2017/12
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BS時代劇、【立花登青春手控え】の第3話は「女牢」です。これまた何とも切なくも美しいエピソードでございました立花登青春手控えのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ。以下ネタバレのあらすじです。


登が女牢の前を通りかかると、女囚のひとりが登に声を掛けてきました。胸が痛いと訴えて若くて清潔そうな登の気を引こうとしているのです。が、それを牢名主のおたつ(明星真由美~蟹江三香@ドクターX)がたしなめました。


これでホッとしたような表情を浮かべた登がふと牢の奥に目をやると、そこには見知った顔の女性が座っていましたが、下男の万平(みのすけ~辰吉@薄桜記)から「おしの」(前田亜季~桜子@ごちそうさん)という名前を聞いても最初は思い出せなかったようです。


その後自宅で、伯父の玄庵から「猿屋町」への使いを頼まれてようやく記憶が蘇りました。登は3年前、玄庵の代わりに、猿屋町の時次郎(山根和馬~ヤス@ドン★キホーテ)の治療したことがあるのだそうですが、その時次郎の女房が「おしの」だったのです


時次郎は足をくじいていたらしいのに、玄庵の見立てが悪かったためにこじらせて症状が悪化したのを、登が丁寧に治療をして治したのだとか。まったく、いったいどこが神童だったのでしょうね。おしのは、診療が終わるたびに、登を橋まで送ってくれたそうです。その時登19歳おしのは3つ上の22歳だったそうです


登が記憶している限りでは優しく物静かだったおしのが一体何をして捕まったのか、気になった登は早速平塚に詳細を聞きに行きました。平塚は、おしのは亭主の時次郎を殺した罪で近々打ち首になると教えてくれます。あんな大人しい顔をしているが、怖い女だ。関わり合いにならないほうがよござんすよ


平塚の言葉が信じられなかった登が藤吉に相談に行くと、藤吉は、おしのは自分が捕まえたと明かしました。おしのは時次郎をめった刺しにした上、その血の海の中に座り込んでいたそうです。でも、時次郎を殺したのは自分だと言った他は、決して何も明かそうとはしなかったのだとか。


藤吉は、おしのがもし登の言うような良い女だとしたら、あんなどぶの中じゃ生きられないとこぼしました。あんな吹き溜まりに暮らしていると、人間、思いもよらないことをしでかしてしまうものなのだ、と。


3年前、最後の診療を終えた登をいつも通り見送ったおしのはいつもより上等な着物を着ていたように見えました。おしのは登を「若先生」と呼び、もう二度と会うこともないのだろうと微笑みます。


ありがとう、若先生この時のおしの、可愛かった


登は照れながらも、本当はおしのにこう言いたかったのだそうです。あんな男と手を切れば、あなたはいくらでも幸せになれる、と


ついには言えずじまいだった自分を責めるかのように、登は稽古で何度も何度も新谷に挑みかかっていきました。不甲斐ない自分を誰かに叩きのめしてほしかったのです。新谷はそんな登の気持ちを察して、師匠との酒の席に誘いますが、登は到底そんな気にはなれません。


家では直蔵が登の帰りを待っていました。立ってる者は他人でも使う松江は早速直蔵に用事を頼んでいます


その直蔵の調べによると、時次郎が殺される2日ほど前の夜、家の中から「身の毛もよだつような女の声」が聞こえたそうです。何を言っているかは分からなかったし、その後すぐに静まってしまったため、誰も確かめようともしなかったらしいですが、その2日後に時次郎が殺されたからには、その時きっと何かあったに違いありません


その夜登が牢屋敷に赴くと、おたつから呼び出されました。おたつは登におしののことを伝えたようです。すべては自分が手配する、先生に迷惑はかけないから大丈夫というおたつに登は、だが「法」を犯すことになると答えました。


好いてたんだってよ、先生を。それなのに一言も言えなかったんだって。肩入れしたくなったんだ。あたしだって男にはひどい目に遭ってきた。女同士の心意気ってやつだよ。


それでも登はしばらく考えさせてほしいと答えます。でもね、先生、急がないと間に合わないよ。いつお呼びがかかるか分からないんだから。牢の奥では覚悟を決めたような面持ちのおしのが一点を見つめて座っています。


その後登と直蔵は時次郎の仲間だった参吉(兼松若人)という男を捕まえて事情を聞きだしました。参吉曰く、時次郎は殺される2日前におしのを借金の形に売ったのだそうです。その相手は能登屋政右衛門(南條好輝~山屋与平@あさが来た)という金貸しだそうです。


昼夜なく働いていたおしのがそうとも知らず、夜帰宅して布団の中に潜り込むと、そこにいたのはこの能登屋で、おしのを手籠めにしたのだそうです。これを時次郎の仕業だと知ったおしのは、最初に声をあげた後はすっかり諦めてされるがままだったそうです


さすがにすぐには戻ってこれなかった時次郎が2日後に帰ってくると、おしのは有無を言わさず包丁で時次郎の腹を刺したそうです。何度も、何度も、何度もそれしかなかったんだよね、きっと(;´・ω・)。ここから後は藤吉の語った通りです。


事実を知った登は、おしのの心情を思ってやるせなくなりました。それじゃああの人の一生はいったい何だったのか。辛いことや悲しいことばっかりで。幸せだったことなど何にもないじゃないか!おしのさんが可哀想だっ!


でも藤吉は、そうじゃないかもしれないと慰めました。もしかしたら、1つぐらい幸せなことがあったのかもしれない。それがあったから死んでいけるのかもしれない。何も言い訳しないのも、それを汚したくないからだ。真っ白なまま抱いていこうときめているのかもしれない。


ありがとう、若先生


そう微笑んだおしのの顔を思い出していた登は、万平から、おしのの処刑が明日に決まったと知らされました。その万平の手引きで登が女牢に入ると、女囚たちが一斉に立ち上がって牢の格子の前にズラリと立ちはだかります。その時間に誰も来ないようおたつが手配した上で、念には念を入れて、皆がこの「最後のひと時」を誰にも邪魔されぬよう見張ってくれたのです


ためらいがちにおしのを後ろから抱きしめた登の手をおしのが自分の胸に押し当てました。登がこれを押しとどめると、おしのは登の胸に抱き着いてきます。これで覚悟が決まったのか、どうやら登も意を決しておしのの願いを叶えたようです


翌日、牢の外鞘と呼ばれる格子には処刑を表すわら縄が掛けられ、おしのが牢の外へ呼び出されました。牢名主のおたつがおしのの首に大きな白い数珠のような縄をかけ、お金なにか(甘いもの?)を口に含ませて送り出します。当時は「押し出し」という作法があったのだそうです。(コメントにてご教示いただきました。ありがとうございました!


女囚仲間の「しっしっ」という声に促されて外に出ると、そこには桜の花がそれはそれは見事に咲き誇っていました。処刑場では刀に水が打たれ、準備が整っていたところ、そこへ向かっていたおしのの後ろに登が姿を現します。


おしのはその気配を察して振り向き、にっこり笑って何事かをつぶやきます。登も泣きそうになりながらもそれに応えて笑顔を浮かべたのを最後に、おしのの顔には布が掛けられました。おしのの脳裏に残ったのは、美しい桜と登の笑顔だったのですこれで幸せに旅立てたに違いない


こうしておしのを見送った登は、能登屋の店に行き、政右衛門を山の中に連れ出して、おしのの恨みを晴らしました。本来ならどれほど痛めつけても気が済まぬところ、じっとこらえて己の手を何度も何度も地面に打ち付けます。登にとって、時次郎や政右衛門も許せなかったけれど、もっと許せなかったのは、おしのを救えなかった自分だったに違いありません


いつの間にか激しく振り出した雨の中に座り込んで泣いていた登の耳に、おしのの最後の声が聞こえてきました


ありがとう、若先生。


登の視線の先には、激しい雨にすっかり花を散らされただろう桜の木が立っています。何とも辛い回でございました立花登青春手控え、お勧めです



これは小説も面白そう


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Comments 2

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ねこパパ  
口に入れたのは…お金

牢名主がおしのの口に入れたのは、お金(一分銀だったかな)です。
打ち首になった首や体を片付ける役目(超身分の低い者…嫌な仕事だからね)の人に、首や体を丁寧に扱ってもらえるように渡すワイロっていうか手間賃です。
口に入れてけば、首を片付ける役目の人に渡せるから。

2016/05/29 (Sun) 19:51 | EDIT | REPLY |   
ねこパパさんへ  
ああそうでしたか!

ねこパパさん、ご教示ありがとうございます!

ああそうだったのですね~。
ずっと気になっていたので教えて頂けて嬉しいです(^^)/。

上も訂正しておきましたv-343。こん

2016/05/30 (Mon) 06:58 | EDIT | REPLY |   

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