはこのことだ、バンウォンめっ!(`・ω・´)


その上でバンウォンはドジョンに最後の提案をしました。今からでも自分の臣下にならないかと誘ったのです。もしドジョンが「宰相政治」を諦めれば、その他は思い通りにさせてやると言うのです


遼東征伐、私兵の廃止、仏教弾圧、兵農一致、中農、民生、民本その他の政策は全て受け入れるが、宰相政治だけは諦めてほしい。


つまりは、ドジョンの政策には賛同するが、権力を握るのは自分でなければならないということですよね。国を牛耳ろうとしている権力欲の塊は、ほかならぬ自分ではありませんか


が、ドジョンにとっては逆に「宰相政治」こそ大業を目指す意味であり目的なのです。そもそも、今さら自分の命惜しさに諦めるくらいなら、親友のモンジュをバンウォンに殺される危険になどさらしていません


王は李(イ)氏が受け継いだが、宰相は能力さえあれば姓は関係ない。チョン氏、チョ氏、カン氏、チェ氏、パク氏、この国の姓をすべて合わせて何というか分かるか?「民」だ。


王は天から降りてくるが、宰相は民から生まれる。よって宰相が治める国は、王が治める国より民に身近で有益であり、より安全なのだ。王は民のために存在する道具にすぎない


自分が権力を手に入れたいバンウォンに、何を言っても分かってもらえるはずの無いことはドジョン自身が重々承知しています。だからこそドジョンは、決して命乞いも、バンウォンに媚びるようなことも一切言わず、敢えて「道具」と言ったのでしょう。ソンゲに説明した時とは、その配慮が全く違っています


バンウォンは、その後外に連れ出したドジョンに対し、結局はドジョンを手に入れられなかった悔し紛れにこんな嫌みを投げつけています


今後朝鮮が理想とする忠臣は「チョン・モンジュ」であり、「チョン・ドジョン」は奸臣の象徴となる。皆に軽蔑され呪われることだろう


この辺が、このバンウォンのさもしさですね~。よくもまあ言うに事欠いて、ここで、自分がその手で殺させたモンジュを持ち出せたもんです


操存省察兩加功、不負聖賢黃卷中、三十年來勤苦業、松亭一醉竟成空
(志を維持して自分を顧みることに努めながら、本に込められた聖賢の言葉も守ってきた。30年もの間苦労して成し遂げたことが、ソンヒョンで酒を飲んでいる間にすべて無駄になってしまった)


これは鄭道伝の辞世の句とされています。ドラマではこの句を詠んだドジョンがバンウォンに、この地に民がいる限り、民本の大業が終わることはない、と告げた後、バンウォンに惨殺されてしまいます人殺しめっ!!


最後までドジョンをせせら笑っていたバンウォンが、後に、自分によく似た「権力欲の強いイ・ジェ」ではなく、ソンゲに似たのか大らかで懐の深い「イ・ド」に「玉座」を譲り渡すことになるのが、何とも皮肉でございまするね。宰相制の実現は叶わなかったものの、何よりもまず民を思う政治が、他ならぬバンウォンの息子によって実現されたのですから


バンウォンはその後、父ソンゲにもそれを嫌というほどなじられていました。もちろん、本人に聞く耳が無いので、一見、カエルの面に何とかでしたが、でもそれが事実だったということは、歴史が証明してくれます


玉座は、大勢の心を黒く焼いてしまう地獄の業火。あそこに座ると、皆が自分の首をはねる敵に見える。が、三峰だけは違った。三峰の瞳には欲は見えなかった。三峰がいてくれたからこそ生きてこられた。お前のような男が王座に就いたら、この世が血の海になってしまう!


バンウォンの刀に付いていたドジョンの血を両手に付けて、その死を嘆くソンゲが哀れでなりませんでした。バンウォンは、ドジョンが最後は命乞いをしたなどと言ったけど、ソンゲには、それが息子の悔し紛れの嘘だということぐらい、お見通しのはずです。


バンウォンが後に、どれだけ多くの血、しかも、共に戦った仲間のそれを流すことになるのか、これまたソンゲにはお見通しだったに違いありません。おばさんもまた悔し紛れに、皆の名をひとりひとり挙げ連ねたいところでやんすハ・リュンにチョ・ヨンム、ミン兄弟と、スクポン残して全員だ!( `ー´)ノ


ソンゲとドジョンがそれぞれに(今回の)大業が成就しなかったのは、自分達がバンウォンを殺せなかったことだと嘆くのももっともでした。でもそんな二人だからこそ、後に多くの人々から愛されたのではないでしょうか


ドジョンがバンウォンに斬られて倒れ込んだ時、あの世からモンジュが迎えに来てモンジュが変わらぬ笑顔で迎えてくれました~情けない男だおまえはできる限りのことをしたとねぎらってくれたのも嬉しかったですね


あの世に行った後も大切な親友であり続けたモンジュと手を取りあって渡った三途の川の向こうには、一足先に逝ったナム・ウンも待っていたことでしょう


後に「第一次王子の乱」と呼ばれたこの政変は、バンウォンが、弟のバンソク(世子)とバンボンを殺害し、チョ・ジュンのいる都堂の同意を得たことで終息しました。このチョ・ジュンが最後までドジョンの気持ちを理解できなかったのが、またかなり悔しかった


その後、ソンゲが次男のバングァに王位(定宗)を譲った後に第二次王子の乱が起きると、これを制圧したバンウォンは念願の世子(世弟)となり、そのたったの9カ月後にはついに太宗として玉座を我が物にします。


ドジョンの息子たちも惨殺され、ドジョン本人の遺体は、バンウォンの言葉通り、遠くの山奥に捨てられてしまいました。が、長男のジン(鄭津)だけは賤民に落とされただけで死を免れた上、後には身分と官位も回復されて、前回映った「三峰集」を完成させたのだとか


チョン・ドジョン自身が朝鮮で再評価されるのは正祖の時代だそうです。それに、これまでの視聴でもしばしば感じたことですが、ドジョンの政策そのものは、後の太宗のそれと大きく変わることはなかったことにも、大きく溜飲を下げた次第です


鄭道伝はわが民族の歴史上、もっとも偉大な革命家であり政治家の一人である


大業を目前にしてドジョンが死んだことが悔しくて、ついつい要らぬことまで書き連ねてしまいました


あ~本当に終わってしまったのだと思うと、何とも寂しい気持ちでいっぱいですチョン・ドジョンが大好きでした(^^)/。しばらくは「そんじょそこらの時代劇」()には満足できそうにありませぬ鄭道伝チョン・ドジョン)は本当に面白いドラマでした~大大大満足です。そのうちにあらすじリストも作りますです鄭道伝がお勧めですよ~( `ー´)ノ


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Comments 8

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きのこ  
終わってしまいましたね

初めてコメントさせていただきます。
だいぶ前から勝手にこちらを拝見させていただいておりました。
毎回のレビューに「そうそう、私もそう思う」なんて勝手にうなずいたりしていました。骨太の韓国史劇好きの私にとっても久しぶりに大満足のドラマでした。

2015/11/05 (Thu) 10:12 | EDIT | REPLY |   
きのこさんへ  
寂しくなりました

きのこさん、はじめまして^^

いつもブログをご利用いただいていたとのこと、また今回は
ご丁寧なコメントをお寄せいただきましてありがとうございましたv-22

チョン・ドジョンは本当に面白いドラマでしたよね~。
私も毎日とっても楽しみにしていたので、
終わってしまって本当に寂しくなりました(;O;)。

きのこさんも骨太な史劇がお好きなのですね~。
また何か見ごたえのあるドラマが始まるとよいですね(^^)/。

その際は是非またお立ち寄りくださいますようにv-254。こん

2015/11/05 (Thu) 10:55 | EDIT | REPLY |   
PE  
いい思い出ですねー

はじめまして。自分は韓国人ですが、日本人の韓国ドラマ感想を読んでいるうちにここを見つけまして、不思議な気持ちでいっぱいです。ちょっとした、地元(?)のコメントをさせていただきます。

チョンドジョンはいつも尊敬していた人物なので、彼の夢見た「政治」がちゃんと形を整ってゆく様、王都・ソウル、そして朝鮮という、実に500年も続いた国家のシステムを作り上げた彼の構想がちゃんと描かれなかった事がどうしても無念に思えてなりませんでした。朝鮮建国後のところではかなり時間と予算が足りなかったと聞きますが、なんとも残念です。

しかも、2代目の王である太宗・イバンウォンが単なる残虐非道の人殺しに描かれてしまいました。暴君のように描かれた彼は朝鮮を磐石の固きに置いた英明なる君主でもありましたし、<龍の涙>をご存知ならお解かりいただけると思いますが、彼は叛逆者として一族絶滅の憂き目に会うべきチョンを、彼の罪は叛逆ではなく「王族に害を成した」という曖昧なことと決め息子や妻を助命するという寛大な処置をとりました。その息子を後で官職に就かせたばかりか、道伝の政策の多くを自分の手で実現します。彼が道伝を少しでも憎んでいたらそんな回りくどいことは多分しなかったでしょう。

<独眼龍政宗>の時、悪党として描かれている最上義昭公を見る山形県民がこんな気持ちだったのでしょうか?(笑) 尊敬する人物の業績や活躍が消され、逆に根拠のない濡れ衣を着せられ悪党にされることを見ているとなんとも歯がゆい気持ちになりますね。視聴者のみなさんに一度間違って伝えられた情報は長く影響を及ぼすからもっと責任を持たないと!

「今富者は連なる田んぼを持ち、貧者たちは錐が刺せる広さの土地すら持っていない。貧者は一年中働いても飢える有様で、富者たるものは何もせず、働かずに莫大な富みを得ている。これを国家が手を拱いてただ見ているだけだから、段々民は飢え国家も貧しくなっている。」 チョン公の文集からの言葉ですが、今の韓国にそのまま通じるところがありますね。このドラマの人気はそんな国民のもどかしさあってこそだと思います。ドラマの中で彼が宴会で名づけた景福宮・光化門の前の道路の名が三峰路(サンボンロ)ですが、そこを通るたび彼を思い出します。

また、いい骨太の大河がみたいものです。

2016/02/05 (Fri) 02:17 | EDIT | REPLY |   
PEさんへ  
貴重なご意見をありがとうございました!

PEさん、はじめまして^^

この度は大変貴重なご意見をありがとうございます。

史劇とはいえ、あくまでもドラマ(フィクション)ですから、
なかなか難しいですよね。

でも私にとっての鄭道伝は、おそらくPEさんの印象通りの
「偉人」として胸の奥深くに刻まれました。

細かいところは、お国の方から見ればもどかしい点もあるでしょうが、
十分に感動させていただきました~とてもありがたかったですv-254。こん

2016/02/05 (Fri) 07:30 | EDIT | REPLY |   
荘子  
また見てしまいました

今度偶然その近くに用があったので帰り道に太祖の健元陵に参拝したんですけど、一番高いところにあって、しかも普通の陵と違ってススキに包まれかなり荒々しい形相の陵でした。

聞けば最後まで息子を許しきれなかった太祖が遺言で「わが陵は先祖伝来の地・東北面に」と言い残したそうですが、太宗としては先代をそんな遠い地に葬っては自分は勘当されたと民に宣言するようなものなので、正統性も傷付き王として面目が立たない。

それで色々考えた結果が「陵はソウルの近くに、だが芝土には東北面で持ってきたススキと土を使う」ということだったそうです。どれだけ波乱に富んだ生涯だったかを物語っているようでしたよ。

2016/12/30 (Fri) 19:03 | EDIT | REPLY |   
荘子さんへ  
いつもありがとうございます

荘子さん、こんにちは♪
いつも貴重な情報をお寄せいただきましてありがとうございます。

ほぉ~そのような経緯があったのですね~。
そう言った事情を知ると知らないとでは、ドラマの見方も変わりそうですね^^。こん

2017/01/04 (Wed) 17:40 | EDIT | REPLY |   
maltcask  
No title

終始重苦しい展開でしたが意外と後味の悪さは感じません。私心無き英雄のドラマとして「不滅のイ・スンシン」とならぶ作品だと思います。
ただ韓国のかたも言ってますがチョン・ドジョンの業績というものが十分にえがかれていなかったのが残念でした。彼を主人公としてえがくのなら、最終的に政争にやぶれたとはいえ、その業績の偉大さに敵対者すら畏怖するというのをナレーションだけでなく具体的な場面でえがいてほしかった。たとえば、陣法訓練を重視しているという場面がちょくちょくあるのですが、旧来の陣法とくらべて彼の陣法がいかにすぐれていか、模擬合戦で相手を圧倒するような描写があってほしかったです。
とはいえ、要所要所で「龍の涙」のテーマ曲を聞かせたり、そもそもイ・バンウォン役だったユ・ドングンがイ・ソンゲ役とか、そのイ・ソンゲとイ・ジランの掛け合い漫才のようなやりとりとか、このソン・ドンヒョクがイ・スクポンの名を聞いて「何か聞いたことがある」みたいな態度をとるとか、ドラマ好きとして大いにたのしみました

2017/02/08 (Wed) 20:34 | EDIT | REPLY |   
maltcaskさんへ  
もう一度見たいです

maltcaskさん、こんにちは。

チョン・ドジョンは良いドラマでしたよね~
私もすっかり入れ込んで見ていました。

でも確かにご指摘の通り、
もう少し具体的な業績も描いてほしかったですよね。

そうそうキャスティングもよかったです。
龍の涙のオマージュ(笑)としても楽しめましたね。こん

2017/02/09 (Thu) 10:28 | EDIT | REPLY |   

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