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2017/03
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刑事フォイル(Foyle's War)
 ミステリー・リーガル・アクション・サスペンス

刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第33話 疑惑の地図(前編)

刑事フォイルFoyle's War)のあらすじと登場人物はこちらからお探しいただけます: 刑事フォイル(Foyle's War)あらすじと登場人物一覧


刑事フォイルFoyle's war】の33話は「疑惑の地図(前編)」(Plan of Attack~攻撃計画)です。これまたなかなか謎めいていてとっても面白かったですね~。いつものことながら登場人物もヒジョーに多くてまとめ甲斐がありまする。以下早速ネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


舞台はフォイルが退職してから1年が経過したらしい1944年4月のヘイスティングズ


フォイルは自宅でサムに秘書をさせながら「回顧録」をまとめていました。が、タイプライターのアームがすぐに絡まってしまうようで(It keeps jamming)、なかなか思うように進まぬようです。フォイルは、自分が使っていた時はジャムらなかったと言ってましたし、きっとサムの打ち方が悪いのでしょうな


なにせRとGを間違えるぐらいですから(ramblingとgambing)、サムのタイピング能力は推して知るべし~でござりまする


それならいっそ速記で書き取ればよいではないか~速記ができるんだろうとフォイルがアドバイスした時のサムの答えがまたいかにもサムらしくて大笑いI can write it. I can't read it. 書けるけど読めないんです。も~いったい誰に何を習ったんだか


フォイルが退職した後、サムは解雇されてしまったそうです。でもサムを解雇したのは警視監のパーキンズではなく、新任の警視正(DCS~Detective Chief Superintendent)、ジョン・メレディス(Nicholas Day)だったようです。


クビにされなくてもこっちから辞めていたサムが相変わらずで楽しい~( *´艸`)~機会さえあればI would have resigned, given the chance)、というサムの悔しがり方がまた実に可笑しかった


ふたりが辞めた後もポールはそのメレディスの下で働いていました。ドラマを見ている限りでは、このメレディス、少なくとも職場ではそれほどひどい上司には見えませんでしたが、ポールはどうにも彼を信頼できぬようでしたね。フォイルに比べて優秀じゃないからでしょうか。


相変わらず受付に陣取っていたブリックも、警視正はまたポールに尻拭いをさせるつもりだろう(Another of his balls-ups he wants you to sort out)などと陰口をたたいていたほどです


でも、私生活では何か問題を抱えていたようです。妻のジョイス(Elizabeth McKechnie)とはほとんど会話もないようでしたし、子どももいなかったようですね。オフィスにはジョイスと息子たち(?)の写真が飾ってあったようですから、出征中か戦死したのかどちらかなのかもしれません。


実はこのメレディス、この前編のラストで、何者かに撃たれてしまいます。一緒にいたポールが慌てて駆け寄ると、そのポールを「チャーリー」と呼び、会いたかったと続けました。息子の名前でしょうか?


果たしてメレディスを撃ったのは何者なのか?これがまず第一の謎です


さて今回ポールは陸軍特捜部と共同で「運送詐欺事件」の捜査に当たっていました。そこでビル・バートン(Philip Fox)という元締めが逮捕されます。


このバートン以外にも内通者がいることは明白のようです。、ブライトンとイーストボーンにある兵舎では、実際には配送していないにもかかわらず1200ポンドもの代金が支払われたのだそうです。


一方、空軍省のある施設では、ドイツ本土への爆撃に使う地図を作成していました。そこで働いていたヘンリー・スコット(Martin Hutson)は敬虔なクリスチャンだったため、たとえ戦争に勝つためとはいえ&相手が敵国人とは言え、何の罪もない一般人に爆弾を落とすことに対して心を痛め、何度も自殺未遂を繰り返していたようです


そのヘンリーから悩みを打ち明けられていたのは、聖ユダ教会の神父、マーティン・ケプラー(Malcolm Sinclair)です。ケプラーはドイツ人ですが、ナチスドイツに反対の声明を発表したことで、ゲシュタポから追われる身となったそうです。イギリスにやってきたのは戦前の1937年だったそう


その後ヘンリーは勤務中目にした航空写真を見つけて愕然とします。その写真はドイツのホッホ・フェルトハウゼンという場所を撮影したものらしいですが、その写真を持ち、「It's not there!(それはそこにない~現在形がポイント)と叫びながら飛び出したヘンリーは、その写真をポケットにいれたまま、ガートンの森で遺体で発見されてしまいます


その遺体は一見するとヘンリーが木に紐をかけて首を吊って自殺したかのように見えましたが、ポールは縄と枝の状態から、それが自殺に見せかけた殺人に違いないと見破りました。果たしてヘンリーはいったい誰に殺されたのでしょうか~これが第二の謎です。


ポールは、ヘンリーの大家のヴィクトリア・ハモンド(Sheila Ballantine)から、ヘンリーがケプラーと懇意にしていたという話を聞いて早速ケプラーのもとにやってきます。


ミルナーはケプラーに一通りヘンリーについて尋ねた後、「ホッホ・フェルトハウゼン」に言及しますが、ケプラーが知らないと答えると、ケプラーの出身地についていくつか質問を浴びせました


刑事フォイル」好きな方なら、この会話にピンときた方も決して少なくないことでしょう。フォイルやポールが出身地や故郷について根掘り葉掘り聞く時は、相手の証言に矛盾がある場合が多いですからね。ここではケプラーが、ドイツではミュンヘンの聖ニコラス教会にいた、と答えたことが鍵になるに違いありません


あくまでも仮定の話でござるが、1937年には(より正確に言うと最初に見た航空写真を撮った1931年から1944年当時まで)、聖ニコラス教会は既に爆撃されて無くなっていた(It's not there)、とか、ホッホ・フェルトハウゼンは聖ニコラス教会のすぐ近くだとか、そういう「罠」が仕掛けてあったに違いありませんあくまでも妄想ですvv


、もし前者だとすると、敬愛するケプラー神父の話に偽りがあったと気づいたヘンリーは電話をかけてケプラーと会う約束をし、会って真相を問い詰めた結果、ケプラーが実はドイツのスパイだったと気づいたため、殺害されてしまったのかもしれませんよね。教会で告解していた時も、さりげなくあれこれ聞きだそうとしていましたからね


ここはあくまでもお得意の妄想でござりまするよ~念のため


さて他にも怪しい人物が浮上しています。ヘンリーと同じ職場で勤務しているアダム・エヴリット(Vince Leigh)という男性です


エヴリットの勤務態度は非常に悪く、上官のスティーヴン・フォスター司令官(Julian Wadham)も頭を痛めていたようでした。


でも、このフォスターとエヴリットの関係も何やらキナ臭かったですね。フォスターが、真面目に働かないなら印刷セクションに異動してもいいんだと脅かすと、エヴリットは、困るのはあんたも同じだ、と脅していたようですからねNot for me, thanks all the same.


ヘンリーもまたこのエヴリットに恨みを抱いていたようです。どうやら以前交際していたらしい女性=ジェーン・ハドソン(Fiona Glascott)が、このエヴリットと(一時の)過ちを犯したようなのです。それに加えて、ヘンリーはエヴリットの秘密も握っていたようです


エヴリットは「ビルおじさん」に頼んで便宜を図ってもらっている


ビルと言えば、前述したビル・バートンが浮かびますけど、そんなに単純ではないでしょうか。でも少なくともエヴリットとフォスターが運送詐欺事件に関与しているのは間違いなさそうな気がします


そして、実はサムもこの施設で働いていたそうです。サムは、エヴリットがジェーンに言い寄っているのを目ざとく見つけ、思わずふたりの会話を立ち聞きしてしまうのですが、これをエヴリットに見とがめられた上、帰宅するところを待ち伏せされて脅されてしまいます


が、そんな脅しに負けているサムではありませぬ


I'd forgotten all about it, if you really want to know. I'm glad but since you're so worried about it you've come out here to bully me, I'll mention it to everyone I can卑怯者は許さないわ( `ー´)ノ.
今の今まで忘れていたのに、ご丁寧に脅してくれたおかげで思い出したわ。会う人ごとに言いふらしてやる!


そう捨て台詞を残し、自転車に乗って去っていったサムを呆然と見送ったほどですから、このエヴリットはいわゆる「小悪党」どまりなのでしょうな


この施設で地図を作っているメンバーに、もうひとりリチャード・ウォーターロー(Robert Whitelock)という人物もいましたが、彼も何か知っているのでしょうか。


それ以外では、サムのおじのオーブリー牧師が、クランビルで行われる「公開討論会」に出席するためヘイスティングズを訪れました。ホテルが取れなかったことを言い訳にしたサムが、フォイルに叔父を泊めてほしいと頼んだ上、その出迎えまでさせたのがいかにもサムらしくチャッカリしていましたよね


その公開討論会では、フランシス・ウッド主教(Clifford Rose)が中心となり、キリスト教の根本理念である「汝の敵を愛せよ」を確認し合ったそうです。たとえ戦時下でも「道徳の絶対」(moral absolutes, even in war)を信じ、勇敢に行動した彼らを高く評価したいですね


ちなみにメレディスは、これは扇動罪(sedition)だと厳しく咎めていましたが、仮にも聖職者がそれを理由にメレディス殺害を図ったとは思いたくないですよね~やはり


さて来週は、そのメレディスが凶弾に倒れたことから、フォイルが刑事に復帰するようです。あくまでも一時的らしいですが、やはりフォイルは机の前にいるより、ああして帽子をかぶって捜査に出ている方が似合いまするね。刑事がダメなら私立探偵はどうなんかな


よくできたミステリーを見てこうしてあれこれ妄想している時がやっぱり一番楽しいです。「刑事フォイル」は続きを見るのが待ち遠しいです刑事フォイルが面白すぎ( *´艸`)


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第32話 戦争の犠牲者(後編)

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刑事フォイルFoyle's war】の32話は「戦争の犠牲者(後編)」(Casualties Of War)です。


かなり前から、後半、この日本語のタイトルに偽りあり~になることは知ってしまっていたのですが、こうも早々とそうなるとは思いも寄りませんでした。でもその理由を聞けば、これまでのフォイルの信念を思えば、大いに納得でございましたね。以下ネタバレのあらすじです刑事フォイルのネタバレ行きますよ~( `ー´)ノ


今回フォイルは警察を辞職してしまいましたあらすじはこうです。つまりこれからは「刑事フォイル」ではなくなるわけです


もちろんFoyle's War(フォイルの戦争)が続くことはいうまでもありませんが、だからN〇Kは後半を放送するかどうかの発表を渋ったのか、などと勘繰ってしまったおばさんです(ジョークです)。フォイルが刑事を辞めることになった経緯(あらすじ)はこうです


きっかけはマイケル・リチャーズ殺しでした


前回も仄めかされていたように、フォイルは既に犯人の見当が付いていたようですが、その決め手となったのは、残念ながら、「犬を連れた男性」への言及ではなかったようです。きっかけは、リチャーズ家にあったマイケルの卒業写真とタウンゼントの著書のようでしたね。


フォイルは、これらが置いてあった机がマイケルの物ではなく妻のイヴリンの物だと見抜いたそうです。確かに、既婚男性が自分の机の上に若かりし頃の写真を飾っておくのも妙ですよね。しかも、イヴリンは昔のマイケルを恋しがっていた訳ですし。ここでフォイルは、イヴリンは単なる秘書(事務職)ではなく、研究者なのではないかと見破ったそうです


秘密兵器を開発するのが女性では、男の沽券にかかわるというところでしょうか。それが今では王も女性で首相も女性~変われば変わるものでござるね


その後、予告にあった通り、森にピクニックに出かけたサムとジェームズが、モーガン兄弟の仕掛けた爆弾で吹き飛ばされてしまいました。幸いにも、爆弾に慣れた?サムは無傷で、逃げていく兄弟の名前を聞き取るという活躍を見せ、ジェームズに至ってはそのショックで失語症が治ったようです


フォイルとポールは早速フランクとテリーを捕まえ、事情を詳しく聞き出しました。この時協力してくれた少年は、前回マイケルの塾でひとりだけ正解を連発していたニコラス(Dominic Howell)です。


最初はだんまりを決め込もうとしたフランクも、マイケルの財布を見せられて「殺人への関与」を問われてはそうもいかず、ようやく真実を明かしてくれました。


調査の結果、ホセ・デ・ペレスが破壊工作をしていることは明らかでしたが、これも予告にあったように、スペイン大使館付きだったため(治外法権)、イギリス警察には手が出せないことが判明します


また、モーガン兄弟がタウンゼントを脅したとの供述から、フォイルは再び研究所に赴きます。そこでフォイルは、前述した彼の勘が間違っていないことを確信するにいたりました。イヴリンが、酒に酔ったマイケルが研究所で作成中の秘密兵器を壊そうとしたため、やむを得ず自分が発砲した、と語ったからです


武器を壊しに行くのに花を持って一張羅でいそいそと出かけるのもつじつまが合いませんし、そのマイケルの眉間が一発で撃ち抜かれていたのもおかしな話です。これに加えてイヴリンが、最初にタウンゼント、次にハンスに電話をしたと供述したのが決定的となったようです


知らせを受けたタウンゼントが研究所に駆けつけた時は既にハンスが到着していて、動揺するイヴリンを慰めていたそうですが、タウンゼントの家は研究所から1マイルほどなのに対し、ハンスの住んでいるベクスヒルは8マイルも離れているそうなのです。国のトップシークレットを扱っている科学者たちにしては、かなりお粗末な嘘をついてしまいましたね


そう、マイケル・リチャーズは、ハンスとイヴリンの不倫の末、計画的に殺害されたのです。ちなみにタウンゼントはふたりに騙されただけのようです


でも何せ、戦争の行方を決定づける秘密兵器のカギを握っているのはイヴリンの頭脳ですから、フォイルはパーキンス警視監からこの捜査の中止を命じられてしまいます。これは警察最上層部からの命令だ


デ・ペレスもイヴリンもハンスも、皆罪を償わない者ばかりだとひとりごちたフォイルに、パーキンスは、フォイルの知人の罪も見逃してやると仄めかしましたリディアが自殺を図ったとの報告が上がってきていたからです。


リディアが投函した手紙は、ジェームズを頼むという内容のフォイル宛だったそうで、その後自殺を図ったリディアは無事発見されてなんとか生還したそうです。イギリスでは自殺法(Suicide Act 1961)が制定されるまでは、自殺未遂者が投獄されていたのだそうです。


でもフォイルはそんな甘言にごまかされず、自らの信念を貫き通しました。法が正義でなくなったなら、刑事でいる意味が無くなるからです。


フォイルの静かな怒りに満ちたこの台詞がまた何ともやり切れませんでした。パーキンスは、ハンスとイヴリンが不倫していたというだけではマイケル殺害の証拠としては不十分(It's not enough)だと言ったのを受けての答えです


Well, it certainly is for me. No, with this sort of thing, virtually condoned for the sake of the war effort, a man guilty of coercion and sabotage can't be touched, while two boys, guilty of nothing more than slipping off the rails because of a lack of parental control, will get several years with hard labour. Assistant Commissioners doing their very best to undermine me in front of my staff, yeah, I'd say I'd had enough.
私には十分です。戦争に勝つためという言い訳も、少年たちを脅して破壊工作をさせた男には手が出せないのに、親が近くにいないために道を踏み外した若い兄弟には数年の重労働を課すことにも、部下がいる前で私を怒鳴りつける警視監にも、もううんざりです。


いや~ここはよくぞ言ってやった、でございましたね。夫を殺して平気でいられる妻の作った秘密兵器なんてく〇くらえ反跳爆弾なんて知ったことか!( `ー´)ノ、でござりまするよ。予告によると、サムも一緒に警察を辞めるらしいですが~それは当然の成り行きでございましょうな。


また前回取り逃がした違法賭博のヘンドリーも無事捕まえました。これでポールも面目躍如でござりまする


それ以外ではやはりパズルのくだりが面白かったですね。署内では仕事そっちのけで皆が夢中になったのに、誰も解けなかったトランプを使ったパズルのヒントを与えてくれたのは、やはりフォイルでした


Sometimes it helps to look behind the cards, maybe.
カードの後ろを見ることが助けになるはずだ


あの時フォイルは具体的には分らないと言ったけど、あの時点ではもう実は分かっていたのではないでしょうか?


トランプでカギ十字を作る場合、トランプそのものを見るのではなく、トランプによって作られる空間を見るべき~つまりは「だまし絵」とか「隠し絵」と呼ばれる多義図形のからくりと同じでござるね


さて、今後しばらく、リディアとジェームズはフォイル家に居候となるようです。やはりリディアの話の半分以上は偽りで~手に職なし、夫はジェームズが生まれてすぐに失踪など~幼いジェームズさえもそれを承知していました。ママの言うことは嘘ばっかりだ!


またドラマの最後に哀悼の意が示されていたJeremy Silberston氏はこの刑事フォイルを制作した監督のひとり、「ドイツ人の女」や「レーダー基地」などを担当した人物だそうです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


来週からはいったいどんな展開を見せてくれるのか、それでもやっぱり「刑事フォイル」(笑)は続きもとっても楽しみですね刑事フォイルが面白い(^^)/


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第31話 戦争の犠牲者(前編)

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刑事フォイルFoyle's war】の31話は「戦争の犠牲者(前編)」(Casualties Of War)です。「戦争の犠牲者」には登場人物のほとんどが当てはまりましたね。以下ネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


今回フォイルは2つの事件に取り組んでいました。1つは「破壊工作」(sabotage)でもう1つは「賭博」(gambling)です。


新しく赴任してきた警視監(assistant commissioner)のヘンリー・パーキンス(Michael Jayston)は破壊工作については何も知らなかったようで、賭博の撲滅こそ至上命令だと息巻いていましたが、フォイルは当然、前者により重点を置いていました


もちろんパーキンスも、海岸地域での破壊工作が何を意味するのかぐらいは理解できたようですが、いかにも居丈高な新参者にはチクリとやらずにいられないのがフォイルなのです


Not quite as serious as the gambling perhaps.
(破壊工作は)ギャンブルほど重要だとは言えませんが。


これはサムやポールも同様でした。さすがのフォイルも、サムの

Is the new Assistant Commissioner worse than the old one

には~大っぴらには~同意しかねたようでしたが、賭博の黒幕をやっつけた暁には警視監を追い払うと語ったポール(I'll get some names and then I'll make the arrest. And get the Assistant Commissioner off your back)には、すかさず「Thank you」と礼を言ったのがまた可笑しかった


~この警視監、サムが運転手をしていることにも大分ご不満のようだったのがちと心配でござりまするね~


そしてこの2つの事件はまたしても微妙につながっていたのです


まずポールの潜入捜査により、賭博の黒幕はヘンドリー(Shane Attwooll)という人物だったことが判明しました。そのヘンドリーの賭博場で、ポールは2組(3人)の人物に出くわします。


1人は数学教師のマイケル・リチャーズ(Kevin Doyle~モールズリー@ダウントンアビー)で、もう1組(二人)は、フランク(Gerard Kearns)とテリー(Harry Eden)のモーガン兄弟です。後者はヘンドリーに正体を見抜かれて襲われたポールを助けてくれた恩人でもあります


戦争で全国の学校が攻撃されて以来仕事を失ったマイケルは、時々自宅に子供たちを集めて教えてはいたものの、かつての情熱をすっかり失って、賭博に嵌っておりました。その額は取り立て屋が家に押しかけてくるほどです


妻のイヴリン(Abigail Cruttenden)が、国立物理学研究所分室でロンドンの海軍本部の直轄だという研究所で働いているのも大いに気に入らないようです。


イヴリンは事務職なのですが、研究所で扱っている分野にはむしろマイケルの方が詳しいらしいのです。研究所で兵器開発をしているヘンリー・タウンゼント(Dermot Crowley)の著書にも目を通していたようです。


このタウンゼントはケンブリッジの教授をしているそうで、フォイルとも顔見知りのようでした。フォイルは謙遜してご近所だと言ってましたが、以前の話からしても、学術的なつながりがあるのかもしれませんね


ある夜、いつもよりめかしこんで研究所を訪ねたらしいマイケルは、そこで何者かに銃で撃たれて帰らぬ人となってしまいました。この時の銃声を、犬を連れた男性=ジョージ・ウッドリッジ(Sam Beazley)が耳にして、警察に届け出ています。


が、タウンゼントはフォイルの取り調べに対し、研究所では何もなかったとこれを否定しました。でもその際、

「犬を連れた男性」

は勘違いをしたのだろうと答えたことで、フォイルとポールは彼が嘘をついていると見抜いたようです。通報者が犬を連れていたことは話していないはずだからでしょう。


実際には、銃声がしてからしばらく後にタウンゼントが研究所にやってきて、おそらくは研究員のハンス・リンダーマン(Søren Byder)とマイケルの遺体を運び出していたようです。そしてこれは、前述したフランクとテリーの兄弟に目撃されてしまいました。


このモーガン兄弟は、戦争で空き家が増えたことを良いことに、そこにこっそり押し入っては盗みを働いていたようです。が、ある日忍び込んだ家は空き家ではなく、スペイン人のホセ・デ・ペレス(Stanley Townsend)がいて、逆に兄弟を脅して自分の手伝いをさせることを思いつきます。それがおそらく「破壊工作」です。


破格の謝礼につられて、放火をしたり、電話線を切ったりとデ・ペレスの言いなりになっていた兄弟も、ある時爆弾を渡されたのには困ってしまったようです。特に弟のテリーは嫌がっていましたね。


どうやらデ・ペレスはその爆弾をタウンゼントの研究所に仕掛けるよう命じたらしい。それほど彼らの研究は、戦争の行方を大きく左右するものなのでしょう。


~だからこそ、マイケルは意気揚々と研究所を訪ねたに違いありません。自分にはタウンゼントが知らない秘策がある、とかなんとか言って。タウンゼント教授はブースロイド大尉(Richard Clothier)からかなりのプレッシャーをかけられていたようですが、マイケルはその辺を鋭く突いてきたのかもしれません。もしくは、イヴリンをめぐっての三角関係?ではないですよね~? この部分はいつもの妄想です、念のため


さすがのフランクも爆弾を仕掛けるのをためらっていたところ、デ・ペレスが折よくロンドンへ行ってしまったそうです。フランクはこの機に爆弾を処理し、今度はマイケル殺しをネタにタウンゼントを脅迫して金をゆすろうとしているようです。


その爆弾の被害に遭うのが、どうやらサムとジェームズ(Joshua Lewis)のようなのです


今回フォイルの家に、元上官ウォレスの娘で、フォイルが名付け親になったリディア・ニコルソン(Kate Fleetwood)が息子のジェームズを連れてやってきました。リディアは皆の反対を押し切って保険のセールスマンと駆け落ちしたため、父親が死んでも葬式にすら出席できなかったそうです。


しかもその夫だというロバートとはある時ぷっつりと音信が途絶えた上、息子のジェームズは、学校で空爆に遭って以来、失語症になってしまったのだとか。ロバートが今、トリポリで軍曹をしているという話もきっと眉唾ものですな


恥を忍んでフォイルを頼ったまでは良かったものの、そこでも招かれざる客だと察したリディアは、誰かに手紙を投函した後、ひとり、自殺を図ってしまったようです。


それがあなた(ジェームズ)のためなの


そう語っていたリディアは、予告を見る限りではまだ生きていたようですが?


ちなみに、フォイルがリディアにジェームズのことで助けを求めるよう勧めたアンナ・フロイトは有名なあのフロイト(ジークムント・フロイト)の娘であり、もうひとりのメラニー・クラインとともに当時大いに活躍した精神分析家です。フォイルの勧めに従って訪ねてみればよかったのにね。


さ~てこれらがどうつながってどんな結末を迎えるのか刑事フォイルは続きを見るのが楽しみですね刑事フォイルが面白い(^^)/


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第30話 クリスマスの足音(後編)

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刑事フォイルFoyle's war】の30話は「クリスマスの足音(後編)」です。


いや~前回あれで全部語ったと思っていたのに、1つだけ、しかも肝心な点が抜けていました。大体妄想が膨らむ時は危ないんですよね~自分の妄想ですっかり盛り上がって、大事なことを見逃しちまいます


と、言い訳はこれぐらいにして、早速その抜けていた点を補充しますと、前回フォイルが闇商人のブライアン・トレメインを逮捕した際、巡査たちが、押収に来たはずの「証拠品」を盗み食いしていたため、ポールが厳しく叱責したのです。さすがに「七面鳥」には手が出せなかったようですが、他の食料品の少しぐらいは食べても構わないだろうと思ったようです。


その時の巡査のひとり、ピーターズ(Alexander Perkins)は、いかにも不服そうにしていました。前回は、戦時下ゆえに警官でさえもその道義心が薄らいでいるという象徴だと思っていたのですが


これを踏まえた上で、以下早速ネタバレです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


前回の予告で、ポールを「犯人」呼ばわりしたのは運転手のスタンではなく、ARPのサム・ブラッドショー(John Nettleton)という監視員でした。前編で、ジェーンが殺された際に見回りをしていた人物だそうです。


ブラッドショーがポールを犯人だと言ったのにはからくりがあったそう~前述したピーターズがブラッドショーをそう言うように仕向けたのです。ピーターズはブラッドショーを迎えに行き、彼がポールを犯人だと思い込むようその特徴を吹き込んだらしい。その上ピーターズはポールの家を捜索するにあたり、ポールのシャツにジェーンの血液を塗っておいたのだそうです。ピーターズは以前、ジェーンの遺体の回収にもあたったそうです


まったく~これでは盗み食いどころの話じゃありませんね警察も地に落ちたな( `ー´)ノ


ピーターズは、ポールとともにブライトンで訓練を受けたのに、ポールが先に巡査部長になったことを秘かに妬んでいたようです。でもこれにはフォイルがすぐに気づいてピーターズを詰問しました


フォイル:
How far did you mean it to go? The hanging?
どこまでやるつもりだったんだ?吊るし首か?


さて次は、ジェーンとグレース殺しの犯人です。やはりグレースも事故ではなく「殺害」されていたそうです。二人を殺したのはハリーでした


ハリーはもともと金庫破りを企んでいたらしく、そのために必要なニトログリセリンをグレースに工場から盗ませたそうです。が、グレースが後に難色を示したため、グレースが邪魔になったハリーは、やはりあの朝、グレースが飲んでいた貧血の薬に、殺鼠剤に使われるストリキニーネを混入したのだそうです


ハリーは、出勤途中に死ぬかと思ったのに、都合よく「爆死」してくれたとうそぶきましたが、グレースも負けてはいなかったというのがせめてもの救いでした。なんとグレースは、ニトログリセリンではなく、ただの「グリセリン」を着色してハリーに渡していたのだそうです


その後ハリーは、グレースの死を不審に思ったジェーンに問い詰められたため、ジェーンをレンガで撲殺したそうです。やはりあの封筒には、グレースが美容院勤務時代に姉のように慕っていたジェーンにハリーの盗みのことを相談した手紙が入っていたそうです


ハリーはそればかりか、偶然車の修理に立ち寄ったサムが警察関係者だと聞いて逆上し、これをなだめようとしたエリックまで刺し殺してしまいます。サムは命からがら逃げだして、フォイルに知らせに行きました


追いつめられたハリーは、モリーの美容室に立てこもり、そこへやってきたフォイルも巻き込んで自爆しようと試みますが、上で触れたように、ハリーが手に入れたのはただの「グリセリン」だったので、爆発するはずもありません


Nice sense of humour, though.
(グレースには)ユーモアのセンスがあったな


グレースの大家であり、修理工場でのハリーの雇い主でもあったネヴィル・ジョンソンが言うには、ハリーには、何をしでかすか分からない危うさがあったのだとか。そう思ったのなら、ハリーとの交際を止めるよう店子のグレースに忠告してあげたらよかったのにね


また、弾薬工場のアドルフことベイカー工場長の「秘密」も、蓋を開けてみれば可愛いものでした。ベイカーは、グレースの母親は既に亡くなっていたのに寄付を集め、それを懐に入れたのだそうです。も~いったいどんな秘密があるのかと、妄想逞しくしていましたのに苦笑いです


そして気になっていた七面鳥はと言えば?肝心の七面鳥の行方やいかに?


フォイル:
Well, your accidents are very helpful.
君の「事故」はとても役に立つ


サム:
Are they, sir? I'll have to arrange some more, then.
本当に?それならもっと起こすようにしなければ


偶然とはいえ、車の故障とグレースの母親に関する報告(娘の葬儀への欠席)という手柄を立てたしたサムは、そのご褒美?として、無事、七面鳥にありつけることになりました。フォイルは判事に電話をし、「証拠品」は七面鳥の写真で代用し、現物は疎開してきた子供たちに振る舞う許しを得たのだそうです。いかにもフォイルらしい実に粋な計らいでござりまするね


In the circumstances I thought, much as you did, what a waste of a turkey.
君がさんざん言っていたように、私も、この状況下で七面鳥を無駄にするのはもったいないと思っただけだ


毎日覗いていた証拠保管室から七面鳥が消えたことで、自分が疑われたのではないかと慌てたサムが、自分もその相伴にあずかれるという僥倖に大喜びした顔が忘れられません。またブルックが、ちゃんと知ってるくせに、わざとサムをからかったのも楽しかった


Well, I wouldn't like to say. But I can tell you, he had steam coming out of his ears.
言いたくはないけれど、警視正は頭から湯気を出してお怒りだ


サムと言えば、フォイルとのこのシーンも楽しかったですね


サム:
You have a look. A sort of "Cry havoc, and let loose the dogs of war顔見ただけで分かりますよ♪." That's Julius Caesar.
その顔は何かに気づきましたね。例えるなら「雄たけびを上げて戦争の犬を逃がせ」でしょうか。ジュリアス・シーザーです。


フォイル:
It's "slip". It's, "Let slip the dogs of war."
(「逃がせ」じゃなくて)「解き放て」だ。正しくは「戦争の犬を解き放て」だ。


できることなら、サムが七面鳥の足にかぶりつく顔も見たかったけど、それはお得意の妄想で補うことにいたしまする


街ではクリスマスのベルが鳴り、人々は心から「平和」を待ち望んで声を掛けあいましたHappy Christmas! And you.


何とも陰惨な事件ではありましたが、何とか無事に解決できて良かったですね。刑事フォイルは続きもとっても楽しみですね


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第29話 クリスマスの足音(前編)

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いよいよ待ちに待ち焦がれた【刑事フォイルFoyle's war】が再開されました。シーズン2としてではなく、前回の続き、29話から始まったようです。本来1話のところを2話に分けて前後編となるのも同じでござるね。


その29話のタイトルは「クリスマスの足音」(前編)で、原題は「Bleak Midwinter」(荒涼とした真冬)です。以下早速ネタバレのあらすじです刑事フォイルのあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ


28話からほぼ4か月後の12月~副題にある通り、もうじきクリスマスという時期に起きた事件は2つ。これに加えて第3、第4の事件も続きそうな気配でした


まず1つ目の事件~今のところは「事故」扱いされていますが~は、とある弾薬工場で起きた爆発事故です。事故の原因は、女性工員のグレース・フィリップス(Kate Ambler)の体調不良による不注意とされていますが、そこにはもう少し深い事情があるようです


フォイルにこれを知らせたのは、グレースの同僚のヒルダ・グリーンウッド(Ann Beach)でした。ヒルダが言うには、もともと美容院に勤務していたグレースが工場で働くようになったのは数カ月前だったそうですが、当初グレースはとても幸せそうにしていたのだそうです。


ちなみに、グレースに仕事を変えるよう命じたのは恋人のハリー・オズボーン(Gavin Brocker)だそうで、ふたりは結婚の約束をしていたそうです。


そんなグレースがその後すっかり変わってしまい、ほんの1週間前には女子トイレで泣いていたそうで、その時グレースは、こんな気になる発言をしたのだとか。


It's wrong to steal.
盗みは悪いことよ


何か悩んでいるに違いない、とヒルダが心配していたところに、今回の事故が起きたのだそう。


Now, I'm not saying anything, Mr Foyle, but you tell me. A girl who's been perfectly happy suddenly changes overnight. She's scared. She won't talk to anyone. And then she makes a mistake, and suddenly she's dead. Now, they're all saying it's an accident, but I just think someone ought to take a look. That's all.
これと言った確証は何もないけど、完璧に幸せだった少女が一晩で急に変わった。彼女は怯えて誰とも話そうとしなくなった。そして彼女はミスをして、急に死んでしまった。皆はこれが事故だというけど、私は誰かが調べるべきだと思う。それだけよ。


このヒルダも、ごく普通のご婦人ですが、実に素敵な女性ですよね


それに、時期は不確かなのですが、グレースは何かの病を患っていたようで、毎日欠かさず薬を飲んでいたようです。病の原因が爆薬作りなのか、それとも他にあるのかもまだ不明ですが、事故が起きた当日にグレースの体調がひどく悪かったのは、この薬のためのようにも思われました。つまり、体調を悪くする何かが混入されていたのではないか、ということです


もちろんフォイルはすぐに調査に乗り出しました。サムを伴って早速グレースのいた工場へ行き、社長のゴドフリー・ワトソン(Paul Jesson)と工場長のエディ・ベイカー(Eddie Baker)に事情聴取を行います。


このベイカーもかなりの曲者のようです。ヒルダはベイカーを、その厳しさからアドルフ(ヒトラー)呼ばわりしていましたが、後にその指摘が正しかったことが判明します


同じく女子工員のフィリス・ロー(Sian Brooke)は、グレースの葬儀で彼女の従兄弟に会い、「グレースとその気の毒な母親」について聞かされたのだそうです。


普段はしまり屋で厳しいベイカーがグレースの母のために募金を集め、就業時間中の葬儀への出席(有給)を認めた理由も、その「秘密」のためなのでしょうか。その母親は、なぜかグレースの葬儀に顔を見せませんでした。


フィリスはその秘密をネタにクリスマス休暇とボーナスを手に入れようとベイカーを脅しましたが、ベイカーはまさしくヒトラーそのものの恐ろしい一面のぞかせて脅し返してきます。


I know all about you. I know where you live. You try put the finger on me. You don't know me, Miss Law. You don't know anything about me. You don't know what I might do.
私は君のすべてを知っている。どこに住んでいるのかも。それなのに君は私を脅した。君は私を知らない、ミス・ロー。私について何も知らない。私が何をするのかも。


フィリスの夫は砲兵として出征中で、彼女は今一人で暮らしているのだそうです。この脅迫が災いして困ったことにならなければ良いのですが


同じく、この葬儀に出席したハリーは、グレースの死は工場側の責任だとワトソンとベイカーを激しく非難しましたが、フォイルに命じられて事情を探りに来たサムの目には、それが「パフォーマンス」に映ったそうです


また、ヒルダがグレースから聞いたという「盗み」については、視聴者にだけ情報が提示されています。グレースの恋人のハリーが友達のエリック・クレイトン(Will Beer)と共謀して盗みを働こうとしているようなのです。ハリーはエリックに、グレースの死は関係ない、と断言し、グレースの葬儀の前日、「3日後に決行だ」と語っていました


前述したグレースの「薬」に関しても、もし何かを混入させるとしたなら、このハリーの可能性が最も高そうですが、まだそう決めつけたものでもありません。


さてそろそろ2つ目の事件に参りましょうか


なんと、今頃になってようやくポールの妻ジェーンが戻ってきました。ポールは皆に、ジェーンとは離婚したと話していたそうですが、別居して2年半が経過した今、二人は法的にまだ夫婦だそうで(3年経つと離婚が成立するらしい)、ジェーンは帰る早々、早速ポールに復縁を迫ります。


既にイーディスと付き合っていたポールは、ジェーンを激しく拒絶しました。ふたりが店で口論する様を大勢の人が目撃しています


が、その直後に、なんとなんとジェーンが何者かに撲殺されてしまいます。遺体の側にはジェーン宛の封筒が落ちていたそうですが、中身(手紙)は入っていなかったそうです。周囲は皆ポールを疑いましたが、もちろん、ポールではありませんよね


そしてこのジェーンの事件がどうやら前述した爆発事件と関連があるようです。というのも、ジェーンは殺される前、新聞でこの爆破事故の記事を読み、大層驚いていたのです。ジェーンとグレースは昔、同じ美容院で働いていたようです。


ふたりをよく知る店主のモリー・サマースギル(Liz Fraser)は、予告で、ポールを殺人犯呼ばわりしていたようですが、ここはやはり、ジェーンはグレースについて何か知っていたため殺された可能性が高いですよね


これらを踏まえた上で、以下はおばさんの妄想です推理というにはおこがましいvv


時代背景とこれまでのパターンからして、ハリーはグレースが働いている工場から弾薬を盗もうとしていたのではないでしょうか。そのためにグレースを中に送り込んだものの、真面目なグレースはこれを憂い、そのストレスで日に日に弱っていったのではありませんか?


だからエリックは、グレースが死んだのだから、計画は取りやめにするものと思い込んだのではないでしょうか。


そしてグレースは、思い悩んだ挙句、元同僚のジェーンに手紙を書いて、この秘密を打ち明けたのではないでしょうか?


ポールと復縁しようと戻ってきたグレースは、ジェーンが亡くなったことを知り、すぐに「警官」のポールに知らせようとしたのに留守だったため、ハリーの下へ行ってそのことを問い詰めたそのせいで殺された(;O;)


焦ったハリーはレンガでジェーンを殴り殺し、グレースの書いた手紙を奪っていったのではありませんか?グレースを殴った男の顔、ほんの少ししか見えませんでしたが、顎のあたりがハリーに似ていたような気がしたのですが


また予告では、ある男性が、ジェーンを殺したのはポールだと証言していたようですが、おばさんの見間違いでなければ、あれは工場の送迎バスの運転手=スタンではなかったでしょうか?となると~このスタンも共犯なのかもしれませんね。途中で、言い争うジェーンたちとすれ違ったのは、ARP((air raid precaution)の監視員だと思われますが、顔が違ってましたものね。


グレースの大家だったネヴィル・ジョンソン(John Kane)も気になりましたが、彼に関してはコマが少なすぎて妄想の余地がありませんでした


またここに、エディー・ベイカーがどう関わってくるのかが今一つ分かりません。彼もまたハリーの共犯なのか、ハリーはそれを隠すためにも、皆の前でベイカーを非難してみせたのでしょうか? それとも、もっと過去の話~グレースの母と何か関係があったのか??


以上、これらはあくまでも妄想なので(これが楽しくてブログを書いているようなもの)ご笑納頂けましたら幸いです


それ以外では、やはり「七面鳥」を忘れてはなりませぬ


今回フォイルはブライアン・トレメイン(Michael Parkhouse)という闇商人を逮捕したのですが、その「証拠(Evidence)」として、重さ7キロもありそうな見事な七面鳥を回収してきました。サムや巡査のブルックはその足を狙っていますが、フォイルは断固として譲りませんダメダメ


You mean, eat the evidence? What do you think the judge will say about that? Nothing we can do. End of subject.
証拠品を食べるというのか?判事が何というと思う?できることはない。この話はこれでお終いだ


あのままサムが黙っているでしょうかね~楽しみですね


Always glad to be of service. Funeral service included.
「サービス」(=役に立つこと)ならいつでも喜んでいたします~もちろんフューネラルサービス(葬儀)も含めて


なんて、サムったら、相変わらずウィットの利いた答えでござるねサムも相変わらず絶好調♪


さ~てこれで全部語ったかな。刑事フォイルは、続きもとぉ~っても楽しみですね


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刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第28話 生物兵器(後編)

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刑事フォイルFoyle's war】の28話は「生物兵器」の後編です。これが今シリーズの最終回となります。もちろん、残りの28話も絶対に放送してくれると信じ刑事フォイルシーズン1最終回のあらすじ行きますよ~( `ー´)ノ、敢えて、今回のタイトルには「最終回」と入れませんでした。そう願っているのは、決しておばさんだけではないはずです


それでは以下、「生物兵器」後編のネタバレです。さすがに28回見てきたので、最後は推理(山勘?)が当たったようです初めて犯人を当てた!(^◇^)


やはり、トムを殺したのはレナードでした。あの目の怪我も、トムに銃で撃たれた痕だそうです


フォイルは今回、トム殺害に使われた凶器のトロカールを獣医のカートライトに見せに来たのですが、そこに現れたレナードの傷を見て、それが銃によるものだと気づいたそうです。トロカールが、カートライトが数週間前に無くしたものらしいこと、そしてレナードが嘘をついたと見破ったことで、フォイルの中では既にレナード=犯人の可能性が浮上したものと思われます。


レナードはフォイルに、ナバリーノが撃沈された時の様子を進んで話し始めました。カートライトは息子の心の傷を思って、話したくなければ話さなくていいと言ったのに、レナードは自ら話したいと言ったのです。No, it's all right, Dad, I want to.


レナードは魚雷が命中した後、やっとの思いで甲板に出るとトムがブリッジにいた(Tom had been on the bridge)、と説明しました。ここでフォイルはレナードの嘘に気づいたようです。護衛の任務で商船に乗り込む場合、たとえその商船を防衛する任務にあたる海軍将校であっても火器の携帯を禁じられており、もしナバリーノで銃を持っていたとしたら=レナードを銃で撃つことができるのは、ブリッジに備えてあるたった1丁の銃を手にした者だけなのだとか。


Because he was the only one on board with a gun. I mean, no-one on board merchant vessels, including Royal Navy officers on DEMS(Defensively Equipped Merchant Ship) duty, is permitted to carry firearms. Only one small firearm is kept on the bridge which is where, as you said, he was on duty.


が、さすがのフォイルもこれだけでレナードを犯人と特定することはできなかったでしょう。決め手になったのは、その後、フォイル宛に送られてきた「真犯人」を告発した手紙です。そこには、トムを殺した犯人を見た。金髪で背の高い男だった、と書かれていたそうです。彼はナイフを持っていた。I saw Tom Jenkins die. It was a tall man on the beach, blond hair. He had a knife.


またその手紙からはエーテルのにおいがしたそうです。


これがマーティンとはまったく逆の犯人像であることから、フォイルとポールは、これを書いたのはイーディスではないかとも疑いました。フォイルとポールは、既に、マーティンとエルシーが不倫関係にあったことに気づいており、イーディスがこれを知りながら黙っていたことから、イーディスの話は信用できないと気色ばみます


You knew how I felt about you and you used me.
君は僕の君への好意を利用したのか!?


イーディスは、マーティンとエルシーの関係は認めたものの、それを言ったら余計にマーティンが疑われると考えて言えなかったのだと説明しました。その手紙を書いたのは決して私ではない


こうしてフォイルは、この手紙を書いたのは、マーティンに罪を着せたくないけれど、だからと言って自白もできないレナードだと結論付けました。2度目の訪問で彼を問い詰めると、レナードはついに罪を告白します。やはり、トムはひどい乱暴者で、ナバリーノで多くの人を救ったのも、まずは自分が助かりたくて起こした行動が、皆を助けることにつながっただけなのだとか


自分もまたトムに助けられたと言っていたレナードですが、実際はその逆で、レナードは戸板に乗って漂流していたトムを見つけて助けを求めたのに、トムは、そんなことをしたら板が転覆してしまうと罵って、レナードを銃で撃った時の傷が、あの目の傷だったのだとか。何ともひどい男でやんす。しかも、トムはエルシーにも暴力を振るっていたのだそうです


皆がトムを英雄だとあがめるため、レナードもエルシーも、そしてマーティンやイーディスも、本当のことが言えなくなってしまったのです。カートライトが、もうじきまた出征する予定だったのに、今さら息子を捕えて何になる、とフォイルに食って掛かった気持ちも分かりますよね


So what's the point in arresting him?

None at all. None at all, Mr Cartwright.


何の意味もないと答えたフォイルも辛そうでした


という訳で、マーティンが庇っていた相手はエルシーでした。トムのひどい暴力に苦しめられていたエルシーは、トムが出征している間にマーティンと男女の関係になったそうです。トムもそれを知っていたため、あの時パブでマーティンにひどく突っかかってきたのだそうです。


エルシーが止めるのも聞かず、ビーチに向かったマーティンは、既にトロカールを刺されて死にかけてきたトムが「エルシー」と口にしたことから、犯人がエルシーだと思い込み、彼女を庇って口をつぐんだのだそうです。でもフォイルはこれを、エルシーの名ではなく、「L.C」というレナード・カートライト(Leonard Cartwright)の頭文字だと推理していましたほぉ~さすが~♪


と、トム・ジェンキンズ殺害事件はこれぐらいにして、もう1つの「生物兵器」の方に参りますると、やはり、軍が使っていたのは炭疽菌(Anthrax)だったことが明らかになりました。これを明かしてくれたのは、ヘンリー・スタイルズ(Hugh Sachs)という科学者です。それとも、いわゆる軍事ジャーナリストなのかな


案の定、肺に感染したエルシーは、あれから間もなくして息絶えてしまい、サムもまた非常に危険な状態に陥ってしまいました。エルシーが感染したのは、あの道に転がった羊の遺体を回収したからのようでしたね。


スタイルズは、前編でフォックスホール農場を見張っていた人物だそうです。あそこは絶対に軍関係者~その後どうなったか経過を探っている者とばかり思いこんだので、前回は割愛してしまいましたが、そうではなかったようです


スタイルズは、ロンドン大学の衛生熱帯医学大学院(the London School of Hygiene and Tropical Medicine)を出たそうで、同窓のサイモン・ヒギンズから、今回の生物兵器開発への協力を要請されたのだそうです。が、スタイルズがそれを断ったため、今度は、口封じのために、軍から命を狙われることになったそうです。スタイルズは、目に見えない細菌を兵器に使うなど、人道上許されないと反対しただけなのに、それが同胞から命を狙われてしまうことになろうとは


サムが農場で見た車のナンバーからスタイルズの住所を割り出したフォイルは、早速スタイルズを呼び出して、サムが感染した菌の名を聞き出し、その足で軍の研究所へ向かいました


ハリデー大尉に会いたいと言ってもこれを阻止されたフォイルは、断固としてこう言い放ちますハリデーサイテー!(`・ω・´)


There's been an outbreak of anthrax in Hastings and he's responsible. If I'm not in his office in two minutes, I'll be back with the army, police, Home Guard and press. Do you want to convey this to him at your earliest opportunity?
ヘイスティングズで炭疽菌の感染者が出た。この件の責任者に会いたい。2分以内に会わせなければ、軍に警察、国防市民軍にマスコミすべてを連れてくる。可及的速やかにそう伝えてくれ。


ヒギンズのみならず、スタイルズからも無能呼ばわりされていたハリデーは、フォイルに対してもまったく悪びれませんでした。先に生物兵器を使ったのはドイツだ。やられたらやり返すだけ。ここで行われていることは首相ですら知らない、とのたまいます。事の重大さが分かっていない、下手なことを話したら殺す、と脅すハリデーに、フォイルの喝が飛びましたフォイル節炸裂!( `ー´)ノ


Well, what you don't understand is that I don't care what falls on me from a very great height. Neither do I care who doesn't know what. I know that you're responsible for the death of one young woman and the potential death of another and unless you tell me what's happened, everybody's going to know at least as much as I do.
分かっていないのはそちらの方だ。私の身に何が起きようと、誰が知らなかろうと、そんなことはどうでもいい。問題なのは、あなたの落ち度で一人の女性が死に至り、もうひとりが死にかけている。正直に話してもらえないなら私の知るすべてを世間に公表する。


これで、この場に同席していたウィルコックスがすぐにすべてを明かしてくれました。その上で、炭疽菌の治療法はヒギンズの方が詳しいと彼に会わせてくれます。ヒギンズは伝染病が専門なのだそうです。彼が一時的に?失明しているのも、自分で神経ガスの人体実験をしたからなのだとか。何とか回復できれば良いのですが


ここでヒギンズにフォイルを会わせまいとしたハリデーの言いぐさがまた腹立たしかった。戦争で爆撃されれば、いずれは敗血症で死ぬことになるのだから、それならばいっそ、最初から敗血症にさせた方がいい、生物兵器を使った方が安上がりだと語ったのです


さすがのフォイルも、もう反論するだけ無駄だと思ったようでしたねバカを相手にしている暇はない(;´Д`)。まさにスタイルズの言う通り、ハリデーのしていることはヒトラーとなんら変わりありません


ヒギンズやウィルコックスから、同じ炭疽菌でも、皮膚感染は進行が遅いから体力があれば助かるかもしれない、治療にはストレプトマイシンが良いと聞かされたフォイルは、彼らからそのストマイも手に入れてサムの待つ病院へと急ぎました。そしてサムは、もちろん、炭疽菌に打ち勝ちます


闘病中もずっと「crossroads」(分かれ道)について考えていたというサムが、フォイルに自分の価値を尋ねたのがまたなんともいじらしかったですね。サムは、フォイルがこう言った言葉で自分の進む道を決断します


I'd go as far as to say you are an invaluable part of the team. Can't go anywhere without you.
君はチームでも非常に貴重な存在だ。君無しではどこにもいけない


Jolly good.
まことによろしい


ファルネッティには気の毒でしたが、最後にサムの満足げな微笑みが見られるとは、何とも乙なエンディングになったものです


それ以外では、危うくえん罪を出すところだったフィールディングが、フォイルに誤認逮捕を詫び、自らの体験を語ったシーンも印象的でした。フィールディングは第一次大戦中~1915年のイープルでカナダ軍と行動を共にしていた際、ドイツ軍から170トンもの塩素ガスをまかれたことがあるのだそうです。彼らはそれを「Disinfection~消毒作戦」と呼んだそうです


フィールディングはそれがまだ体の中でくすぶっている、たとえ戦争に勝ったとはいえ、今またそれが繰り返され、そこらじゅう悪意と憎しみばかりじゃないか。人間性などあてにならない、と語ったのが、英語の副題となっていたのですね。


Still burning inside me. There's so much evil, so much bad blood. Humanity stinks.


どこか夕日のきれいな場所で静かに暮らしたいが、おまえならまだ戦える(I just want to go somewhere quiet and watch the sunset. You'll go on fighting, I know you will)。


また、これも秘かに期待していた展開ですが、イーディスがポールに愛を打ち明けました。元々ふたりは親しかったのに、そこにジェーンが割り込んだんですかね~。ポールがジェーンと別れてイーディスと幸せになれるとよいですね。(結局ジェーンの妊娠はなかったのかが気になりますが


とにもかくにも、サムが無事で、今後もチームの一員として残ってくれることになったのは何よりでした。シーズン2(勝手に決めてますが)では、フォイルが運転できない(またはしない)理由も明かされるでしょうか(ずっと気になってた)、などと妄想しながら、また彼らに会える日を心待ちにしたいと思いまする


そして、最後になりましたが、毎週長々と暑苦しいあらすじ&妄想に目を通してくださいました皆々様にも厚く御礼申し上げます。シーズン2スタートの折りにはまた是非お立ち寄りくださいますように


またこれはこちらの都合で大変恐縮ですが、先日ブログのURLを変更いたしたため、この「刑事フォイル」のアドレスも「http://kandoraobasan.com/blog-category-522.html」(←ここをクリックすると開きます)となりました。もし、お気に入りなどに登録してくださっている場合は、あらためて登録し直して頂けますよう重ねてお願い申し上げます。尚、エピソードごとのあらすじリストは記事冒頭のサイトになります~こちらは「http://kandoraobasan.com/blog-entry-7440.html」(←ここをクリックすると別ウィンドウが開きます)です。登場人物の名前など確認される際にお使いいただけましたら幸いです


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海外ドラマが大好きで、最近は日本のドラマも楽しんでいます。タイトルに掲げた韓国ドラマは今ではかなりのマイナー志向です。ミステリーや時代劇・ラブコメに加えて「お堅い社会派ドラマ」も好みです

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