2017/10
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奥田英朗氏原作のサスペンスドラマ、【ナオミとカナコ】は、最後の最後、まさに最後の一瞬まで、いったいどうなるのか、ハラハラのさせられどおしでした。以下、ずばり、ある意味衝撃のネタバレですナオミとカナコの最終回のネタバレです


なんとですね~最後は「視聴者任せ」のエンディングだったのです。つまり、ナオミとカナコは無事に逃げおおせたのか、それとも警察に捕まったのかは分からずじまいふたりは逃げ切れたのか?捕まったのか、分からなかった!


具体的に申し上げると、ナオミとカナコは~期待通り~李朱美のサポートを受けて上海に逃げようとしたのですが、その直前に達郎の遺体が発見されたために逮捕状が下りてしまいます


出国審査を受けるナオミとカナコが、思わせぶりの電話や職員の目つきに、心臓が止まりそうなほどハラハラさせられた(見ている方も息が止ったでも面白かった(^^)/)後、なんとか出国審査を終えて、晴れ晴れとした笑顔で搭乗口へと向って歩いていた時には、既に空港には警察が詰めかけてきていました。遠くで鳴るパトカーのサイレンを聞いて微笑む陽子


果たしてナオミとカナコは無事に逃げ切れたのでしょうか?そう挑むように現れた「ナオミとカナコ」の文字でドラマは幕を閉じました


ここで、野暮を承知で現実的に考えると、たとえ出国審査を終えたとしても、逮捕状が出たのであれば、出国許可を取り消すことができると思われます。そもそも手配中の犯罪者には許可が下りないでしょうからね。その場合は、税関職員が捜査&追跡にあたるのでしょうか。


また、警察が飛行機の離陸を止めるよう、航空会社に要請することも可能なような気もしますよね。犯人逮捕を邪魔したら公務執行妨害に問われるかも。それにたとえ離陸後であっても、もし日本の航空会社の飛行機であれば、同じ理由で、戻ってくるよう要請できる気もします。外国の飛行機だとまたあれこれ手続きが難しいかも知れませんが


また行き先が分かっているため、現地警察(もしくはインターポール)の応援を仰ぐことも可能だと思われますが、その要請にどのぐらいの時間と手続きが必要なのか、も問題ですね。何せ上海、近いですから。それに、上海(中国)とは犯罪人引渡条約を結んでいないため、現地に着いてしまったら、捕まえることは困難かもしれません


~それ以外にもあれこれググって調べてみたところ、知恵袋には「離陸から200海里内は日本の警察権力が働く」とあったけれど、その根拠となる文献や法律が見つからないため、ここで断定するのは控えますね


個人的には、出国審査を終えたのだから、既に日本を出たものとみなされる=日本警察の権力が及ばないため、ナオミとカナコはあれほど嬉しそうな顔をしていた、と思いたいところでやんすが。逮捕状さえ下りてなければ良かったのですけどね~。まさに

シタイ、ナゼアナホテウメタノコトデスカ。ウミニステレバサカナガゼンブタベタノニネー!ワタシノイウコトキカナイカラコウイウコトニナルヨ

と後悔先に立たずでござる


最後の陽子の顔は、確かに笑ったようにも見えたけど、泣き笑いのように見えなくもなかったです~希望的観測でございましょうか。だって、外でパトカーのサイレンが鳴っていようがいまいが、既に空港警察(羽田だから警視庁)に連絡が行っているのですから、この際、逮捕状が到着したかどうかは関係ないと思うんですけどね~。


逮捕状を所持しないためこれを示すことができない場合において、急速を要するときは、被疑者に対し被疑事実の要旨及び令状が発せられている旨を告げて、その執行をすることができる(刑訴法201条2項・73条3項。緊急執行)


ま、これは揚げ足取りであり、あくまでも「象徴」だということはちゃんと分かってますよん


ここはもうかれこれ2時間近く考えてもこうだという結論が出そうにないため、ここから先は、その最後の1秒までの、と~っても面白かった部分を中心に、あらすじをまとめさせていただきまする。そのあらすじの後に個人的な結論を記させていただきました。お時間の許す方は、是非最後までお付き合いくださいますように


まず、前回の後、カナコは警察に任意同行を求められました。既に陽子から証拠を提出されていた警察では、カナコとナオミが共謀して達郎を殺し、どこかに埋めたに違いないと見て、厳しくカナコを取り調べる一方で、カナコがDVを受けていたことを持ち出し、自白をすれば情状酌量の余地がある、それはナオミも同じだと、飴と鞭を使い分けます


一方のナオミはすぐに朱美に助けを求めに行きました。カナコが警察に連れていかれました!!


頼れるのは朱美しかいないというナオミに、朱美は「シタイミツカッタデスカ」と尋ねます。


シッソウニミセカケル、ワルクナイアイディアダッタデスネ。デモ、シタイミツカレバスベテオワーリ


が朱美は、ナオミからカナコの妊娠のことやその決意のほどを聞かされると、放っておくことができません。早速弁護士を手配してカナコを解放してくれました。カナコは警察で、翌日弁護士と一緒に警察に来るよう言われましたが、朱美はケロッとこう言います。ニンイドウコウハ、イキタクナケレバ、イクヒツヨ、ナイネ


どうやら朱美も「臭い飯」を食べた経験があるようです。


ワタシシテル、タベタコトアルネ。トテモタベレタモノジャナカッタネ。ケイサツニトテ、ハンニンハオキャクサン、オキャクサンイナケレバショーバイナリタタナイノニ、「オモテナシ」ナテナイネ


ホテルを手配した上に、暖かい肉まんまで買ってきてくれた朱美に、ふたりは感謝の言葉もありません。ただただ肉まんを頬張って、その温かさと美味しさ、そして朱美の優しさに包まれて微笑みます


オンナニボウリョクフルウオトコナンテ、イキテイルカーチナイ。コロシテシマイナサイ。ワタシソウイイマシタ。マチガテナイネ。

ジブンノジンサイマモルタメノウソヤサクリャク、スベテセイトウボウエイ。コレモタダシイ。

デモモヒトツダイジナコトイッタネ。ツカマラナイホウホウカンガエナサイト。

ジユウ、テニイレルタメニ、アナタタチDVダンナコロシタ。ジブンノジンセイキリヒラクタメニフミダシタ。デモツカマタラ、ソノジユウダイナシネ。コロスマエヨリ、ジンセイマイナスニナッテハ、ゼタイダメ。ダッタラワタシノイタコトイミナイネ。


朱美はそう言ってふたりに上海行のチケットを渡してくれました。


ワタシニモシンユウイル。カノジョノトコロ、イキナサイ。タスケテクレル。タイフー(太湖)トイウミズウミノソバニアル、ウーシー(無錫)ニスンデイル。ミズガトーテモキレイナトコロネ。コドモウムナラ、アンシンデキルバショデウムノコトデス。


苦后甘来!!
(くじんかんらい~苦しい時代がが過ぎて楽になること)


アナタタチ、ワタシノイモト、カゾクマモル、アタリマエノコト


泣きながら抱き付いてきたナオミとカナコを抱いて、髪をなでながら嬉しそうに笑う朱美。このシーンは最高でしたね。イイニオイガスル


その後帰宅した朱美は、ナオミが辞めて困り果ててやってきた「ユトリ」に、会員権を催促するのも忘れません。シカタナイ、ユトリデガマンスル


が、その後はユトリどころかとんでもない「ヤリテが訪ねてきました。陽子は朱美がふたりの協力者だと察し、日本では犯罪者の逃亡に手を貸せば捕まると脅してきます。朱美も負けずに

昨日の友は今日の敵

と陽子をけむに巻こうとしましたが、そんなことに騙される陽子ではありません。あぶないあぶない~あ、これは別のドラマだった


その後ナオミとカナコは成田へと向かいましたが、どうやらカナコの携帯にGPSが仕込まれていたようで、三枝と陽子がその後を執拗に追いかけてきます。ここを救ってくれたのが、なんと、林でした


林は陽子から、ふたりは殺人犯だ、協力すれば、利用されただけだと証言してやると脅されましたが、それをキッパリ断って、朱美から、羽田発上海行きの航空券を預かってきてくれたのです


いつか私の紹興酒を飲みに来てください


林はカナコの幸せを心から願っていたことは、以前ナオミに託したカナコへの「中国語の手紙」からも明らかです。そこからは「白井」「感謝」「笑顔」「幸福」という漢字が読み取れました


一方、その頃陽子の方は、三枝が、ナオミとカナコが達郎の遺体を処分しに行った際に使用した車のカーナビから、ふたりの行き先が「三国峠」だったことを突き止めます。ナオミは、検索記録は消しても走行記録を消していなかったらしく、三枝がその記録を警察に持ち込んで調べたことから明らかになってしまいました。


すぐに三国峠での捜査が始まり、「ニホンノケイサツハユウシュウネ」の言葉通り、達郎の遺体が発見されます。


逮捕状を請求しています。遺体確認のため山梨に来てください!


雄たけびをあげた陽子は、その警察の依頼を無視して、羽田へと駆けつけました。ふたりは羽田から上海に国外逃亡するつもりです!!


分かってる。私たちは絶対にやってはいけないことをした。その罪を一生背負って生きていかないといけない。でもね、私、後悔してない。逃げよう、そして生きよう!


ナオミの言葉が印象的です


ふたりがその後出国審査を無事終えたのは、最初に触れた通りです。陽子が、搭乗手続き終了のサインを見て絶望に打ちひしがれたその時、ようやく警察から、逮捕状が下りたとの連絡が入りました。


急げ~!


そう叫ぶ陽子と、これまた上で触れたように、実に楽しそうに通路を歩いている二人の笑顔が対照的でした。


多分、前回陽子がカナコに自殺しろなどと言わなければ、弟を殺された陽子にも同情したかもしれませんが、あの一言でその気は全く失せてしまいました。今回も、ここまで来ても、

何とか二人には逃げ延びてほしい、朱美の友人の家で心安らかに暮らしてほしい、いつか子供を連れて林の紹興酒を飲みに行ってほしい

そう願わずにいられません


最後の最後がハッキリしなかったのにはちと不満でしたが、逆に言うと、だからこそ、一縷の望みが持てるのかもしれません。だからおばさんは、言論思想の自由を駆使し、

ふたりはきっと逃げおおせたに違いない

と結論付けたいと思いますナオミとカナコは上海で楽しく暮らしました♪


サスペンス部分ももちろんですが、何と言っても李朱美の存在感が素晴らしくて、最初から最後までとぉ~っても楽しめたドラマでした。たとえこの後原作を読んでも、朱美、高畑淳子さんの声が聞こえてくるに違いありません


是非またどこか、他のドラマでもよいので「李朱美」として登場していただきたいです。あ~、本当に楽しかった!李朱美、サイコー!( *´艸`)



視聴を終えたら原作も読んでみたいですね


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Comments 4

There are no comments yet.
でび  
No title

いつも楽しく読ませていただいております。
私も管理人さんと同じく、二人は逃げおおせたと思います。
エンドロールのあと、どこかきれいな湖のほとりで、
「マーマ」と手を降って駆け寄ってくる2才くらいの女の子。
振り向くナオミとカナコ。
で、エンド。
そんな画面を期待してました。
トテモオモシロカタノコトヨ。
ジキノドラマモ、タノシミアルヨ。
(我が家の高2の息子も、コノハナシカタガ、
トテモキニイテルノコトヨ)

2016/03/18 (Fri) 15:49 | EDIT | REPLY |   
でびさんへ  
ドウカンアルノコトデスネ(爆

でびさん、こんにちは♪
いつもブログをご利用いただきましてありがとうございます!

>エンドロールのあと、どこかきれいな湖のほとりで、
>「マーマ」と手を降って駆け寄ってくる2才くらいの女の子。
>振り向くナオミとカナコ。

いいですね~まざまざと浮かびます~(^_-)。

そうそう、私も毎週金曜日はずっと朱美になりきっていました。
あのキャラは絶対ここで終わらせるのはもったいないですよね~。

総じて~トッテモタノシカッタノコトデスネ(^^)/。コン

2016/03/18 (Fri) 16:29 | EDIT | REPLY |   
みつき  
はらはらしました。

ご無沙汰いたしておりますが、いつも感想は楽しませていただいております。
このドラマ… ずーっとはらはらし通しで、息をつめて見ていました。

ラストがまさかの視聴者おまかせ。

ですが、これは逃げおおせたと思います。
テレビ局に犯罪者を擁護するのか~!というクレーム電話が鳴り響くのを恐れたのではないかと思います。

ラストの映像… 出国検査を通ったときと立ち位置が入れ替わり、コートを脱いでいましたよね? 飛行機に乗り込む前にこんなことするでしょうか?

もしかしたら、時系列をばらけさせているのかもしれない、とも思います。
必ずしも、ナオミとカナコの時間と、陽子や警察の時間が一緒とは限らないのではないかと。

いろいろ想像して楽しみました。
おもしろかったです。
高畑さんと吉田羊さんの演技にかなりもっていかれた感じがありました。

2016/03/23 (Wed) 18:41 | EDIT | REPLY |   
みつきさんへ  
面白かったですね(^^)/

みつきさん、
いつもブログをご利用いただきましてありがとうございます♪

ナオミとカナコも実に面白かったですよね~。

そうそう、私もあの映像がもしや上海空港か?
とも思って何度か見直したのですが、
う~ん、やっぱり日本のような気がしましたよ(^^ゞ。

でも、あれこれ妄想させてもらえただけ
面白かったとも言えますね~李朱美もサイコーでした(^^)/。こん

2016/03/23 (Wed) 18:51 | EDIT | REPLY |   

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