2017/12
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わたしを離さないでNever Let Me Go)】、今週は5話です。


前回「共依存」のお話をさせていただきましたが、そもそも共依存とは、自分に自信が持てないため、他人からの評価を得ることで自己(アイデンティティ)を確立したいという欲求からくるものなのだそうです。アイデンティティを確立するための出発点は、自分が何者か、その原点を明らかにすることですから、他人のコピー(クローン)である彼らが共依存になるのも無理からぬ話なのです


そしてこの5話では彼らの原点=「ルーツ」が取り上げられていました。以下簡単なネタバレのあらすじですわたしを離さないでのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


浩介とカップルになった恭子は、その浩介のおかげで何かと鬱陶しい美和とも距離を置くことができ、以前のような明るい笑顔も戻ってきました。が、まもなく浩介は「介護人」になることが決まり、コテージを出て行ってしまいます。


こうして、せっかく得た「防波堤」を失った恭子のもとに、また美和がやってきました。美和は以前恭子が部屋でポルノ雑誌を見ていたことが気になってならないのです。私が皆に言いふらすと思ってるの?


が、恭子は、ポルノ雑誌を見ていたのは、自分の「ルーツ」を探すためだったと打ち明けました。恭子が浩介を求めたのは、愛情からではなく肉欲からだったそうで、そのような欲情をもつ自分の「ルーツ」は、性的欲望の強い人間に違いないと考えたのだそうです。


そこへあぐりが現れて、あぐりの恋人の譲二(阿部進之助)が、美和にそっくりな人物を見かけたと伝えます。あれは絶対に美和のルーツに違いないって!会いに行った方がいいわ!


これを聞いて半ばパニックに陥った美和に対し、恭子は、もし自分のルーツが見つかったとしても会いには行かない、会ったところで何かが変わる訳でもないと冷静でした。雑誌を見ていたことと実際に会いに行くことでは話が違う


美和は、最初はためらっていましたが、やはり自分のルーツは気になるらしく、恭子に一緒に行ってほしいと頭を下げてきます。友彦が、恭子には何でも素直に言った方がよいと勧めたようです。これには恭子も素直に応じてくれました。


あぐりと譲二も含めた5人で現地に向かった彼らは、途中でファミレスに入ることになりました。「外」での経験が少ない彼らは、メニューに書かれた見知らぬ品が気になります。ナタデココって寒天?ジャンバラヤってチャーハンとは違うの??


が、彼らはその疑問を店員にぶつけることもできず、結局は無難なところでカレーを注文するのですけど、友彦だけは「ジャンバラヤ」に挑戦します。この辺がいかにも友彦らしいですね


そこであぐりと譲二は意を決したようにある質問をぶつけてきました。陽光の出身者には「コテージ行」以外にもさらなる特権があるという噂があるというのです。それは、真剣に愛し合っていることを証明できた男女は、さらに3年の猶予を与えられるというものだそうで、譲二とあぐりはその対象者として認めてほしいと考えているようです。


そんな噂は聞いたことがないと恭子が言いかけると、またしても美和が無責任な答えを返しました。ハイ、聞いたことがありますよ。


美和は、今彼らの機嫌を損ねたら、ルーツの居場所を教えてもらえないかもしれないというのです。それを聞いた恭子は逆に、あぐりたちはこの話が聞きたくて、ルーツのことを持ち出したのではないか~この話は嘘なのではないかと勘繰りました。


が、そうではなくて、実際に譲二は美和によく似た美容師を本当に見つけていたのですが、いざ近くに行って確認したところ、その女性は左利きだったことが判明します。美和は右利きだそうです。


美和は、あぐりたちの前では平静を装っていたものの、あぐりと譲二がどこかへ行って、友彦が、陽光学苑で恵美子に教わった「のぞみが崎」が近くにあると言いだすと、途端に不機嫌になってしまいました


「海流の関係でなくした物が戻ってくるなら、私のルーツもあるかもね


どうせ自分たちの親は、ヤク中かアル中か犯罪者だ、金にも行き場にも困ったクズじゃなきゃ、自分の細胞を売る訳がない、と怒りだします。私の親がちゃんとした人間だったら、恭子の負けだったのに


いい加減にうんざりした恭子は、近くの公園に行くというあぐりと譲二への同行を断って、ひとりだけのぞみが崎行の電車に乗り込みました。そこへギリギリになって友彦も駆けつけてきます。ひとりじゃ心配だから言ってやれって譲二さんが


電車の中で美和のことを謝る友彦に、恭子は美和は自分の気持ちに素直なだけだとは分かっているが「時々疲れる」と打ち明けました。すると友彦は、自分も疲れる、と同意します。


そのうち、窓の外にが見えてきました。初めて見る海に喜ぶふたり。友彦は、以前無くしたCDや(恭子にもらった)お箸の片方とかも見つかるかもしれないとはしゃぎます


が、いざ近くに行ってみたら、その海岸はまるでゴミ置き場のようでした。確かにいろんなものが戻ってくる場所です。


遠くから見ると綺麗だったのに、大体こんなもんだよね。期待しては裏切られる


悟りきったような恭子に、友彦は龍子からの手紙を差し出しました。そこには龍子が陽光学苑を訪れた際、恵美子が明かしたという「子どもたちを守る計画」について書かれていたそうです。検閲が入るからでしょうか、詳しくは書けないけれど、陽光が「絵」に力を入れていたのは、それなりの理由があったからだというのです


だから今からでも良いから絵の勉強をして、それを陽光に持っていって。それはあなたにとって絶対に良いことだから


友彦は、この話とあぐりの話を結び付け、絵で「真の愛情」を示すことができれば、3年の猶予がもらえると信じ込んだようですが、恭子は相変わらず否定的なままです。


すると友彦は急に走り出し、あらゆる店に入ってCDを捜し始めました。ここはのぞみが崎だから、絶対にあるはずだ!俺は諦めない!


恭子がそんな友彦を半ば持て余していたその時、あのCDで聴いた曲が店の中に流れてきました。ふたりがそこの店主(大友康平)に確認すると、それはラジオではなくCDだというでありませんか。そこにあったいかにも古いCDケースは1話で恭子が新しい物と替えたあのCDに違いありません


そのCDを売ってください!!


友彦が差し出したカードを見た店主の顔に驚きの表情が浮かんだのを見た恭子は、その昔、マダムの顔に浮かんだ嫌悪の表情を思い出します。ああ、またあんな顔をされるのか~そう恭子が諦めようとしたその時、店主は、そのカードを扱う機械を入れていないのだと答えました。


あげるよ。俺らが君たちからもらったものに比べたら、こんなもん・・・ありがとね。


思いがけず示された好意に友彦は深々と頭を下げてこう言いました。こちらこそありがとうございます!


こんなことって本当にあるんだ友彦は恭子の笑顔が見たかったのね、ようやく響子にも笑顔が浮かんだところで、友彦が「夢」について語りました。


夢は、叶うから持つものじゃなくて、叶わなくても持ってるだけで幸せなことなんだ。外の人間だって、皆が皆夢を叶える訳じゃない、だったら俺たちも持ってた方がいいんじゃないかって俺たちも夢を持った方がいいよ!


恭子はうつむいて泣き始め、私はそんな風に考えたことが無かった、やっぱりトモのことが好きだと答えましただからトモのことが好き。その後すぐに特別な意味はないと否定しますが、思いがけない恭子の告白は友彦の胸にも響いたようです


美和たちと合流して車に乗った二人は、美和が寝入った後、その美和が恭子に嫌われたと泣いていたと聞きながら、そっと互いの手を握り返していました。美和は恭子に


リスの絵ハガキ


を土産に買ってきてそこに「ごめんね」と書いたそうで、恭子はこれを指して、美和は時々可愛いことをするが、私は時々ひどいことをする、とつぶやきます。


私たちは歩み出したのだ~「あるかもしれない自由」に向かって。


恭子が続けて語ったこの言葉の意味は、恭子もまた友彦の言葉を信じて「3年」の猶予を得ようとする、ということのでしょうか。それとも、このリスの絵ハガキとともに宝箱に入っていたライターが、その歩みを象徴していたのでしょうか。つまりは真実とともにクーデターを起こしたのか? それが「崩壊」への始まりだった(=陽光の特権が失われた)ということか一斉提供が行われたのか?


現在恭子が他の誰よりも長く介護人を務めていられるのも、恭子の絵の才能のおかげなのかもしれませんね。だったらいっそ以前友彦が語っていたように、才能のある者の提供は免除するという制度を作ればよいのに。それ以前に、知性や感情を持つ人間を家畜扱いすること、そのような哀しい生物を創り出したという罪は贖いようがありませんが


一方、現在の恭子は、美和の介護人として美和とうまく付き合うコツを身に着けたようでした。美和はひどい女だが、恭子にはもう美和しかいないのだから、と諦めたようです。友彦はそんな恭子を介護人に希望したようですが、その願いは叶えられていないらしい。はたして友彦は恭子にどんなひどい仕打ちをしたのでしょうか


来週はいよいよクーデターの動きが見られそうですわたしを離さないでが深いわ~わたしを離さないでは続きが待たれるばかりです。



上記で配信されているジュリア・ショートリードの歌う「Never Let Me Go」が特に印象的です



良い機会なので原書にトライしてみますか

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