2018/09
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秘密の扉 ネタバレと感想 2~16話まで

韓国時代劇、【秘密の扉】も全24話中16話まで見終わりました。もう少しマメに感想を書くつもりでしたが、(確定申告の時期で)結構忙しかったのと、なかなか感想が書きにくかったことが原因で、今に至ってしまいました。前者はともかく、後者の理由は、このドラマはいったい何を言わんとしているのか、がなかなかつかめなかったからです


もちろん、時代と主人公からして、あの陰惨な米びつ事件に持っていくことは分っているのですが、そこに「連判状」を絡ませたミステリーと「貸本」がどう繋がっていくのか、今一つ腑に落ちなかったのですよね


で、終盤の16話まで見てきて、ようやく全体の流れがつかめたので、一筆書かせていただこうと重~い腰を上げた訳です。以下あっさりネタバレの感想です秘密の扉のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


まずはその連判状のミステリーから参りまする


偶然景宗暗殺の連判状を発見したフンボクは、この事実を世子イ・ソンに知らせようとしたために何者かに殺されてしまいました。フンボクを殺したのは、なんとまあ別監のカン・ピルチェです。いやいや、頼りになる味方だと思ったのに、あっさり裏切られました


このピルチェの正体は、西方剣契の頭目だったそうですよ。剣契はトンイにも登場しましたが、どうやら実在した組織のようです。「契」とは本来高麗末期から始まった相互扶助目的の団体だそうですが、おばさんの記憶違いでなければ、確か「武人時代」でもウィミンの妻がこの「契」を利用して一儲け企んでいましたよね


ここでの剣契は賤民による秘密結社で、東の頭目ナ・チョルチュ(キム・ミンジョン)はイメージ通り弱き者の味方でしたが、西方のピルチェは悪の権化だったそうで、その正体は誰にも知られていなかったのだとか。武術の達人でありながら、宮廷ではその腕前を隠していたのだそう。


キム・テクの命令で連判状を捜していたピルチェは、その現場をフンボクに見られてしまいました。フンボクは、おそらく万が一のことを考えて、「班次図」という宮廷行事を描いた絵の中にピルチェが犯人だという証拠を書き残します


そのフンボクは、案の定ピルチェに事故を装って殺されてしまいましたが、そこで、世子ソンの教育係であり、英祖のかつての盟友だったパク・ムンス(イ・ウォンジョン)が、ナ・チョルチュとともにフンボクの遺体を回収し、皆の目につくよう、景宗の墓の近くにある井戸(御井)に投げ込みます


ムンスは連判状のことも知っていて、真実を明らかにすることで英祖に反省と退位を促したかったようです。ムンスは、友の死に愕然とするソンに、真相を明らかにするためには誰からの圧力にも屈しない公明正大なホン・ゲヒ(チャン・ヒョンソン)に捜査させるよう進言しました。


が、このゲヒもまたキム・テクから過去の古傷をネタに脅されて老論派に寝返ってしまいます。その上、フンボクの友人の画員、ジョンウンも殺されてしまいました


業を煮やしたソンは自ら捜査に乗り出します。ジョンウンのダイイングメッセージ「火阝他刀」から、ついに班次図に辿り着きます


一方のピルチェは、手に入れた連判状をキム・テクに渡したかと思いきや、なんとそれは偽物で、本物は少論派に売り飛ばそうと画策していました。そんな裏切りを許すキム・テクではなく、キム・テクは妓生に産ませた息子で、成長後は知る人ぞ知る殺し屋となったキム・ムにピルチェを殺して本物の連判状を手に入れるよう命じます


上手くいったら、両班の養子として我が子に迎えてやるという約束をして


このいかにも身勝手で恥知らずな「父親像」は、まさに英祖と同じです


その英祖は息子に自分の過去を知られたくないばかりに、状況に応じて立場や意見をコロコロ変えてひたすら保身を図っていました。我が身を守るためなら息子すら殺しかねないという史実通りの一面を覗かせながら。が、なかなか連判状を手に入れることはできません。


その連判状は、ムンスが皆に一歩先んじて手に入れました。ピルチェが怪しいとあたりを付けたムンスは、普段は煙草を吸わないピルチェが煙管を買ったのを見て、彼がその中に連判状を隠すつもりなのだと推測し、それは見事に的中します。


ムンスから煙管を奪ってくるよう命じられたチョルチュは、ピルチェがキム・ムからひどい拷問を受けている最中にこれを盗みだしました。欲深なピルチェは結局キム・ムに殺されてしまいます。


連判状を手に入れたムンスは、その中に、英祖が以前のクーデターに加担した証拠、竹波(=英祖)という署名を見つけましたが、チョルチュとジダムを人質に取られたため、結局は連判状をキム・テクに渡さざるを得なくなります。その代わりにキム・テクは、いとも簡単にキム・ムを真犯人として差し出しました


昔からキム・ムをよく知っていて「友」と呼んだこともあるらしいチョルチュが、処刑の場に現れてその死を見届けたのが何とも気の毒でございましたね。キム・ムは父の本性を知っても尚恨むことなく、黙って死んでいったのですから。息子と呼んでもらえただけで幸せだ、と、面会に来たソンにそう言って


そのソンもついに、フンボクがもう1つ貸本の中に残していた連判状の写しを発見しました。そこにあった竹波の正体が英祖だと知るまでにはかなり時間を要しましたが、それが分かった後も、なんとか父を理解しようと心を砕くソンがなんとも健気でございました


これと併せて、英祖が息子を殺した極悪人だという一方、民にとっては名君でもあったという彼の二面性への解釈も随所に展開されていきます。英祖はその出自から民への思いが人一倍強かったそうで、自分を崇め慕う民には聖君たろうとしていたのだそう。その代わり、自分に歯向かうものに対しては簡単に暴君へと変化する


ソンは、何が何でも民が納める税金の負担を軽くするため「均役法」という制度を実現するという英祖の悲願に嘘はないと信じて、父への断罪をためらってしまいます。それもまた英祖の策略だったようにも思えましたが、実際、後にチェ・ジェゴン(チェ・ウォニョン)も、英祖の「蕩平策」という各派平等に人事を割り振る手法を高く評価していました。


そうした優れた面も持ちながら、結局は「下女の息子」というコンプレックスをぬぐい切れず、かつ、兄を殺した老論派の傀儡であり続けた英祖ですから、我が息子でありながら聡明で包容力のある息子に激しい嫉妬を燃やしていくだろうことは火を見るよりも明らかです


そこにもう1つ、ジダムの父で貸本屋のソ・ギュンのエピソードが加わります。ソ・ギュンはかつて少論派の同志だったようですが、途中で逃げ出してしまったようです。少論派による反乱というと、時期的にあのテバクにも登場する李麟佐の乱のことでしょうか


ソ・ギュンは少論派のシン・チウン(ペク・スンヒョン)から英祖が連判状に名を連ねた証拠を見せられて、最初は思いとどまろうとしますが、結局はその話を小説にして世に広めてしまいます。


怒った英祖は、その小説を読んだものをすべて捕らえて皆殺しにするよう命じました。ソンは必死で止めようとしますが、英祖の更なる怒りを買い、ついには幽閉されてしまいます。


なんとかソンを救おうとしたジェゴンは、英祖に付くことでソンの廃位を阻止しますが、ソンはソンで新たな同志、老論派のミン・ベクソンの息子で捕盗庁の従事官をしていたミン・ウソプ(カン・ソジュン)を得ています。が、英祖からすべての権利をはく奪されて動きを封じられてしまいました


こうしてソ・ギュンが無残な死を遂げた結果、ジダムやチョルチュまでもがソンを追いつめる側に回ってしまったようです。ちなみにムンスは彼らを救えなかった無念に苦しみ、いっそ自分を殺してくれと訴え出ますが、残忍な英祖によって流刑にされたため、食を断って自殺してしまったようです。


民のためと言いながら、いざ己の身が危うくなると、その民を平気で犠牲になる父に嫌気がさしたソンは、ついに、英祖を「政敵」だと言い放ちました。が、その一方では、老獪な父や老論派に対抗するにはもっと力が必要だと骨身にしみたらしく、放蕩三昧で堕落したかに見せかけて、虎視眈々と反撃の機会を伺っているらしいのですけれど、ジダム達にはそれが理解できません。


ジダムはチョルチュと結託し、わざと命を狙われたふりをして宮中に入り込み、世子嬪ホン氏付きの女官となりました。そこで見た世子は昔と変わらず、否もっと聡明で思慮深くなっていることには戸惑いを隠せないでいたようです。せめてジダムの誤解が解けてくれたらよいのですが。


結末が分かっているだけになんとも切ない展開ですが、それでも、英邁なソンが今後どんな反撃をして、父に「息子殺し」という決してごまかしようのない汚名を着せるまでに追いつめたのか、に注目していきたいです秘密の扉もいよいよ終盤( `ー´)ノ


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