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六龍が飛ぶ 感想とネタバレ 第2&3話 赤い印は何(誰)の印?

韓国ドラマ、【六龍が飛ぶ】は期待を裏切らず、なかなか面白いですね~

前回も申し上げたように史実にオリジナルのキャラを加えて独自の味付けがしてあるほか、いかにもあの「根の深い木」の脚本家らしく(キム・ヨンヒョン&パク・サンヨン)、そこかしこに「謎」が仕掛けられているらしいのが、ミステリー好きのおばさんにはたまらない魅力です

~前回のレビューで、あまりにもイメージピッタリだったのと響きが酷似していたため、イ・インギョムを「イ・イニム」だと思い込み、実在の人物と勘違いしていたことに後で気づいたので訂正してあります。また、現在の「都堂3人衆」はまだホン・インバンではなく「ペク・ユン」(キム・ハギュン~プ・ギウォン@大祚榮)だったようです。そう言えば、鄭道伝でもヨム・フンバンが寝返る前にチャン・ジャオンアン・サギというのがいましたっけ

今日は2話と3話の簡単なあらすじをまとめる前に、その「謎」を2つばかり~忘れないうちに~したためておこうと思いまする六龍が飛ぶに隠された「謎」を探れ!

まず1つめは、イ・インギョムには陰の支援者がいるらしいこと。

前回インギョムはソンゲの知られたくない過去を知り、これを芝居にしてソンゲを脅しました。ソンゲは義兄弟として育ったチョ・ソセンを裏切った~ソセンは自分を裏切ったソンゲを「噍主之家」と罵ります。噍主之家とは、本来なら主人に仕えるはずの犬が主人を噛む(そういう種類の犬)、つまりは裏切り者を示す言葉のようです。

インギョムは、決して知るはずのないこの話をキム・ネピョン(ペク・ウンチョル)と名乗る人物から教えられたそうなのです。このネピョンは、かつてホン・リュンが恭愍王を殺害した際にも、その情報をいち早く知らせてくれたらしいです。ドラマ好きが妄想するに、このネピョン自身がどうこうじゃなくて、背後に誰か黒幕がいるに違いありませんよね

~確か鄭道伝では、ホン・リュンは恭愍王の妃のひとり、益妃と密通していて、イニムがこのホン・リュンを利用して恭愍王を殺させたのでしたよね(チョン・ドジョン第2話)~

また、ネピョンがインギョムに渡した密告書の最後には「赤い印」が押されていましたが、その印は李家に潜り込んでソンゲを監視していたらしい間者=ペク・グンス(キム・グテク~イ・ジラン@大風水)が隠した手紙の最後にも押されていたようです。ということは「誰か」というより「組織」の可能性も高そうです

当時誰もが認める奸臣イ・インギョムに力を貸す人物(組織)とはいったい何者なのでしょうか?

さて2つ目、こちらはタンセ(後のイ・バンジ)とプニの兄妹に関する謎です。

タンセとプニは生き別れた母のカンナンを捜しているのだそうですが、そのカンナンもまた、1つめにも登場した「赤い模様」を手に刻んだ何者かにさらわれたらしいのです。トクチン県の出身だと言うそのカンナンは、他に「ヨニャン」とも呼ばれていたそうです。

タンセは、カンナンがよく口ずさんでいた歌を覚えていて、それが手掛かりになるのではないかと考えていたところ、チョン・ドジョンが、長平門で虐げられる民を見ながら感極まって歌いだした歌が、まさにその歌だったことに気づきます

ドジョンは、秘かに元と手を結ぼうとしていたインギョムの企みを阻止すべく、元の使臣を脅したことから流刑になってしまうのですが、おっとりした兄とは違ってなかなかはしっこいプニが、流刑に行く駕籠を待ち伏せして、ドジョンにこの歌のことを尋ねました

するとドジョンは、あの歌は恭愍王が作った歌で、その妃だった魯国公主に仕えた者しか知らぬはずだと教えてくれます。ちなみにこの魯国公主も元の出身~モンゴル人です。そしてドジョンは、カンナンは知らないけれど「ヨニャン」なら知っている~ヨニャンは魯国公主に仕えた女官で既に18年前に死亡していると答えました

それが彼らの母親ならば、幼い彼らが生まれているはずもありませんね。ということは、死んだと思われていたけれど、実は生きていたのかもしれません。それが知られたために、何者かに連れ去られてしまったのでしょうか

以上が、これまでに分かった「謎」(笑)です。他にもキル・テミを付けていたらしい老人がいましたが、その正体は早晩分かることでしょうから敢えて取り上げませんね。

以下あっさりネタバレのあらすじです六龍が飛ぶのネタバレです

上でも触れたように、今回ドジョンは、誰もが嫌がる迎接使に抜擢されてしまいました。チョン・モンジュら士大夫たちは、イ・ソンゲが都に留まり、元を牽制してくれるものと期待していたのですが、そこをインギョムに阻止されてしまった訳です。

すごすごと逃げ帰った(ように見えた)父を見て失望するバンウォン。父上はザントガル(モンゴル語で最強の男)じゃなかったのか!?

その父に代わってたったひとりでインギョムを欺き、士大夫たちを鼓舞して皆で立ち上がり、見事、元の使臣を追い返してしまったドジョンに、バンウォンはすっかり魅せられてしまいます。父がどんなに言っても聞かなかったのに、自ら進んで成均館に入って勉強を始め、言葉も訛りを改めました

そのドジョンが、キル・テミたちに迫害される仲間や民を見て思わず口にしたのが、カンナンが歌っていたという歌です。なかなか哀愁のある素敵な歌だったので、思わず書き留めてしまいました

剣の舞に花見の宴、桃花の屋敷。歌は楽しく浮かれ響けど、500年を弄して作り上げたすべての大業、虚ろに消える。

父は剣の露となり、子は税に苦しみ死んだ。嘆きの声が悲しく響く。

何の違いもありはしない。人の命を奪うのに、政(まつりごと)と剣、何が違うと言うのだ。違いなど見つけられないだろうに。

オーケストラの盛り上げ方も見事でしたよね。あ~この歌もう一度聞きたいと思ってググってみたら、ちゃ~んとOSTに入っていました。孟子の「梁惠王上」の4章を基に作られた「無以異也」という歌だそうです。

さて、これで元との修好を阻止したものの、もちろんインギョムは黙っていません。チョン・ドジョンを初めとし、この騒動に加担した者はすべて捕えられました。

師兄たちを失った成均館では、ホ・ジョ(キム・スンウク~パク・サンチュン@鄭道伝、混ざる)の息子のホ・ガン(イ・ジフン~ジフン@ゆれながら咲く花)が中心となって孟子購読会なるものを開いていました。バンウォンも遅まきながら皆に付いて頑張っています

が、ここではキル・テミの息子のキル・ユ(パク・ソンフン~通信チーム長@スリーデイズ)が、親の権威を笠に着て威張りくさっていました。孟子が禁書とされていることを理由に、儒生を捕まえては孟子の書を燃やせと命じ、できぬと言うと、額に「斯文乱族」の文字を刻むという狼藉を働きます。これは儒教の秩序と学問を乱す者という意味だそうです

実際に額にこの屈辱の文字を刻まれたユン・ドンス(チョ・ヒョンシク~キム・ソッコ@ミセン)は、これを恥じるあまりに自害し、一方で、それが嫌さに脅しに屈して書を燃やしたカン・チャンソン(ソ・ジュニョン~首陽大君@大王世宗)は、成均館を辞めたそうです。

それを知ったバンウォンは、二人とも間違っている!と叫びました。たとえ屈辱を受けたとしても、死んだり志を捨てたりしてはいけない。悪いのは屈辱を与える輩の方なのだから!!

が、そのバンウォンもまた、キル・ユの一行に捕まってしまうようです。も~チョ・ヨンギュ(ミン・ソンウク)がちゃんと護衛についてなきゃダメじゃないねバンウォンが危ない!

果たしてバンウォンの運命やいかに??六龍が飛ぶが面白い

と大いに盛り上がったというのに、なんと金曜日は休みなのだそうです。残~念

六龍が飛ぶ」は来週の放送が今からとっても楽しみでござりまするね

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