2017/11
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小川糸さん原作の【ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~】、第7話は「話せなかった思い」です。


これまた何とも切なかったし、世間的にはカシ子への同情が集まるところだと思うんですが、おばさん個人としては「人生の帳尻」ってものは、それまでの自分の行いによって(時に冷酷なほどに)キッチリ合わされるものなのだと痛感させられましたツバキ文具店のあらすじ行きますよ~(^^)/。以下ネタバレのあらすじ感想です


今回の依頼人は「匿名さん」です。これはその女性(平山さとみ)が名を名乗らなかったため、鳩子がそう勝手に名付けたようです。


彼女が名乗ら(れ?)なかったのも無理はありません。この匿名さんの依頼は「絶縁状」だったのです。匿名さんは実の姉妹のように仲の良かった「元妹」との縁をバッサリぶった切ってほしいのだと詰め寄りました。


元妹は陰で私を悪く言っていた。それを知った以上元通りに接することはできない


鳩子は、それほど仲の良かった=縁のあった人間とのその縁を容赦なく、しかも他人の自分が切ってよいものなのかひどく悩みました。悩みに悩んだ末、一旦は依頼を断ろうとしましたが、再度匿名さんの話を聞いて、やはり引き受けることにします。匿名さんは「元妹」を嫌いだというその裏で、実は誰よりも彼女の幸せを願っていることに気づいたからです。


好きでもない「元姉」に気を遣い、自分を殺している「元妹」が幸せのはずがない。ここはいっそ縁を切って新たな一歩を踏み出し、どうか幸せになってほしい


彼女の裏腹な思いを言葉にするため、鳩子は「鏡文字」を使うことにしました。これは鏡に映して反転した文字を鏡を見ながらその通りに書くのだそうです。紙は羊皮紙を選び、インクは虫こぶインク、ペンは羽ペンを使いました。


こうして徹底的に用具にこだわった「絶縁状」は、それが絶縁状とは思えぬほど愛情に満ちた優しい優しい手紙でした優しい絶縁状でした。これまでの感謝と愛情が率直に綴られたその手紙はむしろラブレターと呼んだ方がふさわしいかもしれません


どうか自分にだけは嘘をつかず、正直に生きてほしいと締めくくられたその手紙を読んだ匿名さんは、鳩子が自分よりも自分の気持ちを雄弁に語ってくれたことに驚き、頼んでよかったと感謝しました


一方でその鳩子もまた、自分の中でもやもやする感情に苛まれていました。というのも、この依頼を受けてまもなく例のミスターXが店にやってきて、カシ子が書いた手紙を置いていったからです。ミスターXの母、静子はイタリアに住む日本人で、カシ子のペンフレンドだったのだとか。


カシ子からの手紙には鳩子のことばかり書いてあったそうです。カシ子の死を知った静子は、カシ子からの手紙を是非鳩子に届けてほしいと息子を日本に送ったのだそう


時はちょうど手紙供養の時期だったこともあり、鳩子は匿名さんの依頼と手紙供養を終えてから、カシ子の手紙を読もうと決めました。


そしてついにその時がやってきます。手紙供養の日は、あの後間もなく亡くなったという白川の母千代の手紙や、バーバラ婦人の幼くして亡くなった娘の髪の毛なども持ち込まれました。その子は部屋に飾ってあったあの絵を描いた男性との間に生まれた子どもだそうです。


いつかは踏ん切りをつけないと前へ進めないから


鳩子もようやくカシ子の手紙の束を読み始めました鳩子の幼い頃から続いたご縁です


静子への手紙の中のカシ子は、鳩子のまったく知らないカシ子だったそうです。普段は嫌っていた横文字や略文字、くだけた言葉をふんだんに使った、実に明るいその手紙には鳩子への愛情がそこかしこにあふれていました。直接鳩子に言えない優しい言葉が、そのはけ口を求めてそこに流れだしたかのようにも思えました頑固なカシ子が悲しかった


またカシ子はそこで、やはり鳩子に言えなかった「真実」も明かしていました:


ツバキ文具店は決して代々続いた代書屋などではなく、カシ子が始めた文具店だったこと、鳩子の母は鳩子を引き取ろうとしたのに、一人になるのが嫌だったカシ子がそれを止めて鳩子を手元に置いたこと、厳しくするのが鳩子のためだと思っていたがそうではないことに気づいたけれど、今さら自分を変えることができなかったこと


カシ子は最期、病気で亡くなったのだそうですが、静子への最後の手紙はカシ子が無理を言って一時退院の上書いたものだそうです。今からでも鳩子に謝りたいけれど、どこにいるかさえ教えてもらえない。それでも体さえ丈夫なら日本中捜し回りたいけれど


人生は本当にままならないもの。私は何一つなしえなかった。人生なんてあっという間。


愛情と後悔に溢れたその手紙を読んだ鳩子は涙を止めることができませんでした。カシ子の自分への紛れもない愛情を感じ取ったからです。


鳩子は、それに気づかずにカシ子をひとりで逝かせてしまったことをひどく後悔していたようですが、でもそれは仕方ないことだと思います


厳しいことを言うようですが、いくら血がつながっているとはいえ、自分ではない人間の感情をすべて理解することなど不可能なのです。だからもし相手を愛しているのなら、やっぱりそれは言葉にしないと伝わらない。相手が子供なら尚更でしょう。


だから、鳩子がカシ子の気持ちを理解できなかったのは鳩子のせいではありませんよ。カシ子が悲しいほどに不器用な人間だったことは、鳩子がもう少し大人になってからでないと気づけなかったでしょうからね。


カシ子がその最期を前に、手紙とは言え自分を理解してくれる優しい静子と言葉を交わせたのも、愛しい孫が遠く離れてしまったのも、カシ子が気遣った人々が心からその死を悲しんだのも、すべては因果応報~良きにつけ悪しきにつけ、カシ子のしてきたことへの報いだったのではないでしょうか。


鳩子が近くにいたらそう言ってあげたかったし、きっとカシ子もそう思っていたに違いありません。悪いのは私、あんたじゃないよ、そんなに自分を責めなさんな一緒にイタリアに行きたかったね、って。


ショックを受けた鳩子のもとにまたしてもショッキングな知らせが舞い込んできました。鳩子の「愛する人」=守景と陽菜が店をたたんで故郷に戻るそうなのです。


カシ子はきっと、私と同じ過ちを犯すんじゃないよ、あの世でそう言っているに違いありませんね。


それ以外では、やはり男爵が龍崎彦馬だったことが明らかになりました。ちなみにパンティーは以前から龍崎のファンだったそうです。それもかなりのご縁ですね


さ~ていよいよ次週は最終回です。今から放送日が待ち遠しいですが、同時に終わってしまうのが寂しいような気もしています。できることならずっと続けて見ていたいです




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