2017/10
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アガサ・クリスティー原作、【そして誰もいなくなった】が二夜連続ドラマスペシャルとして放送されました。


先日お亡くなりになった渡瀬恒彦さんの遺作となった作品ということでも非常に感慨深かったですがそして誰もいなくなったのネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ、昨年の暮れにBBC制作の同名ドラマが放送されたこともあり、二つを見比べられたのも実に興味深かったです。


以前三谷幸喜さんの「オリエント急行殺人事件」の時にも感じましたが、普段は外国人のキャスティングで見ているドラマを日本人のキャストで見直すのはなかなか面白いのですよね


大方の内容は原作を尊重していてほとんど同じでしたが、黒い髪に黒い目で言葉が日本語となると、欧米ドラマとはまったく異なる雰囲気が味わえます。例えていうなら、クリスティではなく横溝正史を見ているような心地になりました日本版の方が面白かった


身長も脚も寸足らずで生粋の日本人のおばさんが言うのもなんですが、外国人がこのドラマを見たらきっと「異国情緒」を感じるに違いありません。


トリックに関してはかなり強引だった感も否めませんでしたが、そこは片目をつぶることにしました。その辺を割り引いても、十分に見ごたえのある作品となっていたのはやはり、渡瀬さんを始めとする役者の演技力が際立っていたからでしょうか


以下、簡単なあらすじとネタバレをまとめさせていただきました。2時間ドラマの2本分なので、内容はかなり大胆に要約してあります詳細を知りたい方は是非ドラマをご覧ください♪


八丈島に近い孤島、兵隊島にある「自然の島ホテル」に8人の男女が招待されました


元水泳のオリンピックメダリストで今は家庭教師をしている白峰涼(仲間由紀恵)、元アマチュアのボクサーで、今はミステリー作家として活躍中の五明 卓(向井理[)、男勝りの医師、神波江利香(余貴美子)、軍事評論家のケン石動(いしるぎ~柳葉敏郎)、元女優の星空綾子(大地真央)、建築屋の橋元陽二(本名は元刑事の久間部堅吉~國村隼)、元代議士の門殿宣明(もんでん・せんめい~津川雅彦)、そして、元裁判長の磐村兵庫(渡瀬恒彦)です。


招待したのはホテルオーナーの七尾審という人物で、七尾は伊井弁吾を代理人とし、8人の世話をするための執事として翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)夫婦を雇ったそうです。が、その七尾も井伊も姿を現しません


彼らの名前を聞いた五明は、ふたりの名前はアナグラムであり、並べ替えると「名無しの権兵衛」になると指摘しました


皆が、「自然回帰」が趣旨だというこの招待の目的を怪しみ始めたその時、壁の向こうから怪しげな声が聞こえてきます。それは、招待客8名に翠川夫婦を加えた10名の罪を糾弾する内容でした


皆口々にその内容を否定しますが、実際は皆真実だったようです


その後、五明を皮切りに、次々と人が死亡していきます。残された人々は、彼らの死が、各人の部屋とダイニングルームに飾ってあった「兵隊の死」に関する数え歌の通りだと気づきました。その上、ダイニングに飾ってあった「兵隊の人形」も、これに合わせて一体ずつ姿を消していきます


皆が疑心暗鬼になる中、一人減り、二人減りして、ついに残ったのは白峰と石動だけになりました


パニックに陥った白峰は、石動の持っていた拳銃を奪い取り、石動を殺した上、部屋に戻って首を吊ってしまいますこの辺は原作とは違うかな


が、ここで、何者かが「椅子」を蹴飛ばしたことで、そこに「もう一人」いたことが明らかになりました


以下ネタバレです犯人は渡瀬氏演じる磐村!


犯人は、6番目に死んだと思われていた裁判官の磐村でした。磐村は、犯人を油断させるためだと言ってドクターの神波を味方に引き入れ、自分を死んだことにしたのです。


幼い頃から生き物を殺すことに快感を覚えていた磐村は、それと同時に正義感も強かったため、罪を犯した者に合法的に死を宣告する裁判官となったのだそうです。


でも、肺がんとなって自らが死の宣告を受けた時、どうしても自分の手で人を殺したいという欲求に苛まれ、この度の殺人を計画したのだそう。


誰も行ったことのない殺人。これは私の作った最高傑作の芸術だ!


そう語った磐村の犯行は、その磐村もまた自殺した後、東京の警視庁からやってきた相国寺竜也(沢村一樹)によって明らかにされました。


相国寺は自己顕示欲が強い磐村が残したメッセージを一つ一つ見つけて、真実を突き止めていきます


殺人は決して芸術になどなりえない


全てを明らかにした後、彼はそう語って東京に戻っていきました。


奇しくも、自らも末期がんと闘いながら磐村を演じた渡瀬さんの渾身の演技は、死を前にした磐村の狂気となって画面からひしひしと伝わってきました。我々視聴者はもちろんのこと、共演された方々にとっても忘れがたい作品となったのではないでしょうか。


あれだけのエネルギーがあれば、もっともっと生きられたのでないかと思う一方、最後の最後まで一人の役者として生き切った渡瀬さんの生き様にも深く感動させられました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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