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シカゴ・メッド
 医療モノ

シカゴ・メッド あらすじと感想 第17話 尊重

医療ドラマ、【シカゴ・メッド】の17話は「尊重」です。原題は「Withdrawal」ですが、おそらく「アルコール離脱症状」を指しているものと思われます。これまた一概には言えない難しい問題でした


以下ネタバレのあらすじですシカゴ・メッドのあらすじ行きますよ~(^^)/


まずはその「withdrawal」から参りますると、患者は、足を骨折して搬送されたホームレスの男性=チャック・グリーソン(Frank Whaley)です。が、骨折よりも深刻なのはアルコール離脱症状で、著しい吐き気やDTs(delirium tremens~精神錯乱)がなかなか治まってくれません。


グリーソンを診察したナタリーやウィルは、これを機にアルコール依存症を克服させようと試みますが、それがほぼ不可能に近いと悟りきっているエイプリルはグリーソンの頼みを聞いて、こっそり酒を渡そうとします。これもまた、患者の願いを聞いた=「尊重」とも言えるかもしれません。


ウィルがこれを見つけ、大いに憤慨して止めたため、エイプリルは断念せざるを得ませんでしたが、エイプリルに代わってグリーソンに酒を渡した者がいました。なんとなんとシャロンです。シャロンは元看護師だった経験から、自分で本気で依存症を治したいと思わない限り、絶対に克服できないことを身に沁みて知っていたのだそうです。


ウィル:
This patient had a chance to kick his addiction. Now it's gone.
この患者は依存症を蹴飛ばすチャンスがあったのに。それを失ってしまった


シャロン:
Dr. Halstead, an addict doesn't just kick a habit. He's got to want to quit, and right now he doesn't.
ドクターハルステッド。依存症は習慣を蹴飛ばすのとはわけが違う。本気で止めたいと思わなければ決して止められないし、今彼はそう思っていない


これに続いてシャロンは意味ありげにこう付け加えました。


Listen, you can't force a person to move on from something if they're not ready.
心の準備ができていない人に前に進むよう言っても無駄よ。


これはどうやらナタリーのことのようです。シャロンはウィルのナタリーへの気持ちを知って、ナタリーは果たして前に進む準備ができているのかしら?と謎かけをしたのです。


今回ナタリーは、亡き夫からもらった結婚指輪を職場で紛失してしまいました。マギーを初めとするスタッフが総出で捜してくれますが、ナタリーはショックのあまり発作を起こして倒れてしまいます。ナタリーは「たこつぼ心筋症」(takotsubo cardiomyopathy)を起こしていたのだそうです。


これは一時的な症状だそうですが、またの名を「broken heart syndromeとも呼ぶそうです。つまり、大切な人との別れなどの痛みによって引き起こされる症状なのだそう。


幸いなことに指輪はマギーが見つけてくれましたが、そんなナタリーを見たヘレンは、いつまでも過去に留まっているのは良くない、前に進む時が来たとナタリーを励まします


ナタリーもようやく踏ん切りをつけ、ヘレンとともにジェフの墓に出向き、結婚指輪を埋めました。


だから、シャロンの言葉は、今回ばかりはちいとばかしお節介だったかもしれません。ま、ウィルにはあのぐらい言っといたほうが良いのかもしれませんけど。


さて次は心筋梗塞で搬送されたフランク・マコーミック(Brian P. Weddington)の症例です。フランクとその妻(Rachel Sledd)は宗教上の理由から、人工心肺を使う手術を拒否しました。なんでも、体内の血液を一度でも外に出すと、永遠の命が失われてしまうのだそうです。


コナーはそれでは治療ができないと説得を試みますが、夫妻は、現在の命より永遠の命を尊ぶとばかりにまったく耳を貸しません。


するとダウニーがオフポンプ=心臓を動かしたままのオペを提案しました。これは非常な危険を伴うそうで、コナーとイーサンは猛反対しましたが、ダウニーは、あくまでも患者の意思を尊重すべきと譲りません。


案の定、いざ手術を始めたところ、フランクの心臓が停止してしまいました。コナーは懸命に心臓マッサージを続けながら、マコーミック夫人を手術室に呼び、その様子を見せつけます。このままだとご主人は助かりません!!


夫の死が現実味を帯びた今、夫人は「永遠の命」より「現在の命」の方が大切になり、人工心肺に繋いでほしいと依頼しました。こうしてコナーはオンポンプで手術を続け、見事にこれを成功させます。


が、麻酔から目覚めたフランクは、事の真相を知ってひどく怒りだしました。これで私は永遠の命を失った!


宗教的なことですから、あれこれ言うのは控えたいですが、あれではマコーミック夫人があまりにも気の毒ですよね。もし逆の立場だったら、フランクは夫人をあのまま死なせてしまうのでしょうか?


I have to believe that a god of love is also a god of forgiveness.
愛の神は許しの神でもある


夫人の言葉でようやくフランクが納得してくれたようで何よりでしたね。


となると、問題はダウニーです。ダウニーは最後までオフポンプを主張し、たとえ死んでも患者の意思を尊重すべきだったと譲りませんでした。


そのダウニーは肝臓がんのラジオ波焼灼術を受けることになっていたそうで、コナーはそれでダウニーがセンチメンタルになっていると思ったようでしたね


確かにダウニーは、自分も末期がんという理由から、患者の気持ちを最優先しようという傾向が強いし、今回はコナーの選択で結果オーライだったわけですが、個人的にはやはり、ダウニーの言葉もコナーには心に留め置いてほしいと感じました。


You're a good surgeon, Dr. Rhodes, but saving a life isn't always the answer, and you will never be a great surgeon until you understand that.
君は良い外科医だが、命を救うことだけが答えではないし、それが理解できぬ限り、偉大な外科医にはなれないだろう


さて最後はせん妄状態で運ばれてきた女性のケースです


ローズ・ウェクスラー(Lynn Cohen)は、若い頃NASAで訓練を受けた女性初のテストパイロットだったのに、今では老人ホームで暮らしているそうです。しかもどうやらボーイフレンドから淋病をうつされたらしいのです。それは、ローズと同じホームにいる女性が、同じ症状を呈して搬送されたことから、チャールズが原因を見抜きました。


サラはとても信じられないようでしたが、チャールズには理解できたようですね。


そうですね~80を過ぎて老人ホームに入り、もしそこに女性を喜ばせることに長けたプレイ"オールド"ボーイ(博愛主義者?)がいたら、病気をうつされるのはともかく、お付き合いするのは健全なことだと、おばさんも思います。まだ26歳のサラには到底理解できんでしょうし、できたら逆に驚きますが


楽しんで見てきたシカゴ・メッドもいよいよ来週が最終回だそうです。アメリカでは来年からシーズン3も予定されているそうなので、日本でも是非引き続き放送してほしいものですね。とにもかくにも最終回が楽しみです


これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編

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