妖婦張禧嬪(第7話)~粛宗は当時19歳だった?!
韓国史劇、妖婦・張禧嬪。これは毎日楽しく見ています。本来楽しく見るドラマじゃないかもしれないのですが、なぜか楽しめちゃうんです。その1つがコレでした。
「余はもう19歳だ」
もう19歳にもなった自分に子どもができないのでは世間体が悪いと、粛宗(イム・ホ)がオクチョンにぼやくシーンなんです。正確に言うと、コレは第6話での発言だったのですけどね。
時は1600年代ですから(日本では江戸時代)19歳で立派な大人とみなすのはよいのですが、このセリフを聞いてオバサンが思い出したのは、あの張禧嬪なのです。
粛宗役だったチョン・グァンリョルさんは、当時どう若く見積もっても40歳を超えていましたよね?彼はホジュンでも20代の若者時代を演じてらっしゃいましたけど、やはり粛宗には無理があったのね~とひとりでニヤニヤしてしまいました。
お、横道にズレてないで、今日もまた7話のあらすじを語らせていただきますね。今回は「南人派と西人派」の動きが少しずつ出てきたようなので。
~今日放送の8話を語るのは週末になりますかね~書きたくなれば、の話デスが~
事件の発端は「チャオクの件」です。(つい「チェオクの剣」と間違えそうになります)
前回、領議政(宰相)ホ・ジョクの庶子=ホ・ギョンが、訓練院の主簿、イ・ドングの娘チャオクを陵辱したのですが、その手引きをしたのが、チャオクの実の叔父であるパク・チャニョンという男でした。ホ・ギョンが、チャオクを渡せば地方官吏の職をくれてやると約束したらしいのです。
が、いざパクが見返りを要求に行くと、ホ・ギョンは今度はチャオクを側室にしたいと言い出しました。他の男に抱かれた嫁はいずれ婚家を追い出されるだろう。他に嫁の貰い手もないだろうから、自分の側室にするのが一番いい。
まあ、いかにも勝手な理屈でございます。
が、その婚家の主である通訳官のソ・ヨナムは、これが実に立派な人物でありました!(このパク・ヨンジさんパク・ウン@大王世宗がめずらしく?良い人でしたよね)
この事件が南人派を追い落とす絶好の機会と見たキム・ソクジュ兵判(王大妃キム氏の従兄)は、ソ・ヨナムを呼び出して、この一件を捕盗庁に訴えるようそそのかします。
が、ヨナムは「陵辱されたのは嫁の責任ではない。コレ以上チャオクを傷つけたくないからそのようなことはできかねる」と断ります。
それをおためごかしに「他の女人が犠牲になるのを防ぐためだ」なんて、チョン・ドンファンさん=マルセン@大王世宗、ここでも悪者ぶりを発揮しています。
「すでに鞘は抜かれた!」
そう言い放つキム兵判です。仁敬王后(中殿)の父親=キム・マンギ(光城府院君~クァンソンプウォンぐん)とともに、南人派~ひいてはオクチョンを追い落とすべく次の手を考えているようなのデスが・・・。
一方、オクチョンは「子宝」を得るべく必死です。前回は中殿が月のパワー、オクチョンは石仏パワーで争っていましたが、今回は、オクチョンも「月パワー」に注目したようです。しかも太陽の気まで取り入れて。
~東洋医学ではこの世の全てのものが「陰」と「陽」に分けられていて、女性や月は「陰」、男性や太陽は「陽」と分類されています。妊娠するのは女性なので「月のパワー」を、そして、「息子」を授かるには太陽の「陽」の気をとりいれるのが良いとされていたようです~
子を授かるための昔から伝わる方法には「産児俗(サナソク)」という呼称がつけられていたと言いますから、しかも「太子」を得るためですから、このふたりの「頑張りよう」は推して知るべしですね。
そして、この嫁(?)ふたりの戦いには、姑と大姑も黙っていません。
王大妃キム氏は、オクチョンがその実母をカゴに乗せて宮中入りさせたことを粛宗に告げ口します。
「寵愛をイイことに高慢すぎる所業です」
そして、たまたまこの現場を目撃してしまった粛宗は激怒!オクチョンを叱り付けてとっとと立ち去ってしまいます。背後でオクチョンが気絶しようとお構いなし。
まったく単純なんですよね~この粛宗って人は。でもまあ19歳なら許されるかな。
そのあと、少し叱りすぎたかと反省した粛宗ですが、ひとりで悶々としているうちに怒りがこみ上げてきたらしく
「もう2度と逢いなど行かぬ!」
と宣言してしまう始末です。んまあ極端なコト。
手を合わせなければ音はでない~実にうまい表現ですね。さて、オクチョン、見事音を鳴らすことはできるのでしょうか?
また、前述したソ・ヨナムですが、キム兵判がチャオクの件に乗り出してきた本当の理由に気づいたらしく、オクチョンの叔父であるチャン・ヒョンを訪ねています。そして、おそらくそれを聞いたチョ参判が、大王大妃とオクチョンにこの陰謀を告げに来たようなのですが・・・?
こちらもまた非常に気になるところであります。
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