2017/11
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波留さん主演のドラマ、【お母さん、娘をやめていいですか?】を覗いてみました。脚本は、一昨年の「遺産争族」でも、辛辣かつ温かいまなざしで家族を描いた井上由美子さんです


先日こちらも覗いてみた「就活家族」同様かなりハードなドラマのように思えましたが、後者が、見進めていけばいくほど気持ちがどんよりしてしんどくなったのに対し、前者は~大体先は読めたものの~波留さん演じる美月を応援したくなりましたkaeru4


以下簡単なネタバレのあらすじ感想文です


早瀬顕子(斉藤由貴)と娘の美月は、まるで一卵性双生児のように仲の良い母娘でした。顕子は、美月のことなら何でも分かると言い、美月はそんな母が大好きで、恋人といるより楽しい、なぜなら、私のことを一番理解してくれるのはお母さんだから、と語ります


早瀬家では、家を新築する工事も進められていました。顕子の夫で美月の父、浩司(寺脇康文)は、実家が古くなったのをきっかけに、これを取り壊して家を建てることにしたそうです。


ちなみに浩司はただ今リストラ候補に挙げられ、会社ではひどい部署に配置換えされて肩たたきに遭っていたようですが、家ではこれを言い出せずにいました。同じ立場にある同僚からは、明日をも知れぬ身なのに、すごい度胸だと驚かれていましたが、浩司は逆に、明日をも知れぬ身だからこそだ、と答えています。いや~いざとなったら保険金で払おうなどと考えていないとよいのですが


この家を建てる際も、浩司の意見はそっちのけで、顕子と美月が中心になって話を進めています。美月自身は父を気にかけないこともないのですが、それよりもやはり顕子の意見を気にしてしまいますし、浩司もそれでいいのだと諦めています。何せ美月は、母が気に入っているかどうか、そのちょっとした仕草や言動から、素早くこれを見通してしまうのです。


一方の顕子は、美月が男性とデートに行く際にもこっそり後をつけ、様子を見張っているほどです。これが娘を溺愛している「父親」という話なら昔もよく聞きましたが、母親というのがいかにも現代風ですね。いや、そういう母親も昔からいたのかもしれないけれど、少なくとも、今ほどメジャーではなかったということでしょうか。


念のためにお断りしておきますが、母娘仲が良いことは決して悪いことではありません。が、ここの母娘関係は決して対等ではないという点が問題ですよね。美月は常に明子の顔色を窺って、常に顕子が喜ぶように行動しているのですからね。


そしてそれは美月にとって、決して良いことではありませんでした。その証拠に、母には何でも言えるはずの美月に、今、母に言えない「秘密」が1つだけあります。それは、美月の頭にいわゆる「10円禿げ」ができたこと。あれはどう考えてもストレスが原因です


でも、そんな顕子にも顕子なりの深い事情があったようです。どうやら顕子もまた、似たような過干渉の母川畑玲子(大空眞弓)に育てられたようなのです。同じ過干渉とは言え、昔の場合は「厳しく干渉」したものですが、今は逆なのですよね~一見優しく「物わかりよく干渉」するため、仲良しに見えるといったところでしょうか


玲子と顕子の話から類推すると、どうやら玲子は顕子を教師にしたかったらしいのに(出来の悪い?)顕子はなれなかった。そしてその「教師」はいつの間にか顕子の夢となり、娘の美月に託すことになったらしい


見事、祖母と母、ふたりの夢を叶えた美月には玲子も大変満足しているようで、いまだに、あんた(顕子)にはガッカリさせられたけど、美月は違う、と言う始末です。そう、顕子は未だに母玲子から認められていないのです。そしてその玲子は今、施設に預けられているようです。


そんな状況下で、顕子と美月は、ひとりの男性に出会いました。松島太一(柳楽優弥~まりぶ@ゆとりですがなにか、織田信行@信長協奏曲)というハウスメーカーの現場監督です。


一見軽い松島ですが、なかなか鋭い洞察力を持っていて、美月と顕子の関係をすぐに見抜いてしまいます。あなたは何を決める時も、いつもお母さんの顔色を窺っている


松島も、いつも母親の顔色を窺ってばかりいた子どもだったのだとか。その母親とは幼い頃に父母の離婚が原因で別れたそうです。


そして美月は、めずらしく松島を気に入った顕子に勧められて臨んだ松島とのデートで、ふたりの後をつけてきて見張っている母の姿を目にしてしまいます。顕子は、母親がいない松島なら、美月が姑の苦労をしなくて済むし、家庭の愛情に飢えた松島なら、結婚後も同居してくれるに違いないと考えたようです。


ちなみにこの同居に関しては美月が言い出したことだそうで、顕子は、人形教室で教えている牧村文恵(麻生祐未)に、嬉しそうにそう語っていました。


う~ん、大分病んでるな~が正直な感想ですが、何せ

お母さん、娘をやめていいですか?

というほどですから、美月が自分たちの「病んだ関係」に気づいた後、どのように(精神的な意味で)母のもとを巣立つ=成長していくのかを楽しみに見守っていきたいと思いますkaeru3


これまでに視聴した日本のドラマ視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編

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Comments 2

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オッキー  
支配的な行動、言動

今冬で楽しみだったドラマの一つでした。

「仲のよい母娘の・・・」ということでしたが、これは違うな、という
出だしで、最初から母の娘への過剰な支配欲がよく表れていたと思いま
す。不登校の生徒の接し方への助言、部屋の装飾の決め方など、娘自ら
の考え方を促さない姿勢には何か腹立たしさを私は感じました。娘への
育て方が教条的だなと。

しかし少し大げさな設定ではあるものの、このような母親の行為は結構
あるとは思います。期待に添えられないときの喪失感や劣等感を味わわ
ないようにがんばってしまうという娘(息子)も。

松島の今後どのような設定なのかが予想つかないのですが、彼が抱える
理想の母親像、恋人像が解消されるのが興味深いです。ただかき乱す
だけの存在じゃあまり面白くないですね。

考証を「アダルトチルドレン」や「共依存」を一般的にした信田さよ子がや
っておられるので、変な方向には進まないとは思います。

信田さんもHPにてメッセージを寄せています。
http://bit.ly/2itcRb7

それにしても祖母役が大空眞弓さんとまったく気づかなかったです。時が
流れるのは残酷というか。そんなに若い頃を知らないですが、あの綺麗
だった人が(苦笑)。

制作が名古屋局というのも納得。昼ドラの東海テレビっぽい内容です。

2017/01/15 (Sun) 09:04 | EDIT | REPLY |   
オッキーさんへ  
難しいですね

オッキーさん、こんにちは♪

なかなか興味深いテーマを扱っていますよね。
おっしゃる通り、確かに作りは大げさだけれど、
母が娘の心を支配する様子が実によく描かれていると思いました。

私自身は、どうして美月が自分の意見を言えなくなったのか、
が、まだよく見えてこない気がしています。
たとえ母親が支配的でも、言い返すことはできるはず、だと思うので。

もしかしたらそこに「祖母」の存在があったのではないか~
などと妄想しているところですが。

幼い頃に、祖母に傷つけられた母を見て、
優しく頑張り屋の美月が、
二人の犠牲になってしまったのかもしれないとかね(笑。

これからの展開を楽しみにしたいと思います。

信田さよ子さんのメッセージもありがとうございました。

p.s.
2回目に頂いたコメントは、承認過程でなぜか消えてしまいました(泣。
もしよろしければ、お手数ですがTwitterで教えて頂けましたら
こちらに転記させていただきまする(__)。

2017/01/15 (Sun) 10:44 | EDIT | REPLY |   

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