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2017/07
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六龍が飛ぶ
 時代劇・歴史モノ

六龍が飛ぶ ネタバレと感想 第61~65話(最終回) 過酷に生き、過酷に死す

韓国ドラマ、【六龍が飛ぶ】もついに先週最終回を迎えました。史実は変えようがないことを思えば期待以上のエンディングだったと思います。鄭道伝ファンのおばさんも大いに満足いたしました。以下ネタバレの簡単なあらすじ感想です六龍が飛ぶのあらすじ行きますよ~(^^)/


でもここは切なかった。やはりバンウォンは(言い出したのはムヒュルだそうですが)、ヨニを囮にしてバンジを引き留めようとしたのですが、その意図を悟ったヨニは、自らの首にあてがわれた刃にもたれかかって自害し、バンジの足かせを解こうとします


あなたは悪くない。悪いのはこの世の中ヨニ、生きて幸せになってほしかった


幼き日に口にしたのと同じ言葉がヨニの口を突いて出ました。ヨニがどれほどドジョンに己の夢を託していたのかが偲ばれるシーンですよね。この理不尽な世の中を変えるため、ヨニはドジョンに付いてきたのですから。


バンジはヨニの死に打ちひしがれながらも、そのヨニの最期の願いを叶えるべく、ドジョンを助けに向かいました。ドジョンはバンジに決して命を粗末にするなとの遺言を残しましたが、この時ばかりは命令を守れなかったバンジの気持ちも分かりますよね。


その頃ドジョンは既にバンウォンに居場所を突き止められていました。ドジョンはパルボンおじさんの手引きで泮村から成均館に抜けてそこに隠れていたのです。そこでドジョンはパルボンに弟ドグァン宛の手紙を託し、潔くバンウォンの前に姿を現しました。


お前の政策は私のそれと同じだから、残った者が実現すればそれでいい


まさにここですよね。後にバンジも指摘していたように、バンウォンはドジョンの政策にはほとんど同意していたのに、自分が舵取りできない事だけが不満だったのです。もしそれが正しい政策であるなら、

民が笑顔(幸福)になれるのなら

誰が行ってもよいはずなのに、バンウォンは自分がトップに立たなければ気が済まなかったのです。


このドラマではこれを「虫に呑み込まれる」と表現していましたが、要は我欲を捨てきれなかった、民の幸せを実現するよりも自分の欲を満たしたかったということ


バンウォンはついにドジョンをその手で殺した上、世子となったバンソクも容赦なく惨殺してしまいましたやっぱりバンウォンは好かんvv


おばさんはもともと「イ・バンウォン」という人物がどうにも好きになれませんでしたし、それはこのドラマを見てもやっぱり変わりませんでした。ただ、ユ・アインさんという実に繊細な演技力の持ち主のおかげで、当時のバンウォンの「心の揺らぎ」だけは理解することができた気がします。もちろんそのような解釈も可能だということですけどね


おそらくバンウォンは、以前ドジョンもそうしたように、同じ悪事を働くなら、末席で加担するのも先頭に立つのも同じことだと考えていたのだと思います。後でヨンギュの亡霊が語っていたように、別にバンウォンの立場なら、ドジョンもバンソクも、他人に殺させれば済むことだったのを、敢えて自分の手を汚したのがその証ですよね。


それに自分を丸ごと理解してくれていたヨンギュになら命じることもできたけれど、相手がムヒュルではそうもいかなかった。ムヒュルにだけは、己の欲を実現させるためなら尊敬してきた師匠も幼い弟も容赦なく排除する冷酷な一面を見せたくなかったのです。そんなことをしたら、心優しいムヒュルは自分のもとを去ってしまうことが分かっていたから。


その心配通り、一旦はバンウォンを殺そうとするバンジを止めるために彼と剣を交えたムヒュルも、プニとミョサンに命懸けで止められた後は、バンウォンのもとを去っていきました。


その間ムヒュルは最初にキル・ソンミと、そして次にはバンウォンを殺しに来たサグァンとも死闘を繰り広げ、2人とも殺してしまっています。


以前は「助けてくれてありがとう」とムヒュルに礼を言ったサグァンが、今度は「殺してくれてありがとう」と言い残したのが実に印象的でした。サグァンは、愛する人をすべて失った今、その復讐のために殺人鬼と化した空っぽな自分を止めてくれたムヒュルに心から感謝していたのでしょう


一方のバンジは、何とかしてバンウォンを討とうと無名(ムミョン)を利用しようとしましたが失敗に終わってしまいました。その後は自分を騙した六山に止めを刺したヨニャンがバンジを南京に連れて行ったようです。ドジョンが殺された今、朝鮮にバンジの居場所はないからです。


もっと強くなって俺を殺しに来い。


バンジはムヒュルにそう言って去っていきました


ここで六山が殺される前に、ヨニャンが何者かと派閥争いをしていたと漏らしたのですが、それがどうやらハ・リュンだったこともチョンニョンの口から明らかになりました。その後チョンニョンは褓負商と呼ばれる行商人となったそうですが、その時名乗った「白達元」(ペク・タロン)もまた実在する人物だそうです。チョンニョンはヨニャンからの命を受けて「無名」を継承したようでした。


またプニは、泮村の仲間たちが次々に拷問され&殺されることに耐えきれず、バンウォンの軍門に下ろうとしました。側室になる代わりに皆を助けてください。


ショックを受けたバンウォンは、泮村の人々をすべて開放し、プニとともに静かに暮らせる島へ行くよう手配しました。


一方、息子の信じられないような蛮行を知ったソンゲは、その手でバンウォンを殺そうとしましたが、これをジランに止められました。その後は歴史通りですが、このドラマでは多くを語らなかった(カットされた?)ようです。


これまた歴史通り、一旦はそのソンゲの後を継いだバングァも、自ら進んで王座をバンウォンに譲り、バンウォンはついに念願の王=太宗となりました。


その後はあれほど尽くしてくれた妻ダギョンの一家を、外戚の政治への介入は許さないとすべて排除し、まさにドジョンが打ち立てていた改革を冷酷に断行していきます。


そのバンウォンに、息子のイ・ド(後の世宗)を指して、自分ではなく「懐かしい人たち」に似ていると語らせたのはなかなか粋な演出でしたね


これは以前「根の深い木」を見た時も感じたことですが、バンウォンが否定した(実現できなかった)ドジョンの理念、民本=民中心の政治を、息子の世宗がやってのけたという解釈が実に小気味よかった。ここでバンウォンの子役だったナム・ダルム君がイ・ドを演じていたのも象徴的でした


政治とは持てる者から持たざる者へ分け与えることドジョンが世宗に乗り移った(;O;)


バンウォンはその後ムヒュルを訪ね、このイ・ドの護衛に任じたそうです。これもまた「根の深い木」へとつながりますね。劇中では、同ドラマでお馴染みのキャラクターが登場していたのも楽しかった


「根の深い木」と言えば、最後までドジョンに仕えながらも、バンウォンの裏をかくべく間者となったイ・シンジョクのシーンも切なかったですね。シンジョクは、追手から身を隠していたナム・ウンを見つけて何とか助けようとしたのですが、ナム・ウンは、自分にできる最後の仕事は、バンウォンにシンジョクを信用させることだからと言って、自分を殺してバンウォンに差し出すよう命じたのです


バンウォンの懐に入って時を待て


すべてが「根の深い木」に繋がって終わりかと思いきや、そこにもう一工夫されていたのもまた実に楽しくて感動的でした


バンウォンがイ・ドを連れてプニのいる島を訪れたことと、そのイ・ドが世宗となってハングルを完成させた頃、プニが本土に戻ってきて、名もなき民たちが簡単に覚えられる文字ができたことを知り、バンウォンの息子が自分たちの夢を実現させたことをドジョンが知ったらどんなに喜ぶか、と涙を流さんばかりだったことです


前者では、イ・ドにバンウォンの面影を見たプニがイ・ドを抱きしめたシーン、後者では、ハングルの完成を知ったプニがドジョンの墓を訪れ、髪には昔バンウォンにもらった髪留めをしたまま、その墓にもたれかかるようにして(たぶん)息を引き取ったらしいシーンが目に焼き付いています六龍が飛ぶのプニが素敵だった( *´艸`)


そうそう、太宗が対馬征伐を決意したのも、プニの住む島が倭寇に攻撃されていたからという演出も楽しかった


ドラマの最後は、まだバンウォンが「虫」を押し殺していた頃、皆で「夢」について語り合ったあの懐かしいシーンで締めくくられました。ジランは(風貌に似合わず)「詩」を書きたいと言い、ヨンギュは歴史に名を残したい、そしてムヒュルは、バンウォンが民を笑顔にするならその手伝いがしたいと語っていたあのシーンです


あああそこで時が止っていたらどんなに良かったことか皆を幸せにしてあげたかった~は言っても詮無いことですが。


六龍が飛ぶ」は久しぶりに見ごたえのある時代劇でしたね。とっても楽しかったです



最近はこれを聞くと切なくなります皆が愛おしくてたまらない(;O;)


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