リメンバー~記憶の彼方へ あらすじと感想 7~10話 無念の死
ユ・スンホさん主演の韓国ドラマ、【リメンバー~記憶の彼方へ】も10話まで見終わりました。あ~なんとも腹立たしい展開に、久々に血管ブチ切れそうになりました。
以下ネタバレのあらすじです。
カン副社長からイロ生命の裏金に関する資料を手に入れた上、ジェヒョクの無実を証明する目撃証人が現れました。ジヌは満を持してジェヒョクの再審請求を行います。さらに、ジェヒョクの冤罪を決定的にした同僚のヒョノクが韓国に戻ってきていることを知り、早速証言を撤回するよう頼みに行きます。
が、ヒョノクの帰国とジヌとの接触はギュマンの耳にも入っており、ヒョノクはあっさり口を封じられてしまいました。殺したのはギュマンに殺害を命じられたジュイルが雇った殺し屋です。
ジヌは既にヒョノクが殺されているとも知らず、その呼び出しに応じて家を訪ねたところを、あの因縁の悪徳刑事、クァク・ハンス(キム・ヨンウン)が殺人容疑で逮捕しようと待ち構えています。あ~この辺がまたいかにも無防備でハラハラさせられてしまいます。
なんとか追っ手を逃れたジヌは、ジェヒョクが逮捕された後、ひとりで住んでいた宿に隠れました。当時、夫の暴力に苦しんでいた事務長とはそこで知り合ったようですね。ジヌが事務長を励まして夫と別れさせたようでした。
父同様濡れ衣を着せられたジヌは、カン副社長から手に入れた裏金の資料を公開するとギュマンを脅しますが、これまたメディアを先に指定してしまったため、ギュマンに妨害されてしまいます。も~ああいうのはさっさとネットに流さなきゃダメでしょ、とまたヤキモキ。
結局ジヌは捕まって、資料も全て破棄されてしまいました。しかも、再審請求をしたジヌが殺人容疑で指名手配されたため、ジェヒョクの再審請求も却下されてしまいます。
その上、クァクは(「刑事」なんて呼びたくない)、ジヌを撃ち殺そうとまでしたのです。一緒にいたドンホが止めてくれなかったら、ジヌは「逃亡を図ったために撃ち殺した」とかなんとか言われて殺されていましたよ。ギュマンは論外だけど、このクァクも生かしちゃおけんっ!!
が、ジヌの無実はイナが晴らしてくれました。イナはジヌから聞いた殺人犯の手がかりをもとにその男を追いつめ、一旦は殺されそうになりますが、ジヌの冤罪にジュイルが関わっていたと知ったドンホが駆けつけてきて、イナを助けてくれます。
しかも、ヒョノクが死ぬ前に、娘に真実を話した動画を残してくれたため、ジェヒョクの再審請求は再び認められることになりました。これに加えてジヌは、最初にジェヒョクをアルツハイマーと診断しながら土壇場になって裏切った医師と、ギュマンから消されそうになったクァクに法廷で証言させる手はずを整えます。
が!、これもまたギュマンの仕掛けた罠でした。ふたりは法廷で証言をまたまた翻したばかりか、ギュマンの友人でありながら公明正大な判事のソッキュは担当を降ろされてしまったのです。
代わりにやってきた判事はイログループの回し者で、ヒョノクの証言をも信ぴょう性に欠けると却下しました。せっかく名乗り出てくれた目撃証人も金で買収されててしまったことはいうまでもありません。
ジヌが悔しさに打ち震えていたその時、刑務所内で病状が悪化し、病院で治療中だったジェヒョクの訃報がもたらされます。
せめてもの餞はここで無罪を勝ち取ることでしたが、それもかないませんでした。判事は無情にも再度死刑を宣告してしまいます。
何とも無念でならなかったのはジヌやイナだけではありませんでした。実はドンホも、以前ギュマンが自白をした映像のコピーを隠していて、今度こそ法廷で公表するつもりだったのですが、ギュマンの報復を恐れた部下のサンホがジュイルに連絡し、CDを奪われてしまったのです。
大勢の男たちにはがいじめにされてもがくドンホも何とも気の毒でしたよね。
実はドンホとジヌには意外な接点がありました。ドンホとジヌの家族の命日が同じなのは決して偶然ではなく、ドンホの父親がぶつかった車に乗っていたのがジェヒョク一家だったのだそうです。
これを知ったドンホは、何とかしてジヌに償いたいと願い、意を決して法廷に乗り込もうとしたのですが、それも敢え無く阻止されてしまったという訳です。
でもですよ~これはドンホも不思議がっていましたけれど、あの時ドンホの父親は、何者かに頼まれて事故を起こしたようでしたよね?それは、単に事故を起こすことだけが目的だったのか、それとも、何か理由があってジェヒョクの車にぶつけたのでしょうか?
ドンホから詳細を聞かれたジュイルは知らないと答えていましたが、あれは絶対に知っていると見ましたが。
こうしてジェヒョクは無念にも濡れ衣を着せられたまま逝ってしまったけれど、死ぬ少し前には昔の記憶を取り戻し、たとえつかの間ではあっても、ジヌと昔話に花を咲かせることができたのはせめてもの幸いでした。そしてジェヒョクは、その記憶を頼りにジヌに手紙も遺しています。
たとえ記憶を失っても、父さんの心には永遠にお前が刻まれている。我が息子よ。悲しい記憶より幸せな記憶をたくさん心に焼き付けておくれ。
その遺志通り、ジヌには復讐など忘れて幸せになってほしいと思いながらも、あの卑劣なヤツラをぎゅうぎゅうにとっちめてやらねば気が済まない!と思うから、韓ドラが止められないのですよね~きっと。
「リメンバー~記憶の彼方へ~」はいよいよ後半戦ですね。ジヌがどんな復讐を開始するのか、今から楽しみでなりませぬ。
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