2017/12
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わたしを離さないでNever Let Me Go)】、今週は7話です。


前回真実たちが訴えようとしていたこと、たとえ「提供者」であったとしても、人間として生まれたからには基本的人権がある、それでも「提供」というシステムを存続させたいというなら、提供者に知能や情操を与えないようにしてほしい、という訴えには心の底から共感しました


このように残酷で身勝手な制度には心から反対だという考えは一貫して変わりませんが、その気持ちはちと横に置いておいて、今回はちょっとだけ、陽光学苑の恵美子が主張したかったことが、ほんのちょっとだけですが、理解できたような気がしました。以下簡単なネタバレのあらすじですわたしを離さないでのあらすじ感想行きますよ~( `ー´)ノ


美和に「3種同時提供」の要請が来ました。介護人としてこの知らせを受け取った恭子は、それは「即時解体」と同じで死を意味するから、何とか取り下げてもらえないかと掛け合いますが、もう決まったことだからと取り合ってもらえません


美和は既に2度提供をしているらしいのですが、その後の回復に時間がかかり過ぎる=金がかかり過ぎるから、早く済ませてしまおうという考えのようです。


恭子はこの直前、美和からあのCDを受け取っていました。美和が、返却するDVDと偽ってかつて自分が盗んだCDをこっそり返却袋の中に忍ばせていたのです。恭子は、いったいこの女は何がしたいのか、といぶかしみ、やっぱり美和の介護人など辞めようかとすら思っていた矢先の出来事です


告知をしたらてっきり怒りだすと思われたのに、美和は意外にも大人しくこれを受け入れました。なんとなくそんな気もしていたから。


その後美和は、恭子に用意してもらっていた粘土を無心にこね始めました。時々「手作業」をしたくなるのは「陽光出身者」だからかしらね


一方の恭子は、もうひとり別の提供者の介護人をしていたらしく、そこでつい美和への愚痴をこぼしてしまいます。するとその男性=加藤(柄本佑)は、自分には美和の気持ちが分かるような気がすると答えました。提供者は、自分がどう終わるかを自分で決めたいと考えるものなのだと言うのです


恭子は美和に、今CDを返してきたからには、自分に言いたいことがあるのだろう、話し合おうと促しますが、美和はもういいやと言って聞こうとしません。恭子は恭子なんだものね


その後美和は、友彦も誘って一緒に陽光へ行きたいと言い出しました。私の介護人ならそれぐらいのこと実現させてよ


案の定、この申し出はすぐに却下されてしまいます。提供が近いから体調を崩されては困るというのが理由ですが、恭子は必死に食らいつきます。外出を許可しなければ、美和は自分で提供できなくなる状態を作るかもしれない、以前階段から落ちたのもわざとだったかもしれない、と脅します


これでようやく許可が下りたため、友彦には美和が手紙を書くことになりました。美和はこれも最初は、恭子が言いだしたことにして自分はいやいや巻き込まれたことにしたいと~美和らしく~ごねましたが、恭子はキッパリ断ります。行きたいのはあなたなんだから、自分で書いてもう振り回されっ放しではいない(`・ω・´)


美和が渋々手紙を書きだした頃、ずっと介護人リクエストを出し続けていた友彦に、新しい介護人がやってきました。友彦は美和を期待していましたが、現れたのは陽光出身者ではない中村彩(水崎綾女)という女性です。


友彦は既に2度の提供で肝臓の70%と腎臓を失っていたそうで、歩くのもやっとだというのに、好きなサッカーを諦めずにいたそうです。ちょうど美和からの手紙が届いた頃、そのサッカーをしようと無理をしたおかげで、倒れてしまったところでした


それで返事は遅れたものの、ようやく友彦から承諾の手紙が届けられます。友彦は手紙を書くのが苦手だと言うので、彩が代筆したそうです。またそこには、友彦が描いたらしい絵も同封されていました。そこに日時も書かれていたそうです。


柔らかいタッチの、いかにも幸せそうな男女3人のその絵こそ、友彦、恭子、そして美和の姿に違いありませんあんな風に生きてほしかった(;O;)


よかった、トモ、絵を続けていたのね。こんなに上手になってこれで「猶予」がもらえるわ!


どうやら美和は、ようやく今になって恭子と友彦に謝罪し、ふたりに「猶予」を得てほしいと考えているようなのです。


美和は恭子から催促されて、恭子がコテージを出た後、自分にはまったく関心を示さない友彦に嫌気が差して他の男性と付き合ったと打ち明けました。友彦はその後、恭子によく似た(大西礼芳)から絵を教わっていたようです。


そして美和はついに恭子に本音をぶちまけました。美和は恭子から、思い切り詰られたかったのだそうです


私、恭子を怒らせたかったの。クズとか最低とか死ねとか言われたら、ホントの友達になれるような気がした。対等っていうかね


友彦を迎えに行く車の中であのCD~「Never Let Me Go」を聞きながら運転していた恭子は、いかにも恭子らしい「いたずらっぽい表情」を浮かべてこう答えました。


ぶっ殺してやろうかと思ったよ。何度も何度も。ホントはね。十分成功してるよ


美和は「よかった」とこれまた実に満足そうな、感慨深そうな表情を浮かべていましたこれでホントの友達よ(^◇^)


ふたりが友彦のいる回復センターに到着すると、当の友彦がサッカーボールを持って脱兎のごとく駆けだしてきます。恭子、早く車だして!!見つからないうちにっ!


何と友彦は外出許可が下りなかったため、友人たちと彩の協力を得て抜け出してきたのだそうです大丈夫、規則は破るためにある。


そう言ってニッコリ笑った友彦の顔はまさに、幼い頃の友彦の顏そのものでした。その思いは恭子も同じで、昔友彦が語った言葉を繰り返します。塀は乗り越えるためにある。(でしょ?)


変わってないね、トモ


恭子が、一見大人しそうに見えて度胸が据わっているのも、いつもは憎らしいほどに図々しい美和が、本当に大丈夫なのかと不安そうなのも、幼い頃からまったく変わっていませんね


こうして3人はついに陽光学苑にやってきました。どうやら陽光は既に潰れて他の経営者に変わっていたようですが、高い塀と有刺鉄線は以前のままです


たとえ自分たちの運命が悲惨な物と決められていても、陽光で過ごした幼い頃の思い出だけは美しかったように、せめて今日一日は、自分達の故郷で美しく楽しく過ごせるに違いない、そう期待に胸膨らませた3人を、いったい何が待ち受けているのでしょうか?


予告によると、幼い頃の恭子にそっくりでありながら、実に暗く乏しい表情を持った少女が登場していたようです。つまり、かつて「陽光学苑」と呼ばれた施設は、彩が語ったような、勉強どころか文字すら教えてくれない「劣悪な施設」と化しているのかもしれません。


と、ここまで見てきてふと冒頭で触れたことが頭に浮かんでしまいました


決して変えられぬ運命を持った子供たちを、単に「家畜」として育てるのではなく、人間らしい情操教育を施して、可能な限り心豊かな少年少女時代を過ごさせたい、彼らに定められた最後の瞬間が来た時、ほんの少しでいいから美しくて温かい思い出を抱かせたい、自分達は単なる「部品」として作られたのではなく、他人を救うために生まれてきた「天使」だと思わせたい--そんな考えは甚だ傲岸不遜だとは思いつつも、もしかしたら恵美子はそんな風に考えて陽光を作ったのではないか、などと思ってしまった訳です。


繰り返しになって恐縮ですが、もちろん、この制度そのものに反対なのは言うまでもありませんが、あれほど憎らしかった美和でさえ、恭子や友彦という「友人」と彼らとともに過ごした陽光での日々が、その最後の救いになってくれればと願わずにいられません


わたしを離さないでもいよいよ終盤ですね。続きもとっても楽しみです



上記で配信されているジュリア・ショートリードの歌う「Never Let Me Go」が特に印象的です



良い機会なので原書にトライしてみますか

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Comments 1

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とむとむさんへ  
拍手コメントをありがとうございます

とむとむさん、こんにちは♪
いつもブログをご利用いただきましてありがとうございます!

本当に、今回のエピソードがまた実に美しかったですよね。
私も今回ようやく美和の悲しさが理解できた気がしました。

おっしゃるように、実に丁寧に作られた作品ですよね~。
そうそう、また役者さんたちの演技が素晴らしくて!( *´艸`)

次回もとっても楽しみですね~v-254

p.s.拍手コメントページでは改行が使えません~お気になさらず(^_-)

2016/02/27 (Sat) 16:33 | EDIT | REPLY |   

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