2018/08
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倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道- あらすじ 第8話 特別な関係

倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道-The Looming Tower: Al-Qaeda and the Road to 9/11】の第8話は「特別な関係」(A Very Special Relationship)です。これは「America's special relationship with the Saudi royal family」(アメリカとサウジ王室との特別な関係)を指しているようです


だからサウジアラビアを崩壊させてはならない~ダイアン曰く、それがCIAの任務だったそうですよ。テロを阻止するより、アメリカとサウジの特別な関係を保つ方が大切だったということか。その極端で傲慢な思想こそ、時にはテロを凌駕するほどの危険性をはらんでいるということに気づいていないことがまた何より恐ろしい


2000年11月、ジョージ・ブッシュが第43代大統領に選ばれました。ビル・クリントン前大統領のセッ〇ススキャンダルが、アフガニスタンにあるアルカイダの訓練所やスーダンの化学薬品工場への攻撃を後押ししたように、ブッシュ大統領とその取り巻きの無関心(浅はかさ)もまた、9.11の実現に手を貸したと言わざるを得ません


中でもライス国務長官の態度がまたひどかった。大統領のおつむに合わせて物事をシンプルにしようとする気持ちは分らないでもありませんが、世界情勢は、人間の感情は、そうシンプルではありません


彼女は、火曜日にブッシュ大統領がテキサスから戻ってきたら「包括的戦略」について話し合う予定だと語っていました。その火曜日がまさか後に「暗黒の火曜日」と呼ばれるなどと、夢にも思わなかったに違いありません


213名の犠牲者を出したケニア大使館の爆破テロの実行犯、ムハンマド・アル・オワリは、仮釈放なしの終身刑が言い渡されました。FBIでは功労者のボビー・チェズニーを称え、中でもオニールは、これからはアラビア語も学べと激励しますが、ボビーは疲れ果てた様子で、もうそんな気力はないと断りました。


I'm coming up on retirement, same as you.
時が来たら辞職する。あんたと同じように。


一方アルカイダは、9.11のテロに向けて着々と準備を進めていました。ハズミとミダルはアタの指導の下、飛行機の操縦訓練を受けています。コール襲撃の際、ふたりはゲームに興じていたように見えましたが、あれは遊んでいた訳ではなくて飛行機操縦の疑似体験をしていたのですね


そしてそんな彼らには、米駐在のサウジアラビア大使からかなりの額が送金されていたようです。大使の妻名義の口座から送金された金を受け取ったのは、ミダルたちがアメリカに来た際カフェで知り合ったサウジアラビア人の大使館職員のようです。とはいえ、彼はふたりの本当の目的については知らされていなかったように見えましたが。


第5話で交わされたテネットとこの大使の会話からしても(5話2000年問題)、サウジアラビアがこのテロに加担していたのはまず間違いなさそうです。このエピソードのラストでも、大使がテネットに話があると直接電話をかけていました。


これらを鑑みるに、CIAは9.11テロに加担していたとまでは言えなくても、見てみぬふりをしていた、少なくとも、蛇が出そうな藪は突かなかった、つまりは諜報機関として機能していなかった(=役立たず)と言われても致し方ありませんね


その無能ぶりは、イエメン駐在のCIAエージェント、ジョン・チホイン(Joe Corrigall)を見ても明らかです。アリに催促されてアレック支局に問い合わせたチホインは、クゥソとハッダの会話からマレーシア会議について情報をつかんだが、FBIには無関係だから渡せない、と断れて、はいそうですかと引き下がったのだそうです


も~この部分はフィクション(創作)だと信じたいです


Fucking bureaucratバカなの!?( ;∀;).
ク〇役人め!


これはアメリカにいるトニー・アンも同様です


腹を立てたアリは即座にアレック支局に宛ててメールを送りました。ハラド?マレーシアミーティング?バンコクからハダへの通話とは??これらに関する情報は??do you have any information on any of these?


緊張感あふれるメッセージには、いつもオフィスにこもりきりの万年セーター着用の女性陣も慌てましたが、ダイアンはまったく動じません


せめてもの救いは今回ばかりは譲れないと食い下がったスタッフがいたことです


I don't want to dash anything off, but obviously his request is time sensitive.
急かす気はないけど、スーファン捜査官のリクエストは緊急なのでは?


それでダイアンは、何を思ったか、トニー・アンを呼び出して、アルカイダの写真を数枚渡しました。ミダルとハズミの写真です。これをI-49に見せて、顔を知っているか確認するよう命じました。


トニー・アンは言われるままに、それらをボビーたちに見せに行きました。彼らが誰も知らないことを確認すると、協力に感謝すると答えます。


Whose side are you on?
お前はどっちの味方なんだ!?


もはやそういう問題ではありません。おつむの程度の問題です


腹を立てたボビーは早速サンチェスに訴えに行きますが、文句があったら紙に書いて報告するようあしらわれてしまいました。


How about you show some loyalty to your men?Where the fuck is John? He should've been here today
部下を守る気はないのか?


それならオニールの方がマシだと言わんばかりのボビーの態度はサンチェスの腹を決めさせました。サンチェスはオニールに辞職するよう命じます。解雇はしたくない。自分から辞めてくれ


借金まみれの上に離婚問題も抱えている(=養育費がかかる)オニールは、もはや悠々と構えてなどいられません


一方アリは、さんざんクゥソを挑発し、ついに「アブー・ジャンダル」という名前を聞き出しました。同じアラブ人として、どこをどう攻めれば落とせるか、彼らの弱みを熟知しているのがまた頼もしい


どうやらジャンダルはビン・ラディンの側近のようです。ジャンダルの名は拘束者リストにも載っていたことから、アリは早速面会を要求しますが、またしてもアミンに却下されてしまいます。今回は、オニールがいないためか、カミシュ将軍にも断られてしまいました。


まさに八方ふさがりとなったアリは、我慢できずにNYにもどってきます。秘密が多いことで怒らせていたヘザーとも、ついにベッドを共にしました。


またミダルが「敵国」の海岸で戯れている親子を目にし、祖国にいる妻と子どもたちを思い出しているらしい表情がまた印象的でした。これから彼が殺そうとしているのはまさにああした罪の無い人々がほとんどだということには、彼らもまた目をつぶっていたのでしょうか。


巨塔が倒壊するまで残すところあと2話です



ビデオ視聴はこちらから


 
時間ができたら是非原作も読んでみたいものです

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