2018/10
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This is Us~36歳、これから あらすじと感想 第16話 メンフィス

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This is Us36歳、これから】の16話は「メンフィス」(Memphis)です。これもまた心に染み入るようなエピソードでございましたね


私事で恐縮ですが、現在ガンで闘病中の母を持つ身としてはとても他人事とは思えず、胸が痛くなると同時に、自分もまたもっともっと心を強く持って母を支えていかねばならないと決意を新たにさせられました。


以下ネタバレのあらすじです。自分にとってウィリアムはこのドラマの中で最も魅力的で大好きな人物だったため、か~なり暑苦しく語らせていただいております


今回はピアソン家ではなくヒル家~ウィリアムの過去に焦点が当てられました。この世に生きる誰もが、誰か~その家族にとってはとても大切な存在で、誰一人としてぞんざいに扱われてはならないのだと改めて痛感させられました。


もちろんウィリアムもその一人です。「You are my sunshine」を歌いながら、妻のドロシー(Amanda Warren)とともに子どもの誕生を心待ちにしていたウィリアムの父親(Marcus T. Thomas)はでも、その誕生を待たずして出征を余儀なくされたようです。そして二度と、メンフィスにある我が家に帰ってくることはなかったらしい。


ドロシーは夫を失いながらも、母を見上げて微笑んでいるウィリアムを笑顔でこう励ましたそうです。We're going to be okay. 私たちは大丈夫よ。


その言葉通り、ドロシーは女手一つでウィリアムを立派に育て上げました。幼い頃から音楽の才能に秀でていたウィリアムは従兄弟のリッキー(Brian Tyree Henry)とともに「Melvin's Place」(メルヴィンの店)という店でバンド活動にいそしんでいたそうです。


その頃、ずっと一緒に暮らしていたドロシーが母の看病でピッツバーグへいかねばならなくなりました。看病のためにすべてを捨ててまで行かなくちゃいけないのかというウィリアムに、ドロシーは、家族だから当然だと答えます。


So you have to drop everything to go take care of her? Yes, William, I do. That's what family does.


心優しいウィリアムは一緒に行こうかと尋ねましたが、ドロシーは、ウィリアムにはこのまま好きな音楽活動を続けてほしいと言い残しました。


I've kept you to myself long enough. Time to spread your wings. Focus on your art, your music. You have a gift, baby. You have so many beautiful futures in front of you. Make sure you pick a good one for me, okay?
これまでずっと一緒だったんだから。そろそろ羽を広げる時よ。あなたの芸術、音楽に集中して。あなたには才能がある。あなたには美しいたくさんの未来が待っている。私のために良い未来を選んでね。


それからしばらくしてウィリアムの祖母は亡くなったそうですが、ドロシーは葬儀に来るには及ばないと知らせ、ウィリアムが贈った詩に感動したと伝えてきました。その後もドロシーはメンフィスには戻らず、ピッツバーグで仕事を見つけたそうです。ウィリアムには心配をかけまいと図書館の仕事だと言ったそうだけど、実際には図書館の掃除婦をしていたようです。


ウィリアムは母の期待に応えようと、従兄弟のリッキーの悪い誘いにも一切応じず音楽活動に専念し、ようやくオリジナルの楽曲を書き上げました。どうやらドロシーへの想いを切々と歌い上げたらしいその歌詞とメロディは本当に素晴らしく、ウィリアム達のバンドは一躍脚光を浴び始めたそうです。リッキーの歌唱力もまた素晴らしかった。


Mother, don't you cry. We're gonna be all right. ・(中略)・ If I'm gonna be alone. Let it be with you.・(中略)・ Look up, not down. It all comes around. ・(中略)・Even when you're gone. We can always come back to this.
お母さん、泣かないで。大丈夫だから。・・・たとえ独りぼっちになっても心はいつも一緒。・・・うつむかないで顔を挙げて。そうすればよいことがやってくる。たとえ離れていても、いつだってここに戻って来られる。


そのさなか、今度はドロシーが病気になったという知らせが入ったようです。ウィリアムは留守の間にたくさん曲を書き上げるとリッキーに約束して母のもとへ駆けつけますが、ドロシーの病は思いのほかひどく、結局ウィリアムは二度とメンフィスには戻れなかったのだそう。


でもそこでウィリアムはバスの中で運命的な出会いをしたそうです。それがランダルの母、ローレル(Jennifer C. Holmes)です。


ふたりはすぐに恋に落ちましたが、ドロシーは、ウィリアムの懸命な介護の甲斐なく亡くなってしまったそうです。


I used to love waking you up in the morning when you were a child. You looking up at me with those big, beautiful eyes. And now I'm down here and you're up there.
昔あなたが子どもの頃、朝あなたを起こすのが楽しみだった。あなたはその大きくて美しい目で私を見上げたものよ。そして今は、私がこうして横たわり、あなたを見上げている。


ドロシーがお気に入りの詩を読んでほしいとせがむと、ウィリアムは、あのダドリー・ランダルの詩を語り始めました。There's your poem, Mama.(それはママの詩だよ) ちょうど7話でウィリアムとベスが唱和した部分ですね。


The searchlights, the tracers' arcs. And the red flare of the bombs.


ドロシーが逝ってしまった後、ウィリアムはすっかり気落ちして、ドロシーが一番望んでいなかった「悪い道」に進んでしまいました。ドラッグを勧めたのはローレルとその仲間だったようです。だからこそウィリアムは生まれたランダルを自分たちで育てることができなかったのですね


そして現代~ウィリアムは、かつて青春時代を過ごしたメンフィスをランダルに見せたいと旅行に誘ったそうです


そのランダルは、あの時ケヴィンが駆けつけた後すぐに入院したそうで、それがようやく回復してきたところだったため、ベスはひどく反対しました。が、ランダルは父のたっての願いだからと、ベスと主治医を説得します


何事も完璧主義者のランダルと、風の吹くまま気の向くままに行動したい芸術家のウィリアムとの二人旅は実に楽しかった~!Hey, just drive, son. We'll get there.


カーナビなどいらない、ただまっすぐ進めばいい。窓を開けて音楽をかけろ


故郷への道すがら、ウィリアムはジャックについて尋ねました。どんな人だったのか?お墓はどこにあるのか?


ランダルが、パニックを起こすたびにジャックが優しく慰めてくれたことやジャックの大きな笑い声について話し、お墓はないが、ジャックのお気に入りの樹木の下に少しだけ散骨したと答えると、ウィリアムは即座に会いに行こうと誘います。それがたとえ逆方向であろうとまったくもって気にしません


ウィリアムがその大きな木の下にあるベンチに座ってジャックに話しかけたシーンも良かったPut your window down, turn up the music. Take me to meet your father.


Thank you. For doing what I couldn't. For raising him to be the man he is. I'm sorry I didn't get a chance to meet you, brother. I would have liked to have heard that laugh. I would have liked to have met my son's father.
ありがとう。私にできないことをしてくれた。立派な男に育ててくれた。君に会えなくて残念だ、兄弟。その笑い声を聞きたかった。息子の父親に会いたかったよ。


そう言った後、「Yeah. Cool」と頷いたのは、ジャックが、もうじき会えると声をかけてきたからでしょうかI'll see you soon


再びメンフィスを目指したウィリアムは、ランダルを昔住んでいた家に連れていって、暖炉のレンガの中に隠していた「宝物」の車のおもちゃと75セントを見つけたり、の話を聞かせたりしました。


ランダルのアフロヘアの話も可笑しかったですね。彼は昔アフロにしたことがあったのだそう!?アフロヘアでベッドメイクするランダルを想像しただけで笑えます。僕はベッドメイキングが好きなんだ


ふたりで理髪店に行ったシーンでは、かつてのイヴェットの忠告~黒人用の理髪店に行った方がいい~を思い出しました


が、ウィリアムが最も行きたかった場所は「メルヴィンの店」だったようです


そしてそこにはまだリッキーがいてくれました。最初リッキーはウィリアムに対してひどく怒っていて、ランダルが、もうじき死ぬのだと言っても相手にしてくれませんYou was dead to me a long time ago, Willy.<br />


が、ウィリアムが昔のことを詫びて出ていこうとすると、まだ演奏はできるのか(You too sick to play?)、と声をかけてきました。ウィリアムは、たとえ死にかけていても演奏はできると答えますI'm never too sick to play.


その後は、仲間とのセッションを楽しむウィリアムはもちろんのこと、大勢の「親戚に囲まれて大はしゃぎするランダルがまた実に楽しそうでしたね~I'm up to 12 cousins of various forms.。ランダルはようやく自分のアイデンティティーを見つけたのです


が、翌日、ウィリアムの容体は急変し、別れの時がやってきました。ランダルはなかなかその事実を受け入れられませんでしたが、医師から、旅行ができただけでも奇跡だと言われて愕然とします。もはやウィリアムは一歩も動かしてはならないと言い渡されてしまいましたYou knew you weren't coming home.


ベッドの横で呆然と座っていたランダルに、ウィリアムは最後の贈り物を渡します。以前から用意していた「Poems for my son」(息子に寄せる詩)です


ウィリアムは、ベスと子供たちを呼ぶというランダルを止め、寝ている時に別れを告げてきた、皆には見上げた時の自分を覚えておいてほしいからと伝えました。I said good-bye when they were laying down. I want them to remember looking up at me, not down.

Roll all your windows down, Randall. Crank up the music. Grow out that 'fro. Let someone else make your bed.

車の窓を開けて音楽をかけろ。アフロにしろ。ベッドメイクは他の誰かにさせろ。


You deserve it. You deserve the beautiful life you've made. You deserve everything, Randall. My beautiful boy. My son. I haven't had a happy life. Bad breaks and bad choices. A life of almosts and could-haves. Some would call it sad, but I don't. 'Cause the two best things in my life were the person in the very beginning and the person at the very end. That's a pretty good thing to be able to say, I think.
おまえには価値がある。おまえが作り上げてきた美しい人生にふさわしい。どんなこともできるんだ、ランダル。私の美しい息子。私の人生は幸せではなかった。不運続きだったし、間違えた選択もした。どこか満たされずもっとできるはずだといつも思っていた。でも悲しい人生だとは思わない。なぜなら、私の人生において2度も最高の出来事があったから~人生の最初と最後に母とお前に出会えた。うん、なかなか上手いことが言えたな。


一気にそう語ったウィリアムは、ついに最後の時を迎えました。死ぬのが怖い(I'm a little scared)と打ち明けたウィリアムを、ランダルは、かつてジャックがいつも慰めてくれたように励まします。


You're okay, Dad. You're good. Just breathe. Come on, now, breathe with me. There you go. There you go.
大丈夫だよ、父さん。大丈夫。深呼吸して。ほら僕と一緒に。そうだ。その調子だ。


ウィリアムはその優しい息子の顏を下から見上げながら、可愛い孫たちや嫁、そしてローレルやドロシーを思い出しながら、神に召されていきました最期は寂しくなかったよね


我が家へ戻る道すがら、ランダルの運転する車の前を、ウィリアムが見せたいと語っていた鴨、しかも4匹の家族の鴨が横切っていったそうですウィリアムのプレゼントに違いない


This is Us~36歳、これから」は残すところあと2話ですこんなに美しい宝石みたいなドラマに出会えて&ここで語れて幸せです♪


誕生日(第1話)
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音楽がまた本当に素晴らしい

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