2017/12
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皆さま、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げまする


さて、昨年正月の放送に引き続き、今年もまた新年早々、あの「富士ファミリー」が放送されました。今度は【富士ファミリー2017】としての登場です


年末には「富士ファミリー1」(便宜上そう呼ばせていただきますね)の再放送があったようなので、これも同じかと危うく見逃すところでした。いや~今年もめっちゃ楽しかったですね~


前回は、幽霊となったナスミが笑子ばあちゃんの前に姿を現し、その視点や記憶(回想)を通して残された家族たちの様子がタップリ描かれておりました。今年もまたその骨子は変わらぬものの、今回はそのナスミが「生まれ変わりを意識していたことが、大きな特徴~テーマだったように思われます。


このテーマを通して、死んだ人間に「生まれ変わり」があるように、まだこの世にいる人間たちもまた、

何度でも生まれ変われる=やり直すことができる

という温かいメッセージがひしひしと伝わってきた気がして、見終わった後はとっても贅沢な気分に浸ることができました。笑子ばあちゃん=片桐はいりさんもますます人間離れした、もとい、パワーアップした感がありましたね


以下、簡単なネタバレのあらすじです。今回は、笑子ばあちゃんを初めとする愛すべき登場人物たち(顔ぶれはこちら)が発した、聞いただけで胸がホカホカ温まるような言葉を中心にまとめてみました。ご覧になった方もそうでない方も、まだまだお正月気分の残るこのひととき、お楽しみいただければ幸いです富士ファミリー2017のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ。またしても長くなりすぎたので「続き」を使わせていただきまする


富士山のふもとにあるコンビニ=富士ファミリーには新たなメンバーが加わっていました。ナスミの元夫=日出男の嫁になった愛子に加え、住み込みのアルバイトの「ぷりお」(東出昌大)です。この「ぷりお」、本名は黒松平蔵というらしいのですが、笑子ばあちゃんが

「背がデカい」

というだけの理由で「ぷりお」と名付けたのだそうです。そのココロは「デカプリオ」です。ばあちゃん、相当ぷりおを気に入っているらしいですが、ぷりおは本来学者肌なため、ばあちゃんの気持ちには気づきません。ばあちゃんが、唇を突き出してキスを求める表情をしても

その顔はこの地方に伝わる痛み止めの民間療法か何かですか(=唇を突き出すと痛みが和らぐのか?)

なんて、真面目な顔で言われちまってます。


また長女の鷹子はマーくんこと春田雅男と新居を構えていますが、相変わらず実家に足しげく通っていたようです。


その鷹子、幼馴染の「きーちゃん」こと遠山霧子(YOU)が「世界の100人」に名前が掲載されていることに気づきました。彼女は「占い師」として有名になったそうです。


鷹子は懐かしさのあまり、実家に戻ってきーちゃんとの思い出の品を探そうと日記をひっくり返し始めました。そこで見つけたのは、その頃から片鱗があったのか~きーちゃんの「予言」です。きーちゃんは、

「鷹子は2016年の大みそかに人生を終える

と予言したのだそうです


すっかり忘れていた「呪い」に怯える鷹子。でも、最初の恐怖が過ぎ去ると、いかにもシッカリ者の鷹子らしい行動に出始めます。大みそかまでもうそんなに時間がない~段取りをしておかなければというのです:


それに、いいこともあるか。もうすぐナスミに会えるわね


そのナスミは当然、幽霊姿で(=鷹子には見えない、というより、あの世に最も近い笑子ばあちゃん以外には見えない)この様子を心配そうに見守っていました。


もう、いつだってそう!そうやって一人で抱え込んでさ。ねえみんなに言おう。シェアしようぜ、シェア!!ためこんじゃダメだ!


鷹子の様子がおかしいと真っ先に気づいたのは、意外にも、愛子です。コスプレが趣味の愛子ですが~偏見はありませんが~実は誰よりも繊細で優しい女性なのです


鷹子が店に出て、あらゆるものを実に愛おしそうに「なでなで」している姿は、日出男の目にも奇異に映ったようですが、それを指摘できる男ではありません。


その後、さすがの鷹子も夫の雅男には全てを打ち明けました。


でも雅男は大みそかから正月にかけて海外出張の予定があるらしく、死ぬ確率が高い(=飛行機に乗る)のはむしろ自分だと取り合いません。ここでも鷹子は雅男の頭部(どこまでが頭でどこからが顔なのか分からない)をなでなでしまくっています。


だってもう触れなくなっちゃうかもしれないじゃない


すると雅男は断固としてこう言い放ちました。俺はたとえ世間を敵にしても信じたいものを信じていくよ(=鷹ちゃんは死んだりなんかしないよ!)


これに加えて、実は昔=研究室時代、尊敬していた教授に騙されたというぷりおが、占いなどあてにならないと断言してくれます。そのぷりおもまた、誰が何と言っても、自分の信じる道を行く、教授を信じて尊敬し続ける、と決めたそう


これでようやくホッとした鷹子が、翌日雅男を見送った時の言葉がまた宝石のように美しかった


家って呼吸してるみたいだよね。扉が開いて行ってきます。また扉が開いてただいまって。息してるみたいにさ。


毎日出入りしている玄関も、その人々とともに人生を支えてくれているのですね。ただ、皆それを当たり前のように思っているだけで家も呼吸しているなんて素敵♪


当たり前と言えば、笑子ばあちゃんのこの言葉も印象的でした


今回笑子ばあちゃんは、自分と同世代の男性、徳三(鹿賀丈史)に出会います。これまではまったく気にしなかったのだけれど、ふと、自分にはあまりにも友達が少ないと気づいたばあちゃんは、突如、老人会の麻雀に参加することにしたのですが、そこで徳三のこんな言葉に猛烈に腹が立ったのだとか


俺は戦時中も白い飯を食ってた


目をひん剥いて怒りだしたばあちゃんですがそんな奴は許せない!、そこで思わぬボロを出してしまった=「年齢詐称疑惑」が浮上したため、そそくさと逃げ出す羽目に陥ります


ばあちゃんの話の矛盾に気づいたのは、これまたボーっとしているようで鋭い愛子です。ばあちゃんはなんと、家族に7歳もサバを読んでいたのだそう。ちなみに、実際の年齢は83歳だそうです


それはさておき、その笑子ばあちゃんと、実は見栄を張っていただけで白い飯など食べられなかったと白状した徳三が、富士山を眺めながら「白いご飯」のおにぎりを食べながらこう語ったシーンもよかった。ふたりは、当時は「ただただ食いたかった」と語り、今の「24時間食える時代」など夢にも思わなかったと頷きあいます。


白い飯食えりゃ死んでもいいと思ってたけど、それから随分生きてしまった。食えずに死んでったやつもいたな。恋の一つもせずに死んでった人もいたよね。


ふたりは、空の下で富士山眺めながら2人並んで白い握り飯食ってるなんて、幸せに決まっているじゃないか、と結論付けます


その直後、鷹子が「炊き立てのご飯の美しさに感動しているシーンへと移っていきます。この辺の描写がまた実に心憎いですね。飽食の時代と呼ばれる現代でも、ほんの少し心のありようを変えただけで、ほんの身近で限りなく美しいものに出会えるということを痛感させられます。


その鷹子が、自らの死への恐怖を克服した後、当時のきーちゃんこと霧子の心の痛みに気づいたのがまた素晴らしかった


今回は月美の息子の大地が、近所で評判のよくない子と遊ぶようになったため、月美が大地を叱ったことから、大地がストレスから一時的に話すことができなくなります。


事情を聞いた鷹子は、自分もまた幼い頃、ちょっと変わった霧子との交際を母から禁じられたと明かしました。月美も同じように命じられ、霧子にそれを告げたのも月美だったそうですが、本人は幼すぎてまったく覚えてなかったようです。


霧子が「予言」をしたのは、その直後だったのだそう。月美から胸を刺すような言葉を投げつけられてショックを受けた霧子は、その時は何でもないような風を装いましたが、心に突き刺さった小さなトゲを消すことができず、つい、鷹子に「呪い」をかけずにはいられなかったのです


最初はチクッとした小さなものが、おできみたいにどんどん大きくなって、自分でも手に負えないものになるんだね。とても仲がよかったのに、死ねばいいのにって思うようになっていく。あんたの中にもない?チクッとした小さなトゲみたいなの


この言葉にドキリとしたのはおばさんだけでございましょうか


そこに気づけた鷹子のもとに、今度は霧子もやってきます。例年通り、富士ファミリー総出で「おはぎ」を作っていた大みそかにです。


富士ファミリーにはおはぎが欠かせない


鷹子の辛い気持ちは分っていたのに、意地悪だけで呪いをかけてしまったと謝る霧子に、鷹子は、もう呪いは解けたから大丈夫だと微笑みました。


必要だと思ってくれる人ができると、どんな呪いもとけるんだね


せっかく来たのだから「おはぎ」を持っていけと店に走っていった鷹子をしり目に、霧子はこっそりタクシーに乗り込もうとしていました。そんな霧子に鷹子は大声でこう呼びかけます:


一人で泣いたりしてない?誰かにひどい事を言われたりしていない?


霧子が、大丈夫、もう大人だからと叫び返したその場に、今度はナスミが現れてこうつぶやきます。一人でこっそり泣いてるのお姉ちゃんじゃん。私行っちゃっても大丈夫?ずっとずっと幸せでいてくれる?


そこへ愛子が、鷹子を呼びにやってきました。お姉さん、これ入れるやつどこですか?


何せ、鷹子への予言を聞いた笑子ばあちゃんが、

死ぬならおはぎ作ってから死んでくれ

と、暗に仄めかした事からも分かるように、大みそかの富士ファミリーは猫の手も借りたいほど忙しいのです。


この他愛もない用事に、鷹子は自分が必要とされている、と喜びます。ホントだ、自分を必要だと思ってくれる人がいるとどんな呪いもとけるよね


さて、そろそろ「生まれ変わり」の話に参りましょうか


8年前に亡くなったナスミは最近「生まれ変わり」を意識しているそうです。


ナスミが生まれ変わると聞いた笑子ばあちゃんは、ナスミがこの世に戻ってくるまで自分は決して死なないと断言し、その「合言葉」まで決めました。それが「おはぎちょうだい」です。でも、おはぎは、年末年始にかかわらず、富士ファミリーの目玉商品なため、買いに来た人が皆、

「ナスミの生まれ変わり

に思えてしまったのには大笑い。ばあちゃん、とうとう来たか?(ボケたか??) いやいや誰よりも冴えてますって


でもここには、こうしたボケもさることながら、「おはぎちょうだい」というだけで生まれ変われる=誰もが皆人生をやり直せる、という深いメッセージが込められている。それが、おそらく「木皿流」なのでしょう


また、前述した大地が、笑子ばあちゃんからこの話を聞いて即、

「僕信じるよ!」

と声を発したシーンも良かったですよね。この手の話をするといつもボケ扱いされるばあちゃんも嬉しかっただろうし、大地が「生まれ変わり」を、たとえ頭では理解できなくても、心で理解したというのが何とも言えず素敵でした子どもの心は汚れなく美しい~ばあちゃんも同じ?笑


ナスミが生まれ変わりを意識し始めたのは、家族が皆、自分のことを忘れていると思ったからなのだそう。日出男にいたっては、新しい妻と息子の光に囲まれて、ナスミの服を処分しようとさえしていました。


でも、それも決して忘れたからではないのですよね。本当は忘れたくないけれど、愛子が嫌がるかもしれないと気を遣っただけみたいなのです。


そしてここも愛子が彼女らしい思いやりを見せてくれます。愛子は、自分もナスミも「同じように日出男の妻」であるにもかかわらず、ナスミの服だけが処分されるのは不公平だと言い、自分のコスプレ用の服も捨てると言い出します。


捨てるんだったら両方捨てる。今ここでヒデリンとか、光とか、ばあちゃんとか、ぷりおとか、一生懸命やってきてる事も、何十年かしたら、ナスミさんの服みたいにゴミ袋にギュッと押し込まれて捨てられてしまうの?私は嫌だな。そんなの嫌


実際に生まれ変わるためには、前世で大切にしていたものをすべて捨て去らないといけないらしいのですけれど、ナスミはまだ、幼い頃の自分の「名札」を捨てられずにいるようです。新米幽霊のテッシン(羽田圭介)が、山の様に抱えていた荷物を奪っては「手伝って」いたのにね~自分の物はなかなか捨てられないからと。


ちなみに愛子は(現世にある)そのナスミの名札を息子光の服に縫いつけています愛子がいい味出してたなあ


ナスミと話すことで吹っ切れたのか、前世の未練をすべて断ち切ったテッシンは生まれ変わる決意をしました。もし会えたら分かるようにと、手にハートの痣を刻んで去っていったそのテッシンは、めでたく可愛い赤ん坊となってこの世に戻ってきます


その頃、そろそろナスミが生まれ変わったと思っている笑子ばあちゃんも、おはぎを1箱持ち出しながら、ナスミに声を掛けています


ナスミよ。もう生まれ変わったかい?寒くないかい?みんなに助けてもらえそうか?強い体で生まれたか?何でも食える丈夫な歯か?意地悪なやつはいないか?


ありがたい事だなぁ。生まれてきた事だよ片桐はいりさん、サイコー!


無事に生まれてこうして息をして生きていられること、それだけで奇跡なのだと改めて感謝の念が湧いてきます富士ファミリーが素晴らしい


ナスミもまた「皆」が自分を必要としてくれていることを思い知り、もう少しだけ生まれ変わらずにいようと決めたそうです。テッシンの生まれ変わりの手~ハートの痣のある、それはそれは小っちゃな手に自分の指を握らせながら、ナスミはこうつぶやきました。


私はね、もうちょっとこっちにいる事にしたよ。駄目な先輩でしゅね


ドラマオタクのおばさんとしては、ここでナスミが生まれ変わりを思いとどまったからには、おそらくは来年も物語は続いていくだろう~富士ファミリー2018があるに違いないと確信し、新しくカテゴリーまで用意しました。来年またここで皆さまとお会いできる日を心よりお待ち申し上げております。今から来年の話では、さすがに鬼も大笑いですね



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