2017/11
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西島秀俊さん主演の医療サスペンス、【無痛~診える眼~】もついに夕べが最終回でした。なんとな~く嫌な予感はしていましたが、最後はなんとも痛ましい結果に終わってしまいましたね無痛診える眼、最終回のあらすじ感想行きますよ~( `ー´)ノ。以下早速ネタバレです。


まずは気になっていた白神と石川一家の関係から参りましょうか


なんでも、石川の妻彰子は白神怜児の元恋人だったそうなのが、石川が怜児から彰子を奪って結婚してしまったのだそうです。体は丈夫でも心は繊細だった怜児はその後ネパールで遭難し、脳死に至ってしまったそうです。これが傷心旅行の結果だったのか、最初から自殺を覚悟していたのかは明確ではありませんでした。


弟の事故の知らせを受けた白神は早速ネパールに飛び、現地でその心臓を移植したそうですが、白神には、優しい怜児が自分に心臓を提供しようとしているように見えたそうです。ここは強がって&悪ぶってそう語っていましたけれど、為頼が指摘したように、弟の心臓を移植することで、拭いきれない罪悪感を抱くことになったのはどうやら間違いなさそうです。


肉体的な痛みではなく、精神的な痛み~しかも一生消えないだろう痛みを抱えることになった白神は、怜児の仇を取るために、イバラを使って白神一家を惨殺しようとしたのだそうです。弟を死に追いやっておきながら、自分達は幸せだと世間に公表するような恥知らずは、決して生かしてはおけない!と。


このように書くと「無痛治療」の目的が復讐のようにも聞こえますが、そればかりとも言えませんよね。白神が、痛みに苦しむ患者を見守る立場にある家族の痛みもまた取り除きたい、だからこそ、その痛みが分かる為頼をパートナーにしたかったという言葉も決して嘘ではなかったのだと思います


が、だからと言って、そのためにイバラを利用した事実は決して許されるものではありません。白神に騙されてイバラを殺そうとした速水は、為頼から真相を聞いて即、その怒りを白神に向けてしまいます。ようやく決意を固めて真相を打ち明けに出頭したサトミから、なぜ、あんなにやさしいイバラを殺そうとした!と激しくなじられたことも大いにショックだったようです。


白神はそんな速水を見ながら、人間は醜いと言い放ち、自分もまた醜い人間だから速水に撃ち殺されても当然だとうそぶくと、為頼がそれは違うと反論しました否定はしないが諦めもしない!!


確かに人間は醜い!だが俺は人間であることに絶望したくない。恨みも憎しみも痛みも悲しみも乗り越えていけるのが人間だと思いたい。


悪意を向けられれば報復せずに断ち切りたい。(よくぞ言ってくれたっ!!フランス人ジャーナリストの言葉を思い出す) 無理かもしれない。でも死ぬまでそう思い続けるのが人間だと思いたい!


俺は妻を失った悲しみを一生抱えて生きていく。


痛みは私だ!!


人の最後は決して美しいものではないがそこから目をそらしてはいけない。なぜなら人とはそのような生き物だから。痛みは人が生きている証だから。目をそらせば人というものを否定することになる。


為頼が、残念だ、(白神を)尊敬したかったのに、と語った時、そこに現れたイバラがこれを否定しました。この病院は素晴らしい病院だ。白神先生は素晴らしい先生です!!無痛診える眼はとにかくイバラが可哀想すぎた(;´・ω・)


これに対して白神は「イバラは私の憧れだった」と語った後、おもむろにそのイバラを突き飛ばしました。これはあの「無痛薬=ドロール」の代わりだったのでしょうか。痛みを感じないはずのイバラを突き飛ばし、精神的な痛みを与えることでイバラの怒りを増幅させ、自分を殺させようとしたのかな。そしてイバラもまた、そんな白神の痛みを誰よりも強く感じ、白神とともに死ぬことですべてに決着をつけようとしたのでしょうかイバラの精一杯の愛情でしょう


冷静に考えれば、白神は自首をして償い、イバラも一から再出発してほしかった、とは思うものの、あのふたりがあそこでああしなければならなかったという気持ちは分からなくはありません


イバラは、誰よりも憧れて尊敬した相手だからこそ、白神に惨めな思いをさせたくなかっただろうし、白神も、今後イバラの将来が明るいものになるとはきっと思えなかったのでしょう。一緒に死ぬことがすべてを解決するとは決して言えないけれど、白神はきっと彼なりにイバラを「引き受けようとした」のだと思います。


あそこで白神が、為頼やサトミらの優しさ、ひいては人間の善と強さを信じることができたら、ふたりとも再出発が計れただろうにと思うと残念でなりませんが、一方で、社会は決してそう甘くはない、と思わずにもいられません。


こうして白神とイバラは亡くなり、速水は刑事を続けていく決意を固めたそうです。為頼が指摘したように、自分に犯因症が現れると知って以来、そんな自分への憎しみが強くなったという速水が、何とかその困難も乗り越えてくれるよう祈りたいです。自分の欠点から目をそらさずに頑張ろうとしていること自体が既にその一歩だと信じます


白神も結局は自分を責めるあまり、それが辛くてならなかったからその痛みの責任を他人に転嫁することで、その痛みを解消しようとしたためにあのような暴挙に出てしまったのでしょうからね。責任感が強く、正義漢が強いことは決して悪い事じゃないはずなのに、その度が過ぎるといつしか裏目に出てしまう~まったく人間というものは実にめんどくさい生き物でござりまするそのめんどくささと一生付き合うのが生きるということ


そして為頼は診療所を休み、しばらく一人旅に出ることにしたそうです。電車の中で出会った赤ん坊の無邪気な笑顔に微笑んでいたシーンが暗示していたように、妻の死、恩師の死、そして今回のイバラと白神の死を乗り越えて、為頼が再びその「天賦の才」を屈託なく、かつ感謝しながら使える日は遠からずやってくることでしょう


無痛~診える眼~もなかなか深い作品でしたね。できればもう少し時間をかけてじっくり見てみたかったです。これは小説を読むしかなさそうかな無痛診える眼も面白かった( `ー´)ノ


無痛 (幻冬舎文庫)

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