2018/11
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ブラックペアン 最終回 ネタバレと感想 迷うことなくこの道を進め

海堂尊さん原作、二宮和也さん主演の医療ドラマ、【ブラックペアン】もついに夕べが最終回でした。以下早速ネタバレですネタバレせんと我慢できん( *´艸`)


飯沼達治の体内のペアンは、やはり、置き忘れではなく「佐伯が治療のために故意に残した」ことが判明しました


佐伯が飯沼のオペをした日、近くで大型バスの事故が起きたことから、病院にはたくさんの怪我人が搬送されてきたそうです。


皆がその手当てに追われる中、入院中の飯沼の急変に気づいた佐伯はすぐに手術にとりかかりましたが、オペ室は満室で人も機材も不十分だった上、術中、飯沼の出血がどうしても止められなかったため、やむを得ずペアンで止血をし、そのまま処置を終えたのだそうです。飯沼は結局ペアンを体内に残したまま退院することになったらしい


佐伯はその後すぐにアフリカでの長期にわたる医療支援に携わることになりました。


案の定、飯沼はそれから間もなくして急患で運ばれてきたそうです。その対応をした渡海の父、一郎は、飯沼の体内に残されたペアンを見て驚き、すぐに佐伯に連絡したそうです。佐伯は折り返し電報を打ち、ペアンを取り出してはいけない、私を信じてほしい、と電報を打ったのだそう。


一郎は佐伯の言葉を信じ、ペアンを残した状態で処置をしたのだそうです。


その後、一郎が飯沼のレントゲン写真を見ていたところを黒崎に見つかってしまいます。当時から単純だった黒崎はすぐにこれを医療過誤だと騒ぎ立てました


一郎は皆からの批判を甘んじて受け、一言も言い訳をせず、東城大を去っていったそうです。その頃一郎は既に自分の余命がわずかだと悟っていたらしいです。


佐伯が帰国した時、一郎は既に亡くなっていたそうです。その一郎は佐伯にこんな手紙を遺していたのだそう


我が盟友、佐伯清剛へ。何も言わなくていい。医者は患者のことだけ考えろ。人を救え。君にすべてを託す。


もしこれが本当に必要な処置ならば、なぜ言わなかった?~渡海ならずとも誰もが疑問を持つところですが、おそらく佐伯も一郎も「真相を告げたところで誰にも理解してもらえないと考えたからなのではないでしょうか


渡海が実際そうだったように、体内にペアンがあるなら取り出すべきだと誰もが考えるところでしょうが、でもそれは不可能だった~ペアンは飯沼にとって必要欠くべからざるものだったに違いありません。それは後に渡海が佐伯の隙を狙って飯沼のペアンを取り出そうと試みた結果、出血が止まらなくなり、あの渡海でさえこの出血を止めることができなかったことから説明が付きます。


患者が助かるなら喜んで真相を話した


佐伯はずっとこの真実をひとりの胸に納め、否、藤原師長とだけ共有し、飯沼の容体を見守り続けてきたのでしょう。その一方で、もし飯沼の容体が急変したら、その時は決して誰にも知られぬよう、今あるペアンを「ブラックペアン」に差し替えようと準備を進めてきたに違いありませんドヤ顔の意味が分かりました( *´艸`)


~現実的にはどうあれ、少なくともドラマ的にはそのような解釈だったものと思われます~


現に飯沼はずっと健康だったらしく、それもすべて佐伯のおかげだと感謝していたのだそうです。


その「ブラックペアン」の正体もついに明らかになりました。ブラックペアンは特殊なカーボンで作られているためレントゲンにも映らない=「医療過誤」の汚名を着せられることも無ければ、火葬後は燃えて灰になってしまうのだそう。


前回のオペで、渡海が佐伯の大動脈解離をおそらくはわざと治療せずに残したため、佐伯には一刻も早い処置が必要だったにもかかわらず、佐伯は理事長選を乗り切るまでは、と再手術を拒否して上京したそうです。渡海には主治医として同行するよう命じました。


見舞いに来た池永から、そこまでして理事長の椅子が欲しいのかと問われた佐伯は、その胸の内をこう明かしています


医者という者は常に謙虚でいなければならない。外科医の腕にも最先端の医療にも限界はある。命を前にしてあまりにも頼りない。だからこそ、その両輪で補い合い、高め合わなければならない。未来の多くの患者を救う最新の研究、目の前で苦しむ患者を救う最高の腕、その二つが欠けてはならない。決して反目してはならない。


渡海が自分の目を盗んで東城大に戻ったことに気づいた佐伯は、ドクターヘリを使って戻ってきます。学会でのスピーチは、黒崎ではまったく話にならず、代わりに名乗り出た池永が、この佐伯の心中を代弁してくれました


研究を重ねるのも、腕を磨くのも、最後は人。不完全な人が完璧を目指すから医療は成長し続ける。それが佐伯先生の願い


一方の佐伯は渡海にすべてを打ち明けて無事飯沼のオペを終えた直後、高階に閉胸を命じて倒れてしまいます。その時渡海は既にオペ室を出た後でした


世良は必死で渡海を捜し、携帯に伝言を残しますが、その頃渡海は、亡き父一郎が佐伯を生かしたという佐伯の言葉をかみしめていました佐伯は仇じゃなかったのか!( ;∀;)。世良の伝言がさらに一郎を彷彿させます。世良は佐伯が倒れた時、渡海へのこんなメッセージを発したのだそうです


そのままでいい。普通でいい。医者は患者のことだけを考えろ。救え、渡海。ただ人を救え。お前にすべてを託す。


渡海はもちろん佐伯を救いにやってきました俺が救う!( `ー´)ノ。その時佐伯の心臓は停止していましたが、渡海は決して諦めません。大丈夫、まだ間に合うよ


処置が終わり、遮断を解除した途端、VFが起きてしまいますが、渡海はまったく焦ることなく、皆に檄を飛ばします


こういう時の声、届くぞ。声かけてやれ行くよ!


佐伯先生!戻ってきて!戻って来い!!教授!頼む!生きてください!!戻ってこいっ!!藤原に花房、高階に世良が必死で呼びかけました( ;∀;)


彼らの必死の叫びが佐伯に届き、ようやく心拍が再開しました。術後に目を覚ました佐伯は、横で見守っていた渡海に初めて本音を漏らします


お前を東城大に引き取ったのはせめてもの罪滅ぼしのつもりだった。だがお前は計り知れない外科医の天分を持ち合わせていた。私を恨むことで腕を磨き続けるお前のその成長をもっと見ていたかった。お前の望み通り死んでも良かったのだが。


「そのままでいい。普通でいい。医者は患者のことだけ考えろ。救え。ただ人を救え」~俺の尊敬する医者の言葉です。


渡海は佐伯に深々と頭を下げて出て行きました。


渡海は東城大に来る前市民病院に勤めていたのだそうです。一郎がそんな息子にどんな医者になりたいかと尋ねると、渡海は「普通でいいよ」と答えたのだそう。


一郎は、お前はそのままでいい、普通の医者でいい、と語り、ふたりは煙草を吸いながら笑ったそうです


その後おそらく父が佐伯に濡れ衣を着せられたと誤解した渡海は、何とかして父の恨みを晴らそうと、それはもう必死に腕を磨いたようです。その様子は、世良が渡海の実家で見たおびただしい数の「外科結び」に表れていました。世良も頑張って練習していたけど、渡海の比ではありませんでしたね。でもだからこそ渡海は世良を買っていたのですね


こうしてすべてが明らかになったのとほぼ同時に、佐伯はめでたく日本総合外科学会の理事長に就任しました。佐伯は必要な組織改革を行うとすぐにその理事長職を他の大学の教授(≠西崎)に譲り、後進の育成に当たったそうです。西崎はそれでも理事長の座に固執し、インパクトファクターが取れる新たな研究を進めろと医局員に檄を飛ばしておりました


高階は、理事長選の際も佐伯の留守を任されたほど佐伯からの熱い信頼を得佐伯外科のブレーンとして最新医療を取り入れながら研究に力を注いだそうです。そして時々、世良同様、寂しそうな眼をしていたのだそう。高階は渡海の数少ない理解者であり、これまた盟友でしたからね


渡海が飯沼の手術を断行しようとした際、高階が渡海を信じたシーンもとっても良かった。俺を信じろ。必要ならルールは変えるんだろう?


また、ああ見えて結構な後輩思いの猫田は、相変わらず仮眠室で横になりながら、渡海の近況をチェックしていたようです。渡海はこれまで手に入れた金をすべて医療過誤で苦しむ人々の支援団体に寄付していたのだそうです。そして先日、振込人不明の1千万が入金されたのだそう


仮眠室でご飯を炊いて食べようとしていた花房、そして「渡海が戻ってきたら一緒に食べると頑として断っていた世良は木下からこの話を聞いて、あのセリフを思い浮かべます


「邪魔。1千万でもみ消してやるよ


世良は必死で渡海を引き留めたのに、飯を炊いてこいと騙されて置いてかれたのがよほど悔しかったようです


でも、これは今初めて知ったのですが、原作の「ブラックペアン1988」は海堂さんの「バブル三部作」の中の1作で、あと2作品出版されているのだそうです!


原作に渡海はいないようですが、元々はブラックペアン1988の主人公も世良だったのだそうですから、是非、渡海(のエピソード)も加えて残り2作もドラマ化してほしいものです。あ~小説を先に読んじまいたい気分で一杯です


新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)
ブレイズメス1990 (講談社文庫)
スリジエセンター1991 (講談社文庫)


前回のレビューでちとこぼしてしまったように、ペアンを体内に残す意味が今一つ釈然としませんでしたが、それを差し引いても、全体としては期待通りの本当に素晴らしいヒューマンメディカルミステリーでした。大満足です



この道~聴けば聴くほどええ歌やねん

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